JP2521593B2 - コンクリ―ト供試体の加圧方法とアタッチメント - Google Patents

コンクリ―ト供試体の加圧方法とアタッチメント

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JP2521593B2
JP2521593B2 JP3162500A JP16250091A JP2521593B2 JP 2521593 B2 JP2521593 B2 JP 2521593B2 JP 3162500 A JP3162500 A JP 3162500A JP 16250091 A JP16250091 A JP 16250091A JP 2521593 B2 JP2521593 B2 JP 2521593B2
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和久 白山
格 川上
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリート構造物の
強度を知る場合や、試験用供試体の強度を知るために、
被測定物の一部を定められた形状・大きさに切り取られ
たコンクリート供試体を加圧試験機で加圧試験する際の
加圧方法とその方法に使用するアタッチメントに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリート供試体を被測定物の
一部から切取りし、これを加圧試験機に載置して加圧す
るには、前記供試体の天端にセメントペースト等を塗着
して該天端を凹凸のない平滑面に形成してから加圧して
いた。このような前作業はキャッピングと称され、コン
クリート供試体に均等な荷重がかかるようにするために
必要なものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記キ
ャッピングには熟練した技能と時間と手間がかかるもの
であると言った欠点が存在した。
【0004】また、圧縮試験機の下部体に、上下面を平
坦面とした底板の周側に周壁部を有する台座を乗せ、該
台座内に非圧縮性物質を装填し、更にその上に弾性物質
を載置したのち、コンクリート供試体の作成時における
表面側(凹凸のある側)を挿入載置して圧縮試験機の上
下部体間に装入して行う、コンクリート供試体の加圧試
験方法が知られている(特公昭48−2628)。しか
しながら、この方法では、台座が圧縮試験機の下部体に
乗せられるので、コンクリート供試体の表面側(凹凸の
ある側)が鉛直方向において下側となってしまう。よっ
て、コンクリート供試体を圧縮試験機に装入するときに
は、圧縮試験機の上部体に通常は球座があり、前記台座
には弾性物質と非圧縮性物質があるので、鉛直方向の上
側と下側の両方でフラフラと動いてしまうおそれがあ
る。よって、台座の底板に対して供試体が直角になるよ
うに供試体取着位置測定用のゲージが必要となって、供
試体の装入作業に手間が掛かると言う問題があった。更
に、供試体を圧縮すると、弾性物質が押しつぶされて供
試体が台座の周壁部に入り込み、該台座の周壁部が塑性
変形域における供試体の変形を拘束して、本来よりも大
きな強度が計測されることになって、正確な強度が測定
できないと言う問題があるとともに、塑性変形し始めた
供試体において、その表面側(凹凸のある側)が偏倚力
によって水平面に対して傾いてしまい、圧縮試験を続行
できないと言う問題があった。このように従来の圧縮試
験機では、300kgf/cm 2 程度までの圧縮試験が
限界であり、最近の高強度コンクリートのような100
0kgf/cm 2 を越えるコンクリート供試体の試験機
としては不向きであった。本発明は、上記の課題に鑑み
てなされたもので、簡単な手順で手間のかからず、高強
度コンクリートに対応した高性能で信頼性の高いコンク
リート供試体の加圧方法とアタッチメントとを提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題を解決
し上記目的を達成するための要旨は、内部が中空で該内
部に連通させて枠体の一端面側にコンクリート供試体の
天端面より若干大きな開口部を設けた断面コ字状の剛性
枠体と、袋体に収容されて前記剛性枠体の中空内部に充
填された状態で維持される液状物と、前記剛性枠体の開
口部を閉蓋し前記液状物とコンクリート供試体の天端面
との間に配設される薄板と、からなるアタッチメントを
形成し、鉛直方向において計測対象のコンクリート供試
体をその平坦状の端面を下側にすると共に凹凸のある天
端面を上側にして加圧試験機にセットし、前記アタッチ
メントを前記コンクリート供試体の天端面にセットし、
前記コンクリート供試体の天端面と剛性枠体の前記一端
面とがほぼ同一レベルとなるようにしてコンクリート供
試体に加圧試験機の荷重が均等に加わるようにしたコン
クリート供試体の加圧方法に存する。
【0006】そして、コンクリート供試体のアタッチメ
ントは、内部が中空で該内部に連通させて枠体の一端面
にコンクリート供試体の天端面より若干大きな開口部
を設けた断面コ字状の剛性枠体と、袋体に収容されて前
記剛性枠体の中空内部に充填された状態で維持される液
状物と、前記剛性枠体の開口部を閉蓋し前記液状物とコ
ンクリート供試体の天端面との間に配設される薄板と、
からなり、コンクリート供試体の天端面に装着した際
に、該天端面と剛性枠体の前記一端面とがほぼ同一レベ
ルとなるようにしたこと、に存する。
【0007】
【作用】本発明によるアタッチメントにより、コンクリ
ート供試体の天端が平滑でなく凹凸があっても、薄板
と、液状物若しくは袋体に充填された液状物とが、その
凹凸に応じて変形し、試験機の荷重がコンクリート供試
体の天端に均等に加わることになる。また、試験機に
は、コンクリート供試体6の天端6a面を上側に位置さ
せて、その天端6a面にアタッチメント1を載置するの
で、コンクリート供試体6が塑性変形域に達して変形し
ても、コンクリート供試体6の下端面は平坦面にして試
験機の剛性の基台である下部体に直接に当接していて、
不用意に傾いてしまうことがなく、正確な試験値が得ら
れるものである。更に、コンクリート供試体の天端6a
側と下端面側との両端部を拘束しない方法となるので、
コンクリート強度を精度良く求めることが出来るもので
ある。
【0008】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は、本発明におけるアタッチメントの縦断面図
である。図において、符号1はアタッチメント、2は剛
性枠体、3は袋体,4は油や水やグリース等の液状物、
5はアモルファス等の極めて薄い金属薄板、6はコンク
リート供試体を各々示している。
【0009】前記アタッチメント1は、剛性枠体2と液
状物4を充填されてなる袋体3と金属薄板5とからな
る。
【0010】前記剛性枠体2は、その内部が中空であっ
て、一端側にコンクリート供試体6(10φ×20cmも
しくは15φ×30cm)の天端6a面より若干大きな開
口部を有してなる断面コ字状の金属製剛体である。この
枠体2の形状は全体が円筒形でもよいし矩形のものでも
よい。また、前記開口部も円形や矩形でもよい。
【0011】前記袋体3は、その内部に液状物4が充填
されるとともに、前記剛性枠体1の中空内部にほぼいっ
ぱいに嵌装される形状・大きさに形成されてなり、ゴム
等の弾性体で形成されている。勿論、液状物4が漏れ出
ないように水密に袋体を形成するものである。よって、
図1に示すように、コンクリート天端面6aにアタッチ
メント1を載置すると、前記コンクリート天端6a面と
剛性枠体2の一端面(下端面)とがほぼ同一レベルとな
り、コンクリート供試体6の上端部をアタッチメント1
が拘束するようなことがない。
【0012】前記金属薄板5は、剛性枠体1の開口部を
閉蓋するような形状に形成したもので、約500〜20
μ程度のものである。この金属薄板5は、前記剛性枠体
の下部に取り付けられて、コンクリート供試体6の天端
6aの凹凸に応じて変形するようになされているもので
ある。また、薄板5は金属製に限らず高強度のプラスチ
ック板などであってもよい。
【0013】このようにして形成したアタッチメント1
をコンクリート供試体6の天端6a上に介装させる。
発明に係るアタッチメント1の非圧縮性物質である液状
物4が袋体3に充填されているので、剛性枠体2の中空
内部に嵌装させてコンクリート供試体6の天端6aに前
記袋体3を下方向に向けて被せることが出来るものであ
る。また、コンクリート供試体6は、鉛直方向において
その平坦状の下端面を下側にして試験機の下部体に直接
に当接させるとともに、凹凸のある天端6a面を上側に
して加圧試験機にセットするので、極めて容易な作業と
なる。よって、アタッチメント1は、加圧試験機の上部
体側に位置することになってこれと一体的に挙動し、コ
ンクリート供試体6に試験機の加圧力が鉛直に作用する
ようになるものである。そして加圧試験機(図示せず)
に載置して所定の荷重を加えれば、コンクリート供試体
6の天端6aの凹凸に応じて前記金属薄板5と袋体3が
自由に変形し、加圧試験機の荷重がコンクリート供試体
6へ均等に加わる。そして、コンクリート供試体6が、
塑性変形域に達して変形しても、アタッチメント1と加
圧試験機の下部体に当接しているコンクリート供試体6
の平坦な下端面とにより、不用意に傾くことが無いの
で、安定した加圧試験をすることができるのである。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るコン
クリート供試体の加圧方法を、コンクリート供試体の天
端の凹凸に応じてその下面が変形するアタッチメントを
形成し、加圧試験機にコンクリート供試体をその天端面
を上にして下端面を下にしてセットし、前記天端面上に
前記アタッチメントを介装させて、加圧試験機の荷重が
均等に加わるようにしたので、従来のようにキャッピン
グ作業の必要がなくなって手間がかからず、しかも、塑
性変形域においても供試体が傾くことが無く安定した加
圧試験ができて、正確な強度値を得ることが出来きる信
頼性の高い加圧試験となると言う優れた効果を奏する。
【0015】また、アタッチメントは、内部が中空で
内部に連通させて枠体の一端面側にコンクリート供試体
の天端面より若干大きな開口部を設けた断面コ字状の剛
性枠体と、袋体に収容されて前記剛性枠体の中空内部に
充填された状態で維持される液状物と、前記剛性枠体の
開口部を閉蓋し前記液状物とコンクリート供試体の天端
面との間に配設される薄板と、からなり、コンクリート
供試体の天端面に装着した際に、該天端面と剛性枠体の
前記一端面とがほぼ同一レベルとなるようにしたので、
鉛直方向における加圧試験機の上側にこのアタッチメン
トを配設し、コンクリート供試体の平坦な下端面を試験
機の下部体へ直接に当接させて該供試体をセットするこ
とができるのと相俟って、当該供試体が安定して試験機
にセットされ、従来例における供試体取着位置測定用の
ゲージが本発明では不要となって、コンクリート供試体
のセット作業が容易となり手間が掛からないばかりでな
く、塑性変形域においても当該供試体が不用意に傾くこ
とがない。更に、コンクリート供試体の天端面と剛性枠
体の開口部のある前記一端面とがほぼ同一レベルとなる
ようにしたので、当該コンクリート供試体の端部を拘束
することがなく、正確な強度値を得ることが出来ると言
う優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアタッチメントの縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 アタッチメント、2 剛性枠体、3 袋体、4 油
や水やグリース等の液状物、5 アモルファス等の極め
て薄い金属薄板、 6 コンクリート供試体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平1−97241(JP,U) 特公 昭48−2628(JP,B1)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部が中空で該内部に連通させて枠体の一
    端面側にコンクリート供試体の天端面より若干大きな開
    口部を設けた断面コ字状の剛性枠体と、袋体に収容され
    て前記剛性枠体の中空内部に充填された状態で維持され
    る液状物と、前記剛性枠体の開口部を閉蓋し前記液状物
    とコンクリート供試体の天端面との間に配設される薄板
    と、からなるアタッチメントを形成し、鉛直方向におい
    て計測対象のコンクリート供試体をその平坦状の端面を
    下側にすると共に凹凸のある天端面を上側にして加圧試
    験機にセットし、前記アタッチメントを前記コンクリー
    ト供試体の天端面にセットし、前記コンクリート供試体
    の天端面と剛性枠体の前記一端面とがほぼ同一レベルと
    なるようにしてコンクリート供試体に加圧試験機の荷重
    が均等に加わるようにしたこと、を特徴としてなるコン
    クリート供試体の加圧方法。
  2. 【請求項2】内部が中空で該内部に連通させて枠体の一
    端面側にコンクリート供試体の天端面より若干大きな開
    口部を設けた断面コ字状の剛性枠体と、袋体に収容され
    て前記剛性枠体の中空内部に充填された状態で維持され
    る液状物と、前記剛性枠体の開口部を閉蓋し前記液状物
    とコンクリート供試体の天端面との間に配設される薄板
    と、からなり、コンクリート供試体の天端面に装着した
    際に、該天端面と剛性枠体の前記一端面とがほぼ同一レ
    ベルとなるようにしたこと、を特徴とするコンクリート
    供試体のアタッチメント。
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