JPH078933Y2 - 通水制御用電動二方弁 - Google Patents

通水制御用電動二方弁

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JPH078933Y2
JPH078933Y2 JP1987031265U JP3126587U JPH078933Y2 JP H078933 Y2 JPH078933 Y2 JP H078933Y2 JP 1987031265 U JP1987031265 U JP 1987031265U JP 3126587 U JP3126587 U JP 3126587U JP H078933 Y2 JPH078933 Y2 JP H078933Y2
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valve
valve body
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flow control
electric
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Inventor
恵一 木村
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木村工機株式会社
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【考案の詳細な説明】 この考案は配水管内を流れる水の停止時に、また流出時
に必ず発生する騒振音を完全に除去し非常に静粛な停水
操作を求めることが出来得る通水制御用電動二方弁に関
するものである。
通常、プールまたは貯水槽、空調機等に送水する方法と
してポンプと連結せる配水管内の水の流れを自動的に遮
断停止または通水する機構に通水制御用電動二方弁が用
いられている。
例えば第1図に示す如く流入口アと流出口イを備えた弁
室B内に主として電動機の駆動により弁体Cを水平方向
に回転させ上記流入口アを開閉する構造のものが知られ
ている。
しかるに上記構造による電動二方弁が弁体Cの回転作動
により配水管の流入口アを単に開閉するものであるから
通水時に求められている比例制御を行わしめることは全
く不可能であり、特に急激な水流停止時に該水流の波
音、ショック音が競合し、これが異常音の発生起因とも
謂われていたのである。
この考案は上記欠点に鑑みて異常騒振音の発生を完全に
防止すると共に比例制御を容易とするをその主な目的と
するものであって、両端を弁軸支持体(7)、(8)に
よって軸方向に前後移動自在に支承してなる弁軸(2)
に弁体(3)を受止める弁座(4)と軸中間部外周に数
条の流通溝(9)を形成し、且つ上記弁体(3)の移動
範囲を規制するストッパー(13)を付設すると共に該弁
体(3)と弁座(4)間に上記流通溝(9)内を流れる
流体の弁室(1)への流量を許容するスプリング(5)
及びシール材(6)を嵌装設けた通水制御用電動弁を提
供することにある。
以下、この考案の一実施例を図面に付いて詳説すると弁
筐(1)は横長形状で、その長さ方向の一方に配水管A
接続部を有した流入口(ア)を他方側にも上記と同様に
配水管A接続部を有する流出口(エ)が同一線上に開口
設けられている。
弁室は上記流出口(エ)及び流入口(ア)両側開口部と
の間に形成されているもので弁筐(1)における上記流
入口(ア)と流出口(エ)との開放端内部には、中心に
軸孔をもったボス部を備え、且つ該ボス部から放射方向
に延びる3本のステー(7)を有した支持体(8)を嵌
装すると共に上記軸孔内に弁軸(2)の軸端(2)′を
挿通して弁軸(2)を前後可動自在に支承する。
弁軸(2)は後記する駆動機構により連動連結してなる
もので該軸の中間部には移動自在に支持する弁体(3)
を受止める弁座(4)及び上記弁体(3)の移動範囲を
規制するストッパー(13)を設けると共に上記弁体
(3)を支持する中間軸部の外周において上記弁体
(3)の閉鎖作動時であっても流体の流れが関係なく通
水を可能とする数条の凹溝による流通溝(9)を弁軸
(2)の長さ方向に対して付設されている。
なお上記弁体(3)は、全体形状をコーン形状に形成し
てなるものであって、その中心部にスリーブ(3)″を
挿嵌すると共に外周面全体が一定の傾斜面よりなるシー
ト面(3)′にてを形成されている。
また該シート面(3)′は弁筐(1)の流入口(ア)の
流入口(ア)口周に形成されたシート傾斜面(ウ)に対
向し、これら両側面に形成のシート面(3)′及びシー
ト傾斜面(ウ)′間の隙間の調整により流水する流量の
制御が容易に行われ、また該両側シート傾斜面
(3)′、(ウ)′の接触により流体の流れを遮断する
構造を有している。
更に弁体(3)と弁座(4)との間には、該弁体(3)
を上記ストッパー(13)の方向に付勢すると共に弁軸
(2)の流通溝(9)を流れる流体の弁室Bへの流れを
許容する主としてコイルスプリングから成るスプリング
(5)を嵌装設け、上記弁座(4)の弁体(3)との対
向面側には、該弁体(3)の閉動作時、上記弁体(3)
に対して流通溝(9)を流れる流体の弁室への流れを許
容する隙間を与え、且つ上記弁軸(2)のの弁体(3)
の閉動作位置に対するそれ以上の移動で該流通溝(9)
を閉鎖するシール材(6)を設ける。
なお上記シール材(6)は主にゴム材から成る板状のパ
ッキングが使用されているがその他の材体のものもその
使用は可能である。
また、弁軸(2)は電動機(10)の駆動軸(11)に該弁
軸(2)の軸心と直交すべく連動連結して成るものであ
る。
即ち上記連動手段は第3図、第4図、第5図示の如く、
弁軸(2)と直交して成る連動部(12)機構は弁室内に
突入せる駆動軸(11)の先端をクランクアームに支承連
結行わしめると共に該クランクアームの一方に開溝した
長孔に上記弁軸(2)に突設の連動ピンに挿嵌して成る
構造を有するもので電動機(10)に通電し駆動軸(11)
の駆動作動によって弁体(3)を第4図、第5図と弁軸
(2)上を前後に可動すべく構成されている。
なお上記連動機構として、その他、カム機構、ねじ機
構、或いはラックとピニオン等の歯車機構等如何なる機
構装置を用いることも良好であり、また駆動機構に油
圧、エアーシリンダーを用いることも可能である。
次に上記構造を有した電動二方弁による通水の遮断及び
通水の流れ作用を説明する。
先ず、弁筐(1)両側を配水管Aと夫々を連結し電動機
(10)の駆動により弁軸(2)が第3図に示したよう
に、最大限右方に移動させると上記弁体(3)は流入口
(ア)のシート傾斜面(ウ)′に対して最大限離反し、
流入口(ア)は全開して水の全量が流通する。
上記状体から電動機(10)の駆動により弁軸(2)を左
方に移動行わしめるにおいて第4図のように弁体(3)
はスプリング(5)を介して左動し、上記流入口(ア)
のシート傾斜面(ウ)′に近接してその流量が調整され
る。
更に上記状体を継続するに上記弁体(3)のシート面
(3)′が流入口(ア)のシート傾斜面(ウ)′に接触
して上記両側のシート面(3)′及び(ウ)′面間の隙
間が序々に閉じ、ついには密接して流通する水の流れを
完全に遮断する。
なお上記弁体(3)の閉作動時、シール材(6)と弁体
(3)との隙間は第4図のように開放されたままと成っ
ているから、上記弁軸(2)周面に形成された流通溝
(9)の各溝条を介して少量の水が一方の流入口(ア)
より弁室内側に流れており急激にその流水が遮断される
ことはない。
そして上記の過程を経た後、上記弁軸(2)を、上記弁
体(3)の閉動作時位置に対し、更に移動させることに
よって上記スプリング(5)が更に弾力を増すと同時に
上記シール材(6)が弁体(3)の背面に密着し、上記
流通溝(9)の各溝を閉鎖して流入口(ア)を全閉し、
故に第5図のように流路を遮断して流入口(ア)より弁
室側に通水する流体の流れを完全に遮断行わしめること
が出来得る。
以上の如く、この考案は弁体(3)による閉動作が急激
に行われたとしても、流体の流通遮断が急激に行われる
こともないから、上記による流通溝(9)により設定し
た流量の流れを補償するもので目的の項にて述べた如く
水撃作用等により音鳴りや騒振音の発生を未然に阻止す
ることが出来得る等の効果を有し、且つ上記急激な衝撃
の阻止によって弁機構の各部における損壊率を寡少とす
る等の利点をも上記効果と共に併せ有するものである。
更に上記弁体(3)及び流入口(ア)の夫々に形成せる
シート面(3)′の傾斜面角度の調整によっては従来電
動二方弁にて最も至難と謂われていた通水量の微調整も
容易に求めることも出来得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電動二方弁の要部を示す縦断面側面図、 第2図はこの考案に係る電動二方弁の横断面平面図、 第3図は同上、通水時の作用状体図、 第4図は通水停止第一段階時の同上面図、 第5図は完全停止時における同上面図、 第6図は第3図A−A′線断面図、 第7図は同上、B−B′線断面図である。 符号の説明 (1)……弁筐、(2)……弁軸、(3)……弁体、
(4)……弁座、(5)……スプリング、(6)……シ
ール材、(7)、(8)……弁軸支持体、(9)……流
通溝、(10)……電動機、(11)……駆動軸、(12)…
…駆動機構、

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】弁筐(1)の内部に形成してなる弁室B内
    に駆動機構により弁体(3)を前後に可動させ配水管A
    内の水流を遮断または通水を行わしめるべく構成してな
    る通水制御用電動二方弁において、上記弁筐(1)内に
    両端を弁軸支持体(7)、(8)によって軸方向に前後
    移動自在に弁軸(2)を支持し、且つ該弁軸(2)に電
    動機(10)との連動機構(12)及び弁体(3)を受止め
    る弁座(4)と該軸中間部外周に数条の流通溝(9)を
    形成し、更に上記弁体(3)の移動範囲を規制するスト
    ッパー(13)を付設し、上記弁体(3)と弁座(4)間
    には弁体(3)をストッパー(13)に付勢すると共に、
    上記流通溝(9)内を流れる流体の弁室Bへの流量を許
    容するスプリング(5)及び上記弁体(3)と弁座
    (4)間に該弁体(3)閉動作時に上記流通溝(9)を
    閉鎖すべく適当厚さのシール材(6)を嵌装設けてなる
    通水制御用電動二方弁。
  2. 【請求項2】上記、通水制御用電動二方弁において弁体
    (3)の全体形状をコーン形に形成し、且つ該コーン面
    全体を一定の傾斜面を有したテーパ状シート面(3)′
    に形成すると共に該シート面(3)′に対面する弁筐
    (1)の孔周全縁に上記傾斜面と略同一傾斜角度を有し
    たシート傾斜面(ウ)′を形成設けた上記請求項第項
    記載の通水制御用電動二方弁。
  3. 【請求項3】上記、通水制御用電動二方弁において弁筐
    (1)の一方に開口せる流入口(ア)該流入口(ア)に
    対して上記弁室Bを挟んで同一軸線上に流出口(エ)を
    開口し、上記駆動機構の駆動軸(11)が弁室内にて上記
    弁軸(2)と直交するように配置してなる請求項第項
    記載の通水制御用電動二方弁。
JP1987031265U 1987-03-04 1987-03-04 通水制御用電動二方弁 Expired - Lifetime JPH078933Y2 (ja)

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US07/065,868 US4805667A (en) 1987-03-04 1987-06-24 Flow control valve
KR2019870010615U KR900005125Y1 (ko) 1987-03-04 1987-06-30 유량제어 밸브
IT2129587A IT1222037B (it) 1987-03-04 1987-07-15 Valvola di regolazione della portata
GB8803472A GB2201754B (en) 1987-03-04 1988-02-15 Flow control valve.

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