JPH0718923U - 自動車用空調装置のレジスタ取付構造 - Google Patents

自動車用空調装置のレジスタ取付構造

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JPH0718923U
JPH0718923U JP4963293U JP4963293U JPH0718923U JP H0718923 U JPH0718923 U JP H0718923U JP 4963293 U JP4963293 U JP 4963293U JP 4963293 U JP4963293 U JP 4963293U JP H0718923 U JPH0718923 U JP H0718923U
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JP4963293U
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Inventor
望 有田
Original Assignee
日本電装株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レジスタ基体取付専用のパッキンを廃止した
自動車用空調装置のレジスタ取付構造を提供する。 【構成】 ケース本体41の外壁から垂直方向に立ち上
げられる壁部60を形成し、ケース厚肉部50の上側に
空間部61を形成する。この壁部60の外壁から爪部7
0が突き出している。組付け時、ケース厚肉部50の上
面52と爪部70の下面とでレジスタ基体を嵌合し、こ
のレジスタ基体をねじによりブロワケースのねじ穴53
に1点締め結合する。これにより、レジスタ基体取付専
用のパッキンを廃止することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車用空調装置のブロワモータの回転速度を制御するレジスタの 取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車用空調装置のブロワモータの電源より電流を供給する配線途中に設けら れるレジスタは、例えばブロワケースの空気出口側近傍に取付けられている。 例えば、このレジスタを取り付ける構造は、図5および図6に示すようになっ ている。これら図5および図6は、ねじ3による1点締め取付方式を示すもので 、ブロワケース1の外壁に凸状に形成されるレジスタ取付用ケース厚肉部10に レジスタ基体2がねじ3により締付固定されている。
【0003】 この図5および図6ではレジスタ基体2に取付けられる電気抵抗体が図示され ていないが、この電気抵抗体はブロワケース1の穴部1aからケース内側に突き 出すようにレジスタ基体2にあらかじめ固定されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前述した従来のレジスタ取付構造について詳述すると、まずブロワケース1の 形状は、例えば図4に示すようになっている。ブロワケース1のレジスタ取付用 ケース厚肉部10は、ブロワケース1の外壁面にケース外側に凸状に厚肉に形成 されるもので、そのケース厚肉部10に貫通穴としての穴部1aが形成されてい る。このケース厚肉部10の一方の側にねじ止め用のねじ穴12が形成され、他 方の側にはブロワケース1の外壁面からほぼ垂直方向にケース外側にL字状に突 き出す爪部15が形成される。爪部15は、ケース厚肉部10の穴部1aを形成 する内壁から穴部が拡張される空間部18に面して形成される垂直立上り部15 aと、この垂直立上り部15aの上端から穴部1a側にブロワケース1の外壁面 に平行に突き出す爪15bとからなる。この爪15bの下方側に空間部18が位 置している。
【0005】 この形状をもつブロワケース1は、金型成形により一体成形されて製造される もので、成形時の型抜き方向は図4に示す矢印A、B方向である。 この図4に示すブロワケース1のケース厚肉部10にレジスタ基体2を取付け た組付状態を図5および図6に示す。組付時、レジスタ取付用のケース厚肉部1 0の平坦面10aに対応する形状をもつレジスタ基体2をこの平坦面10aに載 せる。
【0006】 ところが、このような従来の自動車用空調装置のレジスタ取付構造によると、 ブロワケース1を成形用金型により一体成形する場合、金型成形時、図4に示す 型抜き方向A、Bの方向に型抜する構成であるから、ブロワケース1のレジスタ 取付用のケース厚肉部10に空間部18が形成されるので、レジスタ基体2と空 間部18とが「面当りしない構造」となり、この部分に気密保持用のパッキン2 0を設ける必要がある。
【0007】 そこで、組付時、レジスタ基体2の下面一端側にパッキン20を接合し、この パッキン20で空間部18を覆いかつ垂直立上り部15aの内壁側面にパッキン 20が密着するように爪15bとケース厚肉部10との間にレジスタ基体2を嵌 合する。次いで、爪15bと反対側に設けられるねじ穴12にねじ3を締付固定 する。
【0008】 したがって、組付時、レジスタ取付部専用のパッキンの取付を必要とすること からコストが掛かるという問題がある。 本考案はこのような問題点を解決するためになされたもので、レジスタ基体取 付専用のパッキンを廃止することにより、コストの掛からない自動車用空調装置 のレジスタ取付構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】 前記目的を達成するための本考案による自動車用空調装置のレジスタ取付構造 は、 ケース本体と、 このケース本体の外壁に凸状厚肉に形成され、レジスタの挿入貫通穴と前記レ ジスタの基体取付用ねじ穴を有するとともに、上面が前記レジスタ基体の載置用 台座を構成するケース厚肉部と、 前記ケース本体の外壁から垂直方向に立ち上げられ、少なくとも一部分が前記 ケース厚肉部の側面と接続されており、前記ケース厚肉部の上側に貫通穴を有す るとともに、前記レジスタ基体の側面を当接可能な壁部と、 この壁部の外壁から突き出す爪部であって、前記ケース厚肉部の上面と前記爪 部下面とで前記レジスタ基体を嵌合可能な爪部と、 前記壁部の上端から前記爪部と反対方向にほぼ垂直に形成される折曲部とを備 え、 前記ケース厚肉部の上面と前記爪部下面との間に前記レジスタ基体の一方の端 部を嵌合し、前記レジスタ基体の他方の端部に形成される遊嵌穴を通して前記レ ジスタ基体取付用ねじ穴にねじ止めすることにより、前記ケース厚肉部に前記レ ジスタ基体を固定することを特徴とする。
【0010】
【作用】
本考案のレジスタ取付構造によると、ブロワケース等のケース外壁から立上が る壁部を利用し、この壁部に形成されるL字嵌合部にレジスタ基体を嵌込み、こ のレジスタ基体をねじ等によりブロワケースに1点締め結合する。これにより、 レジスタ基体取付専用のパッキンを廃止することができる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 本考案による自動車用空調装置のレジスタ取付構造の実施例を図1〜図3に基 づいて説明する。 まずブロワケース本体41のレジスタ取付部の形状および構造について図1に 基づいて説明する。
【0012】 ブロワケース100のレジスタ取付部は、ブロワケース本体41の外壁にレジ スタ基体を載せる台座を構成するケース厚肉部50と、ブロワケース本体41の 基面41aに対し垂直方向に立ち上げられる板状の壁部60と、この壁部60の 基面60aに対し垂直方向に凸状に突き出す爪部70と、前記壁部60の上端か ら爪部70と反対方向に垂直方向に折り曲げられる板状の折曲部80とから構成 される。
【0013】 ケース厚肉部50は、レジスタ挿入用の貫通穴51を有し、後述するレジスタ 基体2を載せるための台座を構成する平坦な上面52を有する。上面52の貫通 穴51の近傍にはレジスタ基体固定用ねじをねじ固定する1本のねじ穴53が形 成されている。ケース厚肉部50の上面52は、ブロワケース本体41の基面4 1aに対し平行に形成されている。
【0014】 壁部60は、ケース厚肉部50のねじ穴53と反対側の側面近傍にブロワケー ス本体41の基面41aに対し垂直方向に立ち上げられて形成されている。この 壁部60には貫通穴としての開口部61が形成される。この開口部61の下側は 、ケース厚肉部50の上面52が延長されて延長上面52aが形成されている。 壁部60の上端は、ケース厚肉部50の上面52より十分高い位置まで上方に延 びている。
【0015】 折曲部80は、壁部60とで断面形状がL字状になっており、このL字角部に クーラーユニット側のケースと気密に接合固定されるパッキン90が設置される 。 爪部70は、壁部60の基面60aに対し外壁側で垂直方向にすなわちケース 厚肉部50の上面52に平行に凸状に突き出されて形成されている。爪部70は 、その付け根部から延びる方向に弾性をもたせて形成されている。この爪部70 の下面とケース厚肉部50の上面52および延長上面52aとの間に壁部60の 貫通穴としての開口部61が形成される。
【0016】 この構成をもつブロワケース100は、上型と下型により図1に示す型抜き方 向CおよびDの2方向に型抜きすることにより成形可能である。 次に、このブロワケース100にレジスタを取り付けた状態を図2および図3 に示す。図2および図3は、レジスタ基体2のみを示し、レジスタ基体2に取付 けられるレジスタについては図示しない。
【0017】 組付け時、レジスタ基体2に取付けられるレジスタが貫通穴51に挿入されて ブロワケース本体41のケース内側に来るように、レジスタ基体2の一方の端部 をケース厚肉部50の上面52と爪部70の下面との間に嵌合し、レジスタ基体 2の他方の端部側の遊嵌穴2aにねじ3を挿通し、ねじ回しし、レジスタ基体2 をケース厚肉部50の上面52にねじ止め固定する。このねじ止め固定した状態 が図2および図3に示す状態である。
【0018】 図2および図3に示すように、ケース本体41の外壁に凸状に形成されるケー ス厚肉部50の上面52にレジスタ基体2の上面2b他方の端部下面2cが合わ せ面として当接する。レジスタ基体2の下面2cの他方の端部上面2bは爪部7 0の下面に嵌合する。 開口部61は、壁部60のケース内側の内壁および折曲部80のケース内側の 内壁のL字角部に当接されるクーラーユニット取付用パッキン90により閉塞さ れる。これにより、クーリングユニット取付用パッキン90を利用してレジスタ 取付部の開口部61を気密に閉塞する。従って、レジスタ取付用のための専用の パッキンは不要となる。
【0019】 本実施例によると、クーリングユニット取付用の壁部60を形成し、この壁部 60に貫通穴としての開口部61を形成し、この貫通穴のケース内側に位置する クーリングユニット取付用のパッキン90を有効利用し、レジスタ取付専用のパ ッキンを廃止可能である。 本実施例によると、ブロワケースにレジスタを取付ける際、レジスタ取付用の ケース厚肉部50の上面52の全ての面がレジスタ基体2の下面2cとシールさ れ、従来例図4に示すような空間18がなくなるため、レジスタのパッキンレス 化が図られる。
【0020】 言い換えると、本実施例によると、レジスタ取付時にケース厚肉部50にレジ スタ基体2を面当りに取付可能となり、クーリングユニット取付用パッキン90 に開口部61の風漏れ防止効果をもたせることが可能となるため、レジスタ取付 専用パッキンを廃止することができる。従って、レジスタ取付専用パッキンの製 造および部品管理の工程を削除でき、また前記レジスタ取付専用パッキンの取付 工程を削除でき、これにより自動車用空調装置の組立後期を短縮し、組立コスト を低減する。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように本考案による自動車用空調装置のレジスタ取付構造による と、レジスタ取付時にケース厚肉部にレジスタ基体が面当りにより取付けられる ため、レジスタ取付専用パッキンを廃止することができるので、コストダウンを 図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例によるブロワケースの組付前の
レジスタ取付構造を示す部分斜視図である。
【図2】本考案実施例によるブロワケースの組付後のレ
ジスタ取付構造を示す部分斜視図である。
【図3】図2に示すIII −III 線断面図である。
【図4】従来例のブロワケースの組付前のレジスタ取付
構造を示す部分斜視図である。
【図5】従来例のブロワケースの組付後のレジスタ取付
構造を示す部分斜視図である。
【図6】図5に示すVI−VI線断面図である。
【符号の説明】
2 レジスタ基体 3 ねじ 41 ブロワケース本体(ケース本体) 50 ケース厚肉部 51 レジスタ挿入用の貫通穴 52 ケース厚肉部の上面 52a ケース厚肉部の延長上面 53 ねじ穴 60 壁部 61 開口部 70 爪部 80 折曲部 100 ブロワケース

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース本体と、 このケース本体の外壁に凸状厚肉に形成され、レジスタ
    の挿入貫通穴と前記レジスタの基体取付用ねじ穴を有す
    るとともに、上面が前記レジスタ基体の載置用台座を構
    成するケース厚肉部と、 前記ケース本体の外壁から垂直方向に立ち上げられ、少
    なくとも一部分が前記ケース厚肉部の側面と接続されて
    おり、前記ケース厚肉部の上側に貫通穴を有するととも
    に、前記レジスタ基体の側面を当接可能な壁部と、 この壁部の外壁から突き出す爪部であって、前記ケース
    厚肉部の上面と前記爪部下面とで前記レジスタ基体を嵌
    合可能な爪部と、 前記壁部の上端から前記爪部と反対方向にほぼ垂直に形
    成される折曲部とを備え、 前記ケース厚肉部の上面と前記爪部下面との間に前記レ
    ジスタ基体の一方の端部を嵌合し、前記レジスタ基体の
    他方の端部に形成される遊嵌穴を通して前記レジスタ基
    体取付用ねじ穴にねじ止めすることにより、前記ケース
    厚肉部に前記レジスタ基体を固定することを特徴とする
    自動車用空調装置のレジスタ取付構造。
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