JPH0718997Y2 - プロセスガスクロマトグラフ - Google Patents

プロセスガスクロマトグラフ

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JPH0718997Y2
JPH0718997Y2 JP6966789U JP6966789U JPH0718997Y2 JP H0718997 Y2 JPH0718997 Y2 JP H0718997Y2 JP 6966789 U JP6966789 U JP 6966789U JP 6966789 U JP6966789 U JP 6966789U JP H0718997 Y2 JPH0718997 Y2 JP H0718997Y2
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JP
Japan
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sample
measured
carrier gas
capillary column
switching valve
Prior art date
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JP6966789U
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JPH038758U (ja
Inventor
勇 当麻
省三 柴田
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Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、キャピラリカラムを用いて試料中の被測定成
分を連続分析するのに好適なプロセスガスクロマトグラ
フに関する。
〈従来の技術〉 1952年にA.J.P.Martinによって発表されたガスクロマト
グラフィは、揮発性化合物の画期的な分析方法であり、
以来今日まで種々の改良が加えられ分析化学の分野で広
く使用されている。このようなガスクロマトグラフィを
利用し、石油プラント等における各種流体に含まれる被
測定成分を連続的かつ再現性良く分析する装置としてプ
ロセスガスクロマトグラフが開発され、広い分野で使用
されている。一方。1957年にM.Golayは、従来の充填型
カラム(所謂パックドカラム)に比べ彼の開発したキャ
ピラリカラムが格段に高い分解能を有すると発表した。
このキャピラリーカラムは、例えば内径0.53mm以下の中
空管の内壁に液相をコーティングしたものであり、それ
までの充填型カラムでは不可能とされていた炭化水素の
複雑な異性体の分離を可能にするなど高分解能ガスクロ
マトグラフィという新しいガスクロマトグラフィの分野
を開いた。このため、上記プロセスガスクロマトグラフ
にも近年キャピラリーカラムの装着が試みられるように
なってきた。
第3図はこのようなキャピラリカラムを装着したプロセ
スガスクロマトグラフの要部構成説明図であり、図中、
1は被測定試料を一定量採取する試料採取弁、2,2-は第
1〜第4の接続口2a〜2dを有し内部流路が実線接続状態
と破線接続状態に交互に切換られる切換弁、4はキャピ
ラリーカラム、7は検出器、9はカラム4と略同一の流
体抵抗を有するレストリクタである。このような要部構
成からなる従来のプロセスガスクロマトグラフにおい
て、試料採取弁1を通ったキャリアガス(C.G)は、切
換弁2-の第1及び第2接続口2a,2b→カラム4→切換弁
2の第1及び第2接続口2a,2b、を通って検出器7に達
する。また、試料採取弁1を通ることなく供給されたキ
ャリアガス(C.G.)は、切換弁2の第4及び第3接続口
2d,2c→レストリクタ9→切換弁2-の第4及び第3接続
口2d,2cを通って排気ベントなど(図示せず)に排出さ
れる。
〈考案が解決しようとする問題点〉 然しながら、上記従来例においては、カラム4がキャピ
ラリーカラムであるため、該カラム内を流れる流量を少
なくしなければならないという欠点があった。また、切
換弁2の内容積が大きいため、被測定成分の分離が悪く
なるという欠点もあった。一方、カラム4に導入される
サンプルの量を減らすには、カラム4の直前で流路を分
岐するスプリッタ方式が効果的であることが知られてい
る。本考案は、かかる状況に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、切換弁の内容積の影響を減少させて分
離特性や安定性を向上させたプロセスガスクロマトグラ
フを提供することにある。
〈問題点を解決するための手段〉 このような目的を達成するために、本考案は、 試料採取弁より採取した被測定試料をキャリアガスによ
ってキャピラリカラムに送出して分離し、分離した被測
定試料を検出器に導いて分析するプロセスガスクロマト
グラフにおいて、 被測定試料をキャリアガスによって前記キャピラリカラ
ムに送出する流路に設けられていて、前記被測定試料と
キャリアガスとの一部を分流するスプリッタと、 前記キャピラリカラムで分離された被測定試料がキャリ
アガスで送出される流路に設けられていて、メーキング
ガスを合流する混合部と、 この混合部で、メーキングガスが合流された被測定試料
を前記検出器に導く一方で、キャリアガスを前記スプリ
ッタを介して前記キャピラリカラムに導いていて、被測
定試料中の測定成分を測定後に、前記キャリアガスを前
記混合部側に切り換えて前記キャピラリカラムを逆に流
し、前記キャピラリカラムを反転して流れるキャリアガ
スを前記スプリッタを介して前記検出器側に導く第1切
替弁と、 この第1切替弁の切替えに同期して、流路の切替えを行
い、前記キャピラリカラムに流れるキャリアガスを前記
混合部から分流すると共に、前記スプリッタにメーキン
グガスを合流し、前記キャピラリカラムより流出した高
沸点成分を前記検出部に送出する第2切替弁と、 を設けたことを特徴としている。
〈実施例〉 以下、本考案について図を用いて詳細に説明する。第1
図は本考案実施例の要部構成説明図であり、図中、第3
図と同一記号は同一意味を持たせて使用しここでの重複
説明は省略する。また、3,5はスプリッター、6は第1
乃至第4の接続口6a〜6dを有し内部流路が実線接続状態
と破線接続状態に交互に切換えられる切換弁、8はカラ
ム4と略同一の流体抵抗を有するレストリクタである。
このような構成からなる本考案の実施例において、試料
採取弁1を通ったキャリアガス(C.G.)は、切換弁2の
第1及び第2接続口2a,2b→スプリッター3→カラム4
→混合部5→切換弁2の第4及び第3接続口2d,2c、を
通って検出器7に達する。また、メーキングガス(M.
G.)の切換弁6の第4及び第3接続口6d,6cを通って混
合部5に供給され、カラム4からの溶出ガスと合流する
ようになっており、切換弁2の第2接続口2bから導入さ
れたガスはスプリッター3で一部分岐され、切換弁6の
第1及び第2接続口6a,6bとレストリクタ8を通って排
出されるようになっている。
この状態で、被測定試料を試料採取弁1で一定量採取す
ると、該被測定試料はキャリアガスによって搬送され、
切換弁2の第1及び第2接続口2a,2bを経由してスプリ
ッター3で一部が分岐された後、カラム4に至ってクロ
マトグラフィックに分離される。このような分離が行わ
れた後、カラム4からの溶出ガスは、混合器5に導かれ
て上記メーキングガスと合流し、その後、切換弁2の第
4及び第3接続口2d,2cを通って検出器7に達する。
この状態で、被測定成分が切換弁2を通過したとき(具
体的には、検出器7で被測定成分が検出された直後)、
切換弁2,6を同時に切換えて各内部流路を実線接続状態
から破線接続状態に切換える。このような切換により、
第1図の構成は第2図のような構成に切換えられる。こ
のため、カラム4内を流れるキャリアガスの流れは、第
1図の場合と逆になり、カラム4内の成分がキャリアガ
スに搬送されてスプリッター3に導かれ、そこでメーキ
ングガス(M.G.)と混合され、その後、切換弁2の第1
及び第2接続口2a,2bを通って検出器7に達する。
このような一連の動作において、混合部5からメーキン
グガスを供給することにより、カラム4内のキャリアガ
ス流速を増大させることなく被測定成分が切換弁2を通
過する流速を増大させることができる。また、切換弁2,
6を切換えて第1図と第2図の状態を交互に変更できる
ため、高沸点成分の再集合(リグルーピング)なども可
能となる。
尚、本考案は上述の実施例に限定されることなく種々の
変形が可能であり、例えば第1図のレストリクタ8に代
えてカラム4と略同一の流体抵抗を有するキャピラリー
を用いても良い。
〈考案の効果〉 以上詳しく説明したような本考案の実施例によれば、切
換弁の内容積の影響を減少させて分離特性や安定性を向
上させたプロセスガスクロマトグラフが実現する。即
ち、 混合部からメーキングガスを供給することにより、
カラム内のキャリアガス流速を増大させることなく被測
定成分が切換弁を通過する流速を増大させることができ
る。このため、カラム内を流れるキャリアガスの流速を
低く押さえることができ、カラムの分離性能を高く維持
できる。また、分析値の安定化も図れる。
切換弁を切換えてカラム内の流体の流れを反転でき
るような構成であるため、高沸点成分の再集合(リグル
ーピング)などが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案実施例の要部構成説明図、第
3図は従来例の要部構成説明図である。 1……試料採取弁、2,2-,6……切換弁、3……スプリッ
ター、4……カラム、5……混合器、7……検出器、8,
9……レストリクタ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】試料採取弁より採取した被測定試料をキャ
    リアガスによってキャピラリカラムに送出して分離し、
    分離した被測定試料を検出器に導いて分析するプロセス
    ガスクロマトグラフにおいて、 被測定試料をキャリアガスによって前記キャピラリカラ
    ムに送出する流路に設けられていて、前記被測定試料と
    キャリアガスとの一部を分流するスプリッタと、 前記キャピラリカラムで分離された被測定試料がキャリ
    アガスで送出される流路に設けられていて、メーキング
    ガスを合流する混合部と、 この混合部でメーキングガスが合流された被測定試料を
    前記検出器に導く一方で、キャリアガスを前記スプリッ
    タを介して前記キャピラリカラムに導いていて、被測定
    試料中の測定成分を測定後に、前記キャリアガスを前記
    混合部側に切り換えて前記キャピラリカラムを逆に流
    し、前記キャピラリカラムを反転して流れるキャリアガ
    スを前記スプリッタを介して前記検出器側に導く第1切
    替弁と、 この第1切替弁の切替えに同期して、流路の切替えを行
    い、前記キャピラリカラムに流れるキャリアガスを前記
    混合部から分流すると共に、前記スプリッタにメーキン
    グガスを合流し、前記キャピラリカラムより流出した高
    沸点成分を前記検出部に送出する第2切替弁と、 を設けたことを特徴としたプロセスガスクロマトグラ
    フ。
JP6966789U 1989-06-14 1989-06-14 プロセスガスクロマトグラフ Expired - Lifetime JPH0718997Y2 (ja)

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JPH038758U JPH038758U (ja) 1991-01-28
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