JPH0718987Y2 - 静電容量式荷重センサ - Google Patents
静電容量式荷重センサInfo
- Publication number
- JPH0718987Y2 JPH0718987Y2 JP1988107626U JP10762688U JPH0718987Y2 JP H0718987 Y2 JPH0718987 Y2 JP H0718987Y2 JP 1988107626 U JP1988107626 U JP 1988107626U JP 10762688 U JP10762688 U JP 10762688U JP H0718987 Y2 JPH0718987 Y2 JP H0718987Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode plate
- movable electrode
- load sensor
- outer peripheral
- fixed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Measuring Fluid Pressure (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は固定電極板と可撓性の可動電極板との間の静電
容量変化により重量を検出する静電容量式荷重センサに
関する。
容量変化により重量を検出する静電容量式荷重センサに
関する。
<従来の技術> 電極間の静電容量の変化によって容量を検出する荷重セ
ンサの従来例を第4図および第5図に示す。
ンサの従来例を第4図および第5図に示す。
図面に示すように絶縁材よりなる正方形の絶縁基板1の
中央に円形の金属電極2と,それと接続された外部引き
出し用リード電極2′が絶縁基板1の隅に固定され,ま
た金属電極2の外周に沿ってガラスによる円形の間隙リ
ング3が融着されて固定電極板4が形成される。また中
央部分への荷重によって変形する可撓性の金属材よりな
る円板状可動電極板5は間隙リング3の上面に載置重積
され,可動電極板5と固定電極板4上の金属電極2とに
よってほぼ間隙リング3の厚さを空隙とする空気コンデ
ンサとなす荷重センサが形成される。この種の荷重セン
サは円板状の可動電極板5に外接し固定電極板4ととも
に角形箱状のパッケージ6に装着される。可動電極板5
の上面中央部を加圧する加圧棒7が貫通される差し込み
孔8とリード線取り出し孔9とを貫通した保持板10はパ
ッケージ6上を覆って静電容量式荷重センサが得られ
る。
中央に円形の金属電極2と,それと接続された外部引き
出し用リード電極2′が絶縁基板1の隅に固定され,ま
た金属電極2の外周に沿ってガラスによる円形の間隙リ
ング3が融着されて固定電極板4が形成される。また中
央部分への荷重によって変形する可撓性の金属材よりな
る円板状可動電極板5は間隙リング3の上面に載置重積
され,可動電極板5と固定電極板4上の金属電極2とに
よってほぼ間隙リング3の厚さを空隙とする空気コンデ
ンサとなす荷重センサが形成される。この種の荷重セン
サは円板状の可動電極板5に外接し固定電極板4ととも
に角形箱状のパッケージ6に装着される。可動電極板5
の上面中央部を加圧する加圧棒7が貫通される差し込み
孔8とリード線取り出し孔9とを貫通した保持板10はパ
ッケージ6上を覆って静電容量式荷重センサが得られ
る。
<考案が解決しようとする問題点> 従来この種の静電容量式荷重センサにおいては,可動電
極板5は隙間リング3上に載置され外周部11はパッケー
ジ6の内側に接しているが機械的に完全な自由ではな
い。しかし可動電極板5が間隙リング3に融着されてい
るときは,融着されていないときにくらべ,同一荷重に
よる撓み量はほぼ2.5倍となる。しかし可動電極板5と
固定電極板4とは間隙リング3を介して固定されていな
いので可動電極板5は水平方向に動きパッケージ6の内
側とは摩擦を生じ機械的に不安定となる欠点がある。
極板5は隙間リング3上に載置され外周部11はパッケー
ジ6の内側に接しているが機械的に完全な自由ではな
い。しかし可動電極板5が間隙リング3に融着されてい
るときは,融着されていないときにくらべ,同一荷重に
よる撓み量はほぼ2.5倍となる。しかし可動電極板5と
固定電極板4とは間隙リング3を介して固定されていな
いので可動電極板5は水平方向に動きパッケージ6の内
側とは摩擦を生じ機械的に不安定となる欠点がある。
<問題点を解決するための手段> 本考案は従来のかかる欠点を除き,絶縁材の絶縁基板1
の中央に円形の金属電極2が固定された固定電極板4に
おける金属電極2の外縁に沿って絶縁材よりなる間隙リ
ング3の上に外周部11の縁辺全域を弗素系コーティング
剤によってコーティング処理するか,または外周部11縁
辺全域を断面円形,あるいは外周部11の縁辺の一部に突
設された突起と中心点とを通る中心線に対し対称に90°
の間隔の領域のそれぞれが断面半円形に研磨された荷重
によって撓む金属材よりなる円板状の可動電極板5を載
置重積した静電容量式荷重センサである。
の中央に円形の金属電極2が固定された固定電極板4に
おける金属電極2の外縁に沿って絶縁材よりなる間隙リ
ング3の上に外周部11の縁辺全域を弗素系コーティング
剤によってコーティング処理するか,または外周部11縁
辺全域を断面円形,あるいは外周部11の縁辺の一部に突
設された突起と中心点とを通る中心線に対し対称に90°
の間隔の領域のそれぞれが断面半円形に研磨された荷重
によって撓む金属材よりなる円板状の可動電極板5を載
置重積した静電容量式荷重センサである。
<作用> 金属電極2と可動電極板5とが間隔リング3の厚さを空
気間隙とする静電容量は可動電極板5の撓みによる静電
容量の変化量から撓みを与えた荷重を検出する。またこ
の荷重センサの可動電極板5がパッケージ6に外接され
て装着されていて,コーティング処理または半円形に加
工された外周部11とパッケージ6の内側間の摩擦を少く
する。
気間隙とする静電容量は可動電極板5の撓みによる静電
容量の変化量から撓みを与えた荷重を検出する。またこ
の荷重センサの可動電極板5がパッケージ6に外接され
て装着されていて,コーティング処理または半円形に加
工された外周部11とパッケージ6の内側間の摩擦を少く
する。
<実施例> 本考案の静電容量式荷重センサの実施例を第1図,第2
図および第3図に示す。
図および第3図に示す。
本考案による静電容量式荷重センサは従来と同様に絶縁
基板1の上面に金属電極2が固定されるとともに,金属
電極2の外周に沿ってガラスを印刷,融着などによって
一定の厚さのリング状の隙間リング3が設けられて固定
電極板4が形成される。この隙間リング3の上面に可撓
性を有する金属材よりなる円板状可動電極板5を載置重
積し金属電極2との間で空気コンデンサが形成される。
この空気コンデンサは可動電極板5に外接する箱状のパ
ッケージ6内に装着され,可動電極板5の中央に置かれ
た加圧棒7が貫通される差し込み孔8とリード線の取り
出し孔9が貫設された保持板10とパッケージ6上を覆い
静電容量式荷重センサが得られる。
基板1の上面に金属電極2が固定されるとともに,金属
電極2の外周に沿ってガラスを印刷,融着などによって
一定の厚さのリング状の隙間リング3が設けられて固定
電極板4が形成される。この隙間リング3の上面に可撓
性を有する金属材よりなる円板状可動電極板5を載置重
積し金属電極2との間で空気コンデンサが形成される。
この空気コンデンサは可動電極板5に外接する箱状のパ
ッケージ6内に装着され,可動電極板5の中央に置かれ
た加圧棒7が貫通される差し込み孔8とリード線の取り
出し孔9が貫設された保持板10とパッケージ6上を覆い
静電容量式荷重センサが得られる。
この種の荷重センサにおいて,荷重による可動電極板5
の撓み量をδ,空気の誘電率をε,金属電極2の面積を
S金属電極2と可動電極板5との空隙間隔をdとすれば
空気コンデンサの静電容量Cは C=εS/(d−δ) となり,また撓み量δは荷重と関連するので,荷重は静
電容量Cにより検出計測される。
の撓み量をδ,空気の誘電率をε,金属電極2の面積を
S金属電極2と可動電極板5との空隙間隔をdとすれば
空気コンデンサの静電容量Cは C=εS/(d−δ) となり,また撓み量δは荷重と関連するので,荷重は静
電容量Cにより検出計測される。
ここで第1図のように可動電極板5は間隙リング3との
間で接着されず自由端となっていて,外周部11が接して
いるパッケージ6の内側との間の摩擦を少なくするため
に外周部11の縁辺全域を滑りのよい弗素系コーティング
剤でコーティングされる。
間で接着されず自由端となっていて,外周部11が接して
いるパッケージ6の内側との間の摩擦を少なくするため
に外周部11の縁辺全域を滑りのよい弗素系コーティング
剤でコーティングされる。
また他の実施例は第2図のように可動電極板5の外周部
11の全域を断面が半円形となるよう研磨して摩擦を少な
くする。
11の全域を断面が半円形となるよう研磨して摩擦を少な
くする。
さらに他の第3の実施例は第3図のように可動電極板5
の外周部11の一部にリード線接続用の突起12を突設し,
パッケージ6に接して摩擦する位置を明確にする。また
突起12と中心点を結ぶ中心線と対象で,それぞれが90°
の間隔の外周部11の縁辺4個所を断面半円形に研磨す
る。したがって外周部11の縁辺全域の研磨にくらべて加
工工数の軽減ができ量産性に優れる。
の外周部11の一部にリード線接続用の突起12を突設し,
パッケージ6に接して摩擦する位置を明確にする。また
突起12と中心点を結ぶ中心線と対象で,それぞれが90°
の間隔の外周部11の縁辺4個所を断面半円形に研磨す
る。したがって外周部11の縁辺全域の研磨にくらべて加
工工数の軽減ができ量産性に優れる。
<考案の効果> 以上に述べたように本考案によれば,可動電極板5の外
周部11の縁辺に全域にわたりコーティング,または断面
を半円形に研磨してパッケージ6の内側との摩擦は少く
なる。また外周部11の縁辺4個所のみを摩擦するように
することによって研磨工数の節減が行なわれる。
周部11の縁辺に全域にわたりコーティング,または断面
を半円形に研磨してパッケージ6の内側との摩擦は少く
なる。また外周部11の縁辺4個所のみを摩擦するように
することによって研磨工数の節減が行なわれる。
第1図は本考案の静電容量式荷重センサの実施例におけ
る外周部縁辺をコーティングした可動電極板の外観斜視
図(a)および外観正面図(b),第2図は本考案の他
の実施例による外周部縁辺を断面半円形に研磨した可動
電極板の外観斜視図(a)および外観正面図(b),第
3図は本考案の第3の実施例による外周部縁辺に突起を
突設し,且つ4個所のみを研磨した可動電極板の外観斜
視図,第4図は従来の静電容量式荷重センサの例の分解
斜視図,第5図は第4図における静電容量式荷重センサ
の中心を通る縦断正面図である。 なお 1:絶縁基板,2:金属電極,3:間隙リング,4:固定電極板,5:
可動電極板,6:パッケージ,7:加圧棒,8:差し込み孔,9:取
り出し孔,10:保持板,11:外周部,12:突起。
る外周部縁辺をコーティングした可動電極板の外観斜視
図(a)および外観正面図(b),第2図は本考案の他
の実施例による外周部縁辺を断面半円形に研磨した可動
電極板の外観斜視図(a)および外観正面図(b),第
3図は本考案の第3の実施例による外周部縁辺に突起を
突設し,且つ4個所のみを研磨した可動電極板の外観斜
視図,第4図は従来の静電容量式荷重センサの例の分解
斜視図,第5図は第4図における静電容量式荷重センサ
の中心を通る縦断正面図である。 なお 1:絶縁基板,2:金属電極,3:間隙リング,4:固定電極板,5:
可動電極板,6:パッケージ,7:加圧棒,8:差し込み孔,9:取
り出し孔,10:保持板,11:外周部,12:突起。
Claims (4)
- 【請求項1】固定電極板4の中央に固定された金属電極
2の外縁に沿って固着された絶縁材よりなる間隙リング
3上に外周部11の縁辺がコーティング処理された荷重に
よる可撓性金属材よりなる円板状可動電極板5を載置重
積してなる静電容量式荷重センサ。 - 【請求項2】前記外周部11の縁辺全域が弗素系コーティ
ング剤によりコーティング処理された荷重による可撓性
金属材よりなる円板状可動電極板5を載置重積してなる
実用新案登録請求の範囲第1項記載の静電容量式荷重セ
ンサ。 - 【請求項3】固定電極板4の中央に固定された金属電極
2の外縁に沿って固定された絶縁材よりなる間隙リング
3上に外周部11の全域が断面半円形に研磨された荷重に
よる可撓性金属材よりなる円板状可動電極板5を載置重
積してなる静電容量式荷重センサ。 - 【請求項4】前記外周部11の縁辺の一部に突設された突
起12と中心点とを通る中心線に対し対称に90°間隔を領
域のそれぞれが断面半円形に研磨された可撓性金属材よ
りなる円板状可動電極板5を載置重積してなる実用新案
登録請求の範囲第3項記載の静電容量式荷重センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988107626U JPH0718987Y2 (ja) | 1988-08-17 | 1988-08-17 | 静電容量式荷重センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988107626U JPH0718987Y2 (ja) | 1988-08-17 | 1988-08-17 | 静電容量式荷重センサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0230033U JPH0230033U (ja) | 1990-02-26 |
JPH0718987Y2 true JPH0718987Y2 (ja) | 1995-05-01 |
Family
ID=31342210
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988107626U Expired - Lifetime JPH0718987Y2 (ja) | 1988-08-17 | 1988-08-17 | 静電容量式荷重センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0718987Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49983U (ja) * | 1972-04-06 | 1974-01-07 | ||
SE412956B (sv) * | 1974-04-04 | 1980-03-24 | Rosemount Inc | Kapacitiv avkenningsanordning |
JPS62124421A (ja) * | 1985-11-25 | 1987-06-05 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 重量検出装置 |
-
1988
- 1988-08-17 JP JP1988107626U patent/JPH0718987Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0230033U (ja) | 1990-02-26 |
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