JPH0719178Y2 - 配電盤扉の開度規制機構 - Google Patents

配電盤扉の開度規制機構

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JPH0719178Y2
JPH0719178Y2 JP6100390U JP6100390U JPH0719178Y2 JP H0719178 Y2 JPH0719178 Y2 JP H0719178Y2 JP 6100390 U JP6100390 U JP 6100390U JP 6100390 U JP6100390 U JP 6100390U JP H0719178 Y2 JPH0719178 Y2 JP H0719178Y2
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JP
Japan
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switchboard
switchboard door
door
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arm member
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JP6100390U
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JPH0420269U (ja
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勉 富田
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Nissin Electric Co Ltd
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Nissin Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は配電盤に設けられた配電盤扉の開度規制機構に
係り、詳しくは、該扉の開度を複数段階にわたって規制
する機構に関する。
〈従来の技術〉 従来から、配電盤には、通常時の保守点検や内部機器の
重大故障などのような異常時に備え、内部機器を挿脱し
うる120°程度の開度にまで配電盤扉を開放したうえで
固定することが可能な開度規制機構を設けておくのが一
般的となっている。
すなわち、このような開度制限機構の一例としては、第
7図及び第8図で示すように、配電盤本体1の前面に取
り付けられた長尺状のガイド部材2と、配電盤本体1に
連結ピン3を介して揺動開閉自在で枢支された配電盤扉
4との間に、配電盤扉4の開度を規制するための長尺状
のアーム部材5を設けた構成のものがある。そして、こ
のアーム部材5の一端部は連結ピン6を介して配電盤扉
4に枢支される一方、その他端部下側にはガイド部材2
の長手方向に沿って形成された細幅の長孔7を挿通して
摺動する小径のガイドピン8が突設されている。さら
に、このアーム部材5の長手方向に沿う中間部の下側に
は、長孔7の幅寸法よりも大径とされてガイド部材2の
上面を摺動する円板状の摺動部材9が配設されている。
そこで、この開度制限機構を採用した配電盤において
は、アーム部材5に突設されたガイドピン8がガイド部
材2の長孔7に沿って摺動することによって配電盤扉4
を滑らかに任意の角度まで開放できるとともに、ガイド
部材2の上面に沿って摺動してきたアーム部材5の摺動
部材9がガイド部材2の配電盤扉4側端面(図では、右
側)から外れて落ち込み、これに引っ掛かることによっ
て配電盤扉4が120°程度の開度まで開放された状態で
固定されるようになっている。
〈考案が解決しようとする課題〉 ところで、従来から、工場内などにおいては複数の配電
盤を並列設置、いわゆる列盤配置することが行われてお
り、これらの保守点検などに際しては、配電盤それぞれ
の配電盤扉4を予めできる限り広く開放しておき、それ
ぞれの内部機器を順次点検していくのが一般的となって
いる。しかしながら、このような際、互いに隣接する配
電盤同士の配電盤扉4を90°以上の開度まで開放する
と、配電盤扉4同士が衝突し合うことになり、これらに
取着された計器などの破損を招くことがあるので、配電
盤扉4のそれぞれをこれが固定される120°程度の全開
状態まで開放することはできず、90°以下の固定されな
い開度まで配電盤扉4を開放したままの状態で作業を行
っていた。そのため、固定されていない不安定な半開状
態にある配電盤扉4が勝手に揺動して閉じてしまった
り、より大きく開いて衝突し合ったりすることが多く、
保守点検作業の妨げとなっていた。
本考案はかかる従来の不都合に鑑みて創案されたもので
あって、開放された配電盤扉を120°程度の開度で固定
しうるとともに、90°以下の所要開度でも容易に固定す
ることが可能な配電盤扉の開度規制機構を提供すること
を目的としている。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は、このような目的を達成するために、配電盤本
体に取着された長尺状のガイド部材と、該配電盤本体に
揺動開閉自在で枢支された配電盤扉との間に、長尺状の
アーム部材を設けてなる配電盤扉の開度規制機構であっ
て、配電盤扉に一端部が枢支されたアーム部材の他端部
下側には小径のガイドピンを突設し、かつ、その中間部
の所定位置下側には大径の摺動板を取着する一方、ガイ
ド部材にはその長手方向に沿って形成され、かつ、ガイ
ドピンが挿通して摺動する長孔を形成するとともに、そ
の中間部の所定位置にはガイド部材の上面に沿って摺動
してきた摺動板が嵌入する拡幅部を形成したことを特徴
とするものである。
〈作用〉 上記構成によれば、アーム部材に取着された摺動板がガ
イド部材に形成された拡幅部に落ち込んで嵌入すると、
摺動板が拡幅部に引っ掛かってアーム部材の摺動動作を
阻止することになる結果、このアーム部材の一端部が枢
支された配電盤扉のさらなる開放が確実に阻止されるこ
とになる。
〈実施例〉 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図ないし第6図は本実施例に係る配電盤扉の開度規
制機構の概略構成を示しており、第1図及び第2図は配
電盤扉の全閉状態、第3図及び第4図は配電盤扉の半開
状態、第5図及び第6図は配電盤扉の全開状態をそれぞ
れ示している。なお、これらの図において、従来例に係
る第7図及び第8図と互いに同一もしくは相当する部
品、部分については同一符号を付している。
本実施例に係る配電盤は、配電盤本体1と、これに連結
ピン3を介して揺動開閉自在で枢支された配電盤扉4と
を備えている。そして、配電盤本体1と配電盤扉4との
間には、開放された配電盤扉4の開度を規制するための
開度規制機構が設けられている。
この開度規制機構は、配電盤本体1の前面に取着された
長尺状のガイド部材2と、連結ピン6を介して一端部が
配電盤扉4に枢支された長尺状のアーム部材5とから構
成されている。そして、このアーム部材5の他端部下側
には小径のガイドピン8が突設されるとともに、その中
間部の所定位置下側には後述する長孔7の幅寸法よりも
大径とされた円板状の摺動板9が取着されている。
また、ガイド部材2にはその長手方向に沿う細幅の長孔
7が形成されており、アーム部材5のガイドピン8はこ
の長孔7を貫通したうえ、この長孔7に沿って摺動する
ようになっている。さらに、この長孔7の中間部の所定
位置には、ガイド部材2の上面に沿って摺動してきたア
ーム部材5の摺動板9が落ち込んで嵌入する大きさの拡
幅部10が形成されている。すなわち、この拡幅部10と前
記摺動板9とは、予め設定された配電盤扉4を固定すべ
き所要開度、例えば、配電盤扉4の開度が85°となった
場合に対応して位置決め形成及び取着されている。
そこで、第1図及び第2図で示すように、当初は全閉さ
れていた配電盤扉4を開放すると、アーム部材5に突設
されたガイドピン8がガイド部材2の長孔7に沿って摺
動し、かつ、摺動部材9がガイド部材5の上面に沿って
摺動するので、この配電盤扉4は滑らかに任意の角度ま
で開放されていくことになる。そして、配電盤扉4の開
放に伴ってガイド部材5上を摺動してきたアーム部材5
の摺動板9が、第3図及び第4図で示すように、重力の
作用によってガイド部材2の拡幅部10に落ち込んで嵌入
すると、この摺動板9は拡幅部10に引っ掛かることにな
り、アーム部材5の摺動動作が阻止される。そこで、こ
のアーム部材5の一端部が枢支された配電盤扉4の開放
はアーム部材5を介して阻止されることになり、例え
ば、90°以下の85°というような予め設定された所要開
度で固定されることになる。
さらに、この配電盤扉4を、従来例と同様、120°程度
まで全開する必要がある場合には、まず、作業者が手指
などによって摺動板9を押し上げて拡幅部10から抜け出
させたのち、配電盤扉4をさらに開放すればよく、再
び、ガイド部材2の上面に沿って摺動したアーム部材5
の摺動部材9がガイド部材2の配電盤扉4側端面(図で
は、右側)から外れて落ち込み、これに引っ掛かること
によって配電盤扉4が120°程度の開度まで開放された
状態で固定されることになる。
ところで、以上の説明においては、アーム部材5の摺動
板9が落ち込んで嵌入する拡幅部10の個数が1個である
ものとしているが、これを複数個設けることによって配
電盤扉4を複数の開度で固定しうることはいうまでもな
い。
〈考案の効果〉 以上説明したように、本考案によれば、配電盤扉を開放
することにより、アーム部材に取着された摺動板がガイ
ド部材に形成された拡幅部に落ち込むと、摺動板が拡幅
部に引っ掛かってアーム部材の摺動動作を阻止し、この
アーム部材の一端部が枢支された配電盤扉のより以上の
開放が阻止されることになる。そこで、アーム部材に対
する摺動板の取着位置及びガイド部材の長孔に対する拡
幅部の形成位置を予め配電盤扉の固定すべき所定開度と
対応させておけば、開放された配電盤扉を90°以下の所
定開度で固定することが可能となるばかりか、該扉の開
度を複数段階にわたって固定して規制することができる
という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本考案の一実施例に係る配電盤扉
の開度規制機構の概略構成を示し、第1図は配電盤扉の
全閉状態を示す平面図、第2図はその一部破断側面図、
第3図は配電盤扉の半開状態を示す平面図、第4図はそ
の一部破断側面図であり、第5図は配電盤扉の全開状態
を示す平面図、第6図はその一部破断側面図である。 また、第7図及び第8図は従来例に係る配電盤扉の開度
規制機構の概略構成を示しており、第7図は配電盤扉の
全閉及び全開状態を示す平面図、第8図はその一部破断
側面図である。 図における符号1は配電盤本体、2はガイド部材、4は
配電盤扉、5はアーム部材、7は長孔、8はガイドピ
ン、9は摺動板、10は拡幅部である。 なお、図中の同一符号は、互いに同一もしくは相当する
部品、部分を示している。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】配電盤本体(1)に取着された長尺状のガ
    イド部材(2)と、該配電盤本体(1)に揺動開閉自在
    で枢支された配電盤扉(4)との間に、長尺状のアーム
    部材(5)を設けてなる配電盤扉の開度規制機構であっ
    て、 配電盤扉(4)に一端部が枢支されたアーム部材(5)
    の他端部下側には小径のガイドピン(8)を突設し、か
    つ、その中間部の所定位置下側には大径の摺動板(9)
    を取着する一方、 ガイド部材(2)にはその長手方向に沿って形成され、
    かつ、ガイドピン(8)が挿通して摺動する長孔(7)
    を形成するとともに、その中間部の所定位置にはガイド
    部材(2)の上面に沿って摺動してきた摺動板(9)が
    嵌入する拡幅部(10)を形成したことを特徴とする配電
    盤扉の開度規制機構。
JP6100390U 1990-06-08 1990-06-08 配電盤扉の開度規制機構 Expired - Lifetime JPH0719178Y2 (ja)

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JP6100390U JPH0719178Y2 (ja) 1990-06-08 1990-06-08 配電盤扉の開度規制機構

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JP6100390U JPH0719178Y2 (ja) 1990-06-08 1990-06-08 配電盤扉の開度規制機構

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Publication Number Publication Date
JPH0420269U JPH0420269U (ja) 1992-02-20
JPH0719178Y2 true JPH0719178Y2 (ja) 1995-05-01

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JP6100390U Expired - Lifetime JPH0719178Y2 (ja) 1990-06-08 1990-06-08 配電盤扉の開度規制機構

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JPH0420269U (ja) 1992-02-20

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