JPH07190059A - 動圧軸受装置 - Google Patents

動圧軸受装置

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JPH07190059A
JPH07190059A JP35490393A JP35490393A JPH07190059A JP H07190059 A JPH07190059 A JP H07190059A JP 35490393 A JP35490393 A JP 35490393A JP 35490393 A JP35490393 A JP 35490393A JP H07190059 A JPH07190059 A JP H07190059A
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JP
Japan
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sleeve
shaft
hub
peripheral surface
magnetic
Prior art date
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Application number
JP35490393A
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English (en)
Inventor
Noboru Yamasumi
昇 山角
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NIPPON FERROFLUIDICS KK
Original Assignee
NIPPON FERROFLUIDICS KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスク嵌合面に対する寸法精度を向上させ
ること。 【構成】 鉄製でハブ21を構成し、このハブ21の内
周面にプラスチック製のスリーブ10を一体成形する。
またハブ21の円周部の空所23内にモータマグネット
6やモータコイルを配設する。ハブ21の円周部の内側
には円筒状の接続部22が一体に垂設されており、この
接続部22の内周面に上記円筒状のスリーブ10を一体
成形により固着する。このスリーブ10の外周面側とシ
ャフト2の内周面側との間で形成されるギャップGに磁
性流体11を封入する。またハブ21側に永久磁石9及
びヨーク8を配設して、磁性流体11封止用の磁気回路
を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はハードディスクドライ
ブのモータに使用され、磁性流体を用いた動圧軸受装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は従来のハードディスクドライブ装
置の片側の断面図を示し、ステータ側の本体ケーシング
1の中心部にシャフト2の基部が固定されている。また
本体ケーシング1の上面側にはモータコイル3が配設さ
れている。シャフト2の先端側には軸方向に沿って一対
のスラストベアリング4a、4bが固定されている。こ
のスラストベアリング4a、4bは磁性体製である。ロ
ータ側のハブ5は非磁性体であるアルミニウム合金で形
成され、シャフト2を挿通する形で配設される。ハブ5
の下部の内周面側には上記モータコイル3と対応したモ
ータマグネット6及び磁性体製のバックヨーク7が配設
されている。またハブ5の上部の内側にはシャフト2の
軸方向に沿って円筒状のヨーク8a、8bが配設され、
両ヨーク8a、8bの間にリング状の永久磁石9が介設
されている。そして上記ヨーク8a、8b及び永久磁石
9の内周面に円筒状で非磁性体製のスリーブ10が配設
されている。つまりこのスリーブ10は上記ヨーク8
a、8b及び永久磁石9により固定されている。
【0003】ここで上記シャフト2の外周面、上側のス
ラストベアリング4aの下面、下側のスラストベアリン
グ4bの上面と、スリーブ10の内周面との間に形成さ
れるギャップGに磁性流体11が封入されている。そし
て永久磁石9の磁束によりヨーク8b、スラストベアリ
ング4b、シャフト2、スラストベアリング4a、ヨー
ク8aにより磁気回路12が形成され、この磁気回路1
2によりスラストベアリング4a、4bとヨーク8a、
8bとの間に磁界がそれぞれ形成されて磁性流体11を
封止するようになっている。
【0004】またシャフト2の外周面及び/又はスリー
ブ10の内周面には、スリーブ10等のロータが回転す
ることによって上記磁性流体11に動圧が発生するよう
に溝等の表面加工が施されている。さらにスリーブ10
の上面と下面、スラストベアリング4aの下面、及びス
ラストベアリング4bの上面にも、スリーブ10の回転
によって磁性流体11に動圧が発生するように表面加工
が施されている。そしてスリーブ10等のロータが回転
すると、シャフト2の内周面とスリーブ10の外周面と
のギャップG、スリーブ10の上下面とスラストベアリ
ング4a、4bとの間のギャップに封入されている磁性
流体11に動圧が発生し、この動圧はシャフト2、スラ
ストベアリング4a、4b、及びスリーブ10にそれぞ
れ作用する。このときのスリーブ10のラジアル荷重は
シャフト2が支持し、スラスト荷重はスラストベアリン
グ4a、4bを介してシャフト2が支持するようになっ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来例の動圧軸
受装置において、ハブ5にハードディスクが嵌合される
場合に、シャフト2の外面とハブ5のハードディスクが
嵌合されるディスク嵌合面13との間の寸法精度が要求
されることになる。ところが上記シャフト2の外面とハ
ブ5のディスク嵌合面13との間には、ハブ5、ヨーク
8a、8b、スリーブ10の3つの部材が介在している
ために、寸法精度が出しにくいという問題があった。ま
た部品点数が多く、コストアップの要因ともなる。さら
にはハブ5の内側にヨーク8a、8b、永久磁石9、ス
リーブ10の部材を固定する必要があり、組立作業性も
悪いという問題もあった。
【0006】この発明は上記従来の欠点を解決するため
になされたものであって、その目的は、ディスク嵌合面
に対する寸法精度を向上させることが可能な動圧軸受装
置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこでこの発明の動圧軸
受装置は、シャフト2の周囲に配設される略円筒状のハ
ウジング21を磁性体で形成し、上記シャフト2の外周
面と内周面が対応する略円筒状でプラスチック製のスリ
ーブ10を上記ハウジング21の内周面側に一体成形
し、上記スリーブ10の両端側に位置するスラストベア
リングを上記シャフト2にそれぞれ形成し、シャフト2
の外周面側と上記スリーブ10の内周面側との間で形成
されるギャップGに磁性流体11を封入し、上記ハウジ
ング21、スラストベアリング、シャフト2などを介し
て磁気回路12を構成するための永久磁石9と磁性体部
材8をスリーブ10の外周側に配設し、上記磁気回路1
2により形成される磁界によって上記ギャップG内に磁
性流体11を封止したことを特徴としている。
【0008】
【作用】上記動圧軸受装置では、スリーブ10とハウジ
ング21とを一体成形していることで、シャフト2とハ
ウジング21のディスク嵌合面との寸法精度が出しやす
く、寸法精度が向上する。またハウジング21側の構成
部材もハウジング21にスリーブ10を一体成形するだ
けなので、部品点数が減少してコストダウンが図れ、組
立作業性が向上する。
【0009】
【実施例】次にこの発明の動圧軸受装置の具体的な実施
例について、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお動
圧軸受装置全体の構成は図2に示す従来例と略同じ構成
箇所があるので、同じ機能を発揮する要素には同じ番号
を付して説明を省略し、要旨の部分について詳述する。
【0010】図1はこの発明の要部断面図を示し、この
発明は従来では非磁性体で構成していたハブを磁性体
(例えば鉄)製でハブ21を構成し、このハウジングで
あるハブ21の内周面に非磁性体(プラスチック)製の
スリーブ10を一体成形したことに特徴を有している。
【0011】上記ハブ21は、図1に示すようにその中
央の挿通孔にシャフト2が挿通されるようになってお
り、ハブ21の円周部の断面は略コ字型に形成されてい
る。ハブ21の円周部の中央部分は空所23となってお
り、この空所23の外側の側面にモータマグネット6が
配設されている。またこの空所23内にモータコイルが
配設されるようになっている。ハブ21の円周部の内側
には円筒状の接続部22が一体に垂設されており、この
接続部22の内周面にプラスチック製のスリーブ10が
一体成形により固着されている。このスリーブ10は従
来と同様に円筒状に形成されていて、そのスリーブ10
の外周面側とシャフト2の内周面側との間で形成される
ギャップGに磁性流体11が封入してある。また4a、
4bはスラストベアリングである。
【0012】上記ハブ21の接続部22の下面側には、
円筒状の永久磁石9と磁気回路を形成するための円筒状
のヨーク8がハブ21と一体的に固定されている。そし
て上記ヨーク8の内周面が下部のスラストベアリング4
bの外周面と対面し、またハブ21の上部の内周面と上
部のスラストベアリング4aの外周面とが対面してい
る。
【0013】そして永久磁石9の磁束により接続部を含
むハブ21、スラストベアリング4a、シャフト2、ス
ラストベアリング4b、ヨーク8へと磁気回路が形成さ
れ、この磁気回路12によりスラストベアリング4aと
ハブ21、スラストベアリング4bとヨーク8との間の
磁界がそれぞれ形成されて、磁性流体11を封止するよ
うになっている。
【0014】ハブ21の回転時における磁性流体11で
の動圧の発生や、シャフト2の半径方向のラジアル荷
重、軸方向のスラスト荷重の支持が従来と同様なので説
明は省略する。なおこの実施例ではハブ21の内部に空
所23を形成し、この空所23内にモータマグネット6
やモータコイルを納装しているので、シャフト2の軸方
向における寸法を小さくでき、結果として動圧軸受装置
を小型化することができる。またこの実施例ではハブ2
1をロータ側として説明したが、シャフト2をロータ側
としてもよい。
【0015】
【発明の効果】以上のようにこの発明の動圧軸受装置で
は、スリーブとハウジングとを一体成形していること
で、シャフトとハウジングのディスク嵌合面との寸法精
度が出しやすく、寸法精度が向上する。またハウジング
側の構成部材もハウジングにスリーブを一体成形するだ
けなので、部品点数が減少してコストダウンが図れ、組
立作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の動圧軸受装置の実施例の要部断面図
である。
【図2】従来例の動圧軸受装置の片側断面図である。
【符号の説明】
2 シャフト 4a スラストベアリング 4b スラストベアリング 8 ヨーク 9 永久磁石 10 スリーブ 11 磁性流体 12 磁気回路 21 ハブ(ハウジング) G ギャップ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャフト(2)の周囲に配設される略円
    筒状のハウジング(21)を磁性体で形成し、上記シャ
    フト(2)の外周面と内周面が対応する略円筒状でプラ
    スチック製のスリーブ(10)を上記ハウジング(2
    1)の内周面側に一体成形し、上記スリーブ(10)の
    両端側に位置するスラストベアリングを上記シャフト
    (2)にそれぞれ形成し、シャフト(2)の外周面側と
    上記スリーブ(10)の内周面側との間で形成されるギ
    ャップ(G)に磁性流体(11)を封入し、上記ハウジ
    ング(21)、スラストベアリング、シャフト(2)な
    どを介して磁気回路(12)を構成するための永久磁石
    (9)と磁性体部材(8)をスリーブ(10)の外周側
    に配設し、上記磁気回路(12)により形成される磁界
    によって上記ギャップ(G)内に磁性流体(11)を封
    止したことを特徴とする動圧軸受装置。
JP35490393A 1993-12-24 1993-12-24 動圧軸受装置 Pending JPH07190059A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107299938A (zh) * 2016-12-07 2017-10-27 江苏国泉泵业制造有限公司 一种磁流体介质润滑的立式磁悬浮推力轴承

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107299938A (zh) * 2016-12-07 2017-10-27 江苏国泉泵业制造有限公司 一种磁流体介质润滑的立式磁悬浮推力轴承
CN107299938B (zh) * 2016-12-07 2018-11-30 江苏国泉泵业制造有限公司 一种磁流体介质润滑的立式磁悬浮推力轴承

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