JPH07192152A - 内部ユニット引出し式装置並びにタグ発行装置 - Google Patents

内部ユニット引出し式装置並びにタグ発行装置

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JPH07192152A
JPH07192152A JP34857893A JP34857893A JPH07192152A JP H07192152 A JPH07192152 A JP H07192152A JP 34857893 A JP34857893 A JP 34857893A JP 34857893 A JP34857893 A JP 34857893A JP H07192152 A JPH07192152 A JP H07192152A
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drawer
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Abstract

(57)【要約】 【目的】筐体の足を床に固定したり、筐体重量を重くす
ることなく、筐体から処理ユニット引出し時の装置の転
倒防止が行え、設置性および移動性の優れた内部ユニッ
ト引出し式装置並びにタグ発行装置を提供することを目
的とする。 【構成】処理ユニット3が搭載された引出基台5に、支
持脚6を組込み、処理ユニット3を引出基台と共に筐体
2外に引出したときに支持脚6が回動変位して前記引出
基台5を支えるように構成し、従来のように筐体2の足
2Aを床に固定したり、筐体2の重量を重くて重心Gの
位置が筐体内に残るようにすることなく、処理ユニット
3の引出時における装置の転倒を確実に防止できるよう
にした。また、支持脚6は、処理ユニット3を筐体2内
に収容したときには引出基台5に折込まれるように構成
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、タグ発行装置
などの筐体内に収容される処理ユニットを筐体外に引出
し自在とした装置に係わり、詳しくは処理ユニットの引
出し時における装置の転倒防止構造を改良したものに関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、たとえば空港関係において、利用
者が持参する手荷物毎にその所有者名や搭乗便名を印刷
したタグを発行するシステムが導入されている。
【0003】ところで、このシステムで使用されるタグ
発行装置においては、タグ原紙を所定間隔で貼付けロー
ル状に巻かれた帯状媒体を繰出し搬送して、後段の切断
装置、印刷装置を配置した処理部搬送路に送り込むよう
になっている。
【0004】そして、切断装置により帯状媒体を所定長
さ毎に切り離した後、切り離された券状媒体に貼られて
いるタグ原紙に印刷装置によって手荷物毎の所有者名お
よび搭乗者名を文字印刷して排出部に発行するようにな
っている。
【0005】また、このタグ発行装置は、上記タグの発
行を行う機構部がユニット化されており、この内部処理
ユニットを、媒体ロ−ルの装填時や保守、点検時に、筐
体から引出せるようになっている。
【0006】処理ユニットは、前記筐体にスライドレー
ル機構を介して引出し自在に設けられた引出基台に搭載
されており、この引出基台と一体に筐体外に引出される
ようになっている。
【0007】また、この種の内部ユニット引出し式装置
タイプの装置においては、処理ユニットを筐体外に引出
した際に、重心が筐体外に移動するため、転倒防止の対
策が必要となる。
【0008】従来は、筐体の足を床に固定するか、筐体
重量を重くして重心位置が筐体内に残るようにする等の
対応をしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
筐体の足を床に固定して装置の転倒防止する方法は、床
に固定ができない所には設置できない。また、後者の筐
体重量を重くして重心位置が筐体内に残して装置の転倒
防止する方法は、装置の自重が重くなって装置の移動が
簡単でないといった問題があった。
【0010】本発明は、上記事情に基づきなされたもの
で、筐体の足を床に固定したり、筐体重量を重くするこ
となく、装置の転倒防止が行え、設置性および移動性の
優れた内部ユニット引出し式装置並びにタグ発行装置を
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するための第1の手段として、筐体内に収容される処理
ユニットを、前記筐体に対してスライド自在に設けられ
た引出基台に搭載し、前記引出基台と一体に前記処理ユ
ニットを前記筐体外に引出し自在とした内部ユニット引
出し式装置であって、前記引出基台に対して回動可能に
組込まれ、かつ、前記処理ユニットを引出基台と共に筐
体外に引出したときには回動変位して前記引出基台を支
えるとともに、前記処理ユニットを筐体内に収容したと
きには前記引出基台に折込まれる支持脚を設けてなる構
成としたものである。
【0012】また、第2の手段として、筐体内に収容さ
れる処理ユニットを、前記筐体に対してスライド自在に
設けられた引出基台に搭載し、前記引出基台と一体に前
記処理ユニットを前記筐体外に引出し自在とした内部ユ
ニット引出し式装置であって、前記引出基台に対して回
動可能に組込まれ、かつ、前記処理ユニットを引出基台
と共に筐体外に引出したときには回動変位して引出基台
を支えるとともに、前記処理ユニットを筐体内に収容し
たときには前記引出基台に折込まれる支持脚と、前記引
出基台が引出されたときには前記支持脚を前記引出基台
を支える位置に保持し、前記引出基台が前記筐体内に収
容されるときには前記支持脚の保持を解除する支持脚ロ
ック手段とを具備してなる構成としたものである。
【0013】また、第3の手段として、筐体内に収容さ
れる処理ユニットを、前記筐体に対してスライド自在に
設けられた引出基台に搭載し、前記引出基台と一体に前
記処理ユニットを引出基台と共に前記筐体外に引出し自
在とした内部ユニット引出し式装置であって、前記引出
基台に対して回動可能に組込まれ、かつ、前記処理ユニ
ットを筐体外に引出したときには回動変位して引出基台
を支えるとともに、前記処理ユニットを筐体内に収容し
たときには前記引出基台に折込まれるキャスタ付き支持
脚を設けてなる構成としたものである。
【0014】また、第4の手段として、筐体と、この筐
体内に収容され、媒体収容手段から導出されたタグ原紙
が所定間隔で貼られ帯状媒体を繰出し搬送する搬送手
段、この搬送手段搬送された帯状媒体を所定の長さに切
断してタグ原紙が貼られた券状媒体とする切断手段、こ
の切断手段により切断された券状媒体に貼られているタ
グ原紙に必要情報を印刷する印刷手段を備えタグを発行
するタグ発行用の処理ユニットと、前記筐体に対してス
ライド自在に設けられ、かつ前記処理ユニットが搭載さ
れ前記処理ユニットと一体に前記筐体外に引出し自在と
した引出基台と、この引出基台に対して回動可能に組込
まれ、かつ、前記処理ユニットを引出基台と共に筐体外
に引出したときには回動変位して前記引出基台を支える
とともに、前記処理ユニットを筐体内に収容したときに
は前記引出基台に折込まれるキャスタ付き支持脚と、前
記引出基台が引出されたときには前記支持脚を前記引出
基台を支える位置に保持し、前記引出基台が前記筐体内
に収容されるときには前記支持脚の保持を解除する支持
脚ロック手段とを具備してなる構成としたものである。
【0015】
【作用】本発明の前記第1の手段の内部ユニット引出し
式装置によれば、処理ユニットが搭載された引出基台
に、支持脚を組込み、処理ユニットを引出基台と共に筐
体外に引出したときに支持脚が回動変位して前記引出基
台を支えるようにしたから、従来のように筐体の足を床
に固定したり、筐体重量を重くすることなく、処理ユニ
ット引出時における装置の転倒を確実に防止でき、従来
に比べ設置性および移動性の向上が図れる。また、処理
ユニットの下に支柱がある構造となるため、消耗品の装
填、保守、点検時に安定して作業ができる。
【0016】また、支持脚は、処理ユニットを筐体内に
収容したときには引出基台に折込まれるようにしたか
ら、邪魔になることがない。
【0017】また、前記第2の手段の内部ユニット引出
し式装置によれば、前記第1の手段の作用に加えて、さ
らに、引出基台が引出されたときには支持脚を引出基台
を支える位置に保持し、引出基台が筐体内に収容される
ときには支持脚の保持を解除する支持脚ロック手段を設
けたから、引出し時には、必ず支持脚にロックがかかる
ので、支持脚に物が当たっても転倒する虞がない。
【0018】また、第3の手段の内部ユニット引出し式
装置によれば、前記第1の手段の作用に加えて、さら
に、支持脚をキャスタ付きとしたから、装置が設置され
た床面との馴染みが良く、支持脚自体の出入れや処理ユ
ニットの筐体への押込み動作が容易となる。
【0019】また、第4の手段のタグ発行装置によれ
ば、前記第1,第2,第3の手段の作
【0020】用を有するタグ発行装置の提供が可能とな
る。
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
【0021】図1は、内部ユニット引出し式装置として
のタグ発行装置1を示し、このタグ発行装置1は、筐体
2と、この筐体2内に収容されタグの発行処理を行う処
理ユニット3からなる。
【0022】処理ユニット3は、前記筐体2にスライド
レール機構4を介して引出し自在に設けられた引出基台
5に搭載されており、図示するように、引出基台5と一
体に筐体2外に引出され、消耗品の装填、保守、点検が
容易に行えるようになっている。
【0023】また、引出基台5には、後述するように構
成された支持脚6が組込まれており、処理ユニット3を
引出基台5と共に筐体2外に引出したときに支持脚6が
引出基台5を支えるようになっている。そして、従来の
ように筐体2の足2Aを床に固定したり、筐体2の重量
を重くすることなく、処理ユニット3の引出時における
装置の転倒を確実に防止できるようになっている。
【0024】図2は、タグ発行装置1の前記処理ユニッ
ト3の構成を示す。図3は、タグ発行装置1で使用され
る帯状媒体10の一部を示すものである。
【0025】まず、帯状媒体10について、図3を参照
して説明する。
【0026】図中11は、帯状媒体10を形成する帯状
台紙であり、帯状台紙11の一面には、表面が印刷面1
2Aとなり、裏面が貼着用のシール面12Bとなるタグ
原紙12が所定間隔で剥離可能に貼付けられている。
【0027】また、帯状台紙11には、搬送方向Aに直
交する方向(短手方向)に沿い切断を補助するための断
続的な穿孔処理、いわゆるミシン目13が施されてい
る。
【0028】そして、このミシン目13の位置で切断
し、前記印刷面12Aに必要情報を印刷することでタグ
20として発行されることになる。
【0029】また、上記のように構成された帯状媒体1
0は、ロール状に巻かれ媒体ロール30として図1に示
すように処理ユニット3の媒体収容手段としての媒体収
容部40に装填(収納)されるようになっている。
【0030】次に、図1を参照し、タグ発行装置2につ
いて説明する。
【0031】図示しない装置本体内には、2つの媒体ロ
ール30A,30Bを、その円形の側面を向い合わせに
ほぼ平行に収納可能な媒体収容手段としての媒体収容部
40が設けられている。なお、媒体ロール30A,30
Bの装填の有無はマイクロスイッチ41、43により検
知される。
【0032】媒体収容部40の媒体ロール30Aから繰
出された帯状媒体10は、帯状媒体搬送装置35を介し
て後段の切断手段としての切断装置45、第1の印刷手
段としての印刷装置46、および第2の印刷手段として
の印刷装置47を配置した処理部搬送路50に送り込む
ようになっている。
【0033】帯状媒体搬送装置35は、媒体収容部40
から下方に導出された帯状媒体10を屈曲させて水平に
案内するガイド手段55と、このガイド手段55により
案内された前記帯状媒体10を繰出し搬送する搬送手段
56とを有する。
【0034】搬送手段56は、駆動ローラ58Aと、こ
の駆動ローラ58Aに対し、搬送の可否を制御するソレ
ノイド59の駆動により接離するピンチローラ58Bと
からなる搬送ローラ対58で構成され、前記帯状媒体1
0は駆動ローラ58Aとピンチローラ58Bとで挾持さ
れ駆動ローラ58Aの回転に伴って処理部搬送路50の
起端部でもある媒体合流部60に繰出し搬送されるよう
になっている。
【0035】一方、媒体収容部40の媒体ロール30B
から繰出された帯状媒体10は、方向変換機構65(詳
図しない)を備えた前記帯状媒体搬送装置35と同様の
装置(図示せず)を介して前記媒体合流部60に導かれ
るようになっている。
【0036】なお、媒体合流部60に至る媒体搬送路7
0Aには、搬送ローラ対58の後段に帯状媒体10が搬
送ローラ対58を通過したことを検知する媒体検知手段
としての第1のセンサ72、搬送ローラ対58と媒体合
流部60のほぼ中央に設けられた帯状媒体10が通過し
たことを検知する第2のセンサ73および媒体合流部6
0に設けられた帯状媒体10が媒体合流部60に到達し
たことを検出する第3のセンサ74が設けられている。
【0037】また、媒体合流部60に至るもう一方の媒
体搬送路70Bにも、図示しないが同様の検知手段が配
設されている。
【0038】そして、媒体ロール30Aから引き出され
媒体搬送路70Aを通過する帯状媒体10の終端部が第
1のセンサ72により検知された場合には、もう一方の
媒体ロール30Bから引き出された帯状媒体10が媒体
搬送路70Bに配設された図示しない搬送手段により媒
体合流部60に送られ、機器の動作を停止させること無
くロールの切り替えを行なうことができる。
【0039】また、処理部搬送路50の起端側、すなわ
ち、前記媒体合流部60の後段近傍にはパルスモータ8
0を駆動源とする搬送ローラ対81,82が設けられ、
処理部搬送路50に送り込まれた帯状媒体10を切断手
段としての切断装置45に搬送するようになっている。
【0040】搬送ローラ対82の後段に設けられた切断
装置45は、搬送される帯状媒体10を図2に示すミシ
ン目13の位置で切断して、所定の長さを持った券状媒
体である未印刷のタグ20を形成するカッタ85、この
カッタ85による切断駆動を制御するソレノイド86、
このソレノイド86の駆動状態を検知するセンサ87、
カッタ85により切断された未印刷のタグ20を搬送す
る搬送ローラ対88、および未印刷のタグ20がローラ
61を通過したことを検知するセンサ89とから構成さ
れている。
【0041】処理部搬送路50の切断装置45の後段に
は、タグの印刷面に文字情報あるいはバーコード情報な
どの各種情報をドット印刷する第1および第2の印刷手
段としての印刷装置46,47が設けられている。
【0042】第1の印刷装置46は、各種情報を印刷す
るサーマルヘッド95、このサーマルヘッド95にタグ
20を押圧、退避可能に軸支されるプラテンローラ9
6、サーマルヘッド95に対しプラテンローラ96を押
圧あるいは退避させるソレノイド97およびこのソレノ
イド97がプラテンローラ96を押圧しているか退避さ
せているかを検知するセンサ98などから構成されてい
る。
【0043】第2の印刷装置47も、第1の印刷装置4
6と同様に、各種情報を印刷するサーマルヘッド10
0、このサーマルヘッド100にタグ20を押圧、退避
可能に軸支されるプラテンローラ101、サーマルヘッ
ド100に対しプラテンローラ101を押圧あるいは退
避させるソレノイド102およびこのソレノイド102
がプラテンローラ101を押圧しているか退避させてい
るかを検知するセンサ103などから構成されている。
【0044】さらに、この第2の印刷装置47には、こ
の装置の前段部に前記第1の印刷装置46で印刷処理の
終了したタグ20の到達を検知するセンサ105、第2
の印刷装置47の後段部で第2の印刷装置47で印刷処
理の終了したタグ20を検知するセンサ106およびセ
ンサ106を通過したタグ20を排出部110に搬送す
るDCモータ111を駆動源とした搬送ローラ対112
が設けられている。
【0045】なお、第1および第2の印刷装置46,4
7は、タグ20に対して高速な印字を実現するためにタ
グ20に印刷すべき情報を2つに分け、それぞれを印字
する構成となっている。
【0046】また、搬送ローラ対88およびプラテンロ
ーラ96,101はパルスモータ115により駆動され
るようになっている。
【0047】しかして、媒体ロール30A(30B)か
ら引出された帯状媒体10は、ガイド手段55を介して
媒体搬送路70A(70B)に送り込まれ、搬送手段5
6としての搬送ローラ対58により媒体合流部60に送
り込まれ、さらに、切断装置45、第1の印刷装置4
6、および第2の印刷装置47を配置した処理部搬送路
50に送り込まれる。
【0048】そして、切断装置45により帯状媒体10
をミシン目13毎に切り離した後、この切り離された券
状媒体である未印刷のタグ20に印刷装置46,47に
よって手荷物毎の所有者名および搭乗者名が文字印刷さ
れ、排出部110に発行されることになる。
【0049】また、この様に構成されたタグ発行装置1
の筐体2の下面の四隅には、図1、図4および図5に示
すように、装置移動用のキャスタ120と、装置固定支
持用の足である筐体2の足2Aが取付けられている。そ
して、タグ発行装置1の据付場所において、図4に示す
ように、筐体2の足2Aを伸ばして固定するようになっ
ている。
【0050】また、前述したように、処理ユニット3
は、前記筐体2にスライドレール機構4を介して引出し
自在に設けられた引出基台5に搭載されており、図1お
よび図5に示すように、引出基台5と一体に筐体2外に
引出され、消耗品の装填、保守、点検が容易に行えるよ
うになっている。
【0051】また、この時、支持脚6が引出基台5を支
えるようになっているとともに、この時、支持脚ロック
手段130により支持脚6にロックがかかり、支持脚6
に物が当たっても転倒する虞がないようになっている。
【0052】次に、図6ないし図10を参照して、支持
脚6および支持脚ロック手段130の構成について説明
する。
【0053】図6に示すように、スライドレール機構
4,4により矢印B方向に引出し自在な引出基台5のベ
ース5Aの下面中央部には、取付プレート135が固定
されている。
【0054】この取付プレート135には、図7および
図8にも示すように、支持脚6の回動支点となる支軸1
36が設けられており、支持脚6が回動自在に取付けら
れており、また、その先端部には、キャスタ137が取
付けられている。
【0055】支持脚6は、支持脚本体6Aと、この支持
脚本体6Aの先端部にボルト締めされ、かつ、前記キャ
スタ137が取付けられた補助脚6Bからなり、補助脚
6Bをスライドさせてその取付け位置を変えることで支
軸136からキャスタ137までの長さ、すなわち、床
面からの高さを調節できるようになっている。
【0056】また、支持脚6の一側面の長さ方向中間
部、および、取付プレート135の一側面には、それぞ
ればね係止ピン140が突設されており、これらの間に
付勢手段としての引張りばね141が張設されている。
【0057】この引張りばね141は、支持脚6を引出
基台5から引出す方向(図9および図10の矢印C方
向)に作用するもので、引出基台5を筐体2から引出す
と支持脚6が自動的に引出されるようになっている。
【0058】処理ユニット3を筐体2外に引出した際
に、重心Gが筐体2外に移動するが、処理ユニット3を
搭載した引出基台5が、上記のように支持脚6により支
えられることにより、転倒するようなことがない。
【0059】なお、支持脚6の枢支端側には、切欠部1
57が形成されており、支持脚6が垂直位置まで引張り
ばね141の付勢力で回動変位すると、この切欠部15
7が取付プレート135に設けられたストッパ158に
当たり、それ以上の移動が規制されるようになってい
る。
【0060】また、取付プレート135には、支持脚6
の支軸136と平行に支軸150が設けられており、ロ
ックレバー151が回動自在に取付けられている。この
ロックレバー151には、図9の二点鎖線および図10
に示すように、支持脚6の中途部に突設されたロックピ
ン155と係合する係合溝151Aが形成されている。
【0061】そして、支持脚6に突設されたロックピン
155に、ロックレバー151の係合溝151Aを係合
させることで支持脚6を引出基台5に収容する方向(矢
印C方向)の動きを規制するようになっており、前記支
持脚ロック手段130を構成している。
【0062】ロックレバー151は、支持脚6が引張り
ばね141の付勢力で強制的に引出されると自重で同時
に降りてきて、支持脚6が垂直状態になったときロック
ピン155に係合して支持脚6をロックする。
【0063】また、処理ユニット3を筐体2に収納する
際、処理ユニット3を押すだけで前記ロックレバー15
1によるロック動作が自動的に解除され、ついで、支持
脚6も折込まれて筐体2内に収納される。
【0064】すなわち、処理ユニット3を筐体2に収納
する方向に押すと、処理ユニット3と一体に移動する引
出基台5の下面に対向する筐体2のフロア(図示しな
い)にロックレバー151の背が当たることで、ロック
レバー151が支軸150を回動支点として持上がる。
【0065】これにより、支持脚6のロック動作が解除
され、支持脚6は支軸136を回動支点として矢印C方
向とは反対の矢印D方向に回動可能となり、筐体2のフ
ロア(図示しない)に沿って支持脚6が収納される。
【0066】以上説明したように、処理ユニット3が搭
載された引出基台5に、支持脚6を組込み、処理ユニッ
ト3を引出基台と共に筐体外に引出したときに支持脚6
が回動変位して前記引出基台5を支えるようにしたか
ら、従来のように筐体2の足2Aを床に固定したり、筐
体2の重量を重くて重心Gの位置が筐体2内に残るよう
にすることなく、処理ユニット3の引出時における装置
の転倒を確実に防止でき、従来に比べ設置性および移動
性の向上が図れる。
【0067】また、処理ユニット3の下に支柱がある構
造となるため、処理ユニット3に対する消耗品の装填、
保守、点検時に安定して作業ができる。
【0068】また、支持脚6は、処理ユニット3を筐体
2内に収容したときには引出基台5に折込まれるように
したから、邪魔になることがない。
【0069】さらに、引出基台5が引出されたときには
支持脚6を引出基台5を支える位置に保持し、引出基台
5が筐体2内に収容されるときには支持脚5の保持を解
除する支持脚ロック手段130を設けたから、引出し時
には、必ず支持脚6にロックがかかるので、支持脚6に
物が当たっても転倒する虞がない。
【0070】また、支持脚6をキャスタ137付きとし
たから、装置が設置された床面との馴染みが良く、支持
脚6自体の出入れや処理ユニット3の筐体4への押込み
動作が容易となる。
【0071】なお、本発明は、本発明の要旨を変えない
範囲で種々変形実施可能なことは勿論である。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、つ
ぎのような効果を奏する。
【0073】請求項1記載の内部ユニット引出し式装置
によれば、処理ユニットが搭載された引出基台に、支持
脚を組込み、処理ユニットを引出基台と共に筐体外に引
出したときに支持脚が回動変位して前記引出基台を支え
るようにしたから、従来のように筐体の足を床に固定し
たり、筐体重量を重くすることなく、処理ユニット引出
時における装置の転倒を確実に防止でき、従来に比べ設
置性および移動性の向上が図れる。また、処理ユニット
の下に支柱がある構造となるため、消耗品の装填、保
守、点検時に安定して作業ができる。
【0074】また、支持脚は、処理ユニットを筐体内に
収容したときには引出基台に折込まれるようにしたか
ら、邪魔になることがない。
【0075】また、請求項2記載の内部ユニット引出し
式装置によれば、前記請求項1記載のものの効果に加え
て、さらに、引出基台が引出されたときには支持脚を引
出基台を支える位置に保持し、引出基台が筐体内に収容
されるときには支持脚の保持を解除する支持脚ロック手
段を設けたから、引出し時には、必ず支持脚にロックが
かかるので、支持脚に物が当たっても転倒する虞がな
い。
【0076】また、請求項3記載の内部ユニット引出し
式装置によれば、前記請求項1記載のものの効果に加え
て、さらに、支持脚をキャスタ付きとしたから、装置が
設置された床面との馴染みが良く、支持脚自体の出入れ
や処理ユニットの筐体への押込み動作が容易となる。
【0077】また、請求項4記載のタグ発行装置によれ
ば、前記請求項1〜3記載のものの効果を有するタグ発
行装置の提供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の内部ユニット引出し式装置としてのタ
グ発行装置の一実施例の内部処理ユニットを引出した状
態を概略的に示す図。
【図2】同じく、処理ユニットの構成を概略的に示す
図。
【図3】同じく、タグ発行装置で使用される帯状媒体の
一部を示す図。
【図4】同じく、タグ発行装置の筐体を装置固定支持用
の足を介して固定した状態を示す説明図。
【図5】同じく、処理ユニットを引出し、引出基台に組
込まれた支持脚で支持した状態を示す説明図。
【図6】同じく、支持脚および支持脚ロック手段が組込
まれた引出基台を上面側から見た図。
【図7】同じく、支持脚の側面図。
【図8】同じく、支持脚および支持脚ロック手段を下面
側から見た図。
【図9】同じく、引出基台に対する支持脚の収納および
取出し状態を示す説明図。
【図10】同じく、支持脚ロック手段で支持脚をロック
した状態を示す図。
【符号の説明】
1…タグ発行装置(内部ユニット引出し式装置)、2…
筐体、2A…筐体の足(装置固定支持用の足)、3…処
理ユニット、4…スライドレール機構、5…引出基台、
6…支持脚、10…帯状媒体、11…帯状台紙、12…
タグ原紙、20…タグ、30…媒体ロール、35…帯状
媒体搬送装置、40…媒体収容部(媒体収容手段)、4
5…切断装置(切断手段)、46…印刷装置(第1の印
刷手段)、47…印刷装置(第2の印刷手段)、50…
処理部搬送路、130…支持脚ロック手段、135…取
付プレート、136…支軸、137…キャスタ、141
…引張りばね(付勢手段)、150…支軸、151…ロ
ックレバー、151A…係合溝、155…ロックピン。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筐体内に収容される処理ユニットを、前記
    筐体に対してスライド自在に設けられた引出基台に搭載
    し、前記引出基台と一体に前記処理ユニットを前記筐体
    外に引出し自在とした内部ユニット引出し式装置であっ
    て、 前記引出基台に対して回動可能に組込まれ、かつ、前記
    処理ユニットを引出基台と共に筐体外に引出したときに
    は回動変位して前記引出基台を支えるとともに、前記処
    理ユニットを筐体内に収容したときには前記引出基台に
    折込まれる支持脚を設けたことを特徴とする内部ユニッ
    ト引出し式装置。
  2. 【請求項2】筐体内に収容される処理ユニットを、前記
    筐体に対してスライド自在に設けられた引出基台に搭載
    し、前記引出基台と一体に前記処理ユニットを前記筐体
    外に引出し自在とした内部ユニット引出し式装置であっ
    て、 前記引出基台に対して回動可能に組込まれ、かつ、前記
    処理ユニットを引出基台と共に筐体外に引出したときに
    は回動変位して引出基台を支えるとともに、前記処理ユ
    ニットを筐体内に収容したときには前記引出基台に折込
    まれる支持脚と、 前記引出基台が引出されたときには前記支持脚を前記引
    出基台を支える位置に保持し、前記引出基台が前記筐体
    内に収容されるときには前記支持脚の保持を解除する支
    持脚ロック手段と、を具備してなることを特徴とする内
    部ユニット引出し式装置。
  3. 【請求項3】筐体内に収容される処理ユニットを、前記
    筐体に対してスライド自在に設けられた引出基台に搭載
    し、前記引出基台と一体に前記処理ユニットを引出基台
    と共に前記筐体外に引出し自在とした内部ユニット引出
    し式装置であって、 前記引出基台に対して回動可能に組込まれ、かつ、前記
    処理ユニットを筐体外に引出したときには回動変位して
    引出基台を支えるとともに、前記処理ユニットを筐体内
    に収容したときには前記引出基台に折込まれるキャスタ
    付き支持脚を設けたことを特徴とする内部ユニット引出
    し式装置。
  4. 【請求項4】筐体と、 この筐体内に収容され、媒体収容手段から導出されたタ
    グ原紙が所定間隔で貼られ帯状媒体を繰出し搬送する搬
    送手段、この搬送手段搬送された帯状媒体を所定の長さ
    に切断してタグ原紙が貼られた券状媒体とする切断手
    段、この切断手段により切断された券状媒体に貼られて
    いるタグ原紙に必要情報を印刷する印刷手段を備えタグ
    を発行するタグ発行用の処理ユニットと、 前記筐体に対してスライド自在に設けられ、かつ前記処
    理ユニットが搭載され前記処理ユニットと一体に前記筐
    体外に引出し自在とした引出基台と、 この引出基台に対して回動可能に組込まれ、かつ、前記
    処理ユニットを引出基台と共に筐体外に引出したときに
    は回動変位して前記引出基台を支えるとともに、前記処
    理ユニットを筐体内に収容したときには前記引出基台に
    折込まれるキャスタ付き支持脚と、 前記引出基台が引出されたときには前記支持脚を前記引
    出基台を支える位置に保持し、前記引出基台が前記筐体
    内に収容されるときには前記支持脚の保持を解除する支
    持脚ロック手段と、を具備してなることを特徴とするタ
    グ発行装置。
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