JPH07193076A - バイポーラトランジスタおよびその製造方法 - Google Patents

バイポーラトランジスタおよびその製造方法

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JPH07193076A
JPH07193076A JP33223893A JP33223893A JPH07193076A JP H07193076 A JPH07193076 A JP H07193076A JP 33223893 A JP33223893 A JP 33223893A JP 33223893 A JP33223893 A JP 33223893A JP H07193076 A JPH07193076 A JP H07193076A
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film
layer
semiconductor
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mask
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JP33223893A
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Tatsuhiko Ikeda
▲たつ▼彦 池田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 絶縁層12上に形成されたコレクタとなる単
結晶半導体層3の一部に開口されたエミッタ開口部23
から、順々に横方向に拡散してベース拡散層4およびエ
ミッタ拡散層5を形成して成るバイポーラトランジスタ
のベース拡散層4とコレクタ電極取り出し層28との距
離のばらつきをなくし、安定したコレクタ・ベース間耐
圧を得る。 【構成】 コレクタ電極取り出し層28形成のためのイ
オン注入用のマスクとなるフォトレジストパターン30
を等方的にエッチングして縮小し、それをマスクにして
下地の窒化膜29をエッチングし、その後の酸化工程に
より形成した酸化膜32をマスクにしてベース開口部2
0を開口することにより、ベース開口部20とコレクタ
電極取り出し層28との距離を自己整合で決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体装置、特にバ
イポーラトランジスタおよびその製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図35は例えば特開昭63−14057
1号公報に示された従来のバイポーラトランジスタの構
造を示す平面図であり、図36は図35のA−A線断面
図である。図において、1はコレクタ電極取り出し層と
なるn+型(高濃度の第1導電型)単結晶シリコン層、
2は素子間分離用絶縁膜、3はコレクタ拡散層となるn
-型単結晶シリコン層、4はp型ベース拡散層、5はn
++型エミッタ拡散層、6は後述の多結晶シリコン7と多
結晶シリコン8とを絶縁するための絶縁膜兼パッシベー
ション膜となる酸化膜、7はベース拡散層4につながり
p型不純物濃度の高いベース電極取り出し用多結晶半導
体膜としての多結晶シリコン、8はベース拡散層4、エ
ミッタ拡散層5を形成するために拡散しエミッタ電極取
り出し用多結晶半導体膜としての多結晶シリコン、9は
コレクタ電極配線帯、10はベース電極配線帯、11は
エミッタ電極配線帯、12はシリコン基板(図示せず)
上に形成された絶縁層としてのシリコン酸化膜、13は
単結晶シリコン層1,3〜5と多結晶シリコン層7を絶
縁するための絶縁層、14〜16はシリサイド層であ
る。
【0003】上記の様に構成されるバイポーラトランジ
スタの、特開昭63−140571号公報に示された従
来の製造方法を、図37〜図54に基づいて以下に示
す。まず、シリコン基板上のシリコン酸化膜12上に例
えばレーザ再結晶化法等により単結晶シリコン層3を形
成する(図37)。このとき所望の不純物を適量導入す
ることにより単結晶シリコン層3をn-型(低濃度第1
導電型)にしておく。次に、トランジスタ等の素子以外
の領域を選択酸化法等により酸化し、素子間分離用絶縁
膜2を形成する(図38)。
【0004】次に、トランジスタのコレクタ電極取り出
し領域以外をフォトレジスト17で覆い、矢印18で示
すように全面にAs+あるいはSb+のようなn型不純物
イオンを注入する(図39)。フォトレジスト17を除
去した後、熱処理によって不純物を活性化し、さらに表
面に絶縁層としての酸化膜13を形成し、その上にp型
不純物がドープされた多結晶シリコン7を形成する(図
40)。
【0005】次に、フォトレジスト19によって、その
端にベース,エミッタを形成すべき領域の多結晶シリコ
ン7および酸化膜13をエッチングし除去することによ
りベース開口部20を形成する(図41)。フォトレジ
スト19を除去した後、再度p型不純物のドープされた
多結晶シリコン21を堆積する(図42)。次に、熱処
理を行い、多結晶シリコン7,21よりp型不純物をわ
ずかに単結晶シリコン層3へ拡散させ、拡散領域22を
形成する(図43)。ここで、全面にわたってシリコン
を異方性エッチングし、多結晶シリコン7を残すような
状態でエッチングを終了し、サイドウォールを形成して
エミッタ開口部23を形成する(図44)。
【0006】次に、フォトレジスト24でベース電極取
り出し用となる部分を覆い、多結晶シリコン7のパター
ニングをし(図45)、フォトレジスト24を除去した
後、全面に窒化膜25を堆積させる(図46)。この窒
化膜25を異方性エッチングによって全面エッチング
し、単結晶シリコン層3の側壁に窒化膜のサイドウォー
ル26を形成する(図47)。この後全面を酸化する
と、窒化膜のサイドウォール26が存在する所の酸化が
遅い状態で、多結晶シリコン7の表面が酸化され酸化膜
6を形成する(図48)。
【0007】窒化膜のサイドウォール26を除去後、再
びp型不純物を含んだ多結晶シリコン8を堆積して熱処
理を行うことによって、ベース拡散層4を形成する(図
49)。次に、表面に、例えば高濃度にAs等を含んだ
液体状の絶縁物を回転塗布することによって、多結晶シ
リコン8を一面にn型不純物を含んだ絶縁膜27で覆う
(図50)。次に、熱処理によって、上記n型不純物が
多結晶シリコン8を通してn型層すなわちエミッタ拡散
層5を形成する(図51)。
【0008】この後、全面の絶縁膜27を除去する(図
52)。このとき拡散された不純物によって多結晶シリ
コン8はn型になっている。この多結晶シリコン8をエ
ミッタ電極取り出し用となるようにパターニングする
(図53)。ベースおよびコレクタの電極取り出し用の
コンタクト孔を開口し、さらにコンタクト抵抗を減少さ
せるため、コンタクト孔の下部および多結晶シリコン8
のシリコン表面をシリサイド化しシリサイド層14〜1
6を形成する(図54)。最後にアルミ等の電極配線帯
9〜11を形成して、バイポーラトランジスタが完成す
る(図36参照)。
【0009】上記の様な従来のバイポーラトランジスタ
は、シリコン酸化膜12上に形成されたコレクタとなる
単結晶シリコン層3の一部に開口されたエミッタ開口部
23から、順々に横方向に拡散して、ベース拡散層4お
よびエミッタ拡散層5を形成したものである。このため
ベース拡散層4およびエミッタ拡散層5が、シリコン酸
化膜12上の薄い単結晶シリコン層3の厚さと、エミッ
タ開口部23周囲の長さとの積で決まるごく細長い断面
積となるように形成され、ベース4面積を非常に小さく
することができるのでベース4・コレクタ3間の寄生容
量が小さく、高速動作が実現されたものであった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
バイポーラトランジスタでは、その製造工程において上
記のようにコレクタ電極取り出し層1と、ベース開口部
20とが、各々別マスクを用いて形成されていた。この
ため、それぞれのマスクによる位置合わせが必要とな
り、マスク合わせずれにより、ベース拡散層4とコレク
タ電極取り出し層1との間の距離のばらつきからコレク
タ・ベース間耐圧のばらつきが生じるものであった。こ
のようなばらつきを含んだコレクタ・ベース間耐圧を確
保するためには、余分なマスクの位置合わせマージンが
必要となり、高速化の妨げとなる不要な寄生抵抗領域の
増加を招くものであった。また、ベース電極取り出し層
が多結晶シリコン7から成るため抵抗が数10Ω□と高
く、高速化の妨げとなる。さらに、エミッタ拡散層5の
エミッタ長がエミッタ開口部23周囲の長さで決定され
るためエミッタ長を短くすることが困難である等の問題
点があった。
【0011】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、絶縁層上に形成されたコレクタ
となる単結晶半導体層の一部に開口されたエミッタ開口
部から、順々に横方向に拡散してベース拡散層およびエ
ミッタ拡散層を形成して成るバイポーラトランジスタに
おいて、ベース拡散層とコレクタ電極取り出し層との距
離を一定にして、ばらつきの無いコレクタ・ベース間耐
圧を得るとともにベース電極取り出し層の抵抗を低くし
て高速化を図ることを目的とする。さらにエミッタ長を
短くすることを可能にして小電流にも対応できる素子を
得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
るバイポーラトランジスタは、半導体基板上に素子間分
離用絶縁膜で分離して形成した第1導電型のコレクタ層
となる半導体層と、この半導体層上にベース開口部を有
して形成された第1の絶縁膜と、このベース開口部内の
上記半導体層に自己整合的に開口されたエミッタ開口部
より上記半導体層へ横方向に形成された第2導電型ベー
ス拡散層および第1導電型エミッタ拡散層と、上記半導
体層に上記ベース開口部領域と自己整合的に離間して高
濃度に形成されたコレクタ電極取り出し層と、上記ベー
ス開口部または上記エミッタ開口部を介して、上記ベー
ス拡散層および上記エミッタ拡散層のそれぞれに他と絶
縁されて接続形成された電極取り出し用半導体膜とを有
するものである。
【0013】また、この発明の請求項2に係るバイポー
ラトランジスタは、半導体基板上に素子間分離用絶縁膜
で分離して形成した第1導電型のコレクタ層となる半導
体層と、この半導体層から上記素子分離用絶縁膜にわた
る領域に上記絶縁層に達するように絶縁膜が除去された
ベース開口部を有して、上記半導体層上に形成された第
1の絶縁膜と、上記ベース開口部内に自己整合的に上記
半導体層を除去して開口されたエミッタ開口部より、上
記半導体層へ横方向に形成された第2導電型ベース拡散
層および第1導電型エミッタ拡散層と、上記半導体層に
上記ベース開口部領域と自己整合的に離間して高濃度に
形成されたコレクタ電極取り出し層と、上記ベース開口
部または上記エミッタ開口部を介して、上記ベース拡散
層および上記エミッタ拡散層のそれぞれに他と絶縁され
て接続形成された電極取り出し用半導体膜とを有するも
のである。
【0014】また、この発明の請求項3に係るバイポー
ラトランジスタは、ベース拡散層に接続形成されたベー
ス電極取り出し層が、半導体膜とその下に形成された金
属シリサイド膜あるいは高融点金属膜との二層構造であ
るものである。
【0015】また、この発明の請求項4に係るバイポー
ラトランジスタの製造方法は、素子領域に分離された第
1導電型のコレクタ層となる半導体層を形成し、その上
の全面に第1の絶縁膜、第2導電型の半導体膜および耐
酸化性膜を順次堆積し、その上の所定領域にマスクパタ
ーンを形成して上記半導体層のコレクタ電極取り出し層
となる領域に第1導電型の不純物を導入する工程と、次
いで上記マスクパターンを等方的にエッチングして所定
の幅まで縮小させる工程と、次いで縮小した上記マスク
パターンをマスクとして下地の上記耐酸化性膜を除去
し、残存した上記耐酸化性膜をマスクにして酸化するこ
とにより酸化膜を形成する工程と、次いでこの酸化膜を
マスクにして下地の上記第2導電型の半導体膜を除去し
て開口部を形成し、これにより露出した上記開口部領域
の上記第1の絶縁膜および上記酸化膜を除去することに
より、ベース開口部を形成して上記半導体層の所定領域
を露出する工程とを有するものである。
【0016】また、この発明の請求項5に係るバイポー
ラトランジスタの製造方法は、素子領域に分離された第
1導電型のコレクタ層となる半導体層を形成し、その上
の全面に第1の絶縁膜、第2導電型の半導体膜、および
耐酸化性膜を順次堆積し、その上の所定領域に酸化膜パ
ターンを形成する工程と、次いで全面に半導体膜を形成
した後、この半導体膜を介して上記酸化膜パターン側壁
に酸化膜のサイドウォールを形成し、このサイドウォー
ルが形成された酸化膜パターンをマスクにして上記半導
体層のコレクタ電極取り出し層となる領域に第1導電型
の不純物を導入する工程と、次いで上記サイドウォール
と上記半導体膜とを除去し、残存した上記酸化膜パター
ンをマスクとして下地の上記耐酸化性膜を除去し、残存
した上記耐酸化性膜をマスクにして酸化することにより
酸化膜を形成する工程と、次いでこの酸化膜をマスクに
して下地の上記第2導電型の半導体膜を除去して開口部
を形成し、これにより露出した上記開口部領域の上記第
1の絶縁膜および上記酸化膜を除去することにより、ベ
ース開口部を形成して上記半導体層の所定領域を露出す
る工程とを有するものである。
【0017】この発明の請求項6に係るバイポーラトラ
ンジスタの製造方法は、素子領域に分離された第1導電
型のコレクタ層となる半導体層を形成し、その上の全面
に第1の絶縁膜を形成した後、その上の所定領域に第2
の絶縁膜のパターンを形成し、このパターンをマスクに
して上記半導体層のコレクタ電極取り出し層となる領域
に第1導電型の不純物を導入する工程と、次いで上記第
2の絶縁膜パターン形成領域以外に第2導電型の半導体
膜を形成後、上記第2の絶縁膜パターンを除去する工程
と、次いで上記第2導電型の半導体膜の側壁に、同じく
第2導電型の半導体膜から成るサイドウォールを形成す
る工程と、次いでこのサイドウォールが形成された上記
第2導電型の半導体膜をマスクにして下地の第1の絶縁
膜を除去することによりベース開口部を形成して、上記
半導体層の所定領域を露出する工程とを有するものであ
る。
【0018】
【作用】この発明の請求項1によるバイポーラトランジ
スタは、ベース開口部領域とコレクタ電極取り出し層と
を自己整合的に離間させたものである。このためベース
開口部とコレクタ電極取り出し層との距離は、従来のよ
うなマスク合わせずれによるばらつきのない一定のもの
となる。これにより、ベース拡散層とコレクタ電極取り
出し層との距離も一定となり安定したコレクタ・ベース
耐圧が得られる。
【0019】また、この発明の請求項2によるバイポー
ラトランジスタは、ベース開口部が、コレクタ電極取り
出し層と自己整合的に離間され、しかも半導体層から素
子分離用絶縁膜にわたる領域に、上記半導体層の下に形
成された絶縁層に達するように形成されたものである。
このため、ベース開口部内に自己整合的に形成されるエ
ミッタ開口部は、従来のようにシリコン層のみに囲まれ
るものではなく、ベース拡散層およびエミッタ拡散層は
エミッタ開口部周囲の一部に形成される。このためエミ
ッタ長をエミッタ開口部周囲の長さよりも短くでき、微
細化が促進できるとともに小電流用に達するバイポーラ
トランジスタでしかも上述した様に安定したコレクタ・
ベース耐圧を持つものが得られる。
【0020】また、この発明の請求項3によるバイポー
ラトランジスタは、ベース電極取り出し層が、半導体膜
とその下に形成された金属シリサイド膜あるいは高融点
金属膜との二層構造である。このため、半導体膜のみで
構成されていた従来のものよりも、ベース電極取り出し
層の抵抗が低くなり、高速化が図れる。
【0021】この発明の請求項4によるバイポーラトラ
ンジスタの製造方法は、第1導電型の半導体層のコレク
タ電極取り出し層形成のためのマスクパターンを、等方
的にエッチングして縮小し、それをマスクにして下地の
耐酸化性膜を除去して、その後の酸化工程により縮小し
たマスクパターンの形成領域以外に酸化膜を形成し、こ
の酸化膜をマスクにしてベース開口部を形成する。すな
わち、酸化膜のパターンは縮小したマスクパターンと逆
のパターンとなっているため、ベース開口部は縮小した
マスクパターン形成領域に形成される。このように、第
1導電型の半導体層のコレクタ電極取り出し層とベース
開口部との距離がマスクパターンの縮小分によって自己
整合的に決まり、安定したコレクタ・ベース耐圧が得ら
れるバイポーラトランジスタを容易に製造できる。
【0022】また、この発明の請求項5によるバイポー
ラトランジスタの製造方法は、その形成領域に後工程で
ベース開口部が形成される酸化膜パターンに、半導体膜
を介してサイドウォールを形成し、それをマスクにして
第1導電型の半導体層のコレクタ電極取り出し層形成を
行う。このため半導体膜とサイドウォールとの横方向の
幅によって、コレクタ電極取り出し層とベース開口部と
の距離が自己整合的に決まるため、上記請求項4による
場合と同様に安定したコレクタ・ベース耐圧が得られる
バイポーラトランジスタを容易に製造できる。
【0023】また、この発明による請求項6によるバイ
ポーラトランジスタの製造方法は、コレクタ電極取り出
し層形成のためのマスクとなる第2の絶縁膜パターンの
形成領域以外に第2導電型の半導体膜を形成し、それに
サイドウォールを形成したものをマスクとしてベース開
口部を形成する。このため、第2の絶縁膜のパターンと
逆のパターンである第2導電型の半導体膜に形成された
サイドウォールの幅によって、コレクタ電極取り出し層
とベース開口部との距離が自己整合的に決まるため、上
記請求項4による場合と同様の効果がある。
【0024】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。なお、従来の技術と重複する箇所は適宜その説明
を省略する。図1はこの発明の実施例1によるバイポー
ラトランジスタの構造を示す断面図である。図におい
て、2〜16,20および23は従来のものと同じも
の、28はベース開口部20と自己整合的に離間して形
成された、n+型単結晶シリコン層から成るコレクタ電
極取り出し層である。
【0025】以下、製造方法を図2〜図7に基づいて説
明する。まず、従来のものと同様に、シリコン基板(図
示せず)上の絶縁層としてのシリコン酸化膜12上で素
子領域に分離されたコレクタ拡散層となるn-型の単結
晶半導体層としての単結晶シリコン層3を形成し(図3
7、図38参照)、その上の全面に第1の絶縁膜として
の酸化膜13を形成する。さらにその上の全面にp型不
純物がドープされた多結晶半導体膜としての多結晶シリ
コン膜7および耐酸化性膜としての窒化膜29を順次堆
積する。続いて、後工程でトランジスタのコレクタ電極
取り出し層28となる領域以外にマスクパターンとして
のフォトレジストパターン30を形成し、これをマスク
にして、矢印31に示す様に高エネルギー注入によって
単結晶シリコン層3中に例えばリン等のn型不純物イオ
ンを注入する。このとき注入エネルギーを調節すること
により、多結晶シリコン膜7には注入されないようにす
る(図2)。
【0026】次に、例えば酸素プラズマ等を用いてフォ
トレジストパターン30を等方的にエッチングして縮小
しフォトレジストパターン30aを形成する(図3)。
次に、縮小されたフォトレジストパターン30aをマス
クにして下地の窒化膜29をエッチング除去した後、フ
ォトレジストパターン30aを除去して窒化膜29の一
部を残存させる(図4)。次に、基板表面を酸化する
と、窒化膜29形成領域以外の多結晶シリコン膜7上に
酸化膜32が形成される。このときの熱処理で、単結晶
シリコン層3中に既に注入されていたn型不純物イオン
は活性化して、n+型のコレクタ電極取り出し層28を
形成する(図5)。
【0027】次に、窒化膜29を除去した後、酸化膜3
2をマスクとして、下地の多結晶シリコン膜7をエッチ
ングして開口部を形成する(図6)。次に、基板上の全
面に酸化膜の異方性エッチングを施し、多結晶シリコン
膜7の膜上および開口部下の酸化膜32,13を除去し
て、多結晶シリコン膜7および酸化膜13にベース開口
部20を形成する(図7)。
【0028】次に、従来のものと同様に、基板上の全面
にp型の多結晶半導体膜としての多結晶シリコン膜21
を堆積した後、熱処理によりベース開口部20を介して
単結晶シリコン層3へp型不純物を拡散してp型の拡散
領域22を形成し、その後シリコンの異方性エッチング
により多結晶シリコン膜7の一部を残してサイドウォー
ルを形成し、単結晶シリコン層3にエミッタ開口部23
を開口する(図42〜図44参照)。この後の処理も従
来のものと全く同様に施し、エミッタ開口部23から横
方向に順々に拡散してp型のベース拡散層4およびn型
のエミッタ拡散層5を形成しバイポーラトランジスタを
完成する(図45〜図54,図1参照)。
【0029】このように構成されるバイポーラトランジ
スタでは、コレクタ電極取り出し層28とベース開口部
20との距離、すなわち、コレクタ電極取り出し層28
とベース拡散層4との距離は自己整合的に決定されるも
のであるため、従来のようなマスク合わせずれによるば
らつきのない一定のものとなり、安定したコレクタ・ベ
ース間耐圧が得られる。また、上記実施例1では、コレ
クタ電極取り出し層1形成のためのイオン注入のマスク
となるフォトレジストパターン30を、等方的にエッチ
ングして縮小し、この縮小したフォトレジストパターン
30aによってベース開口部20の領域が決定される。
このように、コレクタ電極取り出し層28とベース開口
部20とは、フォトレジストパターン30の縮小分だけ
離間して形成されるため、自己整合的に一定の距離で離
間させることが容易に行える。
【0030】実施例2.図8〜図10は、この発明の実
施例2によるバイポーラトランジスタの製造方法を示す
断面図である。まず、従来のものと同様に、シリコン基
板上の酸化膜12上で素子領域に分離されたコレクタ拡
散層となるn-型単結晶シリコン層3を形成し(図3
7、図38参照)、その上の全面に酸化膜13を形成す
る。さらにその上の全面にp型不純物がドープされた多
結晶シリコン膜7および窒化膜29を順次堆積する。そ
の後窒化膜29上の全面に酸化膜を形成し、フォトリソ
グラフィ技術およびエッチング技術によりパターニング
して、後工程でベース開口部20となる領域上に酸化膜
パターン33を形成する(図8)。
【0031】次に、基板上の全面に半導体膜としての多
結晶シリコン膜34を堆積後、その上の全面に酸化膜を
堆積し、例えばRIE等により異方性エッチングを施し
て酸化膜パターン33側壁に多結晶シリコン膜34を介
して酸化膜のサイドウォール35を形成する。このと
き、バイポーラトランジスタ完成後に所望のコレクタ・
ベース間耐圧が得られるように、サイドウォール35の
幅を調節する。この後矢印36に示す様に、基板上から
全面に高エネルギー注入を行い、単結晶シリコン3中に
例えばリン等のn型不純物イオンを注入する。このとき
注入エネルギーを調節することにより、多結晶シリコン
膜7には注入されない様にする(図9)。
【0032】次に、ウェットエッチング等によりサイド
ウォール35を除去し、さらに多結晶シリコン膜34を
除去して、窒化膜29上に酸化膜パターン33のみを残
存させる(図10)。次に、酸化膜パターン33を、上
記実施例1で用いた縮小したフォトレジストパターン3
0aと同様のマスクに用いて、上記実施例1と同様の処
理を施すことにより、酸化膜パターン33形成領域にベ
ース開口部20が形成される(図4〜図7参照)。この
後、従来のものおよび上記実施例1と同様の処理を施す
ことにより、図1に示すバイポーラトランジスタを完成
する(図42〜図54参照)。
【0033】上記実施例2では、後工程でベース開口部
20の領域が決定されるマスクとなる酸化膜パターン3
3に、多結晶シリコン膜34を介してサイドウォール3
5を形成して、これを注入マスクにしてコレクタ電極取
り出し層28形成のためのイオン注入を行う。このため
コレクタ電極取り出し層28とベース拡散層4との距離
は容易に自己整合的に決定され、上記実施例1と同様の
効果を奏する。
【0034】実施例3.図11〜図16は、この発明の
実施例3によるバイポーラトランジスタの製造方法を示
す断面図である。まず、従来のものと同様に、シリコン
基板上の酸化膜12上で素子領域に分離されたコレクタ
拡散層となるn-型単結晶シリコン層3を形成し(図3
7、図38参照)、その上の全面に酸化膜13を形成す
る。続いて酸化膜13上の全面に第2の絶縁膜としての
窒化膜を堆積し、フォトリソグラフィ技術およびエッチ
ング技術によりパターニングして、後工程でトランジス
タのコレクタ電極引き出し層28となる領域以外に窒化
膜パターン37を形成する。その後、この窒化膜パター
ン37をマスクにして矢印38に示す様に、高エネルギ
ー注入によって単結晶シリコン層3中に例えばリン等の
n型不純物イオンを注入する(図11)。
【0035】次に、基板上の全面にp型の不純物がドー
プされた多結晶半導体膜としての多結晶シリコン膜39
を堆積し、さらにその上の全面にフォトレジスト膜40
を塗布して表面を平坦化する(図12)。次に、多結晶
シリコン膜39とフォトレジスト膜40とを、2つの膜
に同一のエッチングレートを持つエッチング方法でエッ
チバックを施し、窒化膜パターン37を露出するまでエ
ッチングする(図13)。次に、窒化膜パターン37を
除去し、基板上の全面にp型の多結晶半導体膜としての
多結晶シリコン膜41を再度堆積する(図14)。
【0036】次に、例えばRIE等により多結晶シリコ
ン膜41に異方性エッチングを施して、多結晶シリコン
膜39側壁に多結晶シリコン膜41のサイドウォール4
1aを形成して、後工程でベース電極取り出し用となる
多結晶シリコン膜7を形成する。このとき、多結晶シリ
コン膜41の膜厚により決まるサイドウォール41aの
幅によって、トランジスタのコレクタ・ベース間耐圧が
決定される。この後、基板に熱処理を施して、単結晶シ
リコン層3中に既に注入されていたn型不純物イオンを
活性化してn+型のコレクタ電極取り出し層28を形成
する(図15)。次に、多結晶シリコン膜39とサイド
ウォール41aとから成る多結晶シリコン膜7をマスク
にして、下地の酸化膜13をエッチング除去し、ベース
開口部20を形成する(図16)。この後、従来のもの
および上記実施例1と同様の処理を施すことにより、図
1に示すバイポーラトランジスタを完成する(図42〜
図54参照)。
【0037】上記実施例3では、まず窒化膜パターン3
7を注入マスクにしてコレクタ電極取り出し層28形成
のためのイオン注入を行い、この窒化膜パターン37形
成領域以外に多結晶シリコン膜39を形成してその側壁
にサイドウォール41aを形成する。その後この多結晶
シリコン膜39とサイドウォール41aとをマスクにし
てベース開口部20を形成する。このためコレクタ電極
取り出し層28とベース拡散層4との距離は容易に自己
整合的に決定され、上記実施例1と同様の効果を奏す
る。
【0038】実施例4.図17はこの発明の実施例4に
よるバイポーラトランジスタの構造を示す断面図であ
る。図において、2〜16、20、23および28は実
施例1のものと同じもの、42は金属シリサイド膜、4
3は金属シリサイド膜42とその上に形成されベース拡
散層4に接続された多結晶シリコン膜7とで構成される
ベース電極取り出し層である。
【0039】以下、製造方法を図18〜図23に基づい
て説明する。まず、実施例1のものと同様に、シリコン
酸化膜12上で素子領域に分離されたn-型単結晶シリ
コン層3を形成し(図37、図38参照)、その上の全
面に酸化膜13を形成する。さらにその上の全面にWS
i等の金属シリサイド膜42、P型の多結晶シリコン膜
7、および窒化膜29を順次堆積する。この後上記実施
例1と同様に、コレクタ電極取り出し層28となる領域
以外にフォトレジストパターン30を形成して、これを
マスクにして矢印31に示す様にn型不純物イオンを注
入する(図18)。
【0040】次に、上記実施例1と同様に、フォトレジ
ストパターン30を等方的に縮小してそれをマスクとし
て下地の窒化膜29を選択的に除去してパターニングし
(図19)、その後基板表面を酸化し窒化膜29を除去
した後、酸化膜32をマスクとして下地の多結晶シリコ
ン膜7および金属シリサイド膜42を順次エッチング除
去する(図20)。その後、上記実施例1と同様の処理
を施して、ベース開口部20を形成し(図21)、多結
晶シリコン膜7のサイドウォールを形成してエミッタ開
口部23を開口する(図22)。
【0041】次に、ベース電極取り出し層43となる部
分をフォトレジスト24で覆い、多結晶シリコン膜7お
よび金属シリサイド膜42のパターニングを行ってベー
ス電極取り出し層43を形成する(図45参照)。その
後窒化膜のサイドウォール26を形成して基板全面を酸
化して酸化膜6を形成する(図46〜図48参照,図2
3)。このとき、金属シリサイド膜42の露出面に酸化
膜6が形成されない部分が存在した場合は、後工程で、
電極配線帯9〜11形成のためのコンタクト孔開口の前
に、CVD法等により酸化膜を基板上の全面に堆積する
ことにより絶縁する。この後、上記実施例1と全く同様
の処理を施して図17に示すバイポーラトランジスタを
完成する(図49〜図54参照)。
【0042】このように構成されるバイポーラトランジ
スタでは、上記実施例1と同様の効果を持つとともにベ
ース電極取り出し層43が、多結晶シリコン膜7と金属
シリサイド膜42との二層構造であるため、多結晶シリ
コン膜7のみであった従来のものより抵抗が低くなり素
子の高速化が図れる。
【0043】なお、上記実施例4では金属シリサイド膜
42を用いたが、高融点金属膜を代わりに用いても同様
の効果を奏する。また、上記実施例4では、コレクタ電
極取り出し層28とベース開口部20とを自己整合的に
離間して形成するのに上記実施例1で示した方法を用い
たが、上記実施例2または3による方法を用いても良
い。
【0044】実施例5.図24はこの発明の実施例5に
よるバイポーラトランジスタの構造を示す平面図であ
り、図25は図24のB−B線断面図である。図におい
て、2〜16および28は従来のものと同じもの、44
は単結晶シリコン層28、3、4、5から素子間分離用
絶縁膜2にわたる領域に、絶縁層としてのシリコン酸化
膜12まで達するように、第1の絶縁膜としての酸化膜
13および素子間分離用絶縁膜2に設けられたベース開
口部、45はベース開口部44領域内に形成されたエミ
ッタ開口部である。
【0045】以下、製造方法を図26〜図34に基づい
て説明する。まず、上記実施例1と同様に、シリコン酸
化膜12上で素子領域に分離されたn-型単結晶シリコ
ン層3を形成し、酸化膜13、多結晶シリコン膜7およ
び窒化膜29を順次堆積する。その後、フォトレジスト
パターン30を、後工程でコレクタ電極取り出し層28
となる領域以外の単結晶シリコン層3上から素子分離用
絶縁膜2上にわたる領域に形成し、これをマスクにし
て、矢印31に示す様にn型不純物イオンを単結晶シリ
コン層3中に注入する(図26)。
【0046】次に、上記実施例1と同様にフォトレジス
トパターン30を縮小してフォトレジストパターン30
aを形成し(図27)、それをマスクとして下地の窒化
膜29を選択的に除去してパターニングし、その後基板
表面を酸化して酸化膜32を形成し(図28)、さらに
窒化膜29を除去後酸化膜32をマスクとして下地の多
結晶シリコン膜7を除去して開口部を形成する(図2
9)。次に、基板上の全面に酸化膜の異方性エッチング
を施し、酸化膜32および上記開口部下の酸化膜13を
除去して単結晶シリコン層3表面を露出させ、さらに上
記開口部領域の素子分離用絶縁膜2を除去して、単結晶
シリコン層3のパターン側面を露出させてベース開口部
44を形成する(図30)。
【0047】次に、上記実施例1と同様に、基板上の全
面に多結晶シリコン膜21を堆積した後、熱処理により
P型の拡散領域22を形成し、その後多結晶シリコン膜
7の一部を残してサイドウォールを形成し、それをマス
クとして下地の単結晶シリコン層3を除去する(図3
1)。次に、多結晶シリコン膜7のベース電極取り出し
用となる部分を残してパターニングして、ベース開口部
44領域内に、単結晶シリコン層3と素子分離用絶縁膜
2とで囲まれるエミッタ開口部45を形成する(図3
2)。
【0048】次に上記実施例1と同様に、単結晶シリコ
ン層3の側壁に窒化膜のサイドウォール26を形成し、
それをマスクとして酸化膜6を形成する(図33)。そ
の後も上記実施例1と同様の処理を施して、エミッタ開
口部45から単結晶シリコン層3に横方向に順々に拡散
してP型のベース拡散層4およびn型のエミッタ拡散層
5を形成し、エミッタ電極取り出し用多結晶シリコン膜
8を形成し(図34)、コンタクト孔を開口してシリサ
イド層14〜16および電極配線帯9〜11を形成して
バイポーラトランジスタを完成する(図25参照)。
【0049】このように構成されるバイポーラトランジ
スタは、エミッタ開口部45が従来のように単結晶シリ
コン層3によってのみ囲まれるものではなく、単結晶シ
リコン層3から素子分離用絶縁膜2にわたる領域に形成
されている。このため、ベース拡散層4およびエミッタ
拡散層5は、従来のようにエミッタ開口部23の周囲に
環状に形成されるのではなく、エミッタ開口部45周囲
の一部に形成されるものである。このためエミッタ長を
短くすることができ、小電流用に最適なバイポーラトラ
ンジスタが得られる。また上記実施例1と同様に、コレ
クタ電極取り出し層28とベース開口部44との距離が
自己整合的に決定され一定であるため、安定したコレク
タ・ベース耐圧が得られる。
【0050】なお、上記実施例5では、コレクタ電極取
り出し層28とベース開口部44とを自己整合的に離間
して形成するのに上記実施例1で示した方法を用いた
が、上記実施例2または3による方法を用いても良い。
【0051】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、コレ
クタ電極取り出し層とベース拡散層との距離が、自己整
合的に決定されるため、安定したコレクタ・ベース間耐
圧が得られる。また余分なマスクの位置合わせマージン
が不要であるため、寄生抵抗が少なく、より高速化が図
れる。
【0052】また、この発明によれば、ベース開口部が
半導体層から素子分離用絶縁膜にわたる領域に形成さ
れ、ベース拡散層およびエミッタ拡散層がエミッタ開口
部周囲の一部に形成されるため、エミッタ長を短く形成
でき、微細化が促進できるとともに、小電流用に最適な
バイポーラトランジスタが得られる。
【0053】また、この発明によれば、ベース電流取り
出し層を、下層部に金属シリサイド層あるいは高融点金
属が形成された二層構造としたため、上記ベース電極取
り出し層の抵抗を低くでき、高速化が図れる。
【0054】また、この発明によれば、コレクタ電極取
り出し層形成のためのマスクパターンを等方的にエッチ
ングして縮小し、この縮小したマスクパターン形成領域
にベース開口部を形成する。このためコレクタ電極取り
出し層とベース開口部との距離がマスクパターンの縮小
分によって自己整合的に決まり、安定したコレクタ・ベ
ース耐圧を持つバイポーラトランジスタを容易に製造で
きる。
【0055】また、この発明によれば、その形成領域に
後工程でベース開口部が形成される酸化膜パターンに、
半導体膜を介してサイドウォールを形成して、それをマ
スクにしてコレクタ電極取り出し層を形成する。このた
めコレクタ電極取り出し層とベース開口部との距離は、
上記半導体膜とサイドウォールとの横方向の幅によって
自己整合的に決まり、安定したコレクタ・ベース耐圧を
持つバイポーラトランジスタを同様に容易に製造でき
る。
【0056】また、この発明によれば、第2の絶縁膜の
パターンをマスクとしてコレクタ電極取り出し層を形成
し、上記第2の絶縁膜のパターンと逆のパターンである
第2導電型半導体膜にサイドウォールを形成し、それを
マスクとしてベース開口部を形成する。このためコレク
タ電極取り出し層とベース開口部との距離は、上記サイ
ドウォールの幅によって自己整合的に決まり、安定した
コレクタ・ベース耐圧を持つバイポーラトランジスタを
同様に容易に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1によるバイポーラトランジ
スタの構造を示す断面図である。
【図2】この発明の実施例1によるバイポーラトランジ
スタの製造方法の一工程を示す断面図である。
【図3】この発明の実施例1によるバイポーラトランジ
スタの製造方法の一工程を示す断面図である。
【図4】この発明の実施例1によるバイポーラトランジ
スタの製造方法の一工程を示す断面図である。
【図5】この発明の実施例1によるバイポーラトランジ
スタの製造方法の一工程を示す断面図である。
【図6】この発明の実施例1によるバイポーラトランジ
スタの製造方法の一工程を示す断面図である。
【図7】この発明の実施例1によるバイポーラトランジ
スタの製造方法の一工程を示す断面図である。
【図8】この発明の実施例2によるバイポーラトランジ
スタの製造方法の一工程を示す断面図である。
【図9】この発明の実施例2によるバイポーラトランジ
スタの製造方法の一工程を示す断面図である。
【図10】この発明の実施例2によるバイポーラトラン
ジスタの製造方法の一工程を示す断面図である。
【図11】この発明の実施例3によるバイポーラトラン
ジスタの製造方法の一工程を示す断面図である。
【図12】この発明の実施例3によるバイポーラトラン
ジスタの製造方法の一工程を示す断面図である。
【図13】この発明の実施例3によるバイポーラトラン
ジスタの製造方法の一工程を示す断面図である。
【図14】この発明の実施例3によるバイポーラトラン
ジスタの製造方法の一工程を示す断面図である。
【図15】この発明の実施例3によるバイポーラトラン
ジスタの製造方法の一工程を示す断面図である。
【図16】この発明の実施例3によるバイポーラトラン
ジスタの製造方法の一工程を示す断面図である。
【図17】この発明の実施例4によるバイポーラトラン
ジスタの構造を示す断面図である。
【図18】この発明の実施例4によるバイポーラトラン
ジスタの製造方法の一工程を示す断面図である。
【図19】この発明の実施例4によるバイポーラトラン
ジスタの製造方法の一工程を示す断面図である。
【図20】この発明の実施例4によるバイポーラトラン
ジスタの製造方法の一工程を示す断面図である。
【図21】この発明の実施例4によるバイポーラトラン
ジスタの製造方法の一工程を示す断面図である。
【図22】この発明の実施例4によるバイポーラトラン
ジスタの製造方法の一工程を示す断面図である。
【図23】この発明の実施例4によるバイポーラトラン
ジスタの製造方法の一工程を示す断面図である。
【図24】この発明の実施例5によるバイポーラトラン
ジスタの構造を示す平面図である。
【図25】この発明の実施例5によるバイポーラトラン
ジスタの構造を示す断面図である。
【図26】この発明の実施例5によるバイポーラトラン
ジスタの製造方法の一工程を示す断面図である。
【図27】この発明の実施例5によるバイポーラトラン
ジスタの製造方法の一工程を示す断面図である。
【図28】この発明の実施例5によるバイポーラトラン
ジスタの製造方法の一工程を示す断面図である。
【図29】この発明の実施例5によるバイポーラトラン
ジスタの製造方法の一工程を示す断面図である。
【図30】この発明の実施例5によるバイポーラトラン
ジスタの製造方法の一工程を示す断面図である。
【図31】この発明の実施例5によるバイポーラトラン
ジスタの製造方法の一工程を示す断面図である。
【図32】この発明の実施例5によるバイポーラトラン
ジスタの製造方法の一工程を示す断面図である。
【図33】この発明の実施例5によるバイポーラトラン
ジスタの製造方法の一工程を示す断面図である。
【図34】この発明の実施例5によるバイポーラトラン
ジスタの製造方法の一工程を示す断面図である。
【図35】従来のバイポーラトランジスタの構造を示す
平面図である。
【図36】従来のバイポーラトランジスタの構造を示す
断面図である。
【図37】従来のバイポーラトランジスタの製造方法の
一工程を示す断面図である。
【図38】従来のバイポーラトランジスタの製造方法の
一工程を示す断面図である。
【図39】従来のバイポーラトランジスタの製造方法の
一工程を示す断面図である。
【図40】従来のバイポーラトランジスタの製造方法の
一工程を示す断面図である。
【図41】従来のバイポーラトランジスタの製造方法の
一工程を示す断面図である。
【図42】従来のバイポーラトランジスタの製造方法の
一工程を示す断面図である。
【図43】従来のバイポーラトランジスタの製造方法の
一工程を示す断面図である。
【図44】従来のバイポーラトランジスタの製造方法の
一工程を示す断面図である。
【図45】従来のバイポーラトランジスタの製造方法の
一工程を示す断面図である。
【図46】従来のバイポーラトランジスタの製造方法の
一工程を示す断面図である。
【図47】従来のバイポーラトランジスタの製造方法の
一工程を示す断面図である。
【図48】従来のバイポーラトランジスタの製造方法の
一工程を示す断面図である。
【図49】従来のバイポーラトランジスタの製造方法の
一工程を示す断面図である。
【図50】従来のバイポーラトランジスタの製造方法の
一工程を示す断面図である。
【図51】従来のバイポーラトランジスタの製造方法の
一工程を示す断面図である。
【図52】従来のバイポーラトランジスタの製造方法の
一工程を示す断面図である。
【図53】従来のバイポーラトランジスタの製造方法の
一工程を示す断面図である。
【図54】従来のバイポーラトランジスタの製造方法の
一工程を示す断面図である。
【符号の説明】
2 素子間分離用絶縁膜 3 n-型単結晶シリコン層 4 ベース拡散層 5 エミッタ拡散層 7 ベース電極取り出し用となるp型の半導体膜として
の多結晶シリコン膜 8 エミッタ電極取り出し用半導体膜としての多結晶シ
リコン膜 12 絶縁層としてのシリコン酸化膜 13 第1の絶縁膜としての酸化膜 20 ベース開口部 23 エミッタ開口部 28 コレクタ電極取り出し層 29 耐酸化性膜としての窒化膜 30 マスクパターンとしてのフォトレジストパターン 30a 縮小したマスクパターンとしてのフォトレジス
トパターン 32 酸化膜 33 酸化膜パターン 34 半導体膜としての多結晶シリコン膜 35 酸化膜のサイドウォール 37 第2の絶縁膜のパターンとしての窒化膜パターン 39 p型の半導体膜としての多結晶シリコン膜 41 p型の半導体膜としての多結晶シリコン膜 41a サイドウォール 42 金属シリサイド膜 43 ベース電極取り出し層 44 ベース開口部 45 エミッタ開口部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に素子間分離用絶縁膜で分
    離して形成した第1導電型のコレクタ層となる半導体層
    と、この半導体層上にベース開口部を有して形成された
    第1の絶縁膜と、このベース開口部内の上記半導体層に
    自己整合的に開口されたエミッタ開口部より上記半導体
    層へ横方向に形成された第2導電型ベース拡散層および
    第1導電型エミッタ拡散層と、上記半導体層に上記ベー
    ス開口部領域と自己整合的に離間して高濃度に形成され
    たコレクタ電極取り出し層と、上記ベース開口部または
    上記エミッタ開口部を介して、上記ベース拡散層および
    上記エミッタ拡散層のそれぞれに他と絶縁されて接続形
    成された電極取り出し用半導体膜とを有することを特徴
    とするバイポーラトランジスタ。
  2. 【請求項2】 半導体基板上に素子間分離用絶縁膜で分
    離して形成した第1導電型のコレクタ層となる半導体層
    と、この半導体層から上記素子分離用絶縁膜にわたる領
    域に上記絶縁層に達するように絶縁膜が除去されたベー
    ス開口部を有して、上記半導体層上に形成された第1の
    絶縁膜と、上記ベース開口部内に自己整合的に上記半導
    体層を除去して開口されたエミッタ開口部より、上記半
    導体層へ横方向に形成された第2導電型ベース拡散層お
    よび第1導電型エミッタ拡散層と、上記半導体層に上記
    ベース開口部領域と自己整合的に離間して高濃度に形成
    されたコレクタ電極取り出し層と、上記ベース開口部ま
    たは上記エミッタ開口部を介して、上記ベース拡散層お
    よび上記エミッタ拡散層のそれぞれに他と絶縁されて接
    続形成された電極取り出し用半導体膜とを有することを
    特徴とするバイポーラトランジスタ。
  3. 【請求項3】 ベース拡散層に接続形成されたベース電
    極取り出し層が、半導体膜とその下に形成された金属シ
    リサイド膜あるいは高融点金属膜との二層構造であるこ
    とを特徴とする請求項1または2記載のバイポーラトラ
    ンジスタ。
  4. 【請求項4】 素子領域に分離された第1導電型のコレ
    クタ層となる半導体層を形成し、その上の全面に第1の
    絶縁膜、第2導電型の半導体膜および耐酸化性膜を順次
    堆積し、その上の所定領域にマスクパターンを形成して
    上記半導体層のコレクタ電極取り出し層となる領域に第
    1導電型の不純物を導入する工程と、次いで上記マスク
    パターンを等方的にエッチングして所定の幅まで縮小さ
    せる工程と、次いで縮小した上記マスクパターンをマス
    クとして下地の上記耐酸化性膜を除去し、残存した上記
    耐酸化性膜をマスクにして酸化することにより酸化膜を
    形成する工程と、次いでこの酸化膜をマスクにして下地
    の上記第2導電型の半導体膜を除去して開口部を形成
    し、これにより露出した上記開口部領域の上記第1の絶
    縁膜および上記酸化膜を除去することにより、ベース開
    口部を形成して上記半導体層の所定領域を露出する工程
    とを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
    記載のバイポーラトランジスタの製造方法。
  5. 【請求項5】 素子領域に分離された第1導電型のコレ
    クタ層となる半導体層を形成し、その上の全面に第1の
    絶縁膜、第2導電型の半導体膜、および耐酸化性膜を順
    次堆積し、その上の所定領域に酸化膜パターンを形成す
    る工程と、次いで全面に半導体膜を形成した後、この半
    導体膜を介して上記酸化膜パターン側壁に酸化膜のサイ
    ドウォールを形成し、このサイドウォールが形成された
    酸化膜パターンをマスクにして上記半導体層のコレクタ
    電極取り出し層となる領域に第1導電型の不純物を導入
    する工程と、次いで上記サイドウォールと上記半導体膜
    とを除去し、残存した上記酸化膜パターンをマスクとし
    て下地の上記耐酸化性膜を除去し、残存した上記耐酸化
    性膜をマスクにして酸化することにより酸化膜を形成す
    る工程と、次いでこの酸化膜をマスクにして下地の上記
    第2導電型の半導体膜を除去して開口部を形成し、これ
    により露出した上記開口部領域の上記第1の絶縁膜およ
    び上記酸化膜を除去することにより、ベース開口部を形
    成して上記半導体層の所定領域を露出する工程とを有す
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のバ
    イポーラトランジスタの製造方法。
  6. 【請求項6】 素子領域に分離された第1導電型のコレ
    クタ層となる半導体層を形成し、その上の全面に第1の
    絶縁膜を形成した後、その上の所定領域に第2の絶縁膜
    のパターンを形成し、このパターンをマスクにして上記
    半導体層のコレクタ電極取り出し層となる領域に第1導
    電型の不純物を導入する工程と、次いで上記第2の絶縁
    膜パターン形成領域以外に第2導電型の半導体膜を形成
    後、上記第2の絶縁膜パターンを除去する工程と、次い
    で上記第2導電型の半導体膜の側壁に、同じく第2導電
    型の半導体膜から成るサイドウォールを形成する工程
    と、次いでこのサイドウォールが形成された上記第2導
    電型の半導体膜をマスクにして下地の第1の絶縁膜を除
    去することによりベース開口部を形成して、上記半導体
    層の所定領域を露出する工程とを有することを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれかに記載のバイポーラトランジ
    スタの製造方法。
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