JPH07189298A - 旋回式掘削作業機 - Google Patents

旋回式掘削作業機

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JPH07189298A
JPH07189298A JP32931193A JP32931193A JPH07189298A JP H07189298 A JPH07189298 A JP H07189298A JP 32931193 A JP32931193 A JP 32931193A JP 32931193 A JP32931193 A JP 32931193A JP H07189298 A JPH07189298 A JP H07189298A
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pressure oil
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Takuzo Kawamura
卓蔵 河村
Masami Kondo
正美 近藤
Masaaki Yamashita
正晃 山下
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Yanmar Diesel Engine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 油圧部品の配置を簡略化する。 【構成】 掘削作業機用コントロールバルブCVに、ア
タッチメント作業機用の切換セクションSを内蔵させ、
該アタッチメント作業機用の切換セクションSの操作に
より、複数のポンプからの圧油の合流とアンロード作用
とを切換えるように構成した。また、アタッチメント作
業機を操作するオプションバルブ35とアタッチメント
作業機用の切換セクションSとを隣接してコントロール
バルブCVに配置した。また、旋回式掘削作業機におい
て、操作レバーにより操作するリモコンバルブRを設
け、該リモコンバルブRへ圧油を供給する為の油圧ポン
プPとカットオフバルブ及び走行増速切換バルブを一体
化した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバックホー等の旋回式掘
削作業機において、油圧機構の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、旋回式掘削作業機の油圧回路
に関する技術は公知とされているのである。例えば、特
開昭63−233127号公報に記載の技術の如くであ
る。また図17から図20に示す如く、従来技術は構成
されていた。図17は従来の別置切換バルブ29を付設
した構成の斜視図、図18は別置切換バルブ29を介装
した従来技術の油圧回路図、図19は別置切換バルブ2
9が別に配置された掘削作業機用コントロールバルブC
V 'の平面図、図20は従来の掘削作業機用コントロー
ルバルブCV 'の圧油の流れを示す平面図である。図1
7に示す如く、従来技術においては、別に圧油の量とア
ンロードの有無を切換える為の別置切換バルブ29を設
置していたのである。この為に、別置切換バルブ29を
別置とした掘削作業機用コントロールバルブCV 'のス
ペースを大きくとる必要があり、またコントロールバル
ブCV 'と切換バルブ29を接続するホース39が必要
であり、このホース39のコストが高くなるという不具
合があったのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、旋回式掘削
作業機において、種々の作業機を装着可能とする為に、
通常の作業機シリンダ以外に、ブレーカやチルトバケッ
トやグラップル等のオプション作業機を装着するのであ
るが、それぞれの作業機毎に圧油の供給状態が相違する
のである。特にアンロードの必要性の有無や、単動や複
動の相違等である。これらの種々の状態に応じられるよ
うに切換バルブが設けられているのであるが、本発明は
この切換バルブを切換セクションSとしてバルブの列に
組み込んで、簡略したものである。またカットオフバル
ブ・走行増速切換バルブも別に配置されていたのである
が、これらをカットオフバルブ・走行増速切換バルブK
として一体化し、油圧ポンプに付設して、油圧部品の配
置を簡略化したものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明が解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。請求項1においては、掘削作業機用
コントロールバルブCVに、アタッチメント作業機用の
切換セクションSを内蔵させ、該アタッチメント作業機
用の切換セクションSの操作により、複数のポンプから
の圧油の合流とアンロード作用とを切換えるように構成
したものである。
【0005】請求項2においては、アタッチメント作業
機を操作するオプションバルブ35とアタッチメント作
業機用の切換セクションSとを隣接してコントロールバ
ルブCVに配置したものである。
【0006】請求項3においては、旋回式掘削作業機に
おいて、操作レバーにより操作するリモコンバルブRを
設け、該リモコンバルブRへ圧油を供給する為の油圧ポ
ンプPとカットオフバルブ及び走行増速切換バルブを一
体化したものである。
【0007】
【作用】請求項1では、コントロールバルブCVの列の
中に、オプション作業機用のオプションバルブ35と、
その為の切換セクションSを組み込むことが出来たの
で、従来の如く、別に別置切換バルブ29を取り付ける
スペースを旋回フレームFの上に配置する必要が無くな
ったのである。また切換セクションSとコントロールバ
ルブCVとはパイプで連結する必要がないので、連結パ
イプの取付本数を減少させることが出来る。
【0008】請求項2では、従来のPTOポート体5や
圧油ポート体4に換えて、圧油ポート体7とスペーサー
3と切換セクションSを介装することで、別置切換バル
ブ29を設けたのと同じ構成とすることが出来たので、
略圧油ポート体4やPTOポート体5と同じ程度の切換
セクションSとスペーサー3と圧油ポート体7を、コン
トロールバルブCVに一体化することより、従来と同じ
油圧回路の構成を得ることが出来たのである。また別置
切換バルブ29をコントロールバルブCVの内部に組み
込んだのと同じ構成を、殆どスペーサー3を介装する空
間だけ長くすることにより構成することが出来た。
【0009】請求項3では、従来の如く、油圧ポンプP
4とカットオフバルブ・走行増速切換バルブKとを別に
構成する場合には、該カットオフバルブ・走行増速切換
バルブKを取り付ける為のブラケットを、両方の側に用
意する必要があったのであるが、カットオフバルブ・走
行増速切換バルブKを油圧ポンプP4に直接一体化する
ことにより、旋回フレームFの側のブラケットを必要と
しなくなったのである。同様に、従来は油圧ポンプP4
とカットオフバルブ・走行増速切換バルブKの間に介装
していたパイプの取付が必要であったが、本発明の場合
には、この部分のパイプの取付を省略することが出来る
のである。またカットオフバルブ・走行増速切換バルブ
Kは、エンジンEの側方に付設した油圧ポンプP4に固
定しているので、油圧ポンプの点検補修と同じ感覚でメ
ンテナンスが出来るようになった。
【0010】
【実施例】次に実施例を説明する。図1は本発明の旋回
式掘削作業機の中でバックホーの全体側面図、図2は同
じく旋回フレームFの内部の油圧機器の配置を示す平面
図、図3は旋回式掘削作業機の全ての油圧機器の回路
図、図4は本発明のコントロールバルブCVにおける各
バルブの配置順を示す平面図、図5は同じく本発明のコ
ントロールバルブCVにおける油圧ポンプP1・P2・
P3からの圧油の流れを示す図面、図6はスペーサー3
の側面図と断面図、図7は切換セクションSによる各種
の作業機の為に圧油系統を切換えた状態を示す図面、図
8は『単流・アンロード無・複動』の場合の旋回バルブ
31と切換セクションSとスペーサー3とオプションバ
ルブ35の部分の圧油の流れを示す断面図である。
【0011】図9は『単流・アンロード無・単動』の場
合の旋回バルブ31と切換セクションSとスペーサー3
とオプションバルブ35の部分の圧油の流れを示す断面
図、図10は『合流・アンロード有・単動』の場合の旋
回バルブ31と切換セクションSとスペーサー3とオプ
ションバルブ35の部分の圧油の流れを示す断面図、図
11は『単流・アンロード無・複動』の場合の切換セク
ションSのスプール8の位置を示す断面図、図12は
『単流・アンロード無・単動』の場合の切換セクション
Sのスプール8の状態を示す断面図、図13は『合流・
アンロード有・単動』の場合の切換セクションSのスプ
ール8の位置を示す断面図、図14は切換セクションS
のロードチェック部の断面図、図15はオプションバル
ブ35の断面図、図16はオプションバルブ35のロー
ドチェック部の断面図である。
【0012】図1において、バックホーの全体構成を説
明する。クローラ式走行装置14の上に旋回台軸受16
を配置し、該旋回台軸受16の上に旋回フレームFを配
置している。該旋回フレームFの前部にブーム枢支体1
9を配置し、該ブーム枢支体19にブーム18の基部を
枢支している。ブーム18の先端にバケットアーム17
を枢支し、該バケットアーム17の前端にバケット10
を枢支している。また旋回フレームFの上で、ブーム枢
支体19の後方にコラムガイド杆26と操作コラム25
を立設し、該操作コラム25より、作業機を操作する操
作レバー27を立設している。
【0013】また操作コラム25の左右に操作ペダル2
8を配置している。エンジンEを被覆するボンネット2
2の上に、把手23を設け、また座席15を配置してい
る。該座席15の左側方にシートガイド24を立設して
いる。またボンネット22の上面に、キャノピー11の
キャノピー基部12を立設している。13は排土ブレー
ドである。1は旋回モーターである。
【0014】次に図2において、旋回フレームFの内部
に配置した油圧機構構成部品について説明する。旋回フ
レームFの後部に右側をやや前部に出して斜めにエンジ
ンEを配置している。該エンジンEの左側にクランク軸
により回転すべく油圧ポンプP1,P2,P3,P4を
固設している。またエンジンEの右側にはラジエータR
Aが固設されており、該ラジエータRAの上部に燃料タ
ンクFTが配置され、該ラジエータRAの前部の位置に
作動油タンクTが配置されている。また前述のエンジン
Eの左側で油圧ポンプPの前部にはロータリーマルチバ
ルブRVが配置されている。
【0015】該ロータリーマルチバルブRVは、操作コ
ラム25の先端の操作レバー27・27により、リモコ
ンバルブを操作する場合に、該左右の操作レバー27・
27の操作方向と操作位置を変更する場合に使用する切
換バルブである。該ロータリーマルチバルブRVを回転
することにより、左右の操作レバー27の操作作業機と
操作方向を変更することが出来るのである。またロータ
リーマルチバルブRVの前部に本発明の掘削作業機用コ
ントロールバルブCVを配置しており、該掘削作業機用
コントロールバルブCVの前部に操作コラム25が立設
されている。また操作コラム25の右側の後部に旋回モ
ータ1が配置されており、該旋回モータ1の後部にスイ
ベルジョイント20が配置されている。
【0016】旋回フレームFの内部で、ブーム枢支体1
9の方向へスィングシリンダ21が配置されている。本
発明は、図17・図18・図19・図20の従来の油圧
回路に図示されていた別置切換バルブ29に該当するも
のを、アタッチメント作業機用の切換セクションSとし
て構成し、切換セクションSをコントロールバルブCV
の間に介装配置したものである。従来のコントロールバ
ルブCV 'は、図19・図20に示す如く、左から圧油
ポート体40・ブレードバルブ30・旋回バルブ31・
圧油ポート体4・バケットバルブ32・左走行バルブ3
3・ブームバルブ34・PTOポート体5・オプション
バルブ35・スイングバルブ36・アームバルブ37・
右走行バルブ38・圧油ポート体41の13個が一体的
に構成されている。従来はこのコントロールバルブCV
'の他に、別置切換バルブ29として配置していたので
ある。
【0017】本発明においては、図4と図5に示す如
く、別置切換バルブ29を切換セクションSとして構成
し、コントロールバルブCVの列の内部に介装配置した
のである。このように掘削作業機用コントロールバルブ
CVの内部に切換セクションSを介装可能とする為に、
各バルブの順序を変更している。即ち、左から圧油ポー
ト体40・ブレードバルブ30・旋回バルブ31は同じ
であるが、次に切換セクションSを介装し、次にスペー
サー3を介装し、次にオプションバルブ35・スイング
バルブ36・アームバルブ37・左走行バルブ33・圧
油ポート体7・右走行バルブ38・ブームバルブ34・
バケットバルブ32・圧油ポート体41の順に配置して
いる。
【0018】このように、本発明は従来の掘削作業機用
コントロールバルブCV 'の配置から、各バルブの順序
を換えて、旋回バルブ31とオプションバルブ35を隣
接して配置し、その間で旋回バルブ31の側に切換セク
ションSを入れ、オプションバルブ35と隣接させ、該
切換セクションSとオプションバルブ35との間にスペ
ーサー3を入れて締結している。
【0019】図5において示す如く、エンジンEに付設
された油圧ポンプP1・P2・P3・P4の中の、P1
・P2・P3の圧油が、コントロールバルブCVに供給
されて、それぞれのシリンダに供給される。圧油ポート
体40の部分に油圧ポンプP3の圧油が供給され、圧油
ポート体7に油圧ポンプP2の圧油が供給され、圧油ポ
ート体41に油圧ポンプP1の圧油が供給される。従来
の技術である図19と図20においては、PTOポート
体5として、オプションバルブ35の制御後の圧油が吐
出されるポート体が介装されていたが、本発明において
は、その代わりに左走行バルブ33と右走行バルブ38
の間に、圧油ポート体7を介装し、この部分に油圧ポン
プP2の圧油を供給し、左方向に左走行バルブ33とア
ームバルブ37とスイングバルブ36を通過してオプシ
ョンバルブ35に供給している。また左端の圧油ポート
体40に供給された油圧ポンプP3の圧油も、右方向へ
ブレードバルブ30と旋回バルブ31を経て、切換セク
ションSからスペーサー3を介してオプションバルブ3
5に供給されている。
【0020】次に図7において、切換セクションSの3
位置の切換を説明する。切換セクションSは、『単流・
アンロード無・複動』と『単流・アンロード無・単動』
と『合流・アンロード有・単動』の3位置を切換える。
図8と図11に示す『単流・アンロード無・複動』は、
作業機としてチルトバケットやグラップル等を使用する
場合である。この作業機の場合には、シリンダの伸縮と
共に圧油を供給する複動シリンダに圧油を供給する場合
である。油圧ポンプP3からの圧油は、切換セクション
Sにおいて、図11の如く、切換セクションSのスプー
ル8が切換えられるので、スペーサー3のドレーン回路
3aに切換えられて作動油タンクTに戻る。故に油圧ポ
ンプP3の圧油は作業機へは供給されない。
【0021】そして油圧ポンプP2の圧油は、オプショ
ンバルブ35に至り、該オプションバルブ35におい
て、作業機の複動シリンダの2つの油室に供給されるべ
く切換えられる。該オプションバルブ35のスプール9
の切換状態が、図15に示す状態であり、複動シリンダ
の両油室へポートa・bから交互に供給される。この
『単流・アンロード無・複動』の場合には、複動である
からブレーカの場合の如く、戻り油の回路を速くドレー
ン回路に開放するアンロード操作は行わない。アンロー
ド操作とは、作業機の先端に装着して使用するアタッチ
メントの中で、コンクリートの建物の破壊等に用いるブ
レーカの如く、圧油の流れが1方向のみの回路で、圧油
戻し回路で圧力損失が発生するのを嫌う場合に使用する
回路であり、圧油戻し回路の圧油をコントロールバルブ
の操作スプール内を通過させることなく、作動油タンク
Tに直接に戻す操作を総称する。
【0022】次に図9と図12の『単流・アンロード無
・単動』の場合を説明する。この場合には、作業機とし
て小容量のブレーカー等を使用する場合である。この場
合には、小容量のブレーカであるから、油圧ポンプP2
の側の圧油のみをブレーカに供給するので、油圧ポンプ
P3からの圧油は、切換セクションSにおいて、図9と
図12において図示する如く、スペーサー3のドレーン
回路を通過して作動油タンクTに戻す。
【0023】そして、油圧ポンプP2からの圧油を、図
15と図16に示すオプションバルブ35により、ポー
トa・bに切換えて、ブレーカの単動油室に供給するの
である。ポートbがブレーカの単動シリンダへの油路で
ある。そして、この際にポートaに切り換えた場合に、
圧油が長い油路を経由してドレーン回路から作動油タン
クTに戻る際に圧力損失が発生するのを阻止する為に、
回路図3に示す分岐点Aの地点から、直ぐにパイプBを
経て、切換セクションSのポートdに戻し、切換セクシ
ョンSのアンロード油路6からスペーサー3を通過して
作動油タンクTに最短距離を戻すように構成している。
このアンロードの状態が図15において鎖線で示されて
いる。該鎖線がパイプBであり、ポートaからの分岐点
がAである。
【0024】次に図10と図14において、『合流・ア
ンロード有・単動』の場合を説明する。切換セクション
Sをこの位置に切り換えて使用するのは、大容量ブレー
カである。ブレーカである点は同じであるが、厚いコン
クリート塊を破砕する機械であり、この為に、油圧ポン
プP3と油圧ポンプP2の両方の圧油を、ブレーカに供
給するのである。この場合には、切換セクションSを図
14の位置にすることにより、油圧ポンプP3の圧油も
オプションバルブ35のポンプポートに入り、オプショ
ンバルブ35によりポートa・bに切換られる。該ポー
トbがブレーカの単動シリンダへのポートである。そし
てポートaの場合には、前記の『単流・アンロード無・
単動』の場合と同じく、長いパイプを通過して『単流・
アンロード無・単動』に戻ると圧力損失が発生するの
で、分岐点AからパイプBを通過して、切換セクション
Sのポートdに戻し、切換セクションSの内部のアンロ
ード油路6から作動油タンクTに最短距離で戻すのであ
る。図14は切換セクションSのロードチェック部の断
面図、図16はオプションバルブ35のロードチェック
部の断面図である。
【0025】図21は操作レバー27により操作するリ
モコンバルブRと該リモコンバルブRへ圧油を供給する
為の油圧ポンプP4と、カットオフバルブ・走行増速切
換バルブKを一体化したバックホーの旋回フレームF部
の平面図、図22は油圧ポンプP4とカットオフバルブ
・走行増速切換バルブKを一体化した状態の平面図、図
23は同じく図22の側面図、図24は同じく油圧ポン
プP4とカットオフバルブ・走行増速切換バルブKを一
体化した油圧回路図、図25は従来のカットオフバルブ
・走行増速切換バルブKと油圧ポンプP4が別体に構成
された油圧機構の斜視図、図26は従来の油圧ポンプP
4とカットオフバルブ・走行増速切換バルブKが別体と
した構成された油圧機構の平面図である。
【0026】油圧ポンプP4は、他の油圧ポンプP1・
P2・P3と同様にエンジンEのフライホイール側のク
ランク軸の部分に固定されている。特に油圧ポンプP4
は油圧ポンプP1・P2・P3の先端部分に固定されて
いる場合が多い。そして従来は図25と図26に示す如
く、カットオフバルブ・走行増速切換バルブKは油圧ポ
ンプP4とは別体に構成されていたのである。油圧ポン
プP4は回路的には、コントロールバルブCVを操作す
るリモコンバルブRに圧油を供給するポンプであり、該
リモコンバルブRの回路の途中にカットオフバルブを設
けて、機体を停止しオペレータが座席から離れる場合
に、操作レバー27による操作が不可能な状態にロック
するものである。
【0027】また走行増速切換バルブは、走行油圧モー
タの斜板の角度を急緩に切換えることにより、走行速度
を2段に変速するバルブである。どちらも油圧ポンプP
4の圧油により操作すべく構成しているので、該油圧ポ
ンプP4からの油圧回路であれば、何処にでも配置でき
るのである。本発明においては、該カットオフバルブと
走行増速切換バルブを一体化してKとし、これを、エン
ジンEに付設した油圧ポンプP4の上部に更に付設した
ものである。
【0028】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。請求項1の如く構成した
ので、コントロールバルブCVの列の中に、オプション
作業機用のオプションバルブ35と、その為の切換セク
ションSを組み込むことが出来たので、従来の如く、別
に別置切換バルブ29を取り付けるスペースを旋回フレ
ームFの上に配置する必要が無くなったのである。また
切換セクションSとコントロールバルブCVとはパイプ
で連結する必要がないので、連結パイプの取付本数を減
少させることが出来たのである。
【0029】請求項2の如く構成したので、従来のPT
Oポート体5や圧油ポート体4に換えて、圧油ポート体
7とスペーサー3と切換セクションSを介装すること
で、別置切換バルブ29を設けたのと同じ構成とするこ
とが出来たので、略圧油ポート体4やPTOポート体5
と同じ程度の切換セクションSとスペーサー3と圧油ポ
ート体7を、コントロールバルブCVに一体化すること
より、従来と同じ油圧回路の構成を得ることが出来たの
である。また別置切換バルブ29をコントロールバルブ
CVの内部に組み込んだのと同じ構成を、殆どスペーサ
ー3を介装する空間だけ長くすることにより、構成する
ことが出来たのである。
【0030】請求項3の如く構成したので、従来の如
く、油圧ポンプP4とカットオフバルブ・走行増速切換
バルブKとを別に構成する場合には、該カットオフバル
ブ・走行増速切換バルブKを取り付ける為のブラケット
を、両方の側に用意する必要があったのであるが、カッ
トオフバルブ・走行増速切換バルブKを油圧ポンプP4
に直接一体化することにより、旋回フレームFの側のブ
ラケットを必要としなくなったのである。同様に、従来
は油圧ポンプP4とカットオフバルブ・走行増速切換バ
ルブKの間に介装していたパイプの取付が必要であった
が、本発明の場合には、この部分のパイプの取付を省略
することが出来るのである。またカットオフバルブ・走
行増速切換バルブKは、エンジンEの側方に付設した油
圧ポンプP4に固定しているので、油圧ポンプの点検補
修と同じ感覚でメンテナンスが出来るようになったので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の旋回式掘削作業機の中でバックホーの
全体側面図。
【図2】同じく旋回フレームFの内部の油圧機器の配置
を示す平面図。
【図3】本発明の油圧装置の全てを示す油圧回路図。
【図4】本発明のコントロールバルブCVにおける各バ
ルブの配置順を示す平面図。
【図5】同じく本発明のコントロールバルブCVにおけ
る油圧ポンプP1・P2・P3からの圧油の流れを示す
図面。
【図6】スペーサー3の側面図と断面図。
【図7】切換セクションSにより各種の作業機の為に圧
油系統を切換えた状態を示す図面。
【図8】『単流・アンロード無・複動』の場合の旋回バ
ルブ31と切換セクションSとスペーサー3とオプショ
ンバルブ35の部分の圧油の流れを示す断面図。
【図9】『単流・アンロード無・単動』の場合の旋回バ
ルブ31と切換セクションSとスペーサー3とオプショ
ンバルブ35の部分の圧油の流れを示す断面図。
【図10】『合流・アンロード有・単動』の場合の旋回
バルブ31と切換セクションSとスペーサー3とオプシ
ョンバルブ35の部分の圧油の流れを示す断面図。
【図11】『単流・アンロード無・複動』の場合の切換
セクションSのスプール8の位置を示す断面図。
【図12】『単流・アンロード無・単動』の場合の切換
セクションSのスプール8の状態を示す断面図。
【図13】『合流・アンロード有・単動』の場合の切換
セクションSのスプール8の位置を示す断面図。
【図14】切換セクションSのロードチェック部の断面
図。
【図15】オプションバルブ35の断面図。
【図16】オプションバルブ35のロードチェック部の
断面図。
【図17】従来の別置切換バルブ29を付設した構成の
斜視図。
【図18】別置切換バルブ29を介装した従来技術の油
圧回路図。
【図19】別置切換バルブ29が別に配置された掘削作
業機用コントロールバルブCV 'の平面図。
【図20】従来の掘削作業機用コントロールバルブCV
'の圧油の流れを示す平面図である。
【図21】操作レバー27により操作するリモコンバル
ブRと該リモコンバルブRへ圧油を供給する為の油圧ポ
ンプP4と、カットオフバルブ・走行増速切換バルブK
を一体化したバックホーの旋回フレームF部の平面図。
【図22】油圧ポンプP4とカットオフバルブ・走行増
速切換バルブKを一体化した状態の平面図。
【図23】同じく図22の側面図。
【図24】同じく油圧ポンプP4とカットオフバルブ・
走行増速切換バルブKを一体化した油圧回路図。
【図25】従来のカットオフバルブ・走行増速切換バル
ブKと油圧ポンプP4が別体に構成された油圧機構の斜
視図。
【図26】従来の油圧ポンプP4とカットオフバルブ・
走行増速切換バルブKが別体とした構成された油圧機構
の平面図。
【符号の説明】
S 切換セクション CV コントロールバルブ K カットオフバルブ・走行増速切換バルブ R リモコンバルブ P1,P2,P3,P4 油圧ポンプ 3 スペーサー 4 圧油ポート体 5 PTOポート体 6 アンロード油路 7 圧油ポート体 8 切換セクションのスプール 9 オプションバルブのスプール 35 オプションバルブ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掘削作業機用コントロールバルブCV
    に、アタッチメント作業機用の切換セクションSを内蔵
    させ、該アタッチメント作業機用の切換セクションSの
    操作により、複数のポンプからの圧油の合流とアンロー
    ド作用とを切換えるように構成したことを特徴とする旋
    回式掘削作業機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、アタッチメント作業
    機を操作するオプションバルブ35とアタッチメント作
    業機用の切換セクションSとを隣接してコントロールバ
    ルブCVに配置したことを特徴とする旋回式掘削作業
    機。
  3. 【請求項3】 旋回式掘削作業機において、操作レバー
    により操作するリモコンバルブRを設け、該リモコンバ
    ルブRへ圧油を供給する為の油圧ポンプPとカットオフ
    バルブ及び走行増速切換バルブを一体化したことを特徴
    とする旋回式掘削作業機。
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