JP4320730B2 - 水位調整ゲート - Google Patents
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に関する。
請求項2に記載の発明では、水路上流の水位が上限調整水位よりも高い場合には、静水池の水位の上昇に伴い上限水位調整補助手段の上限調整用フロートが上昇されて上限調整用弁操作軸を介して上限調整用弁の弁体が上昇される。これにより、上限調整用弁が開動作されて静水池に貯留された水が補助送水管を介してフロート室へ送水される。また、水路上流の水位が下限調整水位よりも低い場合には、静水池の水位の下降に伴い下限水位調整補助手段の下限調整用フロートが下降されて下限調整用弁操作軸を介して下限調整用弁の弁体が下降される。これにより、下降調整用弁が開動作されてフロート室に貯留された水が補助流出管を介して遊水池へ迅速に流出される。
請求項4に記載の発明では、
静水池の水位が所定変動速度よりも高い変動速度で上昇される場合には、静水池の水位の上昇に伴いダイヤフラムが防波防塵管に対して上昇されて弁操作軸を介して上限調整用弁の弁体が上昇される。これにより、上限調整用弁が開動作されて静水池に貯留された水が補助送水管を介してフロート室へ送水される。また、静水池の水位が所定変動速度よりも高い変動速度で下降される場合には、静水池の水位の下降に伴いダイヤフラムが防波防塵管に対して下降されて弁操作軸を介して下限調整用弁の弁体が下降される。これにより、下降調整用弁が開動作されてフロート室に貯留された水が補助流出管を介して遊水池へ迅速に流出される。
本水位調整ゲートでは、水路上流の水位が急激に上昇された場合に、静水池6の水位が上昇されて、当該静水池6の水位が上昇されるのに伴い上限調整用フロート20が上方へ移動される。これにより、上限調整用弁22が開放されて、より多量の静水池6の水が補助送水管23を介してフロート室9へ送水される。そして、フロート室9の水位が上昇されるのに伴いフロート12が上方へ移動されて、ゲート開度が拡大される。これにより、本水位調整ゲートでは、水路上流の水位が急激に上昇された場合であってもゲート開度が速やかに拡大されるので、水路上流の水位が設定水位Hsに向けて迅速に調整される。
本実施の形態では、図1に示されるように、上限調整用フロート20並びに下限調整用フロート33を含んで構成される水位調整補助手段が、フロート12の上下動に連動してゲートアーム2が揺動されることにより扉体1が開閉動作される、いわゆる、ラジアル式水位調整ゲートに採用される場合について説明したが、図9に示されるように、フロート12の上下動に連動してチェーン69に垂設された扉体1が開閉動作(昇降)される、いわゆる、引き上げ式水位調整ゲートに、上記水位調整補助手段を採用してもよい。
また、本実施の形態の水位調整ゲートは、上流の水位を調整する目的であれば、農業用水の水路等に限らず、例えば、河川や溜め池等に設置してもよい。
他の実施の形態を図3〜図8に基づいて説明する。なお、上述した図1に示される水位調整ゲートと同一又は相当する構成要素については同一の名称及び符号を付与して、その詳細な説明を省く。図3に示されるように、他の水位調整ゲートは、静水池6に、略円筒状に形成された防波防塵管51が略鉛直に向けられて設けられて、該防波防塵管51の下部が上限調整用弁22を介して送水管52によってフロート室9に連通される。また、他の水位調整ゲートは、上記送水管52が上記上限調整用弁22の直下に配置された下限調整用弁36を介して補助流出管35に接続される。図4に示されるように、他の水位調整ゲートは、上限調整用弁22の弁体26と下限調整用弁36の弁体40とが対向されて弁操作軸53に設けられる。なお、各弁体26,40は、上記弁操作軸53に螺合されており、位置決め用ナット54によって位置決めされて相互に対向される面の間隔が適正に保持される。そして、他の水位調整ゲートは、弁体26の上方に形成された弁操作軸53の左ねじ部55に上ガイドナット55が螺合されて、弁体40の下方に形成された弁操作軸53の右ねじ部57に下ガイドナット58が螺合される。
他の水位調整ゲートでは、水路上流の水位が急激に上昇された場合に、ダイヤフラム64に上方向へ比較的大きい圧力が作用されて弁操作軸53が上昇される。これにより、弁体26が上方へ移動されて上限調整用弁22が開放されることにより静水池6の水が送水管52を介してフロート室9へ送水される。これにより、他の水位調整ゲートでは、水路上流の水位が急激に上昇された場合であってもゲート開度が速やかに拡大されるので、水路上流の水位が設定水位Hsに向けて迅速に調整される。
他の水位調整ゲートでは、水路上流の水位が急激に下降された場合に、ダイヤフラム64に下方向へ比較的大きい圧力が作用されて、弁操作軸53が下降される。これにより、弁体40が下方へ移動されて下限調整用弁36が開放されることによりフロート室9の水が送水管52及び補助流出管35を介して遊水池8へ流出される。これにより、他の水位調整ゲートでは、水路上流の水位が急激に下降された場合であってもゲート開度が速やかに縮小されるので、水路上流の水位が設定水位Hsに向けて迅速に調整される。
他実施の形態では、図3に示されるように、ダイヤフラム64を含んで構成される水位調整補助手段が、フロート12の上下動に連動してゲートアーム2が揺動されることにより扉体1が開閉動作される、いわゆる、ラジアル式水位調整ゲートに採用される場合について説明したが、図9に示されるように、フロート12の上下動に連動してチェーン69に垂設された扉体1が開閉動作(昇降)される、いわゆる、引き上げ式水位調整ゲートに、上記水位調整補助手段を採用してもよい。
また、他の実施の形態の水位調整ゲートは、上流の水位を調整する目的であれば、農業用水の水路等に限らず、例えば、河川や溜め池等に設置してもよい。
Claims (4)
- 水路上流に連通される静水池と、水路下流に連通される遊水池と、前記静水池と前記遊水池との間に仕切板を介して設けれるフロート室と、該フロート室に収容されて前記フロート室の水位の変化に応じて上下動されるフロートと、前記静水池に設けられて上面が水路上流の規定水位に開口されると共に下面が注水管を介して前記フロート室に連通される注水槽と、前記フロート室と前記遊水池とに連通される流出管に設けられて前記フロート室から前記遊水池へ流出される水の流量が調整される流出弁と、水路を横断して設置されて前記フロートが上下動されるのに連動して回動される回動軸と、該回動軸の回動動作に連動して作動されて前記水路の開度が調節される扉体と、を具備して、水路上流の水位が上昇されて前記静水池の水位が設定水位を上回る場合には、前記静水池に貯留された水が前記注水槽から前記注水管を介して前記フロート室へ送水されて、該フロート室の水位が上昇されることにより前記扉体が開動作されて、また、水路上流の水位が下降されて前記静水池の水位が設定水位を下回る場合には、前記流出管によって前記フロート室の水が前記遊水池へ流出されて、該フロート室の水位が下降されることにより前記扉体が閉動作される水位調整ゲートであって、前記静水池の水位が上限調整水位よりも高い場合に、上限調整用弁が開動作されて前記静水池に貯留された水が補助送水管を介して前記フロート室へ送水されると共に、前記静水池の水位が下限調整水位よりも低い場合に、下限調整用弁が開動作されて前記フロート室に貯留された水が補助流出管を介して前記遊水池へ流出される水位調整補助手段を備えることを特徴とする水位調整ゲート。
- 前記水位調整補助手段は、前記静水池内に鉛直に設置されて下部が前記上限調整用弁を介して前記補助送水管に接続される上限調整用防波防塵管と、該上限調整用防波防塵管に収容される上限調整用フロートと、中間部に該上限調整用フロートが螺合されて下端部に前記上限調整用弁の弁体が設けられる上限調整用弁操作軸と、を含んで構成される上限水位調整補助手段を具備すると共に、前記静水池内に鉛直に設置されて直下に前記下限調整用弁が配置される下限調整用防波防塵管と、前記下限調整用防波防塵管に収容される下限調整用フロートと、中間部に該下限調整用フロートが螺合されて下端部に前記下限調整用弁の弁体が設けられる下限調整用弁操作軸と、を含んで構成される下限水位調整補助手段を具備することを特徴とする請求項1に記載の水位調整ゲート。
- 水路上流に連通される静水池と、水路下流に連通される遊水池と、前記静水池と前記遊水池との間に仕切板を介して設けれるフロート室と、該フロート室に収容されて前記フロート室の水位の変化に応じて上下動されるフロートと、前記静水池に設けられて上面が水路上流の規定水位に開口されると共に下面が注水管を介して前記フロート室に連通される注水槽と、前記フロート室と前記遊水池とに連通される流出管に設けられて前記フロート室から前記遊水池へ流出される水の流量が調整される流出弁と、水路を横断して設置されて前記フロートが上下動されるのに連動して回動される回動軸と、該回動軸の回動動作に連動して作動されて前記水路の開度が調節される扉体と、を具備して、水路上流の水位が上昇されて前記静水池の水位が設定水位を上回る場合には、前記静水池に貯留された水が前記注水槽から前記注水管を介して前記フロート室へ送水されて、該フロート室の水位が上昇されることにより前記扉体が開動作されて、また、水路上流の水位が下降されて前記静水池の水位が設定水位を下回る場合には、前記流出管によって前記フロート室の水が前記遊水池へ流出されて、該フロート室の水位が下降されることにより前記扉体が閉動作される水位調整ゲートであって、前記静水池の水位が所定変動速度よりも高い変動速度で上昇される場合に、上限調整用弁が開動作されて前記静水池に貯留された水が補助送水管を介して前記フロート室へ送水されると共に、前記静水池の水位が所定変動速度よりも高い変動速度で下降される場合に、下限調整用弁が開動作されて前記フロート室に貯留された水が補助流出管を介して前記遊水池へ流出される水位調整補助手段を備えることを特徴とする水位調整ゲート。
- 前記水位調整補助手段は、前記静水池内に鉛直に設置される防波防塵管と、前記防波防塵管に嵌合されて規定水位よりも下方の前記防波防塵管の軸直角面上に配置されると共に前記静水池の水位の変動速度に応じて前記防波防塵管に対して鉛直方向へ移動されるダイヤフラムと、中間部に該ダイヤフラムが螺合されて下端部に前記上限調整用弁の弁体と前記下限調整用弁の弁体とが同軸上に設けられる弁操作軸と、を含んで構成されることを特徴とする請求項3に記載の水位調整ゲート。
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JP2004195466A JP4320730B2 (ja) | 2004-07-01 | 2004-07-01 | 水位調整ゲート |
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JP2006016850A JP2006016850A (ja) | 2006-01-19 |
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