JPH07189196A - 塗被紙の製造方法 - Google Patents

塗被紙の製造方法

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JPH07189196A
JPH07189196A JP33402293A JP33402293A JPH07189196A JP H07189196 A JPH07189196 A JP H07189196A JP 33402293 A JP33402293 A JP 33402293A JP 33402293 A JP33402293 A JP 33402293A JP H07189196 A JPH07189196 A JP H07189196A
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coating
coating liquid
filter
mesh filter
blade
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JP33402293A
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Ryuichi Katayama
竜一 片山
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウェブ上の塗料を均一に塗布するためのブレ
ードコーターにおけるスクラッチ及びストリーク等の塗
布欠陥を回避する塗布方法に関するものである。 【構成】 ファウンテンノズル1より吹き出した塗布液
5が走行するウェブ2上に塗布された後バッキングロー
ル3上においてブレード4を押圧する事によってウェブ
上の塗布量を計量するブレードコーターにおいて、ファ
ウンテンノズル1に供給される直前の塗布液に、103
sec-1以上の剪断速度を与える事を特徴とするメッシ
ュフィルターを設置し、該メッシュフィルターの形状を
円筒型で目開きのサイズが、30μmから120μmの
範囲のメッシュフィルターの周囲をスクレーパーが回転
するインライン型フィルターとし、該メッシュフィルタ
ーのスクレーパーの回転速度を変化させる事によって塗
布直前の塗布液の粘性をコントロールする事を特徴と
し、該装置を通過した塗布液の塗布を行うことを特徴と
する塗被紙の製造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブレードコーターにお
けるスクラッチ及びストリーク等の塗布欠陥を発生させ
る事なく、安定した塗布が可能となる塗被紙の製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来技術】連続するウェブに塗布を行う塗布装置に
は、様々な形式のものが存在し、代表的な塗布装置とし
て、カーテンコーター、ダイコーター、リップコータ
ー、ゲートロールコーター、エアーナイフコーター、ロ
ッドコーター、ブレードコーター等があげられる。中で
もブレードコーターは高速塗布性に優れ、高い生産性が
重視される分野で広く使用されている。
【0003】ブレードコーターは図3に示すように、バ
ッキングロール3上を連続的に走行するウェブ2にファ
ウンテンノズル1より吹きだした塗布液5が塗布され、
塗布された塗布液をブレード4の押し圧にて所要の塗布
量に調整し塗布を行う装置であり、生産性を重視する比
較的高速領域での使用が多く、ライン速度は1000m
/min以上で操業されており、最近では1500m/
min以上で操業されているところもある。
【0004】前記ブレードコーターは高速領域での使用
が多いため様々な塗布上のトラブルを発生することがあ
るが、安定した塗布を阻害する代表的なものにスクラッ
チ及びストリークと呼ばれる塗布上の欠陥がある。スク
ラッチとは、塗布面に発生する幅2mm以下の細い糸状
のくぼみであり塗布面の流れ方向に数mから数十mに渡
って発生する。ストリークはスクラッチと比較して若干
幅の太い糸状のくぼみであり2mmから5mm程度の幅
がある。ストリーク及びスクラッチが発生したいずれの
塗布面も局部的に抉られているため、場合によってはウ
ェブが割れ、紙切れの原因になることがある。また印刷
後の面質においても塗布時に生じたくぼみが残存し印刷
欠陥となることがある。
【0005】前述のストリーク及びスクラッチの発生原
因としては、流動的な原因と物理的な原因とに分離され
る。流動的な原因としては基紙の表面形状、サイズ性及
び塗布液の濃度、粘度、保水性の影響が考えられ、物理
的な原因としては、系外から混入した異物及び調液時の
分散不良による粗大未分散顔料粒子及びその他凝集物が
ブレード先端とウエブの間に引っ掛かり塗布面に引っか
き筋状の塗布欠陥を生じることが一般的に挙げられる。
【0006】したがってストリーク及びスクラッチの除
去はブレードコーターにおいて必要不可欠であり、ソフ
ト的な改良では、表面形状の粗い基紙およびサイズ度の
高い基紙の使用や塗布液の濃度、粘度の低下及び保水性
の向上の対策をとり、ハード的に系内外からの混入した
異物を除去する方法としては、塗被紙製造現場において
は図3に示すように二重、三重のスクリーン工程を施
し、一般にはストレージタンク6からサプライタンク7
へ送る途中にオープンメッシュフィルター19、サプラ
イタンク7からポンプ8を介してファウンテンノズル1
への塗布液供給配管途中にメッシュ型インラインフィル
ター20、ブレードで掻き落とされた余剰の塗布液はカ
ラーパン9へ回収されサプライタンク7へのリサーキュ
レーションにはオープンメッシュフィルター19を使用
する例が多い。
【0007】大流量を必要とする実機マシン等において
は、図5に示す、外枠25の内部中間にメッシュ部28
を設け、上部には塗布液入口管26を配置し、下部には
塗布液出口管27と複数個の振動部29を設けたオープ
ンメッシュフィルターを並列して必要数個、必要箇所に
設置する必要が有るが、場所を多く取るため省スペース
性に乏しく、コーター部からかなりはなれた場所に設置
する必要があるため配管ロスが多い。加えてメッシュ部
の定期的な交換作業が必要であるが、面積が広い上、設
置個数が多いため作業性が非常に悪い。また、オープン
タイプはメッシュ部分は大気に開放されているため経時
による塗布液の濃度及び粘度等の上昇を生じたり、濃度
の高い塗布液などではメッシュ上で固化した堆積物が塗
布液中に混入し、ストリーク及びスクラッチの原因にな
る危険性がある。
【0008】また、図4に示すメッシュ型インラインフ
ィルター20は、本体の内部に円筒枠に三角形断面のス
テンレスワイヤーを巻装したメッシュ部24を配置し、
本体上部側面には塗布液入口管21、下部にはドレン管
23を設け、メッシュ部24の低部には濾過された塗布
液を排出するための塗布液出口管22が設けられてい
る。異物及び未分散凝集物が一担フィルターのメッシュ
部分に捕捉されると、除去する手段に欠けるためメッシ
ュ表面に堆積し液循環が妨げられ、塗布不可能になる場
合がある。
【0009】また、ベントブレード塗工の様に楔角が小
さい場合には、ブレード先端付近において塗布液の液循
環が悪くなり淀みを生じ、塗布液の濃度及び粘度の設定
によっては塗布液の再凝集化が進行し凝集物が生じる場
合や、また最近乾燥の負荷軽減及びウェブ品質向上を目
的として塗布液の高濃度化が進行し、ベントブレード及
びベベルブレード塗工において原紙への塗布液中の水分
が選択的に吸収されブレード先端で固形分濃度の上昇に
伴いほぼ固形状の塗布材を形成する場合があるが、いず
れもブレード先端とウェブの間に生じた凝集物が引っ掛
かり、スクラッチ及びストリークが生じる。そのため塗
布液に分散剤及び保水剤の配合量を増量し流動性の向上
させる方法もあるが、思うような効果が上がっていない
のが現状である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解決することを課題し、ベベルブレード及びベントブ
レードのいずれのブレードを用いた塗布においても、ス
トリーク及びスクラッチ等の塗布欠陥を発生させること
無く、安定した塗布が可能となる塗布方法を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決しようとする手段】上記問題を解決するた
めに鋭意検討を行った結果、本発明に至った。即ち、本
発明はファウンテンノズル1より吹き出した塗布液5が
走行するウェブ2上に塗布された後バッキングロール3
上でブレード4を押圧する事によってウエブ上の塗布量
を計量するブレードコーターにおいて、ファウンテンノ
ズル1に供給される塗布液5に、103sec-1以上1
5sec-1以下の剪断速度を与える事を特徴とするフ
ィルターを設置し、該フィルターは形状を円筒型で30
μmから120μmの目開き範囲の円筒型ワイヤーメッ
シュの周囲をスケレーパーが回転する剪断型円筒メッシ
ュフィルター10とし、該メッシュフィルターを通過し
た塗布液をブレードコーターによって塗布を行う事を特
徴とする塗布方法である。該メッシュフィルター10の
スクレーパー14の回転速度を1rpmから100rp
mの範囲で変化させる事によって塗布直前の塗布液の粘
性をコントロールし、該メッシュフイルターを通過した
塗布液の塗布を行うものである。
【0012】本発明の塗被紙製造方法を図面に基づき詳
しく説明する。図1は本発明の塗被紙の製造方法に用い
られる塗工装置の概略図である。図2は剪断型円筒メッ
シュフィルターの概略図である。ストレージタンク6か
らサプライタンク7の間に剪断型円筒メッシュフィルタ
ー10を設けて、ストレージタンク6からサプラインタ
ンク7に供給される塗布液5を濾過して異物及び未分散
凝集物を除去する。また、サプライタンク7から送液ポ
ンプ8を介してファウンテンノズル1へ送液する配管中
に該剪断型円筒メッシュフィルター10を設け塗布液の
濾過を実施する。
【0013】更に、バッキングロール3に沿って送行す
るウェブ2へファウンテンノズル1よって塗布された塗
布液5は、ブレード4によって掻き落とされ、余剰の塗
布液としてカラーパン9に回収される。カラーパン9に
回収されサプライタンク7へリサーキュレーションされ
る余剰の塗布液5は、該剪断型円筒メッシュフィルター
10で濾過される。サプラインタンク7へ回収されされ
た余剰塗布液はストレージタンク6からの塗布液5と混
合されウェブ2の塗布液として用いられる。
【0014】該剪断型円筒メッシュフィルター10の構
造は、図2に示すように、メッシュフィルター10の本
体上部側面には塗布液入口管11、下部側面にはドレン
管13、上部にはスクレパー駆動用モーター15が設け
られ、モーター15はインバーター盤16からの信号に
より回転数を変化させる用になっている。また、モータ
ー15の軸にはメッシュフィルター10の本体内に設け
られているスクレパー14と連結されている。
【0015】メッシュ部17は円筒状に形成されている
枠に三角形断面のステンレスワイヤー18を巻装し、そ
の隣あったワイヤー18の間隙を目開きaとし塗布液の
濾過を行う。メッシュ部17の目詰まりを回復するため
に、メッシュ部17外周を円周方向に4枚のスクレーパ
ー14が回転し、目開き(スリット)a上面に溜まった
異物をスクレパー14にて除去し、ドレン管13より系
外に排出し、常にスリットは目詰まりしていない状態に
保たれている。濾過された塗布液5はメッシュ部17の
下部に本体を貫通して設けられた塗布液出口管12より
送液される。
【0016】スリットの目開きaは、塗布液の種類によ
っても異なるが、30μmから120μmの範囲が好ま
しい。120μm以上では顔料及びラテックス等の未分
散不良物がそのままスリットを通過しストリーク及びス
クラッチの原因になりかねない。また30μm未満で
は、スリット開口面積が極端に減少するため、高速ブレ
ードコーターに必要な送液量の確保が困難である。
【0017】紙塗布用の塗布液は構造粘性体であり、非
ニュートン流動を示すため、ずり応力(S)、ずり速度
(D)、塗布液粘度(k)の関係は次式に従う。 S=k*DN この時ずり速度流動化流動の場合にはN<1であり、ず
り速度流動化流動とは塗布液の粘度がずり速度が大きく
なるにつれて小さくなる流動性の事をさし、一般的にチ
キソトロピー流動と呼ばれている。チキソトロピー流動
が起こる原因は、塗布液中の水溶性ポリマーが顔料粒子
間吸着してできる3次元ネットワーク構造が剪断力によ
って破壊されることにあると考えられているが、破壊さ
れた構造は時間と共に復元する。
【0018】前述の塗布液のチキソトロピー流動性を利
用し、塗布液に103 sec-1以上の剪断速度を与える
事が可能であるメッシュフィルター10をサプライタン
ク7からコーターまでの間に設置しするが、併せてリサ
ーキュレーションに使用しても差し支えない。フィルタ
ー形状は前記の通り円筒メッシュ部17の周囲をスクレ
ーパー14が回転することによって塗布液に剪断力を与
えるタイプであり、塗布液の粘度に合わせて、該メッシ
ュフィルター10のスクレーパー14の回転速度をイン
バーター盤16により変化させる事によって剪断速度を
103 sec-1から105 sec-1まで変え、それにと
もなった塗布直前の塗布液の粘性をコントロールする事
が可能であるが、剪断速度を103sec-1から105
ec-1までに限定した理由としては、103 sec-1
満では塗布液の構造変化が期待できずチキソトロピー性
に伴う粘度低下が起こらず、105 sec-1以上になる
とスクレーパー14とメッシュ部17間で摩擦熱を生じ
るため、塗布液が熱変性を起こす危険性を考慮したため
である。
【0019】従って、チキソトロピー性を有する一般的
な紙塗布用の塗布液の場合、剪断速度に比例して再分散
化が進行し、粘度の低下が引き起こされるため、塗布直
前の塗布液に剪断力を掛ける事を特徴とするメッシュフ
ィルター10を通過した場合、塗布液の粘度の低下から
流動性が向上しストリーク及びスクラッチ等の塗布欠陥
が抑制される。またファウンテンノズル先端での液の凝
集物等の発生及び塗布液内の泡の発生も抑制され、ファ
ウンテンノズル1からブレード4までのデュエル面の状
態も良好であった。
【0020】また、大流量に対応するためには、円筒型
のメッシュフィルター10を並列させて使用する為スペ
ース的に余裕があり、またコーター付近への設置が可能
となり塗布液の配管ロスが最小限に抑えられた。
【0021】
【作用】本発明は塗布装置系にメッシュフィルター10
を複数設け、塗布液5中の異物及び未分散凝集物を除去
できるためブレードコーターにおけるスクラッチ及びス
トリーク等の塗布欠陥を発生させる事なく、安定した塗
布が可能となる。
【0022】
【実施例】本発明の塗布装置及び塗布方法について、実
施例を上げながら説明を行う。なお実施例中の部数は全
て重量部を示し、特にことわりのない限り濃度は固形分
の濃度の重量% 塗布量は乾燥後の塗布量を示す。また
本発明はこれにより限定されるものではない。
【0023】実施例1 図1に示すす塗布装置を用いて、下記配合の塗布液を給
液量が塗布巾1mあたり200l/minでファウンテ
ンノズルに供給し、坪量60g/m2 の上質紙に絶乾塗
布量13g/m2 となるように、固形分濃度が61%の
塗布液を塗布速度1200m/minで塗布を行った。
ブレードはベベルブレードを使用した。
【0024】 <塗布液の組成> ・市販重質炭酸カルシウム(ECCジャパン カービタル90) 20部 ・市販1級カオリン(菱三商事(株) ウルトラホワイト90) 40部 ・市販2級カオリン(白石カルシウム(株) カオブライト) 40部 ・市販ポリアクリル酸系分散剤(東亜合成化学(株) アロンT40) 0.2部 ・市販燐酸エステル化澱粉(日本食品化工 MS#4600) 3部 ・市販スチレン・ブタジエン・ラテックス(日本合成ゴム(株) T2028H ) 13部 ・水酸化ナトリウム 0.1部 以下の実施例、比較例において特に断らない限り、塗布
液は上記配合の塗布液を用いた。
【0025】<剪断型円筒メッシュフィルターの詳細>
本発明で使用した剪断型円筒メッシュフィルターは下記
のタイプを使用し、流量に応じて並列して使用した。 W−cellフィルター101型:荒井鉄工所製 目開
き70μm
【0026】<粘度の測定箇所及び測定器>粘度の測定
にはコーンプレート型ハイシェアーレオメーターを使用
し、サプライタンクからブレードコーターまでに設置し
た剪断型円筒メッシュフィルターの入口及び出口でサン
プリングした塗布液の粘度をそれぞれ測定した。
【0027】<ストリーク及びスクラッチの発生本数の
測定>ストリーク及びスクラッチの発生本数の測定は、
コーター部で塗布液をブレードにて掻き落とした直後の
塗布面質を観察し、巾1mあたりの1分間のストリーク
及びスクラッチの合計の発生本数を数え、同様の操作を
3回行った平均値をストリーク及びスクラッチの発生本
数とした。
【0028】実施例2 剪断型円筒メッシュフィルターのスクレーパーの回転速
度を100rpmに上げた以外は実施例1と同様の方法
で塗布を行った。
【0029】実施例3 ブレードにベントブレードを使用した他は実施例1と同
様の方法で塗布を行った。
【0030】比較例1 図3に示す従来の塗布装置である、ストレージタンクか
らサプライタンクの間にはオープンタイプメッシュフィ
ルター、及びサプライタンクからブレードコーター配管
途中には金網メッシュインラインフィルター及びブレー
ドコーターからサプライタンクへのリサーキュレーショ
ン間にはオープンタイプメッシュフィルターを使用した
他は実施例1と同様の方法で塗布を行った。
【0031】比較例2 ブレードにベントブレードを使用した以外は比較例1と
同様の方法で塗布を行った。
【0032】比較例3 分散剤の配合量を0.4部とした他は比較例1と同様の
方法で塗布を行った。
【0033】以上の結果を表にまとめた。表中の回転数
とは剪断型円筒メッシュフィルターを使用した場合のス
クレーパーの回転数をさし、粘度の前、後とはサプライ
タンクからコーターへの配管途中に設置した各フィルタ
ーの通過前と通過直後の塗布液粘度である。
【0034】
【表1】
【0035】
【発明の効果】本発明によりベベルブレード及びベント
ブレードのいずれのブレードを用いた塗布においても、
ストリーク及びスクラッチ等の塗布欠陥を発生させるこ
と無く、安定した塗布が可能となった。また、万が一に
もストリーク及びスクラッチ等の塗布欠陥を生じた場合
にも剪断型円筒メッシュフィルターのスクレーパーの回
転数を適当な剪断速度まで上昇させる事によってストリ
ーク及びスクラッチ等の塗布欠陥が抑制できる事が可能
になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用した剪断型円筒フィルターを含む
液循環系を示す全体図である。
【図2】本発明に使用した剪断型円筒フィルターを示す
全体図である。
【図3】比較例1で使用した液循環系の全体図である。
【図4】従来のインラインフィルターを示す全体図であ
る。
【図5】従来のオープンメッシュフィルターを示す全体
図であり、イは平面図、ロは側面図。
【符号の説明】
1 ファウンテンノズル 2 ウェブ 3 バッキングロール 4 ブレード 5 塗布液 6 ストレージタンク 7 リィサーキュレーションタンク 8 送液ポンプ 9 カラーパン 10 剪断型円筒メッシュフィルター 11 塗布液入口管 12 塗布液出口管 13 ドレン管 14 スクレーパー 15 モーター 16 インバーター盤 17 メッシュ部 18 ワイヤー 19 オープンメッシュフィルター 20 従来型インラインフィルター 21 塗布液入口管 22 塗布液出口管 23 ドレン管 24 メッシュ部 25 外枠 26 塗布液入口管 27 塗布液出口管 28 メッシュ部 29 振動部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファウンテンノズル1より吹き出した塗
    布液5が走行するウェブ2上に塗布された後、バッキン
    グロール3上でブレード4を押圧する事によってウェブ
    2上の塗布量を計量するブレードコーターにおいて、フ
    ァウンテンノズル1に供給される塗布液に、103se
    -1以上105sec-1以下の剪断速度を与えるフィル
    ターを設置し、該フィルターは形状を円筒型で30μm
    から120μmの目開き範囲の円筒型ワイヤーメッシュ
    の外周をスクレーパーが回転する剪断型円筒メッシュフ
    ィルター10とし、該メッシュフィルター10を通過し
    た塗布液をブレードコーターによって塗布を行う事を特
    徴とする塗被紙の製造方法。
  2. 【請求項2】 該メッシュフィルター10のスクレーパ
    ー14の回転速度を1rpmから100rpmまでを変
    化させる事によって塗布直前の塗布液の粘性をコントロ
    ールし、該装置を通過した塗布液の塗布を行う請求項1
    記載の塗被紙の製造方法。
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Cited By (5)

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