JPH0718994Y2 - 材料試験機 - Google Patents
材料試験機Info
- Publication number
- JPH0718994Y2 JPH0718994Y2 JP1986077752U JP7775286U JPH0718994Y2 JP H0718994 Y2 JPH0718994 Y2 JP H0718994Y2 JP 1986077752 U JP1986077752 U JP 1986077752U JP 7775286 U JP7775286 U JP 7775286U JP H0718994 Y2 JPH0718994 Y2 JP H0718994Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- load
- crosshead
- testing machine
- material testing
- compression
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案は、比較的大きな容積の包装容器等を圧縮試験す
る材料試験機に関する。
る材料試験機に関する。
B.従来の技術 この種従来の材料試験機は、たとえば特開昭54-28686号
公報に示すように球座等を介して上部圧縮盤がクロスヘ
ッドから吊持され、クロスヘッドと上部圧縮盤との間に
1個のロードセルが設置されている。
公報に示すように球座等を介して上部圧縮盤がクロスヘ
ッドから吊持され、クロスヘッドと上部圧縮盤との間に
1個のロードセルが設置されている。
C.考案が解決しようとする問題点 この従来試験機では、包装容器等の供試体の不均一な変
形により偏荷重が加わるとロードセルに曲げモーメント
が作用し水平方向分力が生ずるので荷重の測定精度が悪
かった。また、上部圧縮盤が吊持式のため、組立が煩雑
かつ、落下による安全性についても問題があった。
形により偏荷重が加わるとロードセルに曲げモーメント
が作用し水平方向分力が生ずるので荷重の測定精度が悪
かった。また、上部圧縮盤が吊持式のため、組立が煩雑
かつ、落下による安全性についても問題があった。
本考案の目的は、このような問題点を解消した材料試験
機を提供することにある。
機を提供することにある。
D.問題点を解決するための手段 この考案が提供する材料試験機は、クロスヘッドを昇降
させ上部圧縮盤と下部圧縮盤との間で供試体を圧縮試験
する試験機において、上部圧縮盤をクロスヘッドに設置
し、かつ試験機機台またはクロスヘッドに3つ以上の荷
重検出器を試験軸芯を中心として等間隔に配置し、各荷
重検出器にて圧縮盤を保護するとともに、各荷重検出器
の出力を加算するようにしたものである。
させ上部圧縮盤と下部圧縮盤との間で供試体を圧縮試験
する試験機において、上部圧縮盤をクロスヘッドに設置
し、かつ試験機機台またはクロスヘッドに3つ以上の荷
重検出器を試験軸芯を中心として等間隔に配置し、各荷
重検出器にて圧縮盤を保護するとともに、各荷重検出器
の出力を加算するようにしたものである。
E.作用 圧縮盤が3つ以上の荷重検出器により保持されているの
で、供試体への荷重点が偏っても各荷重検出器に曲げモ
ーメントがほとんど作用しない。そして各荷重検出器の
出力の総和を加算器で採ることにより正確な荷重が測定
できる。上部圧縮盤がクロスヘッドに設置されるので、
上部圧縮盤が落下することはない。
で、供試体への荷重点が偏っても各荷重検出器に曲げモ
ーメントがほとんど作用しない。そして各荷重検出器の
出力の総和を加算器で採ることにより正確な荷重が測定
できる。上部圧縮盤がクロスヘッドに設置されるので、
上部圧縮盤が落下することはない。
F.実施例 第1図〜第5図に基づき本考案の一実施例を説明する。
材料試験機1の架台(機台)2上には第4図に示すとお
り取付座3を介して3つの荷重検出器、本実施例ではロ
ードセル4a,4b,4c(以下、符号4で代表する)が設置さ
れている。第3図に示すごとく各荷重検出器4a〜4cは架
台中央W(試験軸芯すなわち試験位置)を中心とした円
周上に等間隔で配置されている。ロードセル4には圧子
としての段付ピン5が挿通され大径部5aがロードセル4
の起歪部41上に保持される。段付ピン5の平らな頂面5b
は下部圧縮盤7に螺着された保持座6の平らな保持面6a
と接し、下部圧縮盤7に作用する荷重は両面5b,6aから
ロードセル4を介して架台2に作用する。
り取付座3を介して3つの荷重検出器、本実施例ではロ
ードセル4a,4b,4c(以下、符号4で代表する)が設置さ
れている。第3図に示すごとく各荷重検出器4a〜4cは架
台中央W(試験軸芯すなわち試験位置)を中心とした円
周上に等間隔で配置されている。ロードセル4には圧子
としての段付ピン5が挿通され大径部5aがロードセル4
の起歪部41上に保持される。段付ピン5の平らな頂面5b
は下部圧縮盤7に螺着された保持座6の平らな保持面6a
と接し、下部圧縮盤7に作用する荷重は両面5b,6aから
ロードセル4を介して架台2に作用する。
また第1図において、架台2にはねじ棹8a,8bが立設さ
れそれらにクロスヘッド9が昇降自在に螺合されてい
る。クロスヘッド9の下面には上部圧縮盤10が一体に形
成されている。
れそれらにクロスヘッド9が昇降自在に螺合されてい
る。クロスヘッド9の下面には上部圧縮盤10が一体に形
成されている。
更に第5図のように、ロードセル4a〜4cの出力はそれぞ
れロードアンプ11a〜11cを介して加算器12で加算される
ように構成される。なお第1図,第2図で13は案内棒で
ある。
れロードアンプ11a〜11cを介して加算器12で加算される
ように構成される。なお第1図,第2図で13は案内棒で
ある。
以上の構成の材料試験機では、大容積の供試体、例えば
包装容器を下部圧縮盤7の略中央に載置し、図示してい
ないモータによりねじ棹8a,8bを回転させクロスヘッド
9、すなわち上部圧縮盤10を降下させて容器に圧縮荷重
を負荷する。荷重点が中央部(第3図のWの位置に対
応)であれば各ロードセル4a〜4cからは圧縮荷重の1/3
の値が出力され、加算器12でそれらが加算されて、供試
体に負荷される圧縮荷重が測定される。荷重点が位置W
からずれて偏荷重が加わると、偏荷重に相応して各ロー
ドセル4a〜4cから異なった荷重信号が出力される。この
とき、下部圧縮盤7が第4図に示すようにして3つのロ
ードセル4a〜4cにより保持されているので、各ロードセ
ル4には曲げモーメントがほとんど作用しない。従っ
て、各ロードセル4の出力を加算器12で加算した荷重信
号は精度よく供試体に負荷されている圧縮荷重を示す。
また、試験時の都度上部圧縮盤10を吊持する必要がな
く、また上部圧縮盤10がクロスヘッド9と一体であり落
下の危険もない。
包装容器を下部圧縮盤7の略中央に載置し、図示してい
ないモータによりねじ棹8a,8bを回転させクロスヘッド
9、すなわち上部圧縮盤10を降下させて容器に圧縮荷重
を負荷する。荷重点が中央部(第3図のWの位置に対
応)であれば各ロードセル4a〜4cからは圧縮荷重の1/3
の値が出力され、加算器12でそれらが加算されて、供試
体に負荷される圧縮荷重が測定される。荷重点が位置W
からずれて偏荷重が加わると、偏荷重に相応して各ロー
ドセル4a〜4cから異なった荷重信号が出力される。この
とき、下部圧縮盤7が第4図に示すようにして3つのロ
ードセル4a〜4cにより保持されているので、各ロードセ
ル4には曲げモーメントがほとんど作用しない。従っ
て、各ロードセル4の出力を加算器12で加算した荷重信
号は精度よく供試体に負荷されている圧縮荷重を示す。
また、試験時の都度上部圧縮盤10を吊持する必要がな
く、また上部圧縮盤10がクロスヘッド9と一体であり落
下の危険もない。
なお、圧子5の頂面5bおよびそれに接する保持座6の保
持面6aを平面にすると、圧子頂面5bを曲面とした場合よ
りも荷重検出精度がよいことが確認された。複数個のロ
ードセルを上方クロスヘッド側に対して設置することも
できる。
持面6aを平面にすると、圧子頂面5bを曲面とした場合よ
りも荷重検出精度がよいことが確認された。複数個のロ
ードセルを上方クロスヘッド側に対して設置することも
できる。
G.考案の効果 本考案の以上のように構成したから供試体に偏荷重が加
わっても精度よく荷重を測定でき、また上部圧縮盤が落
下する危険もない。
わっても精度よく荷重を測定でき、また上部圧縮盤が落
下する危険もない。
第1図〜第5図は本考案の一実施例を示し、第1図は正
面図、第2図は側面図、第3図は第1図のIII−III面
図、第4図はロードセル取付の詳細図、第5図はロード
セル出力により試験荷重を出力するブロック図である。 2:架台、4a〜4c:ロードセル 6:圧子、7:下部圧縮盤 8:ねじ棹、9:クロスヘッド 10:上部圧縮盤、12:加算器
面図、第2図は側面図、第3図は第1図のIII−III面
図、第4図はロードセル取付の詳細図、第5図はロード
セル出力により試験荷重を出力するブロック図である。 2:架台、4a〜4c:ロードセル 6:圧子、7:下部圧縮盤 8:ねじ棹、9:クロスヘッド 10:上部圧縮盤、12:加算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−28686(JP,A) 実開 昭60−164216(JP,U) 実公 昭49−20148(JP,Y1)
Claims (1)
- 【請求項1】クロスヘッドを昇降させ上部圧縮盤と下部
圧縮盤との間で供試体を圧縮試験する試験機において、
上部圧縮盤をクロスヘッドに設置し、かつ試験機機台ま
たはクロスヘッドに3つ以上の荷重検出器を試験軸芯を
中心として等間隔に配置し、各荷重検出器にて圧縮盤を
保持するとともに、各荷重検出器の出力を加算するよう
にしたことを特徴とする材料試験機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986077752U JPH0718994Y2 (ja) | 1986-05-22 | 1986-05-22 | 材料試験機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986077752U JPH0718994Y2 (ja) | 1986-05-22 | 1986-05-22 | 材料試験機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62189644U JPS62189644U (ja) | 1987-12-02 |
JPH0718994Y2 true JPH0718994Y2 (ja) | 1995-05-01 |
Family
ID=30926053
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986077752U Expired - Lifetime JPH0718994Y2 (ja) | 1986-05-22 | 1986-05-22 | 材料試験機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0718994Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5218447B2 (ja) * | 2010-02-22 | 2013-06-26 | 新日鐵住金株式会社 | 高精度引張荷重または圧縮荷重計測装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6010253B2 (ja) * | 1977-08-06 | 1985-03-15 | 株式会社島津製作所 | ガスケツト圧縮試験機 |
JPS60164216U (ja) * | 1984-03-30 | 1985-10-31 | 三菱重工業株式会社 | 加力機の制御装置 |
-
1986
- 1986-05-22 JP JP1986077752U patent/JPH0718994Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62189644U (ja) | 1987-12-02 |
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