JPH0719073B2 - 電子写真感光体 - Google Patents
電子写真感光体Info
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- JPH0719073B2 JPH0719073B2 JP21703886A JP21703886A JPH0719073B2 JP H0719073 B2 JPH0719073 B2 JP H0719073B2 JP 21703886 A JP21703886 A JP 21703886A JP 21703886 A JP21703886 A JP 21703886A JP H0719073 B2 JPH0719073 B2 JP H0719073B2
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- fluorine
- resin powder
- photosensitive member
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- G03G5/00—Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
- G03G5/02—Charge-receiving layers
- G03G5/04—Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
- G03G5/05—Organic bonding materials; Methods for coating a substrate with a photoconductive layer; Inert supplements for use in photoconductive layers
- G03G5/0528—Macromolecular bonding materials
- G03G5/0532—Macromolecular bonding materials obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsatured bonds
-
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- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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- G03G5/05—Organic bonding materials; Methods for coating a substrate with a photoconductive layer; Inert supplements for use in photoconductive layers
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- G03G5/14726—Halogenated polymers
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Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は電子写真感光体に関し、特に機械的強度、表面
潤滑性、耐湿性、画像性に優れた高耐久電子写真感光体
に関する。
潤滑性、耐湿性、画像性に優れた高耐久電子写真感光体
に関する。
［従来の技術］ 電子写真感光体には、適用される電子写真プロセスに応
じた所定の感度、電気特性、光学特性を備えていること
が要求されるが、更に繰り返し使用される感光体におい
てはその感光体の表面層、即ち、基体より最も離隔する
層にはコロナ帯電、トナー現像、紙への転写、クリーニ
ング処理などの電気的、機械的外力が直接に加えられる
ため、それらに対する耐久的が要求される。
じた所定の感度、電気特性、光学特性を備えていること
が要求されるが、更に繰り返し使用される感光体におい
てはその感光体の表面層、即ち、基体より最も離隔する
層にはコロナ帯電、トナー現像、紙への転写、クリーニ
ング処理などの電気的、機械的外力が直接に加えられる
ため、それらに対する耐久的が要求される。
具体的には摺擦による表面の摩耗や傷の発生、また高湿
下においてコロナ帯電時に発生するオゾンによる表面の
劣化などに対する耐久性が要求されている。
下においてコロナ帯電時に発生するオゾンによる表面の
劣化などに対する耐久性が要求されている。
一方、トナーの現像、クリーニングの繰り返しによる表
面層へのトナー付着という問題もあり、これに対しては
表面層のクリーニング性を向上することが求められてい
る。
面層へのトナー付着という問題もあり、これに対しては
表面層のクリーニング性を向上することが求められてい
る。
上記のような表面層に要求される特性を満たすために種
々の方法が検討されているが、その中でも含フッ素樹脂
粉体を分散させた表面層を設けることが特に効果的であ
る。
々の方法が検討されているが、その中でも含フッ素樹脂
粉体を分散させた表面層を設けることが特に効果的であ
る。
含フッ素樹脂粉体を分散した表面層を設けることは、
傷、表面クリーニング性、摩耗などにおける耐久性を向
上させ、また感光体表面の撥水性、離型性を向上させる
ため高湿下での表面劣化の防止に対しても有効である。
傷、表面クリーニング性、摩耗などにおける耐久性を向
上させ、また感光体表面の撥水性、離型性を向上させる
ため高湿下での表面劣化の防止に対しても有効である。
また表面に保護層として設けた場合、オゾンにより劣化
を受けやすい電荷輸送材や電荷発生材が表面より隔離さ
れ、更に耐久性が向上する。
を受けやすい電荷輸送材や電荷発生材が表面より隔離さ
れ、更に耐久性が向上する。
しかしながら、含フッ素樹脂粉体分散においては、その
分散性、凝集性に問題があり、均一で平滑な膜を形成す
ることが困難であるため、得られた表面層は画像ムラや
ピンホールなどの画像欠陥を有することが避けられなか
った。
分散性、凝集性に問題があり、均一で平滑な膜を形成す
ることが困難であるため、得られた表面層は画像ムラや
ピンホールなどの画像欠陥を有することが避けられなか
った。
また分散性の良好なバインダー樹脂あるいは分散助材な
どは殆どの場合電子写真特性の劣化を引き起こすことが
多く、効果的なものは見出せないのが現状であった。
どは殆どの場合電子写真特性の劣化を引き起こすことが
多く、効果的なものは見出せないのが現状であった。
［発明が解決しようとする問題点］ 本発明の目的は摺擦による表面の摩耗や傷の発生に対し
て耐久性を有し、前述した欠点を満足するような電子写
真感光体を提供することである。別の目的は表面の塗膜
ムラやピンホールがなく且つ繰り返し電子写真プロセス
において残留電位の蓄積がなく常に高品位の画像が得ら
れる電子写真感光体を提供することである。
て耐久性を有し、前述した欠点を満足するような電子写
真感光体を提供することである。別の目的は表面の塗膜
ムラやピンホールがなく且つ繰り返し電子写真プロセス
において残留電位の蓄積がなく常に高品位の画像が得ら
れる電子写真感光体を提供することである。
［問題点を解決する手段、作用］ 本発明においては、前記問題点を解決するための検討を
重ねた結果、含フッ素有機溶剤を用いてバインダー中に
含フッ素樹脂粉体を分散させた樹脂層を基体より最も離
隔する層に採用することにより前記要求に答える電子写
真感光体を供給することが可能になった。
重ねた結果、含フッ素有機溶剤を用いてバインダー中に
含フッ素樹脂粉体を分散させた樹脂層を基体より最も離
隔する層に採用することにより前記要求に答える電子写
真感光体を供給することが可能になった。
即ち、本発明は導電性基体上に感光層を有する電子写真
感光体において、少なくとも基体より最も離隔する層
が、少なくとも含フッ素樹脂粉体、バインダー樹脂およ
び含フッ素有機溶剤を含有する分散液を使用して形成さ
れたものであることを特徴とする電子写真感光体から構
成される。
感光体において、少なくとも基体より最も離隔する層
が、少なくとも含フッ素樹脂粉体、バインダー樹脂およ
び含フッ素有機溶剤を含有する分散液を使用して形成さ
れたものであることを特徴とする電子写真感光体から構
成される。
本発明に用いられる含フッ素樹脂粉体としては四フッ化
エチレン、三フッ化塩化エチレン、六フッ化エチレンプ
ロピレン、フッ化ビニル、フッ化ビニリデン、二フッ化
二塩化エチレン、トリフルオロプロピルメチルジクロル
シランなどの重合体またはこれらの共重合体あるいは塩
化ビニルとの共重合体樹脂の粉体が適宜用いられるが、
特に四フッ化エチレン樹脂、フッ化ビニリデン樹脂が好
ましい。
エチレン、三フッ化塩化エチレン、六フッ化エチレンプ
ロピレン、フッ化ビニル、フッ化ビニリデン、二フッ化
二塩化エチレン、トリフルオロプロピルメチルジクロル
シランなどの重合体またはこれらの共重合体あるいは塩
化ビニルとの共重合体樹脂の粉体が適宜用いられるが、
特に四フッ化エチレン樹脂、フッ化ビニリデン樹脂が好
ましい。
樹脂の分子量や粉体の粒度は適宜選択することができ
る。
る。
また本発明においては更に分散効果を増すために分散助
剤として各種界面活性剤、カップリング剤、シリコンオ
イル、レベリング剤などの添加剤を少量添加することも
有効である。
剤として各種界面活性剤、カップリング剤、シリコンオ
イル、レベリング剤などの添加剤を少量添加することも
有効である。
この場合添加剤単位で電子写真特性に影響を及ぼすもの
であっても、含フッ素有機溶剤と併用することにより、
その添加量を極く微量におさえることができ、電子写真
特性への影響は実用上問題のない程度にすることができ
る。
であっても、含フッ素有機溶剤と併用することにより、
その添加量を極く微量におさえることができ、電子写真
特性への影響は実用上問題のない程度にすることができ
る。
本発明に使用する含フッ素有機溶剤としてはベンゾトリ
フルオライド、ベンゾイルフルオライド、ベンジルフル
オライド、ｎ−ブチルトリフルオロアセテート、ｐ−ク
ロロベンゾトリフルオライド、1,3−ジ（トリフルオロ
メチル）ベンゼン、3,5−ジ（トリフルオロメチル）ベ
ンゾナイトライド、フルオロベンゼン、ｐ−フルオロト
ルエン、ヘキサフルオロベンゼンなどが挙げられ、ま
た、これらを他の有機溶剤、例えばモノクロルベンゼ
ン、ジクロルメタン、２−ブタノン、ジオキサン、トル
エン、キシレン、テトラヒドロフランなどの樹脂溶解性
のある溶剤と混合して用いてもよい。
フルオライド、ベンゾイルフルオライド、ベンジルフル
オライド、ｎ−ブチルトリフルオロアセテート、ｐ−ク
ロロベンゾトリフルオライド、1,3−ジ（トリフルオロ
メチル）ベンゼン、3,5−ジ（トリフルオロメチル）ベ
ンゾナイトライド、フルオロベンゼン、ｐ−フルオロト
ルエン、ヘキサフルオロベンゼンなどが挙げられ、ま
た、これらを他の有機溶剤、例えばモノクロルベンゼ
ン、ジクロルメタン、２−ブタノン、ジオキサン、トル
エン、キシレン、テトラヒドロフランなどの樹脂溶解性
のある溶剤と混合して用いてもよい。
上記溶剤を用いて含フッ素樹脂粉体をバインダー中に分
散した場合、含フッ素樹脂粉体の分散性、分散安定性が
向上し、また塗膜形成時の含フッ素樹脂粉体の凝集が防
止されるために極めて均一で平滑な含フッ素樹脂分散層
が形成される。
散した場合、含フッ素樹脂粉体の分散性、分散安定性が
向上し、また塗膜形成時の含フッ素樹脂粉体の凝集が防
止されるために極めて均一で平滑な含フッ素樹脂分散層
が形成される。
分散される含フッ素樹脂粉体の含有量は導電性基体から
最も離隔する層に含まれる全固形分の重量に基いて重量
分率で１〜50％特に５〜40％が適当である。
最も離隔する層に含まれる全固形分の重量に基いて重量
分率で１〜50％特に５〜40％が適当である。
分散に用いるバインダー樹脂は成膜性のある高分子であ
ればよいが、単独でもある程度の硬さを有すること、キ
ヤリア輸送を妨害しないことなどの点からポリメタクリ
ル酸エステル、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポ
リエステル、ポリサルホンなどが好ましい。
ればよいが、単独でもある程度の硬さを有すること、キ
ヤリア輸送を妨害しないことなどの点からポリメタクリ
ル酸エステル、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポ
リエステル、ポリサルホンなどが好ましい。
本発明の電子写真感光体を製造する場合、基体として
は、アルミニウム、ステンレスなどの金属、紙、プラス
チックなどの円筒状のシリンダーまたはフィルムが用い
られる。これらの基体の上にはバリアー機能と下引機能
を有する下引層（接着層）を設けることができる。
は、アルミニウム、ステンレスなどの金属、紙、プラス
チックなどの円筒状のシリンダーまたはフィルムが用い
られる。これらの基体の上にはバリアー機能と下引機能
を有する下引層（接着層）を設けることができる。
下引層は感光層の接着性改良、塗工性改良、基体の保
護、基体上の欠陥の被覆、基体からの電荷注入性改良、
感光層の電気的破壊に対する保護などのために形成され
る。下引層の材料としてはポリビニルアルコール、ポリ
−Ｎ−ビニルイミダゾール、ポリエチレンオキシド、エ
チルセルロース、メチルセルロース、エチレン−アクリ
ル酸コポリマー、カゼイン、ポリアミド、共重合ナイロ
ン、ニカワ、ゼラチンなどが知られている。
護、基体上の欠陥の被覆、基体からの電荷注入性改良、
感光層の電気的破壊に対する保護などのために形成され
る。下引層の材料としてはポリビニルアルコール、ポリ
−Ｎ−ビニルイミダゾール、ポリエチレンオキシド、エ
チルセルロース、メチルセルロース、エチレン−アクリ
ル酸コポリマー、カゼイン、ポリアミド、共重合ナイロ
ン、ニカワ、ゼラチンなどが知られている。
これらはそれぞれに適した溶剤に溶解されて基体上に塗
布される。その膜厚は0.2〜２μ程度である。
布される。その膜厚は0.2〜２μ程度である。
電荷発生物質としてはピリリウム系染料、チオピリリウ
ム系染料、フタロシアニン系顔料、アントアントロン顔
料、ジベンズピレンキノン顔料、ピラントロン顔料、ト
リスアゾ顔料、ジスアゾ顔料、アゾ顔料、インジゴ顔
料、キナクリドン系顔料、非対称キノシアニン、キノシ
アニンなどを用いることができる。
ム系染料、フタロシアニン系顔料、アントアントロン顔
料、ジベンズピレンキノン顔料、ピラントロン顔料、ト
リスアゾ顔料、ジスアゾ顔料、アゾ顔料、インジゴ顔
料、キナクリドン系顔料、非対称キノシアニン、キノシ
アニンなどを用いることができる。
電荷輸送物質としてはピレン、Ｎ−エチルカルバゾー
ル、Ｎ−イソプロピルカルバゾール、Ｎ−メチル−Ｎ−
フェニルヒドラジノ−３−メチリデン−９−エチルカル
バゾール、N,N−ジフェニルヒドラジノ−３−メチリデ
ン−９−エチルカルバゾール、N,N−ジフェニルヒドラ
ジノ−３−メチリデン−10−エチルフェノチアジン、N,
N−ジフェニルヒドラジノ−３−メチリデン−10−エチ
ルフェノキサジン、ｐ−ジエチルアミノベンズアルデヒ
ド−N,N−ジフェニルヒドラゾン、ｐ−ジエチルアミノ
ベンズアルデヒド−Ｎ−α−ナフチル−Ｎ−フェニルヒ
ドラゾン、ｐ−ピロリジノベンズアルデヒド−N,N−ジ
フェニルヒドラゾン、1,3,3−トリメチルインドレニン
−ω−アルデヒド−N,N−ジフェニルヒドラゾン、ｐ−
ジエチルベンズアルデヒド−３−メチルベンズチアゾリ
ノン−２−ヒドラゾンなどのヒドラゾン類、2,5−ビス
（ｐ−ジエチルアミノフェニル）−1,3,4−オキサジア
ゾール、１−フェニル−３−（ｐ−ジエチルアミノスチ
リル）−５−（ｐ−ジエチルアミノフェニル）ピラゾリ
ン、１−［キノリル（２）］−３−（ｐ−ジエチルアミ
ノスチリル）−５−（ｐ−ジエチルアミノフェニル）ピ
ラゾリン、１−［ピリジル（２）］−３−（ｐ−ジエチ
ルアミノスチリル）−５−（ｐ−ジエチルアミノフェニ
ル）ピラゾリン、１−［６−メトキシ−ピリジル
（２）］−３−（ｐ−ジエチルアミノスチリル）−５−
（ｐ−ジエチルアミノフェニル）ピラゾリン、１−［ピ
リジル（３）］−３−（ｐ−ジエチルアミノスチリル）
−５−（ｐ−ジエチルアミノフェニル）ピラゾリン、１
−［レピジル（２）］−３−（ｐ−ジエチルアミノスチ
リル）−５−（ｐ−ジエチルアミノフェニル）ピラゾリ
ン、１−［ピリジル（２）］−３−（ｐ−ジエチルアミ
ノスチリル）−４−メチル−５−（ｐ−ジエチルアミノ
フェニル）ピラゾリン、１−［ピリジル（２）］−３−
（α−メチル−ｐ−ジエチルアミノスチリル）−５−
（ｐ−ジエチルアミノフェニル）ピラゾリン、１−フェ
ニル−３−（ｐ−ジエチルアミノスチリル）−４−メチ
ル−５−（ｐ−ジエチルアミノフェニル）ピラゾリン、
１−フェニル−３−（α−ベンジル−ｐ−ジエチルアミ
ノスチリル）−５−（ｐ−ジエチルアミノフェニル）ピ
ラゾリン、スピロピラゾリンなどのピラゾリン類、２−
（ｐ−ジエチルアミノスチリル）−６−ジエチルアミノ
ベンズオキサゾール、２−（ｐ−ジエチルアミノフェニ
ル）−４−（ｐ−ジエチルアミノフェニル）−５−（２
−クロロフェニル）オキサゾールなどのオキサゾール系
化合物、２−（ｐ−ジエチルアミノスチリル）−６−ジ
エチルアミノベンズチアゾールなどのチアゾール系化合
物、ビス（４−ジエチルアミノ−２−メチルフェニル）
−フェニルメタンなどのトリアリールメタン系化合物、
1,1−ビス（４−N,N−ジエチルアミノ−２−メチルフェ
ニル）ヘプタン、1,1,2,2−テトラキス（４−N,N−ジメ
チルアミノ−２−メチルフェニル）エタンなどのポリア
リールアルカン類などを用いることができる。
ル、Ｎ−イソプロピルカルバゾール、Ｎ−メチル−Ｎ−
フェニルヒドラジノ−３−メチリデン−９−エチルカル
バゾール、N,N−ジフェニルヒドラジノ−３−メチリデ
ン−９−エチルカルバゾール、N,N−ジフェニルヒドラ
ジノ−３−メチリデン−10−エチルフェノチアジン、N,
N−ジフェニルヒドラジノ−３−メチリデン−10−エチ
ルフェノキサジン、ｐ−ジエチルアミノベンズアルデヒ
ド−N,N−ジフェニルヒドラゾン、ｐ−ジエチルアミノ
ベンズアルデヒド−Ｎ−α−ナフチル−Ｎ−フェニルヒ
ドラゾン、ｐ−ピロリジノベンズアルデヒド−N,N−ジ
フェニルヒドラゾン、1,3,3−トリメチルインドレニン
−ω−アルデヒド−N,N−ジフェニルヒドラゾン、ｐ−
ジエチルベンズアルデヒド−３−メチルベンズチアゾリ
ノン−２−ヒドラゾンなどのヒドラゾン類、2,5−ビス
（ｐ−ジエチルアミノフェニル）−1,3,4−オキサジア
ゾール、１−フェニル−３−（ｐ−ジエチルアミノスチ
リル）−５−（ｐ−ジエチルアミノフェニル）ピラゾリ
ン、１−［キノリル（２）］−３−（ｐ−ジエチルアミ
ノスチリル）−５−（ｐ−ジエチルアミノフェニル）ピ
ラゾリン、１−［ピリジル（２）］−３−（ｐ−ジエチ
ルアミノスチリル）−５−（ｐ−ジエチルアミノフェニ
ル）ピラゾリン、１−［６−メトキシ−ピリジル
（２）］−３−（ｐ−ジエチルアミノスチリル）−５−
（ｐ−ジエチルアミノフェニル）ピラゾリン、１−［ピ
リジル（３）］−３−（ｐ−ジエチルアミノスチリル）
−５−（ｐ−ジエチルアミノフェニル）ピラゾリン、１
−［レピジル（２）］−３−（ｐ−ジエチルアミノスチ
リル）−５−（ｐ−ジエチルアミノフェニル）ピラゾリ
ン、１−［ピリジル（２）］−３−（ｐ−ジエチルアミ
ノスチリル）−４−メチル−５−（ｐ−ジエチルアミノ
フェニル）ピラゾリン、１−［ピリジル（２）］−３−
（α−メチル−ｐ−ジエチルアミノスチリル）−５−
（ｐ−ジエチルアミノフェニル）ピラゾリン、１−フェ
ニル−３−（ｐ−ジエチルアミノスチリル）−４−メチ
ル−５−（ｐ−ジエチルアミノフェニル）ピラゾリン、
１−フェニル−３−（α−ベンジル−ｐ−ジエチルアミ
ノスチリル）−５−（ｐ−ジエチルアミノフェニル）ピ
ラゾリン、スピロピラゾリンなどのピラゾリン類、２−
（ｐ−ジエチルアミノスチリル）−６−ジエチルアミノ
ベンズオキサゾール、２−（ｐ−ジエチルアミノフェニ
ル）−４−（ｐ−ジエチルアミノフェニル）−５−（２
−クロロフェニル）オキサゾールなどのオキサゾール系
化合物、２−（ｐ−ジエチルアミノスチリル）−６−ジ
エチルアミノベンズチアゾールなどのチアゾール系化合
物、ビス（４−ジエチルアミノ−２−メチルフェニル）
−フェニルメタンなどのトリアリールメタン系化合物、
1,1−ビス（４−N,N−ジエチルアミノ−２−メチルフェ
ニル）ヘプタン、1,1,2,2−テトラキス（４−N,N−ジメ
チルアミノ−２−メチルフェニル）エタンなどのポリア
リールアルカン類などを用いることができる。
本発明の電子写真感光体の作成例を電荷発生層の上に電
荷輸送層と積層する機能分離型の場合を例として説明す
る。
荷輸送層と積層する機能分離型の場合を例として説明す
る。
前記の電荷発生物質を0.3〜10倍量の結着剤樹脂および
溶剤とともにホモジナイザー、超音波、ボールミル、振
動ボールミル、サンドミル、アトライター、ロールミル
などの方法でよく分散する。この分散液を前記下引層を
塗布した基体上に塗布、乾燥し0.1〜１μ程度の塗膜を
形成させる。
溶剤とともにホモジナイザー、超音波、ボールミル、振
動ボールミル、サンドミル、アトライター、ロールミル
などの方法でよく分散する。この分散液を前記下引層を
塗布した基体上に塗布、乾燥し0.1〜１μ程度の塗膜を
形成させる。
電荷輸送層は前記の電荷輸送物質と結着剤樹脂を溶剤に
溶解し、含フッ素樹脂粉体を分散した後電荷発生層上に
塗布される。
溶解し、含フッ素樹脂粉体を分散した後電荷発生層上に
塗布される。
電荷輸送物質と結着剤樹脂との混合割合は2:1〜1:2程度
である。
である。
含フッ素樹脂粉体を分散する際には、前出の含フッ素有
機溶剤とバインダーを溶解する有機溶剤を適当な比率で
混合したものと共にホモジナイザー、ボールミル、サイ
ドミル、アトライター、ロールミルなどの方法で分散を
行なえば容易に均一な分散液を得ることができる。
機溶剤とバインダーを溶解する有機溶剤を適当な比率で
混合したものと共にホモジナイザー、ボールミル、サイ
ドミル、アトライター、ロールミルなどの方法で分散を
行なえば容易に均一な分散液を得ることができる。
この溶液を塗布する際には、例えば浸漬コーティング
法、スプレーコーティング法、スピンナーコーティング
法、ビードコーティング法、ブレードコーティング法、
カーテンコーティング法などのコーティング法を用いる
ことができ、乾燥は10〜200℃、好ましくは20〜150℃の
範囲の温度で５分〜５時間、好ましくは10分〜２時間の
時間で送風乾燥または静止乾燥下で行なうことができ
る。形成した感光層の膜厚は５〜30μ程度である。
法、スプレーコーティング法、スピンナーコーティング
法、ビードコーティング法、ブレードコーティング法、
カーテンコーティング法などのコーティング法を用いる
ことができ、乾燥は10〜200℃、好ましくは20〜150℃の
範囲の温度で５分〜５時間、好ましくは10分〜２時間の
時間で送風乾燥または静止乾燥下で行なうことができ
る。形成した感光層の膜厚は５〜30μ程度である。
［実施例］ 実施例１ 直径80mmφ、長さ320mmのアルミシリンダー基体上にポ
リアミド樹脂（商品名アミランCM-8000、東レ（株）
製）５％メタノール溶液を浸漬法で塗布し、１μ厚の下
引層を設けた。
リアミド樹脂（商品名アミランCM-8000、東レ（株）
製）５％メタノール溶液を浸漬法で塗布し、１μ厚の下
引層を設けた。
次に下記構造式のジスアゾ顔料を10部（重量部、以下同
様） ポリビニルブチラール（商品名BXL、積水化学（株）
製）を８部およびシクロヘキサノン50部を1mmφガラス
ビーズを用いたサンドミルで20時間分散した。この分散
液にメチルエチルケトン70〜120（適宜）部を加えて下
引層上に塗布し0.15μの電荷発生層を形成した。
様） ポリビニルブチラール（商品名BXL、積水化学（株）
製）を８部およびシクロヘキサノン50部を1mmφガラス
ビーズを用いたサンドミルで20時間分散した。この分散
液にメチルエチルケトン70〜120（適宜）部を加えて下
引層上に塗布し0.15μの電荷発生層を形成した。
次にポリメチルメタクリレート10部、含フッ素樹脂粉体
としてポリ四フッ化エチレン粉体（商品名ルブロンＬ−
２、ダイキン（株）製）５部をモノクロルベンゼン40
部、THF15部と共にステンレス製ボールミルで50時間分
散し、得られた分散液に、電荷輸送物質のｐ−ジエチル
アミノベンズアルデヒド−Ｎ−β−ナフチル−Ｎ−フェ
ニルヒドラゾン10部を溶解した。
としてポリ四フッ化エチレン粉体（商品名ルブロンＬ−
２、ダイキン（株）製）５部をモノクロルベンゼン40
部、THF15部と共にステンレス製ボールミルで50時間分
散し、得られた分散液に、電荷輸送物質のｐ−ジエチル
アミノベンズアルデヒド−Ｎ−β−ナフチル−Ｎ−フェ
ニルヒドラゾン10部を溶解した。
この溶液を上記電荷発生層上に塗布し、100℃、１時間
熱風乾燥して18μ厚の電荷輸送層を形成した。これを試
料１とする。
熱風乾燥して18μ厚の電荷輸送層を形成した。これを試
料１とする。
次に電荷発生層までを試料１と同様に塗布したドラムを
用意し、このドラム上にポリメチルメタクリレート10
部、ポリ四フッ化エチレン粉体５部をモノクロルベンゼ
ン40部、ベンゾトリフルオライド15部と共にステンレス
製ボールミルで50時間分散し、この分散液に試料１と同
じ電荷輸送物質を加え、この溶液を浸漬塗布し100℃で
１時間熱風乾燥して試料１と同様に18μ厚の電荷輸送層
を形成した。これを試料２とする。
用意し、このドラム上にポリメチルメタクリレート10
部、ポリ四フッ化エチレン粉体５部をモノクロルベンゼ
ン40部、ベンゾトリフルオライド15部と共にステンレス
製ボールミルで50時間分散し、この分散液に試料１と同
じ電荷輸送物質を加え、この溶液を浸漬塗布し100℃で
１時間熱風乾燥して試料１と同様に18μ厚の電荷輸送層
を形成した。これを試料２とする。
試料１および２に対し、−5.5KV、コロナ帯電、画像露
光、乾式トナー現像、普通紙へのトナー転写、ウレタン
ゴムブレードによるクリーニングからなる電子写真プロ
セスにて３万枚の画像出し、通紙を行ない耐久性評価を
行なった。
光、乾式トナー現像、普通紙へのトナー転写、ウレタン
ゴムブレードによるクリーニングからなる電子写真プロ
セスにて３万枚の画像出し、通紙を行ない耐久性評価を
行なった。
但し、試料１に関しては表面層でのポリ四フッ化エチレ
ン粉体の凝集がはなはだしく画像評価を行なえない状態
であった。結果を示す。
ン粉体の凝集がはなはだしく画像評価を行なえない状態
であった。結果を示す。
実施例２ 実施例１においてポリ四フッ化エチレン粉体に代え、ポ
リフッ化ビニリデン粉体を10部、含フッ素有機溶剤ベン
ゾトリフルオライドに代え、ｐ−フルオロトルエンを用
いて同様の評価を行なったところ、実施例１と同様の結
果が得られた。
リフッ化ビニリデン粉体を10部、含フッ素有機溶剤ベン
ゾトリフルオライドに代え、ｐ−フルオロトルエンを用
いて同様の評価を行なったところ、実施例１と同様の結
果が得られた。
実施例３ 直径80mmφ、長さ320mmのアルミニウム基体上にポリア
ミド樹脂（前出と同じ）の５％メタノール溶液を浸漬法
で塗布し、１μ厚の下引層を設けた。
ミド樹脂（前出と同じ）の５％メタノール溶液を浸漬法
で塗布し、１μ厚の下引層を設けた。
次に、１−［ピリジル（２）］−３−（ｐ−ジエチルア
ミノスチリル）−５−（ｐ−ジメチルアミノフェニル）
ピラゾリンを12部とビスフェノールＡ型ポリカーボネー
ト（商品名ユーピロンS-200、三菱ガス化学（株）製）1
0部をジオキサンとジクロルメタンの混合溶剤に溶解し
た。
ミノスチリル）−５−（ｐ−ジメチルアミノフェニル）
ピラゾリンを12部とビスフェノールＡ型ポリカーボネー
ト（商品名ユーピロンS-200、三菱ガス化学（株）製）1
0部をジオキサンとジクロルメタンの混合溶剤に溶解し
た。
この液を上記下引層上に浸漬塗布し、100℃で１時間熱
風乾燥し、17μ厚の電荷輸送層を形成した。
風乾燥し、17μ厚の電荷輸送層を形成した。
次に実施例１で使用したジスアゾ顔料10部およびポリ四
フッ化エチレン粉体５部をビスフェノールＺ型ポリカー
ボネート（三菱ガス化学（株）製）のモノクロールベン
ゼン／ヘキサフルオロベンゼン（混合比率7:3）の混合
溶液100部（重量濃度1.5％）中に添加し、ステンレス製
ボールミルにて50時間分散した。
フッ化エチレン粉体５部をビスフェノールＺ型ポリカー
ボネート（三菱ガス化学（株）製）のモノクロールベン
ゼン／ヘキサフルオロベンゼン（混合比率7:3）の混合
溶液100部（重量濃度1.5％）中に添加し、ステンレス製
ボールミルにて50時間分散した。
この溶液を電荷輸送層上に突き上げ塗布し、100℃で20
分間乾燥して３μ厚の電荷発生層を形成した。これを試
料３とする。
分間乾燥して３μ厚の電荷発生層を形成した。これを試
料３とする。
比較のためポリ四フッ化エチレン粉体を添加しない試料
を上記と同様にして作成した。これを試料４とする。
を上記と同様にして作成した。これを試料４とする。
上記試料３および４に対して、＋5.6KVのコロナ帯電、
画像露光、乾式トナー現像、普通紙へのトナー転写、ウ
レタンゴムブレードによるクリーニング工程などを有す
る電子写真複写機に取り付けて１万枚の通紙耐久性評価
を行なった。
画像露光、乾式トナー現像、普通紙へのトナー転写、ウ
レタンゴムブレードによるクリーニング工程などを有す
る電子写真複写機に取り付けて１万枚の通紙耐久性評価
を行なった。
結果を示す。
23℃、55％RH環境で耐久 試料３ １万枚まで均一高品位で安定な画像 試料４ ２千枚で摺擦傷発生 32.5℃、90％RH環境で耐久 試料３ １万枚まで高品位で安定な画像 試料４ １千３百枚でトナー融着 実施例４ 実施例３においてポリ四フッ化エチレンに代え三フッ化
塩化エチレン樹脂粉体10部、モノクロルベンゼン／ヘキ
サフルオロベンゼン7:3の混合溶剤に代え、テトラヒド
ロフラン/1,3−ジ（トリフルオロメチル）ベンゼン7:3
の混合溶剤を用いて実施例３と同様の評価を行なったと
ころ、同様の結果を得た。
塩化エチレン樹脂粉体10部、モノクロルベンゼン／ヘキ
サフルオロベンゼン7:3の混合溶剤に代え、テトラヒド
ロフラン/1,3−ジ（トリフルオロメチル）ベンゼン7:3
の混合溶剤を用いて実施例３と同様の評価を行なったと
ころ、同様の結果を得た。
実施例５ 80φ×300mmのアルミシリンダーを基体とし、これにポ
リアミド樹脂（前出と同じ）の５％メタノール溶液を浸
漬法で塗布し、１μ厚の下引層を設けた。
リアミド樹脂（前出と同じ）の５％メタノール溶液を浸
漬法で塗布し、１μ厚の下引層を設けた。
次に、この上に実施例１と同様の電荷発生層を0.15μ厚
に塗布した。
に塗布した。
更にこの上に、ビスフェノールＡ型ポリカーボネート10
部をジオキサンとジクロルメタン混合溶剤60部に溶解
し、更に実施例１で用いた電荷輸送物質を10部溶解した
溶液を浸漬塗布により18μ厚に塗布し、100℃で１時間
乾燥して電荷輸送層とした。
部をジオキサンとジクロルメタン混合溶剤60部に溶解
し、更に実施例１で用いた電荷輸送物質を10部溶解した
溶液を浸漬塗布により18μ厚に塗布し、100℃で１時間
乾燥して電荷輸送層とした。
上記の試料を２本作成し、このうち１本には、更にビス
フェノルＺ型ポリカーボネート２部をジクロルメタン／
ベンジルフルオライドの3:1の混合溶剤30部に溶解し、
これにポリ四フッ化エチレン粉体を１部添加してステン
レス製ボールミルで50時間分散した液を塗布して１μ厚
の保護層を設けた。これを試料５とする。
フェノルＺ型ポリカーボネート２部をジクロルメタン／
ベンジルフルオライドの3:1の混合溶剤30部に溶解し、
これにポリ四フッ化エチレン粉体を１部添加してステン
レス製ボールミルで50時間分散した液を塗布して１μ厚
の保護層を設けた。これを試料５とする。
残りの１本を試料６とする。
この試料５、６に対して−5.5KVのコロナ帯電、画像露
光、乾式トナー現像、普通紙へのトナー転写、ウレタン
ゴムブレードによるクリーニングからなる電子写真プロ
セスにて３万枚の画像出し通紙耐久性評価を行なった。
結果を示す。
光、乾式トナー現像、普通紙へのトナー転写、ウレタン
ゴムブレードによるクリーニングからなる電子写真プロ
セスにて３万枚の画像出し通紙耐久性評価を行なった。
結果を示す。
23℃、55％RH環境で耐久は、試料５は、３万枚まで均
一、高品位で安定な画像、試料６は１万枚で摺擦傷出
現、２万枚で表面にトナー融着を生じた。
一、高品位で安定な画像、試料６は１万枚で摺擦傷出
現、２万枚で表面にトナー融着を生じた。
32.5℃、90％RH環境で耐久は、試料５は３万枚まで高品
位で均一安定な画像、試料６は７千枚で画像ボケと流れ
が生じた。
位で均一安定な画像、試料６は７千枚で画像ボケと流れ
が生じた。
実施例６ 実施例５におけるビスフェノールＺ型ポリカーボネート
に代え、スチレン−アクリル共重合体（商品名MS-20
0）、ジクロルメタン／ベンジルフルオライド3:1の混合
溶剤に代え、２−ブタノン／フルオロベンゼン7:3の混
合溶剤を用いて、作成した試料について同様な評価を行
なったところ、実施例５と同様の良好な結果が得られ
た。
に代え、スチレン−アクリル共重合体（商品名MS-20
0）、ジクロルメタン／ベンジルフルオライド3:1の混合
溶剤に代え、２−ブタノン／フルオロベンゼン7:3の混
合溶剤を用いて、作成した試料について同様な評価を行
なったところ、実施例５と同様の良好な結果が得られ
た。
実施例７ 80φ×300mmのアルミシリンダーを基体とし、これにポ
リアミド樹脂（前出と同じ）の５％メタノール溶液を浸
漬法で塗布し、１μ厚の下引層を設けた。
リアミド樹脂（前出と同じ）の５％メタノール溶液を浸
漬法で塗布し、１μ厚の下引層を設けた。
次にアルミニウムクロライドフタロシアニンを１部、ビ
スフェノールＺ型ポリカーボネート10部を、モノクロル
ベンゼン45部、ヘキサフルオロベンゼン15部の溶剤に加
えて得た液に、ポリ四フッ化エチレン粉体４部を加え、
ステンレス製ボールミルで50時間分散し、更に、ｐ−ジ
エチルアミノベンズアルデヒド−Ｎ−β−ナフチル−Ｎ
−フェニルヒドラゾン６部を溶解した。
スフェノールＺ型ポリカーボネート10部を、モノクロル
ベンゼン45部、ヘキサフルオロベンゼン15部の溶剤に加
えて得た液に、ポリ四フッ化エチレン粉体４部を加え、
ステンレス製ボールミルで50時間分散し、更に、ｐ−ジ
エチルアミノベンズアルデヒド−Ｎ−β−ナフチル−Ｎ
−フェニルヒドラゾン６部を溶解した。
このようにして調整した分散液を上記下引層上に引き上
げ塗布し、15μ厚の感光層を設けた。
げ塗布し、15μ厚の感光層を設けた。
この感光体を試料７とする。
次に、試料７と同様な作成方法で、溶剤のみをモノクロ
ルベンゼン45部、ジクロルメタン15部の混合溶剤系に代
えて作成した感光体を試料８とし、また試料７におい
て、ポリ四フッ化エチレン粉体を使用しないで作成した
感光体を試料９とする。
ルベンゼン45部、ジクロルメタン15部の混合溶剤系に代
えて作成した感光体を試料８とし、また試料７におい
て、ポリ四フッ化エチレン粉体を使用しないで作成した
感光体を試料９とする。
試料７、８および９の感光体を、＋5.6KVコロナ帯電、
画像露光、乾式トナー現像、普通紙への転写、ウレタン
ゴムブレードによるクリーニング工程を有する電子写真
複写機に取り付けて、23℃、55％RH環境にて１万枚の耐
久試験を行なった。但し、試料８に関しては、感光層中
のポリ四フッ化エチレン粉体の凝集による塗膜の不均一
を生じ、画像の評価を行なえない状態であった。
画像露光、乾式トナー現像、普通紙への転写、ウレタン
ゴムブレードによるクリーニング工程を有する電子写真
複写機に取り付けて、23℃、55％RH環境にて１万枚の耐
久試験を行なった。但し、試料８に関しては、感光層中
のポリ四フッ化エチレン粉体の凝集による塗膜の不均一
を生じ、画像の評価を行なえない状態であった。
評価の結果は、試料７は１万枚まで均一で安定な画像、
試料８は評価不可能、試料９は３千枚でトナーの表面へ
の融着による画像欠陥を生じ、７千枚で画像のボケを生
じた。
試料８は評価不可能、試料９は３千枚でトナーの表面へ
の融着による画像欠陥を生じ、７千枚で画像のボケを生
じた。
［発明の効果］ 本発明は、前記の評価からも知られるように、含フッ素
樹脂粉体の分散安定性を向上させ、電子写真特性の劣化
に対して顕著な効果を奏するものである。
樹脂粉体の分散安定性を向上させ、電子写真特性の劣化
に対して顕著な効果を奏するものである。
Claims (6)
- 【請求項１】導電性基体上に感光層を有する電子写真感
光体において、少なくとも基体より最も離隔する層が、
少なくとも含フッ素樹脂粉体、バインダー樹脂および含
フッ素有機溶剤を含有する分散液を使用して形成された
ものであることを特徴とする電子写真感光体。 - 【請求項２】前記含フッ素樹脂粉体と含フッ素有機溶剤
が、四フッ化エチレン、三フッ化塩化エチレン、六フッ
化エチレンプロピレン、フッ化ビニル、フッ化ビニリデ
ン、二フッ化二塩化エチレンの重合体および四フッ化エ
チレンと六フッ化プロピレンの共重合体樹脂粉体の含フ
ッ素樹脂粉体とベンゾトリフルオライド、ベンジルフル
オライド、ｎ−ブチルトリフルオロアセテート、ｐ−ク
ロロベンゾトリフルオライド、1,3−ジ（トリフルオロ
メチル）ベンゼン、3,5−ジ（トリフルオロメチル）ベ
ンゾナイトライド、フルオロベンゼン、ｐ−フルオロト
ルエン、ヘキサフルオロベンゼンの含フッ素有機溶剤の
それぞれから選択される特許請求の範囲第１項記載の電
子写真感光体。 - 【請求項３】前記含フッ素樹脂粉体の含有量が、導電性
基体から最も離隔する層に含まれる全固形分の重量に基
いて重量分率で１〜50％である特許請求の範囲第１項記
載の電子写真感光体。 - 【請求項４】前記感光層が電荷発生層と電荷輸送層との
積層構造をしている特許請求の範囲第１項記載の電子写
真感光体。 - 【請求項５】前記感光層が電荷発生物質を含有する単一
層からなる特許請求の範囲第１項記載の電子写真感光
体。 - 【請求項６】含フッ素樹脂粉体を分散した表面樹脂層が
保護層である特許請求の範囲第１項記載の電子写真感光
体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21703886A JPH0719073B2 (ja) | 1986-09-17 | 1986-09-17 | 電子写真感光体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21703886A JPH0719073B2 (ja) | 1986-09-17 | 1986-09-17 | 電子写真感光体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6373267A JPS6373267A (ja) | 1988-04-02 |
| JPH0719073B2 true JPH0719073B2 (ja) | 1995-03-06 |
Family
ID=16697865
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21703886A Expired - Fee Related JPH0719073B2 (ja) | 1986-09-17 | 1986-09-17 | 電子写真感光体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0719073B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9651878B2 (en) | 2014-12-26 | 2017-05-16 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Organic photoconductor and electrophotographic apparatus and process cartridge including the organic photo conductor |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0412365A (ja) * | 1990-05-01 | 1992-01-16 | Canon Inc | 電子写真感光体 |
| US5504558A (en) * | 1992-06-29 | 1996-04-02 | Canon Kabushiki Kaisha | Electrophotographic photosensitive member, and electrophotographic apparatus and device unit employing the same |
| US7556903B2 (en) | 2003-09-19 | 2009-07-07 | Ricoh Company Limited | Electrophotographic photoreceptor, and image forming method, apparatus and process cartridge therefor using the photoreceptor |
| US9696642B2 (en) | 2015-12-08 | 2017-07-04 | S-Printing Solution Co., Ltd. | Electrophotographic photoreceptor and electrophotographic imaging apparatus employing the same |
| US10261430B2 (en) | 2016-01-14 | 2019-04-16 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Photoreceptor for electrophotography and image forming apparatus employing the same |
| JP7279478B2 (ja) * | 2018-11-30 | 2023-05-23 | 株式会社リコー | 電子写真感光体、画像形成装置、及び電子写真感光体の製造方法 |
-
1986
- 1986-09-17 JP JP21703886A patent/JPH0719073B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9651878B2 (en) | 2014-12-26 | 2017-05-16 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Organic photoconductor and electrophotographic apparatus and process cartridge including the organic photo conductor |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6373267A (ja) | 1988-04-02 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |