JPH07191112A - 光応用測定装置 - Google Patents

光応用測定装置

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JPH07191112A
JPH07191112A JP5333215A JP33321593A JPH07191112A JP H07191112 A JPH07191112 A JP H07191112A JP 5333215 A JP5333215 A JP 5333215A JP 33321593 A JP33321593 A JP 33321593A JP H07191112 A JPH07191112 A JP H07191112A
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JP
Japan
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faraday
light
polarization
faraday element
measuring
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JP5333215A
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Inventor
Masao Takahashi
正雄 高橋
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 偏光度低下の影響による誤差を低減可能な、
高精度の光応用測定装置を提供する。 【構成】 電流測定部21において、LD1からの光
を、偏光子2で直線偏光にした後、ファラデー旋光の方
向が同方向である2つのファラデー素子31,32を順
次透過させ、被測定電流Iに比例して角度θだけ回転し
た直線偏光として出力する。この出力光を、検光子5に
よって、x成分とy成分の直線偏光に分け、フォトダイ
オード6x,6yで光電変換した後、除算器8で処理し
て、電流測定値を求める。偏光度測定部22において、
ファラデー旋光の方向が互いに逆方向である2つのファ
ラデー素子33,34からの出力光の偏光度を、回転グ
ラントムソンプリズム9の検出出力の変化を利用し、偏
光度演算部10によって求める。補正演算部12は、偏
光度によって電流測定値を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファラデー効果により
磁界または電流に比例した角度の旋光が起こることを利
用して、被測定物理量(磁界または電流)を測定する光
応用測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁界によって偏光の旋光角度が変
わるファラデー効果を利用し、偏光を測定することによ
って磁界または電流を測定する試みが広く行われてお
り、各種の光応用測定装置が提案されている。
【0003】図4は、このような従来の光応用測定装置
の一例であり、特に光応用電流測定装置を示している。
この光応用電流測定装置は、レーザダイオード(LD)
1、偏光子2、ファラデー素子3、検光子5、フォトダ
イオード6x,6y、AGC増幅器7x,7y、除算器
8、およびROMテーブル18から構成されており、こ
れらの構成要素が出力側に向かってこの順序で配置され
ている。
【0004】このうち、LD1は光源であり、偏光子2
は、LD1からの光を直線偏光に変換する機能を有す
る。また、ファラデー素子3は、電流Iが流れる導体4
の近傍に配置されている。さらに、検光子5は、偏光子
2に対して45°回転させて配置されたウォラストンプ
リズムによって構成されており、入射した光を直交する
2成分(x成分とy成分)に分ける機能を有する。一
方、フォトダイオード6x,6yは、入射した直線偏光
を光電変換する機能を有し、AGC増幅器7x,7y
は、入力した電気信号を規格化する機能を有する。ま
た、除算器8は、入力した電気信号の和と差の割り算を
行う機能を有し、ROMテーブル18は、入力した電気
信号のアークサイン演算を行う機能を有する。
【0005】そして、このような構成を有する光応用電
流測定装置において、導体4に流れる電流Iを測定する
場合には、次のような動作が行われる。まず、LD1か
ら光が発せられると、この光は、偏光子2で直線偏光に
された後、ファラデー素子3に入射する。ファラデー素
子3に入射した直線偏光は、導体4に流れる電流Iに比
例して旋光し、角度θだけ回転した直線偏光となってフ
ァラデー素子3から出力される。したがって、この回転
角度θを測定することによって電流値を測定することが
できる。
【0006】この場合、図4の装置における、このよう
な回転角度θの測定は、ファラデー素子3の出力側に配
置された検光子5により、ファラデー回転した光を直交
する2つの偏光成分の光に分けることによって行われ
る。すなわち、検光子5によって得られた2つの偏光成
分の光は、フォトダイオード6によって光電変換され、
次の式(1)と式(2)によって表されるような2つの
電気信号Vx,Vyが出力される。
【数1】Vx = b・sin2 (45°+θ) = b/2(1+sin2θ)… 式(1)
【数2】Vy = b・cos2 (45°+θ) = b/2(1−sin2θ)… 式(2) なお、これらの式(1)と式(2)において、bは比例
係数である。
【0007】次に、これらの電気信号Vx,Vyは、個
別のAGC増幅器7x,7yにそれぞれ入力され、各A
GC増幅器7x,7yによって直流分成分で規格化さ
れ、次の式(3)と式(4)によって表されるような2
つの電気信号Vx’,Vy’が出力される。
【数3】
【数4】
【0008】続いて、これらの電気信号Vx’,Vy’
はともに除算器8に入力され、この除算器8によって電
気信号Vx’,Vy’の和と差の割り算が行われる。さ
らに、ROMテーブル18によって、次の式(5)に示
すようなアークサイン演算が行われ、回転角度θが求め
られる。したがって、この回転角度θと次の式(6)に
よって示されるような磁界との関係、および周知の磁界
と電流との関係に基づいて、導体4を流れる電流値Iを
容易に求めることができる。
【数5】
【数6】θ = VHL… 式(6) V:ベルデ定数 H:磁界強度 L:ファラデー素子の磁界方向長さ
【0009】以上のような方法によって電流値を測定し
た場合には、電流信号出力は光信号強度に無関係である
ため、光路のアライメントずれやLDの劣化などによる
光量の変化による誤差を生じることはなく、高精度の電
流測定を行うことができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような、従来の光応用測定装置には、以下に述べるよう
な問題点がある。すなわち、以上のような測定方法にお
いて、高精度の電流測定を行うためには、理想的な直線
偏光が保たれている必要があるが、実際には、光学部品
の光弾性効果や散乱などによって、ウォラストンプリズ
ムなどからなる検光子5への入射光は、楕円偏光やラン
ダム偏光成分の混じったものとなり、偏光度の低下によ
る誤差を生じ易い。
【0011】本発明は、上記のような従来技術の問題点
を解消するために提案されたものであり、その目的は、
偏光度低下の影響による誤差を低減可能な、高精度の光
応用測定装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による光応用測定
装置は、ファラデー効果により磁界または電流に比例し
た角度の旋光が起こることを利用して被測定物理量を測
定する光応用測定装置において、ファラデー素子からの
出力光を、直交する2方向の偏光成分に分け、その光強
度に基づいて被測定物理量(磁界または電流)を測定す
るとともに、ファラデー素子からの出力光の偏光度を測
定し、この偏光度に基づいて測定値(磁界測定値または
電流測定値)を補正するように構成したことを特徴とし
ている。
【0013】まず、請求項1に記載の光応用測定装置
は、基本的に、光源、ファラデー素子、および第1の測
定手段を備えている。このうち、ファラデー素子は、被
測定物理量(磁界または電流)に対応する磁界中に配置
され、光源からの光を入射し、被測定物理量(磁界また
は電流)に比例した角度だけ回転させて出力する手段で
ある。また、第1の測定手段は、ファラデー素子からの
出力光を直交する2方向の偏光成分に分け、これらの偏
光成分から被測定物理量(磁界または電流)を測定して
測定値(磁界測定値または電流測定値)を出力する手段
である。
【0014】そして、この請求項1の光応用測定装置
は、以上のような構成に加えて、さらに、第2の測定手
段と補正手段を備えた点に大きな特徴を有するものであ
る。このうち、第2の測定手段は、ファラデー素子から
の出力光の偏光度を測定して出力する手段である。そし
てまた、補正手段は、第2の測定手段から出力された偏
光度に基づいて、前記第1の測定手段から出力された測
定値を補正する手段である。
【0015】次に、請求項2に記載の光応用測定装置
は、請求項1に記載の構成に加えて、さらに、次の構成
を有することを特徴としている。すなわち、請求項2の
光応用測定装置において、光源は、互いに同一の構成を
有する第1と第2の光源である。そして、ファラデー素
子は、2個のファラデー素子を直列に配置してなる第1
のファラデー素子列と、2個のファラデー素子を直列に
配置してなる第2のファラデー素子列であり、かつ、こ
れらの第1と第2のファラデー素子列の全てのファラデ
ー素子は、互いに同一の構成を有する。この場合、第1
のファラデー素子列は、第1の光源からの光を入射する
ように構成され、この第1のファラデー素子列の2個の
ファラデー素子は、そのファラデー旋光の方向が2つと
も同方向になるように配置される。また、第2のファラ
デー素子列は、第2の光源からの光を入射するように構
成され、この第2のファラデー素子列の2個のファラデ
ー素子は、そのファラデー旋光の方向が互いに逆方向に
なるように配置される。さらに、第1の測定手段は、第
1のファラデー素子列からの出力光を入射するように構
成され、第2の測定手段は、第2のファラデー素子列か
らの出力光を入射するように構成される。
【0016】続いて、請求項3に記載の光応用測定装置
は、請求項1に記載の構成に加えて、さらに、次の構成
を有することを特徴としている。すなわち、請求項3の
光応用装置において、光源とファラデー素子はともに単
体であり、この装置はまた、ファラデー素子からの出力
光を入射して2方向に分割する分割手段をさらに備え
る。そして、第1の測定手段は、分割手段からの第1の
分割光を入射するように構成され、第2の測定手段は、
分割手段からの第2の分割光を入射するように構成され
る。
【0017】
【作用】以上のような構成を有する本発明の光応用測定
装置によれば、次のような作用が得られる。まず、ファ
ラデー素子からの出力光を直交する2方向の偏光成分に
分け、その光強度に基づいて磁界または電流を測定する
場合において、ファラデー素子からの出力光の偏光度
と、測定値の誤差との関係は既知の関係である。したが
って、ファラデー素子からの出力光の偏光度を測定し、
この偏光度に基づいて測定値を補正することによって、
光学部品の光弾性効果や散乱などによる偏光度低下の影
響を除去できる。
【0018】まず、請求項1の光応用測定装置において
は、ファラデー素子からの出力光に基づいて、第1の測
定手段により磁界または電流を測定して偏光度低下の影
響による誤差を含む測定値を出力するとともに、第2の
測定手段により偏光度を測定することができる。そのた
め、補正手段によって、第2の測定手段で得られた偏光
度に基づいて第1の測定手段で得られた測定値を補正す
ることにより、光学部品の光弾性効果や散乱などによる
偏光度低下の影響を除去できる。
【0019】次に、請求項2の光応用測定装置において
は、次のような作用が得られる。すなわち、第2のファ
ラデー素子列においては、全く同一の構成を有する2個
のファラデー素子をファラデー旋光の方向が互いに逆に
なるように配置しているため、それぞれのファラデー素
子におけるファラデー旋光を相殺することができる。そ
して、この第2のファラデー素子列は、そのファラデー
旋光の方向を除けば、第1のファラデー素子列と全く同
一の構成を有するため、この第2のファラデー素子列か
らの出力光の偏光度は、第1のファラデー素子列からの
出力光の偏光度と全く同一になる。この出力光は、ファ
ラデー旋光が除去されているため、この出力光から、第
2の測定手段によって偏光度を容易かつ正確に測定する
ことができる。また、第1の測定手段は、第1のファラ
デー素子列からの出力光から、磁界または電流を測定し
て偏光度低下の影響による誤差を含む測定値を出力す
る。したがって、補正手段によって、第2のファラデー
素子列の出力光から得られた正確な偏光度に基づき、第
1のファラデー素子列の出力光から得られた偏光度低下
の影響による誤差を含む磁界測定値または電流測定値を
補正することにより、光学部品の光弾性効果や散乱など
による偏光度低下の影響を除去できる。
【0020】続いて、請求項3の光応用測定装置におい
ては、次のような作用が得られる。すなわち、光源から
ファラデー素子に至る光学系を単一構成とすることによ
り、この単一の光学系からの出力光に基づき、第1の測
定手段によって、偏光度低下の影響による誤差を含む磁
界または電流を測定すると同時に、第2の測定手段によ
って偏光度を測定することができる。そのため、補正手
段によって、第2の測定手段で得られた偏光度に基づい
て第1の測定手段で得られた測定値を補正することによ
り、光学部品の光弾性効果や散乱などによる偏光度低下
の影響を除去できる。また、このように光源からファラ
デー素子まで、単一の光学系を使用した場合には、光学
部品の数を少なくできるという利点もある。
【0021】
【実施例】
[1]第1実施例 [1−1]第1実施例の構成 図1は、本発明による光応用測定装置を、特に、光応用
電流測定装置に適用した一実施例を示している。この光
応用電流測定装置は、大別して、電流測定部21、偏光
度測定部22、および補正演算部12という3つの部分
から構成されており、補正演算部12は、本発明の補正
手段に相当する。
【0022】まず、電流測定部21は、レーザダイオー
ド(LD)1、偏光子2、ファラデー素子31,32、
検光子5、フォトダイオード6x,6y、AGC増幅器
7x,7y、および除算器8から構成されており、これ
らの構成要素が出力側に向かってこの順序で配置されて
いる。このうち、LD1は光源であり、偏光子2は、L
D1からの光を直線偏光に変換する機能を有する。
【0023】また、2個のファラデー素子31,32
は、電流Iが流れ、磁界が形成される導体4の近傍に配
置されている。この場合、2個のファラデー素子31,
32は、同一材質からなる同一形状のファラデー素子で
ある。そして、これらのファラデー素子31,32は、
そのファラデー旋光の方向が2つとも同方向になるよう
に配置され、直列に接続されており、本発明の第1のフ
ァラデー素子列を構成している。さらに、これらのファ
ラデー素子31,32は、導体4に流れる電流Iとの関
係が全く同一になるように、すなわち、被測定電流Iに
対して全く同一の条件で配置されている。
【0024】一方、検光子5は、偏光子2に対して45
°回転させて配置されたウォラストンプリズムによって
構成され、入射した光を直交する2成分(x成分とy成
分)に分ける機能を有する。また、フォトダイオード6
x,6yは、入射した直線偏光を光電変換する機能を有
する。さらに、AGC増幅器7x,7yは、入力した電
気信号を規格化する機能を有し、除算器8は、入力した
電気信号の和と差の割り算を行う機能を有する。これら
の検光子5、フォワード6x,6y、AGC増幅器7
x,7y、および除算器8に至る構成は、本発明の第1
の測定手段に相当する。
【0025】次に、偏光度測定部22は、レーザダイオ
ード(LD)1、偏光子2、ファラデー素子33,3
4、回転グラントムソンプリズム9とドライバ11、フ
ォトダイオード6、および偏光度演算部10から構成さ
れており、これらの構成要素が出力側に向かってこの順
序で配置されている。このうち、LD1、偏光子2、お
よびファラデー素子33,34の構成は、前述した電流
測定部21のLD1、偏光子2、およびファラデー素子
31,32の構成とほとんど同様であるが、この偏光度
測定部22のファラデー素子33,34は、そのファラ
デー旋光の方向が互いに逆方向になるように配置され、
直列に接続されており、本発明の第2のファラデー素子
列を構成している。そして、これ以外の部分について
は、LD1からファラデー素子列に至るまで、全く同様
に構成され、2個のファラデー素子33,34は、被測
定電流Iに対して全く同一の条件で配置されている。
【0026】また、回転グラントムソンプリズム9とド
ライバ11、フォトダイオード6、および偏光度演算部
10は、2個のファラデー素子33,34からの出力光
の偏光度を測定するために設けられており、これらの構
成は、本発明の第2の測定手段に相当する。すなわち、
回転グラントムソンプリズム9は、回転によって入射光
の偏光度に応じた最小値と最大値を出力する機能を有す
る。ドライバ11は、回転グラントムソンプリズム9を
駆動する機能を有し、フォトダイオード6は、入射した
直線偏光を光電変換する機能を有する。偏光度演算部1
0は、入力した電気信号から偏光度を算出するととも
に、ドライバ11を制御する機能を有する。
【0027】続いて、補正演算部12は、前述した電流
測定部21からの電流測定値と偏光度測定部22からの
偏光度とを入力し、この偏光度に基づいて電流測定値を
補正する機能を有する。すなわち、この補正演算部12
は、偏光度測定部22の偏光度演算部10で得られた偏
光度を使用して、電流測定部21の除算器8で得られた
電流測定値に補正演算を行った後、アークサイン演算を
行い、求めた演算値を最終的な電流測定値として出力す
るように構成されている。
【0028】[1−2]第1実施例の作用 以上のような構成を有する本実施例の作用は、次の通り
である。ここではまず、本実施例の光応用電流測定装置
によって得られる作用の前提として、偏光度の低下が光
応用測定装置に与える影響について説明する。
【0029】最初に、図2に示すように、長軸c、短軸
dの楕円が、直交座標XYに対して任意の角度φで与え
られた場合を考える。この場合の楕円偏光は、その振幅
によって、次の式(7)に示すように定義することがで
きる。
【数7】 ここで、Δは楕円偏光のx成分とy成分の位相差であ
る。ここで、x成分とy成分の光の強度をIx,Iyと
すると、x成分とy成分の差(Ix−Iy)と和(Ix
+Iy)は、それぞれ、次の式(8)と式(9)によっ
て表される。
【数8】Ix−Iy = A2 −B2 = (c2 −d2 )・cos2φ… 式(8)
【数9】Ix−Iy = A2 +B2 = c2 +d2… 式(9)
【0030】また、この楕円偏光の偏光度αは、次の式
(10)に示すように定義することができる。
【数10】α2 = d2 /c2… 式(10) これらの式(8)〜式(10)から、楕円偏光のx成分
とy成分の差(Ix−Iy)と和(Ix+Iy)の割り
算は、さらに次の式(11)によって表される。
【数11】
【0031】ここで、xyの各チャンネルのフォトダイ
オードの出力電圧Vx,Vyは、光強度に比例するた
め、楕円の角度φが、φ=θ+45°であれば、これら
の出力電圧Vx,Vyの差(Vx−Vy)と和(Vx+
Vy)の割り算は、次の式(12)によって表され、さ
らに、そのアークサイン演算は、次の式(13)によっ
て表される。
【0032】
【数12】(Vx−Vy)/(Vx+Vy) = (1−α2 )/(1+α2 )・sin2θ … 式(12)
【数13】 したがって、この式(13)と前記の式(5)とを比較
した場合、次のようなことがわかる。すなわち、式
(5)に基づいて電流を求めた場合には、このような偏
光度αが考慮されていないため、偏光度αが大きくなる
に従って測定精度が低下する。そして、この偏光度αに
よる誤差は、式(13)から明らかなように、楕円偏光
のx,y成分に対応する出力電圧Vx,Vy(Vx−V
y)/(Vx+Vy)の割り算を行った後に、(1−α
2 )/(1+α2 )の補正演算を行うことにより、適切
に補正される。
【0033】以上のような出力光の偏光度と、誤差との
関係を前提として、本実施例の光応用電流測定装置にお
いては、次のようにして、導体4に流れる電流Iを高精
度で測定することができる。
【0034】最初に、電流測定部21の動作を説明す
る。まず、LD1から光が発せられると、この光は、偏
光子2で直線偏光にされた後、ファラデー素子31に入
射する。この直線偏光は、ファラデー素子31,32を
順次透過して、導体4に流れる被測定電流Iに比例した
ファラデー旋光を受け、角度θだけ回転した直線偏光と
なってファラデー素子32から出射する。この場合、2
個のファラデー素子31,32は同一の材質、形状を有
し、そのファラデー旋光の方向が2つとも同方向になる
ように配置されているため、直線偏光は、1個のファラ
デー素子の2倍のファラデー旋光を受けることになる。
【0035】そして、このようにファラデー旋光を受け
た直線偏光は、偏光子に対して45度回転して配置され
た検光子5によって、直交する2つの偏光成分の光、す
なわち、x成分とy成分の直線偏光に分けられる。この
場合の、x成分とy成分の直線偏光の電界強度Ex,E
yは、次の式(14)と式(15)によって表される。
【数14】 Ex=a・sin(45°+θ)… 式(14)
【数15】 Ey=a・cos(45°+θ)… 式(15) なお、これらの式(14)と式(15)において、aは
比例係数である。
【0036】このように検光子5によって得られたx成
分とy成分の直線偏光は、フォトダイオード6x,6y
によって電気信号に変換される。この場合、パワーは電
界の2乗に比例することから、次の式(16)と式(1
7)によって表されるような2つの電気信号Vx,Vy
が出力される。なお、これらの式(16)、式(17)
は、それぞれ、前記の式(1)、式(2)と同じ式であ
り、bは比例係数である。
【数16】Vx = b・sin2 (45°+θ) = b/2(1+sin2θ)… 式(16)
【数17】Vy = b・cos2 (45°+θ) = b/2(1−sin2θ)… 式(17) 次に、これらの電気信号Vx,Vyは、個別のAGC増
幅器7x,7yにそれぞれ入力され、各AGC増幅器7
x,7yによって直流分成分で規格化され、次の式(1
8)と式(19)によって表されるような2つの電気信
号Vx’,Vy’が出力される。なお、これらの式(1
8)、式(19)は、それぞれ、前記の式(3)、式
(4)と同じ式である。
【数18】
【数19】
【0037】続いて、これらの電気信号Vx’,Vy’
はともに除算器8に入力され、この除算器8によって電
気信号Vx’,Vy’の和と差の割り算が行われ、次の
式(20)に示すような電流測定値信号(Vx’−V
y)/(Vx’+Vy)が出力される。
【数20】(Vx’−Vy)/(Vx’+Vy) = sin2θ… 式(20)
【0038】次に、偏光度測定部22の動作を説明す
る。偏光度測定部22においては、電流測定部21と全
く同一の構成を有するLD1、偏光子2、ファラデー素
子33,34を用いており、被測定電流Iに対して全く
同一の条件で配置されているが、2個のファラデー素子
33,34は、そのファラデー旋光の方向が互いに逆方
向になるように配置されているため、各ファラデー素子
33,34におけるファラデー旋光が相殺される。した
がって、ファラデー素子34からの出力光は、ファラデ
ー旋光を受けていない反面、その偏光度は、電流測定部
21のファラデー素子32からの出力光の偏光度と全く
同一になる。
【0039】そして、このファラデー素子32からの出
力光の偏光度の測定は、ドライバ11により、回転グラ
ントムソンプリズム9を回転させてその出力をフォトダ
イオード6によって光電変換し、得られた電気信号か
ら、偏光度演算部10によって偏光度を算出することに
よって行われる。具体的には、回転グラントムソンプリ
ズム9を半回転させ、その際の出力の最小値と最大値を
求めることにより、これらの値から、偏光度を算出する
ことができる。なお、このような偏光度の測定方法は、
周知の技術である。
【0040】次に、補正演算部12の動作を説明する。
まず、補正演算部12は、電流測定部21の除算器8で
得られた出力電圧(電流測定値)と、偏光度測定部22
の偏光度演算部10で得られた偏光度αとを入力する。
そして、偏光度αに基づいて、電流測定値に、(1−α
2 )/(1+α2 )をかける補正演算を行った後、アー
クサイン演算を行い電流値を出力する。このようにし
て、偏光度の低下による誤差を除去することができる。
【0041】[1−3]第1実施例の効果 以上説明したように、本実施例においては、偏光度測定
部22に使用する2個のファラデー素子を、ファラデー
旋光の方向が互いに逆方向になるように配置する以外の
点については、電流測定部21と偏光度測定部22の光
源からファラデー素子に至る光学系を同一に構成するこ
とにより、偏光度測定部22のファラデー素子34から
の出力光の偏光度を、電流測定部21のファラデー素子
32からの出力光の偏光度と同一にできる。そして、こ
のファラデー素子32からの出力光から、回転グラント
ムソンプリズム9を利用して偏光度を正確に測定するこ
とができる。そして、このように偏光度測定部22で得
られた正確な偏光度を使用して、電流測定部で得られた
電流測定値を補正することにより、光学部品の光弾性効
果や散乱などによる偏光度低下の影響を除去できる。ま
た、偏光度の測定のために、光源からファラデー素子に
至るまでの専用の光学系を使用しているため、特に、偏
光度測定部22の信号処理が容易になるという利点もあ
る。したがって、本実施例によれば、偏光低下の影響に
よる誤差を除去可能であるため、より高精度な測定が可
能であり、しかも、偏光度測定部の信号処理系の構成を
簡略化できるという優れた効果が得られる。
【0042】[2]第2実施例 [2−1]第2実施例の構成 図3は、本発明による光応用測定装置を、光応用電流測
定装置に適用した別の実施例を示している。この光応用
電流測定装置は、電流測定部21のファラデー素子3か
らの出力光をビームスプリッタ13によって偏光度測定
部22に分割するように構成したものであり、偏光度の
測定を行うために、λ/4板14とウォラストンプリズ
ム15を組み合わせている。
【0043】すなわち、本実施例において、電流測定部
21には、1個のファラデー素子3のみが使用され、こ
のファラデー素子3と検光子5の間にビームスプリッタ
13が挿入されている。このビームスプリッタ13は、
2つの分割光のうちの透過光を検光子5に送るととも
に、分割光のうちの反射光を、偏光度測定部22側に入
射するように構成されている。
【0044】また、偏光度測定部22は、λ/4板1
4、ウォラストンプリズム15、フォトダイオード16
x,16y、増幅器17x,17y、および偏光度演算
部10から構成されており、これらの構成要素が出力側
に向かってこの順序で配置されている。このうち、λ/
4板14は、電流測定部21のビームスプリッタ13か
らの反射光を入射して、直線偏光から円偏光に変換する
機能を有する。そして、ウォラストンプリズム15は、
電流測定部21の偏光子2に対して、45°回転させて
配置されており、入射した直線偏光を直交する2方向の
成分(x成分とy成分)に分ける機能を有する。また、
フォトダイオード16x,16yは、入射した直線偏光
を光電変換する機能を有する。さらに、増幅器17x,
17yは、入力した電気信号を規格化する機能を有す
る。なお、これら以外の部分については、前記第1実施
例と全く同様に構成されている。
【0045】[2−2]第2実施例の作用 以上のような構成を有する本実施例の作用は、次の通り
である。まず、本実施例の電流測定部21において、偏
光子2からの直線偏光は、1個のファラデー素子3のみ
によってファラデー旋光を受ける。また、ファラデー素
子3からの出力光は、ビームスプリッタ13によって分
割され、そのうちの透過光が検光子5に入射して電流の
測定が行われる。これらの点は、前記第1実施例とは異
なるが、これ以外の動作については、基本的に前記第1
実施例の電流測定部21と同様であり、最終的に、除算
器8によって電流測定値信号が出力される。
【0046】一方、電流測定部21のビームスプリッタ
13からの反射光は、偏光度測定部22のλ/4板14
に入射して、直線偏光から円偏光に変換される。この場
合、λ/4板14の出力光は、理想的な直線偏光が入射
した場合には完全な円偏光となるが、光学部品の複屈折
などがあった場合には楕円偏光となる。したがって、光
学部品の複屈折の軸に対し、45°傾けてウォラストン
プリズム15をセットすることにより、ウォラストンプ
リズム15で分けられたx成分とy成分の光の強度Ib
x,Ibyの差は、複屈折の大きさに応じて変化する。
すなわち、x成分とy成分の光の強度Ibx,Iby
は、入射光が円偏光の場合には等しくなるが、複屈折が
大きくなるにつれて偏光が楕円化するために、強度の差
が大きくなる。このことから、この各成分の光の強度I
bx,Ibyを測定することにより、複屈折による偏光
度の低下を正確に測定することができる。
【0047】この場合、本実施例において、x成分とy
成分の光の強度Ibw,Ibyは、フォトダイオード6
によって電気信号に変換され、偏光度演算部10で偏光
度の演算が行われ、補正信号が出力される。補正演算部
12では、この補正信号によって、電流測定部21の除
算器8の出力信号の補正演算を行い、最終的な電流測定
値信号を出力する。
【0048】[2−3]第2実施例の効果 以上説明したように、本実施例においては、単一のファ
ラデー素子3からの出力光をビームスプリッタ13によ
って分割し、その一方の分割光に基づいて偏光度低下の
影響による誤差を含む電流測定を行うと同時に、他方の
分割光に基づき、λ/4板14とウォラストンプリズム
15を使用して偏光度を正確に測定することができる。
そして、このように偏光度測定部22で得られた正確な
偏光度を使用して、電流測定部21で得られた電流測定
値を補正することにより、光学部品の光弾性効果や散乱
などによる偏光度低下の影響を除去できる。また、複屈
折の発生する軸方向が予測できる場合にはリアルタイム
の補正が可能である。さらに、LD1、偏光子2、ファ
ラデー素子3からなる単一の光学系のみを使用して、そ
の出力光から電流と偏光度の両方を検出する構成である
ため、光学部品の数を少なくできるという利点もある。
したがって、本実施例によれば、偏光度低下の影響によ
る誤差を除去可能であるため、従来より高精度な測定が
可能で、かつ、リアルタイムの補正が可能であり、しか
も、光源からファラデー素子に至る光学系の構成を簡略
化できるという優れた効果が得られる。
【0049】[3]その他の実施例 なお、本発明は、前記各実施例に限定されるものではな
く、例えば、光源、ファラデー素子、第1の測定手段、
第2の測定手段、および補正手段などの具体的な構成は
適宜選択可能である。なお、前記各実施例においては、
電流を測定する場合について説明したが、本発明の光応
用測定装置は、磁界を測定する場合にも全く同様に適用
可能であり、同様に優れた効果が得られるものである。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光学部品の光弾性効果や散乱などによる偏光度低下の影
響による誤差を除去可能な、高精度の光応用測定装置を
提供することができる。
【0051】すなわち、請求項1の発明においては、フ
ァラデー素子からの出力光に基づき、第2の測定手段に
よって偏光度を測定することができるため、この偏光度
によって磁界または電流の測定値を適切に補正すること
ができる。したがって、光学部品の光弾性効果や散乱な
どによる偏光度低下の影響による誤差を除去可能な、高
精度の光応用測定装置を提供することができる。
【0052】次に、請求項2の発明においては、ファラ
デー旋光の方向を互いに逆方向として配置した第2のフ
ァラデー素子列からの、ファラデー旋光が除去された出
力光に基づき、第2の測定手段によって偏光度を容易か
つ正確に測定することができるため、この偏光度によっ
て磁界または電流の測定値を適切に補正することができ
る。したがって、光学部品の光弾性効果や散乱などによ
る偏光度低下の影響による誤差を除去可能であり、しか
も、偏光度の検出系の構成を簡略化可能な、高精度の光
応用測定装置を提供することができる。
【0053】続いて、請求項3の発明においては、光源
からファラデー素子に至る単一の光学系からの出力光に
基づき、第1の測定手段によって偏光度低下の影響によ
る誤差を含む磁界または電流を測定するとともに、第2
の測定手段によって偏光度を測定することができるた
め、この偏光度によって磁界または電流の測定値を適切
に補正することができる。したがって、光学部品の光弾
性効果や散乱などによる偏光度低下の影響による誤差を
除去可能で、かつ、リアルタイムの補正が可能であり、
しかも、光源からファラデー素子に至る光学系の構成を
簡略化可能な、高精度の光応用測定装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光応用測定装置の第1実施例を示
す構成図。
【図2】楕円偏光の偏光度を説明するための原理図。
【図3】本発明による光応用測定装置の第2実施例を示
す構成図。
【図4】従来の光応用測定装置の一例を示す構成図。
【符号の説明】
1…レーザダイオード(LD) 2…偏光子 3,31〜34…ファラデー素子 4…導体 5…検光子 6,6x,6y,16x,16y…フォトダイオード 7x,7y…AGC増幅器 8…除算器 9…回転グラントムソンプリズム 10…偏光度演算部 11…ドライバ 12…補正演算部 13…ビームスプリッタ 14…λ/4板 15…ウォラストンプリズム 17x,17y…増幅器 18…ROMテーブル 21…電流測定部 22…偏光度測定部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファラデー効果により磁界または電流に
    比例した角度の旋光が起こることを利用して被測定物理
    量を測定する光応用測定装置において、 光源と、 被測定物理量に対応する磁界中に配置され、前記光源か
    らの光を入射し、被測定物理量に比例した角度だけ回転
    させて出力するファラデー素子と、 前記ファラデー素子からの出力光を直交する2方向の偏
    光成分に分け、これらの偏光成分から被測定物理量を測
    定して測定値を出力する第1の測定手段と、 前記ファラデー素子からの出力光の偏光度を測定して出
    力する第2の測定手段と、 前記第2の測定手段から出力された偏光度に基づいて、
    前記第1の測定手段から出力された測定値を補正する補
    正手段と、 を備えたことを特徴とする光応用測定装置。
  2. 【請求項2】 前記光源は、互いに同一の構成を有する
    第1と第2の光源であり、 前記ファラデー素子は、2個のファラデー素子を直列に
    配置してなる第1のファラデー素子列と、2個のファラ
    デー素子を直列に配置してなる第2のファラデー素子列
    であり、かつ、これらの第1と第2のファラデー素子列
    の全てのファラデー素子は、互いに同一の構成を有し、 前記第1のファラデー素子列は、前記第1の光源からの
    光を入射するように構成され、この第1のファラデー素
    子列の2個のファラデー素子は、そのファラデー旋光の
    方向が2つとも同方向になるように配置され、 前記第2のファラデー素子列は、前記第2の光源からの
    光を入射するように構成され、この第2のファラデー素
    子列の2個のファラデー素子は、そのファラデー旋光の
    方向が互いに逆方向になるように配置され、 前記第1の測定手段は、前記第1のファラデー素子列か
    らの出力光を入射するように構成され、 前記第2の測定手段は、前記第2のファラデー素子列か
    らの出力光を入射するように構成される、 ことを特徴とする請求項1記載の光応用測定装置。
  3. 【請求項3】 前記光源と前記ファラデー素子はともに
    単体であり、 前記ファラデー素子からの出力光を入射して2方向に分
    割する分割手段をさらに備え、 前記第1の測定手段は、前記分割手段からの第1の分割
    光を入射するように構成され、 前記第2の測定手段は、前記分割手段からの第2の分割
    光を入射するように構成される、 ことを特徴とする請求項1記載の光応用測定装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013036792A (ja) * 2011-08-05 2013-02-21 Seiko Epson Corp 偏光状態測定装置及び偏光状態測定方法

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JP2013036792A (ja) * 2011-08-05 2013-02-21 Seiko Epson Corp 偏光状態測定装置及び偏光状態測定方法

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