JPH05260875A - 歩行動物の分離装置 - Google Patents

歩行動物の分離装置

Info

Publication number
JPH05260875A
JPH05260875A JP4060106A JP6010692A JPH05260875A JP H05260875 A JPH05260875 A JP H05260875A JP 4060106 A JP4060106 A JP 4060106A JP 6010692 A JP6010692 A JP 6010692A JP H05260875 A JPH05260875 A JP H05260875A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
animal
walking
state
separating
separation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4060106A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Takeyama
一郎 竹山
Akira Kusube
晃 楠部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP4060106A priority Critical patent/JPH05260875A/ja
Publication of JPH05260875A publication Critical patent/JPH05260875A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 歩行動物が分離部に進入するのを阻止する阻
止状態と進入するのを許容する許容状態とに切り換える
分離手段の制御方法を合理的に改善して、歩行動物を分
離する効率を向上する手段を提供する。 【構成】 分離部Dの入口部手前にて後続の歩行動物が
居るか否かを検出する後続動物検出手段8が設けられ、
制御手段9が、分離部Dに歩行動物が居るか否かを検出
する分離動物検出手段6,7と後続動物検出手段8との
検出情報に基づいて、分離部Dに歩行動物が居ても後続
の歩行動物が居ないときには、分離手段Rの前記許容状
態を維持するように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の歩行動物を誘導
する誘導路の一部に、その歩行動物の一つを前後の歩行
動物から分離して単独状態にする分離部が設けられ、そ
の分離部の入口部に、歩行動物が前記分離部に進入する
のを阻止する阻止状態と進入するのを許容する許容状態
とに切り換える分離手段が設けられ、前記分離部に歩行
動物が居るか否かを検出する分離動物検出手段が設けら
れ、その分離動物検出手段の検出情報に基づいて、前記
分離手段を、前記分離部に歩行動物が居るときは前記阻
止状態に、且つ、前記分離部に歩行動物が居ないときは
前記許容状態に切り換える制御手段が設けられた歩行動
物の分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】飼育中の群れをなした歩行動物(例え
ば、牛や山羊や馬等の歩行動物)に対して秤量や検査等
の処理を行う場合は、群れの中から一つ(牛等の場合は
一頭と数えるので、以下、一頭という)ずつ歩行動物を
誘導して秤量台に乗せたり、検査用の空間に追い込むた
めの分離装置が必要になる。かかる分離装置において
は、従来、複数の歩行動物を誘導する誘導路の一部に一
頭の歩行動物を前記処理が行われる空間に分離する分離
部を設け、その分離部の入口部に、歩行動物が前記分離
部に進入するのを阻止する阻止状態と進入するのを許容
する許容状態とに切り換える分離手段を設けていた。
又、分離部に歩行動物が居るか否かを検出する分離動物
検出手段を設け、その分離動物検出手段の検出情報に基
づいて、分離部に先行の歩行動物が居るときは後続の歩
行動物が分離部に進入するのを阻止すべく分離手段を阻
止状態にし、且つ、分離部に歩行動物が居ないときは後
続の歩行動物を分離部に進入させるべく分離手段を許容
状態に切り換える制御手段を設けていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の分離装置で
は、後続の歩行動物が分離部の手前のどのような位置に
いるかにかかわらず、一律的に、分離部に先行の歩行動
物が居るときは後続の歩行動物が分離部に進入するのを
阻止すべく分離手段を阻止状態にしていた。従って、先
行の歩行動物と後続の歩行動物との間隔が、分離手段を
阻止状態にして後続の歩行動物を停止させなくとも、先
行の歩行動物が分離部から出てから後続の歩行動物が分
離部に進入する程度に開いていても、即ち、分離手段を
阻止状態にする必要がない状態であっても、分離手段を
不必要に阻止状態にしていた。ところで、歩行動物は、
その進路の前方にてその進行を阻止されることにより驚
かされて停止してしまうが、前述の如く、従来の分離装
置では、分離手段を不必要に阻止状態にすることによ
り、後続の歩行動物を不必要に驚かせて分離部に進入す
るのを遅らせることになり、歩行動物を分離する効率向
上の面で未だ改善の余地があった。本発明は、かかる実
情に鑑みてなされたものであり、その目的は、歩行動物
が分離部に進入するのを阻止する阻止状態と進入するの
を許容する許容状態とに切り換える分離手段の制御方法
を合理的に改善して、歩行動物を分離する効率を向上す
る点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による歩行動物の
分離装置の第1の特徴構成は、前記分離部の入口部手前
にて後続の歩行動物が居るか否かを検出する後続動物検
出手段が設けられ、前記制御手段が、前記分離動物検出
手段と前記後続動物検出手段との検出情報に基づいて、
前記分離部に歩行動物が居ても後続の歩行動物が居ない
ときには、前記分離手段の前記許容状態を維持するよう
に構成されている点にある。
【0005】第2の特徴構成は、第1の特徴構成を実施
する際の好ましい具体構成を示すものであって、前記分
離手段が、開閉自在に且つその全閉状態において歩行動
物の前方視界を遮るように形成された状態で設けられた
入口ゲートと、前記阻止状態と前記許容状態とに切り換
えるべく、その入口ゲートを開閉操作するアクチュエー
タとから構成され、前記制御手段が、前記分離動物検出
手段と前記後続動物検出手段との検出情報に基づいて、
前記アクチュエータを作動させるように構成されている
点にある。
【0006】第3の特徴構成は、第1または第2の特徴
構成において、前記分離部が秤量台にて構成されている
点にある。
【0007】
【作用】第1の特徴構成によれば、先行の歩行動物と後
続の歩行動物との間隔が、分離手段を阻止状態にして後
続の歩行動物を停止させなくとも、先行の歩行動物が分
離部から出てから後続の歩行動物が分離部に進入する程
度以上に開いているときで、分離動物検出手段が分離部
に歩行動物が居ることを検出し、且つ、分離部の入口部
手前にて後続の歩行動物が居るか否かを検出する後続動
物検出手段が、後続の歩行動物の居ないことを検出した
ときには、制御手段は分離手段を許容状態から阻止状態
に切り換えずに、その許容状態を維持する。
【0008】第2の特徴構成によれば、制御手段は、以
下に説明するように、分離動物検出手段と後続動物検出
手段との検出情報に基づいて、アクチュエータを作動さ
せて入口ゲートを開閉操作する。即ち、分離動物検出手
段と後続動物検出手段とが分離手段を阻止状態にすべき
状態を検出したときは、入口ゲートを全閉状態にするよ
うにアクチュエータを作動させて、後続の歩行動物の前
方視界を遮ってその歩行動物の前進意欲を削ぎ、その歩
行動物が分離部に進入するのを阻止する。又、分離動物
検出手段と後続動物検出手段とが分離手段を許容状態に
すべき状態を検出したときは、入口ゲートを開き状態に
するようにアクチュエータを作動させて、後続の歩行動
物に前方視界を与えてその歩行動物の前進意欲をかき立
てて、その歩行動物を分離部に進入させる。
【0009】第3の特徴構成によれば、分離部を秤量台
にて構成して、歩行動物を上述の如く分離しながら秤量
することができる。
【0010】
【発明の効果】従って、本発明によれば、先行の歩行動
物と後続の歩行動物との間隔が、分離手段を阻止状態に
して後続の歩行動物を停止させなくとも、先行の歩行動
物が分離部から出てから後続の歩行動物が分離部に進入
する程度に開いているときには、分離手段を不必要に阻
止状態にせずに許容状態を維持させるので、後続の歩行
動物を不必要に驚かすことなくスムーズに分離部に進入
させることができ、もって、歩行動物を分離する効率を
向上し得るに至った。又、第3の特徴構成によれば、上
述の如く、歩行動物を分離しながら秤量することができ
るので、歩行動物の飼育管理に必須の秤量作業の効率を
向上し得るに至った。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図7に基づ
いて説明する。
【0012】図1は、本発明に係る分離装置の全体構成
を示しており、その分離装置においては、歩行動物の一
例である牛の群れを、その個別秤量が実施される秤量台
2(牛を個別に歩行させながらその個別秤量を行う秤量
台2)へ導くべく誘導する誘導路1を設けてある。その
誘導路1の通路幅は、両横側の規制体1A,1B(具体
的には、柵よりなる規制体1A,1B)によって牛一頭
分の横幅よりも若干広い寸法に設定している。
【0013】誘導路1の一部には、群れの中の一頭の牛
を前後の牛から分離して単独状態にする分離部Dを設け
てある。その分離部Dは、具体的には、秤量台2に相当
し、その分離部Dの入口部に、牛が分離部Dに進入する
のを阻止する阻止状態と進入するのを許容する許容状態
とに切り換える分離手段Rを設ける一方、その分離部D
の出口部に出口ゲート4を設けてある。
【0014】分離手段Rは、具体的には、入口ゲート3
と、前記阻止状態と前記許容状態とに切り換えるべくそ
の入口ゲート3を開閉操作する後述のアクチュエータ5
とから構成してある。入口ゲート3は、具体的には、両
規制体1A,1Bにおける分離部Dの入口部に相当する
箇所に夫々左右対称に立設した、左右一対の縦軸芯周り
に回転自在な回転軸3aと、それら回転軸3a夫々に一
体取着した左右一対の扉体3bと、それら扉体3b夫々
の上部に立設した一対の円柱体3cとを備えてなる。一
対の円柱体3cは、アクチュエータ5がそれら円柱体3
cを押動することにより入口ゲート3を開閉操作するた
めに備えてある。
【0015】出口ゲート4は、具体的には、両規制体1
A,1Bにおける分離部Dの出口部に相当する箇所に夫
々左右対称に立設した、左右一対の縦軸芯周りに回転自
在な回転軸4aと、それら回転軸4a夫々に一体取着し
た左右一対の扉体4bとを備えてなる。
【0016】入口ゲート3及び出口ゲート4は、左右一
対の扉体3b,4bがいずれも両開き式に揺動開閉自在
な構造となっており、しかも、各回転軸3a,4aに夫
々付設されたスプリング(図示せず)により閉じ方向へ
常時付勢している。
【0017】入口ゲート3においては、左右一対の扉体
3bの双方が誘導路1と交叉角90°で交叉する全閉状
態において、左右一対の扉体3bの両先端部同士が重な
り合って歩行動物の前方視界を遮るようになっている。
一方、出口ゲート4においては、左右一対の扉体4bの
双方が誘導路1と交叉角90°で交叉する全閉状態にお
いて、左右一対の扉体4bの両先端部同士が相互に若干
離間して歩行動物の前方視界を保つようになっている。
【0018】両規制体1A,1B夫々における分離部D
の入口部に相当する箇所には、分離部Dに進入する牛を
検出するための第1センサー6を付設してある。その第
1センサー6は、具体的には、受光器6Aと発光器6B
とからなる光学式センサである。又、両規制体1A,1
B夫々における分離部Dの出口部に相当する箇所には、
分離部Dから出る牛を検出するための第2センサー7を
付設してある。その第2センサー7は、具体的には、受
光器7Aと発光器7Bとからなる光学式センサである。
そして、第1センサー6が牛が居る状態から居ない状態
を検出することに基づいて、分離部Dに牛が居る状態を
検出し、且つ、第2センサー7が牛が居る状態から居な
い状態を検出することに基づいて、分離部Dに牛が居な
い状態を検出するようにしてある。従って、第1センサ
ー6と第2センサー7とにより、分離部Dに歩行動物が
居るか否かを検出する分離動物検出手段を構成してい
る。
【0019】又、分離部Dの手前の誘導路1の両規制体
1A,1B夫々には、第3センサ8を付設してある。そ
の第3センサ8は、具体的には、受光器8Aと発光器8
Bとからなる光学式センサである。尚、分離部Dの入口
部と第3センサ8付設位置との間隔は、先行の牛と後続
の牛との間隔が、分離手段Rを阻止状態にして後続の牛
を停止させなくとも先行の牛が分離部Dから出てから後
続の牛が分離部Dに進入する状態のときの間隔と同等以
上に設定してある。もって、第3センサ8は、分離部D
の手前にて後続の歩行動物が居るか否かを検出する後続
動物検出手段として機能する。
【0020】図中の9は、分離手段Rを前記阻止状態と
前記許容状態とに切り換えるべく、分離動物検出手段
6,7と後続動物検出手段8との検出情報に基づいて、
入口ゲート3を開閉操作するアクチュエータ5を作動さ
せる制御手段である。
【0021】次に、図2乃至図5に基づいて、入口ゲー
ト3とアクチュエータ5とからなる分離手段Rの具体的
な構成について説明する。
【0022】分離部Dの入口部の上方部に相当する箇所
には、誘導路1と直交する状態で梁体1Cを設けてあ
る。アクチュエータ5は、その梁体1Cに対して取着し
た電動モータ51と、その電動モータ51の回転軸51
Aに固着したリンク52と、そのリンク52に対し軸5
2Aを介して枢支連結したリンク53と、そのリンク5
3に対して軸53Aを介して枢支連結し且つ梁体1Cに
対して軸54Aを介して枢支連結したリンク54と、そ
のリンク54に対して誘導路1と直交する状態で固着し
た押動部材55とを備えてなる。
【0023】尚、リンク54は、具体的には、軸53A
を介してリンク53に対して枢支連結し且つ軸54Aを
介して梁体1Cに対して枢支連結した棒状体54aと、
その棒状体54aと軸54bを介して枢支連結した棒状
体54cと、その棒状体54cが軸54bにて図4中の
矢視a方向に折れ曲がるのを許容し且つ図4中の矢視b
方向に折れ曲がるのを規制する規制体54dと、その棒
状体54cを規制体54dに押し付ける方向に付勢する
状態で取り付けたスプリング54eとからなる。押動部
材55は、棒状体54cに誘導路1と直交する状態で固
着してある。
【0024】即ち、アクチュエータ5は、電動モータ5
1が回転することにより、リンク54が、軸54Aを回
動軸として揺動させることができる構造とし、そして、
制御手段9により、押動部材55を図3中のX位置及び
Y位置夫々に位置させる状態に、電動モータ51を停止
させることができるようにしてある。又、押動部材55
が前記X位置に位置する状態では、リンク54が前記矢
視b方向に折れ曲がるのを規制される状態で、押動部材
55により扉体3b夫々の上部に立設した一対の円柱体
3cを押動して、入口ゲート3を全閉と全開との途中状
態に開くようにしてある。
【0025】従って、制御手段9により、押動部材55
を前記X位置に位置させるようにアクチュエータ5を作
動させることにより、入口ゲート3は全閉と全開との途
中状態に開いた状態となる。この状態は、後続の歩行動
物に前方視界を与えてその歩行動物の前進意欲をかき立
てて分離部Dに進入させる状態であり、即ち、分離手段
Rは、牛が分離部Dに進入するのを許容する許容状態で
ある。又、制御手段9により、押動部材55を前記Y位
置に位置させるようにアクチュエータ5を作動させるこ
とにより、入口ゲート3は前記スプリングによる閉じ方
向への付勢により全閉状態となる。この状態は、後続の
歩行動物の前方視界を遮ってその歩行動物の前進意欲を
削ぎ、その歩行動物が分離部Dに進入するのを阻止する
状態であり、即ち、分離手段Rは、牛が分離部Dに進入
するのを阻止する阻止状態である。
【0026】尚、何らかの理由で押動部材55が前記Y
位置に位置する状態のときに、入口ゲート3が逆方向に
開いた場合には、円柱体3cが押動部材55に対して当
たらないようにしてあり、アクチュエータ5の作動に問
題が生じない。又、何らかの理由で入口ゲート3が全閉
状態で、押動部材55が前記X位置に位置する状態とな
った場合には、この状態で強制的に押動部材55を前記
Y位置に位置させるように作動させるが、この場合は、
リンク54が図5中の矢視a方向に折れ曲がるのを許容
される状態で押動部材55が円柱体3cに当たるので、
押動部材55を、円柱体3cを乗り越えさせて前記Y位
置に位置させることができる。
【0027】次に、分離動物検出手段6,7と後続動物
検出手段8との検出情報に基づいて、制御手段9によ
り、分離手段Rを前記阻止状態と前記許容状態とに切り
換える経時的な作動について図6及び図7を用いて説明
する。
【0028】先ず、図6に基づいて、分離動物検出手段
6,7が分離部Dに牛が居る状態を検出し、且つ、後続
動物検出手段8が後続の歩行動物の居ることを検出する
場合について説明する。
【0029】図6(イ)に示す如く、先行の牛が出口ゲ
ート4を通過して分離部Dから出ることにより、分離動
物検出手段6,7が分離部Dに牛が居ない状態を検出す
ることに基づいて、制御手段9は、分離手段Rを前記許
容状態に切り換える(押動部材55を前記X位置に位置
させるようにアクチュエータ5を作動させることによ
り、入口ゲート3を全閉と全開との途中状態に開いた状
態とする)。従って、その手前に位置する牛の前方視界
が開け、その牛は前進意欲をかき立てられて、分離部D
に進入しようとする。
【0030】その進入に際しては、全閉と全開の途中状
態にある入口ゲート3は、その開き回転が許容されるの
で、牛が通過することにより押し開かれて全開状態とな
り、牛は分離部Dに進入することができる。そして、図
6(ロ)に示す如く、分離動物検出手段6,7が分離部
Dに牛が居る状態を検出し、且つ、後続動物検出手段8
が後続の歩行動物の居ることを検出することに基づい
て、制御手段9は、分離手段Rを前記阻止状態に切り換
える(押動部材55を前記Y位置に位置させるようにア
クチュエータ5を作動させることにより、入口ゲート3
を前記スプリングによる閉じ方向への付勢により全閉状
態とする)。その状態で、図6(ハ)に示す如く、牛が
入口ゲート3を通過して分離部Dに進入すると、前記ス
プリングによる閉じ方向の付勢により、入口ゲート3は
閉じ回転し全閉状態となる。
【0031】続いて、出口ゲート4の手前に達した牛
は、出口ゲート4はその全閉状態においてもその牛の前
方視界を保つので、その牛は前進意欲をかき立てられ、
前進して出口ゲート4を通過しようとする。続いて、図
6(ニ)に示す如く、先行の牛が出口ゲート4を通過す
る前に、後続の牛が入口ゲート3の手前に達するが、入
口ゲート3は全閉状態となっているため、その手前に位
置する後続の牛の前方視界を遮ってその牛の前進意欲を
削ぎ、その歩行動物が分離部Dに進入するのを阻止す
る。
【0032】続いて、図6(イ)に示す如く、先行の牛
が出口ゲート4を通過して分離部Dから出ることによ
り、分離動物検出手段6,7が分離部Dに牛が居ない状
態を検出することに基づいて、制御手段9は、分離手段
Rを前記許容状態に切り換える。従って、その手前に位
置する牛の前方視界が開け、その牛は前進意欲をかき立
てられて、図6(イ)に示す如く、分離部Dに進入しよ
うとする。
【0033】次に、図7に基づいて、分離動物検出手段
6,7が分離部Dに牛が居る状態を検出し、且つ、後続
動物検出手段8が後続の歩行動物の居ないことを検出す
る場合について説明する。
【0034】図7(イ)に示す如く、先行の牛が出口ゲ
ート4を通過して分離部Dから出ることにより、分離動
物検出手段6,7が分離部Dに牛が居ない状態を検出す
ることに基づいて、制御手段9は、分離手段Rを前記許
容状態に切り換える。従って、その手前に位置する牛の
前方視界が開け、その牛は前進意欲をかき立てられて、
分離部Dに進入しようとする。
【0035】その進入に際しては、全閉と全開の途中状
態にある入口ゲート3は、その開き回転が許容されるの
で、牛が通過することにより押し開かれて全開状態とな
り、牛は分離部Dに進入することができる。そして、図
7(ロ)に示す如く、分離動物検出手段6,7が分離部
Dに牛が居る状態を検出し、且つ、後続動物検出手段8
が後続の歩行動物の居ないことを検出することに基づい
て、制御手段9は、前述図7(イ)の状態において切り
換えた分離手段Rの前記許容状態を維持する。従って、
その状態で、図7(ハ)に示す如く、牛が入口ゲート3
を通過して分離部Dに進入しても、入口ゲート3は全閉
と全開との途中状態に開いた状態となっている。
【0036】続いて、図6(ニ)に示す如く、先行の牛
が出口ゲート4を通過した後に、後続の牛が入口ゲート
3の手前に達し、その牛は、前方視界が開けているた
め、前進意欲をかき立てられて、分離部Dに進入しよう
とする。
【0037】〔別実施例〕次に、別実施例を列記する。
【0038】 上記実施例では、分離手段Rを許容状
態とするに、入口ゲート3を全閉と全開との途中状態に
開いた状態とする場合について例示したが、その場合の
入口ゲート3の開度は不問であり、例えば全開状態とし
ても良い。
【0039】 上記実施例では、分離手段Rを構成す
るに、入口ゲート3を両開き式に揺動開閉自在な構造と
する場合について例示したが、入口ゲート3の構造は不
問であり、例えば、両開き式にスライド自在な構造と
し、その両開き式にスライド自在な構造の入口ゲート3
に見合ったアクチュエータ5の構造とすることができ
る。
【0040】 上記実施例では、出口ゲート4を設け
る場合について例示したが、出口ゲート4は設けなくて
も良い。
【0041】 上記実施例では、アクチュエータ5を
電動モータ51により構成する場合について例示した
が、これに代えて、例えば、シリンダにより構成しても
良い。
【0042】 上記実施例では、分離部Dに歩行動物
が居るか否かを検出する分離動物検出手段を構成する第
1センサー6及び第2センサー7夫々を、受光器と発光
器とからなる光学式センサで構成する場合について例示
したが、分離動物検出手段を構成する第1センサー6及
び第2センサー7夫々のセンサの種類は不問であり、例
えば、実施例で述べた入口ゲート3や出口ゲート4の設
定値以上の開きを検出する近接センサであっても良い。
【0043】 上記実施例では、分離動物検出手段を
第1センサー6と第2センサー7とにより構成する場合
について例示したが、これに代えて、分離動物検出手段
を、牛の重量の秤量のために秤量台2にかかる荷重を検
出すべく設けられる荷重センサ(例えば、ロードセル)
を兼用して、例えば、前記荷重センサの検出情報が設定
値以上になることに基づいて、分離部Dに牛が居る状態
を検出し、且つ、前記荷重センサの検出情報が設定値以
下になることに基づいて、分離部Dに牛が居ない状態を
検出するように構成しても良い。
【0044】 本発明の分離装置は、上述の実施例の
如く秤量を行う場合以外にも、例えば、検査等の処理を
行う場合にも適用することができる。また、牛以外の歩
行動物、例えば山羊や馬や鶏等の歩行動物を処理する場
合に適用してもよい。
【0045】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる歩行動物の分離装置における全
体構成を示す平面図
【図2】歩行動物の分離装置における分離手段を示す正
面図
【図3】歩行動物の分離装置における分離手段を示す平
面図
【図4】歩行動物の分離装置における分離手段の要部を
示す側面図
【図5】歩行動物の分離装置における分離手段の要部を
示す正面図
【図6】歩行動物の分離装置における分離手段の作用説
明図(平面図)
【図7】歩行動物の分離装置における分離手段の作用説
明図(平面図)
【符号の説明】
1 誘導路 2 秤量台 3 入口ゲート 5 アクチュエータ 6,7 分離動物検出手段 8 後続動物検出手段 9 制御手段 R 分離手段 D 分離部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の歩行動物を誘導する誘導路(1)
    の一部に、その歩行動物の一つを前後の歩行動物から分
    離して単独状態にする分離部(D)が設けられ、その分
    離部(D)の入口部に、歩行動物が前記分離部(D)に
    進入するのを阻止する阻止状態と進入するのを許容する
    許容状態とに切り換える分離手段(R)が設けられ、前
    記分離部(D)に歩行動物が居るか否かを検出する分離
    動物検出手段(6),(7)が設けられ、その分離動物
    検出手段(6),(7)の検出情報に基づいて、前記分
    離手段(R)を、前記分離部(D)に歩行動物が居ると
    きは前記阻止状態に、且つ、前記分離部(D)に歩行動
    物が居ないときは前記許容状態に切り換える制御手段
    (9)が設けられた歩行動物の分離装置であって、 前記分離部(D)の入口部手前にて後続の歩行動物が居
    るか否かを検出する後続動物検出手段(8)が設けら
    れ、前記制御手段(9)が、前記分離動物検出手段
    (6),(7)と前記後続動物検出手段(8)との検出
    情報に基づいて、前記分離部(D)に歩行動物が居ても
    後続の歩行動物が居ないときには、前記分離手段(R)
    の前記許容状態を維持するように構成されている歩行動
    物の分離装置。
  2. 【請求項2】 前記分離手段(R)が、開閉自在に且つ
    その全閉状態において歩行動物の前方視界を遮るように
    形成された状態で設けられた入口ゲート(3)と、前記
    阻止状態と前記許容状態とに切り換えるべく、その入口
    ゲート(3)を開閉操作するアクチュエータ(5)とか
    ら構成され、前記制御手段(9)が、前記分離動物検出
    手段(6),(7)と前記後続動物検出手段(8)との
    検出情報に基づいて、前記アクチュエータ(5)を作動
    させるように構成されている請求項1記載の歩行動物の
    分離装置。
  3. 【請求項3】 前記分離部(D)が秤量台(2)にて構
    成されている請求項1又は2記載の歩行動物の分離装
    置。
JP4060106A 1992-03-17 1992-03-17 歩行動物の分離装置 Pending JPH05260875A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4060106A JPH05260875A (ja) 1992-03-17 1992-03-17 歩行動物の分離装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4060106A JPH05260875A (ja) 1992-03-17 1992-03-17 歩行動物の分離装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05260875A true JPH05260875A (ja) 1993-10-12

Family

ID=13132525

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4060106A Pending JPH05260875A (ja) 1992-03-17 1992-03-17 歩行動物の分離装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05260875A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0959665B1 (en) A device and method for automatic milking of animals
EP1129616A2 (en) Automated milking parlor
AU2007233561B2 (en) Livestock handling device
US5979365A (en) Animal sorting module
JPH05260875A (ja) 歩行動物の分離装置
JP2697805B2 (ja) 歩行動物の秤量装置
WO2020050087A1 (ja) 家畜の誘導頭数規制装置、及び逆侵入規制装置
JPH05328867A (ja) 歩行動物の分離装置
JPH06225656A (ja) 歩行動物の分離装置
JP4797135B2 (ja) 自動扉
JPH07163261A (ja) 歩行動物の分離装置
US7500452B2 (en) Animal sortation
JPH06201445A (ja) 歩行動物の秤量装置
JPH06225658A (ja) 歩行動物の分離装置
KR102365502B1 (ko) 가축용 양방향 안전 유도몰이장치 및 이를 이용한 양방향 가축 안전 몰이 방법
JPH0591827A (ja) 歩行動物の分離装置
JP2740101B2 (ja) 歩行動物の分離装置
JPH0743193A (ja) 歩行動物の分離装置
CA2342919A1 (en) Animal stall with gate adapted for goading the animal
NL2010780C2 (en) Fence system comprising a gate.
JPH06343363A (ja) 歩行動物の分離装置
IE922576A1 (en) Livestock handling device
JPH07190847A (ja) 歩行動物の分離装置
GB2100965A (en) Improvement in or relating to cattle crates
AU2008100046B4 (en) Stock drafting device