JP2897751B2 - パーンワインダ - Google Patents
パーンワインダInfo
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、巻取パツケージと
してのパーン（両端側を緩やかなテーパー状に仕上げた
もの）を巻き形成するパーンワインダに関するものであ
つて、弾性糸の適用を可能とするものである。
してのパーン（両端側を緩やかなテーパー状に仕上げた
もの）を巻き形成するパーンワインダに関するものであ
つて、弾性糸の適用を可能とするものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、パーンワインダは、糸を供給する
ための２組以上の給糸装置と、起立する巻取スピンドル
と、巻き取る糸を上下移動させるトラバーサとを備え、
巻取スピンドル軸に巻取パツケージとしてのパーンを巻
き形成するものがある。
ための２組以上の給糸装置と、起立する巻取スピンドル
と、巻き取る糸を上下移動させるトラバーサとを備え、
巻取スピンドル軸に巻取パツケージとしてのパーンを巻
き形成するものがある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このパーンワインダ
は、合成繊維糸や綿糸を対象とするものであり、合成繊
維糸や綿糸にポリウレタン系等の弾性糸を合わせて巻き
取ることへの適用が不可能であつた。何故ならば、従来
のパーンワインダは、弾性糸を給糸する装置を備えてお
らず、合成繊維糸や綿糸と弾性糸とを合わせた状態て通
糸してもトラバーサの糸ガイドで分離して、分かれ巻き
したパーンとなるからである。分かれ巻きしたパーン
は、次工程にけるパーンの解舒が円滑にできずに糸切れ
する問題を招くことになる。
は、合成繊維糸や綿糸を対象とするものであり、合成繊
維糸や綿糸にポリウレタン系等の弾性糸を合わせて巻き
取ることへの適用が不可能であつた。何故ならば、従来
のパーンワインダは、弾性糸を給糸する装置を備えてお
らず、合成繊維糸や綿糸と弾性糸とを合わせた状態て通
糸してもトラバーサの糸ガイドで分離して、分かれ巻き
したパーンとなるからである。分かれ巻きしたパーン
は、次工程にけるパーンの解舒が円滑にできずに糸切れ
する問題を招くことになる。
【０００４】そこで、本発明は、弾性糸の適用を可能と
するパーンワインダを提供すべく創案されたものであ
る。
するパーンワインダを提供すべく創案されたものであ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】合成繊維糸の適用を可能
とするために請求項１記載の本発明が採用した手段は、
糸を供給するための２組以上の給糸装置と、起立する巻
取スピンドルと、給糸装置からの複数本の糸を合わせた
状態で上下移動させるトラバーサとを備え、巻取スピン
ドルに巻取パツケージとしてのパーンを巻き形成するパ
ーンワインダにおいて、前記給糸装置の１組に弾性糸繰
出用ローラを備えて弾性糸用とし、前記トラバーサの糸
ガイドの案内面を、弾性糸滑りを向上させる粗面に仕上
げたことである。本発明にあつては、弾性糸用の給糸装
置に弾性糸パツケージを、他の給糸装置に合成繊維糸や
綿糸の給糸パツケージをそれぞれ装着でき、伸びやすい
弾性糸を弾性糸繰出用ローラで強制的に繰り出すと共に
解舒した合成繊維糸や綿糸と合わせ、弾性糸滑りを向上
させたトラバーサの糸ガイドへ合せた糸を通過させ、分
かれ巻きしないパーンに巻き上げることができる。
とするために請求項１記載の本発明が採用した手段は、
糸を供給するための２組以上の給糸装置と、起立する巻
取スピンドルと、給糸装置からの複数本の糸を合わせた
状態で上下移動させるトラバーサとを備え、巻取スピン
ドルに巻取パツケージとしてのパーンを巻き形成するパ
ーンワインダにおいて、前記給糸装置の１組に弾性糸繰
出用ローラを備えて弾性糸用とし、前記トラバーサの糸
ガイドの案内面を、弾性糸滑りを向上させる粗面に仕上
げたことである。本発明にあつては、弾性糸用の給糸装
置に弾性糸パツケージを、他の給糸装置に合成繊維糸や
綿糸の給糸パツケージをそれぞれ装着でき、伸びやすい
弾性糸を弾性糸繰出用ローラで強制的に繰り出すと共に
解舒した合成繊維糸や綿糸と合わせ、弾性糸滑りを向上
させたトラバーサの糸ガイドへ合せた糸を通過させ、分
かれ巻きしないパーンに巻き上げることができる。
【０００６】コンパクト化のために請求項２記載の本発
明が採用した手段は、請求項１記載のパーンワインダに
おいて、前記巻取スピンドルの下方となる機台の位置に
前記弾性糸用給糸装置を配置し、該機台から延設した支
持台に、弾性糸以外の他の給糸装置に連なるバルーンガ
イドを設けることにより、弾性糸用給糸装置と他の給糸
装置との干渉を防止したことである。本発明にあつて
は、巻取スピンドルの下方に弾性糸用給糸装置を入れ込
んでコンパクトにまとめることができると共に、弾性糸
用給糸装置と他の給糸装置とを干渉させずに配置するこ
とがてきる。
明が採用した手段は、請求項１記載のパーンワインダに
おいて、前記巻取スピンドルの下方となる機台の位置に
前記弾性糸用給糸装置を配置し、該機台から延設した支
持台に、弾性糸以外の他の給糸装置に連なるバルーンガ
イドを設けることにより、弾性糸用給糸装置と他の給糸
装置との干渉を防止したことである。本発明にあつて
は、巻取スピンドルの下方に弾性糸用給糸装置を入れ込
んでコンパクトにまとめることができると共に、弾性糸
用給糸装置と他の給糸装置とを干渉させずに配置するこ
とがてきる。
【０００７】複数錘における各弾性糸の伸縮率の変更を
自在にするために請求項３記載の本発明が採用した手段
は、請求項１又は２記載のパーンワインダにおいて、複
数錘となるように前記巻取スピンドル及び前記弾性糸用
給糸装置を複数並べると共に、この並べる方向へ延設し
た駆動軸を備え、該駆動軸と各錘の弾性糸用給糸装置の
弾性糸繰出用ローラとを、両方の段プーリにベルトを掛
け変え可能に巻き掛けた変速機構を介して連結したこと
である。本発明にあつては、各錘の弾性糸繰出用ローラ
を変速機構で変速して各弾性糸の伸縮率を変更できる。
自在にするために請求項３記載の本発明が採用した手段
は、請求項１又は２記載のパーンワインダにおいて、複
数錘となるように前記巻取スピンドル及び前記弾性糸用
給糸装置を複数並べると共に、この並べる方向へ延設し
た駆動軸を備え、該駆動軸と各錘の弾性糸用給糸装置の
弾性糸繰出用ローラとを、両方の段プーリにベルトを掛
け変え可能に巻き掛けた変速機構を介して連結したこと
である。本発明にあつては、各錘の弾性糸繰出用ローラ
を変速機構で変速して各弾性糸の伸縮率を変更できる。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るパーンワイン
ダを図１の右側断面図、図２の正面図及び図３の斜視図
に示す実施の形態に基づいて説明する。パーンワインダ
１は、左右方向（図２に示す矢符Ａ方向）に沿って区分
された複数錘１ａ，１ａ…を備えている。各錘１ａは、
２組の給糸装置２，３と、各給糸装置２，３から給糸さ
れる糸Ｙ２，Ｙ３を合わせてなる糸Ｙ１の状態でトラバ
ースさせながら巻き取つて巻取パツケージであるパーン
Ｐ１を得るための巻取機構５とを備えている。
ダを図１の右側断面図、図２の正面図及び図３の斜視図
に示す実施の形態に基づいて説明する。パーンワインダ
１は、左右方向（図２に示す矢符Ａ方向）に沿って区分
された複数錘１ａ，１ａ…を備えている。各錘１ａは、
２組の給糸装置２，３と、各給糸装置２，３から給糸さ
れる糸Ｙ２，Ｙ３を合わせてなる糸Ｙ１の状態でトラバ
ースさせながら巻き取つて巻取パツケージであるパーン
Ｐ１を得るための巻取機構５とを備えている。
【０００９】上記巻取機構５は、起立する巻取スピンド
ル８と、上下のトラバーサ９，９とを備えている。スピ
ンドル８は、機台１３の一部を構成する横枠１４に、軸
受け（図示略）を介して回転自在に軸支されており、適
宜長さの軸を接合したものが用いられ、タンジエンシヤ
ルベルト１２に転接して所定速度で回転するようになつ
ている。スピンドル８は、上下２段にボビン（図示略）
が挿着され、保持具（図示略）でボビンの回転方向の滑
りを止めている。各トラバーサ９は、先端側に金属又は
セラミツク等の素材から成形した糸ガイド１０を備え、
糸ガイド１０の糸案内面を梨地面等からなる粗面に仕上
げてある。粗面に仕上げるのは、案内する弾性糸Ｙ１に
対する滑りを向上させて、合わせた糸Ｙ１を分かれ巻き
させないようにするためである。上下のトラバーサ９，
９は、連動して上下往復移動し、往復運動幅を徐々に狭
くなるようにして、各ボビンにパーンＰ１を巻き形成す
るようにしてある。
ル８と、上下のトラバーサ９，９とを備えている。スピ
ンドル８は、機台１３の一部を構成する横枠１４に、軸
受け（図示略）を介して回転自在に軸支されており、適
宜長さの軸を接合したものが用いられ、タンジエンシヤ
ルベルト１２に転接して所定速度で回転するようになつ
ている。スピンドル８は、上下２段にボビン（図示略）
が挿着され、保持具（図示略）でボビンの回転方向の滑
りを止めている。各トラバーサ９は、先端側に金属又は
セラミツク等の素材から成形した糸ガイド１０を備え、
糸ガイド１０の糸案内面を梨地面等からなる粗面に仕上
げてある。粗面に仕上げるのは、案内する弾性糸Ｙ１に
対する滑りを向上させて、合わせた糸Ｙ１を分かれ巻き
させないようにするためである。上下のトラバーサ９，
９は、連動して上下往復移動し、往復運動幅を徐々に狭
くなるようにして、各ボビンにパーンＰ１を巻き形成す
るようにしてある。
【００１０】上記給糸装置２は、ベグ２ａ等を備え、合
成繊維糸あるいは綿糸Ｙ２の給糸パツケージＰ２を装着
できるようにしてある。給糸装置３は、前記巻取スピン
ドル８の下方となる機台１３の位置に配置され、弾性糸
Ｙ３のパツケージＰ３を装着できるようにしてある。給
糸装置３は、給糸パツケージＰ３を水平状態で支持する
上下揺動自在なクレードルアーム６と、給糸パツケージ
Ｐ３に摩擦接触して弾性糸Ｙ３を繰り出すローラ７とを
備えている。弾性糸繰出用ローラ７は、左右方向に延設
して軸支した駆動軸１５に対して、変速機構１６を介し
て連結してある。変速機構１６は、駆動軸１５とローラ
７の軸７ａとに取り付けた両方の段プーリ１６ａ，１６
ｂにベルト１６ａを掛け変え可能に巻き掛けたものであ
り、ベルト１６ｃを掛け変えることにより、前記巻取ス
ピンドル８とローラ７との間で速度差を変更して、繰り
出しする弾性糸Ｙ３の伸縮率を変更できるようにしてあ
る。駆動軸１５は、モータ１７（図１参照）で駆動する
か、後述する巻取機構５のタンジエンシヤルベルト１２
を駆動するモータ（図示略）で駆動するようにしてあ
る。
成繊維糸あるいは綿糸Ｙ２の給糸パツケージＰ２を装着
できるようにしてある。給糸装置３は、前記巻取スピン
ドル８の下方となる機台１３の位置に配置され、弾性糸
Ｙ３のパツケージＰ３を装着できるようにしてある。給
糸装置３は、給糸パツケージＰ３を水平状態で支持する
上下揺動自在なクレードルアーム６と、給糸パツケージ
Ｐ３に摩擦接触して弾性糸Ｙ３を繰り出すローラ７とを
備えている。弾性糸繰出用ローラ７は、左右方向に延設
して軸支した駆動軸１５に対して、変速機構１６を介し
て連結してある。変速機構１６は、駆動軸１５とローラ
７の軸７ａとに取り付けた両方の段プーリ１６ａ，１６
ｂにベルト１６ａを掛け変え可能に巻き掛けたものであ
り、ベルト１６ｃを掛け変えることにより、前記巻取ス
ピンドル８とローラ７との間で速度差を変更して、繰り
出しする弾性糸Ｙ３の伸縮率を変更できるようにしてあ
る。駆動軸１５は、モータ１７（図１参照）で駆動する
か、後述する巻取機構５のタンジエンシヤルベルト１２
を駆動するモータ（図示略）で駆動するようにしてあ
る。
【００１１】前記機台１３は、手前に突設した状態で左
右方向に延設した上下２段の支持台１８，１９を接合し
てある。下方の支持台１９には、給糸装置２の上方位置
となる箇所に、下から上方に向かつて順に、糸Ｙ２用の
バルーンガイド２１と、テンサー２２と、必要に応じて
設けるフイラー（糸切れ検出センサ）２３と、ガイドロ
ーラ２４とを取り付けてある。上方の支持台１８は、糸
Ｙ２用のフイラー（糸切れ検出センサ）２５、弾性糸Ｙ
３用のフイラー（糸切れ検出センサ）２６、糸Ｙ２，Ｙ
３を合わせる糸ガイド２７及び合わせた糸Ｙ１用の糸ガ
イド２８を取り付けると共に、糸ガイド２７，２８の間
に配置したカツター２９を取り付けてある。弾性糸Ｙ３
が通過するフイラー２６及び糸ガイド２７，２８は、各
糸案内面を梨地面等からなる粗面に仕上げてあり、案内
する弾性糸Ｙ１に対する滑りを向上させてある。なお、
糸Ｙ２用のフイラー（糸切れ検出センサ）２３を設ける
ときには、フイラー２５を糸ガイド２５に変更する。
右方向に延設した上下２段の支持台１８，１９を接合し
てある。下方の支持台１９には、給糸装置２の上方位置
となる箇所に、下から上方に向かつて順に、糸Ｙ２用の
バルーンガイド２１と、テンサー２２と、必要に応じて
設けるフイラー（糸切れ検出センサ）２３と、ガイドロ
ーラ２４とを取り付けてある。上方の支持台１８は、糸
Ｙ２用のフイラー（糸切れ検出センサ）２５、弾性糸Ｙ
３用のフイラー（糸切れ検出センサ）２６、糸Ｙ２，Ｙ
３を合わせる糸ガイド２７及び合わせた糸Ｙ１用の糸ガ
イド２８を取り付けると共に、糸ガイド２７，２８の間
に配置したカツター２９を取り付けてある。弾性糸Ｙ３
が通過するフイラー２６及び糸ガイド２７，２８は、各
糸案内面を梨地面等からなる粗面に仕上げてあり、案内
する弾性糸Ｙ１に対する滑りを向上させてある。なお、
糸Ｙ２用のフイラー（糸切れ検出センサ）２３を設ける
ときには、フイラー２５を糸ガイド２５に変更する。
【００１２】次に、パーンワインダ１の各錘１ａにおけ
る動作を説明する。合成繊維又は綿糸からなる給糸Ｙ２
を弾性糸Ｙ３に合わせて巻き取るには、パーンＰ１を形
成するための上下のボビン（図示略）を巻取装置５のス
ピンドル８に保持させると共に、給糸装置２，３に給糸
パツケージＰ２，Ｐ３を装着する。次に、給糸Ｙ２を下
方のバルーンガイド２０から上方のガイドロール２４及
びフイラー２５へ通糸すると共に弾性糸Ｙ１をフイラー
２６へ通糸し、糸ガイド２７で両糸Ｙ２，Ｙ３を合わ
せ、更にカツター２９及び糸ガイド２８を経由させて一
方のボビンに糸掛けを行う。続けて、モータを起動させ
て巻取装置５のスピンドル８を回転させると共に給糸装
置４の弾性糸繰出用ローラ７を回転させ、クレードルア
ーム６の揺動操作により弾性糸の給糸パツケージＰ３を
繰出用ローラ７に圧接させることで、その摩擦駆動で強
制回転させる。これで各給糸パツケージＰ２，Ｐ３から
の糸Ｙ２，Ｙ３は、引っ張られながらボビンに巻き取ら
れる。
る動作を説明する。合成繊維又は綿糸からなる給糸Ｙ２
を弾性糸Ｙ３に合わせて巻き取るには、パーンＰ１を形
成するための上下のボビン（図示略）を巻取装置５のス
ピンドル８に保持させると共に、給糸装置２，３に給糸
パツケージＰ２，Ｐ３を装着する。次に、給糸Ｙ２を下
方のバルーンガイド２０から上方のガイドロール２４及
びフイラー２５へ通糸すると共に弾性糸Ｙ１をフイラー
２６へ通糸し、糸ガイド２７で両糸Ｙ２，Ｙ３を合わ
せ、更にカツター２９及び糸ガイド２８を経由させて一
方のボビンに糸掛けを行う。続けて、モータを起動させ
て巻取装置５のスピンドル８を回転させると共に給糸装
置４の弾性糸繰出用ローラ７を回転させ、クレードルア
ーム６の揺動操作により弾性糸の給糸パツケージＰ３を
繰出用ローラ７に圧接させることで、その摩擦駆動で強
制回転させる。これで各給糸パツケージＰ２，Ｐ３から
の糸Ｙ２，Ｙ３は、引っ張られながらボビンに巻き取ら
れる。
【００１３】このとき、給糸パツケージＰ２の糸Ｙ２
は、スヒンドル８の回転速度に略相応した速度で解舒さ
れて、テンサー２２により適宜張力を付与されつつ巻き
取られる。弾性糸Ｙ３は、給糸パツケージＰ３の回転速
度が、スピンドル８よりも遅い回転速度の繰出用ローラ
７で規制されていることから、適宜の伸縮率で伸ばされ
た状態で、他の給糸Ｙ２と合わされて巻き取られる。な
お、弾性糸Ｙ３の種類や合わせた糸Ｙ１の仕様に応じ
て、弾性糸Ｙ３の伸縮率を変更する場合には、変速機構
１６のベルト１６ｃを適宜掛け変えて行う。
は、スヒンドル８の回転速度に略相応した速度で解舒さ
れて、テンサー２２により適宜張力を付与されつつ巻き
取られる。弾性糸Ｙ３は、給糸パツケージＰ３の回転速
度が、スピンドル８よりも遅い回転速度の繰出用ローラ
７で規制されていることから、適宜の伸縮率で伸ばされ
た状態で、他の給糸Ｙ２と合わされて巻き取られる。な
お、弾性糸Ｙ３の種類や合わせた糸Ｙ１の仕様に応じ
て、弾性糸Ｙ３の伸縮率を変更する場合には、変速機構
１６のベルト１６ｃを適宜掛け変えて行う。
【００１４】なお、パーンワインダ１の各錘１ａは、給
糸装置２並びにバルーンガイド２０乃至ガイドロール２
４の二組以上を配置し、二本以上の合成繊維糸又は綿糸
Ｙ２，Ｙ２と弾性糸Ｙ３を合わせてパーンＰ１に巻き上
げるように構成することも可能である。
糸装置２並びにバルーンガイド２０乃至ガイドロール２
４の二組以上を配置し、二本以上の合成繊維糸又は綿糸
Ｙ２，Ｙ２と弾性糸Ｙ３を合わせてパーンＰ１に巻き上
げるように構成することも可能である。
【００１５】
【発明の効果】以上詳述の如く、本発明に係るパーンワ
インダは、次の如き優れた効果を有する。請求項１記載
の本発明は、弾性糸と合成繊維糸や綿糸等とを合わせた
状態のまま、分かれ巻きしないパーンに巻き上げること
ができるので、弾性糸の適用が可能となり、パーンワイ
ンダにおける繊維の適用範囲を拡大できる。請求項２記
載の本発明は、巻取スピンドルの下方に弾性糸用給糸装
置を入れ込んでコンパクトにまとめることができると共
に、弾性糸用給糸装置と他の給糸装置とを干渉させずに
配置することができるので、操作性の向上が図れる。請
求項３記載の本発明は、各錘の弾性糸繰出用ローラを変
速機構で変速して各弾性糸の伸縮率を変更できるので、
パーンワインダにおける弾性糸の適用範囲を拡大でき
る。
インダは、次の如き優れた効果を有する。請求項１記載
の本発明は、弾性糸と合成繊維糸や綿糸等とを合わせた
状態のまま、分かれ巻きしないパーンに巻き上げること
ができるので、弾性糸の適用が可能となり、パーンワイ
ンダにおける繊維の適用範囲を拡大できる。請求項２記
載の本発明は、巻取スピンドルの下方に弾性糸用給糸装
置を入れ込んでコンパクトにまとめることができると共
に、弾性糸用給糸装置と他の給糸装置とを干渉させずに
配置することができるので、操作性の向上が図れる。請
求項３記載の本発明は、各錘の弾性糸繰出用ローラを変
速機構で変速して各弾性糸の伸縮率を変更できるので、
パーンワインダにおける弾性糸の適用範囲を拡大でき
る。
【図１】本発明の実施の形態を示すものであり、パーン
ワインダの一部を省略して断面した側面図である。
ワインダの一部を省略して断面した側面図である。
【図２】同実施の形態における正面図である。
【図３】同実施の形態における主要部を示す斜視図であ
る。
る。
２，３…給糸装置 ５…巻取装置 ７…弾性糸繰出用ロ
ーラ ８…スピンドル ９…トラバースガイド １５…駆動軸 １６…変速機構
Ｙ１，Ｙ２，Ｙ３…糸 Ｐ１…パーン
ーラ ８…スピンドル ９…トラバースガイド １５…駆動軸 １６…変速機構
Ｙ１，Ｙ２，Ｙ３…糸 Ｐ１…パーン
Claims (3)
- 【請求項１】糸を供給するための２組以上の給糸装置
と、起立する巻取スピンドルと、給糸装置からの複数本
の糸を合わせた状態で上下移動させるトラバーサとを備
え、巻取スピンドルに巻取パツケージとしてのパーンを
巻き形成するパーンワインダにおいて、前記給糸装置の
１組に弾性糸繰出用ローラを備えて弾性糸用とし、前記
トラバーサの糸ガイドの案内面を、弾性糸滑りを向上さ
せる粗面に仕上げたことを特徴とするパーンワインダ。 - 【請求項２】前記巻取スピンドルの下方となる機台の位
置に前記弾性糸用給糸装置を配置し、該機台から延設し
た支持台に、弾性糸以外の他の給糸装置に連なるバルー
ンガイドを設けることにより、弾性糸用給糸装置と他の
給糸装置との干渉を防止した請求項１記載のパーンワイ
ンダ。 - 【請求項３】複数錘となるように前記巻取スピンドル及
び前記弾性糸用給糸装置を複数並べると共に、この並べ
る方向へ延設した駆動軸を備え、該駆動軸と各錘の弾性
糸用給糸装置の弾性糸繰出用ローラとを、両方の段プー
リにベルトを掛け変え可能に巻き掛けた変速機構を介し
て連結した請求項１又は２記載のパーンワインダ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6778397A JP2897751B2 (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | パーンワインダ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6778397A JP2897751B2 (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | パーンワインダ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10265125A JPH10265125A (ja) | 1998-10-06 |
| JP2897751B2 true JP2897751B2 (ja) | 1999-05-31 |
Family
ID=13354915
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6778397A Expired - Fee Related JP2897751B2 (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | パーンワインダ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2897751B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102442581A (zh) * | 2010-09-30 | 2012-05-09 | 吴江求是纺织品有限公司 | 织机绕线台 |
-
1997
- 1997-03-21 JP JP6778397A patent/JP2897751B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10265125A (ja) | 1998-10-06 |
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