JPH07191816A - 印刷装置及びその制御方法 - Google Patents

印刷装置及びその制御方法

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JPH07191816A
JPH07191816A JP5332015A JP33201593A JPH07191816A JP H07191816 A JPH07191816 A JP H07191816A JP 5332015 A JP5332015 A JP 5332015A JP 33201593 A JP33201593 A JP 33201593A JP H07191816 A JPH07191816 A JP H07191816A
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JP
Japan
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time
print data
print
timing
job
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JP5332015A
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English (en)
Inventor
Toshiya Mihashi
俊哉 三橋
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、ユーザにジョブタイムカウント開始
タイミングを明示し、ジョブタイムアウトのタイミング
を容易に把握できるプリンタを提供することを目的とし
なされたものである。 【構成】ホスト・コンピュータ200からの受信データ
を受信するとその時刻の情報を受信バッファ113に保
持し、その時刻又はバッファ113からの出力を開始し
た時刻を基準として、あらかじめ設定されている時間が
経過したなら、疎の受信データの印刷を中断する。 【効果】ユーザがパネル等から行なうジョブタイムアウ
ト時間設定作業におけるあいまいさがなくなるととも
に、ユーザがジョブタイムアウトのタイミングを容易に
把握できるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばホストコンピュ
ータ等からの印刷情報を受けて動作する印刷装置及びそ
の制御方法に関するものであり、特に、「ジョブタイム
アウト機能」などと呼ばれる、あらかじめ設定された時
間により印刷処理を打ち切る機能を持つ印刷装置及びそ
の制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プリントデータ及び制御コードから成る
印刷データの印刷開始から終了までの一連の印刷データ
群を「印刷ジョブ」といい、従来の印刷装置では、ある
印刷ジョブの印刷処理を開始すると、その印刷ジョブが
終了するまでは、他の印刷ジョブを受け付けなかった。
また、ホストコンピュータ側で動作するアプリケーショ
ン・ソフトウエアによっては、印刷ジョブの終了を知ら
せる制御コードを印刷装置に送って来ないものもあっ
た。
【0003】この場合、データのプリントが全て終わっ
ていても、明示的なジョブ終了がないため印刷装置側は
印刷ジョブが終わったことを知ることができなかった。
【0004】そこで、印刷データが『ある一定時間』の
間、送られてこない場合、そのデータのプリントが全て
終了していなくても、印刷ジョブを終了させる機能を
「ジョブタイムアウト機能」かと「自動ジョブキャンセ
ル機能」などと読んでいた。
【0005】従来の印刷装置では、この『ある一定時
間』の定義が「ホストコンピュータより印刷データが送
られてこなくなってから、あらかじめパネル等よりユー
ザが設定した時間」とされていたが、それまでに受け取
った印刷データの解析・描画処理が全て終了しているこ
とが前提条件としてあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例ではユーザがジョブタイムアウト時間を、例えば3
0秒と設定したにもかかわらず、そのユーザの送出した
印刷データの描画処理に5分かかった場合は、実際に印
刷ジョブの打ち切り処理が行なわれるのは5分30秒後
で、ホストコンピュータからデータを送り終わってから
30秒後というユーザの期待にそぐわないと言った問題
があった。このように上記従来例では、ジョブタイムア
ウトの設定時間が、実際のコマンド解析・描画処理時間
に影響を大きく受けてしまい、ユーザに取っては、いつ
印刷ジョブタイムアウトが発生するのかが不透明な状態
となり問題となっている。
【0007】本発明は上記従来例に鑑みて成されたもの
で、ジョブタイムアウト時間のあいまいさを排除し、ユ
ーザの望んだ通りに印刷ジョブの打ち切り処理を行な
え、また、ジョブタイムアウト機能を効率的に活用で
き、そのためネットワーク環境などで共有されている際
に、無用に長い印刷ジョブやジョブ終了命令の無い印刷
ジョブに対して効率的に使用できる印刷装置及びその制
御方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の印刷装置は次のような構成から成る。すなわ
ち、受信した印刷データを印刷出力する印刷装置であっ
て、印刷データを受信する受信手段と、前記受信手段に
より受信した印刷データを中断する際の基準時刻のタイ
ミングを指定する指定手段と、該指示手段により指示さ
れたタイミングで前記基準時刻を決定する決定手段と、
印刷データを廃棄するまでの猶予時間を設定する設定手
段と、前記基準時刻と前記猶予時間とに基づいて、前記
印刷データの印刷出力を中断する中断手段とを備える。
【0009】また、本発明の印刷装置の制御方法は次の
ような構成から成る。すなわち、受信した印刷データを
印刷出力する印刷装置の制御方法であって、印刷データ
を受信する受信工程と、前記受信工程により受信した印
刷データを中断する際の基準時刻のタイミングを指定す
る指定工程と、該指示工程により指示されたタイミング
で前記基準時刻を決定する決定工程と、印刷データを廃
棄するまでの猶予時間を設定する設定工程と、前記基準
時刻と前記猶予時間とに基づいて、前記印刷データの印
刷出力を中断する中断工程とを備える。
【0010】
【作用】上記構成により、受信した印刷データの中断処
理を、指定されたタイミングを基準として、指定された
時間が経過した場合に行なうことができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を説明する。
【0012】本実施例の構成を説明する前に、本実施例
のレーザビームプリンタ(以下「LBP」と記述)の構
成について図1を参照しながら説明する。
【0013】図1は、本発明を適用可能なLBPの構成
を示す。図において、100はLBP本体であり、外部
に接続されているホスト・コンピュータなどから供給さ
れる印刷情報(文字コード等)やフォーム情報あるいは
マクロ命令等を入力して記憶するとともに、それらの情
報に従って対応する文字パターンやフォームパターン等
を作成し、記録媒体である記録紙上に像を形成する。1
20は操作のためのスイッチおよびLED表示器等が配
されているオペレーション・パネル、110はLBP本
体100の制御およびホスト・コンピュータから供給さ
れる文字情報等を解析し印刷処理を行うフォーマッタ制
御部である。このフォーマッタ制御部110において展
開された印刷情報は、対応するパターンのビデオ信号に
変換されレーザドライバ131に出力される。レーザド
ライバ131は半導体レーザ141を駆動するための回
路であり、入力されたビデオ信号に応じて半導体レーザ
141から発射されるレーザ光142をオン・オフ切り
替えする。レーザ光142は回転多面鏡143で左右方
向に振らされて静電ドラム144上を走査露光する。こ
れにより、静電ドラム144上には文字は単の静電潜像
が形成されることになる。この潜像は、静電ドラム14
4周囲に配設された現像ユニット145により現像され
た後、記録紙に転写される。この記録紙にはカットシー
トを用い、カットシート記録紙はLBP100に装着し
た用紙カセット146に収納され、給紙ローラ147及
び搬送ローラ148と149とにより装置内に取り込ま
れて、静電ドラム144に供給され、記録紙に転写さ
れ、画像を形成する。
【0014】図2は、本実施例の印刷装置の構成を示す
ブロック図である。図1と同一のブロックには同一の符
号を付した。
【0015】図2において、200はホストコンピュー
タであり、プリントデータ及び制御コードから成る印刷
情報をLBP100に出力するものである。
【0016】LBP本体100は、機能的に大きく分け
てフォーマッタ制御部110,オペレーションパネル部
120,出力制御部130,プリンタエンジン部140
より構成されている。プリンタエンジン140は、図1
の全体からフォーマッタ制御部110やオペレーション
パネル120などを除いた実際に印刷を行なう機構の部
分に相当する。
【0017】フォーマッタ制御部110は、ホスト・コ
ンピュータとの通信手段であるところのインタフェース
(I/F)部111と、特定の制御コードを解析するた
めに用いられるストリーム・バッファ112と、受信デ
ータ等を一時的に保持管理するための受信バッファ11
3、時刻管理手段であるところのタイムスタンプ処理部
114、時間管理の基準時間となるタイムベースクロッ
ク115、割り込み発生タイマ116、コマンド解析部
117、コマンド実行部118、ページメモリ119等
より構成されている。
【0018】ホスト・コンピュータ200との通信手段
であるところのインタフェース(I/F)部111を通
して受信した印刷データは、数バイトのメモリで構成さ
れるストリーム・バッファ112を通過し、その時に特
定の制御コードを検索するような仕組みになっている。
ここを通過した印刷データは、そのデータを一時的に保
持する記憶手段である受信バッファ112に逐次蓄積さ
れ、必要に応じてコマンド解析部117によって読み出
される。
【0019】タイムスタンプ処理部114は、ストリー
ム・バッファの内容を調べ、ホストコンピュータ200
より送られてきた制御コードから、印刷ジョブの開始・
終了を示す特定の制御コード列の有無を検出する。さら
に特定の制御コード列を検出した場合は、タイムスタン
プ処理部114に、その受信データの間に現在の時刻情
報を挿入することを指示する。この際、タイムスタンプ
処理部114は、正確な現在の時刻情報をタイムベース
クロック115より得る。タイムベースクロック115
はシステムの時計であり、RTC(Real Time Clock) モ
ジュールなどのLSI部品で構成されている。
【0020】割り込みタイマ116は、印刷処理に対し
割り込みをかけるための手段である。あらかじめユーザ
が設定したジョブタイムアウト時間と受信バッファに挿
入されたタイムスタンプ情報により、印刷処理に対し割
り込みを行なうタイミングを決定する。なお本タイマ
は、タイムベースクロック115の時間情報に基づき正
確に動作する。
【0021】コマンド解析部117は、各印刷制御コマ
ンド体系に準じた制御プログラムにより構成されてお
り、そこで解析されたコマンドは、印刷データの解析を
行った中間的な結果でありコマンド実行部118におい
てより処理しやすい統一的な形式の中間コードの形に変
換される。コマンド実行部118では、この中間コード
によって各コマンドを実行し、文字印字や図形描画に関
するコマンドはページメモリ119に逐次展開されて行
く。なお一般的には、フォーマッタ制御部110は、中
央演算処理装置(CPU)、リードオンリーメモリ(R
OM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)などを用い
たコンピュータ・システムによって構成されており、図
2のフォーマッタ制御部110の各ブロックは、これら
の構成要素と、ROMあるいはRAMに格納されたプロ
グラムをCPUにより実行することで実現される。
【0022】オペレーション・パネル120は、印刷装
置の各種状態を設定・表示するためのものである。
【0023】出力制御部130は、ページメモリ118
の内容をビデオ信号に変換処理し、プリンタエンジン部
140へ画像転送を行う。プリンタエンジン部140は
受け取ったビデオ信号を記録紙に永久可視画像形成する
ための印刷機構部であり、図1において前述したもので
ある。
【0024】次に、このように構成された印刷装置にお
いて、本実施例におけるタイムスタンプ処理部120の
処理手順を図3に示すストリームバッファの概念図と図
4に示すフローチャートを用いて説明する。
【0025】ストリーム・バッファは、図3のような構
造であり、I/F部111の受信タイミングに同期して
領域10→領域1へと受信データは移動し、最終的には
受信バッファ113に入る。また、ある一定時間ホスト
・コンピュータからのデータがないと、自動的に受信バ
ッファへ吐き出されるようになっている。
【0026】ホストコンピュータ200より印刷データ
が送られると、I/F部111を介してストリーム・バ
ッファ112を印刷データが通過し、受信バッファ11
3に格納される。タイムスタンプ処理部114は、印刷
データがこのストリーム・バッファ112を通過する際
にジョブの開始・終了コマンドを監視し、所定の処理を
行なうものである。
【0027】まず、ステップS401においては、スト
リーム・バッファの先頭領域1に制御コードの始まりを
示すエスケープ・コード(1Bh)が通過するかどうか
を絶えずチェックしている。ストリーム・バッファの領
域1がエスケープ・コード(1Bh)かどうかを比較す
る。比較の結果、不一致であればステップS406に行
き、一致した場合は、ステップS402に進み、あらか
じめ登録してある「ジョブ開始命令」を示す文字列1と
領域2〜10の値を比較する。比較の結果、不一致であ
ればステップS403に進み、あらかじめ登録してある
「ジョブ終了命令」を示す文字列2と領域2〜8の値を
比較する。
【0028】ステップS402,S403における比較
の結果、一致した場合は、ステップS404において、
タイムベースクロック115より現在の時刻を取り込
み、ステップS405において時刻情報管理用の制御コ
ードと組合せ、その制御コード列を受信バッファ113
に挿入する。そして引続きストリーム・バッファ112
の内容を受信バッファ113へ格納する。これにより印
刷ジョブの開始がホスト・コンピュータから受信した時
刻(受信時刻)がその印刷データ群の頭に付加されるこ
とになる。
【0029】また、これらのデータは受信バッファ11
3に一旦貯えられる。受信バッファ113の大きさはユ
ーザがパネル等より自由に設定できるものであり、大き
くするとホスト側の解放時間が短縮される効果がある。
しかし、マルチユーザでプリンタを共有している環境で
は、この受信バッファがあまり大きくなると、自分の印
刷ジョブの処理情報が不透明になる可能性も高い。その
ため、すでに印刷ジョブが受信バッファ113に貯って
いる時は、受信バッファ113の出口を通過した時にパ
ネルまたは通信手段により合図を出す「処理開始時刻優
先モード」と、プリンタがデータを受信した時刻を基準
にジョブタイムアウト処理を行なう「受信時刻優先モー
ド」を設け、ユーザがパネル等から選択することを可能
としている。
【0030】次に、このように構成された印刷装置にお
いて、本実施例におけるコマンド解析処理部117にお
ける処理手順を図5に示すフローチャートを参照しなが
ら説明する。
【0031】まず、ステップS501において、受信バ
ッファ113より受信データおよびタイムスタンプ処理
部にて付加された時刻管理データを取得する。つぎにス
テップS502で、そのデータが文字コードか制御命令
かを判別する。
【0032】文字コードである場合はステップS504
にて文字印字処理を行なう。制御命令である場合はステ
ップS503に進み、その制御命令が時刻管理用制御命
令かどうかをさらに判別する。
【0033】ステップS503において、もし時刻管理
用制御命令ならステップS505に進み、そうでなけれ
ばステップS506に進み、それぞれの命令に従った処
理を行なう。本実施例のLBPでは、このようにユーザ
が送出した制御命令とは別にタイムスタンプ処理部にて
付加された時刻管理データを含む時刻管理用制御命令を
処理する点が特徴である。
【0034】ステップS505における、時刻管理用制
御命令が来た際のコマンド処理部における時刻管理処理
手順は、図6に示すフローチャートを参照しながら説明
する。
【0035】まずステップS601で、パネル等からユ
ーザにより設定されているジョブタイムアウト時間の設
定値を読み出し所定の変数Aにセットする。つぎにステ
ップS602において、パネル等からユーザにより設定
されるジョブタイムアウト処理モードの設定値を読み出
して、モードを判定する。
【0036】ジョブタイムアウト処理モードの設定値が
「処理開始時刻優先モード」ならステップS605に進
み、「受信時刻優先モード」ならステップS603に進
む。
【0037】「処理開始時刻優先モード」の場合は、ス
テップS605において、受信バッファ113から読み
出された時刻管理用制御命令のパラメータである時刻情
報を無視し、新たにタイムベースクロックから現在の時
刻を読み出す。さらに、ステップS601で取得したジ
ョブタイムアウト時間の設定値をその時刻に加算し、目
標ジョブタイムアウト時刻を算出する。さらに、ステッ
プS606に進んで、この目標ジョブタイムアウト時刻
を割り込みタイマ116にセットする。割り込みタイマ
116は、設定された時刻に、コマンド解析部117と
コマンド実行部118に対して処理中断を促す割り込み
信号を発生するためのものである。本実施例において
は、この割り込み信号をトリガとして印刷ジョブ打ち切
り処理、いわゆるジョブタイムアウトを発生させる。
【0038】さて、一方、ステップS602において
「受信時刻優先モード」と判別された場合には、ステッ
プS603において、以下の比較式に基づき時刻の比較
を行なう。
【0039】(受信時刻)+(ジョブタイムアウト設定
値)>(現在の時刻) この比較式が成立する場合は、ステップS606に進
み、逆に不成立の場合は既にタイムアウトしていること
になるので、ステップS604で、その印刷ジョブは印
刷処理せずにジョブ終了命令まで読み飛ばして廃棄処分
とする。この場合には、廃棄された印刷ジョブのデータ
元や受信時刻,データ量などの情報を、印刷装置内のメ
モリに記憶しておき、定期的にあるいはホストやパネル
からの指示に従って、記憶されている廃棄ジョブに関す
るデータをホストに送信したり、印刷したりしてオペレ
ータに通知しても良い。
【0040】ステップS606では、受信バッファ11
3から読み出された時刻管理用制御命令のパラメータで
ある時刻情報に先ほどステップS601で取得したジョ
ブタイムアウト時間の設定値を加算し、目標ジョブタイ
ムアウト時刻とする。さらに、ステップS606で、こ
の目標ジョブタイムアウト時刻を割り込みタイマ116
にセットする。ステップS606での処理は前述した通
りである。さて、ステップS607は、ジョブタイムア
ウトのカウントが始まったことをユーザに通知するため
の処理であり、パネル上のLCDディスプレイにジョブ
名称と基準としている開始時刻を表示する。これにより
ユーザは自分の印刷ジョブを確認し、ジョブタイムアウ
トの時間設定をする際の指標を把握できるようになるの
である。
【0041】以上説明したように、本実施例によれば、
ユーザがジョブタイムアウト時間を例えば30秒と設定
した場合、何から30秒なのかを明確に知ることが可能
となる。これにより、従来ユーザにとってあいまいであ
ったジョブタイムアウト時間設定作業のあいまいさが排
除され、ユーザのイメージ通りに印刷ジョブの打ち切り
処理を行なうことが可能となる。
【0042】また、ジョブタイムアウト機能を効率的に
活用できることにもつながり、その効果としてネットワ
ーク環境などでプリンタを共有している際に無用に長い
ジョブや、ジョブ終了命令の無い印刷ジョブに対し、プ
リンタの処理を無駄に行なわないといった効果も併せ持
つことにつながる。
【0043】
【他の実施例】なお、前記実施例では、受信バッファの
出口に通過した時にパネルまたは外部への通信手段によ
り合図を出す「処理開始時刻優先モード」と、プリンタ
がデータを受信した時刻を基準にジョブタイムアウト処
理を行なう「受信時刻優先モード」を設けたが、ジョブ
終了時にタイムスタンプ処理部において付加される時刻
情報を用いることにより、ホストコンピュータの解放時
刻を基準にジョブタイムアウト処理を行なう「ホスト解
放時間優先モード」も実現可能である。
【0044】また、前記実施例では、ジョブタイムカウ
ント開始をパネルのLCDディスプレイで用いて通知し
ているが、これは、双方向性パラレルインタフェース
や、ホストコンピュータとの特別な信号線を用いて一旦
ホストコンピュータ側のプリンタドライバに通知し、そ
のプリンタドライバがCRTディスプレイに表示しユー
ザに通知するような方法も可能である。
【0045】また、前記実施例ではプリンタエンジンを
レーザビーム方式としたが、他の方式であっても、図2
の出力制御部130及びプリンタエンジン部140をそ
の方式に応じたものに交換するだけで本発明を適用でき
る。例えば、プリンタエンジンとして、インクジェット
方式を用いることもできる。
【0046】図7は、本発明が適用できるインクジェッ
ト記録装置IJRAの概観図である。同図において、駆
動モータ5013の正逆回転に連動して駆動力伝達ギア
5011,5009を介して回転するリードスクリュー
5005の螺旋溝5004に対して係合するキャリッジ
HCはピン(不図示)を有し、矢印a,b方向に往復移
動される。このキャリッジHCには、インクジェットカ
ートリッジIJCが搭載されている。5002は紙押え
板であり、キャリッジの移動方向に亙って紙をプラテン
5000に対して押圧する。5007,5008はフォ
トカプラで、キャリッジのレバー5006のこの域での
存在を確認して、モータ5013の回転方向切り換え等
を行うためのホームポジション検知手段である。501
6は記録ヘッドの前面をキャップするキャップ部材50
22を支持する部材で、5015はこのキャップ内を吸
引する吸引手段で、キャップ内開口5023を介して記
録ヘッドの吸引回復を行う。5017はクリーニングブ
レードで、5019はこのブレードを前後方向に移動可
能にする部材であり、本体支持板5018にこれらが支
持されている。ブレードは、この形態でなく周知のクリ
ーニングブレードが本例に適用できることは言うまでも
ない。又、5012は、吸引回復の吸引を開始するため
のレバーで、キャリッジと係合するカム5020の移動
に伴って移動し、駆動モータからの駆動力がクラッチ切
り換え等の公知の伝達手段で移動制御される。
【0047】これらのキャッピング、クリーニング、吸
引回復は、キャリッジがホームポジション側の領域に来
た時にリードスクリュー5005の作用によってそれら
の対応位置で所望の処理が行えるように構成されている
が、周知のタイミングで所望の作動を行うようにすれ
ば、本例にはいずれも適用できる。
【0048】次に、上述した装置の記録制御を実行する
ための制御構成について、図8に示すブロック図を参照
して説明する。制御回路を示す同図において、1700
は記録信号を入力するインターフェース、180は制御
部である。1701はMPU、1702はMPU170
1が実行する制御プログラムを格納するプログラムRO
M、1703は各種データ(上記記録信号やヘッドに供
給される記録データ等)を保存しておくダイナミック型
のROMである。1704は記録ヘッド1708に対す
る記録データの供給制御を行うゲートアレイであり、イ
ンターフェース1700、MPU1701、RAM17
03間のデータ転送制御も行う。1710は記録ヘッド
1708を搬送するためのキャリアモータ、1709は
記録紙搬送のための搬送モータである。1705はヘッ
ドを駆動するヘッドドライバ、1706、1707はそ
れぞれ搬送モータ1709、キャリアモータ1710を
駆動するためのモータドライバである。
【0049】上記制御構成の動作を説明すると、インタ
ーフェース1700に記録信号が入るとゲートアレイ1
704とMPU1701との間で記録信号がプリント用
の記録データに変換される。そして、モータドライバ1
706、1707が駆動されると共に、ヘッドドライバ
1705に送られた記録データに従って記録ヘッドが駆
動され、印字が行われる。
【0050】図2におけるフォーマッタ制御部110
は、制御部180内のROM1702あるいはDRAM
1703及びCPU1701によって図4〜図6に示し
た手順のプログラムなどを実行することにより実現され
る。
【0051】以上のようなインクジェットプリンタの制
御構成に、本発明の構成要素を組み込むことが可能であ
り、本発明はレーザビームプリンタに限らず、上記イン
クジェットプリンタ等にも適用できることは明らかであ
る。
【0052】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用
しても良い。また、本発明はシステム或は装置にプログ
ラムを供給することによって達成される場合にも適用で
きることは言うまでもない。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ユーザがジョブタイムアウト時間を例えば30秒と設定
した場合、何から30秒なのかを明確に知ることが可能
となる。
【0054】これにより、従来ユーザにとってあいまい
であったジョブタイムアウト時間設定作業のあいまいさ
が排除され、ユーザのイメージ通りに印刷ジョブの打ち
切り処理を行なうことが可能となる。
【0055】また、ジョブタイムアウト機能を効率的に
活用できることにもつながり、その効果としてネットワ
ーク環境などでプリンタを共有している際に無用に長い
ジョブや、ジョブ終了命令の無い印刷ジョブに対し、プ
リンタの処理を無駄に行なわないといった効果も併せ持
つことにつながる。
【0056】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のレーザビームプリンタの構
造を示す側断面図である。
【図2】本発明の一実施例である印刷装置の基本構成を
示すブロック図である。
【図3】実施例におけるストリームバッファの構造を示
す図である。
【図4】実施例におけるタイムスタンプ処理部の処理手
順を示すフローチャートである。
【図5】実施例におけるコマンド処理部の処理手順を示
すフローチャートである。
【図6】実施例における時刻管理処理手順を示すフロー
チャートである。
【図7】実施例のインクジェットプリンタの構造を示す
斜視図である。
【図8】実施例のインクジェットプリンタの制御構造を
示すブロック図である。
【符号の説明】
100 印刷装置(LBP) 110 フォーマッタ制御負 111 インタフェース 112 ストリーム・バッファ 113 受信バッファ 114 タイムスタンプ処理部 115 タイムベースクロック 116 割り込みタイマ 117 コマンド解析部 118 コマンド実行部 119 ページメモリ 120 オペレーション・パネル 130 出力制御部 140 プリンタエンジン部 200 ホスト・コンピュータ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信した印刷データを印刷出力する印刷
    装置であって、 印刷データを受信する受信手段と、 前記受信手段により受信した印刷データを中断する際の
    基準時刻のタイミングを指定する指定手段と、 該指示手段により指示されたタイミングで前記基準時刻
    を決定する決定手段と、 印刷データを廃棄するまでの猶予時間を設定する設定手
    段と、 前記基準時刻と前記猶予時間とに基づいて、前記印刷デ
    ータの印刷出力を中断する中断手段と、を備えることを
    特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 前記指定手段は、印刷データの受信を開
    始した時刻か、受信した印刷データの印刷出力を開始し
    た時刻か、いずれかのタイミングを指定し、前記決定手
    段は、前記指定されたタイミングで基準時刻を決定する
    ことを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  3. 【請求項3】 前記基準時刻に達したならば、その旨を
    出力する手段を更に備えることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の印刷装置。
  4. 【請求項4】 前記中断手段により印刷出力が中断され
    た旨を出力する手段を更に備えることを特徴とする請求
    項1または2記載の印刷装置。
  5. 【請求項5】 受信した印刷データを印刷出力する印刷
    装置の制御方法であって、 印刷データを受信する受信工程と、 前記受信工程により受信した印刷データを中断する際の
    基準時刻のタイミングを指定する指定工程と、 該指示工程により指示されたタイミングで前記基準時刻
    を決定する決定工程と、 印刷データを廃棄するまでの猶予時間を設定する設定工
    程と、 前記基準時刻と前記猶予時間とに基づいて、前記印刷デ
    ータの印刷出力を中断する中断工程と、を備えることを
    特徴とする印刷装置の制御方法。
  6. 【請求項6】 前記指定工程は、印刷データの受信を開
    始した時刻か、受信した印刷データの印刷出力を開始し
    た時刻か、いずれかのタイミングを指定し、前記決定工
    程は、前記指定されたタイミングで基準時刻を決定する
    ことを特徴とする請求項5記載の印刷装置の制御方法。
  7. 【請求項7】 前記基準時刻に達したならば、その旨を
    出力する工程を更に備えることを特徴とする請求項5ま
    たは6記載の印刷装置の制御方法。
  8. 【請求項8】 前記中断工程により印刷出力が中断され
    た旨を出力する工程を更に備えることを特徴とする請求
    項5または6記載の印刷装置の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0859497A2 (en) * 1996-12-27 1998-08-19 Canon Kabushiki Kaisha Print interruption method, and information processing apparatus, output control apparatus, print interruption system and print interruption program stored on a storage medium
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