JPH0714382U - 静電容量型加速度センサ - Google Patents

静電容量型加速度センサ

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JPH0714382U
JPH0714382U JP4717193U JP4717193U JPH0714382U JP H0714382 U JPH0714382 U JP H0714382U JP 4717193 U JP4717193 U JP 4717193U JP 4717193 U JP4717193 U JP 4717193U JP H0714382 U JPH0714382 U JP H0714382U
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JP
Japan
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fixed
acceleration sensor
operating
displacement
electrode
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JP4717193U
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English (en)
Inventor
武士 谷口
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Sumitomo Precision Products Co Ltd
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Sumitomo Precision Products Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Precision Products Co Ltd filed Critical Sumitomo Precision Products Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 静電容量型加速度センサの感度を上げる。 【構成】 変位基板30の中心部に動作部32を配置
し、動作部32の外側に固定部31を配置する。動作部
32の中心に位置する本体部32aから放射状に延出し
た複数本のビーム状の可撓部33により、動作部32を
支持する。本体部32aから外側に張り出した張出部3
3bを動作部32に設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、静電容量型加速度センサに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より移動体の動きを検出するために、静電容量型加速度センサが多用され ている。図1に静電容量型加速度センサの従来例を示す。
【0003】 図1の静電容量型加速度センサは、ガラスからなる固定基板10,20の間に 、シリコンからなる変位基板30が挟まれたサンドイッチ構造になっている。変 位基板30は、固定基板10,20間に挟持された角枠状の固定部31と、固定 部31の内側に間隔をあけて配置された角柱状の動作部32とを有する。動作部 32は、その各側面から外側へ放射状に延出した複数本のビーム状の可撓部33 により、固定部31と連結されている。動作部32の表面には変位電極40が形 成されている。また、変位電極40に対向して固定基板20の表面には固定電極 50が形成されている。
【0004】 加速度を受けると、変位基板30の動作部32が、その加速度の方向および大 きさに応じて変位し、固定電極50から変位電極40までの距離が変わることに より、その加速度の方向および大きさが検出される。
【0005】 変位基板30の可撓部33としては、ダイヤフラム型式のものもある。ダイヤ フラム型式の可撓部を用いたものは、例えば特開平4−148833号公報に開 示されている。また、前述したビーム状の可撓部を持つものは、例えば実開平5 −50364号公報に開示されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、このような静電容量型加速度センサにおいては、その感度を高める ために、動作部の機械的な応答性が良いことと、面電極を広くすることが求めら れる。ここで面電極の広さは、通常は、動作部の表面に形成される変位電極の広 さに支配されるので、動作部を広くすることが求められる。
【0007】 これらの要求に対し、ダイヤフラム型式の可撓部を用いた静電容量型加速度セ ンサは、動作部の機械的な応答性が良くない。一方、ビーム状の可撓部を持つ静 電容量型加速度センサは、動作部の機械的な応答性は良い。しかし、このセンサ と言えども、固定部と動作部の間に可撓部が存在し、動作部が狭くなるため、電 極面積は小さい。特に、この型の加速度センサにおいては、可撓部を長くするこ とが動作部の応答性の改善につながるので、動作部が一層狭くなる。
【0008】 このように、従来の静電容量型加速度センサにおいては、面電極の広さと動作 部の機械的な応答性を両立させることができない。そのため、高感度化により大 型化を招くという問題がある。
【0009】 本考案の目的は、面電極の広さと動作部の機械的な応答性を両立させ、大型化 を伴うことなく高感度化を達成できる静電容量型加速度センサを提供することに ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案の静電容量型加速度センサは、枠状の固定部の内側に間隔をあけて動作 部が配置され、加速度を受けて動作部が変位することにより、その加速度を検出 する静電容量型加速度センサにおいて 動作部から外側へ放射状に延出した複数本のビーム状の可撓部により、動作部 と固定部が連結されると共に、動作部が隣接する可撓部の間にそれぞれ張り出し 、その各張出部を含めた動作部表面に変位電極が形成されていることを特徴とす る。
【0011】
【作用】 本考案の静電容量型加速度センサにおいては、動作部から周囲に放射状に延出 した複数本のビーム状の可撓部により、動作部が支持されているので、その機械 的な応答性が良い。動作部が隣接する可撓部の間にそれぞれ張り出し、その各張 出部を含めた動作部表面に変位電極が形成されているので、ビーム状の可撓部を 使用するにもかかわらず面電極が広くなる。また、その面電極の広さは、可撓部 を長くしても実質的に不変である。
【0012】 なお、放射状に配列された複数本のビーム状の可撓部の各間に張出部が形成さ れた加速度センサは、特開平4−225166号公報に開示されているが、その 加速度センサは静電サーボ式である。静電サーボ式の加速度センサは、加速度に よって可動部に働く慣性力と釣り合うように固定電極と可動電極との間に電圧を 印加して、加速度によらずに可動部の姿勢を一定に維持するものである。従って 、その可動部は変位しない。しかも、可撓部間に形成された張出部は、可動部の 側に可撓部を長くしたために生じた付随的なものであり、ここに面電極を広くす る意図はなく、むしろ可動部の側に可撓部を長くしたために可動部は狭くなって いる。ちなみに、この可撓部は可動電極の径の50%以上としているが、本考案 においては限られた固定部の内側に広い動作部を形成するため、その可撓部の通 常の長さは、変位電極が円形の場合はその径の50%未満、変位電極が正方形の 場合はその一辺の長さの50%未満となる。
【0013】
【実施例】
以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図2は本考案の静電容量型 加速度センサの一例についてその構造を示す縦断面図(図A)および変位基板の 平面図(図B)である。なお、図Aは図BのA−A線矢視図である。
【0014】 本センサは、角枠状の固定基板10と、固定基板10に重ねられた変位基板3 0と、変位基板30に重ねられた平板状の固定基板20とを備えている。固定基 板10,20はガラスからなり、変位基板30はシリコンからなる。
【0015】 シリコン製の変位基板30は、角枠状の固定部31と、固定部31の内側に配 置された動作部32とを有する。固定部31は、角枠状をした下側の固定基板1 0と、平板状をした上側の固定基板20の周縁部との間に挟持されている。
【0016】 変位基板30の動作部32は、固定部31の内側に形成された空間の中心部に 位置する角板状の本体部32aと、本体部32aの四隅部から外側に張り出して 形成された4つの角板状の張出部32bとからなる。本体部32aは、その各辺 中央部から外側へ放射状に延出した4本のビーム状の可撓部33により、固定部 31と連結されている。また、本体部32aと固定部31の間に形成された空間 は、4本の可撓部33により4つの小空間に分割されており、4つの張出部32 bは、その各小空間に配設されている。
【0017】 動作部32の上面には、そのほぼ全体にわたって変位電極40が形成されてい る。動作部32の本体部32a上面に形成された変位電極41はZ軸方向の加速 度検出用、一方の対角線上に位置する2つの張出部32b,32bの上面に形成 された変位電極42,42はX軸方向の加速度検出用、他方の対角線上に位置す る2つの張出部32b,32bの上面に形成された変位電極43,43はY軸方 向の加速度検出用である。つまり、本センサは3方向の加速度を検出できる多軸 センサである。
【0018】 固定基板20の下面には、変位電極40に対向して固定電極50が形成されて いる。また、変位基板30の動作部32下面には、ガラスからなる重錘60が接 合されている。
【0019】 なお、電極はここでは3種類(X,Y,Z)の変位電極が連続し、これらに対 応する固定電極が分離しているが、逆に固定電極を連続させ、変位電極を分離さ せることもできる。また、固定電極および変位電極の両方を分離させることもで きる。
【0020】 変位基板30の動作部32は、その機械的な応答性を良くするため、本体部3 2aを小さくして可撓部33を長くするのがよい。同時に、電極面積を大きくす るために、張出部32bを前記小空間内で出来るだけ大きくするのがよい。張出 部32bを大きくすれば、可撓部33を長くしても、その長さは動作部32の一 辺の長さの50%未満となる。
【0021】 本センサに加速度が作用すると、その加速度の方向および大きさに応じて、変 位基板30の動作部32が変位する。ここで、動作部32は4本の長いビーム状 の可撓部33によりフローティング支持されている。従って、動作部32の機械 的な応答性が非常に良い。また、動作部32は、その本体部32aから隣接する 可撓部33,33間に張り出した張出部33bを有し、本体部32aと固定部3 1の間の空間を有効に活用するので、長いビーム状の可撓部33で支持されてい るにもかかわらず、広い面電極を確保できる。よって、センサを大型化させずに 、その感度を高めることができる。
【0022】 なお、上記実施例では、ビーム状の可撓部33を四角形の固定部31の各辺に 平行させているが、図3(A)に示すように、固定部31の対角線方向にその可 撓部33を向けることもでき、可撓部33の方向を特に限定するものではない。 特に固定部31の外形はその内形等に拘束されずに自由に選択することができる 。
【0023】 また、固定部31および動作部32の形成については、図3(B)に示すよう に、円形等の平面形状も可能であり、その形状を限定するものではない。
【0024】
【考案の効果】
以上に説明した通り、本考案の静電容量型加速度センサは、枠状の固定部とそ の内側の動作部とをビーム状の可撓部により連結し、且つ、動作部を隣接する可 撓部間にそれぞれ張り出し、その各張出部により固定部と動作部との間の空間を 有効利用するので、面電極の広さと動作部の機械的な応答性を両立させることが できる。従って、センサの大型化を回避しつつその高感度化を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】静電容量型加速度センサの従来例を示す縦断面
図および変位基板の平面図である。
【図2】本考案の静電容量型加速度センサの一例を示す
縦断面図および変位基板の平面図である。
【図3】本考案の静電容量型加速度センサの他の例を示
す変位基板の平面図である。
【符号の説明】
10,20 固定基板 30 変位基板 31 固定部 32 動作部 32a 本体部 32b 張出部 33 可撓部 40 変位電極 50 固定電極 60 重錘

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠状の固定部の内側に間隔をあけて動作
    部が配置され、加速度を受けて動作部が変位することに
    より、その加速度を検出する静電容量型加速度センサに
    おいて動作部から外側へ放射状に延出した複数本のビー
    ム状の可撓部により、動作部と固定部が連結されると共
    に、動作部が隣接する可撓部の間にそれぞれ張り出し、
    その各張出部を含めた動作部表面に変位電極が形成され
    ていることを特徴とする静電容量型加速度センサ。
JP4717193U 1993-08-06 1993-08-06 静電容量型加速度センサ Pending JPH0714382U (ja)

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JP4717193U JPH0714382U (ja) 1993-08-06 1993-08-06 静電容量型加速度センサ

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JP4717193U JPH0714382U (ja) 1993-08-06 1993-08-06 静電容量型加速度センサ

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998037425A1 (fr) * 1997-02-21 1998-08-27 Matsushita Electric Works, Ltd. Element detecteur d'acceleration et son procede de production
JP2002350138A (ja) * 2001-05-28 2002-12-04 Wacoh Corp 加速度と角速度との双方を検出する装置
US10466267B2 (en) 2014-12-02 2019-11-05 Spheredyne Co., Ltd. Sensor

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JP2002350138A (ja) * 2001-05-28 2002-12-04 Wacoh Corp 加速度と角速度との双方を検出する装置
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