JPH07191335A - 液晶素子 - Google Patents

液晶素子

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JPH07191335A
JPH07191335A JP32933493A JP32933493A JPH07191335A JP H07191335 A JPH07191335 A JP H07191335A JP 32933493 A JP32933493 A JP 32933493A JP 32933493 A JP32933493 A JP 32933493A JP H07191335 A JPH07191335 A JP H07191335A
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connection electrode
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crystal element
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Hiroshi Fujimura
浩 藤村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、液晶を注入する注入口と表示電極
に液晶の駆動電圧を印加する接続電極部とを表示領域の
外方に配設した液晶素子に関し、注入口を接続電極部を
形成する同一辺側に配設することにより、注入口を表示
領域から突出させ基板の挟圧可能な面積を表示領域以上
にして、基板に不要部分を形成することなく、色ムラの
ない表示領域を作製可能な液晶素子を提供することを目
的とする。 【構成】 表示電極が形成されその電極が所定の隙間を
介して互いに対向するポリマーフィルムからなる一対の
基板11と、表示電極が対向する隙間に注入され封止され
た液晶と、外方に延長した基板11上に表示電極を引き出
して配線され外部の駆動回路に接続されて表示電極に液
晶の駆動電圧を供給する接続電極部13a、13bとを備
え、液晶を注入する注入口15を、接続電極部13aに隣接
して表示領域12の同一辺側に配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一対のポリマーフィル
ム基板からなる液晶素子に関し、詳しくは液晶を注入す
る注入口と表示電極に液晶の駆動電圧を印加する接続電
極部とを表示領域の外方に配設した液晶素子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、所定の隙間を介して互いに対向す
る表示電極が形成された一対のポリマーフィルム基板
と、表示電極間の隙間に注入され封止された液晶と、外
部の液晶の駆動回路に接続される接続電極部と、を備え
た液晶素子が知られている。この種の液晶素子として
は、例えば、図5に示すようなものがある。この液晶素
子は、所定隙間を介して互いに対向する表面の一方にセ
グメント電極(表示電極)を、他方の表面にコモン電極
(表示電極)が形成されこの電極により表示領域1を構
成する一対の基板2と、一方の基板2の表示領域1の一
辺側を延長してセグメント電極を引き出した接続電極部
3aと、他方の基板2の表示領域1の他辺側を延長して
コモン電極(表示電極)を引き出した接続電極部3b
と、表示領域1の一辺および他辺と異なる辺側に配設さ
れ基板2の対向する隙間に液晶を注入する注入口4と、
を備えている。この液晶素子の液晶を注入する隙間は、
一方または他方の基板2表面にスペーサを散布して確保
し、また表示領域1の外周側のシール5によって画成さ
れており、注入口4は液晶を注入した後、封止剤によっ
て封止される。
【0003】この液晶素子は、基板2間の隙間が広くな
ると色ムラ等の不具合が発生するため、平面を有する支
持材で基板2をその平面で垂直方向から挟圧することに
よって隙間の間隔を一定にしたまま液晶を注入・封止し
その層厚を均一にした液晶素子が、特開昭59−119
323号公報(以降、第1従来例という)に記載されて
いる。
【0004】また、特公平2−16891号公報には、
液晶を注入した後、加圧ローラによって注入口4方向に
順次基板2を挟圧して余分な液晶および気泡をその注入
口4から押し出すことによって液晶の層厚を均一にする
とともに気泡を除去した液晶素子(以降、第2従来例と
いう)が記載されている。また、特開昭57−1697
30号公報および特開昭57−169731号公報に
は、注入口4を表示領域1から外方に突出させることに
よって第1、2従来例の支持材や加圧ローラが挟圧する
面積を大きくとることができるようにした液晶素子(以
降、第3従来例という)が記載されている。
【0005】また、特開昭63−316827号公報に
は、第3従来例で突出させた注入口4を切断して不要な
部分を除去した液晶素子(以降、第4従来例という)記
載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第1、
2従来例にあっては、注入口4は、図1に示すように表
示領域1の縁に形成されているとともに液晶は注入口4
を接触させて注入・封止するため、支持材や加圧ローラ
が接触すると汚染してしまったり、支持材や加圧ローラ
との間に吸い込まれてしまう。そのため、注入口4から
離隔した位置までしか支持材および加圧ローラが挟圧す
ることができずに挟圧されない領域の液晶の層厚が厚く
なってしまうという問題があった。
【0007】また、第3従来例にあっては、挟圧する面
積を大きくするので第1、2従来例の不具合を解消する
ことは可能であるが、注入口4を外方に突出させた部分
は外形上不要なものであり、決められた取付面積の場合
には表示する表示領域1が小さくなるとともに取付時に
おいても必要なく邪魔な部分である。さらに、第4従来
例にあっては、不要な部分を切断して第3従来例の不具
合を解消することは可能であるが、液晶素子を構成する
基板2の有効活用面積が少なくなってしまう。さらに、
切断する工数が増加してコスト高になるという問題があ
った。
【0008】そこで、請求項1記載の発明は、注入口を
接続電極部を形成する同一辺側に配設することにより、
注入口を表示領域から突出させ基板の挟圧可能な面積を
表示領域以上にして、基板に不要部分を形成することな
く、色ムラのない表示領域を作製可能な液晶素子を提供
することを目的とする。請求項2記載の発明は、基板毎
の接続電極部を同一辺側に配設することにより、接続電
極部への接続を簡易にして、作業性の向上を図ることを
目的とする。
【0009】請求項3記載の発明は、基板毎の接続電極
部を片側基板の同一辺側に形成することにより、接続電
極部への接続をより簡易にして、作業性の向上を図るこ
とを目的とする。請求項4記載の発明は、双方の基板を
延長して対向する少なくとも2箇所以上の対向部に注入
口を配設することにより、液晶の注入時間を短縮して、
作業性の向上を図るとともに、接続電極部の強度の増強
を図ることを目的とする。
【0010】請求項5記載の発明は、双方の基板を延長
して対向する対向部の少なくとも1箇所以上に注入口を
配設し、他の対向部をシール材で接着することにより、
接続電極部をより強固にすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明は、表示電極が形成され該表示電極が
所定の隙間を介して互いに対向するポリマーフィルムか
らなる一対の基板と、表示電極が対向する隙間に注入さ
れ封止された液晶と、外方に延長した基板上に表示電極
を引き出して配線され外部の駆動回路に接続されて該表
示電極に液晶の駆動電圧を供給する接続電極部と、を備
えた液晶素子において、前記液晶を注入する注入口を、
接続電極部と基板の同一辺側に配設したことを特徴とす
るものである。
【0012】請求項2記載の発明は、前記接続電極部を
基板の双方を延長して配線し、該接続電極部の双方を、
基板の同一辺側に配設したことを特徴とするものであ
る。請求項3記載の発明は、前記接続電極部の一方を、
他方の接続電極部を配設した基板上に、表示電極を導電
材料により導通させて配線し、一方および他方の接続電
極部を基板の同一辺側に配設したことを特徴とするもの
である。
【0013】請求項4記載の発明は、前記接続電極部を
配設する辺側の基板の双方を外方に延長して互いに対向
する対向部を少なくとも2箇所以上形成し、該対向部に
前記注入口を配設したことを特徴とするものである。請
求項5記載の発明は、前記対向部の少なくとも1箇所以
上に注入口を配設し、他の対向部をシール材で接着した
ことを特徴とするものである。
【0014】
【作用】請求項1記載の発明では、表示電極が形成され
その表示電極の対向する隙間に液晶を注入・封止される
ポリマーフィルムからなる一対の基板の同一辺側に、液
晶を注入する注入口と外部の駆動回路に接続される接続
電極部とが配設される。したがって、接続電極部を配線
するために表示電極が形成する表示領域外方に延長した
基板の延長分だけ注入口が突出され、液晶が接触する位
置が表示領域から離隔される。そのため、隙間を均一に
するための基板の挟圧可能な面積がその表示領域以上に
される。また、注入口は接続電極部に隣接して配設され
るので、邪魔にならない。さらに、注入口を形成された
側の接続電極部は機械的強度が向上される。
【0015】請求項2記載の発明では、接続電極部が基
板の双方を延長して配線され、その接続電極部の双方は
基板の同一辺側に配設される。したがって、外部の駆動
回路が簡易に接続される。また、注入口は双方の接続電
極部に隣接して配設されるので、双方の接続電極部は機
械的強度が向上される。請求項3記載の発明では、接続
電極部の一方が、他方の接続電極部を配設した基板上に
表示電極が導電材料により導通されて配線され、一方お
よび他方の接続電極部は基板の同一辺側に配設される。
したがって、外部の駆動回路がより簡易に接続される。
【0016】請求項4記載の発明では、接続電極部が配
設される辺側の双方の基板が延長されて対向する対向部
が少なくとも2箇所以上形成され、その対向部に注入口
が配設される。したがって、液晶の注入時間が短縮され
る。また、対向部を形成された側の接続電極部の機械的
強度はより向上される。請求項5記載の発明では、接続
電極部が配設される辺側の双方の基板が延長されて対向
する対向部の少なくとも1箇所以上に注入口が配設さ
れ、他の対向部はシール材で接着される。したがって、
シール材で接着された対向部は機械的強度が向上され、
接続電極部が強固にされる。
【0017】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1は本発明に係る液晶素子の第1実施例を示す平面図で
あり、本実施例は請求項1記載の発明に対応する。同図
において、10は液晶素子であり、液晶素子10はポリマー
フィルムとして1軸延伸ポリエチレンテレフタレート
(1−PET)フィルムが用いられ所定の隙間を介して
図中上下に対向する一対の基板11と、基板11間の隙間に
注入・封止された液晶とからなり、基板11の互いに対向
する表面には図示していない160本のセグメント電極
(表示電極)および100本のコモン電極(表示電極)
が形成され、このセグメント電極およびコモン電極に液
晶の駆動電圧を印加して表示領域12に所定の表示を行な
うドットマトリックスタイプのSNT型LCD(イエロ
ーモード)セルを構成している。
【0018】基板11の下側には、表示領域12の一辺側を
外方に延長するとともにセグメント電極を引き出して外
部の駆動回路に接続する接続電極部13aが形成され、ま
た上側には表示領域12の他辺側を外方に延長するととも
にコモン電極を引き出して外部の駆動回路に接続する接
続電極部13bが形成されており、この接続電極部13a、
13bから所定の電圧を供給することによってそのセグメ
ント電極およびコモン電極に液晶の駆動電圧を印加する
ようになっている。
【0019】この基板11は、表示領域12の外周側をシー
ル14によって接着して液晶を封止する隙間を画成し、そ
の液晶を注入する注入口15は接続電極部13aに隣接(図
中左側)した表示領域12の一辺側の上下側の基板11を接
続電極部13aと同様に外方に延長して形成した互いに対
向する対向部16に配設しており、この注入口15は対向部
16を幅が1〜2mmのシール14によって接着して形成して
いる。
【0020】次に、作業手順を説明する。まず、透明導
電膜(ITO膜)によりセグメント電極およびコモン電
極が形成され配向処理された一対の基板11を用い、表示
領域12の外周および対向部15の縁となる位置の基板11の
対向面をシール14によって接着して液晶を封止する隙間
を形成するとともに注入口15を形成した後、液晶材料を
注入口15から前記隙間に注入する。
【0021】次いで、図示していない加圧ローラにより
対角から注入口15の近傍の図中一点鎖線で示す位置まで
順次挟圧することによって余分な液晶および気泡を押し
出して隙間の間隔(液晶の層厚)を一定にし、注入口15
に例えば、UV硬化タイプの封止剤を塗布した後、加圧
ローラを離して所定時間放置して封止剤を硬化させる。
なお、基板11を挟圧するのは加圧ローラに限らず基板11
を平面で挟圧して支持する部材を用いてもよい。
【0022】このように本実施例では、一対の基板11の
表示領域12の一辺側に注入口15と接続電極部13aとが配
設されるので、注入口15は接続電極部13aを延長した長
さだけ表示領域12の外方に突出される。したがって、液
晶を注入口15から注入した後、加圧ローラで挟圧する
際、液晶が加圧ローラに付着することなく表示領域12全
面を挟圧することができ、液晶の層厚を均一にすること
ができる。そのため、表示領域12に色ムラのない、表示
品質の良好な液晶素子10が得られる。
【0023】また、接続電極部13aに隣接させて注入口
15を形成しているので、表示領域12の外方に注入口15の
みを形成する不要な部分を形成する必要がない。したが
って、取付時に邪魔となったり、表示領域12を小さくす
る必要がなく、切断する必要もない。さらに、注入口15
は一対の基板11を延長した対向部16に形成しているの
で、隣接している接続電極部13aの機械的強度が向上さ
れる。
【0024】また、注入口15は幅が1〜2mmに形成され
ているので、加圧ローラで挟圧しなくても液晶が注入口
15に過剰に溜ってしまうことがない。なお、本実施例で
は、注入口15の対向から加圧ローラによって順次挟圧し
ているが、表示領域の一辺と平行に順次挟圧するように
しても同様な作用効果が得られることはいうまでもな
い。
【0025】図2は本発明に係る液晶素子の第2実施例
を示す平面図であり、本実施例は請求項1または2記載
の発明に対応する。なお、本実施例では上述実施例と同
様な構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
同図において、26は対向部であり、対向部26は表示領域
12の一辺側中央の上下側の基板11を外方に延長して形成
されており、対向部16は互いに対向するとともにその縁
をシール14によって接着して注入口25を形成されてい
る。この対向部16に隣接して図中右側には、表示領域12
の一辺側の下側の基板11を外方に延長するとともにセグ
メント電極を引き出した接続電極部23aが、図中左側に
は上側の基板11を延長するとともにコモン電極を引き出
した接続電極部23bが形成されている。
【0026】本実施例では、上述第1実施例の作用効果
に加え、接続電極部23a、23bを表示領域12の一辺側に
配設するとともに注入口25をその間に形成しているの
で、接続電極部23a、23bを外部の駆動回路に簡易に接
続することができる。また、注入口25を形成する対向部
26は接続電極部23a、23bの間に配設しているので、双
方の機械的強度が向上される。
【0027】図3は本発明に係る液晶素子の第3実施例
を示す平面図であり、本実施例は請求項1または4記載
の発明に対応する。なお、本実施例では上述実施例と同
様な構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
同図において、30は液晶素子であり、液晶素子30は、基
板11の互いに対向する表面に640本のセグメント電極
および400本のコモン電極が形成され、このセグメン
ト電極およびコモン電極に液晶の駆動電圧を印加して表
示領域12に所定の表示を行なう9インチのSNT型LC
Dセルを構成している。
【0028】液晶素子30の基板11は、接続電極部13aに
対して図中左側に隣接して配設された対向部16に注入口
15が形成されるとともに、接続電極部13aに対して図中
右側に隣接して同様に配設された対向部36に注入口35が
形成されている。本実施例では、上述第1実施例の作用
効果に加え、接続電極部13aを挟んで両側に対向部16、
36が配設され、その対向部16、36には注入口15、35が形
成されているので、注入口15、35から液晶を注入するこ
とができ、液晶の注入時間が短縮される。したがって、
9インチと表示領域12が大型化した液晶素子30であって
も注入口35が追加されたことにより液晶を速やかに注入
することができ、作業時間を短縮することができる。ま
た、接続電極部13aを挟むように対向部16、36を配設し
ているので、接続電極部13aの機械的強度がより向上さ
れる。
【0029】なお、本実施例では2箇所の注入口15、35
を形成しているが、3箇所以上にしてもよく、さらに接
続電極部13bに隣接する注入口を配設してもよいことは
いうまでもない。図4は本発明に係る液晶素子の第4実
施例を示す平面図であり、本実施例は請求項1〜5のい
づれかに記載の発明に対応する。なお、本実施例では上
述実施例と同様な構成には同一の符号を付してその説明
を省略する。
【0030】同図において、40は液晶素子であり、液晶
素子40は、基板11の互いに対向する表面にセグメント電
極および4本のコモン電極が形成され、このセグメント
電極およびコモン電極に液晶の駆動電圧を印加して表示
領域12に所定の表示を行なう1/4デューティのSNT
型LCDセルを構成している。液晶素子40は、表示領域
12の一辺側を外方に延長した下側の基板11に、セグメン
ト電極を引き出すとともに、上側の基板11に形成されて
いるコモン電極を導電材料47により導通させて引き出し
た接続電極部43が形成されており、外部の駆動回路はこ
の接続電極部43に接続するようになっている。
【0031】この液晶素子40は、接続電極部43の図中左
右側に対向部16、36が配設されており、対向部16には注
入口15が形成され、対向部36はシール14によって全面が
接着されている。本実施例では、上述実施例の作用効果
に加え、下側の基板11を外方に延長してコモン電極を導
電材料47により導通させてセグメント電極とともに引き
出し接続電極部43を形成しているので、外部の駆動回路
をより簡易に接続することができる。また、対向部16に
は注入口15が形成され、対向部36はシール14によって全
面が接着されているので、対向部36の機械的強度が向上
され、セグメント電極およびコモン電極を引き出した接
続電極部43が強固にされる。
【0032】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、一対のポ
リマーフィルムからなる基板の同一辺側を延長して液晶
を注入する注入口と外部の駆動回路に接続する接続電極
部とを配設するので、表示電極が形成する表示領域の外
方に延長されている接続電極部の延長分だけ注入口が突
出し、注入する際、液晶が接触する位置が表示領域から
離隔する。したがって、基板の挟圧可能な面積を表示領
域以上にすることができ、注入口のみの不要な部分を基
板に形成することなく表示領域を挟圧して液晶の層厚を
均一にすることができる。その結果、基板を有効に使用
するとともに表示領域に色ムラのない液晶素子を提供す
ることができる。
【0033】また、注入口は接続電極部に隣接している
ので、邪魔にならないとともに、接続電極部の機械的強
度が向上する。請求項2記載の発明によれば、基板双方
の接続電極部を同一辺側に配設するので、外部の駆動回
路を簡易に接続することができ、作業性が向上する。ま
た、注入口は双方の接続電極部に隣接しているので、双
方の接続電極部の機械的強度が向上する。
【0034】請求項3記載の発明によれば、双方の接続
電極部を他方の基板の同一辺側に配設するので、外部の
駆動回路をより簡易に接続することができ、作業性が向
上する。請求項4記載の発明によれば、接続電極部を配
設する辺側に双方の基板が対向する対向部を少なくとも
2箇所以上形成してその対向部に注入口を配設するの
で、その注入口から注入する液晶の注入時間を短縮する
ことができ、作業性が向上する。また、対向部を設けた
接続電極部の機械的強度がより向上する。
【0035】請求項5記載の発明によれば、接続電極部
を配設する辺側の双方の基板が対向する対向部の少なく
とも1箇所以上に注入口を配設し、他の対向部はシール
材で接着するので、シール材で接着された対向部の機械
的強度を向上させることができ、接続電極部が強固にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液晶素子の第1実施例を示す平面
図である。
【図2】本発明に係る液晶素子の第2実施例を示す平面
図である。
【図3】本発明に係る液晶素子の第3実施例を示す平面
図である。
【図4】本発明に係る液晶素子の第4実施例を示す平面
図である。
【図5】その従来例を示す平面図である。
【符号の説明】
10、30、40 液晶素子 11 一対の基板 12 表示領域 13a、13b、23a、23b、43 接続電極部 14 シール 15、25、35 注入口 16、26、36 対向部 47 導電材料

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示電極が形成され該表示電極が所定の隙
    間を介して互いに対向するポリマーフィルムからなる一
    対の基板と、表示電極が対向する隙間に注入され封止さ
    れた液晶と、外方に延長した基板上に表示電極を引き出
    して配線され外部の駆動回路に接続されて該表示電極に
    液晶の駆動電圧を供給する接続電極部と、を備えた液晶
    素子において、 前記液晶を注入する注入口を、接続電極部と基板の同一
    辺側に配設したことを特徴とする液晶素子。
  2. 【請求項2】前記接続電極部を基板の双方を延長して配
    線し、 該接続電極部の双方を、基板の同一辺側に配設したこと
    を特徴とする請求項1記載の液晶素子。
  3. 【請求項3】前記接続電極部の一方を、他方の接続電極
    部を配設した基板上に、表示電極を導電材料により導通
    させて配線し、 一方および他方の接続電極部を基板の同一辺側に配設し
    たことを特徴とする請求項1記載の液晶素子。
  4. 【請求項4】前記接続電極部を配設する辺側の基板の双
    方を外方に延長して互いに対向する対向部を少なくとも
    2箇所以上形成し、 該対向部に前記注入口を配設したことを特徴とする請求
    項1記載の液晶素子。
  5. 【請求項5】前記対向部の少なくとも1箇所以上に注入
    口を配設し、他の対向部をシール材で接着したことを特
    徴とする請求項4記載の液晶素子。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007304630A (ja) * 2007-08-27 2007-11-22 Advanced Display Inc 液晶表示装置
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