JPH07193638A - 端末網制御装置 - Google Patents

端末網制御装置

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JPH07193638A
JPH07193638A JP33182293A JP33182293A JPH07193638A JP H07193638 A JPH07193638 A JP H07193638A JP 33182293 A JP33182293 A JP 33182293A JP 33182293 A JP33182293 A JP 33182293A JP H07193638 A JPH07193638 A JP H07193638A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 端末発呼通信時に回線電圧と同じ値で同じ極
性の電圧を電話機に印加してオフフックの監視を行う。 【構成】 端末網制御装置26からセンター網制御装置
22へ発呼してデータ通信を行う場合、電話回線L1,
L2から電話機27を切り離して電話機27の使用状態
を監視する。極性検出手段52によって電話回線L1,
L2の回線電圧の極性を判断して、その電圧の極性に応
じて極性切換手段54がオフフック監視手段53の印加
電圧の極性を切換える。電話機27はオフフック監視手
段53によって常に回線電圧と同じ値で同じ極性の電圧
が印加される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般電話回線を介し
て、水道、ガス、電気等の計測をする端末機器をノーリ
ンギング通信、あるいは端末発呼通信を行うテレメータ
システムに利用される端末網制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、水道、ガス、電気等の家庭等に
おける自動検針、もしくは自動販売機における売上量に
対する情報の収集する方法として、一般電話回線を用い
たデータ伝送方式は、最も実用性に富むものである。こ
の方式の中で、電話機のベルを鳴らさないでデータ通信
を行うノーリンギング通信方式がある。そして、このよ
うなデータ通信を行う場合、電話機の使用状態を監視し
て、電話機がオフフックのときには通信を中断し、オン
フックのときには端末網制御装置(T−NCU)とセン
ター側装置との間でデータ通信を行う。
【0003】ここで、従来の端末網制御装置を図4,5
に示す。図4,5において、1はT−NCU、2は電話
機、3,4はメータ,センサ等の端末機器、5はオフフ
ック検知回路、6は極性反転検知回路、7は端末発呼回
路、8はノーリンギング信号(NRS)検知回路、9は
半ループ制御回路、10はモデム回路、11は主制御回
路、12は接続切換回路、13は電源回路、14は時計
回路、15,16はメータ,センサ等用インターフェイ
ス回路、L1,L2は電話回線、T1,T2は電話機2
の回線端子である。
【0004】そして、T−NCU1のオフフック検知方
法は、通信動作開始に先立って、フォトカプラPC4に
電流が流れているか否かを確認する。電流が流れていれ
ば主制御部11でオフフックと判断し、電流が流れてい
なければオンフックと判断して端末発呼動作が開始され
る。端末発呼通信が開始されると、通信電文の減衰を確
保するために電話機2がリレーRYによって回線L1,
L2から切り離されて、電話機2に電文が伝達しないよ
うにしている。そして、通信中は、電源Vtから主制御
回路11と同等の検知電圧(回線電圧に比べて小さい
値)が電話機2に印加され、このときの検知電圧の分圧
比を測定して、電話機2がオフフックであるか否かを検
知する。
【0005】この場合、T−NCU1がノーリンギング
通信しているとき、電話機2のオフフック検知電圧は、
T−NCU1のインピーダンスが大きいために、回線電
圧にほぼ近い値でオフフック検知することができる。
【0006】しかし、T−NCU1が通常の端末発呼を
する場合には、T−NCU1のインピーダンスが電話機
2のオフフック状態のインピーダンスと同じ値となるた
め、回線電圧は低下することとなる。これは、回線L1
が回線L2に比べて高い電圧になっていると、リレーR
Yが切り換わった時、ダイオードD3によって逆流防止
となっており、このときの電話機2の回線端子T1と回
線端子T2との間の電圧は、通信時間が短時間であれば
回線電圧に維持され、通信時間が長ければ回線端子T1
と回線端子T2との間の電圧は徐々に低下していく。ま
た、回線L2が回線L1に比べて高い電圧の場合は、リ
レーRYが切り換わると即放電され、回線電圧が急激に
低下するからである。この電圧を利用する場合に、電話
機2のオフフック検知電圧は通常の回線電圧(48V)
に比べて極めて小さな値となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年の
電子技術の発展によって、回線電圧検知機能を備えた電
子式の電話機が普及しており、電話機2の回線端子T
1,T2に通常の回線電圧が印加されていなければ、正
しく動作しないものが多くなってきた。
【0008】このような電話機2を従来のT−NCU1
に接続すると、端末発呼通信の場合、T−NCU1は電
話機2を回線L1,L2から切り離して、通常の回線電
圧より低い検知電圧で電話機2を監視するため、電話機
2のインピーダンスが不定となり、電話機2が正常に動
作せず、オフフック検知も正常に行えないといった問題
があった。
【0009】また、従来の600型電話機では、オフフ
ック検知における電圧は、回線電圧に関係なくてもイン
ピーダンスの変化を検知することができた。しかし、回
線電圧の極性が、例えば工事等で変更されると、通信時
に一瞬ではあるが“チン”とベルが鳴ることがあった。
そのため、利用者に通常の電話機のリンギングと勘違い
させるので、耳障りで不快感を与えていた。
【0010】本発明は、上記に鑑み、端末発呼時に回線
電圧と同じ値で同じ極性の電圧を電話機に印加してオフ
フックの監視を行う端末網制御装置の提供を目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、図1の如く、電話機27の使用状態を監視して、
前記電話機27がオンフックのときにセンター側装置と
の間で電話回線L1,L2を利用してデータ通信を行う
端末網制御装置において、前記センター側装置への発呼
時に前記電話回線L1,L2の回線電圧の極性を判断す
る極性検出手段52と、前記電話機27に回線電圧と同
じ値の電圧を印加して前記電話機27の監視をするオフ
フック監視手段53と、前記極性検出手段52からの出
力信号に基づいて前記オフフック監視手段53の印加電
圧の極性を切換える極性切換手段54とを備えたもので
ある。
【0012】また、データ通信を行うときに検出した極
性に更新して行く更新登録手段63が設けられている。
【0013】
【作用】上記課題解決手段において、通信中に電話機2
7のオフフック状態を検知する場合、電話回線L1,L
2から電話機27を切り離す。そして、オフフック監視
手段53によって、回線電圧と同じ値の電圧を電話機2
7に印加して電話機27の使用状態の監視を行う。この
とき、極性検出手段52によって電話回線L1,L2の
回線電圧の極性を判断し、その電圧の極性に応じて、極
性切換手段54がオフフック監視手段53の印加電圧の
極性を切換える。したがって、電話機27には、常に回
線電圧と同じ値で同じ極性の電圧が印加される。
【0014】また、極性検出手段52によって判断した
電圧の極性を更新登録手段63で記憶して、通信が行わ
れるたびに、新しい極性に書き換えられる。
【0015】
【実施例】図1は本発明の一実施例における端末網制御
装置のブロック構成図、図2は本実施例のオフフック検
知回路の電気回路図、図3は本実施例の端末網制御装置
を備えたノーリンギング通信方式のシステム構成図であ
る。
【0016】図3のノーリンギング通信方式のシステム
において、21はホストコンピュータ、22はセンター
網制御装置(C−NCU)、23はセンター側に接続さ
れる交換局、24は端末側に接続される交換局、25は
ノーリンギング通信で使用されるノーリンギングトラン
ク、26は端末網制御装置(T−NCU)、27は電話
機、28,29はメータ、センサ等の端末機器、30は
局間中継線、31,32は端末用交換局とノーリンギン
グトランクとのインターフェイス線、33,34,3
5,36は接続線、L1,L2は電話回線である。
【0017】前記T−NCU26は、図1の如く、電話
機27の使用状態を監視するオフフック検知回路40
と、電話機27の監視時に電話回線L1,L2から電話
機27を切り離す接続切換回路41と、電話回線L1,
L2からの回線電圧の反転を検出する極性反転検知回路
42と、ダイアル動作およびオフフック動作をする端末
発呼回路(図示しないダイオードブリッジによる全波整
流回路を含む)43と、極性反転検知後にノーリンギン
グ信号を検知してその信号が自端末か否かを検出するノ
ーリンギング信号(NRS)検知回路44と、ノーリン
ギング通信時に通信を制御する半ループ制御回路45
と、センター側装置とデータを送受信するモデム回路4
6と、メータ28およびセンサ29と通信をするインタ
ーフェイス回路47,48と、各部に電源を供給する電
源回路49と、クロック信号を供給して時間等の測定を
行う時計回路50と、マイクロコンピュータ等からなる
主制御回路51とを備えている。そして、電話回線L
1,L2には、オフフック検知回路40、極性反転検知
回路42、端末発呼回路43、NRS検知回路44、半
ループ制御回路45およびモデム回路46が接続されて
いる。また、主制御回路51には、オフフック検知回路
40、極性反転検知回路42、端末発呼回路43、NR
S検知回路44、半ループ制御回路45、モデム回路4
6、各インターフェイス回路47,48、電源回路4
9、および時計回路50が接続されている。
【0018】前記接続切換回路41は、電話機27とオ
フフック検知回路40との間に介装されている。この接
続切換回路41は、図2に示すようにリレーRYからな
り、a1,a2接点により電話回線L1,L2と電話機
27の回線端子T1,T2とを接続した通話位置と、b
1,b2接点により回路端子T1,T2とオフフック検
知回路40とを接続した監視位置との間を切換自在とさ
れている。
【0019】前記T−NCU26では、電話機27の使
用状態を監視して、電話機27がオフフックのときにデ
ータ通信を中断し、また電話機27がオンフックのとき
にセンター側装置との間でデータ通信を行う。
【0020】そして、T−NCU26がセンター網制御
装置22へ発呼するときは、主制御回路51からの命令
でモデム回路46によって、一般電話回線L1,L2へ
通信データを送信する。このとき電話機27の使用状態
の監視は、リレーRYをa1,a2接点の通話位置から
b1,b2接点の監視位置へ切換え、電話機27に検知
電圧を印加し、この検知電圧の変化によって電話機27
が使用状態であるか否かを検知する。
【0021】前記オフフック検知回路40では、上記検
知を行うために、図2の如く、センター側装置への発呼
時に電話回線L1,L2の回線電圧の極性を判断する極
性検出手段52と、電話機27に回線電圧と同じ値の電
圧を印加して電話機27の監視をするオフフック監視手
段53としての電源変換回路と、極性検出手段52から
の出力信号に基づいて電源変換回路53の印加電圧の極
性を切換える極性切換手段54としての極性変換回路と
を備えている。
【0022】前記極性検出手段52は、電話回線L1,
L2に接続されたフォトカプラPC1,PC2とされ、
フォトカプラPC1,PC2の各発光ダイオード55
a,56aが並列に接続されており、それが回線L1と
極性反転検知回路42との間に介装されている。回線L
1とフォトカプラPC1,PC2との間には抵抗R1が
接続されている。また、フォトカプラPC1,PC2の
二次側には、フォトカプラPC1,PC2の各フォトト
ランジスタ55b,56bが並列に接続され、各フォト
トランジスタ55b,56bのエミッタ端子が主制御回
路51に接続されている。このフォトカプラPC1,P
C2は、通信開始に先立って回線L1,L2に電流(回
線電圧48V)が流れているか否かを検知し、通信開始
時にはフォトカプラPC1,PC2を流れる電流の電圧
極性の判断を行う。フォトカプラPC1あるいはフォト
カプラPC2のどちらかに電流が流れると、フォトカプ
ラPC1,PC2のフォトトランジスタ55b,56b
がオンして主制御回路51に伝達される。このとき、流
れる電流の電圧極性は、回線L1が回線L2に比べて高
い電位の場合は、フォトカプラPC1に電流が流れて、
主制御回路51で正極と判断し、回線L2が回線L1に
比べて高い電位の場合は、フォトカプラPC2に電流が
流れて、主制御回路51で負極と判断する。
【0023】そして、前記リレーRYのa1接点がフォ
トカプラPC1,PC2と極性反転検知回路42との中
間点に接続され、リレーRYのa2接点が回線L2と極
性反転検知回路42との中間点に接続され、リレーRY
のa1接点と回線L1との間には抵抗R2が接続されて
おり、リレーRYがb1,b2接点の監視位置に切り換
わることにより、電話機27が電話回線L1,L2から
切り離される。
【0024】前記電源変換回路53は、直流電圧を交流
電圧に変換するD/Dコンバータ57と、時計回路50
からの発振信号によりD/Dコンバータ57を作動させ
るバッファ回路58とからなる。
【0025】前記D/Dコンバータ57は、直流入力を
時計回路50の発振周波数を利用して交流に直し、それ
を変圧器で回線電圧と同じ±48Vの電圧を発生して、
電話機27にそれぞれの電圧を印加するもので、正極側
の接続線59aはダイオードD2を介してリレーRYの
b1接点に、接続線59bはリレーRYのb2接点に接
続され、負極側の接続線60aはダイオードD1を介し
て正極側の接続線59aに接続され、接続線60bは正
極側の接続線59bに接続されている。ダイオードD1
には抵抗R7が、ダイオードD2には抵抗R8がそれぞ
れ直列に接続されている。また、負極側の接続線60
a,60bには端末発呼回路43からの接続線61a,
61bが接続されている。そして、バッファ回路58
は、時計回路50からの発振信号をインピーダンス変換
するもので、これによって時計回路50の動作を安定さ
せることができる。さらに、この発振信号は主制御回路
51によりコントロールされているので、D/Dコンバ
ータ57をタイミングよく動作させることができる。
【0026】前記極性変換回路54は、電源変換回路5
3とリレーRYとの間に介装されたリレーRXからな
り、a1,a2接点によりD/Dコンバータ57の正極
側の接続線59a,59bに接続した正極位置と、b
1,b2接点によりD/Dコンバータ57の負極側の接
続線60a,60bに接続した負極位置との間を切換自
在とされている。リレーRXは、フォトカプラPC1に
電流が流れると、主制御回路51からの出力信号によっ
て正極位置に切換えられ、フォトカプラPC2に電流が
流れると負極位置に切換えられて、電話機27に回線電
圧と同じ極性の電圧が印加される。また、リレーRXと
リレーRYとの間には、フォトカプラPC3が介装され
ており、フォトカプラPC3の二次側のフォトトランジ
スタ62bは、フォトカプラPC1,PC2のフォトト
ランジスタ55b、56bと並列に接続されている。こ
のフォトカプラPC3は、通信中にリレーRXとリレー
RYのb1接点との間に電流が流れるか否かを検知して
おり、オフフック監視状態のときに電話機27がオフフ
ックされると、電話機27の回線端子T1,T2と電話
回線L1,L2とに設けられたスイッチSWが切換わる
ことにより、フォトカプラPC3の発光ダイオード62
aに電流が流れ、二次側のフォトトランジスタ62bが
オンして主制御回路51に伝達される。そして、主制御
回路51からの出力信号により通信動作が中断され、ス
イッチSWがオフされ、リレーRYが通話位置に切換え
られて回線L1,L2は電話機側に接続される。なお、
フォトカプラPC3とリレーRXとの間に抵抗R6が接
続され、リレーRY,RX間にはコンデンサC1が並列
に接続されている。
【0027】そして、前記主制御回路51には、データ
通信を行うときに検出した極性に更新して行く更新登録
手段63が設けられている。該更新登録手段63は、極
性検出手段52により判断した回線電圧の極性を記憶し
ておくもので、通信が行われるたびに、記憶した極性を
そのときの回線電圧の極性に書き換える。このことによ
り、交換局24とT−NCU26との電圧極性が工事等
の都合によって入れ替わっても、その極性に応じてリレ
ーRXを正極位置あるいは負極位置に切換えるので、自
動的に極性を合わせることができる。
【0028】上記構成において、T−NCU26に接続
されたメータ28、センサ29等の端末機器から発呼要
求があって、T−NCU26がセンター網制御装置22
に通信を開始する場合、通信に先立って主制御回路51
が、フォトカプラPC1,PC2に電流が流れているか
否かを確認する。この場合、どちらかのフォトカプラP
C1,PC2に電流が流れていると電話機27がオフフ
ック状態であるためオンフック状態になるまで待機し、
電流が流れていなければ電話機27がオンフック状態で
あるので、通信を開始する。なお、このときT−NCU
26が通信を開始するまでは、端末発呼回路43内の図
示しない全波整流回路(ダイオードブリッジ)の出力か
ら抵抗R7、ダイオードD1、抵抗R6を介してコンデ
ンサC1により回線電圧まで充電される。
【0029】次に、通信が開始されると、まずリレーR
Yがb1,b2接点の監視位置に切り換わって、電話機
27が回線L1,L2から切り離されてオフフック監視
状態となる。そして、フォトカプラPC1あるいはフォ
トカプラPC2のいずれかに電流が流れる。このとき、
主制御回路51では、フォトカプラPC1,PC2のど
ちらに電流が流れたかを確認し、フォトカプラPC1で
あれば正極の電圧、フォトカプラPC2であれば負極の
電圧であると判断して、それに応じてリレーRXの接点
を正極位置あるいは負極位置に切換える。また、更新登
録手段63では判断した電圧の極性を記憶しておく。
【0030】そして、時計回路50からの発振信号によ
ってD/Dコンバータ57が作動され、D/Dコンバー
タ57が回線電圧と同じ48Vの電圧を発生し、その電
圧を電話機27に印加して電話機27のオフフックの監
視を行って、通信が続行される。なお、このとき、電話
機27に印加される電圧極性は、リレーRXの切換えに
よって、現在、回線L1,L2に流れている電流の電圧
極性と同じ極性の電圧が印加される。
【0031】ここで、通信中に電話機27がオフフック
されると、フォトカプラPC3に電流が流れて主制御回
路51に伝達され、直ちに通信動作が中断されて、リレ
ーRYがa1,a2接点の通話位置に切り換わって電話
回線L1,L2が電話機27側に接続される。
【0032】このように、通信中に電話機27のオフフ
ック状態の監視を行う場合、D/Dコンバータ57によ
って回線電圧と同じ48Vの電圧を発生させて、電話機
27にその電圧を印加しているので、回線電圧と同じ値
の電圧で電話機27のオフフックの監視を行うことがで
きる。したがって、接続された電話機27が回線電圧検
知機能を備えた電子式電話機や600型電話機であって
も、電話機27が誤動作することがなく、正常なオフフ
ック検知が行える。
【0033】また、フォトカプラPC1,PC2によっ
て電話回線L1,L2の電圧極性を判断して、D/Dコ
ンバータ57からの電圧の極性をリレーRXにより切換
えているので、電話回線L1,L2の電圧極性に応じ
て、電話機27に回線電圧と同じ極性の電圧を印加する
ことができる。したがって、工事等で回線電圧の極性が
変更されても、常に回線電圧の極性と合わせることがで
きるので、電話機27が600型電話機であっても、ベ
ルが“チン”と鳴ることはなく、利用者に不快感を与え
ることはない。
【0034】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よると、電話機のオフフック状態の監視を行う場合、オ
フフック監視手段によって回線電圧と同じ値の電圧を発
生させて、電話機にその電圧を印加しているので、回線
電圧と同じ値の電圧で電話機のオフフックの監視を行う
ことができる。さらに、極性検出手段によって電話回線
の電圧極性を判断して、オフフック監視手段の印加電圧
の極性を切換手段により切換えているので、電話回線の
電圧極性に応じて、電話機に回線電圧と同じ極性の電圧
を印加させることができる。
【0036】したがって、接続された電話機が回線電圧
検知機能を備えた電子式電話機や600型電話機であっ
ても、電話機が誤動作することがなく、正常なオフフッ
ク検知が行える。また、工事等で回線電圧の極性が変更
されても、常に回線電圧の極性と合わせることができる
ので、電話機が600型電話機であっても、ベルが“チ
ン”と鳴ることはなく、利用者に不快感を与えることは
ない。
【0037】そして、極性検出手段で判断した回線電圧
の極性を更新登録手段によって記憶し、通信が行われる
たびに、記憶した極性をそのときの回線電圧の極性に書
き換えるので、例えば端末網制御装置の電圧極性が工事
等の都合によって入れ換わっても、自動的に極性を合わ
せることができるといった優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における端末網制御装置のブ
ロック構成図
【図2】本実施例のオフフック検知回路の電気回路図
【図3】端末網制御装置を備えたノーリンギング通信方
式のシステム構成図
【図4】従来の端末網制御装置のブロック構成図
【図5】従来のオフフック検知回路の電気回路図
【符号の説明】
26 端末網制御装置 27 電話機 52 極性検出手段 53 オフフック監視手段 54 極性切換手段 63 更新登録手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話機の使用状態を監視して、前記電話
    機がオンフックのときにセンター側装置との間で電話回
    線を利用してデータ通信を行う端末網制御装置におい
    て、前記センター側装置への発呼時に前記電話回線の回
    線電圧の極性を判断する極性検出手段と、前記電話機に
    回線電圧と同じ値の電圧を印加して前記電話機の監視を
    するオフフック監視手段と、前記極性検出手段からの出
    力信号に基づいて前記オフフック監視手段の印加電圧の
    極性を切換える極性切換手段とを備えたことを特徴とす
    る端末網制御装置。
  2. 【請求項2】 データ通信を行うときに検出した極性に
    更新して行く更新登録手段が設けられたことを特徴とす
    る請求項1記載の端末網制御装置。
JP33182293A 1993-12-27 1993-12-27 端末網制御装置 Expired - Fee Related JP2958230B2 (ja)

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