JPH04236852A - 自動変速機のライン圧制御装置 - Google Patents
自動変速機のライン圧制御装置Info
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- JPH04236852A JPH04236852A JP165691A JP165691A JPH04236852A JP H04236852 A JPH04236852 A JP H04236852A JP 165691 A JP165691 A JP 165691A JP 165691 A JP165691 A JP 165691A JP H04236852 A JPH04236852 A JP H04236852A
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- line pressure
- engine
- torque
- combustion chamber
- pressure
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- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims abstract description 26
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 14
- 238000010586 diagram Methods 0.000 abstract description 9
- 230000035939 shock Effects 0.000 abstract description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 abstract description 2
- ATJFFYVFTNAWJD-UHFFFAOYSA-N Tin Chemical compound [Sn] ATJFFYVFTNAWJD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 description 4
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 3
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- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 2
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D2200/00—Input parameters for engine control
- F02D2200/02—Input parameters for engine control the parameters being related to the engine
- F02D2200/10—Parameters related to the engine output, e.g. engine torque or engine speed
- F02D2200/1002—Output torque
- F02D2200/1004—Estimation of the output torque
Landscapes
- Control Of Transmission Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用の自動変速機
(オートマチックトランスミッション)のライン圧を制
御するライン圧制御装置に関する。
(オートマチックトランスミッション)のライン圧を制
御するライン圧制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用自動変速機では、オイルポンプ
の吐出圧を調圧してライン圧を得、これを油圧回路に供
給して、トルクコンバータの作動油圧,歯車式変速機中
の各種変速要素の作動油圧としているが、このライン圧
は、機関出力トルクに応じた適正油圧に制御している。
の吐出圧を調圧してライン圧を得、これを油圧回路に供
給して、トルクコンバータの作動油圧,歯車式変速機中
の各種変速要素の作動油圧としているが、このライン圧
は、機関出力トルクに応じた適正油圧に制御している。
【0003】即ち、自動変速機においてトルクコンバー
タ,各種変速要素の作動油圧の源となるライン圧は、機
関出力トルクに応じて適正油圧に調整する必要があり、
変速中に適正油圧より高い場合は、トルクの伝達効率が
高くなり、変速ショックが発生する。また、非変速中に
適正油圧より高い場合は、オイルポンプの負荷が大きく
なり燃費が悪化する。一方、変速中に適正油圧より低い
場合は、トルクの伝達効率が低いため、クラッチのスリ
ップ時間が長く変速の間延び感を生じる。また、非変速
中に適正油圧より低い場合は、トルクの伝達効率が低い
ためクラッチにスリップが発生し、このスリップによる
発熱のためクラッチの耐久性やオイルの耐久性が悪化す
る。
タ,各種変速要素の作動油圧の源となるライン圧は、機
関出力トルクに応じて適正油圧に調整する必要があり、
変速中に適正油圧より高い場合は、トルクの伝達効率が
高くなり、変速ショックが発生する。また、非変速中に
適正油圧より高い場合は、オイルポンプの負荷が大きく
なり燃費が悪化する。一方、変速中に適正油圧より低い
場合は、トルクの伝達効率が低いため、クラッチのスリ
ップ時間が長く変速の間延び感を生じる。また、非変速
中に適正油圧より低い場合は、トルクの伝達効率が低い
ためクラッチにスリップが発生し、このスリップによる
発熱のためクラッチの耐久性やオイルの耐久性が悪化す
る。
【0004】そこで、従来は、エアフローメータからの
信号に基づいて検出される吸入空気流量Qと、クランク
角センサからの信号に基づいて算出される機関回転速度
Nとから、1回転当たりの吸入空気量に対応するものと
して、トルクTQ=K・Q/N(Kは定数)を算出し、
これに対応して予め最適なライン圧を定めたマップを参
照して、ライン圧を設定し、これに基づいてライン圧ア
クチュエータを駆動してライン圧を制御していた(特開
昭62−9054号公報等参照)。
信号に基づいて検出される吸入空気流量Qと、クランク
角センサからの信号に基づいて算出される機関回転速度
Nとから、1回転当たりの吸入空気量に対応するものと
して、トルクTQ=K・Q/N(Kは定数)を算出し、
これに対応して予め最適なライン圧を定めたマップを参
照して、ライン圧を設定し、これに基づいてライン圧ア
クチュエータを駆動してライン圧を制御していた(特開
昭62−9054号公報等参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来装
置のように、吸入空気量Qと機関回転速度Nとから機関
出力トルクを推定するものでは、図6に示したように、
基本噴射パルスTp(トルク推定値に相当する)を一定
とした場合の実測値は高回転域で大きく低下しており、
推定値と実測値との誤差が高回転域で大きいという問題
があった。
置のように、吸入空気量Qと機関回転速度Nとから機関
出力トルクを推定するものでは、図6に示したように、
基本噴射パルスTp(トルク推定値に相当する)を一定
とした場合の実測値は高回転域で大きく低下しており、
推定値と実測値との誤差が高回転域で大きいという問題
があった。
【0006】本発明は上記の事情に鑑みなされたもので
、機関の全運転領域で機関出力トルクを正確に演算でき
、機関出力トルクに応じた正確なライン圧の設定ができ
る自動変速機のライン圧制御装置を提供することを目的
とする。
、機関の全運転領域で機関出力トルクを正確に演算でき
、機関出力トルクに応じた正確なライン圧の設定ができ
る自動変速機のライン圧制御装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、図1
に示すように、各変速要素を制御する油圧回路に供給さ
れるライン圧を機関出力トルクに基づいて設定するライ
ン圧設定手段と、設定されたライン圧に対応する出力信
号を発生してライン圧アクチュエータを駆動し前記油圧
回路に供給されるライン圧を制御するライン圧制御手段
とを備えた自動変速機のライン圧制御装置において、ク
ランク角度を検出するクランク角度検出手段と、機関燃
焼室内の圧力を検出する燃焼室内圧力検出手段と、燃焼
室容積を検出する燃焼室容積検出手段と、これら各検出
手段からの信号に基づいて機関1サイクル毎の有効仕事
量を演算する有効仕事量演算手段と、演算された有効仕
事量から前記機関出力トルクを推定するトルク推定手段
とを備えて構成した。
に示すように、各変速要素を制御する油圧回路に供給さ
れるライン圧を機関出力トルクに基づいて設定するライ
ン圧設定手段と、設定されたライン圧に対応する出力信
号を発生してライン圧アクチュエータを駆動し前記油圧
回路に供給されるライン圧を制御するライン圧制御手段
とを備えた自動変速機のライン圧制御装置において、ク
ランク角度を検出するクランク角度検出手段と、機関燃
焼室内の圧力を検出する燃焼室内圧力検出手段と、燃焼
室容積を検出する燃焼室容積検出手段と、これら各検出
手段からの信号に基づいて機関1サイクル毎の有効仕事
量を演算する有効仕事量演算手段と、演算された有効仕
事量から前記機関出力トルクを推定するトルク推定手段
とを備えて構成した。
【0008】
【作用】かかる構成において、有効仕事量演算手段は、
クランク角度検出手段、燃焼室内圧力検出手段及び燃焼
室容積検出手段からの信号に基づいてあるクランク角度
毎に燃焼室の圧力と容積データを収集し、収集したデー
タを用いて機関の有効仕事量を演算する。この演算を機
関の1サイクル毎に実行する。トルク推定手段は、演算
された有効仕事量から機関出力トルクを推定する。この
ようして推定された機関出力トルクを用いてライン圧設
定手段がライン圧を設定し、ライン圧制御手段は、油圧
回路に供給されるライン圧が設定されたライン圧となる
ようライン圧アクチュエータを駆動してライン圧を制御
する。
クランク角度検出手段、燃焼室内圧力検出手段及び燃焼
室容積検出手段からの信号に基づいてあるクランク角度
毎に燃焼室の圧力と容積データを収集し、収集したデー
タを用いて機関の有効仕事量を演算する。この演算を機
関の1サイクル毎に実行する。トルク推定手段は、演算
された有効仕事量から機関出力トルクを推定する。この
ようして推定された機関出力トルクを用いてライン圧設
定手段がライン圧を設定し、ライン圧制御手段は、油圧
回路に供給されるライン圧が設定されたライン圧となる
ようライン圧アクチュエータを駆動してライン圧を制御
する。
【0009】このように、燃焼室で実際に発生したエネ
ルギから機関出力トルクを推定することにより、機関出
力トルクの推定が正確となりライン圧制御を高精度にで
きるようになる。
ルギから機関出力トルクを推定することにより、機関出
力トルクの推定が正確となりライン圧制御を高精度にで
きるようになる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。本実施例の構成を示す図2において、機関1の
出力側に自動変速機2が設けられている。自動変速機2
は、機関1の出力側に介在するトルクコンバータ3と、
このトルクコンバータ3を介して連結された歯車式変速
機4と、この歯車式変速機4中の各種変速要素の結合・
解放操作を行う油圧アクチュエータ5とを備える。油圧
アクチュエータ5に対する作動油圧は各種の電磁バルブ
を介してON・OFF制御されるが、ここでは自動変速
のためのシフト用電磁バルブ6A,6Bのみを示してあ
る。
明する。本実施例の構成を示す図2において、機関1の
出力側に自動変速機2が設けられている。自動変速機2
は、機関1の出力側に介在するトルクコンバータ3と、
このトルクコンバータ3を介して連結された歯車式変速
機4と、この歯車式変速機4中の各種変速要素の結合・
解放操作を行う油圧アクチュエータ5とを備える。油圧
アクチュエータ5に対する作動油圧は各種の電磁バルブ
を介してON・OFF制御されるが、ここでは自動変速
のためのシフト用電磁バルブ6A,6Bのみを示してあ
る。
【0011】ここで、トルクコンバータ3及び油圧アク
チュエータ5に対する作動油圧であるライン圧を得るた
めに、歯車式変速機4の入力軸により駆動されるオイル
ポンプ7が用いられると共に、オリフィス8,電磁バル
ブ9,プレッシャモデファイヤバルブ10及びプレッシ
ャレギュレータバルブ11が設けられている。電磁バル
ブ9は、後述の如くデューティ制御され、オリフィス8
を介して導かれるオイルポンプ7の吐出圧を基に、パイ
ロット圧を得る。プレッシャモデファイヤバルブ10は
、そのパイロット圧を増幅する。プレッシャレギュレー
タバルブ11はオイルポンプ7からの吐出圧をプレッシ
ャモデファイヤバルブ10からのパイロット圧に比例し
たライン圧に調圧して、トルクコンバータ3及び油圧ア
クチュエータ5等の油圧回路へ送る。
チュエータ5に対する作動油圧であるライン圧を得るた
めに、歯車式変速機4の入力軸により駆動されるオイル
ポンプ7が用いられると共に、オリフィス8,電磁バル
ブ9,プレッシャモデファイヤバルブ10及びプレッシ
ャレギュレータバルブ11が設けられている。電磁バル
ブ9は、後述の如くデューティ制御され、オリフィス8
を介して導かれるオイルポンプ7の吐出圧を基に、パイ
ロット圧を得る。プレッシャモデファイヤバルブ10は
、そのパイロット圧を増幅する。プレッシャレギュレー
タバルブ11はオイルポンプ7からの吐出圧をプレッシ
ャモデファイヤバルブ10からのパイロット圧に比例し
たライン圧に調圧して、トルクコンバータ3及び油圧ア
クチュエータ5等の油圧回路へ送る。
【0012】コントロールユニット12には、各種のセ
ンサからの信号が入力されている。前記各種のセンサと
しては、機関1の吸気系のスロットル弁13の開度TV
Oを検出するポテンショメータ式のスロットルセンサ1
4が設けられている。また、機関1のクランク軸又はこ
れに同期して回転する軸にクランク角度検出手段として
のクランク角センサ15が設けられている。このクラン
ク角センサ15からの信号は例えば基準クランク角毎の
パルス信号で、その周期より機関回転速度Nが算出され
る。
ンサからの信号が入力されている。前記各種のセンサと
しては、機関1の吸気系のスロットル弁13の開度TV
Oを検出するポテンショメータ式のスロットルセンサ1
4が設けられている。また、機関1のクランク軸又はこ
れに同期して回転する軸にクランク角度検出手段として
のクランク角センサ15が設けられている。このクラン
ク角センサ15からの信号は例えば基準クランク角毎の
パルス信号で、その周期より機関回転速度Nが算出され
る。
【0013】また、自動変速機2の出力軸より回転信号
を得て車速VSPを検出する車速センサ16が設けられ
ている。また、機関1には、その気筒の燃焼室内の圧力
を検出する燃焼室内圧力検出手段としての筒内センサ1
7が装着されている。コントロールユニット12は、マ
イクロコンピュータを内蔵し、主に変速制御とライン圧
制御とを行う。
を得て車速VSPを検出する車速センサ16が設けられ
ている。また、機関1には、その気筒の燃焼室内の圧力
を検出する燃焼室内圧力検出手段としての筒内センサ1
7が装着されている。コントロールユニット12は、マ
イクロコンピュータを内蔵し、主に変速制御とライン圧
制御とを行う。
【0014】変速制御は、セレクトレバーの操作位置に
適合して行い、特にセレクトレバーがDレンジの状態で
は、スロットル弁開度TVOと車速VSPとに従って1
速〜4速等の変速位置を自動設定し、シフト用電磁弁6
A,6BのON・OFFの組合せを制御して、油圧アク
チュエータ5を介して歯車式変速機4をその変速位置に
制御する。
適合して行い、特にセレクトレバーがDレンジの状態で
は、スロットル弁開度TVOと車速VSPとに従って1
速〜4速等の変速位置を自動設定し、シフト用電磁弁6
A,6BのON・OFFの組合せを制御して、油圧アク
チュエータ5を介して歯車式変速機4をその変速位置に
制御する。
【0015】ライン圧制御は、図3に示すライン圧制御
ルーチンに従って、ライン圧アクチュエータとしての電
磁バルブ9をデューティ制御して行う。ここで、デュー
ティ(開弁時間割合)を増大させることにより、ライン
圧を増大させることができる。次に図3のライン圧制御
ルーチンについて説明する。尚、本実施例において、燃
焼室容積検出手段、有効仕事量演算手段、トルク推定手
段、ライン圧設定手段及びライン圧制御手段としての機
能は、図3のフローチャートに示すようにソフトウエア
的に備えられている。
ルーチンに従って、ライン圧アクチュエータとしての電
磁バルブ9をデューティ制御して行う。ここで、デュー
ティ(開弁時間割合)を増大させることにより、ライン
圧を増大させることができる。次に図3のライン圧制御
ルーチンについて説明する。尚、本実施例において、燃
焼室容積検出手段、有効仕事量演算手段、トルク推定手
段、ライン圧設定手段及びライン圧制御手段としての機
能は、図3のフローチャートに示すようにソフトウエア
的に備えられている。
【0016】まず、ステップ1(図中ではS1と記し、
以下同様とする)では、クランク角センサ15からのク
ランク角度A信号や筒内センサ17からの燃焼室内圧力
P信号等の各種センサからの信号を入力する。ステップ
2では、クランク角1°毎の燃焼室内容積Vn ( n
=0〜720 )を、クランクアームやコンロッドの長
さ等の機関構造及びクランク角度A信号に基づいて算出
する。
以下同様とする)では、クランク角センサ15からのク
ランク角度A信号や筒内センサ17からの燃焼室内圧力
P信号等の各種センサからの信号を入力する。ステップ
2では、クランク角1°毎の燃焼室内容積Vn ( n
=0〜720 )を、クランクアームやコンロッドの長
さ等の機関構造及びクランク角度A信号に基づいて算出
する。
【0017】ステップ3では、ステップ2で算出された
燃焼室内容積Vn からクランク角1°毎の容積変化Δ
Vn を算出し、このΔVn とクランク角1°毎に検
出された燃焼室内圧力Pn とから、図4に示すP−V
線図において斜線で示す正の仕事量を示す面積Xと負の
仕事量を示す面積Yとを演算し、その差から機関の1サ
イクル当たりの1気筒分の有効仕事量W(=X−Y)を
演算する。そして、この有効仕事量Wに気筒数Mを乗算
したものを機関1の1サイクル当たりの機関出力トルク
相当値として推定し、機関出力トルクTEng (=W
×M)を求める。
燃焼室内容積Vn からクランク角1°毎の容積変化Δ
Vn を算出し、このΔVn とクランク角1°毎に検
出された燃焼室内圧力Pn とから、図4に示すP−V
線図において斜線で示す正の仕事量を示す面積Xと負の
仕事量を示す面積Yとを演算し、その差から機関の1サ
イクル当たりの1気筒分の有効仕事量W(=X−Y)を
演算する。そして、この有効仕事量Wに気筒数Mを乗算
したものを機関1の1サイクル当たりの機関出力トルク
相当値として推定し、機関出力トルクTEng (=W
×M)を求める。
【0018】ステップ4では、変速種類に応じて締結さ
れる歯車式変速機4内の各種変速要素(各クラッチ,ブ
レーキ)における伝達トルクTを算出する。例えば、図
5に示す歯車式変速機においては、フロントプラネタリ
ギヤ21のギヤ比をα1 、リヤプラネタリギヤ22の
ギヤ比をα2 とした場合について各変速種類について
変速要素における伝達トルクTと入力トルクTin(機
関出力トルクTEng に相当する)との関係を示すと
、例えば以下のようになっている。
れる歯車式変速機4内の各種変速要素(各クラッチ,ブ
レーキ)における伝達トルクTを算出する。例えば、図
5に示す歯車式変速機においては、フロントプラネタリ
ギヤ21のギヤ比をα1 、リヤプラネタリギヤ22の
ギヤ比をα2 とした場合について各変速種類について
変速要素における伝達トルクTと入力トルクTin(機
関出力トルクTEng に相当する)との関係を示すと
、例えば以下のようになっている。
【0019】フォワードクラッチ23が締結し、フォワ
ードワンウェイクラッチ24及びローワンウェイクラッ
チ25が作用するD1速では、フォワードクラッチ23
での伝達トルクTと入力トルクTinとの関係は、T=
(1/α2 )・Tinである。フォワードクラッチ2
3が締結しサーボバンドブレーキ26とフォワードワン
ウェイクラッチ24が作用するD2速では、サーボバン
ドブレーキ26での反力トルクTSB及びフォワードク
ラッチ23での伝達トルクTと入力トルクTinとの関
係は、TSB=〔α1/α2(1+α1)〕・Tinで
あり、T=(1/α2 )・Tinである。
ードワンウェイクラッチ24及びローワンウェイクラッ
チ25が作用するD1速では、フォワードクラッチ23
での伝達トルクTと入力トルクTinとの関係は、T=
(1/α2 )・Tinである。フォワードクラッチ2
3が締結しサーボバンドブレーキ26とフォワードワン
ウェイクラッチ24が作用するD2速では、サーボバン
ドブレーキ26での反力トルクTSB及びフォワードク
ラッチ23での伝達トルクTと入力トルクTinとの関
係は、TSB=〔α1/α2(1+α1)〕・Tinで
あり、T=(1/α2 )・Tinである。
【0020】ハイクラッチ27及びフォワードクラッチ
23が締結しフォワードワンウェイクラッチ24が作用
するD3速では、ハイクラッチ27及びフォワードクラ
ッチ23で伝達するトルクTは等しく、T=〔1/(1
+α2)〕・Tinである。ハイクラッチ27が締結し
サーボバンドブレーキ26が作用するD4速では、ハイ
クラッチ27での伝達トルクTはリヤプラネタリキャリ
アの分担トルクが0なので、T=Tinであり、サーボ
バンドブレーキ26での反力トルクTSBと入力トルク
Tinとの関係は、TSB=〔α1/(1+α1)〕・
Tinである。
23が締結しフォワードワンウェイクラッチ24が作用
するD3速では、ハイクラッチ27及びフォワードクラ
ッチ23で伝達するトルクTは等しく、T=〔1/(1
+α2)〕・Tinである。ハイクラッチ27が締結し
サーボバンドブレーキ26が作用するD4速では、ハイ
クラッチ27での伝達トルクTはリヤプラネタリキャリ
アの分担トルクが0なので、T=Tinであり、サーボ
バンドブレーキ26での反力トルクTSBと入力トルク
Tinとの関係は、TSB=〔α1/(1+α1)〕・
Tinである。
【0021】リバースクラッチ28が締結しロー&リバ
ースブレーキ29が作用するR(リバース)レンジでは
、リバースクラッチ28で伝達するトルクTはリヤプラ
ネタリキャリアの分担トルクが0なので、T=Tinで
あり、ロー&リバースブレーキ29で伝達するトルクT
は、T=−〔(1+α1)/α1 〕・Tinである。 尚、図中、30はオーバーランクラッチである。
ースブレーキ29が作用するR(リバース)レンジでは
、リバースクラッチ28で伝達するトルクTはリヤプラ
ネタリキャリアの分担トルクが0なので、T=Tinで
あり、ロー&リバースブレーキ29で伝達するトルクT
は、T=−〔(1+α1)/α1 〕・Tinである。 尚、図中、30はオーバーランクラッチである。
【0022】従って、上記のような関係からその時の伝
達トルクTを演算する。ステップ5では、ステップ4で
演算された伝達トルクTに応じてその時の変速操作に関
連する各系統のライン圧PLを演算する。例えば、クラ
ッチの場合等では、次式のようにしてライン圧PLが演
算される。 PL=T/(μ・a・n・r) ここで、μは摩擦係数、aはクラッチ1枚当たりの面積
、nはクラッチ枚数、rはクラッチ板半径、Tはクラッ
チ伝達トルクである。
達トルクTを演算する。ステップ5では、ステップ4で
演算された伝達トルクTに応じてその時の変速操作に関
連する各系統のライン圧PLを演算する。例えば、クラ
ッチの場合等では、次式のようにしてライン圧PLが演
算される。 PL=T/(μ・a・n・r) ここで、μは摩擦係数、aはクラッチ1枚当たりの面積
、nはクラッチ枚数、rはクラッチ板半径、Tはクラッ
チ伝達トルクである。
【0023】ステップ6では、演算されたライン圧PL
に相当するデューティを出力して、電磁バルプ9を駆動
することにより、最適なライン圧を得る。このように、
P−V線図を用いて機関の1サイクル当たりの有効仕事
量を算出し、これを機関出力トルク相当と見なしてライ
ン圧を制御するので、機関の全領域で正確に機関出力ト
ルクを推定することができ、ライン圧を精度良く制御で
き変速ショックや燃費率の低減等を図ることができる。
に相当するデューティを出力して、電磁バルプ9を駆動
することにより、最適なライン圧を得る。このように、
P−V線図を用いて機関の1サイクル当たりの有効仕事
量を算出し、これを機関出力トルク相当と見なしてライ
ン圧を制御するので、機関の全領域で正確に機関出力ト
ルクを推定することができ、ライン圧を精度良く制御で
き変速ショックや燃費率の低減等を図ることができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、燃
焼室内圧力と燃焼室内容積とから得られるP−V線図を
用いて有効仕事量を算出して機関出力トルクを推定する
ようにしたので、機関の全運転領域で略正確な機関出力
トルクを推定することができる。従って、機関出力トル
クに見合ったライン圧を設定することができるので、変
速ショックを低減できると共に、非変速時のオイルポン
プロスが低減でき、その結果燃費率が向上する。
焼室内圧力と燃焼室内容積とから得られるP−V線図を
用いて有効仕事量を算出して機関出力トルクを推定する
ようにしたので、機関の全運転領域で略正確な機関出力
トルクを推定することができる。従って、機関出力トル
クに見合ったライン圧を設定することができるので、変
速ショックを低減できると共に、非変速時のオイルポン
プロスが低減でき、その結果燃費率が向上する。
【図1】本発明の構成を説明するブロック図
【図2】本
発明の一実施例の全体システム構成図
発明の一実施例の全体システム構成図
【図3】同上実施
例のライン圧制御ルーチンを示すフローチャート
例のライン圧制御ルーチンを示すフローチャート
【図4】機関のP−V線図
【図5】同上実施例の歯車式変速機の構造を示す図
【図
6】従来装置の問題点を説明する図
6】従来装置の問題点を説明する図
1 機関
2 自動変速機
3 トルクコンバータ
4 歯車式変速機
9 電磁バルブ
12 コントロールユニット
15 クランク角センサ
17 筒内センサ
Claims (1)
- 【請求項1】各変速要素を制御する油圧回路に供給され
るライン圧を機関出力トルクに基づいて設定するライン
圧設定手段と、設定されたライン圧に対応する出力信号
を発生してライン圧アクチュエータを駆動し前記油圧回
路に供給されるライン圧を制御するライン圧制御手段と
を備えた自動変速機のライン圧制御装置において、クラ
ンク角度を検出するクランク角度検出手段と、機関燃焼
室内の圧力を検出する燃焼室内圧力検出手段と、燃焼室
容積を検出する燃焼室容積検出手段と、これら各検出手
段からの信号に基づいて機関1サイクル毎の有効仕事量
を演算する有効仕事量演算手段と、演算された有効仕事
量から前記機関出力トルクを推定するトルク推定手段と
を備えて構成したことを特徴とする自動変速機のライン
圧制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP165691A JPH04236852A (ja) | 1991-01-10 | 1991-01-10 | 自動変速機のライン圧制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP165691A JPH04236852A (ja) | 1991-01-10 | 1991-01-10 | 自動変速機のライン圧制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04236852A true JPH04236852A (ja) | 1992-08-25 |
Family
ID=11507566
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP165691A Pending JPH04236852A (ja) | 1991-01-10 | 1991-01-10 | 自動変速機のライン圧制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04236852A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1347163A1 (fr) * | 2002-03-21 | 2003-09-24 | Renault s.a.s. | Procédé d'estimation du couple de pompage d'un moteur thermique pour véhicule automobile |
US6876918B2 (en) | 2002-09-19 | 2005-04-05 | Jatco Ltd | Method and apparatus for estimating engine torque |
CN110146010A (zh) * | 2019-07-01 | 2019-08-20 | 北京中科启林科技有限公司 | 一种自驱动的高精度角度测量系统及方法 |
-
1991
- 1991-01-10 JP JP165691A patent/JPH04236852A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP1347163A1 (fr) * | 2002-03-21 | 2003-09-24 | Renault s.a.s. | Procédé d'estimation du couple de pompage d'un moteur thermique pour véhicule automobile |
FR2837528A1 (fr) * | 2002-03-21 | 2003-09-26 | Renault | Procede d'estimation du couple de pompage d'un moteur thermique pour vehicule automobile |
US6876918B2 (en) | 2002-09-19 | 2005-04-05 | Jatco Ltd | Method and apparatus for estimating engine torque |
DE10343204B4 (de) * | 2002-09-19 | 2007-07-19 | Jatco Ltd, Fuji | Verfahren und Vorrichtung zur Schätzung des Motordrehmoments |
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CN110146010B (zh) * | 2019-07-01 | 2021-01-12 | 北京中科启林科技有限公司 | 一种自驱动的高精度角度测量系统及方法 |
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