JPH0718945U

JPH0718945U - 自動車用ベルトラインモール

Info

Publication number: JPH0718945U
Application number: JP056863U
Authority: JP
Inventors: 哲持田村; 秀則平井
Original assignee: Katayama Kogyo Co Ltd
Current assignee: Katayama Kogyo Co Ltd
Priority date: 1993-09-13
Filing date: 1993-09-13
Publication date: 1995-04-04

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】クリップを使用するときは、製造コストが高
くなり、また、クリップとモールの加工バラツキによる
クリップとモールとにガタが発生し、このため、実車に
適用したとき、これらがぐらついたり、また、上記ガタ
に起因する異音が生じるなどの種々の問題点を有してい
た。そこで、この考案は、これらの問題点を解決し得る
自動車用ベルトラインモールを提供しようとするもので
ある。【構成】自動車のボディパネルに外嵌される自動車用
ベルトラインモール１において、このモールの脚部７の
内側に掛止用の切欠８を設け、この切欠を利用して、ク
リップを使用することなくボディパネルに直接装着させ
ようとするものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】［産業上の利用分野］この考案は、自動車用ベルトラインモールに関するものである。

【０００２】［従来の技術］従来、ベルトラインモールを自動車のボディパネルへ装着するに当たっては、通常、図２に示すような手段によりなされている。これは、ベルトラインモール１にクリップ２を嵌着し、このクリップ２を介してモール１をボディ（ドア）パネル３へ装着するものである。なお、図中、４はウエザーストリップ、５はウインドガラス、６はステンレス芯材である。

【０００３】［考案が解決しようとする課題］ところで、このようにクリップを使用するときは、製造コストが高くなり、また、クリップとモールの加工バラツキによるクリップとモールとにガタが発生し、このため、実車に適用したとき、これらがぐらついたり、また、上記ガタに起因する異音が生じるなどの種々の問題点を有していた。そこで、この考案は、これらの問題点を解決し得る自動車用ベルトラインモールを提供しようとするものである。

【０００４】［課題を解決するための手段］上記の課題を解決するために、この考案は、自動車のボディパネルに外嵌される自動車用ベルトラインモールにおいて、このモールの脚部の内側に掛止用の切欠を設け、この切欠を利用して、クリップを使用することなくボディパネルに直接装着させようとするものである。

【０００５】［作用］クリップを使用しないため、製造コストの低下が計れ、また、クリップとモールの加工バラツキによるクリップとモールとのガタが発生することなく、実車に適用したときも、これらがぐらついたり、また、ガタに起因する異音が生じることもなくなる。

【０００６】［実施例］図１および図３、図４は、この考案の実施例を示し、この図において、自動車のパネル３に外嵌されるベルトラインモール１に対して、このモール１の脚部７の内側に掛止用の切欠８を設けるとともに、他方の脚部７ａの内側には、装着時パネル３に圧接して、抜け止め、ぐらつき吸収作用をするリップ９を形成する。そして、上記の切欠８をパネル３に突起状に設けられたフランジ１０に掛止させることによつてモール１の抜け止めと、位置決めがなされることとなる。また、張出面１３によってモール１の沈み込み防止がなされることとなる。なお、モール１本体には硬質の樹脂が使用されるのに対して、ウエザーストリップ４には軟質樹脂が使用されることとなる。

【０００７】図５〜図７に示したものは、この考案の他の実施例を示し、これは、自動車のパネル３に外嵌されるベルトラインモール１に対して、このモール１の脚部７の内側に掛止用の切欠８を設けるとともに、この切欠８をパネル３の端部に形成された張出面１１において掛止するようにしたものである。この例によると、パネル３に特別な加工を施すことなく、パネル端部を使用してモール１を固定することができる。

【０００８】図８〜図１０に示したものは、この考案の別の実施例を示し、これは、自動車のパネル３に外嵌されるベルトラインモール１に対して、このモール１の脚部７の内側に掛止用の切欠８を設け、この切欠８をパネル３に突起状に設けられたフランジ１０に掛止するとともに、モール１の脚部７を、パネル３に突起状に設けられた別の上向状のフランジ１２に掛止するようにしてなるものである。この実施例によれば、モール１の上方向の保持はフランジ１０でなされ、また、下方向および前後方向の保持は上向状のフランジ１２でなされることとなる。

【０００９】図１１に示したものは、この考案の別の実施例を示し、ボディよりの沈み込みを防止する張出面１３を設ける別の例である。

【００１０】［考案の効果］クリップを使用しないため、製造コストの低下が計れ、また、クリップとモールの加工バラツキによるクリップとモールとのガタが発生することなく、実車に適用したときも、これらがぐらついたり、また、ガタに起因する異音が生じることもなくなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案のモールの実施例を示す断面図であ
る。

【図２】従来のモールの断面図である。

【図３】この考案のモールの斜視図である。

【図４】この考案のモールが適用されるパネルの斜視図
である。

【図５】この考案のモールの他の実施例を示す断面図で
ある。

【図６】この考案のモールの他の実施例の斜視図であ
る。

【図７】この考案のモールが適用されるパネルの他の実
施例の斜視図である。

【図８】この考案のモールの別の実施例を示す断面図で
ある。

【図９】この考案のモールの別の実施例の斜視図であ
る。

【図１０】この考案のモールが適用されるパネルの別の
実施例の斜視図である。

【図１１】この考案のモールの別の実施例を示す断面図
である。

【符号の説明】

１ベルトラインモール３パネル７脚部８切欠９リップ１０フランジ１１上向状のフランジ

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】自動車のボディパネルに外嵌される自動
車用ベルトラインモールにおいて、このモールの脚部の
内側に掛止用の切欠を設けてなる自動車用ベルトライン
モール。
【請求項２】切欠をボディパネルに突起状に設けられ
たフランジに掛止するようにしてなる請求項１記載の自
動車用ベルトラインモール。
【請求項３】切欠をボディパネルの端部に形成された
張出面において掛止するようにしてなる請求項１記載の
自動車用ベルトラインモール。
【請求項４】切欠をボディパネルに突起状に設けられ
たフランジに掛止するとともに、モールの脚部を、ボデ
ィパネルに突起状に設けられた別の上向状のフランジに
掛止するようにしてなる請求項１記載の自動車用ベルト
ラインモール。
【請求項５】自動車のボディパネルに外嵌される自動
車用ベルトラインモールにおいて、このモールの脚部の
内側に掛止用の切欠を設けるとともに、他方の脚部の内
側には、装着時ボディパネルに圧接するリップを形成し
てなる請求項２記載の自動車用ベルトラインモール。
【請求項６】モールの内側に形成された張出面で、ボ
ディよりの沈み込みを防止するようにした請求項１記載
の自動車用ベルトラインモール。