JP2502522Y2 - 車両用ドアチェック装置 - Google Patents

車両用ドアチェック装置

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JP2502522Y2
JP2502522Y2 JP1990026039U JP2603990U JP2502522Y2 JP 2502522 Y2 JP2502522 Y2 JP 2502522Y2 JP 1990026039 U JP1990026039 U JP 1990026039U JP 2603990 U JP2603990 U JP 2603990U JP 2502522 Y2 JP2502522 Y2 JP 2502522Y2
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佳明 近江
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日産車体株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車の観音開き式のドア等、横開きドア
に設けられる車両用ドアチェック装置に関する。
(従来の技術) 従来、車両用ドアチェック装置としては、例えば、実
開昭61-161378号公報に記載されたものが知られてい
る。
この従来装置は、車体にチェックアームの基端が回動
可能に取り付けられ、該チェックアームの先端に形成さ
れた係止部が、ドアに取り付けられたガイドレール内に
摺動可能に嵌め込まれ、前記ガイドレールには、ドアの
全開位置(90度開放位置)で前記係止部が係合する係止
孔が形成され、かつ、前記係止部と係止孔との係合を解
除するリンク機構がドアハンドルに連結された構造とな
っていた。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上述した従来装置では、チェックアー
ムの先端に形成された係止部が、ガイドレールに形成さ
れた係止孔に係合することによってドアを全開位置に保
持させることができるが、ドアを中間開位置で保持させ
ることができず、従って、例えば、180度開放位置を全
開位置とし、90度開放位置を中間開位置とするような複
数のドア開放位置を必要とするドアには適用できないと
いう問題があった。
また、ドアハンドルに連結されたリンク機構によっ
て、係止部と係止孔との係合を解除することができる
が、これは係止孔に落ち込んだ係止部を持ち上げること
によって係合を解除するようにしたものであり、係止部
が係止孔に落ち込むのを規制するものではない。従っ
て、係止部が係止孔の上に移動すると、係止部は係止孔
の上を素通りすることができずに、必ず係止孔に落ち込
むため、これを解除する度ごとにドアハンドルを操作し
なければならず、操作性に煩わしさがあるという問題が
あった。
本考案は、上述のような従来の問題点に着目して成さ
れたもので、全開位置及び中間開位置でドアを保持する
ことができ、また、全開位置からのドア閉時には、中間
開位置を素通りしてドアを閉めることができるようにし
て、操作性に優れた車両用ドアチェック装置を提供する
ことを目的としている。
(課題を解決するための手段) 上述の目的を達成するために、本考案の車両用ドアチ
ェック装置では、車体とドアのいずれか一方にチェック
アームの基端が回動可能に取り付けられると共に、該チ
ェックアームの先端に回動自在に設けたスライダが、車
体とドアの他方に設けられたガイドレールに摺動自在に
取り付けられ、前記ガイドレールには、ドアの中間開位
置でスライダに設けられているフックと係合してスライ
ダの摺動を規制する半開係合穴と、ドアの全開位置で前
記スライダに設けられているフックと係合してスライダ
の摺動を規制する全開係合穴とが設けられ、前記半開係
合穴の近傍位置には、ドア開に伴うスライダの摺動時に
はスライダのフックが半開係合穴と係合するのを許し、
ドア閉に伴うスライダの摺動時にはスライダのフックが
半開係合穴と係合するのを阻止する係合切換部材が設け
られている手段とした。
(作用) ドアを全閉位置から開いていくと、チェックアームの
先端に回動可能に取り付けられたスライダがガイドレー
ル内に摺動する。そして、ドアが所定開度の中間開位置
まで開くと、スライダに設けられたフックが半開係合穴
と係合し、スライダの摺動が規制され、ドアは中間位置
に保持されて開きも閉じもしない。
次に、ドアを中間開位置から全開位置に開く場合、ス
ライダのフックと半開係合穴との係合を解除する。そし
て、ドアをさらに開いてドアが全開位置となるとスライ
ダのフックが全開係合穴と係合して、ドアは全開位置に
保持される。
尚、このドア開時には、半開係合穴に対するスライダ
のフックの係合が係合切換部材によって許容されている
ため、中間開位置では、両者が必ず係合する。従って、
ドアは中間開位置に必ず保持されることになり、ドアが
いきなり全開位置まで開いてしまうことがない。
次に、ドアを全開位置から閉じる場合について説明す
る。
ドアを全開位置から閉じていく場合、スライダのフッ
クと全開係合穴との係合を解除し、それからドアを閉じ
ていく。そして、ドアの中間開位置では、ガイドレール
の半開係合穴の近傍位置に設けた係合切換部材が、スラ
イダに設けたフックと半開係合穴とが係合するのを阻止
するため、スライダは半開係合穴と係合することなく素
通りし、全閉位置までスムーズに閉じることができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面により詳述する。
まず、実施例の構成を説明する。
第1図は本考案実施例の車両用ドアチェック装置を有
したドアを示す平面図であり、図において1はドアを示
している。このドア1は、車体2の後面開口部20の側縁
にヒンジ10によって連結され、後面開口部20を塞ぐ全閉
位置Aから横開き可能に設けられた観音開き形式のもの
で、実施例のドアチェック装置Dにより、90度解放した
半開位置(中間開位置)Bと、180度解放した全開位置
Cとに保持される。
このドアチェック装置Dは、第2図の斜視図にも示す
ように、ガイドレール3とチェックアーム4とを備えて
いる。
前記ガイドレール3は、前記ドア1の内面に取り付け
られている。
前記チェックアーム4は、その基端が、車体2に固定
されたブラケット21にピン40によって回動可能に連結さ
れ、かつ先端には、ガイドレール3内に摺動可能に嵌め
込まれたスライダ5が連結され、その連結は、スライダ
5に一体に突設されたブラケット50に、前記チェックア
ーム4の先端がピン41によって回動可能に連結されたも
のとなっている。
次に、前記スライダ5及びガイドレール3の構造を第
3図〜第5図により説明する。
前記ガイドレール3は、正面に開口溝30が形成された
断面略C字状のリップ付チャンネル型材が用いられ、そ
の両端には、ゴム材によるエンドキャップ31,32が嵌着
されている。
前記スライダ5は、滑りのよい合成樹脂によって成形
されたもので、ガイドレール3の開口溝30に対向する面
にフック51がピン52によって回動可能に軸着され、該フ
ック51は、一端側に設けたスプリング53により他端側が
ガイドレール3の底面に向けて下向きに回動付勢されて
いると共に、ガイドレール3の開口溝30から突出したレ
バー54が他端側に一体に突設されている。
また、前記ガイドレール3には、第4図で示すよう
に、ドア1の半開位置Bで、前記フック51が係合する半
開係合穴(中間ストッパ)33が底面に形成されると共
に、前記レバー54が落ち込む半開切欠部34が下側リップ
35の上縁に形成されている。
そして、第5図で示すように、ドア1の全開位置C
で、前記フック51が係合する全開係合穴(全開ストッ
パ)36が底面に形成されると共に、レバー54が落ち込む
全開切欠部37が下側リップ35の上縁に形成されている。
尚、前記レバー54は、スプリング53による回動付勢で、
下側リップ35の上端に当接した状態で摺動し、従って、
フック51の他端はガイドレール3の底面より僅かに浮い
た状態になっている。
また、前記ガイドレール3の半開係合穴33の近傍位置
には、係合切換部材6が設けられている。
この係合切換部材6は、ドア開時には、フック51が半
開係合穴33に係合するのを許容し、ドア閉時にはこの係
合を規制するもので、この係合切換部材6は、第6図〜
第8図に示すように、略L字形状に形成され、前記半開
切欠部34よりやや全開側に寄った位置で、ガイドレール
3の正面に沿って設けられ、その短片部6aの先端が、ガ
イドレール3に固定されたブラケット60にピン61によっ
て軸支されると共に、長片部6bは、第8図に示すよう
に、ストッパ63に回動規制された略水平に横倒し状態
で、上縁が前記下側リップ35の上縁に一致して半開切欠
部34を塞ぐように形成されている。
そして、前記係合切換部材6は、ピン61に装着したス
プリング62によって、常時は、第6図に示すように、開
口溝30を横切る立て向き姿勢に保持されている。
次に、実施例の作用をドア開時とドア閉時とに分けて
説明する。
〈ドア開時〉 ドア1を全閉位置Aから開らいていくと、チェックア
ーム4は、基端のピン40を中心として回動し、かつ、先
端に取り付けられたスライダ5がガイドレール3内を摺
動する。
そして、ドア1が半開位置Bまで開くと、スライダ5
に設けたフック51のレバー54が半開切欠部34に落ち込む
と同時に、フック51が半開係合穴33に係合し、ドア1は
半開位置Bに保持される。
次に、ドア1を半開位置Bから全開位置Cに開く場
合、レバー54に指を掛けてフック51を持ち上げ、該フッ
ク51と、半開係合穴33との係合を解除してから、ドア1
をさらに開いていく。そして、ドア1が全開位置C開く
とレバー54が全開切欠部37に落ち込むと同時に、フック
51が全開係合穴36に係合し、ドア1は全開位置Cに保持
される。
また、ドア開時には、レバー54の通過に伴って、係合
切換部材6が、第7図に示すように、レバー54に押され
て全開側に回動して倒れ、スライダ5は通過できる。
〈ドア閉時〉 ドア1を全開位置Cから閉じていく場合、レバー54に
指を掛けてフック51を持ち上げ、フック51と全開係合穴
36との係合を解除した後、ドア1を閉じていく。
そして、ドア1の半開位置Bでは、第8図に示すよう
に、レバー54に押されて係合切換部材6が倒れ、半開切
欠部34が係合切換部材6によって塞がれるため、レバー
54が半開切欠部34に落ち込まず、フック51と半開係合穴
33との係合が規制される。
従って、レバー54が係合切換部材6の上を通過するた
め、ドア1は半開位置Bを素通りし、全閉位置Aまで1
動作で閉じることができる。
以上のように本実施例では、ドア1が半開位置Bと全
開位置Cとの2位置で保持されるし、ドア開時には、ド
ア1は半開位置Bに必ず保持されるため、ドア1がいき
なり全開位置Cまで開いてしまうことを防止できる。
また、ドア閉時には、ドア1が半開位置Bを素通りす
るため、全開位置Cから全閉位置Aまで1動作でスムー
ズに閉じることができる。
以上、本考案の実施例を図面により説明したが、本考
案の具体的な構成は前記実施例に限定されることはな
く、例えば、実施例とは逆にチェックリンクの基端をド
ア側に連結し、ガイドレールを車体側に取り付けてもよ
い。
また、中間開位置として、実施例では90度開放した半
開位置としたが、120度等他の開度に設定してもよい
し、中間開位置を複数箇所に設定してもよい。
(考案の効果) 以上説明してきたように、本考案の車両用ドアチェッ
ク装置にあっては、ドアを開く際には、中間位置と全開
位置とで、それぞれ、ドアを保持することができなが
ら、ドア閉時には、ドアが中間開位置を素通りするた
め、全開位置から全閉位置まで1動作でスムーズに閉じ
ることができ、操作性が良いという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の車両用ドアチェック装置を備え
たドアを示す平面図、第2図は実施例装置を示す斜視
図、第3図〜第5図は実施例装置のスライダ及びガイド
レールの作動を示す正面図、第6図〜第8図は実施例装
置の係合切換部材の作動を示す正面図である。 A……全閉位置 B……中間開位置 C……全開位置 1……ドア 2……車体 3……ガイドレール 4……チェックアーム 5……スライダ 6……係合切換部材 33……半開係合穴 36……全開係合穴 51……フック

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体とドアのいずれか一方にチェックアー
    ムの基端が回動可能に取り付けられると共に、該チェッ
    クアームの先端に回動自在に設けたスライダが、車体と
    ドアの他方に設けられたガイドレールに摺動自在に取り
    付けられ、 前記ガイドレールには、ドアの中間開位置でスライダに
    設けられているフックと係合してスライダの摺動を規制
    する半開係合穴と、ドアの全開位置で前記スライダに設
    けられているフックと係合してスライダの摺動を規制す
    る全開係合穴とが設けられ、 前記半開係合穴の近傍位置には、ドア開に伴うスライダ
    の摺動時にはスライダのフックが半開係合穴と係合する
    のを許し、ドア閉に伴うスライダの摺動時にはスライダ
    のフックが半開係合穴と係合するのを阻止する係合切換
    部材が設けられていることを特徴とする車両用ドアチェ
    ック装置。
JP1990026039U 1990-03-14 1990-03-14 車両用ドアチェック装置 Expired - Lifetime JP2502522Y2 (ja)

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JPH03117075U JPH03117075U (ja) 1991-12-04
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