JPH07189608A - 蒸気加減弁 - Google Patents

蒸気加減弁

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Publication number
JPH07189608A
JPH07189608A JP33085793A JP33085793A JPH07189608A JP H07189608 A JPH07189608 A JP H07189608A JP 33085793 A JP33085793 A JP 33085793A JP 33085793 A JP33085793 A JP 33085793A JP H07189608 A JPH07189608 A JP H07189608A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
valve body
temperature period
steam
movable
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP33085793A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Nagayama
忠 永山
Keiichi Meguro
圭一 目黒
Tomokuni Uno
鞆邦 宇野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 弁体(1)の両側に弁部(2a),(2b)
を有する蒸気加減弁において、弁体側と弁座側の熱伸び
差があっても、両側の弁部を同時に全閉できるようにす
ること。 【構成】 片方の弁部(2b)の内部にばね機構(コイ
ルばね等)(4)を内蔵させて可動構造とし、弁部に可
動リフトLを残して弁部端部を弁ナット(6)で押え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシングル弁式の蒸気加減
弁、特に弁体の両側に弁部を有する蒸気加減弁に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ポンプ、圧縮機などの機械駆動用蒸気タ
ービンの蒸気加減弁には、複数個の加減弁が負荷の上昇
とともに徐々に開くマルチ弁式のものと、単弁が負荷の
上昇を賄うシングル弁式とがある。
【0003】図3はシングル弁式の蒸気加減弁の一例を
示す断面図で、弁箱(11)の内部には、図4に例示さ
れる構造の両側に弁部を有する弁体(12)が、弁箱
(11)に嵌込まれた弁座(13)に当接して組立てら
れている。弁体(12)の両側には、弁体軸が弁体(1
2)と一体に削成されていて、弁箱(11)の両側に取
付けられたエンドカバー(14)に支持されている。弁
体軸の片方の端部はエンドカバー(14)を貫通して弁
箱の外部に取り出されていて、サーボモータ(図には示
されていない)に接続されている。サーボモータ軸は電
気ガバナ盤面に組込まれた昇速プログラムの電気信号を
受けて白抜矢印に示すように水平方向に自動的に作動
し、弁部の開度を加減して蒸気タービンを調速する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のような機構を有
する従来のシングル弁式蒸気加減弁には、以下に示すよ
うな問題点があった。すなわち、弁座側と弁体側との熱
伸び差のため、両側の弁部を共に全閉状態にすることが
困難で、タービン単体運転時や被動機結合状態のいずれ
においても、軽負荷、低回転時にガバナによる回転制御
ができなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記従来の
課題を解決するために、弁体の両側に弁部を有する蒸気
加減弁において、一方の弁部を弁体と別体として弁体の
開閉移動方向に摺動可能に取付けるとともに、両弁部を
互いに離反する方向に賦勢するばねを設けたことを特徴
とする蒸気加減弁を提案するものである。
【0006】
【作用】本発明においては、弁体の両側に設けられた弁
部の一方をばね機構で可動としたことによって、弁座と
弁体との熱伸び差をこの部分で吸収する。この作用によ
って、起動直後の低温時から計画蒸気条件の高温時に至
るまで、加減弁を全閉状態にすることができる。
【0007】
【実施例】図1は本発明の第1実施例に係る蒸気加減弁
の弁体を示す図である。弁体(1)は両側に弁部(2
a),(2b)を具えていて、両弁部(2a),(2
b)の端部には、弁体軸(3)が弁体(1)と一体に削
成されている。本実施例では、一方の弁部(2b)を弁
体(1)と別体に加工して、弁体(1)の開閉移動方向
(弁体軸(3)の方向)に摺動可能とするとともに、コ
イルばね(4)を嵌込んで、両弁部(2a),(2b)
を互いに離反する方向に賦勢している。そして可動弁部
(2b)と弁体(1)との間に弁の可動リフトLを残し
て、可動弁部(2b)の端部を弁ナット(6)で押えて
ある。
【0008】本実施例は、弁体(1)の弁部の一方(2
b)をばね機構(4)で可動としたことによって、弁座
と弁体との熱伸び差をこの部分で吸収する。そして可動
リフトL以下の範囲でも、片側の弁部からしかタービン
に蒸気は流入しない。
【0009】上記作用によって、起動直後の低温時から
計画蒸気条件の高温時に至るまで、加減弁を全閉状態に
することが可能となる。またタービン単独運転時や、超
軽負荷、低回転時には、可動リフト以下での回転制御が
片側(固定側)の弁部(2a)からだけの蒸気流量で行
なわれる。
【0010】次に図2は本発明の第2実施例に係る蒸気
加減弁の弁体を示す図である。本実施例においても前記
第1実施例と同様に、弁体(1)の一方の弁部(2b)
を弁体(1)と別体に加工して、弁体(1)の開閉移動
方向に摺動可能とするとともに、形状記憶合金製の皿ば
ね(7)を嵌込んで、両弁部(2a),(2b)を互い
に離反するように賦勢している。そして可動弁部(2
b)と弁体(1)との間には、弁の可動リフトLを残し
て、可動弁部(2b)の端部を弁ナット(6)で押えて
ある。
【0011】本実施例においては、ばね機構として形状
記憶合金製の皿ばね(7)を使用することにより、熱伸
び差に対応させる。
【0012】
【発明の効果】本発明の蒸気加減弁によれば、起動直後
の低温時から計画蒸気条件の高温時に至るまで、加減弁
を全閉状態に保持することができる。したがって、ター
ビン単独運転時や超軽負荷、低回転運転時においても、
確実な回転制御ができ、蒸気タービンの信頼性向上に寄
与する効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1実施例に係る蒸気加減弁の
弁体を示す図である。
【図2】図2は本発明の第2実施例に係る蒸気加減弁の
弁体を示す図である。
【図3】図3はシングル弁式の蒸気加減弁の一例を示す
断面図である。
【図4】図4は従来の蒸気加減弁の弁体の一例を示す側
面図である。
【符号の説明】
(1) 弁体 (2a) 固定弁部 (2b) 可動弁部 (4) コイルばね (6) 弁ナット (7) 皿ばね

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁体の両側に弁部を有する蒸気加減弁に
    おいて、一方の弁部を弁体と別体として弁体の開閉移動
    方向に摺動可能に取付けるとともに、両弁部を互いに離
    反する方向に賦勢するばねを設けたことを特徴とする蒸
    気加減弁。
JP33085793A 1993-12-27 1993-12-27 蒸気加減弁 Withdrawn JPH07189608A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33085793A JPH07189608A (ja) 1993-12-27 1993-12-27 蒸気加減弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33085793A JPH07189608A (ja) 1993-12-27 1993-12-27 蒸気加減弁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07189608A true JPH07189608A (ja) 1995-07-28

Family

ID=18237309

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33085793A Withdrawn JPH07189608A (ja) 1993-12-27 1993-12-27 蒸気加減弁

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JP (1) JPH07189608A (ja)

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