JPH07191564A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH07191564A
JPH07191564A JP5333661A JP33366193A JPH07191564A JP H07191564 A JPH07191564 A JP H07191564A JP 5333661 A JP5333661 A JP 5333661A JP 33366193 A JP33366193 A JP 33366193A JP H07191564 A JPH07191564 A JP H07191564A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing
image forming
forming apparatus
roller
sub
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5333661A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Yamakawa
健志 山川
Yoshio Kaneko
良雄 金子
Shuichi Yamazaki
修一 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP5333661A priority Critical patent/JPH07191564A/ja
Publication of JPH07191564A publication Critical patent/JPH07191564A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】複数のプロセス線速で画像を形成する場合に
も、各プロセス線速における最適定着条件を即時に実現
することができ、作業効率を向上させることができる画
像形成装置を提供する。 【構成】複数のプロセス線速を有する電子写真方式の画
像形成装置において、定着装置は複数の定着モード(定
着経路、定着手段)を有し、プロセス線速の切換えに応
じて即時に最適な定着状態が得られる定着モードに切換
わり、最適な定着画像を得られる手段を備え、その手段
の1つとして、定着装置はメインローラ1と該メインロ
ーラ1の円周上の少なくとも2箇所に当接するサブロー
ラ2,3とそれぞれのサブローラに転写紙を通紙する通
紙経路c,dを備え、メインローラとそれぞれのサブロ
ーラとが当接するニップ部a,bの温度は異なって設定
してあり、プロセス線速によりメインローラの回転方向
と回転速度、通紙経路のうち少なくとも1つが切り換え
られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ、フ
ァクシミリ等の電子写真方式の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ等、電
子写真方式により画像形成を行なう画像形成装置が広く
普及している。このような電子写真方式の画像形成装置
においては、帯電装置により感光体を一様に帯電し、帯
電された感光体上に原稿画像の露光もしくは画像情報に
応じた光書き込みを行ない該感光体上に静電潜像を形成
し、この潜像を現像装置のトナーにより顕像化し、この
顕像を転写装置により転写紙上に転写した後、該転写紙
上のトナー像を定着装置の一対の定着ローラにより加熱
定着して転写紙上に画像を形成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、書き込み密
度可変モードを持つ複合複写機やプリンタ等では、複数
のプロセス線速(感光体線速)で画像を形成する。この
場合、プロセス線速の変化に伴い定着ローラ対の線速も
変化するため、定着条件を最適に保つためには、プロセ
ス線速に応じて定着装置の定着ローラの温度を切り換え
る必要が生じる。通常、定着装置内には定着ヒータが内
蔵された加熱ローラとその加熱ローラに当接する加圧ロ
ーラとからなる一対の定着ローラが設置されており、定
着装置内に設けられたサーミスタ等の温度検知手段によ
り温度を検知し、定着ヒータをオン−オフ制御や位相制
御して定着ローラの温度を設定温度に保っている。しか
し、プロセス線速に応じて定着装置の定着ローラの温度
を切り換える場合、定着ローラの熱容量等によりプロセ
ス線速に応じた最適な温度に到達するまで時間がかか
り、この間、画像形成プロセスを中断しなければならな
かった。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あって、複数のプロセス線速(感光体線速)で画像を形
成する場合にも、各プロセス線速における最適定着条件
を即時に実現することができ、作業効率を向上させるこ
とができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、少なくとも2通り以上の切り換
え可能なるプロセス線速(感光体線速)を有し、帯電さ
れた感光体上に画像露光もしくは光書き込みを行ない該
感光体上に潜像を形成し、この潜像をトナーにより顕像
化し、この顕像を転写紙上に転写した後、該転写紙上の
トナー像を定着装置により加熱定着して転写紙上に画像
を形成する画像形成装置において、定着装置は複数の定
着モード(定着経路、定着手段)を有し、プロセス線速
の切り換えに応じて即時に最適な定着状態が得られる定
着モードに切り換わり、最適な定着画像を得られる手段
を備えたことを特徴としている。そして、請求項2〜1
7はその具体的な手段を示したものである。
【0006】すなわち、請求項2の画像形成装置では、
請求項1の画像形成装置において、定着装置は、メイン
ローラ(1)と、そのメインローラ(1)の円周上の少
なくとも2箇所に当接するサブローラ(2,3)と、そ
れぞれのサブローラ(2,3)に転写紙を通紙する通紙
経路(c,d)を備え、メインローラ(1)とそれぞれ
のサブローラ(2,3)とが当接するニップ部(a,
b)の温度は異なって設定してあり、プロセス線速によ
り、メインローラ(1)の回転方向と回転速度、通紙経
路のうち、少なくとも1つが切り換えられることを特徴
としている(図2,4,5)。
【0007】請求項3の画像形成装置では、請求項2の
画像形成装置において、メインローラ(1)に当接され
るサブローラ(2,3)のうち、使用されない側のサブ
ローラは解除することを特徴としている(図2,3)。
【0008】請求項4の画像形成装置では、請求項1の
画像形成装置において、定着装置の定着ローラ(8)が
感光体(9)の駆動源(7)とは別の駆動源(8’)に
より駆動されることを特徴としている(図6)。
【0009】請求項5の画像形成装置では、請求項4の
画像形成装置において、転写部(11b)から定着装置
(12)の定着ニップ部までの距離(L)を、使用可能
な転写紙の最大長さ以上としたことを特徴としている
(図7)。
【0010】請求項6の画像形成装置は、請求項4,5
の画像形成装置において、定着線速がプロセス線速と同
等か、プロセス線速よりも遅くは設定されないことを特
徴としている。
【0011】請求項7の画像形成装置では、請求項4,
5の画像形成装置において、プロセス線速が変化した場
合でも常に一定の定着線速としたことを特徴としている
(図8)。
【0012】請求項8の画像形成装置では、請求項7の
画像形成装置において、一定の定着線速をプロセスの最
大使用線速としたことを特徴としている。
【0013】請求項9の画像形成装置では、請求項1の
画像形成装置において、定着装置は、メインローラ(1
3)と、そのメインローラ(13)の円周上の少なくと
も2箇所に当接するサブローラ(14a,14b)と、
それぞれのサブローラ(14a,14b)に転写紙を通
紙する通紙経路(s,r)を備え、メインローラ(1
3)とそれぞれのサブローラ(14a,14b)とが当
接するニップ部(w,x)のニップ幅は異なって設定し
てあり、プロセス線速により、メインローラの回転方向
と回転速度、通紙経路のうち、少なくとも1つが切り換
えられることを特徴としている(図9)。
【0014】請求項10の画像形成装置では、請求項9
の画像形成装置において、メインローラ(13)に当接
している各サブローラ(14a,14b)の径を異なら
しめることにより、メインローラ(13)と各サブロー
ラ(14a,14b)とが当接するニップ部(w,x)
のニップ幅を異ならしめたことを特徴としている(図
9)。
【0015】請求項11の画像形成装置では、請求項9
の画像形成装置において、メインローラ(18)に当接
している各サブローラ(19,20)の当接力を異なら
しめることにより、メインローラ(18)と各サブロー
ラ(19,20)とが当接するニップ部(y,z)のニ
ップ幅を異ならしめたことを特徴としている(図1
0)。
【0016】請求項12の画像形成装置では、請求項1
1の画像形成装置において、メインローラ(21)を可
動に支持し、その駆動によりメインローラ(21)と各
サブローラ(22,23)とが当接するニップ部(2
9,26)のニップ幅を異ならしめたことを特徴として
いる(図11)。
【0017】請求項13の画像形成装置では、請求項9
の画像形成装置において、メインローラに当接されるサ
ブローラのうち使用していないサブローラは解除するこ
とを特徴としている。
【0018】請求項14の画像形成装置においては、請
求項1の画像形成装置において、定着装置は、複数の定
着ローラ対(31,32)を備え、少なくとも1つの定
着ローラ対に解除手段を設け、プロセス線速により該解
除手段が動作することを特徴としている(図12)。
【0019】請求項15の画像形成装置では、請求項1
4の画像形成装置において、複数の定着ローラ対(3
1,32)の定着条件が異なって設定されていることを
特徴としている(図12)。
【0020】請求項16の画像形成装置では、請求項1
の画像形成装置において、定着装置は、複数の定着ロー
ラ対(33,34)を備え任意の定着搬送経路(通紙経
路)を選択可能とし、プロセス線速により該搬送経路が
切り換えられることを特徴としている(図13)。
【0021】請求項17の画像形成装置では、請求項1
6の画像形成装置において、複数の定着ローラ対(3
3,34)の定着条件が異なって設定されていることを
特徴としている(図13)
【0022】
【作用】図1に示すように、画像形成装置のプロセス線
速(感光体線速)が変化した場合、通常、定着ローラの
線速も変化するため、最適な定着性を得るための定着温
度は異なっており、一対の定着ローラを用いた定着装置
の場合、プロセス線速の変更に伴って設定温度を変えな
ければならない。この場合、所定の設定温度に達するま
で画像形成動作を待たなければならない。しかし、本発
明の画像形成装置では、定着装置は、複数の定着モード
(定着経路、定着手段)を有し、プロセス線速の切り換
えに応じて即時に最適な定着状態が得られる定着モード
に切り換わり、最適な定着画像を得られる手段(請求項
2〜17)を備えたため、効率の良い画像形成作業が可
能となる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の構成、動作及び作用について
図示の実施例に基づいて詳細に説明する。 [実施例1:請求項1,2,3の実施例]まず一例とし
て、書き込み密度の切り換えにより図1に示すような2
つのプロセス線速h,iを持つ画像形成装置について述
べる。図2は本発明による画像形成装置の定着装置の概
略構成を示す図である。図2において、定着装置は、定
着ヒータが内蔵されたメインローラ1と、そのメインロ
ーラ1の円周上の少なくとも2箇所に当接するサブロー
ラ2,3と、それぞれのサブローラ2,3に転写紙を通
紙する通紙経路c,dを備えており、メインローラ1と
それぞれのサブローラ2,3とが当接するニップ部a,
bの温度は異なって設定してある。例えば、メインロー
ラ1と上側のサブローラ2とのニップ部aの温度が図1
のプロセス線速hの場合の最適温度jに設定され、メイ
ンローラ1と下側のサブローラ3とのニップ部bの温度
が図1のプロセス線速iの場合の最適温度kに設定され
ている。このニップ部a,bの温度を異ならせる方法と
しては、例えば、一方側のサブローラに加熱源を設ける
方法や、サブローラ2とサブローラ3の表面層の材質や
芯材の材質を変えて熱容量や熱伝導を変えることにより
容易に実現できる。尚、図中符号4は経路切り換え用の
切換爪、5は転写紙搬送ローラ、6は排紙トレーであ
る。
【0024】ここで図5に制御系のブロック図、図4に
制御動作のフローチャートを示し、制御動作の一例につ
いて述べる。図5に示すように、操作部、通信回線、パ
ーソナルコンピュータからの指令等によりプロセス線速
は決定され、ある書き込み密度が指定されプロセス線速
vがiに設定された場合、メイン制御部の制御により直
に切換爪4は上方向に切り換えられ、経路dが選択され
ると共に、メインローラ1はf方向に回転駆動される。
この駆動方向の切り換えは通常のギヤ切り換えで行なう
ことができる。このようにして、メインローラ1と下側
のサブローラ3により、プロセス線速iの場合の定着が
最適に行なわれ、排紙トレー6上に転写紙が排紙され
る。また、上下のサブローラ2,3は移動可能に設けて
おき、上記の例のように下側のサブローラ3が使用され
ている場合には、図3に示すように上側のサブローラ2
はg方向へ解除させることにより、熱の損失、駆動トル
クの損失を最小限とすることができる。この場合、図4
のm,nの部分にそれぞれ下側ローラ解除、上側ローラ
解除の制御を加えればよい。尚、プロセス線速vがhに
設定された場合には、切換爪4が下方向に切り換えら
れ、経路cが選択されると共に、メインローラ1はe方
向に回転駆動され、メインローラ1と上側のサブローラ
2により、プロセス線速hの場合の定着が最適に行なわ
れる。
【0025】[実施例2:請求項1,4,5,6,7,
8の実施例]図6は本発明の別の実施例を示す画像形成
装置の駆動系の説明図である。前述した実施例1の説明
は、図6に示す画像形成装置の駆動系のメインモータ7
により感光体ドラム9と定着装置の定着ローラ8とが同
時に駆動される場合であるが、本実施例では、定着ロー
ラ8を駆動するためにメインモータ7とは別に定着駆動
モータ8’を設け、図8に示すように感光体ドラム9の
線速に関わらず常に定着の速度を一定とすることによ
り、定着プロセス線速が変化した場合でも、一対の定着
ローラで安定した最適な定着を行なうことができる。す
なわち、一つのモータ7で感光体ドラム9と定着ローラ
8とを駆動する場合、プロセス線速の変更にともなって
定着ローラ8の線速も変化するため、定着ローラの設定
温度も変更しなければならないが、定着ローラ8用のモ
ータ8’を別に設ければ、プロセス線速に関わらず常に
定着の速度を一定もしくは任意の設定速度とすることが
でき、設定温度を変更しなくても良いため、通常の一対
の定着ローラで安定した最適な定着を行なうことができ
る。
【0026】尚、定着の速度を一定とする場合、プロセ
ス線速との速度差により転写紙の搬送に不具合が生じる
恐れがあるが、図7に示すように、転写部11bと定着
部12の距離Lを、使用可能な転写紙の最大長以上とす
ることにより、転写に悪影響を与えることなく定着を行
なうことができる。この場合、中間搬送ローラ対10は
感光体11a側と同じ線速とし、定着により通過中の紙
が増速した場合には、低負荷でその方向には連れ回りを
する機構を有する構成とする(ウンウェイ駆動)。さら
に、定着速度を変化させる場合には、感光体線速以下に
は設定されないようにすると、L間で紙ジャムを起こし
にくい。
【0027】[実施例3:請求項1,9,10,11,
12,13の実施例]図9は本発明のさらに別の実施例
を示す画像形成装置の定着装置の概略構成を示す図であ
る。この実施例は実施例1と同様にプロセス線速の変化
に従って定着線速も変化する場合の構成である。図9に
おいて、定着装置は、定着ヒータが内蔵されたメインロ
ーラ13と、そのメインローラ13の円周上の少なくと
も2箇所に当接するサブローラ14a,14bと、それ
ぞれのサブローラ14a,14bに転写紙を通紙する通
紙経路s,rを備え、メインローラ13とそれぞれのサ
ブローラ14a,14bとが当接するニップ部w,xの
ニップ幅は異なって設定してある。すなわち、図9の実
施例では、定着装置の定着ローラは、メインローラ13
と上側のサブローラ14a及び下側のサブローラ14b
で構成され、上側のサブローラ14aの径が下側のサブ
ローラ14bよりも小さくなっている。このため、ニッ
プ部wよりニップ部xの方がニップ幅が広がり、図1に
見られるように同じ最適定着温度の場合、ニップ部xの
方が速い線速で定着を行なうことができる。従ってあと
は切換爪15により経路を選択することで、そのプロセ
ス線速にあった最適な定着経路を通過させさせれば最適
な条件で定着を行なうことができる。
【0028】尚、この場合の制御系のブロック図は図5
と同様であり、制御動作も図4のフローチャートとほぼ
同じである。例えば、ある書き込み密度が指定されプロ
セス線速vがhに設定された場合、メイン制御部の制御
により直に切換爪15は上方向に切り換えられ、経路r
が選択されると共に、メインローラ13はP方向に回転
駆動される。この駆動方向の切り換えは通常のギヤ切り
換えで行なうことができる。このようにして、メインロ
ーラ13と下側のサブローラ14bにより、プロセス線
速hの場合の定着が最適に行なわれ、排紙トレー17上
に転写紙が排紙される。また、プロセス線速vがiに設
定された場合には、切換爪15が下方向に切り換えら
れ、経路sが選択されると共に、メインローラ13はQ
方向に回転駆動され、メインローラ13と上側のサブロ
ーラ14aにより、プロセス線速iの場合の定着が最適
に行なわれる。
【0029】次に、図10はメインローラ18に当接す
る上下のサブローラ19,20への加圧力t,μを変え
ることでニップ部y,zのニップ幅を異ならしめた例で
あり、各加圧力の関係はt<μとなっており、同径のサ
ブローラでも下側のサブローラ20の方がニップ幅が広
がり、ニップ部zの方が速い線速で定着を行なうことが
できる。尚、図9に示した定着装置のメインローラとサ
ブローラ部分に図10の構成を用いれば、定着動作は図
9で説明した場合と同じである。また、図9、図10の
構成で、図3に示したと同様に、使用していない側のサ
ブローラを解除する構成とすることにより、駆動トルク
と熱損失を低減させることが可能となる。
【0030】次に、図11はメインローラ21に当接す
る上下のサブローラ22,23の位置は固定しておき、
メインローラ21を長穴30により上下方向に移動可能
に支持した例である。そして、図中破線で示すように駆
動ギヤ28がメインローラギヤ27の下側に配置され、
駆動ギヤ27によりメインローラギヤ27が回転駆動さ
れる。この場合、回転方向が24の矢印方向の場合には
メインローラ軸はF2のベクトルで示される力を受け、
回転方向が25の矢印方向の場合にはF1 のベクトルで
示される力を受ける。これによりメインローラ21は上
方に押され、ニップ部26のニップ幅>ニップ部29の
ニップ幅となる。この関係は、メインローラ21の回転
方向に関わらず一定となり、これを利用することによ
り、他の加圧部材を省くことができる。尚、図9に示し
た定着装置のメインローラとサブローラ部分に図11の
構成を用いれば、定着動作は図9で説明した場合と同じ
となる。
【0031】[実施例4:請求項1,14,15の実施
例]図12は本発明のさらに別の実施例を示す定着装置
の説明図である。図12の定着装置は加熱ローラ31
a,32aと加圧ローラ31b,32bからなる2つの
定着ローラ対31,32を持つ例であり、各定着ローラ
対31,32は加熱ローラ31a,32aと加圧ローラ
31b,32bの当接を解除できるように構成されてい
る。従って、両方の定着ローラ対31,32を用いる
(a)の場合と、片方の定着ローラ対31を用いる
(b)の場合とでは、定着性能は、(a)>(b)とな
る。また、定着ローラ対31,32のそれぞれの定着条
件を変えることにより、第3の条件(c)を設定するこ
とができ、例えば、定着性能が(a)>(b)>(c)
のよううに3つの異なる定着モードを設定することがで
きる。従って、プロセス線速の変更に伴い、最適なる定
着条件となるモード(a),(b),(c)を選択する
ことにより、即時に画像形成動作を行なうことが可能と
なる。
【0032】[実施例5:請求項1,16,17の実施
例]図13は本発明のさらに別の実施例を示す定着装置
の説明図である。図13に示す定着装置は、加熱ローラ
33a,34aと加圧ローラ33b,34bからなる2
つの定着ローラ対33,34と複数の通紙経路をもつ例
であり、切換爪38,39の組合せにより、35,3
6,37という3通りの経路を選択でき、各定着ローラ
対33,34の定着性能を異なって設定することによ
り、定着ローラ対33のみ、定着ローラ対34のみ、定
着ローラ対33+34、という3通りの定着性能を選択
することができる。また、この場合には、定着ローラ対
の解除を必要としない。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置では、定着装置は複数の定着モード(定着経路、定
着手段)を有し、プロセス線速の切り換えに応じて即時
に最適な定着状態が得られる定着モードに切り換わり、
最適な定着画像を得られる手段(請求項2〜17)を備
えたため、効率の良い画像形成作業が可能となる。
【0034】すなわち、請求項2の画像形成装置では、
定着装置は、メインローラと、そのメインローラの円周
上の少なくとも2箇所に当接するサブローラと、それぞ
れのサブローラに転写紙を通紙する通紙経路を備え、メ
インローラとそれぞれのサブローラとが当接するニップ
部の温度は異なって設定してあり、プロセス線速によ
り、メインローラの回転方向と回転速度、通紙経路のう
ち、少なくとも1つが切り換えられるため、プロセス線
速の切り換えに応じて即時に最適な定着条件で定着を行
なうことができる。
【0035】請求項3の画像形成装置では、請求項2の
画像形成装置において、メインローラに当接されるサブ
ローラのうち、使用されない側のサブローラは解除する
ことにより、熱の損失や駆動トルクの損失を最小限とす
ることができる。
【0036】請求項4の画像形成装置では、定着装置の
定着ローラが感光体の駆動源とは別の駆動源により駆動
されることにより、プロセス線速に関わらず、常に定着
の速度を一定にもしくは任意の設定速度とすることがで
きるため、定着ローラの温度を変更しなくても良く、通
常の一対の定着ローラで安定した最適な定着を行なうこ
とができる。
【0037】請求項5の画像形成装置では、請求項4の
画像形成装置において、転写部から定着装置の定着ニッ
プ部までの距離を、使用可能な転写紙の最大長さ以上と
したことにより、プロセス線速と定着ローラの線速とが
異なっていても、転写に悪影響を与えること無く定着を
行なうことができる。
【0038】請求項6の画像形成装置は、請求項4,5
の画像形成装置において、定着線速がプロセス線速と同
等か、プロセス線速よりも遅くは設定されないことによ
り、定着部での転写紙の紙ジャムの発生等を防止するこ
とができる。
【0039】請求項7の画像形成装置では、請求項4,
5の画像形成装置において、プロセス線速が変化した場
合でも常に一定の定着線速としたことにより、定着ロー
ラの温度を変更しなくても良く、通常の一対の定着ロー
ラで安定した最適な定着を行なうことができる。
【0040】請求項8の画像形成装置では、請求項7の
画像形成装置において、一定の定着線速をプロセスの最
大使用線速としたことにより、定着部での転写紙の紙ジ
ャムの発生等を防止することができる。
【0041】請求項9の画像形成装置では、定着装置
は、メインローラと、そのメインローラの円周上の少な
くとも2箇所に当接するサブローラと、それぞれのサブ
ローラに転写紙を通紙する通紙経路を備え、メインロー
ラとそれぞれのサブローラとが当接するニップ部のニッ
プ幅は異なって設定してあるため、各ニップ部での定着
条件が異なり、プロセス線速により、メインローラの回
転方向と回転速度、通紙経路のうち、少なくとも1つが
切り換えられることにより、プロセス線速の切り換えに
応じて即時に最適な定着条件で定着を行なうことができ
る。
【0042】また、請求項10の画像形成装置では、請
求項9の画像形成装置において、メインローラに当接し
ている各サブローラの径を異ならしめることにより、メ
インローラと各サブローラとが当接するニップ部のニッ
プ幅を異ならしめたため、各ニップ部での定着条件を異
ならせることができ、プロセス線速の切り換えに応じて
即時に最適な定着条件で定着を行なうことができる。
【0043】請求項11の画像形成装置では、請求項9
の画像形成装置において、メインローラに当接している
各サブローラの当接力を異ならしめることにより、メイ
ンローラと各サブローラとが当接するニップ部のニップ
幅を異ならしめたため、各ニップ部での定着条件を異な
らせることができ、プロセス線速の切り換えに応じて即
時に最適な定着条件で定着を行なうことができる。
【0044】請求項12の画像形成装置では、請求項1
1の画像形成装置において、メインローラを可動に支持
し、その駆動によりメインローラと各サブローラとが当
接するニップ部のニップ幅を異ならしめたことにより、
加圧部材を別に設ける必要がなく、請求項11に比べて
部品点数を削減できる。
【0045】請求項13の画像形成装置では、請求項9
の画像形成装置において、メインローラに当接されるサ
ブローラのうち使用していないサブローラは解除するこ
とにより、熱の損失や駆動トルクの損失を最小限とする
ことができる。
【0046】請求項14の画像形成装置においては、定
着装置は、複数の定着ローラ対を備え、少なくとも1つ
の定着ローラ対に解除手段を設け、プロセス線速により
該解除手段が動作することにより、プロセス線速の切り
換えに応じて即時に最適な定着条件を選択でき、最適な
条件で定着を行なうことができる。
【0047】請求項15の画像形成装置では、請求項1
4の画像形成装置において、複数の定着ローラ対の定着
条件が異なって設定されていることにより、プロセス線
速に応じた最適な複数の定着条件を設定でき、プロセス
線速の切り換えに応じて即時に最適な定着条件で定着を
行なうことができる。
【0048】請求項16の画像形成装置では、定着装置
は、複数の定着ローラ対を備え任意の定着搬送経路を選
択可能とし、プロセス線速により該搬送経路が切り換え
られることにより、プロセス線速の切り換えに応じて即
時に最適な定着条件で定着を行なうことができる。
【0049】請求項17の画像形成装置では、請求項1
6の画像形成装置において、複数の定着ローラ対の定着
条件が異なって設定されていることにより、プロセス線
速の切り換えに応じて即時に最適な定着条件で定着を行
なうことができる。
【0050】以上、本発明の請求項1〜17によれば、
複数のプロセス線速で画像を形成する場合にも、各プロ
セス線速における最適定着条件を即時に実現することが
でき、作業効率を向上させることができる画像形成装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プロセス線速と最適定着温度の関係を示す図で
ある。
【図2】請求項1,2の実施例を示す定着装置の概略構
成の説明図である。
【図3】請求項3の実施例の説明図である
【図4】請求項1,2の実施例を示す定着装置の制御動
作のフローチャートである。
【図5】請求項1,2の実施例を示す画像形成装置の制
御系のブロック図である。
【図6】請求項1,4の実施例を示す画像形成装置の駆
動系の説明図である。
【図7】請求項5の実施例の説明図である。
【図8】請求項7の実施例の説明図である。
【図9】請求項1,9,10の実施例を示す定着装置の
概略構成の説明図である。
【図10】請求項11の実施例の説明図である。
【図11】請求項12の実施例の説明図である。
【図12】請求項1,14,15の実施例を示す定着装
置の説明図である。
【図13】請求項1,16,17の実施例を示す定着装
置の概略構成の説明図である。
【符号の説明】
1,13,18,21:メインローラ 2,3,14a,14b,19,20,22,23:サ
ブローラ 4,15,38,39:経路切換爪 12,31,32,33,34:定着ローラ対 26,29,a,b,w,x,y,z:ニップ部 35,36,37,c,d,r,s:通紙経路(定着搬
送経路)

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも2通り以上の切り換え可能なる
    プロセス線速(感光体線速)を有し、帯電された感光体
    上に画像露光もしくは光書き込みを行ない該感光体上に
    潜像を形成し、この潜像をトナーにより顕像化し、この
    顕像を転写紙上に転写した後、該転写紙上のトナー像を
    定着装置により加熱定着して転写紙上に画像を形成する
    画像形成装置において、 定着装置は複数の定着モード(定着経路、定着手段)を
    有し、プロセス線速の切り換えに応じて即時に最適な定
    着状態が得られる定着モードに切り換わり、最適な定着
    画像を得られる手段を備えたことを特徴とする画像形成
    装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置において、定
    着装置は、メインローラと、そのメインローラの円周上
    の少なくとも2箇所に当接するサブローラと、それぞれ
    のサブローラに転写紙を通紙する通紙経路を備え、メイ
    ンローラとそれぞれのサブローラとが当接するニップ部
    の温度は異なって設定してあり、プロセス線速により、
    メインローラの回転方向と回転速度、通紙経路のうち、
    少なくとも1つが切り換えられることを特徴とする画像
    形成装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の画像形成装置において、メ
    インローラに当接されるサブローラのうち使用されない
    側のサブローラは解除することを特徴とする画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の画像形成装置において、定
    着装置の定着ローラが感光体の駆動源とは別の駆動源に
    より駆動されることを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の画像形成装置において、転
    写部から定着装置の定着ニップ部までの距離を、使用可
    能な転写紙の最大長さ以上としたことを特徴とする画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】請求項4,5記載の画像形成装置におい
    て、定着線速がプロセス線速と同等か、プロセス線速よ
    りも遅くは設定されないことを特徴とする画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】請求項4,5記載の画像形成装置におい
    て、プロセス線速が変化した場合でも常に一定の定着線
    速としたことを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】請求項7記載の画像形成装置において、一
    定の定着線速をプロセスの最大使用線速としたことを特
    徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】請求項1記載の画像形成装置において、定
    着装置は、メインローラと、そのメインローラの円周上
    の少なくとも2箇所に当接するサブローラと、それぞれ
    のサブローラに転写紙を通紙する通紙経路を備え、メイ
    ンローラとそれぞれのサブローラとが当接するニップ部
    のニップ幅は異なって設定してあり、プロセス線速によ
    り、メインローラの回転方向と回転速度、通紙経路のう
    ち、少なくとも1つが切り換えられることを特徴とする
    画像形成装置。
  10. 【請求項10】請求項9記載の画像形成装置において、
    メインローラに当接している各サブローラの径を異なら
    しめることにより、メインローラと各サブローラとが当
    接するニップ部のニップ幅を異ならしめたことを特徴と
    する画像形成装置。
  11. 【請求項11】請求項9記載の画像形成装置において、
    メインローラに当接している各サブローラの当接力を異
    ならしめることにより、メインローラと各サブローラと
    が当接するニップ部のニップ幅を異ならしめたことを特
    徴とする画像形成装置。
  12. 【請求項12】請求項11記載の画像形成装置におい
    て、メインローラを可動に支持し、その駆動によりメイ
    ンローラと各サブローラとが当接するニップ部のニップ
    幅を異ならしめたことを特徴とする画像形成装置。
  13. 【請求項13】請求項9記載の画像形成装置において、
    メインローラに当接されるサブローラのうち使用してい
    ないサブローラは解除することを特徴とする画像形成装
    置。
  14. 【請求項14】請求項1記載の画像形成装置において、
    定着装置は、複数の定着ローラ対を備え、少なくとも1
    つの定着ローラ対に解除手段を設け、プロセス線速によ
    り該解除手段が動作することを特徴とする画像形成装
    置。
  15. 【請求項15】請求項14記載の画像形成装置におい
    て、複数の定着ローラ対の定着条件が異なって設定され
    ていることを特徴とする画像形成装置。
  16. 【請求項16】請求項1記載の画像形成装置において、
    定着装置は、複数の定着ローラ対を備え任意の定着搬送
    経路(通紙経路)を選択可能とし、プロセス線速により
    該搬送経路が切り換えられることを特徴とする画像形成
    装置。
  17. 【請求項17】請求項16記載の画像形成装置におい
    て、複数の定着ローラ対の定着条件が異なって設定され
    ていることを特徴とする画像形成装置。
JP5333661A 1993-12-27 1993-12-27 画像形成装置 Pending JPH07191564A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5333661A JPH07191564A (ja) 1993-12-27 1993-12-27 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5333661A JPH07191564A (ja) 1993-12-27 1993-12-27 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07191564A true JPH07191564A (ja) 1995-07-28

Family

ID=18268557

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5333661A Pending JPH07191564A (ja) 1993-12-27 1993-12-27 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07191564A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7072610B2 (en) 2004-04-02 2006-07-04 Canon Kabushiki Kaisha Fixing apparatus having a bypass transport path and image forming apparatus including the fixing apparatus
US7406292B2 (en) 2005-04-28 2008-07-29 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and fixing device
US7529514B2 (en) * 2004-12-13 2009-05-05 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus with multiple image heating nip portions
US8606122B2 (en) 2010-03-26 2013-12-10 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming apparatus with a fixing unit

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7072610B2 (en) 2004-04-02 2006-07-04 Canon Kabushiki Kaisha Fixing apparatus having a bypass transport path and image forming apparatus including the fixing apparatus
US7529514B2 (en) * 2004-12-13 2009-05-05 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus with multiple image heating nip portions
US7406292B2 (en) 2005-04-28 2008-07-29 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and fixing device
US8606122B2 (en) 2010-03-26 2013-12-10 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming apparatus with a fixing unit

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8554099B2 (en) Image heating apparatus for cooling the surfaces of an image heating device and a pressing device pressing against the heating device to form a nip
JP4349358B2 (ja) 画像形成装置
JP4011895B2 (ja) 画像形成装置
US7433625B2 (en) Image heating apparatus
US7593658B2 (en) Image forming apparatus
CN107390490B (zh) 图像形成设备
EP1591842A1 (en) Image forming apparatus with starting image formation as a function of the temperature of the image bearing member
JP3629354B2 (ja) 画像形成装置
JP2006251441A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP4649226B2 (ja) 画像形成装置
US6885832B2 (en) Image forming apparatus having speed-changeable image bearing body
JPH07191564A (ja) 画像形成装置
JP4255760B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP4284969B2 (ja) 画像形成装置
JP3847056B2 (ja) 画像形成装置
JP3583689B2 (ja) 画像形成装置の用紙搬送装置
JP2003122185A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP4314007B2 (ja) 画像形成装置
JP2009128441A (ja) 画像形成装置
JP3916290B2 (ja) 画像形成装置
JP2007199288A (ja) 画像形成装置
JPH11327412A (ja) 画像形成装置
JP4323238B2 (ja) 画像形成装置
JP2007121762A (ja) 定着装置及びこの定着装置を使用する画像形成装置
JP2003280486A (ja) 画像形成装置