JPH0719207Y2 - 播種テープ作成機の結束糸張力調整装置 - Google Patents

播種テープ作成機の結束糸張力調整装置

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JPH0719207Y2
JPH0719207Y2 JP8367892U JP8367892U JPH0719207Y2 JP H0719207 Y2 JPH0719207 Y2 JP H0719207Y2 JP 8367892 U JP8367892 U JP 8367892U JP 8367892 U JP8367892 U JP 8367892U JP H0719207 Y2 JPH0719207 Y2 JP H0719207Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、農作物の種子をテープ
に一定間隔、一定個数宛包み込んで作成する播種テープ
作成機に関し、特にテープの強度補完、および封入され
た種子の移動防止のためにテープに絡ませる結束糸の張
力を自動的に制御する播種テープ作成機の結束糸張力調
整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、播種テープには、供給する種子
を収容するホッパから種子を運び出して水溶液などの土
壌中で分解するテープ上に、一定間隔、一定個数宛配置
する部分と、配置された種子をテープにくるみ込んで外
から結束糸を絡ませて補強、固定する部分とからなる。
図7に、結束糸をテープに絡ませる装置の基本的な従来
例を示す。図7では、テープ10の表面に一定個数、一
定間隔に配置された種子60は案内樋保持板50の孔を
通過するときテープに巻き込まれ結束糸12,32によ
り結束され播種テープ30として形成される。
【0003】このようにテープの強度補完および封入さ
れた種子の移動防止用として、通常2本の結束糸を使用
し、互いに交差させながらテープに絡めているが、近時
これらの工程が高速化されるに伴い、結束糸の切断の機
会が多くなる傾向にある。このような場合、結束糸切断
のままテープを作成すると、テープの状態は著しく低下
し、不良品となる。この結束糸の切断は発見が遅れる
と、装置が高速で運転しているため、不良品を大量に出
すという問題点があった。そこで最近では結束糸の切断
を検出する装置を付加し、切断を検出した場合、直ちに
装置を停止させている。
【0004】図8は、このような結束糸切断検出装置を
有する播種テープ作成機の例を示す斜視図である。図9
は、図8の従来例の図中の右側半分を回転部分の中心線
を含む面で切断した縦断面図である。図8および図9に
示す従来例は、基台取付面1に基台2を固定し、基台2
に播種テープ案内パイプ3を固定している。播種テープ
案内パイプ3には、ボールベアリング24,24を介し
て回転筒22が、またボールベアリング44,44を介
して回転筒42がそれぞれ回転自在に取りつけられてい
る。これらの回転筒の一端は、それぞれベルト車状にな
っていてベルト21および41が掛けられている。ベル
ト21および41は、基台取付面1の下側にある図示し
ないモータにより駆動され、駆動方向は、図7における
モータ55によりプーリ53,54を介して行われる場
合と同様であるので、回転筒22と42はそれぞれ逆方
向に回転する。回転筒22には円板状のガイド取付板1
6が、また回転筒42には円板状のガイド取付板36が
それぞれ固定されている。したがって、ガイド取付板1
6とガイド取付板36は互いに逆方向に回転するように
なっている。
【0005】ガイド取付板36には、ボビン31から結
束糸32を円滑に繰り出すガイド33と、播種テープ貫
通パイプ3内から播種テープ10を円滑に引き出すため
のガイド34が取り付けられ、ガイド33の取り付け位
置のすぐ横に結束糸切断検出ピン35の根本部が回動自
在に取り付けられている。そして基台取付面に固定され
たスイッチ取付板40に、ガイド取付板36の周辺部の
外方に対向する位置に可動部39がくるよう配置された
リミットスイッチ37が固定されている。回転筒22に
取り付けられたガイド取付板16に対しても、同様に播
種テープ貫通パイプ3内に播種テープ10を円滑に引き
込むためのガイド14と、結束糸切断検出ピン15と、
リミットスイッチ17が取付けられている。
【0006】このような装置を使用する際は、まず、結
束糸12を巻き取ってあるボビン11をボビン取付部2
3に、結束糸32を巻き取ってあるボビン31をボビン
取付部に、それぞれ装着する。次に、あらかじめ図示し
ない別の装置で種子を一定間隔で一定個数配置してくる
んだ播種テープ10をガイド14の輪,テープ挿入部4
,播種テープ貫通パイプ3,ガイド34の輪の順にそ
れぞれ貫通させる。また、結束糸12は、ボビン11か
ら繰り出してガイド13の2個の輪とガイド14の輪を
経てテープ挿入部4の入口から挿入する。結束糸32
は、ボビン31から繰り出してガイド33の2個の輪と
ガイド34の輪を貫通させてテープ10に添わせる。
【0007】つぎにこの状態でテープ10を図7の図中
に矢印で示す方向に走行させながらガイド取付板16と
36を互いに逆方向に回転させると、結束糸12と32
は絡みついて播種テープ10は高速度で結束され、完成
品として結束された播種テープが送り出される。このと
き結束糸切断検出ピン15はガイド取付板16ととも
に、また結束糸切断検出ピン35はガイド取付板36と
ともに高速で回転するので、その先端は遠心力によって
回転中心より遠ざかろうとするが、ピンの可動部は結束
糸の繰り出す経路の内側にあって、常に滑りながら結束
糸12または32に接触することによって抑えられてい
る。
【0008】いま仮に、これらの結束糸のいずれかが何
らかの原因で切断したとすると、該当する結束糸切断検
出ピンの先端が遠心力によって外方に遠ざかろうとする
のを抑える力がなくなるので、そのピンの先は外方向に
突出したまま回転し、対応するリミットスイッチの可動
部に当たり、その可動部がスイッチを押して作動させ
る。この作動により図示しない警報装置、あるいは表示
装置が働いて操作者に結束糸の切断を知らせる。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】上述のように、従来の
播種テープ作成機は、最近ではテープに結束糸を絡ませ
る装置に、結束糸切断検出装置を付加している。しかし
結束糸切断検出の前に、切断の原因となる結束糸の過度
な緊張を取り除く方が、生産効率を格段に向上させるこ
とができる。また、結束糸の張力が一定以下に低下した
場合は、製品の形崩れを発生し、種子をテープに一定間
隔、一定個数宛包み込んで保持する機能が失われ、不良
品を増加させ、生産効率を格段に低下させる。
【0010】ところが結束糸の張力は、従来装置では、
図9に示すように、回転円筒22(42)に固定されて
いるガイド取付板16(36)と、ボビン11(31)
が、完全な自由状態ではなく、相接する2枚のフエルト
などの適当な摩擦のある材質でできた接触リング28
(48)によって、相互の動きを緩やかに拘束され、こ
の拘束の程度によって結束加工中の平均的な張力が固定
的に決定されている。したがって、結束加工の運転中
に、何かの原因で結束糸張力に変化が起こっても自動的
に調整する機能は有していない。
【0011】一方、結束加工中の結束糸の張力は、ボビ
ンに巻かれている結束糸の巻始め、巻途中、巻終わりの
それぞれの径の大きさの相違による、結束糸繰り出し速
度の違いや、ボビンに巻き取られている結束糸の残量の
大小による、回転に伴う慣性の相違によって時々刻々変
化する。したがって、このような変化に追従して、加工
中の結束糸の張力が最適値に保てるよう絶えず調整され
ることが望ましい。
【0012】本考案の目的は、このような問題点を解決
し、結束加工中に結束糸の張力の変化に対応して自動的
に張力を調整することによって、高速加工における製品
不良を格段に少なくすることができるような播種テープ
作成機の結束糸張力調整装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め本考案の播種テープ作成機の結束糸張力調整装置は、
回転するボビン31(11)から結束糸32(12)を
繰り出し、結束されるべき播種テープ10を進行させな
がら、播種テープ10の周囲を回転するガイド取付板3
6(16)に取り付けた結束糸ガイド35(15)を経
て、結束糸32(12)をテープ10に絡ませて結束す
る播種テープ作成機において、ボビン31(11)の側
面を押してボビンの回転速度を制御するための制動板9
0(または同等の図示しない制動板)を、ガイド取付板
36(16)のボビン側面に対向する面に取りつけ、結
束糸ガイド35(15)は、ボビンの回転を抑制するた
めに設けた制動アーム84(または同等の図示しない制
動アーム)と一体化し、一体化された結束糸ガイド兼制
動アーム部85(または同等の図示しない結束糸ガイド
兼制動アーム部)をその支持部の軸を中心に回動自在に
ガイド取付板36(16)に取りつけ、結束糸ガイド兼
制動アーム部85(または同等の図示しない結束糸ガイ
ド兼制動アーム部)付近に、結束中に結束糸ガイド35
(15)が結束糸32(12)の張力を増加させる方向
に回動するよう附勢するばね89(または同等の図示し
ないばね)を設け、結束糸ガイド兼制動アーム部85
(または同等の図示しない結束糸ガイド兼制動アーム
部)の回動により、結束中に結束糸32(12)の張力
が減少したとき制動アーム84(または同等の図示しな
い制動アーム)が制動板90(または同等の図示しない
制動板)を介して加えるボビン31(11)側面への押
圧力を強めてその回転を減速し、結束中に結束糸32
(12)の張力が増加したとき前記押圧力を弱めてその
回転を加速するよう構成する。
【0014】
【実施例】次に本考案の実施例について図面を参照して
詳しく説明する。図1は、本考案の一実施例を使用した
播種テープ作成機の例を示す一部省略の斜視図である。
図2は、図1の実施例の図中矢印Aの方向から見た要部
の一組について示した正面図である。図3は、図1の実
施例の図2の部分に対する平面図である。図4は、図1
の実施例の図2の部分に対する右側面図である。
【0015】図1〜4に示すように、本考案の播種テー
プ作成機の結束糸張力調整装置は、図8の従来例のガイ
ド取付板36に相当するガイド取付板86の外側の周辺
部寄りに、支持ブロック87を固定し、支持ブロック8
7に、結束糸ガイド兼制動アーム部85をその支持され
る部分の軸を中心として回動自由に、また、従来例同様
の結束糸切断検出ピン35をその根本部においてガイド
取付板86の回転面に平行に回動自由に支持している。
なお、34は図8の34と同等のものであり、93は、
ガイド取付板86を円滑に回転させるためのバランスウ
エイトである。
【0016】図1において、播種テープ案内パイプ3は
基台2に固定され、播種テープ案内パイプ3には、図示
しないボールベアリングを介して回転筒22,42が回
転自在に支持されている。これらの回転筒の一端は、ベ
ルト21、41がそれぞれ掛けられていて、図示しない
モータにより駆動され、互いに逆方向に回転する。回転
筒42には円板状のガイド取付板86が固定され、回転
筒22には図示されていないがガイド取付板86に相当
するもう一つのガイド取付板が取り付けられている。し
たがって、これらの二つのガイド取付板は互いに逆方向
に回転する。なお、基台2、播種テープ案内パイプ3、
テープ10、ボビン11,31、結束糸12,32、リ
ミットスイッチ17,37、スイッチ取付板20,4
0、ベルト21,41、回転筒22,42、結束された
播種テープ30は全て図8の同符号のものと同等であ
り、その構造や動作は同じであるので詳しい説明は省略
する。
【0017】図2〜4に示すように、結束糸ガイド兼制
動アーム部85は、結束糸ガイド83と制動アーム84
の二つの部分からなり、一本の針金によって形成されて
いる。その中央部は、針金の軸周りに回動自由に支持ブ
ロック87に設けた溝87aに挿入して支持されてい
る。結束糸ガイド83は、その支持部より外側に突き出
して従来の結束糸ガイド同様に、ボビン31の軸に平行
に二つの輪が作られている。制動アーム84は、結束糸
ガイド兼制動アーム部85が支持されている部分に対し
結束糸ガイド83の反対側に急角度で曲げられた部分で
構成されている。その回動中心は支持ブロック87に設
けたもう一つの溝87b内にあり、その先端部はさらに
ほぼ直角に曲げられ、ガイド取付板86に設けられた孔
88を表から裏へ貫通する。そしてこの先端部がボビン
31方向に突き出すよう、ばね89によって附勢されて
いる。なお、支持ブロック87をガイド取付板86に固
定するねじ82,82は、一本が結束糸ガイド兼制動ア
ーム部85の支持部を溝87aの外に跳び出さないよう
抑える役目を兼ね、他の一本は結束糸切断検出ピンを回
動自由に支持する役目を兼ねている。
【0018】制動板90は薄板でできていて、その根本
はガイド取付板86のボビン31側の面にねじ92,9
2で固定されている。その先端部にはボビン31側にフ
エルトなどの適当な摩擦のある材質でできた接触片91
が張りつけられている。制動板90の接触片91が張ら
れている部分の反対側(ガイド取付板86側)には、通
常結束中、制動アーム84の先端が触れている。したが
って、結束糸ガイド83の回動により、制動アーム84
の先端が制動板90を強く押すときは、接触片91がボ
ビン31の側面を強く押して摩擦を多くし、制動アーム
84の先端が制動板90を弱く押すときは、接触片91
がボビン31の側面を弱く押して摩擦の少ない状態にす
る。
【0019】次に播種テープ結束中の結束糸張力と、ガ
イド取付板と結束糸を繰り出すボビン間の摩擦の関係に
ついて説明する。例えば結束糸32の張力について考え
ると、ガイド取付板86は回転筒42と一体になって播
種テープ案内筒3の周りに回転している。結束糸32を
繰り出すボビン31は、図示しないボールベアリングを
介して播種テープ案内筒3に回転自由に支持され、ガイ
ド取付板86と同一方向に回転している。ただし、この
場合ボビン31の回転は、ガイド取付板86の回転より
必ず早くなる。これは走行中の播種テープの周囲に絡み
つけるための結束糸を繰り出さなければならないからで
ある。したがって、ボビン31の回転をまったく自由に
して結束糸の繰り出す勢いにまかせておけば、結束糸3
2の張力は最も弱くなる。もし何かの方法でボビン31
の回転速度をガイド取付板86の回転速度を近づけるよ
うにすれば結束糸32の張力は強くなる。
【0020】図5および図6は、図1の実施例の図2の
矢印Bの方向から見た結束糸ガイド兼制動アーム部85
の動作を示す説明図である。図5は結束糸32の張力が
最も弱いときの結束糸ガイド兼制動アーム部85の状態
を示している。図6は結束糸32の張力が異常に強くな
ったときの結束糸ガイド兼制動アーム部85の状態を示
している。結束糸ガイド兼制動アーム部85は図5およ
び図6に示すように、その中央部において支持ブロック
の溝87aに回動自由に支持され、図2の矢印Bの方向
から見た結束糸ガイド83の二つの輪を結ぶ線の方向と
制動アーム84の主要部の方向とは、ほぼ直角である。
そこで図5の状態から結束糸ガイド83が時計方向に回
れば制動アーム84も時計方向に回って制動アームの先
端は制動板90を押す力を弱める。また、図6の状態か
ら結束糸ガイド83が反時計方向に回れば制動アーム8
4も反時計方向に回って制動アームの先端は制動板90
を押す力を強める。
【0021】結束糸張力が最低の状態(図5の状態)で
は、制動アーム84の先端が最も強く制動板を押してボ
ビン31に対する摩擦を多くし、ボビン31の回転とガ
イド取付板86の回転の速度を近づけるようにして結束
糸張力を増すように働く。その結果結束糸張力が増して
くると、結束糸ガイド83が時計方向に回り、制動アー
ム84も時計方向に回ってその先端が制動板90を押す
力を弱め、ボビン31の回転をガイド取付板86の回転
に引っ張られる程度を弱め、より自由にすることによっ
て結束糸張力を減らすように働く。
【0022】結束糸張力が異常に強くなった状態(図6
の状態)では、結束糸32が最短距離を通過しようとし
て結束糸ガイド83を図中の時計方向に回し、制動アー
ム84の先端が後退して制動板90を押さなくなり、ボ
ビン31の回転に制動が効かなくなるので、直ちに結束
糸張力は弱まる。このことによって結束糸の切断は未然
に防止することができる。結束糸張力が弱まると、結束
糸ガイド83は図中の反時計方向に回わり、制動アーム
84の先端が制動板90を押してボビン31に対する摩
擦を多くし、結束糸張力を増すように働く。このように
して結束中の結束糸の張力は、結束糸ガイド兼制動アー
ム部85が図5と図6の間の姿勢を取りながら、結束中
に発生する結束糸の張力を変動させる要因を吸収して、
絶えず最適の張力を保つように働く。なお、通常の異常
緊張による結束糸の切断は結束糸ガイド兼制動アーム部
85の動作によって防ぐことができるが、結束糸のボビ
ンからの繰り出し不良や、他の原因によるボビンの回転
停止などによる結束糸の切断があった場合のために、従
来技術による結束糸切断検出ピン35およびリミットス
イッチ39などが配置されている。
【0023】以上は結束糸32の張力に関係のある部分
について述べたが、結束糸12についても同様に、図示
しないガイド取付板にとりつけたボビン11と結束糸1
2に対応する結束糸ガイド兼制動アーム部と制動板によ
って同じ動作が行われ同じ結果が得られるようになって
いる。なお、結束糸ガイド兼制動アーム部85および支
持ブロック87などの形および構造とガイド取付板86
への取り付け方法、制動板90の形および構造とガイド
取付板86への取り付け方法などについては、図1〜図
4に示すもの以外にも色々なものが考えられるが、本考
案の主旨に沿うものであれば、そのいずれでもよい。
【0024】
【考案の効果】以上詳しく説明したように本考案は、結
束糸をボビンから繰り出す案内をする結束糸ガイドを、
ボビンの回転の速さを制御する制動アームとを一体化し
て、ガイド取付板に回動自由に取り付け、結束糸ガイド
に結束糸張力の検出動作を兼ね、播種テープ結束中に結
束糸張力が弱くなったときにはボビンの回転速度をガイ
ド取付板の回転速度に近づけて張力を強くし、結束糸張
力が強くなったときにはボビンの回転の抑制を少なくし
て張力を弱くさせることにより、播種テープ結束中に発
生する結束糸張力の変動の影響を吸収して、つねに適切
な張力を保つことができるという効果がある。したがっ
て、本実施例を使用することにより、均一で高品質な播
種テープを高速で作ることができ、しかも通常の結束糸
断線を未然に防いで製品の歩留りを良くすることができ
るなど、多くの効果を期待することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を使用した播種テープ作成機
の例を示す斜視図である。
【図2】図1の実施例の図中矢印Aの方向から見た要部
の正面図である。
【図3】図1の実施例の図2の部分に対する平面図であ
る。
【図4】図1の実施例の図2の部分に対する右側面図で
ある。
【図5】図1の実施例の結束糸ガイド兼制動アーム部の
動作(結束糸の張力が弱いとき)を示す説明図である。
【図6】図1の実施例の結束糸ガイド兼制動アーム部の
動作(結束糸の張力が強いとき)を示す説明図である。
【図7】播種テープ作成機の基本的な従来例を示す斜視
説明図である。
【図8】結束糸切断検出装置付き播種テープ作成機の従
来例を示す斜視図である。
【図9】図8の従来例の右半分の縦断面図である。
【符号の説明】
2 基台 3 播種テープ案内パイプ 4 テープ挿入部 10 テープ 11,31 ボビン 12,32 結束糸 13,14,33,34 ガイド 15,35 結束糸切断検出ピン 16,36,86 ガイド取付板 17,37 リミットスイッチ 19,39 スイッチの可動部 20,40 スイッチ取付板 21,41 ベルト 22,42 回転筒 28,48 接触リング 30 結束された播種テープ 50 案内樋保持板 53,54 プーリ 55 モータ 60 種子 83 結束糸ガイド 84 制動アーム 85 結束糸ガイド兼制動アーム部 87 支持ブロック 90 制動板 91 接触片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転するボビンから結束糸を繰り出し、
    結束されるべき播種テープを進行させながら、前記播種
    テープの周囲を回転するガイド取付板に取り付けた結束
    糸ガイドを経て、前記結束糸を前記テープに絡ませて結
    束する播種テープ作成機において、 前記ボビンの側面を押してボビンの回転速度を制御する
    ための制動板を、前記ガイド取付板のボビン側面に対向
    する面に取りつけ、 前記結束糸ガイドは、前記ボビンの回転を抑制するため
    に設けた制動アームと一体化し、前記一体化された結束
    糸ガイド兼制動アーム部をその支持部の軸を中心に回動
    自在に前記ガイド取付板に取りつけ、 前記結束糸ガイド兼制動アーム部付近に、結束中に前記
    結束糸ガイドが結束糸の張力を増加させる方向に回動す
    るよう附勢するばねを設け、 前記結束糸ガイド兼制動アーム部の回動により、結束中
    に結束糸の張力が減少したとき制動アームが前記制動板
    を介して加えるボビン側面への押圧力を強めてその回転
    を減速し、結束中に結束糸の張力が増加したとき前記押
    圧力を弱めてその回転を加速するよう構成したことを特
    徴とする播種テープ作成機の結束糸張力調整装置。
JP8367892U 1992-11-10 1992-11-10 播種テープ作成機の結束糸張力調整装置 Expired - Lifetime JPH0719207Y2 (ja)

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