JPH07190847A - 歩行動物の分離装置 - Google Patents

歩行動物の分離装置

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JPH07190847A
JPH07190847A JP32951793A JP32951793A JPH07190847A JP H07190847 A JPH07190847 A JP H07190847A JP 32951793 A JP32951793 A JP 32951793A JP 32951793 A JP32951793 A JP 32951793A JP H07190847 A JPH07190847 A JP H07190847A
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JP
Japan
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door body
door
gate
fully closed
walking animal
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Application number
JP32951793A
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English (en)
Inventor
Akira Kusube
晃 楠部
Yasuo Tatsumi
保夫 辰巳
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 歩行動物を適正に分離できながら、歩行動物
の分離装置の小型化及び低コスト化を図る。 【構成】 複数の歩行動物を誘導する誘導路Pの一部
に、全閉位置において歩行動物の前方視界を遮る左右一
対の扉体74A,74Bの夫々が、誘導路Pの横幅方向
端部を上下軸芯周りに回動自在に枢支され、且つ、付勢
手段により前記全閉位置に各別に復帰付勢された状態で
設けられ、一方の扉体74Bを前記全閉位置から、全閉
と全開との途中位置に切り換え、且つ、歩行動物が通過
のために押し開くことを許容する途中位置操作状態と、
扉体74Bの保持を解除する解除操作状態とに切り換え
自在なゲート開閉手段8が設けられている歩行動物の分
離装置において、ゲート開閉手段8に切り換え駆動され
ない側の扉体74Aに作用する付勢手段の付勢力が、他
方の側の扉体74Bに作用する付勢手段の付勢力よりも
大きくなるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の歩行動物を誘導
する誘導路の一部に、全閉位置において歩行動物の前方
視界を遮る左右一対の扉体の夫々が、前記誘導路の横幅
方向端部を上下軸芯周りに回動自在に枢支され、且つ、
付勢手段により前記全閉位置に各別に復帰付勢された状
態で設けられ、前記左右一対の扉体のうちの一方の扉体
を前記全閉位置から、全閉と全開との途中位置に切り換
え、且つ、歩行動物が通過のために押し開くことを許容
する途中位置操作状態と、扉体の保持を解除する解除操
作状態とに切り換え自在なゲート開閉手段が設けられて
いる歩行動物の分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる歩行動物の分離装置は、誘導路を
群で移動する牛,馬又は羊等の歩行動物を、一頭ずつ適
当に離間させて分離する装置である。誘導路を移動する
歩行動物を分離する手段として、誘導路の途中に、左右
一対の扉体を設置している。その扉体はゲート開閉手段
によって、途中位置操作状態と解除操作状態とに切り換
えられる。途中位置操作状態では、扉体は全閉と全開の
途中位置まで回動されて、左右の扉体が遊端側端部が離
間し、歩行動物の前方視界が保たれる状態となる。これ
によって歩行動物は、前進意欲が湧き扉体を押し開い
て、扉体設置箇所を通過して行く。
【0003】歩行動物が扉体を押し開くと、ゲート開閉
手段は、途中位置操作状態から解除操作状態に切り換え
て、扉体の保持を解除する。この結果、歩行動物が扉体
の設置箇所の通過を完了すると、扉体は、付勢手段によ
る付勢力によって全閉位置に復帰する。扉体が全閉位置
にあるときは、歩行動物の前方視界を遮るので、後続の
歩行動物は扉体の手前で停止する。そして、既に扉体を
通過した先行の歩行動物が適当な距離を進んだ後、再び
扉体を途中位置操作状態にして、後続の歩行動物が扉体
を押し開くのを許容する。こうして、後続の歩行動物は
先行の歩行動物と適当に離間した状態で扉体の設置箇所
を通過して行き、誘導路を群で移動する歩行動物が分離
されていくのである。
【0004】ところで、歩行動物が互いに極めて近接し
て誘導路を移動するような状態では、後続の歩行動物は
先行する歩行動物に追随して前進しようとする意欲が強
く、このような状態においても適正に歩行動物を分離す
るには、後続の歩行動物が全閉位置に復帰する扉体に接
触した際にその歩行動物に作用する力をある程度大きく
して、後続の歩行動物の前進意欲を確実に喪失させる必
要がある。このために、従来は、扉体を全閉位置に復帰
付勢する付勢手段の付勢力をある程度大きくしていた。
又、扉体を全閉位置から途中位置へ切り換えて、全閉位
置の扉体によって前進を阻止されていた歩行動物を前進
させるときは、歩行動物の分離作業を適確に行うため
に、迅速に歩行動物を前進させるのが望ましい。このた
め、扉体の全閉位置から途中位置への切り換えをすばや
く行うべく、付勢手段による付勢力に抗して扉体を全閉
位置から途中位置に切り換えるゲート開閉手段の駆動力
も、付勢手段の付勢力をある程度大きくしたのに応じて
大きくしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、ゲート開閉手
段の扉体駆動部分として、駆動力の大きい大型でコスト
の高いものを採用する必要があるので、歩行動物の分離
装置の大型化及び高コスト化を招いており、改善が望ま
れていた。本発明は、上記実情に鑑みてなされたもので
あって、その目的は、歩行動物を適正に分離できなが
ら、歩行動物の分離装置の小型化及び低コスト化を図る
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の歩行動物の分離
装置は、複数の歩行動物を誘導する誘導路の一部に、全
閉位置において歩行動物の前方視界を遮る左右一対の扉
体の夫々が、前記誘導路の横幅方向端部を上下軸芯周り
に回動自在に枢支され、且つ、付勢手段により前記全閉
位置に各別に復帰付勢された状態で設けられ、前記左右
一対の扉体のうちの一方の扉体を前記全閉位置から、全
閉と全開との途中位置に切り換え、且つ、歩行動物が通
過のために押し開くことを許容する途中位置操作状態
と、扉体の保持を解除する解除操作状態とに切り換え自
在なゲート開閉手段が設けられているものであって、そ
の第1特徴構成は、前記ゲート開閉手段に切り換え駆動
されない側の扉体に作用する前記付勢手段の付勢力が、
前記ゲート開閉手段に切り換え駆動される側の扉体に作
用する前記付勢手段の付勢力よりも大きくなるように構
成されている点にある。
【0007】本発明の第2特徴構成は、上記第1特徴構
成において、前記ゲート開閉手段に切り換え駆動される
側の扉体の回動軸芯周りの慣性モーメントが、前記ゲー
ト開閉手段に切り換え駆動されない側の扉体の回動軸芯
周りの慣性モーメントよりも小さくなるように構成され
ている点にある。
【0008】
【作用】本発明の第1特徴構成によれば、歩行動物の通
過を許容するべく、ゲート開閉手段が扉体の一方を全閉
位置から途中位置に切り換える際、扉体を全閉状態に復
帰付勢する付勢手段の付勢力は、ゲート開閉手段に切り
換え駆動されない側の扉体に作用する付勢手段の付勢力
よりも相対的に小さく設定されているので、ゲート開閉
手段が扉体を回動駆動する駆動力はそれほど大きくする
必要がない。一方、歩行動物が扉体を押し開くと、ゲー
ト開閉手段が解除操作状態になり、更に前進して扉体の
設置箇所を通過すると、左右一対の扉体は、夫々に対し
て設けられた付勢手段の付勢力によって、全閉位置の復
帰する。ゲート開閉手段に切り換え駆動されない側の扉
体に作用する付勢力は、ゲート開閉手段に切り換え駆動
される側の扉体に作用する付勢力よりも大きく設定して
あるので、ゲート開閉手段に切り換え駆動されない側の
扉体が、全閉位置に復帰する際において後続の歩行動物
と接触するときに歩行動物に作用する力を、歩行動物の
前進意欲を喪失させるに十分な程度に大きくすることが
できる。
【0009】本発明の第2特徴構成によれば、ゲート開
閉手段が扉体を全閉位置から途中位置まで切り換え駆動
する際、ゲート開閉手段にて切り換え駆動される扉体
は、ゲート開閉手段にて切り換え駆動されない扉体に比
較して、上記のごとく付勢手段による付勢力が小さいの
みならず、扉体自体の慣性モーメントが小さいので、ゲ
ート開閉手段が扉体を回動駆動する駆動力はさらに小さ
くて済む。一方、歩行動物が通過を完了して、左右一対
の扉体が全閉位置に復帰するときは、ゲート開閉手段に
て切り換え駆動されない扉体は、ゲート開閉手段にて切
り換え駆動される扉体に比較して、上記のごとく付勢手
段による付勢力が大きいのみならず、扉体自体の慣性モ
ーメントが大きいので、ゲート開閉手段に切り換え駆動
されない側の扉体が、全閉位置に復帰する際において後
続の歩行動物と接触するときに歩行動物に作用する力を
更に大きくでき、歩行動物の前進意欲をより効果的に喪
失させることができる。
【0010】
【発明の効果】上記第1特徴構成によれば、上記の如
く、ゲート開閉手段に切り換え駆動されない側の扉体
が、全閉位置に復帰する際において後続の歩行動物と接
触するときに歩行動物に作用する力を、歩行動物の前進
意欲を喪失させるに十分な程度に大きくすることができ
ながら、ゲート開閉手段が扉体を回動駆動する駆動力は
それほど大きくする必要がなく小型化できるので、歩行
動物を適正に分離できながら、歩行動物の分離装置の小
型化及び低コスト化を図ることができる。上記第2特徴
構成によれば、ゲート開閉手段に切り換え駆動されない
側の扉体が、全閉位置に復帰する際において後続の歩行
動物と接触するときに歩行動物に作用する力を更に大き
くでき、歩行動物の前進意欲をより効果的に喪失させる
ことができるようにしながら、ゲート開閉手段が扉体を
回動駆動する駆動力をさらに小さくて済むようにできる
ので、上記第1特徴構成による効果を更に向上できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面に基づ
いて説明する。先ず、図1乃至図4に基づいて、歩行動
物の分離装置の全体構成について説明する。分離装置
は、歩行動物の一例である牛を歩行通過させて牛の重量
を秤量する秤量部Mと、牛を群れから一頭ずつ分離して
秤量部Mに導く分離ゲートGと、秤量部Mの出口部から
出た牛が前進して通過することを許容し且つ通過した牛
が前記出口部に逆行することを阻止する逆行防止ゲート
Rとから成る。秤量部M、分離ゲートG及び逆行防止ゲ
ートR夫々は、別体にて構成すると共に、秤量部Mは、
牛の群れを誘導する誘導路Pの一部に設け、その秤量部
Mの入口部の手前に分離ゲートGを設け、秤量部Mの出
口部よりも進行方向前方に離れた箇所に、逆行防止ゲー
トRを設けてある。誘導路Pの両側には柵1を設けてあ
る。
【0012】秤量部Mは、秤量台2と、その秤量台2の
出口部に設けた出口ゲート3と、秤量台2上の通路の両
側に設けた柵4と、制御装置5と、秤量部Mを搬送する
ための一対の搬送装置6とから成る。図中の21夫々
は、接地部21aにて地面に接地し、且つ、秤量台2の
4隅夫々を支持するように設けたロードセルであり、こ
れら4つのロードセル21の出力の合計値が秤量台2に
かかる荷重となる。
【0013】図3に示すように、牛の右後脚の足首に
は、牛の個体識別情報(個体番号)を発信する発信装置
Tを取り付けてあり、秤量台2には、発信装置Tから発
信される個体番号を受信するアンテナ22を設けてあ
る。
【0014】搬送装置6は、車輪61と、その車輪61
をロードセル21の接地部21aよりも下方に突出した
搬送位置と上方に退行した接地位置とに切り換え自在な
アーム部62とから成る。即ち、秤量部Mは、アーム部
62を前記搬送位置に切り換えることにより搬送可能と
なり、その状態で所望の位置まで搬送し、その位置で、
アーム部62を前記接地位置に切り換えることにより固
定接地できるように構成してある。両側の柵4夫々に
は、秤量部Mを搬送する際に把持するハンドル41と、
牛が秤量台2上の通路の両側端部寄りを歩行するのを規
制して通路の中央部を歩行させるための足寄せ部42と
を設けてある。
【0015】分離ゲートGは、上下軸芯回りに揺動開閉
自在な左右一対の扉体としての入口扉体74A,74B
を備えた入口ゲート7と、その入口ゲート7の入口扉体
74Bを開閉させるゲート開閉手段としてのゲート開閉
機構8とから成る。
【0016】秤量部Mの制御装置5は、秤量の開始及び
指示を行うためのキーパネル51、秤量結果(牛の個体
番号及びその重量)を表示出力するためのディジタル表
示器52、秤量結果を印字出力するためのプリンタ53
等を備える。又、ロードセル21からの秤量値の時系列
データに基づく牛の重量の算出や、アンテナ22を介し
ての発信装置Tとの通信等を司る計量処理部(図示せ
ず)、及び、後述するように牛を一頭のみ秤量台2に導
くべく入口ゲート7を開閉操作するようにゲート開閉機
構8を制御するゲート開閉制御部54も制御装置5の内
部に設けてある。
【0017】次に、図5及び図7に基づいて、入口ゲー
ト7について説明を加える。入口ゲート7は、左右一対
の台部71と、左右一対の台部71夫々の上部に立設し
た左右一対の柱状体72と、左右一対の柱状体72夫々
に対して上下軸芯周りに回動自在に設けた左右一対の回
転支持部73と、左右一対の回転支持部73夫々に一体
取着した左右一対の入口扉体74A,74Bと、左右一
対の台部71夫々の上部に立設し且つ前後の柵1と柵4
との間に位置するように設けた左右一対の柵75と、左
右一対の柱状体72夫々の上端部を連結する梁体76と
から成る。
【0018】左右一対の入口扉体74A,74Bは、両
開き式に揺動開閉自在な構造となっており、しかも、図
5に示すように、回転支持部73に付設された付勢手段
としてのスプリング77A,77Bにより、誘導路Pと
交差角90°で交差する全閉位置に復帰付勢している。
左右一対の入口扉体74A,74Bのうち、ゲート開閉
機構8により開閉される側、つまり、進行方向に向かっ
て右側の入口扉体74Bは、補強のために上下両端を折
り曲げられたプラスチック板で構成され、ゲート開閉機
構8により開閉されない側、つまり、進行方向に向かっ
て左側の入口扉体74Aは、金属フレーム74Afにプ
ラスチック板を張り付けて構成されている。このように
左右一対の入口扉体74A,74Bを構成することで、
ゲート開閉機構8に開閉される側の入口扉体74Bの回
動軸芯周りの慣性モーメントは、ゲート開閉機構8に開
閉されない側の入口扉体74Aの回動軸芯周り慣性モー
メントよりも小さくなっている。
【0019】又、左右一対の回転支持部73に付設され
たスプリング77A,77Bのうち、ゲート開閉機構8
に開閉されない側の入口扉体74Aを支持する回転支持
部73に付設されたスプリング77Aは、ゲート開閉機
構8に開閉される側の入口扉体74Bを支持する回転支
持部73に付設されたスプリング77Bよりもバネ定数
の大きいものを採用してあり、その結果、ゲート開閉機
構8に開閉されない側の入口扉体74Aに作用するスプ
リング77Aの付勢力は、ゲート開閉機構8に開閉され
る側の入口扉体74Bに作用するスプリング77Bの付
勢力よりも大きくなっている。更に、左右一対の入口扉
体74A,74B夫々の遊端側の端部74Ah,74B
hを硬質ゴム材により形成してあり、前記全閉位置にお
いては、左右一対の入口扉体74A,74B夫々の遊端
側の先端部同士が重なる状態となって、牛の前方視界を
遮るようになっている。
【0020】図7に示すように、一対の入口扉体74
A,74Bのうちの左側の入口扉体74Aが第1設定角
度以上開かれたことを検出する入口側近接センサS1を
設けてある。入口側近接センサS1は磁気型近接センサ
にて構成してあり、左側の入口扉体74Aの後方側に位
置させた状態で左側の柵75に取着した検出部S1a
と、入口扉体74Aに取着し且つ回転支持部73の回転
軸芯を中心とした円弧形状に磁性体にて形成した被検出
部S1bとから構成してある。検出部S1aと被検出部
S1bとは、入口扉体74Aが前記第1設定角度(例え
ば55°)以上開かれた状態において互いに近接するよ
うに配置してある。即ち、入口側近接センサS1は、入
口扉体74Aが前記第1設定角度以上開かれた状態でO
N信号を出力するように構成してある。尚、図7は図面
を見易くするため、ゲート開閉機構8の図示を省略して
いる。
【0021】以下、ゲート開閉機構8について説明す
る。ゲート開閉機構8は、図3に示すように、右側の入
口ゲート74Bの回転支持部73の上方位置に設けられ
ている。以下、カバーを取り外して内部構成が見える状
態にした図8及び図9によって説明する。電動モータ8
1が柱状体72に固着した取付板11に取着され、この
電動モータ81の回転軸82の駆動力がカップリング8
3を介して軸部84に伝動されている。軸部84にはボ
ス部85が外嵌しており、このボス部85の下部は上側
の回転支持部73に連結固定された回転軸30に外嵌し
ている。ボス部85の上部箇所の上下向きの切欠部85
aに、軸部84に横方向に貫通させて設けた横ピン84
Aが、左右方向の動きを規制され、且つ、上下方向に移
動可能な状態で係合している。尚、横ピン84Aは、後
述のストッパ12と接当する被接当部として機能するべ
く、切欠部85aの厚みを超えて更に外方に突出してい
る。
【0022】ボス部85は、カップリング83の下面に
上部位置を規制されたスプリング87によって、軸芯方
向の下方側に付勢されると共に、ボス部85の外周部に
180度回転対称の位置に一対設けた横ピン85B,8
5B’が、取付板11の下端から水平方向に延設されて
いる支持台10に接当してその下限位置が設定されてい
る(図8(イ)参照)。尚、この下限位置が、ボス部8
5が上下軸芯周りに回転したときに入口ゲート74Bを
係止操作する係止位置に相当する。又、取付板11に
は、軸部84に設けられた横ピン84Aと接当して、入
口ゲート74Bが、牛が秤量台2へ進入するのを待機す
る状態である途中位置に切り換えられたのを検出するリ
ミットスイッチ15が取り付けられている。
【0023】支持台10には、ボス部85が図9(イ)
に矢印Aで示す方向に回転し、横ピン85B,85B’
の回転範囲で表す係止状態切り換え用回転範囲R2の初
期範囲まで回転したときに、そのボス部85に設けた横
ピン85B,85B’を上方側に押し上げる(図8
(ロ)参照)とともに、ボス部85が回転を続けて上記
係止状態切り換え用回転範囲R2の終期範囲に回転した
ときに、上記のように上方に押し上げられた横ピン85
B,85B’を前記下限位置に戻すための一対のカム体
88がボス部85の回転中心に対して点対象の姿勢で設
けられている(図11参照)。尚、ボス部85が上方側
に押し上げられた位置が、ボス部85が入口ゲート74
Bの係止を解除する係止解除位置に相当する。
【0024】ボス部85の下部側には、下方に突起する
第1係止ピン85Aが設けられ、一方、ボス部85が外
嵌している回転軸30の上部外周面には、ボス部85が
前記下限位置で回転したときに上記第1係止ピン85A
に係止されるように、横方向に突出した第2係止ピン8
6が設けられている。尚、第2係止ピン86は、回転軸
30の外周部の180度回転対称の位置に一対設けられ
ている(図10参照)。支持台10上におけるボス部8
5に隣接する位置には、横ピン84Aと接当し、ボス部
85が図9(イ)の矢印Aの方向に対して逆方向に回転
するのを阻止するストッパ12と、一端を支持台10に
固定されてストッパ12を矢印Aの方向に復帰付勢する
スプリング13と、スプリング13の復帰付勢力による
ストッパ12の矢印A方向への過度の回転を阻止するべ
く支持台10上に固定された位置決め用凸部14とが設
けられている。ストッパ12は、支持台10上に固定さ
れた支持軸12aに回動自在に枢支され、スプリング1
3を係止する横突出部12bと、横ピン84Aと接当す
る縦突出部12cとが形成されている。
【0025】ゲート開閉機構8の動作について、図9及
び図10により説明する。尚、以下の説明では、(イ)
〜(ヘ)は両図について同時に指すものとする。(イ)
は初期位置であるが、この位置では、図8(イ)に示す
ように、ボス部85は下限位置即ち前記係止位置に移動
している。又、このとき、入口扉体74Bは全閉位置つ
まり図1のY位置である。上記初期位置から電動モータ
81が回転すると、ボス部85が回転してこれに付設し
た第1係止ピン85Aも回転し、第2係止ピン86に接
当して入口ゲート74Bの開き側への揺動が開始する。
この位置が、図9(イ)においてボス部85の横ピン8
5B,85B’の回転範囲で表したゲート操作用回転範
囲R1の始端位置に相当する。
【0026】この位置からさらに電動モータ81が回転
すると、(ロ)に示すように、第2係止ピン86が第1
係止ピン85Aによって押され、第2係止ピン86が固
着されている回転軸30が開き側に回転する。このと
き、ボス部85とともに回転する軸部84に設けた横ピ
ン84Aは、ストッパ12に形成された縦突出部12c
の長手方向側面に接当するが、スプリング13の復帰付
勢力に抗して、ストッパ12を図9(ロ)の矢印Bの方
向に押しながら、そのまま回転を続ける。この電動モー
タ81の回転作動は、リミットスイッチ15が横ピン8
4Aの他端側に接当するまで継続する。
【0027】リミットスイッチ15が横ピン84Aの他
端側に接当した状態で電動モータ81を停止させると、
(ハ)に示すように、ボス部85に付設された横ピン8
5B,85B’は、カム体88に接当する直前の位置に
あり、横ピン84Aは、ストッパ12に形成された縦突
出部12cの長手方向端部に接当した状態となってい
る。この状態では、入口ゲート74Bの復帰付勢力によ
り、ボス部85等に対して図9(ハ)に矢印Cで示す方
向に力が加わるが、横ピン84Aとストッパ12とが接
当して、ボス部85等が図9(ハ)に矢印Cで示す方向
に回転するのを阻止する。この状態での、ボス部85に
おける横ピン85B,85B’の位置がゲート操作用回
転範囲R1の終端位置に相当し、右側の入口ゲート74
Bが前記途中位置(図1のX位置)になっている。
【0028】尚、図10(ハ)に示す状態では、回転軸
30の第2係止ピン86は第1係止ピン85Aによって
押されて、右側の入口ゲート74Bが前記途中位置に開
くように操作されているが、入口扉体74Bの全開側へ
の動きは規制されておらず、、この状態は、後続の牛に
前方視界を与えてその牛の前進意欲をかき立てて秤量台
2に進入させ、牛が入口ゲート7を通過して秤量台2に
進入するのを許容する状態である。つまり、電動モータ
81にて全閉位置にある入口扉体74Bの回動駆動を開
始してから、図9(ハ)及び図10(ハ)に示す状態に
至るまでが、入口扉体74Bを全閉位置から、全閉と全
開との途中位置に切り換え、且つ、牛が通過のために押
し開くことを許容する途中位置操作状態に相当する。
【0029】次に、牛が入口ゲート7に進入したことが
入口側近接センサS1によって検出されて、(ニ)〜
(ホ)に示すように電動モータ81が更に回転すると、
図8(ロ)に示すように、係止状態切り換え用回転範囲
R2の初期範囲において、ボス部85に付設された横ピ
ン85B,85B’がカム体88に接当して上方に押し
上げられ係止解除位置に移動し、第2係止ピン86を押
していた第1係止ピン85Aが上方側に逃げるので、第
2係止ピン86はフリー状態になって回転軸30が全閉
位置に復帰するのを許容する状態になる。この状態が、
入口扉体74Bの保持を解除する解除操作状態に相当す
る。この解除操作状態で、牛が入口ゲート7の通過を完
了すると、入口扉体74A,74Bは全閉位置に復帰す
る。そして、後述する出口ゲート4の開きを検出する出
口側近接センサS2の検出情報に基づいて牛が秤量台2
から降りたことを検出し、電動モータ81を更に回転さ
せると、係止状態切り換え用回転範囲R2の終期範囲に
おいて横ピン85B,85B’がカム体88から外れて
下方に移動して、係止解除位置から係止位置に位置変更
される。
【0030】電動モータ81は、(イ)に示す初期位置
に対して180度回転したもう1つの初期位置である
(ヘ)に示す位置まで回転して停止する。図10(イ)
及び(ヘ)に示す状態では、回転軸30の第2係止ピン
86は第1係止ピン85Aによって押されていないの
で、上記の如く入口扉体74A,74Bは全閉位置に復
帰しており、この状態は、後続の牛の前方視界を遮って
その牛の前進意欲を削ぎ、その牛が秤量台2に進入する
のを阻止する状態である。そして、上記(ヘ)の位置以
降も、ボス部85の外周部に設けた横ピン85B,85
B’が、上記と同様にゲート操作用回転範囲R1及び係
止状態切り換え用回転範囲R2を通過し、前記係止位置
と係止解除位置とに切り換えるように作動する。以上よ
り、ゲート開閉機構8は、電動モータ81の1/2回転
で1動作を行うことになる。
【0031】尚、入口扉体74Bは、上記の如くスプリ
ング77Bの付勢力が相対的に小さく、又、慣性モーメ
ントも相対的に小さくしてあるので、入口扉体74Bを
回動駆動する電動モータ81もそれほど強力なものにす
る必要は必ずしもない。又、入口扉体74Aは、上記の
如くスプリング77Aの付勢力が相対的の大きく、又、
慣性モーメントも相対的に大きくしてあるので、全閉位
置に復帰する入口扉体74Aに後続の牛が接触したとき
に、牛に作用する力は十分確保され、適正に牛の前進意
欲を喪失させるのである。
【0032】次に、図6及び図12に基づいて、出口ゲ
ート3について説明を加える。出口ゲート3は、左右両
側夫々の柵4における秤量台2の出口部に相当する箇所
に立設した左右一対の柱状体31と、左右一対の柱状体
31夫々に対して上下軸芯周りに回動自在に設けた左右
一対の回転支持部32と、左右一対の回転支持部32夫
々に一体取着した左右一対の出口扉体33A,33Bと
から成る。左右一対の出口扉体33A,33Bは、両開
き式に揺動開閉自在な構造となっており、又、回転支持
部32に付設されたスプリング(図示せず)により、誘
導路Pと所定の第2設定角度α(α<90°、例えば、
α=60°)で交差する状態(夫々の遊端側の先端部が
左右一対の回転支持部32の軸芯同士を結ぶ仮想線より
も前方側に位置する状態)の原点位置に復帰付勢してい
る。更に、左右一対の出口扉体33A,33B夫々の遊
端側の端部33Ah,33Bhを硬質ゴム材により形成
してある。又、左右一対の出口扉体33A,33Bが前
記原点位置にある状態において、牛の前方視界を保って
牛の前進意欲をかき立てるために、前記原点位置にある
状態においては、左右一対の出口扉体33A,33Bの
遊端側の先端部同士が離間するようにしてある。しか
も、左右一対の出口扉体33A,33Bは、前記原点位
置においては、前方にやや開かれた状態となっているの
で、このことによっても、牛の前進意欲をかき立てるの
を助長している。
【0033】図12に示すように、一対の出口扉体33
A,33Bのうち右側の出口扉体33Bが前記原点位置
から第3設定角度以上開かれたことを検出する出口側近
接センサS2を設けてある。出口側近接センサS2も磁
気型近接センサにて構成してあり、柱状体31の上端部
に取着した検出部S2aと、回転支持部32に対して一
体的に回転するように取着し且つ回転支持部32の回転
軸芯を中心とした円弧形状に磁性体にて形成した被検出
部S2bとから構成してある。検出部S2aと被検出部
S2bとは、出口扉体33Bが前記第3設定角度(例え
ば10°)以上開かれた状態において互いに近接するよ
うに配置してある。即ち、出口側近接センサS2は、出
口扉体33Bが前記原点位置から前記第3設定角度以上
開かれた状態でON信号を出力するように構成してあ
る。
【0034】次に、逆行防止ゲートRについて説明を加
える。逆行防止ゲートRには、扉体91と、扉体91が
全閉状態から後方側に開くのを阻止する規制手段Eとが
備えられており、逆行防止ゲートRと分離部Dの出口部
との間隔Wが、牛一頭分の体長と略同じになる位置に逆
行防止ゲートRが設けられている。この間隔Wは、例え
ば、約600kgの牛の場合は、鼻先から尻尾までの体
長が約250cm程度であり、その長さに設定される
が、扱う牛の体長に応じて種々変更可能である。
【0035】扉体91は、図4に示すように、パイプフ
レームからなり、その端部が、誘導路Pの進行方向に向
かって左側脇の柵1に、鉛直方向から傾斜した回動軸芯
β周りに回動自在な状態で取り付けられている。回動軸
芯βは、柵1がなす平面に平行で、且つ、扉体91の上
部側が手前に傾斜した状態としてある。尚、図4では、
図面を見やすくするために、右側脇の柵1の図示を省略
してある。規制手段Eは、柵1における、扉体91の基
端側端部取り付け位置の前方側箇所に取り付けたポール
92と、扉体91の遊端側端部とポール92とを接続す
る鎖体93とからなる。扉体91は、その回動軸芯βが
上記の如く傾斜した状態としてあるので、扉体91の自
重により閉じ方向側に回動可能であり、又、図2及び図
4において実線で示す位置Uにおいて、ポール92と扉
体91の遊端側端部とを接続する鎖体93がいっぱいに
延びた状態となって、扉体91が更に回動するのを阻止
している。つまり、位置Uに位置する状態が扉体91の
全閉状態となっている。この全閉状態においても、扉体
91の形状及び位置によって、牛の前方視界を保ち、牛
の前進意欲をかき立てるようになっている。
【0036】牛が誘導路Pを進行し、逆行防止ゲートR
を通過する際は、牛が全閉状態の扉体91を押し開く
と、扉体91は回動軸芯β周りに回動して、牛は逆行防
止ゲートRを容易に通過して行く。そして、牛の通過が
完了すると、扉体91はその自重により、位置Uの全閉
状態に移行する。一方、逆行防止ゲートRの通過を完了
した牛が何らかの原因により逆行衝動にかられ、誘導路
Pを進行方向と反対方向に逆行しようとして、牛が尾部
から扉体91に当たっても、扉体91が全閉状態から後
方側に開くのを規制手段Eが阻止するので、牛が逆行防
止ゲートRの設置箇所から手前側に逆行することがな
い。尚、逆行防止ゲートRの扉体91は、その自重によ
り確実に閉じ方向側に回動するように、図2及び図4に
おいて二点鎖線で示す位置Vよりは開き方向側に回動し
ないように図示しないストッパが設けられている。
【0037】次に、ゲート開閉制御部54の制御作動に
ついて説明を加える。図1に示すように、ゲート開閉制
御部54は、入口側近接センサS1及び出口側近接セン
サS2夫々の検出情報に基づいて、ゲート開閉機構8の
電動モータ81を制御する。
【0038】図13(イ)に示す状態は、秤量台2上に
牛がいない状態の装置の起動時の状態であり、ゲート開
閉制御部54は入口扉体74Bを前記途中位置に切り換
えるように電動モータ81を回転駆動する。従って、入
口ゲート7の手前に居る牛C1は前方視界が開けるの
で、前進意欲をかき立てられ秤量台2に進入する。
【0039】図13(ロ)に示すように、牛C1の進入
に際しては、一対の入口扉体74A,74Bは押し開か
れ、その押し開かれる過程で、入口扉体74Aの開き角
度が55°前後になると、入口側近接センサS1からO
N信号が出力され、これに基づいて、ゲート開閉制御部
54は、機構部82による入口扉体74Bの保持を解除
する。その状態で、図13(ハ)に示す如く、牛C1が
入口ゲート7を通過して牛C1の全体が秤量台2上に乗
った状態になると、一対の入口扉体74A,74Bは、
前記スプリング77A,77Bによる付勢力により前記
全閉位置となる。従って、入口ゲート7の手前に達した
牛C2は、前方視界が遮られるので前進意欲を削がれ、
入口ゲート7の手前で停止する。
【0040】出口ゲート3が前記原点位置にある状態で
も、牛C1の前方視界を保っているので、出口ゲート3
の手前に達した牛C1は、図13(ニ)に示すように、
出口ゲート3の一対の出口扉体33A,33Bを押し開
きながら前進する。牛C1が出口ゲート3を通過するの
に伴って、出口扉体33Bが前記原点位置から10°以
上開かれると、出口側近接センサS2からON信号が出
力され、これに基づいて、ゲート開閉制御部54は入口
扉体74Bを前記途中位置に切り換えるように電動モー
タ81を回転駆動する。従って、入口ゲート7の手前の
牛C2は、前方視界が開けるので、前進意欲をかき立て
られ秤量台2に進入する。
【0041】牛C1が出口ゲート3の通過を完了する
と、出口ゲート3の一対の出口扉体33A,33Bは前
記スプリングによる付勢力により前記原点位置になる。
牛C1が出口ゲート3の通過を完了した直後の時点で
は、逆行防止ゲートRと分離部Dの出口部との間隔W
が、牛一頭分の体長と略同じとなっているので、牛C1
の前方側に逆行防止ゲートRを構成する扉体91が全閉
状態で位置するが、扉体91は、全閉状態においても牛
C1の前方視界を保っているので、牛C1は、図13
(ホ)に示すように、そのまま前進して扉体91を押し
開きながら逆行防止ゲートRを通過する。
【0042】このとき、牛C1が逆行防止ゲートRの扉
体91の存在に驚く等して立ち止まってしまった場合で
も、牛C1は分離部Dの出口部の通過を完了して既に秤
量台2から降りているので、後続の牛C2の秤量を妨害
することはない。牛C1が逆行防止ゲートRの通過を完
了すると、逆行防止ゲートRの扉体91は、その自重に
より回動軸芯β周りに回動して全閉状態となる。従っ
て、逆行防止ゲートRを通過した牛C1は、逆行防止ゲ
ートRに阻止されるので、分離部Dの出口部側に逆行す
ることができない。
【0043】〔別実施例〕以下、別実施例を列記する。 上記実施例では、ゲート開閉機構8に開閉されない
側の入口扉体74Aに作用するスプリング77Aの付勢
力は、ゲート開閉機構8に開閉される側の入口扉体74
Bに作用するスプリング77Bの付勢力よりも大きくな
っており、且つ、ゲート開閉機構8に開閉される側の入
口扉体74Bの回動軸芯周りの慣性モーメントは、ゲー
ト開閉機構8に開閉されない側の入口扉体74Aの回動
軸芯周り慣性モーメントよりも小さくなっているが、左
右一対の入口扉体74A,74Bの構成を左右対象にし
て、慣性モーメントが左右で等しくなるように構成して
も良い。
【0044】 上記実施例では、左右一対の入口扉体
74A,74Bを回転支持部73の付設したスプリング
77A,77Bにて全閉位置に復帰付勢しているが、例
えば、板バネの一端を柱状体72における回転支持部7
3設置箇所に固定し、板バネの他端を左右一対の入口扉
体74A,74Bの遊端側端部に固定した構成として、
左右一対の入口扉体74A,74Bを全閉位置に復帰付
勢するようにしても良い。
【0045】 上記実施例では、進行方向を向いて右
側の入口扉体74Bをゲート開閉機構8にて開閉駆動す
るように構成しているが、左側の入口扉体74Aをゲー
ト開閉機構8にて開閉駆動し、左側の入口扉体74Aの
回転支持部73に付設したスプリング77Aのバネ定数
を、右側の入口扉体74Bの回転支持部73に付設した
スプリング77Bのバネ定数よりも小さくし、左側の入
口扉体74Aの回動軸芯周りの慣性モーメントを、右側
の入口扉体74Bの回動軸芯周りの慣性モーメントより
も小さくなるように構成して、上記実施例と左右が逆に
なるようにしても良い。
【0046】 上記実施例では、左右一対の入口扉体
74A,74Bのうち、左側の入口扉体74Aを金属フ
レーム74Afにプラスチック板を張り付けて構成し、
右側の入口扉体74Bをプラスチック板にて構成して、
慣性モーメントが左右で異なるようにしているが、左側
の入口扉体74Aを金属板にて構成し、右側の入口扉体
74Bをプラッスチック板かあるいは木製の板にて構成
して、慣性モーメントが左右で異なるようにしても良
い。
【0047】 上記実施例では、ゲート開閉機構8は
電動モータ81にて入口扉体74Bを開閉駆動している
が、エアシリンダ等で開閉駆動するように構成しても良
い。
【0048】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる歩行動物の分離装置の
構成を示す平面図
【図2】本発明の実施例にかかる歩行動物の分離装置の
構成を示す平面図
【図3】本発明の実施例にかかる歩行動物の分離装置の
構成を示す正面図
【図4】本発明の実施例にかかる歩行動物の分離装置の
構成を示す正面図
【図5】本発明の実施例にかかる分離ゲートの右側面図
【図6】本発明の実施例にかかる秤量部の右側面図
【図7】本発明の実施例にかかる入口ゲート付近の平面
【図8】本発明の実施例にかかるゲート開閉機構の拡大
【図9】本発明の実施例にかかるゲート開閉機構の作動
を示す平面図
【図10】本発明の実施例にかかるゲート開閉機構の作
動を示す平面図
【図11】本発明の実施例にかかるカム体の断面図
【図12】本発明の実施例にかかる出口ゲート付近の一
部切り欠き平面図
【図13】本発明の実施例にかかる牛が秤量台上を歩行
通過する際の経時変化を説明する図
【符号の説明】
8 ゲート開閉手段 74A,74B 扉体 77A,77B 付勢手段 P 誘導路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の歩行動物を誘導する誘導路(P)
    の一部に、全閉位置において歩行動物の前方視界を遮る
    左右一対の扉体(74A,74B)の夫々が、前記誘導
    路(P)の横幅方向端部を上下軸芯周りに回動自在に枢
    支され、且つ、付勢手段(77A,77B)により前記
    全閉位置に各別に復帰付勢された状態で設けられ、 前記左右一対の扉体(74A,74B)のうちの一方の
    扉体(74B)を前記全閉位置から、全閉と全開との途
    中位置に切り換え、且つ、歩行動物が通過のために押し
    開くことを許容する途中位置操作状態と、扉体(74
    B)の保持を解除する解除操作状態とに切り換え自在な
    ゲート開閉手段(8)が設けられている歩行動物の分離
    装置であって、 前記ゲート開閉手段(8)に切り換え駆動されない側の
    扉体(74A)に作用する前記付勢手段(77A)の付
    勢力が、前記ゲート開閉手段(8)に切り換え駆動され
    る側の扉体(74B)に作用する前記付勢手段(77
    B)の付勢力よりも大きくなるように構成されている歩
    行動物の分離装置。
  2. 【請求項2】 前記ゲート開閉手段(8)に切り換え駆
    動される側の扉体(74B)の回動軸芯周りの慣性モー
    メントが、前記ゲート開閉手段(8)に切り換え駆動さ
    れない側の扉体(74A)の回動軸芯周りの慣性モーメ
    ントよりも小さくなるように構成されている請求項1記
    載の歩行動物の分離装置。
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