JPH07190189A - 油圧ロックアップクラッチの油圧制御機構の故障診断装置 - Google Patents
油圧ロックアップクラッチの油圧制御機構の故障診断装置Info
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- JPH07190189A JPH07190189A JP5336017A JP33601793A JPH07190189A JP H07190189 A JPH07190189 A JP H07190189A JP 5336017 A JP5336017 A JP 5336017A JP 33601793 A JP33601793 A JP 33601793A JP H07190189 A JPH07190189 A JP H07190189A
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- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/14—Control of torque converter lock-up clutches
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- Control Of Transmission Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】簡単な構成でロックアップ機構の故障を高精度
に診断することができるロックアップ機構の故障診断装
置を提供する。 【構成】ロックアップクラッチ19を締結・切離するロッ
クアップソレノイド20からオイルパン65へのリターン通
路60に該リターン通路を流れる作動油のリターン油量を
計測する流量計63を介装し、ロックアップソレノイド20
を動作させて作動油をリターン通路に戻すようにしてい
るにも拘らず、リターン油量が少ない場合には当該ロッ
クアップソレノイド20が故障していると診断する。
に診断することができるロックアップ機構の故障診断装
置を提供する。 【構成】ロックアップクラッチ19を締結・切離するロッ
クアップソレノイド20からオイルパン65へのリターン通
路60に該リターン通路を流れる作動油のリターン油量を
計測する流量計63を介装し、ロックアップソレノイド20
を動作させて作動油をリターン通路に戻すようにしてい
るにも拘らず、リターン油量が少ない場合には当該ロッ
クアップソレノイド20が故障していると診断する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用自動変速機に備
えられたトルクコンバータの油圧ロックアップクラッチ
の油圧制御機構の故障を診断する装置に関する。
えられたトルクコンバータの油圧ロックアップクラッチ
の油圧制御機構の故障を診断する装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、内燃機関にトルクコンバータを
介して連結された電子制御式自動変速機においては、所
定の条件の下で、内燃機関の出力軸と自動変速機の入力
軸とをトルクコンバータを介さずに油圧ロックアップク
ラッチを締結することで機械的に連結し、内燃機関と自
動変速機との間の滑り（回転速度差）を無くして、内燃
機関の出力を有効に自動変速機に伝達させ、以て燃費・
排気組成の改善を図るようにしている。
介して連結された電子制御式自動変速機においては、所
定の条件の下で、内燃機関の出力軸と自動変速機の入力
軸とをトルクコンバータを介さずに油圧ロックアップク
ラッチを締結することで機械的に連結し、内燃機関と自
動変速機との間の滑り（回転速度差）を無くして、内燃
機関の出力を有効に自動変速機に伝達させ、以て燃費・
排気組成の改善を図るようにしている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように、油圧ロックアップクラッチを締結すべき所定の
条件下であるにも拘わらず、油圧機構から油圧ロックア
ップクラッチに供給される油圧を供給・停止して油圧ロ
ックアップクラッチを締結・切離させるソレノイドバル
ブに故障が生じて、油圧ロックアップクラッチを締結す
ることができない場合には、内燃機関と自動変速機との
間に滑り（回転速度差）を生じるため、有効に内燃機関
の出力を自動変速機側に伝達することができなくなり、
以て必要以上の出力が要求され、燃費・排気組成が悪化
することになる。
ように、油圧ロックアップクラッチを締結すべき所定の
条件下であるにも拘わらず、油圧機構から油圧ロックア
ップクラッチに供給される油圧を供給・停止して油圧ロ
ックアップクラッチを締結・切離させるソレノイドバル
ブに故障が生じて、油圧ロックアップクラッチを締結す
ることができない場合には、内燃機関と自動変速機との
間に滑り（回転速度差）を生じるため、有効に内燃機関
の出力を自動変速機側に伝達することができなくなり、
以て必要以上の出力が要求され、燃費・排気組成が悪化
することになる。
【０００４】この逆に、油圧ロックアップクラッチを締
結すべき所定の条件下でないにも拘らず、油圧ロックア
ップクラッチが締結したままとなった場合には、変速シ
ョックの増大、エンジンストール、始動困難等の種々の
トラブルが発生し、車両の運転性を全く損なうこととな
る。従って、油圧ロックアップクラッチを締結・切離さ
せる油圧制御機構としてのソレノイドバルブが故障した
際には、早急に運転者に認知等させ、修理等の処置を促
し、上記不具合を最小に留める必要がある。
結すべき所定の条件下でないにも拘らず、油圧ロックア
ップクラッチが締結したままとなった場合には、変速シ
ョックの増大、エンジンストール、始動困難等の種々の
トラブルが発生し、車両の運転性を全く損なうこととな
る。従って、油圧ロックアップクラッチを締結・切離さ
せる油圧制御機構としてのソレノイドバルブが故障した
際には、早急に運転者に認知等させ、修理等の処置を促
し、上記不具合を最小に留める必要がある。
【０００５】本発明は、かかる実情に鑑みなされたもの
であり、簡単な構成により油圧ロックアップクラッチの
油圧制御機構が正常に作動しているか否かを高精度に診
断することができる故障診断装置を提供し、もって油圧
ロックアップクラッチを締結・切離させる油圧制御機構
の故障に伴う燃費・排気組成・車両の運転性の悪化等の
不具合を最小に留めることを目的とする。
であり、簡単な構成により油圧ロックアップクラッチの
油圧制御機構が正常に作動しているか否かを高精度に診
断することができる故障診断装置を提供し、もって油圧
ロックアップクラッチを締結・切離させる油圧制御機構
の故障に伴う燃費・排気組成・車両の運転性の悪化等の
不具合を最小に留めることを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、機
関の出力軸に連結される車両用トルクコンバータ付自動
変速機に備えられるトルクコンバータの入力軸と出力軸
とを機械的に連結する油圧ロックアップクラッチへの作
動油圧の供給を制御する油圧ロックアップクラッチの油
圧制御機構の故障診断装置であって、油圧ロックアップ
クラッチへの締結・解除指示状態を検出する締結・解除
指示状態検出手段と、油圧制御機構の油圧リターン通路
における状態量を検出する状態量検出手段と、前記油圧
ロックアップクラッチへの締結・解除指示状態と前記状
態量とに基づいて前記油圧制御機構の故障を診断する故
障診断手段と、を備えＤ構成した。
関の出力軸に連結される車両用トルクコンバータ付自動
変速機に備えられるトルクコンバータの入力軸と出力軸
とを機械的に連結する油圧ロックアップクラッチへの作
動油圧の供給を制御する油圧ロックアップクラッチの油
圧制御機構の故障診断装置であって、油圧ロックアップ
クラッチへの締結・解除指示状態を検出する締結・解除
指示状態検出手段と、油圧制御機構の油圧リターン通路
における状態量を検出する状態量検出手段と、前記油圧
ロックアップクラッチへの締結・解除指示状態と前記状
態量とに基づいて前記油圧制御機構の故障を診断する故
障診断手段と、を備えＤ構成した。
【０００７】
【作用】かかる構成を備える本発明は、油圧ロックアッ
プクラッチに締結指示或いは解除指示の何れかが送られ
ているかを締結・解除指示状態検出手段により検出す
る。そして、油圧ロックアップクラッチの締結・解除指
示状態と、油圧制御機構の油圧リターン通路における状
態量とに基づいて（具体的には、油圧ロックアップクラ
ッチの締結・解除指示状態に基づいて予め設定された所
定範囲、又は所定値と、に基づいて）油圧ロックアップ
クラッチの油圧制御機構が故障しているか否かを診断す
るようにした。
プクラッチに締結指示或いは解除指示の何れかが送られ
ているかを締結・解除指示状態検出手段により検出す
る。そして、油圧ロックアップクラッチの締結・解除指
示状態と、油圧制御機構の油圧リターン通路における状
態量とに基づいて（具体的には、油圧ロックアップクラ
ッチの締結・解除指示状態に基づいて予め設定された所
定範囲、又は所定値と、に基づいて）油圧ロックアップ
クラッチの油圧制御機構が故障しているか否かを診断す
るようにした。
【０００８】これにより、高価なトルクコンバータの出
力軸の回転速度を検出する回転センサ等を別個に新たに
設けなくとも、極めて簡易かつ安価な構成により該油圧
制御機構の故障を精度良く診断することができる。な
お、運転者に油圧制御機構の故障を警告灯等を点灯させ
て認知させ、修理等の処置を促すようにすれば、該油圧
ロックアップクラッチの油圧制御機構の故障に伴う燃費
・排気組成・車両の運転性の悪化等を最小に留めること
ができる。
力軸の回転速度を検出する回転センサ等を別個に新たに
設けなくとも、極めて簡易かつ安価な構成により該油圧
制御機構の故障を精度良く診断することができる。な
お、運転者に油圧制御機構の故障を警告灯等を点灯させ
て認知させ、修理等の処置を促すようにすれば、該油圧
ロックアップクラッチの油圧制御機構の故障に伴う燃費
・排気組成・車両の運転性の悪化等を最小に留めること
ができる。
【０００９】
【実施例】以下に本発明に係る実施例を添付の図面に基
づいて説明する。本実施例においては、図１に示すよう
に、機関１にはエアクリーナ２から吸気ダクト３、及び
吸気マニホールド６を介して空気が吸入される。そし
て、前記吸気マニホールド６の各ブランチ部には、各気
筒別に燃料噴射弁９が設けられている。
づいて説明する。本実施例においては、図１に示すよう
に、機関１にはエアクリーナ２から吸気ダクト３、及び
吸気マニホールド６を介して空気が吸入される。そし
て、前記吸気マニホールド６の各ブランチ部には、各気
筒別に燃料噴射弁９が設けられている。
【００１０】コントロールユニット50は、ＣＰＵ，ＲＯ
Ｍ，ＲＡＭ，Ａ／Ｄ変換器及び入出力インタフェイス等
を含んで構成されるマイクロコンピュータを備え、各種
センサからの入力信号を受け、噴射量制御等を行ってい
る。ところで、機関１の出力軸は、トルクコンバータ10
の入力軸11に略一体的に連結され、該入力軸11に略一体
的に取付けられるポンプインペラ12を回転駆動する。そ
して、該ポンプインペラ12の回転力を、トルクコンバー
タ10内に充填される作動流体13を介してタービンライナ
14に伝達することで、該タービンライナ14に略一体的に
取付けられるトルクコンバータ10の出力軸15に最終的に
機関１の動力が伝達されるようになっている。該出力軸
15に伝達された動力は、これに連結されるインプットシ
ャフト16を介して自動変速機17に入力される。
Ｍ，ＲＡＭ，Ａ／Ｄ変換器及び入出力インタフェイス等
を含んで構成されるマイクロコンピュータを備え、各種
センサからの入力信号を受け、噴射量制御等を行ってい
る。ところで、機関１の出力軸は、トルクコンバータ10
の入力軸11に略一体的に連結され、該入力軸11に略一体
的に取付けられるポンプインペラ12を回転駆動する。そ
して、該ポンプインペラ12の回転力を、トルクコンバー
タ10内に充填される作動流体13を介してタービンライナ
14に伝達することで、該タービンライナ14に略一体的に
取付けられるトルクコンバータ10の出力軸15に最終的に
機関１の動力が伝達されるようになっている。該出力軸
15に伝達された動力は、これに連結されるインプットシ
ャフト16を介して自動変速機17に入力される。
【００１１】該自動変速機17では、このようにして入力
された動力を、コントロールユニット50からの信号に基
づいて、内装する自動変速機構により所定速度に変速し
た後、アウトプットシャフト18から出力する。なお、該
アウトプットシャフト18から出力された動力は、デファ
レンシャルギア24，アクスルシャフト25を介して駆動輪
26に伝達されるようになっている。
された動力を、コントロールユニット50からの信号に基
づいて、内装する自動変速機構により所定速度に変速し
た後、アウトプットシャフト18から出力する。なお、該
アウトプットシャフト18から出力された動力は、デファ
レンシャルギア24，アクスルシャフト25を介して駆動輪
26に伝達されるようになっている。
【００１２】また、前記トルクコンバータ10には、その
入力軸11と出力軸15とを機械的に連結するロックアップ
クラッチ19が設けられている。該ロックアップクラッチ
19は、オイルポンプ57からの油圧供給通路58に介装され
るロックアップソレノイド20の開閉動作により油圧を供
給・停止切換して、ロックアップピストン21を図中左方
へ移動させ入力軸11と略一体に設けられている摩擦板22
に押圧して締結、ロックアップピストン21を図中右方へ
移動させて摩擦板22から切離するようになっている。
入力軸11と出力軸15とを機械的に連結するロックアップ
クラッチ19が設けられている。該ロックアップクラッチ
19は、オイルポンプ57からの油圧供給通路58に介装され
るロックアップソレノイド20の開閉動作により油圧を供
給・停止切換して、ロックアップピストン21を図中左方
へ移動させ入力軸11と略一体に設けられている摩擦板22
に押圧して締結、ロックアップピストン21を図中右方へ
移動させて摩擦板22から切離するようになっている。
【００１３】前記ロックアップソレノイド20は、所定条
件の下でコントロールユニット50から発せられる駆動信
号に基づいて開閉弁するようになっており、もって油圧
制御機構としての機能を奏している。なお、本実施例で
は、ロックアップソレノイド20を非通電中として開弁す
ることでロックアップクラッチ19を締結させ、ロックア
ップソレノイド20を通電中として閉弁することによりロ
ックアップクラッチ19を切離する構成である。
件の下でコントロールユニット50から発せられる駆動信
号に基づいて開閉弁するようになっており、もって油圧
制御機構としての機能を奏している。なお、本実施例で
は、ロックアップソレノイド20を非通電中として開弁す
ることでロックアップクラッチ19を締結させ、ロックア
ップソレノイド20を通電中として閉弁することによりロ
ックアップクラッチ19を切離する構成である。
【００１４】なお、ロックアップソレノイド20を開弁す
ることでロックアップクラッチ19を締結させ、閉弁する
ことでロックアップクラッチ19を切離する構成でも、こ
の逆にロックアップソレノイド20を開弁することでロッ
クアップクラッチ19を切離させ、閉弁することでロック
アップクラッチ19を締結する構成でも構わない。さら
に、アクスルシャフト25には、該アクスルシャフト25の
回転に同期して所定の回転角度毎にパルス信号を発する
車速センサ27が設けられている。該車速センサ27の出力
信号はコントロールユニット50に入力され、コントロー
ルユニット50では該信号に基づいて車速ＶＳＰを演算す
るようになっいる。
ることでロックアップクラッチ19を締結させ、閉弁する
ことでロックアップクラッチ19を切離する構成でも、こ
の逆にロックアップソレノイド20を開弁することでロッ
クアップクラッチ19を切離させ、閉弁することでロック
アップクラッチ19を締結する構成でも構わない。さら
に、アクスルシャフト25には、該アクスルシャフト25の
回転に同期して所定の回転角度毎にパルス信号を発する
車速センサ27が設けられている。該車速センサ27の出力
信号はコントロールユニット50に入力され、コントロー
ルユニット50では該信号に基づいて車速ＶＳＰを演算す
るようになっいる。
【００１５】ここで、オイルポンプ57からは所定圧の作
動油が供給されるが、ロックアップソレノイド20が閉弁
された状態で、ロックアップクラッチ19に油圧が供給さ
れなかった場合には、作動油はリターン通路60を介して
オイルパン65に戻ることとなる。そして、本発明に係る
構成として、第１の実施例では、ロックアップソレノイ
ド20からオイルパン65へのリターン通路60に該リターン
通路を流れる作動油のリターン油量を計測する流量計63
が介装されている。即ち、流量計63は油圧制御機構とし
てのロックアップソレノイド20の油圧リターン通路60に
おける状態量としてのリターン油量を検出しており、状
態量検出手段としての機能を奏している。
動油が供給されるが、ロックアップソレノイド20が閉弁
された状態で、ロックアップクラッチ19に油圧が供給さ
れなかった場合には、作動油はリターン通路60を介して
オイルパン65に戻ることとなる。そして、本発明に係る
構成として、第１の実施例では、ロックアップソレノイ
ド20からオイルパン65へのリターン通路60に該リターン
通路を流れる作動油のリターン油量を計測する流量計63
が介装されている。即ち、流量計63は油圧制御機構とし
てのロックアップソレノイド20の油圧リターン通路60に
おける状態量としてのリターン油量を検出しており、状
態量検出手段としての機能を奏している。
【００１６】ここで、本第１の実施例に係る、コントロ
ールユニット50が行う前記ロックアップソレノイド20が
正常に作動しているか否かを診断するロックアップソレ
ノイド20の故障診断制御について、図２に示すフローチ
ャートに従って説明する。ステップ１（図中ではＳ１と
記してある。以下同様）では、コントロールユニット50
から、ロックアップソレノイド20を通電して、ロックア
ップクラッチ19の締結を解除すべく信号が出力さている
か否かを判定する。そして、ロックアップクラッチ19の
解除信号が出力さていると判断された場合にはステップ
２に進み、一方ＮＯであれば、ロックアップクラッチ19
に締結指示が出力された状態であり、本フローでは該状
態での診断はできないので、そのまま本フローを終了す
る。
ールユニット50が行う前記ロックアップソレノイド20が
正常に作動しているか否かを診断するロックアップソレ
ノイド20の故障診断制御について、図２に示すフローチ
ャートに従って説明する。ステップ１（図中ではＳ１と
記してある。以下同様）では、コントロールユニット50
から、ロックアップソレノイド20を通電して、ロックア
ップクラッチ19の締結を解除すべく信号が出力さている
か否かを判定する。そして、ロックアップクラッチ19の
解除信号が出力さていると判断された場合にはステップ
２に進み、一方ＮＯであれば、ロックアップクラッチ19
に締結指示が出力された状態であり、本フローでは該状
態での診断はできないので、そのまま本フローを終了す
る。
【００１７】即ち、該ステップが締結・解除指示状態検
出手段を構成する。ロックアップソレノイド20が正常で
あれば、ロックアップの解除状態においては、オイルポ
ンプ57から所定の圧力で供給された作動油はリターン通
路60を介してオイルパン65に戻ることとなる。そして、
前記所定の圧力は車速ＶＳＰによって変化するので、前
記ロックアップの解除状態におけるリターン油量が異な
ってくる。このためステップ２では、演算された車速Ｖ
ＳＰに従って、ロックアップクラッチ19の油圧制御機構
であるロックアップソレノイド20が正常な場合のリター
ン通路60を流れるリターン油量の判定スライス量ＱRSL
を読込む。
出手段を構成する。ロックアップソレノイド20が正常で
あれば、ロックアップの解除状態においては、オイルポ
ンプ57から所定の圧力で供給された作動油はリターン通
路60を介してオイルパン65に戻ることとなる。そして、
前記所定の圧力は車速ＶＳＰによって変化するので、前
記ロックアップの解除状態におけるリターン油量が異な
ってくる。このためステップ２では、演算された車速Ｖ
ＳＰに従って、ロックアップクラッチ19の油圧制御機構
であるロックアップソレノイド20が正常な場合のリター
ン通路60を流れるリターン油量の判定スライス量ＱRSL
を読込む。
【００１８】ステップ３では、流量計63により検出され
るリターン通路60を流れる作動油のリターン油量ＱR か
ら、前記ステップ２で読込んだ判定スライス量ＱRSL を
減算して、偏差を求め、当該偏差の正負を判断する。そ
して、当該偏差が零または正（ＱR −ＱRSL ≧０）であ
ると判断された場合には、判定スライス量ＱRSL 以上の
リターン油量ＱR があり、もって、ロックアップソレノ
イド20が正常に作用しているとして、ステップ４に進
み、異常フラグを０（正常状態）として、本フローを終
了する。
るリターン通路60を流れる作動油のリターン油量ＱR か
ら、前記ステップ２で読込んだ判定スライス量ＱRSL を
減算して、偏差を求め、当該偏差の正負を判断する。そ
して、当該偏差が零または正（ＱR −ＱRSL ≧０）であ
ると判断された場合には、判定スライス量ＱRSL 以上の
リターン油量ＱR があり、もって、ロックアップソレノ
イド20が正常に作用しているとして、ステップ４に進
み、異常フラグを０（正常状態）として、本フローを終
了する。
【００１９】一方、当該偏差が負（ＱR −ＱRSL ＜０）
であると判断された場合には、ロックアップの解除状態
において、ロックアップソレノイド20を動作させ、所定
の圧力で供給された作動油をリターン通路60を介してオ
イルパン65に戻すように制御しているにも拘らず、判定
スライス量ＱRSL 未満のリターン油量ＱR しかリターン
しておらず、もって、ロックアップソレノイド20が正常
に作用していないとして、ステップ５に進み、異常フラ
グを１（異常状態）として、本フローを終了する。
であると判断された場合には、ロックアップの解除状態
において、ロックアップソレノイド20を動作させ、所定
の圧力で供給された作動油をリターン通路60を介してオ
イルパン65に戻すように制御しているにも拘らず、判定
スライス量ＱRSL 未満のリターン油量ＱR しかリターン
しておらず、もって、ロックアップソレノイド20が正常
に作用していないとして、ステップ５に進み、異常フラ
グを１（異常状態）として、本フローを終了する。
【００２０】このように、第１の実施例では、ロックア
ップの解除状態において、ロックアップソレノイド20を
動作させて作動油をリターン通路に戻すようにしている
にも拘らず、リターン油量が少ない場合には当該ロック
アップソレノイド20が故障していると診断するようにし
た。従って、本実施例では、高価なギア位置センサ、ト
ルクコンバータの出力軸の回転速度を検出する回転セン
サ等を別個に新たに設けなくとも、極めて簡易かつ安価
な構成により該油圧制御機構の故障を精度良く診断する
ことができる。
ップの解除状態において、ロックアップソレノイド20を
動作させて作動油をリターン通路に戻すようにしている
にも拘らず、リターン油量が少ない場合には当該ロック
アップソレノイド20が故障していると診断するようにし
た。従って、本実施例では、高価なギア位置センサ、ト
ルクコンバータの出力軸の回転速度を検出する回転セン
サ等を別個に新たに設けなくとも、極めて簡易かつ安価
な構成により該油圧制御機構の故障を精度良く診断する
ことができる。
【００２１】なお、運転者に油圧制御機構の故障を警告
灯等を点灯させて認知させ、修理等の処置を促すように
すれば、該油圧ロックアップクラッチの油圧制御機構の
故障に伴う燃費・排気組成・車両の運転性の悪化等を最
小に留めることができる。次に、第２の実施例について
説明する。第２の実施例は、図１に示す第１の実施例の
全体構成に関しては以下の点を除いて同様であるので説
明を省略する。
灯等を点灯させて認知させ、修理等の処置を促すように
すれば、該油圧ロックアップクラッチの油圧制御機構の
故障に伴う燃費・排気組成・車両の運転性の悪化等を最
小に留めることができる。次に、第２の実施例について
説明する。第２の実施例は、図１に示す第１の実施例の
全体構成に関しては以下の点を除いて同様であるので説
明を省略する。
【００２２】本発明に係る構成として、第２の実施例で
は、オイルポンプ57から油圧供給通路58、ロックアップ
ソレノイド20を介してロックアップクラッチ19に供給さ
れる作動油の油温ＴATを計測するために、油圧供給通路
58に供給油温度計71を設けている。また、ロックアップ
ソレノイド20からオイルパン59へのリターン通路60に該
リターン通路を流れる作動油のリターン温度ＴR を計測
する温度計73が介装されている。即ち、温度計73は油圧
制御機構としてのロックアップソレノイド20の油圧リタ
ーン通路60における状態量としてのリターン温度ＴR を
検出しており、状態量検出手段としての機能を奏してい
る。
は、オイルポンプ57から油圧供給通路58、ロックアップ
ソレノイド20を介してロックアップクラッチ19に供給さ
れる作動油の油温ＴATを計測するために、油圧供給通路
58に供給油温度計71を設けている。また、ロックアップ
ソレノイド20からオイルパン59へのリターン通路60に該
リターン通路を流れる作動油のリターン温度ＴR を計測
する温度計73が介装されている。即ち、温度計73は油圧
制御機構としてのロックアップソレノイド20の油圧リタ
ーン通路60における状態量としてのリターン温度ＴR を
検出しており、状態量検出手段としての機能を奏してい
る。
【００２３】また、図３に示すフローチャート、即ち、
油圧ロックアップクラッチ19の油圧制御機構の故障診断
制御についても、図２に示すフローチャートと同一機能
を奏するステップについては同一ステップ番号を付して
説明を省略する。ステップ１においてロックアップクラ
ッチ19の解除信号が出力さていると判断された場合には
ステップ12に進む。
油圧ロックアップクラッチ19の油圧制御機構の故障診断
制御についても、図２に示すフローチャートと同一機能
を奏するステップについては同一ステップ番号を付して
説明を省略する。ステップ１においてロックアップクラ
ッチ19の解除信号が出力さていると判断された場合には
ステップ12に進む。
【００２４】本第２の実施例に係る油圧ロックアップク
ラッチ19の油圧制御機構の故障診断制御については、ス
テップ12において、車速センサ９の検出値に基づいて演
算される車速ＶＳＰ及びロックアップクラッチ19に供給
される作動油の油温ＴATとに従って、油圧ロックアップ
クラッチ19の油圧制御機構が正常な場合のロックアップ
クラッチ19に供給される作動油の油温ＴATとリターン温
度ＴR との偏差の判定スライス温度ＴSLを読込む。
ラッチ19の油圧制御機構の故障診断制御については、ス
テップ12において、車速センサ９の検出値に基づいて演
算される車速ＶＳＰ及びロックアップクラッチ19に供給
される作動油の油温ＴATとに従って、油圧ロックアップ
クラッチ19の油圧制御機構が正常な場合のロックアップ
クラッチ19に供給される作動油の油温ＴATとリターン温
度ＴR との偏差の判定スライス温度ＴSLを読込む。
【００２５】ここで、ロックアップソレノイド20の動作
が正常な状態においては、オイルポンプ57から所定の圧
力で供給された作動油はリターン通路60を介してオイル
パン65に戻ることとなる。即ち、オイルポンプ57から所
定の温度で供給された作動油はリターン通路60を介して
オイルパン65に戻ることとなるので、作動油がリターン
通路60を介してオイルパン65に戻るときには、リターン
通路60に設けられた温度計73により計測されるリターン
温度ＴR とロックアップクラッチ19に供給される作動油
の油温ＴATとは略等しくなる。
が正常な状態においては、オイルポンプ57から所定の圧
力で供給された作動油はリターン通路60を介してオイル
パン65に戻ることとなる。即ち、オイルポンプ57から所
定の温度で供給された作動油はリターン通路60を介して
オイルパン65に戻ることとなるので、作動油がリターン
通路60を介してオイルパン65に戻るときには、リターン
通路60に設けられた温度計73により計測されるリターン
温度ＴR とロックアップクラッチ19に供給される作動油
の油温ＴATとは略等しくなる。
【００２６】従って、ステップ13において、前記油温Ｔ
ATと前記リターン温度ＴR との偏差が判定スライス温度
ＴSLより大きいか否かを判断し、当該偏差が判定スライ
ス温度ＴSLより小さい（ＴAT−ＴR ＜ＴSL）と判断され
た場合には、リターン通路60にはロックアップクラッチ
19に供給される作動油と略等しい温度の作動油が流れて
おり、もってロックアップソレノイド20が正常に動作し
てリターン通路60に作動油を流しているので、前記リタ
ーン温度ＴR がロックアップクラッチ19に供給される作
動油の油温ＴATに略等しくなっているとして、ロックア
ップソレノイド20が正常に作用していると判断する。も
って、ステップ14に進み、異常フラグを０（正常状態）
として、本フローを終了する。
ATと前記リターン温度ＴR との偏差が判定スライス温度
ＴSLより大きいか否かを判断し、当該偏差が判定スライ
ス温度ＴSLより小さい（ＴAT−ＴR ＜ＴSL）と判断され
た場合には、リターン通路60にはロックアップクラッチ
19に供給される作動油と略等しい温度の作動油が流れて
おり、もってロックアップソレノイド20が正常に動作し
てリターン通路60に作動油を流しているので、前記リタ
ーン温度ＴR がロックアップクラッチ19に供給される作
動油の油温ＴATに略等しくなっているとして、ロックア
ップソレノイド20が正常に作用していると判断する。も
って、ステップ14に進み、異常フラグを０（正常状態）
として、本フローを終了する。
【００２７】一方、当該偏差が判定スライス温度ＴSLよ
り大きいか等しい（ＴAT−ＴR ≧Ｔ SL）と判断された場
合には、ロックアップの解除状態において、ロックアッ
プソレノイド20を動作させ、所定の圧力で供給された作
動油をリターン通路60を介してオイルパン65に戻すよう
に制御しているにも拘らず、少量の作動油のみが戻って
いるため、前記リターン温度ＴR がロックアップクラッ
チ19に供給される作動油の油温ＴATから大きく低下して
いるとして、ロックアップソレノイド20が正常に作用し
ていないと判断する。もって、ステップ15に進み、異常
フラグを１（異常状態）として、本フローを終了する。
り大きいか等しい（ＴAT−ＴR ≧Ｔ SL）と判断された場
合には、ロックアップの解除状態において、ロックアッ
プソレノイド20を動作させ、所定の圧力で供給された作
動油をリターン通路60を介してオイルパン65に戻すよう
に制御しているにも拘らず、少量の作動油のみが戻って
いるため、前記リターン温度ＴR がロックアップクラッ
チ19に供給される作動油の油温ＴATから大きく低下して
いるとして、ロックアップソレノイド20が正常に作用し
ていないと判断する。もって、ステップ15に進み、異常
フラグを１（異常状態）として、本フローを終了する。
【００２８】このように、第２の実施例においても、ロ
ックアップの解除状態において、ロックアップソレノイ
ド20を動作させて作動油をリターン通路に戻すようにし
ているにも拘らず、リターン通路における温度がロック
アップクラッチ19に供給される作動油の油温ＴATから大
きく低下している場合には当該ロックアップソレノイド
20が故障していると診断するようにした。従って、本実
施例では、高価なギア位置センサ、トルクコンバータの
出力軸の回転速度を検出する回転センサ等を別個に新た
に設けなくとも、極めて簡易かつ安価な構成により該油
圧制御機構の故障を精度良く診断することができる。
ックアップの解除状態において、ロックアップソレノイ
ド20を動作させて作動油をリターン通路に戻すようにし
ているにも拘らず、リターン通路における温度がロック
アップクラッチ19に供給される作動油の油温ＴATから大
きく低下している場合には当該ロックアップソレノイド
20が故障していると診断するようにした。従って、本実
施例では、高価なギア位置センサ、トルクコンバータの
出力軸の回転速度を検出する回転センサ等を別個に新た
に設けなくとも、極めて簡易かつ安価な構成により該油
圧制御機構の故障を精度良く診断することができる。
【００２９】尚、以上説明した実施例においては、油圧
制御機構の油圧リターン通路における状態量として、第
１の実施例ではロックアップソレノイド20からオイルパ
ン65へのリターン通路60を流れる作動油のリターン油量
を用い、第２の実施例では、油圧リターン通路60におけ
るリターン温度ＴR を用いたが、状態量としては以上の
ものに限られるものでは無い。例えば、リターン通路60
を流れる作動油の有無による静電容量の変化、リターン
通路60を流れる作動油の有無によるリターン通路60内の
圧力の変化、流体が流動する際に発する音の変化、リタ
ーン通路60の一部を光が透過する材質のものにより形成
し、流体が流動する際の光の透過率の変化等を状態量と
して用いてもよい。そして、該状態量とに基づいて前記
油圧制御機構の故障を診断することが可能なことは勿論
である。
制御機構の油圧リターン通路における状態量として、第
１の実施例ではロックアップソレノイド20からオイルパ
ン65へのリターン通路60を流れる作動油のリターン油量
を用い、第２の実施例では、油圧リターン通路60におけ
るリターン温度ＴR を用いたが、状態量としては以上の
ものに限られるものでは無い。例えば、リターン通路60
を流れる作動油の有無による静電容量の変化、リターン
通路60を流れる作動油の有無によるリターン通路60内の
圧力の変化、流体が流動する際に発する音の変化、リタ
ーン通路60の一部を光が透過する材質のものにより形成
し、流体が流動する際の光の透過率の変化等を状態量と
して用いてもよい。そして、該状態量とに基づいて前記
油圧制御機構の故障を診断することが可能なことは勿論
である。
【００３０】さらに、第１の実施例と第の実施例とを組
み合わせることにより、さらに精度が向上した油圧ロッ
クアップクラッチの油圧制御機構の故障診断をすること
ができることは自明である。
み合わせることにより、さらに精度が向上した油圧ロッ
クアップクラッチの油圧制御機構の故障診断をすること
ができることは自明である。
【００３１】
【発明の効果】以上説明したように本発明によると、油
圧ロックアップクラッチの締結・解除指示状態と、油圧
制御機構の油圧リターン通路における状態量とに基づい
て、油圧ロックアップクラッチの油圧制御機構が故障し
ているか否かを診断するようにしたので、高価なトルク
コンバータの出力軸の回転速度を検出する回転センサ等
を別個に新たに設けなくとも、極めて簡易かつ安価な構
成により該油圧制御機構の故障を精度良く診断すること
ができる。
圧ロックアップクラッチの締結・解除指示状態と、油圧
制御機構の油圧リターン通路における状態量とに基づい
て、油圧ロックアップクラッチの油圧制御機構が故障し
ているか否かを診断するようにしたので、高価なトルク
コンバータの出力軸の回転速度を検出する回転センサ等
を別個に新たに設けなくとも、極めて簡易かつ安価な構
成により該油圧制御機構の故障を精度良く診断すること
ができる。
【００３２】なお、運転者に油圧制御機構の故障を警告
灯等を点灯させて認知させ、修理等の処置を促すように
すれば、該油圧ロックアップクラッチの油圧制御機構の
故障に伴う燃費・排気組成・車両の運転性の悪化等を最
小に留めることができる。
灯等を点灯させて認知させ、修理等の処置を促すように
すれば、該油圧ロックアップクラッチの油圧制御機構の
故障に伴う燃費・排気組成・車両の運転性の悪化等を最
小に留めることができる。
【図１】本発明にかかる実施例の全体構成図
【図２】本発明の第１実施例に係る油圧ロックアップク
ラッチの油圧制御機構としてのロックアップソレノイド
の故障診断を説明するフローチャート
ラッチの油圧制御機構としてのロックアップソレノイド
の故障診断を説明するフローチャート
【図３】本発明の第２実施例に係る油圧ロックアップク
ラッチの油圧制御機構としてのロックアップソレノイド
の故障診断を説明するフローチャート
ラッチの油圧制御機構としてのロックアップソレノイド
の故障診断を説明するフローチャート
１ 機関 10 トルクコンバータ 11 入力軸 15 出力軸 19 ロックアップクラッチ 20 ロックアップソレノイド 50 コントロールユニット
Claims (1)
- 【請求項１】機関の出力軸に連結される車両用トルクコ
ンバータ付自動変速機に備えられるトルクコンバータの
入力軸と出力軸とを機械的に連結する油圧ロックアップ
クラッチへの作動油圧の供給を制御する油圧ロックアッ
プクラッチの油圧制御機構の故障診断装置であって、 油圧ロックアップクラッチへの締結・解除指示状態を検
出する締結・解除指示状態検出手段と、 油圧制御機構の油圧リターン通路における状態量を検出
する状態量検出手段と、 前記油圧ロックアップクラッチへの締結・解除指示状態
と前記状態量とに基づいて前記油圧制御機構の故障を診
断する故障診断手段と、 を備えたことを特徴とする油圧ロックアップクラッチの
油圧制御機構の故障診断装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5336017A JPH07190189A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 油圧ロックアップクラッチの油圧制御機構の故障診断装置 |
| US08/365,147 US5598907A (en) | 1993-12-28 | 1994-12-28 | Apparatus and method for diagnosing faults in a hydraulic type lock-up clutch |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5336017A JPH07190189A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 油圧ロックアップクラッチの油圧制御機構の故障診断装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07190189A true JPH07190189A (ja) | 1995-07-28 |
Family
ID=18294839
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5336017A Pending JPH07190189A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 油圧ロックアップクラッチの油圧制御機構の故障診断装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5598907A (ja) |
| JP (1) | JPH07190189A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2389155B (en) * | 2002-03-28 | 2005-12-07 | Jcb Transmissions | Material handling vehicle transmission |
| CN104265876B (zh) * | 2014-08-05 | 2016-07-13 | 潍柴动力股份有限公司 | 一种离合器控制失败的故障诊断方法及系统 |
Family Cites Families (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5211365A (en) * | 1975-07-16 | 1977-01-28 | Toyota Motor Corp | Oil pressure control device for fluid transmission mechanism with clut ch connected directly |
| JPS54155357A (en) * | 1978-05-29 | 1979-12-07 | Honda Motor Co Ltd | Controller for hydraulic transmission of vehicle |
| JPS5917061A (ja) * | 1982-07-16 | 1984-01-28 | Nissan Motor Co Ltd | トルク伝達装置 |
| JPS59208263A (ja) * | 1983-05-10 | 1984-11-26 | Honda Motor Co Ltd | 車両用自動変速機におけるトルクコンバ−タの直結制御装置 |
| JPS6084466A (ja) * | 1983-10-17 | 1985-05-13 | Honda Motor Co Ltd | 車両用自動変速機におけるトルクコンバ−タの直結制御装置 |
| DE3640139C2 (de) * | 1985-11-25 | 1991-06-27 | Honda Motor Co Ltd | Verfahren und vorrichtung zur steuerung einer kupplung in einem fluessigkeits-drehmomentwandler eines fahrzeuggetriebes |
| JPS62241740A (ja) * | 1986-04-14 | 1987-10-22 | Toyota Motor Corp | 自動変速機及びエンジンの一体制御装置 |
| JPS62297567A (ja) * | 1986-06-16 | 1987-12-24 | Honda Motor Co Ltd | 車両用変速機における流体トルクコンバ−タ用クラツチの作動制御方法 |
| US4768632A (en) * | 1987-01-08 | 1988-09-06 | Ford Motor Company | Lockup control system for an automatic transmission torque converter |
| JP2906410B2 (ja) * | 1987-04-20 | 1999-06-21 | 三菱自動車工業株式会社 | 自動変速機の油圧制御方法 |
| JP2815596B2 (ja) * | 1989-01-20 | 1998-10-27 | マツダ株式会社 | トルクコンバータのスリップ制御装置 |
| JP2571621B2 (ja) * | 1989-03-31 | 1997-01-16 | 日産自動車株式会社 | 自動変速機のロックアップ制御装置 |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP5336017A patent/JPH07190189A/ja active Pending
-
1994
- 1994-12-28 US US08/365,147 patent/US5598907A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5598907A (en) | 1997-02-04 |
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