JPH0198567A - ストランド供給キャリヤー及び張力機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はストランド供給及び張力機構に関する。

［発明の背景］ 製造工程の一部分として繊維材料を使用する機械は、使
用される繊維の物理的能力を考慮に入れなければならな
い。例えば、編成（ｂｒａｉｄｉｎｇ）及び巻回装置は
ワイヤー又はＶ−ンの形態になし得るストランドを使用
している。与えられた応用分野に於て使用されるストラ
ンドの寸法及び強度に関係して、ストランドの張力及び
長さ、張力の均−性及び製品をＷＪ造する間に生ずる恐
れのあるストランドの摩耗程度のような事項に考慮を払
わなければならない。編成及び巻回作業に於ては、スト
ランドは通常ストランドボビン又はヤーンパッケージ上
にあって、これからストランドガイド機構の若干の部分
を経てストランドが引出されるようになっている。ボビ
ンは、ストランドが引出される際にボビンの制御された
回転を可能になすように設計されたキャリヤー上に取付
けられている。

しかし、大抵の既存の機械に於ては、ストランドに若干
の弛みを生じ、この弛みがガイド機素によって吸収され
なければならないが、この弛みはストランドに対して有
害な鋸歯状断続作用（ｓａｗｉｎｇ）を発生させるので
ある。

［従来の技術］ 従来この技術分野では、ボビン又はパッケージの回転を
制御する為にラチェット及び爪機構を使用する編成及び
巻回機用の種々のキャリヤーがあった。

ラチェット及び爪機構によって制御されるボビンの古い
例は米国特許筒６１８．５４２号に示されている。これ
に於てはボビンＣの頭部にラチェットが形成されて、爪
Ｆと協働し、ボビンからの伊　　　　ヤーン即ちストラ
ンドの取出しを制御するようになっている。ストランド
がボビンから取出されると、これが張力附与重錘ブロッ
クＧに支持されたプーリーホイールＧの廻りに供給され
るのである。

ストランドの張力が増加すると、プロツクがストランド
の中で第２図に示される点線位置に上方に動き、ここで
ビンＧ′が爪Ｆの端部を叩き、爪Ｆの他端をボビンＣの
端部の歯との係合がら離脱させるように傾斜させる。

ラチェット及び爪の配列装置の若干具なる形態が米国特
許筒１，４４２．４３２号に示されているが、これに於
てはボビンに、これの上端に固定されたラチェツト歯を
有するギヤ１０′が設けられている。この場合、ストラ
ンドの張力が増加すると、ばね３０′が撓み、カム面３
９′が爪１２′の踵部２１′に係合するまでカム面３９
′が上方に動くようになっている。このことが生ずると
、爪はラチェットから離脱してボビンが回転し、ストラ
ンドが引出されるのを可能になすのである。

ストランドボビンからの引出しを制御する他のラチェッ
ト及び爪の配置は米国特許筒６９６．０９４号、米国特
許筒１．０７２．８００号、米国特許筒２．１６６．３
３６号及び米国特許筒２゜２５８．０１８号を参照する
ことによって見出すことが出来る。注目されることは、
夫々の場合、これらの制御機構の構造及び作動に於ては
ストランドの張力が実質的に一定のレベルに保持される
ことが出来ず、大抵の場合ストランドの張力の若干の鋸
歯状断続作用がガイド孔に生ずることである。

［発明が解決しようとする課題］ 本発明の主な目的は、キャリヤーから編成点までの間に
実質的に一定の長さのストランドが保持される場合に有
効な簡単化された構造の改良されたキャリヤー上提供す
ることである。

本発明の他の目的は、作動張力が簡単に、且つかなり広
い範囲にわたって変化出来る改良されたキャリヤーを提
供することである。

［課題を解決する為の手段］ 上述の目的は、本発明の特徴によって、ベースと、ボビ
ンを受取るように前記ベースに支持されて、これから外
方に伸長するボビンポストと、ボビンに対して作動連結
されるように前記ボビンポストに軸支されている歯を附
されたラチェット装置と、細長い板ばね、前記板ばねの
一端を前記ベース上の支持する支持ブロックを含む装置
、前記ベースに支持された前記端部とは反対の前記板ば
ねの端部に取付けられたストランドガイドローラー及び
前記ラチェット装置の歯と係合するように前記支持ブロ
ック及び前記ストランドガイドローラーの間で前記板ば
ねに取付けられた爪を含むストランド張力装置と、スト
ランドをボビンからガイドローラーに向い、又編成点（
ｂｒａｉｄ　ｐｏｉｎｔ　）に向って案内するストラン
ドガイド装置とを含むストランド供給キャリヤー及び張
力機構を提供することによって達成されるのである。

本発明のキャリヤーは、低張力及び一定の長さにて作動
するストランドに関連して作動されるように設計される
のである。キャリヤーから編成点までの距離は編成機の
作動の間実質的に一定であるから、張力が実質的に一定
のレベルに保持されるのである。更に又、この距離が実
質的に一定であるから、ストランドに対する鋸歯状断続
的作用が排除されるのである。

本発明の他の目的及び利点は、以下の説明及び添付図面
を参照して容易に明らかになる。

［実施例］ 本発明のキャリヤーの設計を更によく理解する為に、図
面が参照されるが、これらの図面に於て、符合１０がキ
ャリヤーの°ベースを示している。このベース１０上に
支持されて、これから外方に伸長する垂直なボビンポス
ト１１があり、このボビンポストはボビン１２を受取る
ようになっている。

このボビンはヤーン又はワイヤー即ち以下に於てストラ
ンド１３と称するストランドの供給部分を含んでいる。

ベース上にボビンの下部フランジに連結されるラチェッ
ト（即ち多数歯を有する爪型）２５があり、このラチェ
ットはボビンポストの中心に配置された無ＰＪ擦軸受（
図示せず）によって支持されている。ストランドの供給
部即ちボビンが反時計方向に回転すると、ボビンがスト
ランドを使用する機械に向って引出す。ストランドは２
ツノベイラーバー（ｂａｉｌｅｒ　ｂａｒ）　１５を経
てピッグテール（１）ｉｏｔａｉｌ　）　１６に走行さ
せるが、このピッグテールはボビンの垂直の縦長さの大
体中央部に配置されている。次にストランドはキャリヤ
ーのベース上で下方に向って第２のピッグテール１７に
指向される。ストランドは次にストランドガイドローラ
ー１８の廻りを案内されてストランドの進行方向に前方
即ち下方に向い、第３のピッグテール１９に挿通される
。このようにしてピッグテール１７及び１９がベース上
に配置されて、ストランドガイドホイール即ちストラン
ドガイドローラー１８の夫々の側及び後方即ち上方に位
置し、これによってストランドによりストランドガイド
ローラーに生ずる力の方向が以下に説明される張力板ば
ねの支持線に対して実質的に垂直になされるのである。

ストランドは第３のピッグテール１９から出た後で最後
の、即ち第４のピッグテール２０を通過し、これからス
トランドは、編成点が内側キャリヤーの場合には編成点
に向って指向され、又は作動装置のアーム機構に指向さ
れ、又更に編成点が外側キャリヤーの場合には編成点に
指向されるのである。

引出し機構（ｌｅｔ　ｏｆｆ　ｍｅｃｈａｎｉｓｌ）は
、既述のようにボビンポストの中心に配置される無９１
！！軸受によって支持されるラチェット２５と、爪２６
と、この爪２６及びストランドガイドローラー１８が取
付けられている板ばね２７とより成っている。板ばね２
７はキャリヤーベース１０に取付けられた位置固定のブ
ロック即ち取付はブラケット２８に固定され、更に支持
ブロック３ｏによってばねの撓みの方向に支持されてい
るが、この支持ブロックは、ねじを附された緊締装置３
１によりばね２７に沿って位置を調節可能になされてい
る。

この緊締装置３１はピッグテール２ｏの支持部即ち取付
はブラケット３２のスロット３３を通って貫通して取付
はブラケット２８に固定されている。

支持ブラケット３０が前後に移動すると、ばね２７の支
持線３５が変化して、ばねの有効長さが変化し、爪２６
をラチェット２５から離隔させる運動を行うのに要する
ストランドの張力の大ぎさを大きく又は小さくすること
が判る。

［作用］ 上述の機構に於ては、張力は、ブロック３０の位置を変
化させることによって変化出来るだけでなく、板ばねを
選択することによっても行い得る。

即ち、異なる厚さの板ばねを使用することによって張力
の異なる範囲が得られるのである。ストランドをストラ
ンドガイドローラー１８からピッグテール２０に直接に
挿通させることによって張力を更に調節することが出来
るが、このことは板ばねを撓まず力の分力を減少させ、
これによって与えられた板ばね及び支持部の形状によっ
て得られるストランドの張力の設定範囲を増大させる。

上述の簡単なキャリヤーの設置が可能になされるのは、
回転編成作動（ｒｏｔａｒｙ　ｂｒａｉｄｉｎ（１）及
び外側キャリヤーに対する実質的に一定のストランドの
長さの組合された原理が最少限の補償特性を有するキャ
リヤーの使用を可能になすからである。爪と、ばねの負
荷部材と、挿通通路（ストランドガイドローラー）とを
１つの部材に一体化したことは低慣性部材が通常ラチェ
ットキャリヤーに使用されるよりも比較的多い数の歯を
有するラチェットと共に迅速な応答作用で作動するのを
可能になす。

上述の引出し張力はストランドパッケージ即ちボビン上
のストランドの直径とは無関係であるから、ストランド
の張力はストランドパッケージが消耗し尽くすまで実質
的に一定である。このキャリヤーはストランドの損傷を
最少限にして作動出来るのである。

［発明の効果］ 本発明は上述のように構成されているから、ストランド
の張力が支持ブロック３０の位置を変化させることによ
り、又は板ばねを選択することによって行い得る。従っ
て異なる厚さの板ばねを使用することにより張力の異な
る範囲が得られ、ストランドをストランドガイドローラ
ー１８からピッグテール２０に直接に挿通させることに
よって張力を更に調節することが出来る。既述のように
回転編成作用及び外側キャリヤーに対する実質的に一定
のストランドの長さの組合された原理が最少限の補償特
性を有するキャリヤーの使用を可能になすから、このよ
うなキャリヤーの設置が可能になされ、更に爪と、ばね
負荷部材と、挿通通路（ストランドローラー）とを１つ
の部材に一体化したことによって低慣性部材が通常のラ
チェットキャリヤーに使用されるよりも比較的多い数の
歯を有するラチェットと共に迅速な応答作用で作動する
のを可能になす優れた効果を得られるのである。

【図面の簡単な説明】

第１図はストランドパッケージ即ちボビンが通常の作動
位置に取付けられた状態の本発明のキャリヤーの側面立
面図。 第２図は爪及びラチェット機構が作動する態様を示すよ
うにボビンの一部分が破断されて示されている頂部立面
図。 １０・・・キャリヤーベース １１・・・ボビンポスト １２・・・ボビン １３・・・ストランド １６．１？、１９．２０・・・ピッグテール１８・・・
ストランドガイドローラー ２５・・・ラチェット ２６・・・爪 ２７・・・板ばね ２８．３２・・・取付はブラケット ３ｏ・・・支持ブロック ３１・・・ねじを附された緊締装置 ３３・・・スロット ３５・・・支持線

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）（ａ）ベースと、 （ｂ）ボビンを受取るように前記ベースに支持されて、
   これから外方に伸長するボビンポストと、（ｃ）ボビン
   に対して作動連結されるように前記ボビンポストに軸支
   されている歯を附されたラチェット装置と、 （ｄ）（ｉ）細長い板ばねと、 （ｉｉ）前記板ばねの一端を前記ベース上に支持する支
   持ブロックを含む装置と、 （ｉｉｉ）前記ベース上に支持された前記端部とは反対
   側の前記板ばねの端部に取付けられたストランドガイド
   ローラーと、 （ｉｖ）前記ラチェット装置の歯と係合するように前記
   支持ブロック及び前記ストランドガイドローラーの間で
   前記板ばねに取付けられた爪と、を含むストランド張力
   装置と、 （ｃ）ストランドを前記ボビンから前記ガイドローラー
   に向い、又編成点に向つて案内するストランドガイド装
   置と、 を含んでいるストランド供給及び張力機構。
2. （２）前記支持ブロックを前記板ばねの長さに沿う異な
   る部分に調節可能に位置決めし、これにより前記板ばね
   の撓みを生じさせるのに必要な力を変化させる装置が設
   けられている請求項１記載のストランド供給及び張力機
   構。
3. （３）前記ストランドガイド装置が前記ベースに支持さ
   れて前記ガイドローラーの夫々の側及び後方に位置する
   ガイド機素を含み、これにより前記ストランドによつて
   前記ガイドローラーに生ずる力の方向が前記板ばねの支
   持線に対して実質的に垂直になるようになされている請
   求項１記載のストランド供給及び張力機構。
4. （４）ストランドを前記ガイドローラーの中心と実質的
   に同じ高さで前記ガイドローラーに附与し、これから引
   出す装置が設けられている請求項３記載のストランド供
   給及び張力機構。
5. （５）前記支持ブロックが前記ベースに取付けられた２
   つの取付けブラケットの間に配置され、前記２つの取付
   けブラケットの１つがこれらの間で前記支持ブロックを
   調節可能に緊締する緊締装置を受入れる細長いスロット
   を有する請求項２記載のストランド供給及び張力機構。