JPH0719392Y2 - 回転圧力石焼いも器 - Google Patents

回転圧力石焼いも器

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JPH0719392Y2
JPH0719392Y2 JP1894690U JP1894690U JPH0719392Y2 JP H0719392 Y2 JPH0719392 Y2 JP H0719392Y2 JP 1894690 U JP1894690 U JP 1894690U JP 1894690 U JP1894690 U JP 1894690U JP H0719392 Y2 JPH0719392 Y2 JP H0719392Y2
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pressure cooker
stone
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pressure
potatoes
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幹哉 山野
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幹哉 山野
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は石焼いもを焼成するための機器に関するもので
ある。
[従来の技術] 従来、家庭において簡単に石焼いもを焼成する道具はな
く、おいしい焼いもを食べるには石焼いも屋から高価な
ものを買うしかなかったのである。
これを解決するために、例えば実開昭58-149124号公
報、実開昭63-12333号公報、実開昭63-111845号公報な
どの提案がなされているが、いずれも実用化されていな
い現状となっている。
[考案が解決しようとする課題] 本考案は上記の如き実状に鑑み、過程で簡単に石焼いも
を焼成できる機器を得ることを目的としてなされたもの
であり、焦げ付いたりせずに常に安定した状態で焼くこ
とができるという回転圧力石焼いも器を提供しようとす
るものである。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために種々検討した結果、着脱自
在な圧力釜内に小石を敷いて、その上にいもを乗せ、こ
の圧力釜を低速でゆっくり回転させながら加熱し、しか
もこの低速回転でも小石群が動いていもの移動も得られ
るという石すくい体を設けてやれば、非常に好適な結果
が得られることを見い出したものである。
すなわち本考案は、加熱源両側の架台間に圧力釜を着脱
自在に取付け、前記圧力釜は1分間に1〜5回転の低速
で回転するものであり、前記圧力釜内に小石群を収納
し、かつ前記圧力釜に前記小石群を動かす石すくい体と
圧力調整穴とを設けたことを特徴とする回転圧力石焼い
も器、を要旨とするものである。
本考案を図面を参照しながら詳細に説明する。
第1図は本考案石焼いも器の1実施例の側面断面略図で
ある。
第2図は第1図の実施例における圧力釜の正面断面略図
である。
第3図は第1図の実施例の要部の平面略図である。
この第1〜3図で示したものは、圧力釜が円筒型である
場合の実施例であり、以下、円筒型圧力釜(1)として
説明する。
これらの図のように円筒型圧力釜(1)は加熱源(2)
の両側にある架台(3)間に着脱自在に取付けられるよ
うになっており、例えば、回転軸(4)が架台(3)に
設けられた軸受(5)(6)に着脱可能になっており、
円筒型圧力釜(1)をこの左右の回転軸(4)ごと持ち
上げられるようにしておくのである。
なお、この実施例では加熱源(2)として、ガスバーナ
ーを示しているが、これに限定されるものではなく、電
熱器なども使用し得ることは勿論である。
そして回転軸(4)の一方が着脱自在に連結されている
軸受(6)は電動機ボックス(7)内に設置された減速
機付モーターによって回転するようになっており、円筒
型圧力釜(1)も回転軸(4)を介してこの軸受(6)
の回転により低速回転するのである。
円筒型圧力釜(1)内には小石(8)群を収納して敷き
つめてあり、またこの圧力釜(1)内にはこの小石
(8)群を動かすための石すくい体(9)が設けられて
いるのである。
そして、小石(8)群の上にいも(s)を乗せて円筒型
圧力釜(1)を回転させて焼成するのである。
この場合、円筒型圧力釜(1)の回転は1分間に1〜5
回転と低速であることが必要であり、1回転/分未満で
は低速すぎて焦げ付きやすくなるし、5回転/分をこえ
る速さでは小石(8)がいも(s)に食い込んだりし
て、いも(s)の形状が崩れるのである。最も好ましい
速さは1.5〜2.5回転/分である。
本考案における円筒型圧力釜(1)は、鉄板製、鋳物
性、セラミック製などか好適であり、また内面にセラミ
ック系耐熱塗料を塗装焼付けしても良いものである。
この圧力釜(1)は密閉されるものであるが、内圧を調
整するための圧力調整穴(10)が設けられており、その
貫通筒の先端に重し蓋(11)を被せて例えば内部圧力が
約1.8気圧以上にはならない様に調整しておくのであ
る。なお、この圧力調整穴(10)の大きさは直径1〜2m
m位が好ましいのである。
なお、この圧力調整穴(10)は1個に限定されるもので
はなく、例えば、大・中・小など各種の大きさのものを
設けておいて手動で調節できるようにしても良いもので
ある。
また、加熱源(2)の熱を逃がずかつ危険防止のため
に、つまり熱効率向上と安全のためにこの円筒型圧力釜
(1)の上方や側方を覆うカバー体(12)を断熱性材料
により設けておくことが好ましく、さらに図示していな
いが円筒型圧力釜(1)の外面に多数の凸条を設けて熱
伝導や熱効率を高めても良いものである。
本考案において使用する小石(8)の大きさは直径5〜
15mmのもので、なるべく球形に近い小石(8)が好まし
いものである。
なお、この小石(8)の直径が20mmをこえる大きさにな
ると、熱伝導が悪くなり半煮になるのである。
そしてこの小石(8)群の量としては20〜30mmの深さと
なるように敷きつめることが望ましいものである。
この小石(8)を収納したり、いも(s)を出入するた
めの蓋としては、第1図に示した様な重ねじ蓋(13)を
横開き式に設けても良いし、第3図に示した様に耐熱性
パッキングを介して密閉できる上開き蓋(14)を設けて
も良く、重ねじ蓋(13)と上開き蓋(14)の両方を設け
ても良いものである。
なお、第1図の仕切体(15)は小石(8)群やいも
(s)が片寄らないための突起壁となっている。
本考案における石すくい体(9)は、円筒型圧力釜
(1)の場合は、第2図に示した様にカマボコ状の突条
となっており、この石すくい体(9)が円筒型圧力釜
(1)と共に回転するので、全体の回転が遅いため自重
によって底部に敷かれたままとなっている小石(8)群
の端からすくう様にして食い込んで行き小石(8)群を
動かすものである。この小石(8)群の動きがいも
(s)を少しづつ移動させ均一な焼成に有効となるので
ある。
第4図は本考案における圧力釜が球型の場合の実施例で
あり、その側面断面略図である。
この実施例は、圧力釜が球型圧力釜(1′)となった点
が異なるだけであり、他は第1図の実施例とほとんど同
じである。
しかし、球型圧力釜(1′)としたことにより回転軸
(4)への直火を防止するための防火壁体(16)を設け
ることが好ましく、また石すくい体(9′)の形状は、
第4図の如く底上げ状のものにする方が良好な結果を得
るものである。
[実施例] 第1図に示したような本考案石焼いも器であって、円筒
型圧力釜の内容積が約4530cc(直径約13cm×長さ約35c
m)のものを使用して、この中へ直径が5〜15mmの範囲
にある小石群を約1100ccの容積分だけ収納し底から25mm
の深さに敷きつめた。
この小石群の上に590gと450gのいもを1個づつ計2個乗
せて密閉した。
そして、2000〜2300Kカロリー/1時間の熱量を有するガ
スバーナーで加熱しながらこの円筒型圧力釜を2回転/
分の低速で回転させた。
約12分後に圧力釜の内圧が1.8気圧となり圧力調整穴よ
り水蒸気が噴出し始めた。その後同様な加熱と回転を約
20分間継続してから加熱をやめて冷めるまで同様な回転
を続けた。
その結果、いもの重さは約12%減少しており、焦げるこ
となくしかも均一に非常に美味に焼上っていた。
[作用] 本考案は以上のようなものであり、圧力釜内の熱せられ
た空気と焼けた小石の作用によっていもが焦げ付くこと
なく焼成できるものである。
本考案の特徴は、圧力釜を非常に低速で回転させること
によって、焼成中のいもが小石の食い込みで型崩れする
のを防止していることであり、しかもこの低速にもかか
わらず適切ないもの移動が得られて焦げずに均一に焼成
でき失敗することがないということである。
つまり、圧力釜の回転が低速であるため、小石群の動き
は非常に少なく、常に重力によって釜内の底部に敷かれ
たままとなっているが、石すくい体の作用により小石群
は底からすくわれて少しづつ動き、この動きがいもの移
動を促がし小石群と接触する位置が移動して均一な焼成
を達成し、回転が遅くても焦げることがないのである。
なお、本考案の器具を使用して、牛肉等の肉類を焼いた
り燻せいを作ったり、さらには穀物類を焙ることも、木
の実類を焼いたりすることも可能である。
また、前記の実施例では2〜3個のいも焼成に適した大
きさであったが、一度に多くのいもを焼く場合には全体
の容積を比例して大きくしてやれば良く、この場合はそ
の大きな圧力釜内に各いもを別々に仕切って収納できる
多孔性の筒体を3〜7個に集束した回転体を金属または
セラミック製材料で作り、小石群の上に乗せるようにし
てやれば好適な結果が得られるものである。
ところで、重量減の程度によって焼成具合が判断できる
ことは前記の実施例でも記載したが、重量測定装置を本
考案に付設すれば、一層便利なものとなる。
例えば、熱源の下に断熱材を介して重量測定器を設置
し、焼成物の重量のみが表示されるようにして、その重
量減の適切な%(焼いもの場合は11〜13%減、焼肉の場
合は34〜36%減)に達したときに、ブザー等で報知でき
るようにすると非常に便利なものとなるのである。
[考案の効果] 本考案の効果は、家庭内で簡単に石焼いもを焼成できる
機器を作ったことであり、繊維質の多い栄養豊富な焼い
もを安価に手軽に、しかも焦げ付くことなく均一におい
しく焼上げることができるという実用的であって有用性
の高い道具を提供したことである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案石焼いも器の1実施例の側面断面略図で
ある。 第2図は第1図の実施例における圧力釜の正面断面略図
である。 第3図は第1図の実施例の要部の平面略図である。 第4図は本考案における圧力釜が球型の場合の実施例で
あり、その側面断面略図である。 (1)……円筒型圧力釜、(2)……加熱源、(3)…
…架台、(4)……回転軸、(5)・(6)……軸受、
(7)……電動機ボックス、(8)……小石、(9)…
…石すくい体、(10)……圧力調整穴、(11)……(1
0)の重し蓋、(12)……カバー体、(13)……重ねじ
蓋、(14)……上開き蓋、(15)……仕切体、(s)…
…いも、(1′)……球型圧力釜、(16)……(1′)
の防火壁体、(9′)……(1′)の石すくい体

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱源両側の架台間に圧力釜を着脱自在に
    取付け、前記圧力釜は1分間に1〜5回転の低速で回転
    するものであり、前記圧力釜内に小石群を収納し、かつ
    前記圧力釜に前記小石群を動かす石すくい体と圧力調整
    穴とを設けたことを特徴とする回転圧力石焼いも器。
  2. 【請求項2】圧力釜が円筒型である請求項1記載の回転
    圧力石焼いも器。
  3. 【請求項3】圧力釜が球型である請求項1記載の回転圧
    力石焼いも器。
JP1894690U 1990-02-26 1990-02-26 回転圧力石焼いも器 Expired - Lifetime JPH0719392Y2 (ja)

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JP1894690U JPH0719392Y2 (ja) 1990-02-26 1990-02-26 回転圧力石焼いも器

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JPH03111232U JPH03111232U (ja) 1991-11-14
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JP4958526B2 (ja) * 2006-11-30 2012-06-20 三洋電機株式会社 回路装置および回路モジュール
JP2008166428A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Sanyo Electric Co Ltd 回路装置及びデジタル放送受信装置
JP5312119B2 (ja) * 2009-03-18 2013-10-09 義雄 清水 サツマイモ加熱装置

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