JPH0591827A - 歩行動物の分離装置 - Google Patents

歩行動物の分離装置

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JPH0591827A
JPH0591827A JP4060107A JP6010792A JPH0591827A JP H0591827 A JPH0591827 A JP H0591827A JP 4060107 A JP4060107 A JP 4060107A JP 6010792 A JP6010792 A JP 6010792A JP H0591827 A JPH0591827 A JP H0591827A
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青木  伸夫
Akira Kusube
晃 楠部
Yasuo Tatsumi
保夫 辰己
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の歩行動物を誘導する誘導路の一部に、
その歩行動物の一つを前後の歩行動物から分離して単独
状態にする分離部が設けられると共に、その分離部の入
口部に入口ゲートが設けられた歩行動物の分離装置にお
いて、常に、歩行動物を群れの中から確実に一頭ずつ分
離することができる手段を提供する。 【構成】 入口ゲート3が揺動開閉自在に且つその全閉
状態において歩行動物の前方視界を遮るように構成さ
れ、分離部Dに歩行動物が居るときは入口ゲート3を全
閉状態とし、且つ、分離部Dに歩行動物が居ないときは
入口ゲート3を全閉と全開との途中状態に開くと共に、
その全閉と全開との途中状態にある入口ゲート3を歩行
動物が通過するために押し開くことを許容する開閉操作
手段が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、歩行動物の分離装置に
関し、更に詳しくは、複数の歩行動物を誘導する誘導路
の一部に、その歩行動物の一つを前後の歩行動物から分
離して単独状態にする分離部が設けられると共に、その
分離部の入口部に入口ゲートが設けられた歩行動物の分
離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】飼育中の群れをなした歩行動物(例え
ば、牛や山羊や馬等の歩行動物)に対して秤量や検査等
の処理を行う場合は、群れの中から一つ(牛等の場合は
一頭と数えるので、以下、一頭という)ずつ歩行動物を
誘導して秤量台に乗せたり、検査用の空間に追い込むた
めの分離装置が必要になる。かかる分離装置において
は、従来、複数の歩行動物を誘導する誘導路の一部に一
頭の歩行動物を前記処理が行われる空間に分離する分離
部が設けられ、その分離部の入口部に入口ゲートが設け
られていた。そして、前記入口ゲートは、前記分離を行
うため、先行の歩行動物が前記分離部に居る状態で後続
の歩行動物が前記分離部へ進入するのを阻止すべくその
状態で全閉状態とし、且つ、先行の歩行動物が前記分離
部から出た状態で後続の歩行動物を前記分離部に進入さ
せるべくその状態で全開状態とするように、開閉操作が
行われるようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の分離装置にあっては、上述の如く、先行の歩行動
物が前記分離部から出た状態で後続の歩行動物を前記分
離部に進入させるべく前記入口ゲートを全開状態とする
のであるが、後続の複数の歩行動物が連なって走りなが
ら前記分離部に向かってきた場合、前記入口ゲートが全
開状態であるので、その歩行動物の走行状態を阻止する
ことができず、歩行動物が連続して前記分離部を走り抜
けるという問題があった。従って、このような場合に
は、歩行動物を群れの中から一頭ずつ分離することがで
きなかった。
【0004】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、上述の如き従来の分離装置におけ
る問題点を解消し、常に、歩行動物を群れの中から確実
に一頭ずつ分離することができる分離装置を提供する点
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による歩行動物の
分離装置の第1の特徴構成は、前記入口ゲートが揺動開
閉自在に且つその全閉状態において歩行動物の前方視界
を遮るように構成され、前記分離部に歩行動物が居ると
きは前記入口ゲートを全閉状態とし、且つ、前記分離部
に歩行動物が居ないときは前記入口ゲートを全閉と全開
との途中状態に開くと共に、その全閉と全開との途中状
態にある前記入口ゲートを歩行動物が通過するために押
し開くことを許容する開閉操作手段が設けられている点
にある。
【0006】第2の特徴構成は、第1の特徴構成を実施
する際の好ましい具体構成を示すものであって、前記入
口ゲートが閉じ方向に付勢された状態で設けられ、前記
分離部の出口部に、出口ゲートが揺動開閉自在に且つ閉
じ方向に付勢された状態で、且つ、その全閉状態におい
て歩行動物の前方視界を保つように形成された状態で設
けられ、前記開閉操作手段が、前記出口ゲートの開き回
転に伴って前記入口ゲートを全閉と全開との途中状態に
開くように前者の回転力を後者に伝達する伝達手段と、
前記入口ゲートの開き回転を許容する一方でそれの閉じ
回転を禁止するための、ラチェット歯車とそれに係止さ
れる方向へ付勢されるラチェット爪との組合せよりなる
ラチェット機構と、前記入口ゲートの歩行動物通過に伴
う前記途中状態からの開き回転に基づいて前記ラチェッ
ト爪を前記ラチェット歯車から離間させる離間手段と、
前記入口ゲートの歩行動物通過後の前記付勢による閉じ
回転に基づいて前記ラチェット爪の離間の状態を解除す
る離間解除手段とから構成されている点にある。
【0007】第3の特徴構成は、第1の特徴構成を実施
する際の好ましい具体構成を示すものであって、前記開
閉操作手段が、前記分離部に歩行動物が居るか否かを検
出する検出手段と、その検出手段が歩行動物の居ない状
態を検出することに基づいて、前記入口ゲートを全閉と
全開との途中状態に開くと共に前記入口ゲートの開き回
転を許容し、且つ、その検出手段が歩行動物の居る状態
を検出することに基づいて、前記入口ゲートを全閉状態
とするように作動するアクチュエータとから構成されて
いる点にある。
【0008】第4の特徴構成は、第1、第2又は第3の
特徴構成において、前記分離部が秤量台にて構成されて
いる点にある。
【0009】
【作用】第1の特徴構成によれば、前記分離部に歩行動
物が居るときは前記入口ゲートは全閉状態とされること
により、その手前に位置する後続の歩行動物(即ち、前
記分離部に進入しようとする歩行動物)の前方視界を遮
るので、その歩行動物は前進意欲が削がれ、その歩行動
物の前記分離部への進入が阻止される。前記分離部に歩
行動物が居ないときは、前記入口ゲートは全閉と全開の
途中状態に開かれる。従って、その手前に位置する後続
の歩行動物(即ち、前記分離部に進入しようとする歩行
動物)の前方視界が開け、その歩行動物は前進意欲をか
き立てられて前記分離部に進入しようとする。その進入
に際しては、全閉と全開の途中状態にある前記入口ゲー
トは、歩行動物が通過することにより押し開かれて全開
状態となり、歩行動物は前記分離部に進入することがで
きる。しかも、前記入口ゲートは全開状態に開かれるの
ではなく全閉と全開の途中状態に開かれることにより、
後続の歩行動物の前方視界を保ちながらも、その歩行動
物が前進する誘導路の幅を前記分離部の手前で狭くす
る。従って、後続の歩行動物が走りながら前記分離部に
向かってくる場合でも、その歩行動物の走行状態を阻止
することができて、その歩行動物を歩行状態にて前記分
離部に進入させることができる。
【0010】第2の特徴構成によれば、以下に順序立て
て説明するように作動する。先ず、先行の歩行動物が前
記出口ゲートを通過して前記分離部から出てそこに歩行
動物が居ない状態では、前記出口ゲートの開き回転に伴
って現出する前記入口ゲートが全閉と全開との途中に開
いた状態が前記ラチェット機構によって保持される。従
って、その手前に位置する後続の歩行動物(即ち、前記
分離部に進入しようとする歩行動物)の前方視界が開
け、その歩行動物は前進意欲をかき立てられて前記分離
部に進入しようとする。その進入に際しては、全閉と全
開の途中状態にある前記入口ゲートは、その開き回転が
許容されるので、歩行動物が通過することにより押し開
かれて全開状態となり、歩行動物は前記分離部に進入す
ることができる。更に、その歩行動物の通過に伴う前記
入口ゲートの開き回転に基づいて、前記離間手段によっ
て前記ラチェット爪が前記ラチェット歯車から離間して
前記ラチェット機構の作用状態が一旦解除され、前記入
口ゲートは前記付勢によって閉じ回転する。更に、その
入口ゲートの閉じ回転に基づいて前記離間解除手段が作
用し、前記ラチェット爪の離間の状態が解除され、その
解除状態(即ち、前記ラチェット機構が作用した状態)
が維持されつつ前記入口ゲートは閉じ回転して全閉状態
となる。その全閉状態においては、その手前に位置する
後続の歩行動物(即ち、前記分離部に進入しようとする
歩行動物)の前方視界を遮るので、その歩行動物は前進
意欲が削がれ、その歩行動物の前記分離部への進入が阻
止される。前記出口ゲートはその全閉状態においてもそ
の手前に位置する歩行動物(即ち、前記分離部に居る歩
行動物)の前方視界を保つので、その歩行動物に前方視
界を与えてその歩行動物の前進意欲をかき立て、その歩
行動物を前進させて前記分離部から出るように仕向け
る。その前進に際しては、前記出口ゲートが当然に開く
ようになるが、その回転力が前記伝達手段によって前記
入口ゲートに伝達され、それによって、その入口ゲート
が全閉と全開との途中状態に開くようになり、更にその
入口ゲートが全閉と全開との途中に開いた状態が前記ラ
チェット機構によって保持され、もって上述の初期状態
が再現されるようになる。
【0011】第3の特徴構成によれば、前記検出手段に
より前記分離部に歩行動物が居ないことが検出されるこ
とに基づいて、前記アクチュエータにより前記入口ゲー
トは全閉と全開との途中状態に開かれる。従って、その
手前に位置する後続の歩行動物(即ち、前記分離部に進
入しようとする歩行動物)の前方視界が開け、その歩行
動物は前進意欲をかき立てられて前記分離部に進入しよ
うとする。その進入に際しては、全閉と全開の途中状態
にある前記入口ゲートは、その開き回転が許容されるの
で、歩行動物が通過することにより押し開かれて全開状
態となり、歩行動物は前記分離部に進入することができ
る。そして、歩行動物が前記分離部に進入して、前記検
出手段により前記分離部に歩行動物が居ることが検出さ
れることに基づいて、前記アクチュエータにより前記入
口ゲートは全閉状態とされる。従って、その手前に位置
する後続の歩行動物(即ち、前記分離部に進入しようと
する歩行動物)の前方視界を遮るので、その歩行動物は
前進意欲が削がれ、その歩行動物の前記分離部への進入
が阻止される。
【0012】第4の特徴構成によれば、前記分離部が秤
量台にて構成されているので、歩行動物を上述の如く分
離しつつ秤量が行えるようになる。
【0013】
【発明の効果】従って、本発明によれば、上述の従来の
分離装置の如き、後続の複数の歩行動物が連なって走り
ながら前記分離部に向かってきた場合、その歩行動物の
走行状態を阻止することができず、歩行動物が連続して
前記分離部を走り抜けるという問題を、確実に解消する
ことができて、常に、歩行動物を群れの中から確実に一
頭ずつ分離することができる分離装置を提供し得るに至
った。しかも、第2の特徴構成によれば、前記分離部に
歩行動物が存在するか否かを検出する検出手段や、その
検出手段の検出情報に基づいて前記入口ゲートを開閉さ
せるアクチュエータを設置しないでも、上述の如く、先
行の歩行動物が前記分離部に居る状態では後続の歩行動
物の前記分離部への進入を阻止し、且つ、先行の歩行動
物には前記分離部から出るように仕向け、しかも、先行
の歩行動物が前記分離部から出るに応じて後続の歩行動
物を分離部に進入させ、もって、前記分離を行うことが
できる。しかも、それらのタイミングを機械的にとって
前記分離を自動的に行うことができる。従って、低コス
ト且つ容易に歩行動物の分離が行えるようになる。
【0014】又、第3の特徴構成によれば、前記入口ゲ
ートを全閉と全開との途中状態に開く場合のその開度の
変更制御は、アクチュエータを電気的に制御することに
より極めて容易であるので、歩行動物の大小により、前
記入口ゲートの開度を変更制御することが極めて容易と
なり、汎用性が高くなる。
【0015】第4の特徴構成によれば、上述の如く、前
記分離を行うと共に秤量が行えるので、歩行動物の飼育
管理に必須の秤量作業が低コスト且つ容易に行えるよう
になる。
【0016】
【実施例】
〔第1実施例〕以下、本発明の第1実施例を図1乃至図
6に基づいて説明する。
【0017】図3には、本発明に係る分離装置の全体構
成が示されており、その分離装置においては、歩行動物
の一例である牛の群れを、その個別秤量が実施される秤
量台2(牛を個別に歩行させながらその個別秤量を行う
秤量台2)へ導くべく誘導する誘導路1が設けられてい
る。その誘導路1の通路幅は、両横側の規制体1A,1
B(具体的には、柵よりなる規制体1A,1B)によっ
て牛一頭分の横幅よりも若干広い寸法に設定されてい
る。
【0018】前記誘導路1の一部には、前記群れの中の
一頭の牛を前後の牛から分離して単独状態にする分離部
Dが設けられている。その分離部Dは、具体的には、前
記秤量台2に相当し、その分離部Dの入口部には入口ゲ
ート3が設けられる一方、その分離部Dの出口部には出
口ゲート4が設けられている。
【0019】前記入口ゲート3及び前記出口ゲート4の
夫々は、前記両規制体1A,1Bにおける前記分離部D
の入口部及び出口部に相当する箇所に夫々左右対称に立
設された、左右一対の縦軸芯周りに回転自在な回転軸3
a,4aと、それらに夫々一体取着された左右一対の扉
体3b,4bとを備えてなる。それら入口ゲート3及び
出口ゲート4は、前記左右一対の扉体3b,4bがいず
れも両開き式に揺動開閉できる構造となっており、しか
も、各回転軸3a,4aに夫々付設されたスプリング1
2によって閉じ方向へ常時付勢されている。
【0020】前記入口ゲート3においては、前記左右一
対の扉体3bの双方が前記誘導路1と交叉角90°で交
叉する全閉状態において、前記左右一対の扉体4bの両
先端部同士が重なり合って歩行動物の前方視界が遮られ
るようになっている。一方、前記出口ゲート4において
は、前記左右一対の扉体4bの双方が前記誘導路1と交
叉角90°で交叉する全閉状態において、前記左右一対
の扉体4bの両先端部同士が相互に若干離間して歩行動
物の前方視界が保たれるようになっている。
【0021】前記入口ゲート3及び出口ゲート4の相互
間には、前記出口ゲート4の開き回転に伴って前記入口
ゲート3を全閉と全開との途中状態に開くように、前者
の回転力を後者に伝達する伝達手段5が設けられてい
る。その伝達手段5は、具体的には図3に示す如く、前
記入口ゲート3側の扉体3bと前記出口ゲート4側の扉
体4bとの双方を左右夫々個別にワイヤ5aで連結する
リンク機構である。尚、前記ワイヤ5aは、前記出口ゲ
ート4側においてはその出口ゲート4の扉体4bに固着
されている。一方、前記ワイヤ5aは、前記入口ゲート
3側においてはその入口ゲート3の扉体3bに固設され
ている。そして、前記入口ゲート3側の扉体3bは、前
記ワイヤ5aが前方に引かれる場合にのみ引かれて従動
するようになっている。
【0022】前記入口ゲート3には、図1及び図2に示
す如く、その入口ゲート3の開き回転を許容する一方で
その入口ゲート3の閉じ回転を禁止するラチェット機構
6が付設されている。そのラチェット機構6は、前記入
口ゲート3の回転軸3aに対して水平姿勢に取着された
ラチェット歯車6aと、前記規制体1A,1Bに設けら
れた枢支部1aにて基部が枢支されてその枢支部1a周
りの回動が自在に構成され、且つ、前記ラチェット歯車
6aに係止される方向へ常時付勢されているラチェット
爪6bとの組合せよりなる。
【0023】前記ラチェット爪6bを常時付勢する力
は、そのラチェット爪6bに装着された係止ピン6Pの
下部(その係止ピン6Pは、ラチェット爪6bの上下に
突出しており、その上部は後述の爪外し板9にて押圧さ
れるので、前記係止ピン6Pは被押圧ピン6Pとしても
機能する)及び前記規制体1A,1Bに装着された係止
ピン1bに両端が係止された引っ張りスプリング6cに
よって付与されるようになっている。また、前記ラチェ
ット歯車6aは、平面視においてその一部弦が切り欠き
除去された形状に構成されており、その除去部分には、
後述の爪外し板9による突っ張りが外れた直後のラチェ
ット爪6bが揺動付勢された後にその先端部が収まるよ
うになっている。また、前記ラチェット歯車6aには、
後述する離間手段Aの一部を構成する離間用ピン7、及
び、後述する離間解除手段Bの一部を構成する離間解除
用ピン8も装着されている。
【0024】前記入口ゲート3には、図1及び図2に示
す如く、前記入口ゲート3の牛通過に伴う前記途中状態
からの開き回転に基づいて前記ラチェット爪6bを前記
ラチェット歯車6aから離間させる離間手段A、及び、
前記入口ゲート3の牛通過後の前記付勢(前記引っ張り
スプリング6cの弾性力による付勢)による閉じ回転に
基づいて前記ラチェット爪6bの離間の状態を解除する
離間解除手段Bも付設されている。
【0025】前記離間手段Aは、具体的には、前記ラチ
ェット歯車6aに装着された離間用ピン7と、前記回転
軸3a,4aに自由回動自在に枢支され且つ前記離間用
ピン7にて接当押圧される爪外し板9(先端にカム面が
形成されている)との組合せからなる。尚、前記ラチェ
ット歯車6aは前記入口ゲート3の回転軸3aに取着さ
れ、それと一体回転するので、そのラチェット歯車6a
は、前記入口ゲート3の牛通過に伴う前記途中状態から
の開き回転に従動して回転するようになるが、その回転
に従動して前記離間用ピン7も移動し、その離間用ピン
7の移動によって前記爪外し板9が接当押圧されるよう
になる。そして、その爪外し板9は、前記接当押圧によ
って回動し、その適宜回動姿勢にて先端カム面が前記ラ
チェット爪6bに装着された前記被押圧ピン6Pを接当
し、その押圧によって前記ラチェット爪6bを突っ張っ
てそれを前記ラチェット歯車6aから離間させるように
なっている。
【0026】前記離間解除手段Bは、具体的には、前記
ラチェット歯車6aにおける前記離間用ピン7の装着位
置とは異なる位置に装着された離間解除用ピン8にて構
成されている。そして、その離間解除用ピン8は、前記
回転軸3a,4aの回転に伴う前記ラチェット歯車6a
の回転に従動して移動し、その移動によって、前記突っ
張り状態の爪外し板9を逆向きに接当押圧してその突っ
張り状態を解除するようになっている。
【0027】次に、前記ラチェット機構6、前記離間手
段A、及び前記離間解除手段Bの経時的な作動につい
て、図4〜図6を用いて具体的に説明する。尚、図4
(イ)は図5(イ)に、図4(ロ)は図5(ロ)に、図
4(ハ)は図5(ハ)に、図4(ニ)は図5(ニ)に、
図4(ホ)は図5(ホ)に、図4(ヘ)は図5(ヘ)
に、図4(ト)は図5(ト)に夫々対応している。
【0028】先ず、先行の牛が前記出口ゲート4を通過
して前記分離部Dから出てそこに牛が居ない状態(図6
(a)参照)では、前記出口ゲート4の開き回転に伴っ
て現出する前記入口ゲート3が全閉と全開との途中に開
いた状態(例えば、開度:48°)が前記ラチェット機
構6によって保持される(図4(イ)及び図5(イ)参
照)。従って、その手前に位置する牛(即ち、前記分離
部Dに進入しようとする牛)の前方視界が開け、その牛
は前進意欲をかき立てられて図6(b)に示す如く前記
分離部Dに進入しようとする。
【0029】その進入に際しては、全閉と全開の途中状
態にある前記入口ゲート3は、その開き回転が許容され
るので、牛が通過することにより押し開かれて全開状態
となり、牛は前記分離部Dに進入することができる。そ
して、その牛の通過に伴う前記入口ゲート3の開き回転
に基づいて、前記離間手段Aによって前記ラチェット爪
6bが前記ラチェット歯車6aから離間させられ前記ラ
チェット機構6の作用状態が一旦解除され(図4(ロ)
〜(ニ)及び図5(ロ)〜(ニ)参照)、前記入口ゲー
ト3は前記スプリング12によって付勢されて閉じ回転
する。尚、図4(ニ)及び図5(ニ)に示す状態で、前
記ラチェット爪6bの離間状態が一旦保持される。そし
て、前記入口ゲート3の更なる閉じ回転に基づいて、図
4(ホ),(へ)及び図5(ホ),(へ)に示す如く前
記離間解除手段Bが作用し、前記ラチェット爪6bの離
間状態が解除され、その解除状態(即ち、前記ラチェッ
ト機構6が作用した状態)が維持されつつ前記入口ゲー
ト3は閉じ回転し、最終的に図6(c)に示す如く全閉
状態となる。その全閉状態においては、その手前に位置
する後続の牛(即ち、前記分離部Dに進入しようとする
牛)の前方視界を遮るので、その牛は前進意欲が削がれ
ることとなり、その牛の前記分離部Dへの進入が阻止さ
れる。
【0030】前記出口ゲート4はその全閉状態において
もその手前に位置する牛(即ち前記分離部Dに居る牛)
の前方視界を保つので、その牛に前方視界を与えてその
牛の前進意欲をかき立て、その牛を前進させることによ
りその牛を前記分離部Dから出すように仕向ける。
【0031】その牛の前進に際しては、図6(d)に示
す如く前記出口ゲート4が当然に開くようになるが、そ
の回転力が前記伝達手段5によって前記入口ゲート3に
伝達されることにより、その入口ゲート3は図6(e)
に示す如く全閉と全開との途中状態に開くようになり、
更にその入口ゲート3は、全閉と全開との途中に開いた
状態が前記ラチェット機構6によって保持され、もっ
て、上述の初期状態が再現されるようになる。そして、
図6(f)に示す如く、次の後続牛が前記分離部Dへ進
入する。
【0032】従って、前記伝達手段5、前記ラチェット
機構6、前記離間手段A、前記離間解除手段Bとによ
り、前記分離部Dに歩行動物が居るときは前記入口ゲー
ト3を全閉状態とし、且つ、前記分離部Dに歩行動物が
居ないときは前記入口ゲート3を全閉と全開との途中状
態に開くと共に、その全閉と全開との途中状態にある前
記入口ゲート3を歩行動物が通過するために押し開くこ
とを許容する開閉操作手段が構成されている。
【0033】尚、図4(ト)及び図5(ト)は、前記入
口ゲート3を一旦通過しようとした牛が何らかの理由で
後退しようとしたときの状況を示している。この状況に
おいては、前記ラチェット歯車6aの一部に設けた除去
部分が、前記ラチェット爪6bの先端部の移動を許容す
るスペースとなって上述のラチェット機構6等の作動に
問題が生じない。
【0034】〔第2実施例〕以下、本発明の第2実施例
を図7乃至図10に基づいて説明する。
【0035】図9には、本発明に係る分離装置の全体構
成が示されており、その分離装置においては、歩行動物
の一例である牛の群れを、その個別秤量が実施される秤
量台2(牛を個別に歩行させながらその個別秤量を行う
秤量台2)へ導くべく誘導する誘導路1が設けられてい
る。その誘導路1の通路幅は、両横側の規制体1A,1
B(具体的には、柵よりなる規制体1A,1B)によっ
て牛一頭分の横幅よりも若干広い寸法に設定されてい
る。
【0036】前記誘導路1の一部には、前記群れの中の
一頭の牛を前後の牛から分離して単独状態にする分離部
Dが設けられている。その分離部Dは、具体的には、前
記秤量台2に相当し、その分離部Dの入口部には入口ゲ
ート3が設けられる一方、その分離部Dの出口部には出
口ゲート4が設けられている。
【0037】前記入口ゲート3及び前記出口ゲート4の
夫々は、前記両規制体1A,1Bにおける前記分離部D
の入口部及び出口部に相当する箇所に夫々左右対称に立
設された、左右一対の縦軸芯周りに回転自在な回転軸3
a,4aと、それらに夫々一体取着された左右一対の扉
体3b,4bとを備えてなる。それら入口ゲート3及び
出口ゲート4は、前記左右一対の扉体3b,4bがいず
れも両開き式に揺動開閉できる構造となっており、しか
も、各回転軸3a,4aに夫々付設されたスプリング1
2によって閉じ方向へ常時付勢されている。
【0038】前記入口ゲート3においては、前記左右一
対の扉体3bの双方が前記誘導路1と交叉角90°で交
叉する全閉状態において、前記左右一対の扉体3bの両
先端部同士が重なり合って歩行動物の前方視界が遮られ
るようになっている。一方、前記出口ゲート4において
は、前記左右一対の扉体4bの双方が前記誘導路1と交
叉角90°で交叉する全閉状態において、前記左右一対
の扉体4bの両先端部同士が相互に若干離間して歩行動
物の前方視界が保たれるようになっている。
【0039】前記入口ゲート3における牛の進行方向手
前の前記両規制体1A,1B夫々の内側には、前記分離
部Dに進入する牛を検出するための第1センサー21が
付設されている。その第1センサー21は、具体的に
は、受光器21Aと発光器21Bとからなる。又、前記
出口ゲート4における牛の進行方向手前の前記両規制体
1A,1B夫々の内側には、前記分離部Dから出る牛を
検出するための第2センサー22が付設されている。そ
の第2センサー22は、具体的には、受光器22Aと発
光器22Bとからなる。そして、前記第1センサー21
により、牛が居る状態から居ない状態が検出されること
に基づいて、前記分離部Dに牛が居る状態を検出し、且
つ、前記第2センサー22により、牛が居る状態から居
ない状態が検出されることに基づいて、前記分離部Dに
牛が居ない状態を検出するようにしてある。従って、前
記第1センサー21と前記第2センサー22とにより、
前記分離部Dに歩行動物が居るか否かを検出する検出手
段が構成されている。
【0040】図7及び図8にも示すように、棒状体23
は前記入口ゲート3の回転軸3aに取着され、その棒状
体23は前記入口ゲート3と一体回転する。シリンダ2
4は、そのシリンダ24が伸張作動したときに前記棒状
体23を押動して、前記入口ゲート3を全閉と全開との
途中状態に開くように設けられている。全閉と全開の途
中状態にある前記入口ゲート3は、その開き回転が許容
されるので、牛が通過することにより押し開かれて全開
状態となり、その状態で前記シリンダ24が収縮作動
し、牛が前記入口ゲート3を通過して前記分離部Dに進
入すると、前記スプリング12による閉じ方向の付勢に
より、前記入口ゲート3は閉じ回転し全閉状態となる。
図中、25は、前記第2センサー22により前記分離部
Dに牛が居ない状態が検出されることに基づいて、前記
シリンダ24を伸張作動させ、且つ、前記第1センサー
21により前記分離部Dに牛が居る状態が検出されるこ
とに基づいて、前記シリンダ24を収縮作動させる制御
部である。従って、前記シリンダ24及び前記制御部2
5は、前記検出手段21,22により牛が居ない状態が
検出されることに基づいて、前記入口ゲート3を全閉と
全開との途中状態に開くと共に前記入口ゲート3の開き
回転を許容し、且つ、前記検出手段21,22により牛
が居る状態が検出されることに基づいて、前記入口ゲー
ト3を全閉状態とするように作動するアクチュエータM
として機能する。
【0041】次に、前記検出手段21,22、及び前記
アクチュエータMの経時的な作動について図10を用い
て説明する。
【0042】先ず、先行の牛が前記出口ゲート4を通過
して前記分離部Dから出ることにより、前記検出手段2
2により前記分離部Dに牛が居ない状態が検出されるこ
とに基づいて、制御部25により前記シリンダ24は伸
張作動させられて、前記入口ゲート3が全閉と全開との
途中状態(例えば、開度:48°)に開かれる。(図1
0(イ)参照)。従って、その手前に位置する牛(即
ち、前記分離部Dに進入しようとする牛)の前方視界が
開け、その牛は前進意欲をかき立てられて図10(ロ)
に示す如く前記分離部Dに進入しようとする。
【0043】その進入に際しては、全閉と全開の途中状
態にある前記入口ゲート3は、その開き回転が許容され
るので、牛が通過することにより押し開かれて全開状態
となり、牛は前記分離部Dに進入することができる。そ
して、図10(ハ)に示す如く、前記検出手段21によ
り前記分離部Dに牛が居る状態が検出されることに基づ
いて、制御部25により前記シリンダ24は収縮作動さ
せられ、牛が前記入口ゲート3を通過して前記分離部D
に進入すると、前記スプリング12による閉じ方向の付
勢により、前記入口ゲート3は閉じ回転し全閉状態とな
る。その全閉状態においては、その手前に位置する後続
の牛(即ち、前記分離部Dに進入しようとする牛)の前
方視界を遮るので、その牛は前進意欲が削がれることと
なり、その牛の前記分離部Dへの進入が阻止される。
【0044】図10(ニ)に示す如く、前記出口ゲート
4はその全閉状態においてもその手前に位置する牛(即
ち前記分離部Dに居る牛)の前方視界を保つので、その
牛に前方視界を与えてその牛の前進意欲をかき立て、そ
の牛を前進させることによりその牛を前記分離部Dから
出すように仕向ける。
【0045】そして、図10(ホ)に示す如く、前記第
2センサー22により、前記分離部Dに牛が居ない状態
が検出されることに基づいて、前記シリンダ24は伸張
作動させられて、次いで、上述の初期状態(図10
(イ)参照)が再現されるようになる。
【0046】従って、前記検出手段21,22と、前記
アクチュエータMとにより、前記分離部Dに歩行動物が
居るときは前記入口ゲート3を全閉状態とし、且つ、前
記分離部Dに歩行動物が居ないときは前記入口ゲート3
を全閉と全開との途中状態に開くと共に、その全閉と全
開との途中状態にある前記入口ゲート3を歩行動物が通
過するために押し開くことを許容する開閉操作手段が構
成されている。
【0047】尚、図10(ヘ)は、前記入口ゲート3を
一旦通過しようとした牛が何らかの理由で後退しようと
したときの状況を示している。この状況においては、棒
状体23は、収縮状態にある前記シリンダ24に当たら
ないようになっており、上述のアクチュエータM等の作
動に問題が生じない。
【0048】〔別実施例〕次に、本発明の別実施例を列
記する。 図11に示す如く要部が構成された本発明の第1実
施例の別実施例も考えられる。尚、図11(イ),
(ロ),(ハ),(ニ),(ホ),(ヘ)は、前述の第
1実施例の要部を示す図4(イ),(ロ),(ハ),
(ニ),(ホ),(ヘ)に夫々対応している。
【0049】前述の第1実施例においては、ラチェット
爪6bのラチェット歯車6aからの離間及びその維持
が、前記ラチェット歯車6aに取着した前記ピン7,8
によって押圧操作される爪外し板9(その爪外し板9
は、前記回転軸3a,4aに自由回動自在に枢支されて
いる)による前記被押圧ピン6Pへの接当によって行わ
れていたが、図11に示す実施例においては、前記離間
が、前記回転軸3a,4aに固着された爪外し板9Aに
よる前記被押圧ピン6Pへの接当によって行われ、且
つ、前記離間状態の維持がラチェット爪6b側方に固定
されたマグネット10の吸着力によって行われるように
なっている。更に、前記離間状態の解除が、前記回転軸
3a,4aに対して前記爪外し板9Aと一定角度を隔て
て固着された離間解除板11に付設の突起11aによっ
て前記被押圧ピン6Pを引っ掛けて前記ラチェット爪6
bを強制的に係止方向へ揺動させることにより行われる
ようになっている。
【0050】 前述の第2実施例では、前記入口ゲー
ト3が閉じ方向に常時付勢される状態で設けられ、前記
入口ゲート3における全閉状態から全閉と全開の途中状
態への開動が前記アクチュエータMにより行われ、全閉
と全開の途中状態から全開状態への開動が牛の通過によ
り行われ、全開状態から全閉状態への閉動が前記閉じ方
向への付勢により行われる場合について例示したが、こ
れに代えて、前記入口ゲート3が閉じ方向に付勢されな
い状態で設けられ、前記入口ゲート3における全閉状態
から全閉と全開の途中状態への開動、全閉と全開の途中
状態から全開状態への開動、及び、全開状態から全閉状
態への閉動のいずれもが、アクチュエータMにより行わ
れるように構成しても良い。尚、この場合は、牛の通過
により前記入口ゲート3が開き方向に回転作用する状態
を検出するセンサ(例えば、圧力センサ)を設け、全閉
と全開の途中状態から全開状態への開動については、前
記圧力センサの検出情報に基づいて、前記検出情報が設
定値以下になるように、前記入口ゲート3を開動すべく
アクチュエータMが作動されるように構成する。
【0051】 前述の第2実施例では、出口ゲート4
が設けられる場合について例示したが、出口ゲート4は
設けられなくても良い。
【0052】 前述の第2実施例では、アクチュエー
タMをシリンダ24により構成する場合について例示し
たが、これに代えて、例えば、電動モータにより構成し
ても良い。
【0053】 前述の第2実施例では、分離部Dに歩
行動物が居るか否かを検出する検出手段を、第1センサ
ー21と第2センサー22とにより構成する場合につい
て例示したが、これに代えて、前記検出手段を、牛の重
量の秤量のために秤量台2にかかる荷重を検出すべく設
けられる荷重センサ(例えば、ロードセル)を兼用し
て、前記荷重センサの検出情報が設定値以上になること
に基づいて、前記分離部Dに牛が居る状態を検出し、且
つ、前記荷重センサの検出情報が設定値以下になること
に基づいて、前記分離部Dに牛が居ない状態を検出する
ように構成しても良い。
【0054】 前述の第2実施例において、シリンダ
24を、その伸張作動する際のストロークが可変できる
ようにして、入口ゲート3を全閉と全開との途中状態に
開く場合のその開度が変更制御可能なように構成しても
良い。
【0055】 本発明の分離装置は、上述の実施例の
如く秤量を行う場合以外にも、例えば、検査等の処理を
行う場合にも適用することができる。また、牛以外の歩
行動物、例えば山羊や馬や鶏等の歩行動物を処理する場
合に適用してもよい。
【0056】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る分離装置の第1実施例におけるラ
チェット機構を示す平面図
【図2】本発明に係る分離装置の第1実施例におけるラ
チェット機構を示す縦断面図
【図3】本発明に係る分離装置の第1実施例における全
体構成を示す平面図
【図4】本発明に係る分離装置の第1実施例における入
口ゲートの作用説明図(平面図)
【図5】本発明に係る分離装置の第1実施例におけるラ
チェット機構の作用説明図(平面図)
【図6】本発明に係る分離装置の第1実施例における作
用説明図(平面図)
【図7】本発明に係る分離装置の第2実施例における入
口ゲート部付近を示す平面図
【図8】本発明に係る分離装置の第2実施例における入
口ゲート部付近を示す縦断面図
【図9】本発明に係る分離装置の第2実施例における全
体構成を示す平面図
【図10】本発明に係る分離装置の第2実施例における
作用説明図(平面図)
【図11】本発明の別実施例におけるラチェット機構の
作用説明図(平面図)
【符号の説明】
1 誘導路 2 秤量台 3 入口ゲート 4 出口ゲート 5 伝達手段 6 ラチェット機構 6a ラチェット歯車 6b ラチェット爪 21,22 検出手段 A 離間手段 B 離間解除手段 D 分離部 M アクチュエータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の歩行動物を誘導する誘導路(1)
    の一部に、その歩行動物の一つを前後の歩行動物から分
    離して単独状態にする分離部(D)が設けられると共
    に、その分離部(D)の入口部に入口ゲート(3)が設
    けられた歩行動物の分離装置であって、 前記入口ゲート(3)が揺動開閉自在に且つその全閉状
    態において歩行動物の前方視界を遮るように構成され、 前記分離部(D)に歩行動物が居るときは前記入口ゲー
    ト(3)を全閉状態とし、且つ、前記分離部(D)に歩
    行動物が居ないときは前記入口ゲート(3)を全閉と全
    開との途中状態に開くと共に、その全閉と全開との途中
    状態にある前記入口ゲート(3)を歩行動物が通過する
    ために押し開くことを許容する開閉操作手段が設けられ
    ている歩行動物の分離装置。
  2. 【請求項2】 前記入口ゲート(3)が閉じ方向に付勢
    された状態で設けられ、前記分離部(D)の出口部に、
    出口ゲート(4)が揺動開閉自在に且つ閉じ方向に付勢
    された状態で、且つ、その全閉状態において歩行動物の
    前方視界を保つように形成された状態で設けられ、前記
    開閉操作手段が、前記出口ゲート(4)の開き回転に伴
    って前記入口ゲート(3)を全閉と全開との途中状態に
    開くように前者の回転力を後者に伝達する伝達手段
    (5)と、前記入口ゲート(3)の開き回転を許容する
    一方でそれの閉じ回転を禁止するための、ラチェット歯
    車(6a)とそれに係止される方向へ付勢されるラチェ
    ット爪(6b)との組合せよりなるラチェット機構
    (6)と、前記入口ゲート(3)の歩行動物通過に伴う
    前記途中状態からの開き回転に基づいて前記ラチェット
    爪(6b)を前記ラチェット歯車(6a)から離間させ
    る離間手段(A)と、前記入口ゲート(3)の歩行動物
    通過後の前記付勢による閉じ回転に基づいて前記ラチェ
    ット爪(6b)の離間の状態を解除する離間解除手段
    (B)とから構成されている請求項1記載の歩行動物の
    分離装置。
  3. 【請求項3】 前記開閉操作手段が、前記分離部(D)
    に歩行動物が居るか否かを検出する検出手段(21),
    (22)と、その検出手段(21),(22)が歩行動
    物の居ない状態を検出することに基づいて、前記入口ゲ
    ート(3)を全閉と全開との途中状態に開くと共に前記
    入口ゲート(3)の開き回転を許容し、且つ、その検出
    手段(21),(22)が歩行動物の居る状態を検出す
    ることに基づいて、前記入口ゲート(3)を全閉状態と
    するように作動するアクチュエータ(M)とから構成さ
    れている請求項1記載の歩行動物の分離装置。
  4. 【請求項4】 前記分離部(D)が秤量台(2)にて構
    成されている請求項1、2、又は3記載の歩行動物の分
    離装置。
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JP3-77673 1991-04-10
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