JPH0719038A - エンジンの排気ガス浄化装置 - Google Patents
エンジンの排気ガス浄化装置Info
- Publication number
- JPH0719038A JPH0719038A JP18767693A JP18767693A JPH0719038A JP H0719038 A JPH0719038 A JP H0719038A JP 18767693 A JP18767693 A JP 18767693A JP 18767693 A JP18767693 A JP 18767693A JP H0719038 A JPH0719038 A JP H0719038A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- pump
- governor
- exhaust
- shaft
- Prior art date
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- Pending
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- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 エンジンの回転数に比例した量の二次空気を
排気ガスへ注入できるようにする。 【構成】 エンジン１のクランク軸６にメカニカルガバ
ナのガバナ軸１５を連動連結して、そのガバナ軸１５に
空気供給ポンプ２５の被駆動部２９を連動連結する。上
記ポンプ２５の吸入弁３３を吸気路１６に接続するとと
もに、同上ポンプ２５の吐出弁３６を排気路２０へ接続
する。エンジン１の運転中には、ガバナ軸１５によって
上記ポンプ２５が駆動されることにより、上記の吸気路
１６内を通過する吸気の一部が、吸入パイプ３２と作動
室３１と吐出パイプ３５とを順に経て上記の排気路２０
内へ二次空気として注入される。
排気ガスへ注入できるようにする。 【構成】 エンジン１のクランク軸６にメカニカルガバ
ナのガバナ軸１５を連動連結して、そのガバナ軸１５に
空気供給ポンプ２５の被駆動部２９を連動連結する。上
記ポンプ２５の吸入弁３３を吸気路１６に接続するとと
もに、同上ポンプ２５の吐出弁３６を排気路２０へ接続
する。エンジン１の運転中には、ガバナ軸１５によって
上記ポンプ２５が駆動されることにより、上記の吸気路
１６内を通過する吸気の一部が、吸入パイプ３２と作動
室３１と吐出パイプ３５とを順に経て上記の排気路２０
内へ二次空気として注入される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、エンジンの排気ガス
を浄化する装置に関する。
を浄化する装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】エンジンの排気ガスを浄化する装置とし
ては、従来では、シリンダヘッドの排気ポート内に発生
した排気ガス流の脈動によって生じる負圧を利用してそ
の排気ポートへ二次空気を導入することにより、排気ガ
ス中のＨＣ及びＣＯを酸化するようにした技術が知られ
ている(例えば実公昭５４−２６４３５号公報)。
ては、従来では、シリンダヘッドの排気ポート内に発生
した排気ガス流の脈動によって生じる負圧を利用してそ
の排気ポートへ二次空気を導入することにより、排気ガ
ス中のＨＣ及びＣＯを酸化するようにした技術が知られ
ている(例えば実公昭５４−２６４３５号公報)。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術では、
エンジンの低速回転時には吸排気弁のオーバーラップ時
間が長くて排気ポート内に大きな負圧が発生するため、
その排気ポート内に十分な二次空気を導入できるが、高
速回転時には同上の吸排気弁のオーバーラップ時間が短
くて排気ポート内に発生する負圧が小さいため、その排
気ポート内に十分な二次空気を導入できないという問題
が生じる。本発明は、エンジンの回転数に比例した量の
二次空気を供給できるようにすることを目的とする。
エンジンの低速回転時には吸排気弁のオーバーラップ時
間が長くて排気ポート内に大きな負圧が発生するため、
その排気ポート内に十分な二次空気を導入できるが、高
速回転時には同上の吸排気弁のオーバーラップ時間が短
くて排気ポート内に発生する負圧が小さいため、その排
気ポート内に十分な二次空気を導入できないという問題
が生じる。本発明は、エンジンの回転数に比例した量の
二次空気を供給できるようにすることを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、エンジンの排気ガス浄化装置を、例え
ば図１に示すように、次のように構成した。エンジン１
の排気路２０へ二次空気を供給可能に構成したエンジン
の排気ガス浄化装置において、上記エンジン１に設けた
メカニカルガバナのガバナ軸１５に空気供給ポンプ２５
の被駆動部２９を連動連結して、その空気供給ポンプ２
５の吐出口を上記の排気路２０へ接続して構成したもの
である。
達成するために、エンジンの排気ガス浄化装置を、例え
ば図１に示すように、次のように構成した。エンジン１
の排気路２０へ二次空気を供給可能に構成したエンジン
の排気ガス浄化装置において、上記エンジン１に設けた
メカニカルガバナのガバナ軸１５に空気供給ポンプ２５
の被駆動部２９を連動連結して、その空気供給ポンプ２
５の吐出口を上記の排気路２０へ接続して構成したもの
である。
【０００５】
【作用】本発明は、例えば図１に示すように次のように
作用する。エンジン１の運転中には、ガバナ軸１５によ
って空気供給ポンプ２５が駆動され、そのポンプ２５か
ら吐出される空気が排気路２０内の排気ガスへ注入され
るので、その二次空気によって排気ガス中のＨＣ及びＣ
Ｏが酸化される。上記のガバナ軸１５は、エンジン１の
回転数が大きくなるにつれて大きなガバナフォースが得
られるように、そのエンジン１のクランク軸６に連動連
結されている。このため、エンジン１の低速回転時に
は、上記ガバナ軸１５の回転数が小さくて上記ポンプ２
５から吐出される二次空気の量も少ないが、同上エンジ
ン１が高速になるにつれて、これに比例して同上ガバナ
軸１５の回転数も大きくなるため、上記ポンプ２５から
吐出される二次空気の量も多くなる。
作用する。エンジン１の運転中には、ガバナ軸１５によ
って空気供給ポンプ２５が駆動され、そのポンプ２５か
ら吐出される空気が排気路２０内の排気ガスへ注入され
るので、その二次空気によって排気ガス中のＨＣ及びＣ
Ｏが酸化される。上記のガバナ軸１５は、エンジン１の
回転数が大きくなるにつれて大きなガバナフォースが得
られるように、そのエンジン１のクランク軸６に連動連
結されている。このため、エンジン１の低速回転時に
は、上記ガバナ軸１５の回転数が小さくて上記ポンプ２
５から吐出される二次空気の量も少ないが、同上エンジ
ン１が高速になるにつれて、これに比例して同上ガバナ
軸１５の回転数も大きくなるため、上記ポンプ２５から
吐出される二次空気の量も多くなる。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面で説明する。
図１(Ａ)はエンジンの立面図で、図１(Ｂ)は、上記の図
１(Ａ)の左側面図である。
図１(Ａ)はエンジンの立面図で、図１(Ｂ)は、上記の図
１(Ａ)の左側面図である。
【０００７】ガソリンエンジン１は、立形水冷式に構成
されている。即ち、シリンダブロック２の上面にシリン
ダヘッド３とヘッドカバー４とが下から順に固定され、
同上シリンダブロック２の下面にはオイルパン５が固定
される。上記シリンダブロック２に支持したクランク軸
６の右端が、伝動ベルト７を介して冷却水循環ポンプ８
とラジエータ用冷却ファン９とに連結される。同上クラ
ンク軸６の左端にフライホイール１０が固定されてい
る。
されている。即ち、シリンダブロック２の上面にシリン
ダヘッド３とヘッドカバー４とが下から順に固定され、
同上シリンダブロック２の下面にはオイルパン５が固定
される。上記シリンダブロック２に支持したクランク軸
６の右端が、伝動ベルト７を介して冷却水循環ポンプ８
とラジエータ用冷却ファン９とに連結される。同上クラ
ンク軸６の左端にフライホイール１０が固定されてい
る。
【０００８】符号１３はギアケースで、符号１４は、メ
カニカルガバナ(図示せず)を収容したガバナケースであ
る。そのガバナケース１４に支持したガバナ軸１５は、
上記ギアケース１３内の調時歯車組(図示せず)を介して
前記クランク軸６に連動連結されている。吸気路１６に
は、エアクリーナ１７と気化器１８とが上流側から順に
設けられる。排気路２０に設けたマフラ２１の出口には
酸化触媒２２が装着される。
カニカルガバナ(図示せず)を収容したガバナケースであ
る。そのガバナケース１４に支持したガバナ軸１５は、
上記ギアケース１３内の調時歯車組(図示せず)を介して
前記クランク軸６に連動連結されている。吸気路１６に
は、エアクリーナ１７と気化器１８とが上流側から順に
設けられる。排気路２０に設けたマフラ２１の出口には
酸化触媒２２が装着される。
【０００９】上記の排気路２０へ二次空気を供給するた
めに、上記エンジン１にピストン式の空気供給ポンプ２
５が付設される。即ち、前記ガバナケース１４にポンプ
ケーシング２６が固定される。このポンプケーシング２
６内に上下移動自在に挿入したピストン２７がクランク
機構２８と被駆動軸２９を介して前記ガバナ軸１５に連
動連結される。従って、上記の被駆動軸２９が、空気供
給ポンプ２５の被駆動部を構成している。
めに、上記エンジン１にピストン式の空気供給ポンプ２
５が付設される。即ち、前記ガバナケース１４にポンプ
ケーシング２６が固定される。このポンプケーシング２
６内に上下移動自在に挿入したピストン２７がクランク
機構２８と被駆動軸２９を介して前記ガバナ軸１５に連
動連結される。従って、上記の被駆動軸２９が、空気供
給ポンプ２５の被駆動部を構成している。
【００１０】上記ピストン２７の上側に形成した作動室
３１が吸入パイプ３２を経て前記の吸気路１６に接続さ
れ、上記の作動室３１の入口にはバネ付き逆止弁からな
る吸入弁３３が設けられる。同上の作動室３１が吐出パ
イプ３５を経て前記の排気路２０の始端部分に接続さ
れ、上記の作動室３１の出口にはバネ付き逆止弁からな
る吐出弁３６が設けられる。
３１が吸入パイプ３２を経て前記の吸気路１６に接続さ
れ、上記の作動室３１の入口にはバネ付き逆止弁からな
る吸入弁３３が設けられる。同上の作動室３１が吐出パ
イプ３５を経て前記の排気路２０の始端部分に接続さ
れ、上記の作動室３１の出口にはバネ付き逆止弁からな
る吐出弁３６が設けられる。
【００１１】エンジン１の運転中には、前記ガバナ軸１
５によって前記の空気供給ポンプ２５が駆動される。こ
れにより、前記エアクリーナ１７を通過した吸気の一部
が、吸入パイプ３２から前記の作動室３１へ吸入され、
ここから、吐出パイプ３５を経て前記の排気路２０内を
流れる排気ガスへ注入される。上記の二次空気が注入さ
れた排気ガスは、マフラ２１の入口室２１ａと出口室２
１ｂとを順に通過した後、前記の酸化触媒２２を通って
外部へ排出される。
５によって前記の空気供給ポンプ２５が駆動される。こ
れにより、前記エアクリーナ１７を通過した吸気の一部
が、吸入パイプ３２から前記の作動室３１へ吸入され、
ここから、吐出パイプ３５を経て前記の排気路２０内を
流れる排気ガスへ注入される。上記の二次空気が注入さ
れた排気ガスは、マフラ２１の入口室２１ａと出口室２
１ｂとを順に通過した後、前記の酸化触媒２２を通って
外部へ排出される。
【００１２】なお、上記の空気供給ポンプ２５は、前記
のガバナ軸１５によって駆動されるものであればよく、
ダイアフラムポンプ等の他の形式のポンプであってもよ
い。
のガバナ軸１５によって駆動されるものであればよく、
ダイアフラムポンプ等の他の形式のポンプであってもよ
い。
【００１３】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成され作用す
ることから次の効果を奏する。エンジンの低速回転時に
は、ガバナ軸の回転数が小さくて空気供給ポンプから吐
出される二次空気の量も少ないが、同上エンジンが高速
になるにつれて、これに比例して同上ガバナ軸の回転数
も大きくなるため上記ポンプから吐出される二次空気の
量も多くなる。従って、高速時であっても多量の二次空
気によって排気ガスを十分に浄化できる。
ることから次の効果を奏する。エンジンの低速回転時に
は、ガバナ軸の回転数が小さくて空気供給ポンプから吐
出される二次空気の量も少ないが、同上エンジンが高速
になるにつれて、これに比例して同上ガバナ軸の回転数
も大きくなるため上記ポンプから吐出される二次空気の
量も多くなる。従って、高速時であっても多量の二次空
気によって排気ガスを十分に浄化できる。
【図１】(Ａ)図はエンジンの立面図で、(Ｂ)図は、上記
(Ａ)図の左側面図である。
(Ａ)図の左側面図である。
１…エンジン、２０…排気路、２５…空気供給ポンプ、
１５…ガバナ軸、２５…空気供給ポンプ、２９…被駆動
部(被駆動軸)。
１５…ガバナ軸、２５…空気供給ポンプ、２９…被駆動
部(被駆動軸)。
Claims (1)
- 【請求項１】 エンジン(１)の排気路(２０)へ二次空気
を供給可能に構成したエンジンの排気ガス浄化装置にお
いて、上記エンジン(１)に設けたメカニカルガバナのガ
バナ軸(１５)に空気供給ポンプ(２５)の被駆動部(２９)
を連動連結して、その空気供給ポンプ(２５)の吐出口を
上記の排気路(２０)へ接続して構成した、ことを特徴と
するエンジンの排気ガス浄化装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18767693A JPH0719038A (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | エンジンの排気ガス浄化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18767693A JPH0719038A (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | エンジンの排気ガス浄化装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0719038A true JPH0719038A (ja) | 1995-01-20 |
Family
ID=16210202
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18767693A Pending JPH0719038A (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | エンジンの排気ガス浄化装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0719038A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| USD632770S1 (en) | 2008-06-13 | 2011-02-15 | Kohler Co. | Cyclonic air cleaner housing |
| US9206721B2 (en) | 2008-06-13 | 2015-12-08 | Kohler Co. | Cyclonic air cleaner |
-
1993
- 1993-06-29 JP JP18767693A patent/JPH0719038A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| USD632770S1 (en) | 2008-06-13 | 2011-02-15 | Kohler Co. | Cyclonic air cleaner housing |
| US9206721B2 (en) | 2008-06-13 | 2015-12-08 | Kohler Co. | Cyclonic air cleaner |
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