JPH07189917A - 油圧ポンプの容量制御装置 - Google Patents

油圧ポンプの容量制御装置

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JPH07189917A
JPH07189917A JP5348121A JP34812193A JPH07189917A JP H07189917 A JPH07189917 A JP H07189917A JP 5348121 A JP5348121 A JP 5348121A JP 34812193 A JP34812193 A JP 34812193A JP H07189917 A JPH07189917 A JP H07189917A
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一正 湯浅
Yasuharu Goto
安晴 後藤
Haruo Kokubu
晴雄 国分
Shigetaka Nakamura
重孝 中村
Yukihiro Motosawa
幸裕 本沢
Tetsuya Sakairi
哲也 坂入
Haruki Sou
東輝 曹
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スプールを付勢するばね力のバラツキを調整
し、外部指令圧に応じた油圧ポンプの容量制御を高精度
に行うようにする。 【構成】 ケーシング13の一端側を閉塞する蓋体52
を、ケーシング13の雌ねじ部13Cに螺合した第1ス
トッパ53と、第1ストッパ53のねじ穴53Dに螺合
し、ストッパ部55Bがばね室35内に突出寸法L2 を
もって突出する第2ストッパ55とから構成する。そし
て、圧縮コイルばね36のセット荷重にバラツキが生じ
る場合でも、ケーシング13に対する第1ストッパ53
と第2ストッパ55との相対位置を変え、圧縮コイルば
ね36のセット高さLおよび寸法L1 を変化させること
により、圧縮コイルばね36のセット荷重を適正に調整
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧ショベル、油圧ク
レーン等の建設機械に設けられ、油圧ポンプの容量を可
変に制御するのに好適に用いられる油圧ポンプの容量制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、原動機によって駆動され、容量
可変部を有した可変容量型の油圧ポンプと、圧油を給排
してサーボピストンを摺動させることにより、該油圧ポ
ンプの容量可変部を傾転駆動するサーボアクチュエータ
と、外部指令圧により弁配置を切換えて該サーボアクチ
ュエータへの圧油の給排を制御する容量制御弁とからな
る油圧ポンプの容量制御装置は知られている。
【0003】そこで、この種の従来技術による油圧ポン
プの容量制御装置の構成および動作を、図4ないし図8
に基づいて説明する。
【0004】図中、1は可変容量型の油圧ポンプで、該
油圧ポンプ1は斜軸型、斜板型等の油圧ポンプが用いら
れ、斜板等の容量可変部1Aを変位させることによって
ポンプ容量(吐出量)を可変とする構成になっている。
そして、該油圧ポンプ1はタンク2内の作動油を圧油と
して主管路3内に吐出させることにより、この圧油を制
御弁等を介して油圧アクチュエータ(いずれも図示せ
ず)に供給するようになっている。
【0005】4は油圧ポンプ1に付設され、容量可変部
1Aを駆動するサーボアクチュエータを示し、該サーボ
アクチュエータ4は、通常油圧ポンプ1のケーシング
(図示せず)内に一体に組込まれ、内部に大径室5Aお
よび小径室5Bが形成されたサーボシリンダ5と、該サ
ーボシリンダ5の大径室5A,小径室5B内に摺動可能
に挿嵌された大径部6A,小径部6Bを有し、大径室5
Aと小径室5Bとを画成するサーボピストン6から構成
されている。
【0006】そして、サーボピストン6の小径部6Bは
揺動リンク7を介して油圧ポンプ1の容量可変部1Aに
連結されており、サーボシリンダ5の大径室5Aおよび
小径室5Bに対する圧油の給排によってサーボピストン
6が矢示A,B方向に摺動するとき、容量可変部1Aを
矢示C,D方向に傾転駆動して油圧ポンプ1の容量(吐
出量)を増加または減少させるようになっている。
【0007】8はパイロットポンプを示し、該パイロッ
トポンプ8はポンプ圧配管9を介して、後述する容量制
御弁12のケーシング13に形成されたポンプポート1
7に連通している。そして、パイロットポンプ8とサー
ボシリンダ5の小径室5Bとはポンプ圧配管9から分岐
した分岐配管10を介して連通している。また、サーボ
シリンダ5の大径室5Aはサーボ圧配管11を介してケ
ーシング13に形成された後述するサーボ圧の出力ポー
ト18に連通している。
【0008】12は上述のサーボピストン6を駆動して
油圧ポンプ1の容量を外部指令圧に基づいて変化させる
容量制御弁を示し、該容量制御弁12は後述のケーシン
グ13、スリーブ25およびスプール30等によって構
成されている。
【0009】13は内部にスリーブ摺動穴13Aが形成
された容量制御弁12のケーシングを示し、該ケーシン
グ13の両端部には雌ねじ部13B,13Cが形成され
ている。また、スリーブ摺動穴13Aにおける軸方向中
央部の内周面には、その全周に亘って周溝14,15,
16がそれぞれ所定間隔をもって形成されている。さら
に、ケーシング13には、周溝14に開口するポンプポ
ート17、周溝15に開口するサーボ圧の出力ポート1
8および周溝16に開口するタンクポート19が軸方向
に離間して形成されている。
【0010】また、ケーシング13にはこれらのポンプ
ポート17、出力ポート18およびタンクポート19を
挟むように、軸方向に大きく離間してケーシング13の
内周面に開口する他のタンクポート20,21および後
述の油圧室43に開口する外部指令圧導入ポート22
が、それぞれ形成されている。そして、前記タンクポー
ト19および他のタンクポート20,21は還流配管2
3を介してタンク2に接続され、外部指令圧導入ポート
22は外部指令圧配管24を介して、油圧ポンプ1の容
量を変化させるための指令圧発生源(図示せず)に接続
されている。
【0011】25はスリーブ摺動穴13A内に摺動可能
に挿嵌され、内周側にスプール摺動穴25Aが形成され
たスリーブを示し、該スリーブ25にはその径方向に貫
通する連通孔26,27,28が、軸方向にそれぞれ所
定間隔をもって形成されている。また、スリーブ25に
は連結部材としてのフィードバックリンク29の一端が
連結され、該フィードバックリンク29の他端はサーボ
ピストン6の小径部6Bに連結されている。そして、ス
リーブ25はサーボピストン6の動きに追従して、ケー
シング13内を軸方向に摺動変位する。
【0012】30は、スリーブ25のスプール摺動穴2
5A内に摺動可能に挿嵌されたスプールを示し、該スプ
ール30には軸方向に離間して2個のランド30A,3
0Bが形成され、該ランド30A,30Bの間にはスリ
ーブ25内に位置してスプール環状室31が画成されて
いる。
【0013】32はケーシング13の一端部に設けられ
た蓋体を示している。該蓋体32は、ケーシング13の
雌ねじ部13Cに螺合し、ロックナット33が螺着され
ることによりケーシング13に固定された大径の雄ねじ
部32Aと、ケーシング13内に挿嵌された嵌挿部32
Bと、該嵌挿部32Bからスプール30のランド30B
側に向けて寸法L1 の突出寸法で突出した小径円柱状の
ストッパ部32Cとからなり、該蓋体32の嵌挿部32
Bとケーシング13との間はOリング34によってシー
ルされている。そして、ケーシング13内には、ケーシ
ング13の内周面、蓋体32の嵌挿部32B、スリーブ
25およびスプール30のランド30Bによって囲ま
れ、後述する圧縮コイルばね36が配設されるばね室3
5が形成される。
【0014】36はばね室35内に配設された圧縮コイ
ルばねを示し、該圧縮コイルばね36は、その内周側が
蓋体32のストッパ部32Cに遊挿され、蓋体32の嵌
挿部32Bとスプール30のランド30Bとの間に初期
荷重をもって配設されている。そして、該圧縮コイルば
ね36の付勢力が後述の外部指令圧より大であるとき、
スプール30は、図4に示す如くのランド30Aが後述
の蓋体38のストッパ部38Cに当接する初期位置をと
り、この状態でスプール30のランド30Bと蓋体32
のストッパ部32Cとの間に生じる寸法L2 が、スプー
ル30の最大ストロークとなる。従って、スプール30
が初期位置にあるとき、上述の寸法L1とL2 との和と
なる寸法Lが圧縮コイルばね36のセット高さであり、
セット高さLのときの圧縮コイルばね36のばね力がセ
ット荷重である。
【0015】38はケーシング13の他端部に設けられ
た他の蓋体を示している。該蓋体38は、ケーシング1
3の雌ねじ部13Bに螺合し、ロックナット39が螺着
されることによりケーシング13に固定された大径の雄
ねじ部38Aと、ケーシング13内に挿嵌された嵌挿部
38Bと、該嵌挿部38Bからスプール30のランド3
0A側に向けて突出した小径円柱状のストッパ部38C
とからなり、該蓋体38の嵌挿部38Bとケーシング1
3との間はOリング40によってシールされている。
【0016】41は蓋体38の軸方向に延びストッパ部
38Cの端面に開口したピストン摺動穴、42は該ピス
トン摺動穴41内に摺動可能に挿嵌されたピストンを示
し、該ピストン42は蓋体38のピストン摺動穴41内
に油圧室43を画成し、該油圧室43内に供給される外
部指令圧に応じてスプール30を軸方向に押動する。
【0017】44は蓋体38の嵌挿部38Bの外周面に
全周に亘って形成された周溝、45は該周溝44の位置
で蓋体38の径方向に穿設された外部指令圧通路を示
し、該外部指令圧通路45は、一端が周溝44に開口し
他端が油圧室43に開口することにより、油圧室43と
周溝44とを連通させている。ここで、蓋体38は、ケ
ーシング13に形成した外部指令圧導入ポート22と周
溝44とが対向する位置までケーシング13の雌ねじ部
13B内に螺入され、ロックナット39によって固定さ
れている。
【0018】上述の如くに構成された油圧ポンプの容量
制御装置では、外部指令圧導入ポート22から蓋体38
の周溝44、外部指令圧通路45を介して油圧室43内
に供給する外部指令圧Pi が、図6に示す特性線46の
如く圧力P1 以下のときには、ピストン42によるスプ
ール30の押圧力が圧縮コイルばね36によるスプール
30の付勢力以下となり、スプール30は、ランド30
A側が図4に示す如く蓋体38のストッパ部38C端面
に当接した位置(以下、初期位置という)をとる。
【0019】そして、この状態ではスリーブ25の連通
孔26がスプール30のランド30Aによって遮断され
るため、ポンプ圧配管9からポンプポート17に導かれ
るパイロットポンプ8からの圧油が、スプール環状室3
1内に導入されることはなく、スプール30,スリーブ
25およびサーボピストン6は図4に示す位置に保持さ
れ、油圧ポンプ1の容量可変部1Aは油圧ポンプ1の容
量Qが、図6に示す最小値Q1 となる位置を保持する。
【0020】次に、外部指令圧Pi を圧力P1 から圧力
Pa (Pa >P1 )まで上昇させたときには、ピストン
42のスプール30に対する押圧力が圧縮コイルばね3
6のスプール30に対する付勢力を越え、スプール30
が矢示A方向に移動する。これにより、ランド30Bに
よって遮断されていたスリーブ25の連通孔28が開放
され、連通孔27,28、スプール環状室31およびケ
ーシング13の周溝15,16を介して出力ポート18
とタンクポート19とが連通する。
【0021】この結果、サーボシリンダ5の大径室5A
内の圧油は、サーボ圧配管11、出力ポート18、タン
クポート19および還流配管23を通ってタンク2に還
流するため、サーボピストン6は矢示A方向に移動す
る。これにより、サーボピストン6に揺動リンク7を介
して連結された油圧ポンプ1の容量可変部1Aが矢示C
方向に移動し、油圧ポンプ1の容量Qは値Qa まで増加
する。
【0022】そして、サーボピストン6にフィードバッ
クリンク29を介して連結されたスリーブ25は、この
ときにサーボピストン6の動きに追従して矢示A方向に
移動するため、スリーブ25は連通孔28がスプール3
0のランド30Aによって遮断される位置まで摺動変位
するようになる。この結果、サーボピストン6、スリー
ブ25の矢示A方向への移動は停止されるようになり、
油圧ポンプ1の容量可変部1Aは矢示C方向への移動が
停止し、油圧ポンプ1の容量Qは外部指令圧Pi の圧力
Pa に応じた値Qa に保持される。
【0023】次に、外部指令圧Pi が圧力P2 (P2 >
Pa )に達した状態においては、図5に示す如く、矢示
A方向に移動するスプール30は、ランド30B側端面
が蓋体32のストッパ部32Cに当接する位置(以下、
最大ストローク位置という)をとりこれ以上の移動が規
制される。そして、この状態においても、サーボアクチ
ュエータ4が容量制御弁12により上述した場合と同様
に作動制御されることによって、油圧ポンプ1の容量Q
は図6に示す最大値Q2 に保持され、油圧ポンプ1の容
量Qは外部指令圧Pi が圧力P2 を越えてもこの最大値
Q2 を越えることはない。
【0024】一方、外部指令圧Pi を圧力P2 から圧力
Pa (P2 >Pa )まで減少させたときには、スプール
30に対する圧縮コイルばね36の付勢力がスプール3
0に対するピストン42の押圧力を越え、スプール30
が図5に示す位置から矢示B方向へ移動する。これによ
り、ランド30Aによって遮断されていたスリーブ25
の連通孔26が開放され、連通孔26,27、スプール
環状室31およびケーシング13の周溝14,15を介
してポンプポート17と出力ポート18とが連通する。
【0025】この結果、パイロットポンプ8からの圧油
は、ポンプ圧配管9、スプール環状室31およびサーボ
圧配管11を介してサーボシリンダ5の大径室5Aに流
入するため、サーボピストン6の大径部6Aと小径部6
Bとの面積差により、サーボピストン6は矢示B方向に
移動する。これにより、サーボピストン6に揺動リンク
7を介して連結された油圧ポンプ1の容量可変部1Aが
矢示D方向に移動し、油圧ポンプ1の容量Qは値Qa ま
で減少する。
【0026】そして、サーボピストン6にフィードバッ
クリンク29を介して連結されたスリーブ25は、この
ときにサーボピストン6の動きに追従して矢示B方向に
移動するため、スリーブ25は連通孔26がスプール3
0のランド30Aによって遮断される位置まで摺動変位
するようになる。この結果、サーボピストン6、スリー
ブ25の矢示B方向への移動は停止されるようになり、
油圧ポンプ1の容量可変部1Aは矢示D方向への移動が
停止し、油圧ポンプ1の容量Qは外部指令圧Pi の圧力
Pa に応じた値Qa に保持される。
【0027】このように、サーボアクチュエータ4の追
従動作により、外部指令圧Pi の変化に応じてスプール
30が矢示AもしくはB方向に移動するのに伴って油圧
ポンプ1の容量可変部1Aが矢示CもしくはD方向に移
動することにより、外部指令圧Pi に応じた油圧ポンプ
1の容量Qが得られ、これと同期してケーシング13内
をスリーブ25が矢示AもしくはB方向へ移動すること
により、スプール環状室31がスリーブ25の連通孔2
6,28に対して再び遮断されるようになり、油圧ポン
プ1の容量Qは外部指令圧Pi に応じて可変に制御され
る。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、外部指令圧Pi を圧力P1 まで減少させ、
スプール30が初期位置をとるときに、油圧ポンプ1の
容量Qが最小値Q1 となり、外部指令圧Pi を圧力P2
まで上昇させ、スプール30が最大ストローク位置をと
るときに、容量Qが最大値Q2 となるように容量制御弁
12の制御特性が設定されている。そして、容量Qの最
小値Q1 に対応する外部指令圧Pi の圧力P1 と最大値
Q2 に対応する外部指令圧Pi の圧力P2 とは、蓋体3
2の嵌挿部32Bとスプール30のランド30Bとの間
に配設された圧縮コイルばね36のセット荷重によって
決定されている。
【0029】しかし、圧縮コイルばね36のセット荷重
には、個々の圧縮コイルばね36毎にばらつきが生じる
ことがあり、このセット荷重のばらつきによって、下記
のような不具合が生じてしまう。
【0030】即ち、圧縮コイルばね36のセット荷重が
適正値であるときには、油圧ポンプ1の容量Qと外部指
令圧Pi との関係を図7中に実線で示す特性線46の如
く適正な特性とすることができる。しかし、圧縮コイル
ばね36のセット荷重が適正値より小さい場合には、外
部指令圧Pi が圧力P1 より小さい圧力P1 ′以上とな
ったときに、油圧ポンプ1の容量Qは最小値Q1 から増
大し始め、外部指令圧Pi が圧力P2 より小さい圧力P
2 ′となったときに、油圧ポンプ1の容量Qは最大値Q
2 に達してしまう。この結果、容量Qと外部指令圧Pi
との関係は図7中に一点鎖線で示す特性線47のように
変化する。
【0031】また、圧縮コイルばね36のセット荷重が
適正値より大きい場合には、外部指令圧Pi が圧力P1
より大きい圧力P1 ″以上となったときに、油圧ポンプ
1の容量Qは最小値Q1 から増大し始め、外部指令圧P
i が圧力P2 より大きい圧力P2 ″となったときに、油
圧ポンプ1の容量Qは最大値Q2 に達してしまう。この
結果、容量Qと外部指令圧Pi との関係は図7中に二点
鎖線で示す特性線48のように変化する。
【0032】このため、従来技術では、圧縮コイルばね
36のセット荷重にバラツキが生じると、油圧ポンプ1
の容量Qとそれに対応すべき外部指令圧Pi との間に誤
差が発生するようになり、油圧ポンプ1の容量制御を高
精度に行うことができなくなるという問題がある。
【0033】これに対し、例えば、ケーシング13に対
する蓋体32の螺着位置を変えて圧縮コイルばね36の
セット高さLを調整することにより、圧縮コイルばね3
6のセット荷重を調整することは可能である。しかし、
この場合には、図4中に示す寸法L2 が変化するため
に、スプール30の最大ストローク位置が変化すること
になり、油圧ポンプ1の容量Qの最大値が図4中に示す
最大値Q2 から変化してしまうという問題がある。
【0034】また、図8に例示するように油圧ポンプ1
の容量Qを最大値Q2 より小なる値Q3 に設定すべく、
蓋体32を締込んで寸法L2 を小さくした場合には、こ
れによって圧縮コイルばね36のセット高さLが小さく
なると共にセット荷重が増大するために、容量制御特性
は図8中に実線で示す特性線46から一点鎖線で示す特
性線49のように変化し、例えば、外部指令圧Pi を圧
力Pa としたときの容量Qが値Qa から値Qa ′に変化
するという問題が生じる。
【0035】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みて
なされたもので、ばね力のバラツキを簡単に調整でき、
外部指令圧に応じて油圧ポンプの容量制御を高精度に行
うことができるようにした油圧ポンプの容量制御装置を
提供することを目的としている。
【0036】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明による油圧ポンプの容量制御装置は、ス
リーブ摺動穴を有し、該スリーブ摺動穴の軸方向に離間
してポンプポート,出力ポートおよびタンクポートが形
成されたケーシングと、該ケーシングのスリーブ摺動穴
内に摺動可能に設けられ、内周側がスプール摺動穴とな
ったスリーブと、該スリーブのスプール摺動穴内に摺動
可能に設けられ、前記ケーシングの出力ポートをポンプ
ポートまたはタンクポートに該スリーブを介して連通、
遮断するスプールと、前記ケーシングの一端側に設けら
れ、該スプールの一端側との間にばね室を形成した蓋体
と、該蓋体とスプールの一端側との間に位置して前記ば
ね室内に配設され、前記スプールを常時初期位置に向け
て付勢したばねと、前記スプールの他端側に位置して前
記ケーシングに設けられ、外部から指令圧が供給される
ことにより、前記スプールを該ばねに抗して摺動変位さ
せる油圧室と、前記ケーシングの出力ポートに接続さ
れ、該出力ポートから圧油が給排されることにより油圧
ポンプの容量可変部を駆動するサーボアクチュエータ
と、該サーボアクチュエータと前記スリーブとの間に設
けられ、前記容量可変部に追従して前記スリーブを摺動
変位させる連結部材とからなる。
【0037】そして、本発明が採用する構成の特徴は、
前記蓋体を、前記ケーシングの一端側に軸方向に移動可
能に設けられ、前記スプールの一端側との間で前記ばね
のばね力を調整する筒状の第1ストッパと、基端側が該
第1ストッパ内に移動可能に設けられ、先端側が前記ば
ね室内に突出し、前記スプールの最大ストローク位置を
規制する第2ストッパとから構成したことにある。
【0038】
【作用】上記構成により、ばね力にバラツキがある場合
には、第1ストッパをケーシングの軸方向に移動させれ
ば、ばね力の調整を簡単に行うことができる。そして、
このときに第2ストッパを第1ストッパに対して軸方向
に移動させれば、スプールの最大ストローク位置を簡単
に調整することが可能となり、図4に例示した寸法L2
を常に一定寸法に設定できる。
【0039】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図3に基
づき説明する。なお、実施例では前述した図4および図
5に示す従来技術と同一の構成要素には同一の符号を付
し、その説明を省略する。
【0040】図中、51は本実施例による容量制御弁を
示し、該容量制御弁51は従来技術で述べた容量制御弁
12とほぼ同様に、ケーシング13、スリーブ25およ
びスプール30等によって構成されるものの、該容量制
御弁51は後述の蓋体52を設けた点で異なっている。
【0041】52はケーシング13の一端側を閉塞した
蓋体を示し、該蓋体52は従来技術で述べた蓋体32と
同様にスプール30との間にばね室35を形成している
ものの、該蓋体52は第1ストッパ53と、後述の第2
ストッパ55とから構成されている。
【0042】ここで、第1ストッパ53は、ケーシング
13の雌ねじ部13Cに螺合し、ロックナット54が螺
着されることによりケーシング13に固定された大径の
雄ねじ部53Aと、ケーシング13内に挿嵌された嵌挿
部53Bと、該嵌挿部53Bの内周側に形成され、第2
ストッパ55が挿嵌される小径穴53Cと、該小径穴5
3Cよりも大径に形成され、雄ねじ部53Aの内周側を
軸方向に延びたねじ穴53Dとから構成されている。そ
して、該第1ストッパ53は雄ねじ部53Aの螺着位置
を変えることにより、ケーシング13の軸方向に移動可
能となっている。また、該第1ストッパ53の嵌挿部5
3Bとケーシング13との間にはOリング34が設けら
れ、嵌挿部53Bの端面とスプール30のランド30B
側端面との間には圧縮コイルばね36がセット高さLを
もって配設されている。
【0043】55は第2ストッパを示し、該第2ストッ
パ55は、第1ストッパ53のねじ穴53Dに螺合し、
ロックナット56が螺着されることにより第1ストッパ
53に固定された雄ねじ部55Aと、該雄ねじ部55A
の先端側からスプール30のランド30B側に向けて突
出し、第1ストッパ53の小径穴53C内に挿嵌された
小径円柱状のストッパ部55Bとから構成されている。
そして、該第2ストッパ55は第1ストッパ53のねじ
穴53D内で雄ねじ部55Aの螺合位置を変えることに
より、第1ストッパ53内を軸方向に移動し、ストッパ
部55Bの突出寸法L1 を可変に調整できるようになっ
ている。また、該第2ストッパ55のストッパ部55B
と第1ストッパ53との間にはOリング57が装着さ
れ、該Oリング57はばね室35内の油液が第1ストッ
パ53と第2ストッパ55との間から漏洩するのを防止
している。
【0044】本実施例による油圧ポンプ1の容量制御装
置は上述の如き構成を有するもので、その基本的作動に
ついては従来技術によるものと格別差異はない。
【0045】然るに、本実施例においては、ケーシング
13の一端側を閉塞する蓋体52を、ケーシング13の
雌ねじ部13Cに螺合して設けられた筒状の第1ストッ
パ53と、該第1ストッパ53のねじ穴53D内に螺合
し、該第1ストッパ53に対して軸方向に移動可能とな
った第2ストッパ55とから構成したから、下記のよう
な作用効果を得ることができる。
【0046】即ち、容量制御弁51の組立て時等に、圧
縮コイルばね36のセット荷重に製品毎にバラツキが生
じる場合には、ケーシング13に対する第1ストッパ5
3の螺合位置を変えることにより、スプール30が図1
に示す初期位置にあるときの圧縮コイルばね36のセッ
ト高さLを変えセット荷重の調整を簡単に行うことがで
きる。
【0047】そして、セット荷重の調整を行った後に
は、第1ストッパ53に対する第2ストッパ55の螺合
位置を変え、ストッパ部55Bの突出寸法L1 を変化さ
せることにより、ストッパ部55Bの端面とスプール3
0のランド30B側端面との間の寸法L2 を適宜に調整
することができ、圧縮コイルばね36のセット高さLを
変えた場合でも、寸法L2 を一定寸法に保持することが
できる。
【0048】従って、本実施例では、圧縮コイルばね3
6のセット荷重にバラツキが生じる場合でも、スプール
30の最大ストローク位置を変えることなく圧縮コイル
ばね36のセット荷重を簡単に調整することができる。
そして、容量制御弁51の容量制御特性を図3に実線で
示す特性線46の如く適正な特性に保つことができ、外
部指令圧Pi を圧力P1 から圧力P2 に変化させるとき
に、油圧ポンプ1の容量Qを最小値Q1 から最大値Q2
の範囲で適正な特性をもって可変に制御することができ
る。
【0049】また、油圧ポンプ1の容量Qの最大値をQ
2 からQ3 に減少させ、最小値Q1から最大値Q3 の範
囲で油圧ポンプ1の容量Qを制御する場合には、ケーシ
ング13に対する第1ストッパ53の螺合位置を変えず
に第1ストッパ53に対する第2ストッパ55の螺合位
置を変えることにより、圧縮コイルばね36のセット高
さLを一定に保ったままで、第2ストッパ55のストッ
パ部55B端面とスプール30のランド30Bの端面と
の間の寸法L2 のみを減少させることができる。これに
より、圧縮コイルばね36のセット荷重を変えずに、ス
プール30の最大ストローク位置を簡単に調整すること
ができ、図3中に一点鎖線で示す特性線58の如く油圧
ポンプ1の容量Qの最大値を値Q3 まで減少させた適正
な容量制御特性を得ることができる。
【0050】そして、この場合には、例えば外部指令圧
Pi を圧力Pa (P1 <Pa <P2)としたときに、油
圧ポンプ1の容量Qを値Qa (Q1 <Qa <Q3 )とし
て、容量Qの最小値Q1 から最大値Q3 までの範囲では
実線で示す特性線46と同様の容量制御特性が得られ、
特性線46から特性線58に容量制御特性を変更する場
合でも、常に高精度な容量制御を行うことができる。
【0051】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、ケー
シングの一端側に軸方向に移動可能に設けられた第1ス
トッパによって、スプールに対するばねのばね力を調整
することができ、該第1ストッパ内に軸方向に移動可能
に設けられた第2ストッパによって、スプールの最大ス
トローク位置を適宜に調整できるようにしたから、個々
の部品毎にばねのばね力にバラツキが生じるような場合
でも、ケーシングに対して第1ストッパと第2ストッパ
とを相対移動させることによってスプールに対するばね
力の調整を簡単に行うことができ、油圧ポンプの容量と
外部指令圧との関係を常に適正に保つことができると共
に、油圧ポンプの容量制御を高精度に行うことができ、
信頼性を大幅に向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による油圧ポンプの容量制御装
置をスプールが初期位置にある状態で示す縦断面図であ
る。
【図2】スプールが最大ストローク位置に達した状態を
示す図1と同様の縦断面図である。
【図3】本発明の実施例による外部指令圧と油圧ポンプ
の容量との関係を示す特性線図である。
【図4】従来技術による油圧ポンプの容量制御装置をス
プールが初期位置にある状態で示す断面図である。
【図5】スプールが最大ストローク位置に達した状態を
示す図4と同様の縦断面図である。
【図6】従来技術による外部指令圧と油圧ポンプの容量
との関係を示す特性線図である。
【図7】圧縮コイルばねのセット荷重が変化したときの
外部指令圧と油圧ポンプの容量との関係を示す特性線図
である。
【図8】油圧ポンプの最大容量を変えた場合の外部指令
圧との関係を示す特性線図である。
【符号の説明】
1 油圧ポンプ 1A 容量可変部 4 サーボアクチュエータ 6 サーボピストン 7 揺動リンク 8 パイロットポンプ 13 ケーシング 17 ポンプポート 18 出力ポート 19,20,21 タンクポート 25 スリーブ 29 フィードバックリンク(連結部材) 30 スプール 36 圧縮コイルばね(ばね) 38 蓋体 42 ピストン 43 油圧室 51 容量制御弁 52 蓋体 53 第1ストッパ 55 第2ストッパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 重孝 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 本沢 幸裕 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 坂入 哲也 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 曹 東輝 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スリーブ摺動穴を有し、該スリーブ摺動
    穴の軸方向に離間してポンプポート,出力ポートおよび
    タンクポートが形成されたケーシングと、該ケーシング
    のスリーブ摺動穴内に摺動可能に設けられ、内周側がス
    プール摺動穴となったスリーブと、該スリーブのスプー
    ル摺動穴内に摺動可能に設けられ、前記ケーシングの出
    力ポートをポンプポートまたはタンクポートに該スリー
    ブを介して連通,遮断するスプールと、前記ケーシング
    の一端側に設けられ、該スプールの一端側との間にばね
    室を形成した蓋体と、該蓋体とスプールの一端側との間
    に位置して前記ばね室内に配設され、前記スプールを常
    時初期位置に向けて付勢したばねと、前記スプールの他
    端側に位置して前記ケーシングに設けられ、外部から指
    令圧が供給されることにより、前記スプールを該ばねに
    抗して摺動変位させる油圧室と、前記ケーシングの出力
    ポートに接続され、該出力ポートから圧油が給排される
    ことにより油圧ポンプの容量可変部を駆動するサーボア
    クチュエータと、該サーボアクチュエータと前記スリー
    ブとの間に設けられ、前記容量可変部に追従して前記ス
    リーブを摺動変位させる連結部材とからなる油圧ポンプ
    の容量制御装置において、前記蓋体は、前記ケーシング
    の一端側に軸方向に移動可能に設けられ、前記スプール
    の一端側との間で前記ばねのばね力を調整する筒状の第
    1ストッパと、基端側が該第1ストッパ内に移動可能に
    設けられ、先端側が前記ばね室内に突出し、前記スプー
    ルの最大ストローク位置を規制する第2ストッパとから
    構成したことを特徴とする油圧ポンプの容量制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150084982A (ko) * 2013-03-28 2015-07-22 카야바 고교 가부시기가이샤 펌프 용적 제어 장치
KR20240066863A (ko) * 2022-11-08 2024-05-16 제이아이유압(주) 사판 경사각 서보제어유닛

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