JPH07189124A - ビニロン繊維またはその混紡布帛の加工方法 - Google Patents
ビニロン繊維またはその混紡布帛の加工方法Info
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- JPH07189124A JPH07189124A JP35276193A JP35276193A JPH07189124A JP H07189124 A JPH07189124 A JP H07189124A JP 35276193 A JP35276193 A JP 35276193A JP 35276193 A JP35276193 A JP 35276193A JP H07189124 A JPH07189124 A JP H07189124A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ビニロン繊維布帛やその混紡品に洗濯耐久性
のある防縮性能とイージーケアー性能(ウォッシュ・ア
ンド・ウェア性能)を付与することができる加工方法を
提供する。 【構成】 ビニロン繊維やその混紡布帛にグリオキザー
ル系樹脂等による樹脂加工を行い,任意の縫製品を縫製
後,ホルムアルデヒドによる気相加工を施す。
のある防縮性能とイージーケアー性能(ウォッシュ・ア
ンド・ウェア性能)を付与することができる加工方法を
提供する。 【構成】 ビニロン繊維やその混紡布帛にグリオキザー
ル系樹脂等による樹脂加工を行い,任意の縫製品を縫製
後,ホルムアルデヒドによる気相加工を施す。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,ビニロン繊維またはそ
の混紡布帛に洗濯耐久性のある防縮性能とイージーケア
ー性能を付与する加工方法に関するものである。
の混紡布帛に洗濯耐久性のある防縮性能とイージーケア
ー性能を付与する加工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から,ビニロン繊維やその混紡布帛
に防縮性やイージーケアー性(ウォッシュ・アンド・ウ
ェア性またはW&W性)を付与するために,グリオキザ
ール系樹脂,尿素ホルマリン系樹脂等を利用した樹脂加
工が広く行われてきた。
に防縮性やイージーケアー性(ウォッシュ・アンド・ウ
ェア性またはW&W性)を付与するために,グリオキザ
ール系樹脂,尿素ホルマリン系樹脂等を利用した樹脂加
工が広く行われてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来法に
よる樹脂加工のみで十分な性能を得ようとすると,多量
の樹脂量で樹脂加工を行わなければならず,その結果,
布帛の強力が過剰に低下してしまうため,実際には,そ
の性能と強力との妥協点に見合う樹脂量で樹脂加工を行
っており,従って,十分な防縮性能やイージーケアー性
能が得られないという欠点があった。
よる樹脂加工のみで十分な性能を得ようとすると,多量
の樹脂量で樹脂加工を行わなければならず,その結果,
布帛の強力が過剰に低下してしまうため,実際には,そ
の性能と強力との妥協点に見合う樹脂量で樹脂加工を行
っており,従って,十分な防縮性能やイージーケアー性
能が得られないという欠点があった。
【0004】本発明は,このような現状に鑑みて行われ
たもので,ビニロン繊維またはその混紡布帛の強力を保
持しつつ,洗濯耐久性のある防縮性能とイージーケアー
性能を付与することができる加工方法を提供することを
目的とするものである。
たもので,ビニロン繊維またはその混紡布帛の強力を保
持しつつ,洗濯耐久性のある防縮性能とイージーケアー
性能を付与することができる加工方法を提供することを
目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は,上記目的を達
成するもので,次の構成よりなるものである。すなわ
ち,本発明は,ビニロン繊維またはその混紡布帛にグリ
オキザール系樹脂,尿素ホルマリン系樹脂,エチレン尿
素系樹脂等による樹脂加工を行い,次に,任意の縫製品
を縫製し,該縫製品の水分率を均一に調節した後,ホル
ムアルデヒドによる気相加工を施すことを特徴とするビ
ニロン繊維またはその混紡布帛の加工方法を要旨とする
ものである。
成するもので,次の構成よりなるものである。すなわ
ち,本発明は,ビニロン繊維またはその混紡布帛にグリ
オキザール系樹脂,尿素ホルマリン系樹脂,エチレン尿
素系樹脂等による樹脂加工を行い,次に,任意の縫製品
を縫製し,該縫製品の水分率を均一に調節した後,ホル
ムアルデヒドによる気相加工を施すことを特徴とするビ
ニロン繊維またはその混紡布帛の加工方法を要旨とする
ものである。
【0006】以下,本発明を詳細に説明する。
【0007】本発明では,ビニロン繊維またはその混紡
布帛を被加工布帛として用いる。布帛中のビニロン繊維
は,100%であってもよいが,少なくとも20%以上
含まれていることが望ましく,20%未満になると,過
剰な強力低下が布帛に生じるおそれがあるので注意を要
する。
布帛を被加工布帛として用いる。布帛中のビニロン繊維
は,100%であってもよいが,少なくとも20%以上
含まれていることが望ましく,20%未満になると,過
剰な強力低下が布帛に生じるおそれがあるので注意を要
する。
【0008】ビニロン繊維の混紡布帛は,主に,ビニロ
ン繊維と綿,麻,レーヨン,ポリノジック,アセテート
等のセルロース系繊維との混紡布帛を加工の対象として
用いる。
ン繊維と綿,麻,レーヨン,ポリノジック,アセテート
等のセルロース系繊維との混紡布帛を加工の対象として
用いる。
【0009】本発明方法では,まず,上述の被加工布帛
にグリオキザール系樹脂,尿素ホルマリン系樹脂,エチ
レン尿素系樹脂等の樹脂加工を行う。いずれの樹脂も通
常の繊維加工用に市販されている樹脂を使用することが
でき,具体的には,グリオキザール系樹脂としてスミテ
ックスレジンNS−11(住友化学株式会社製品),ベ
ッカミンLKS(大日本インキ化学工業株式会社製
品),尿素ホルマリン系樹脂としてベッカミンN−IS
C,(大日本インキ化学工業株式会社製品),サーモレ
ジンPF(平松油化株式会社製品),エチレン尿素系樹
脂としてスミテックスレジン901(住友化学株式会社
製品),ベッカミンE(大日本インキ化学工業株式会社
製品)等を挙げることができる。
にグリオキザール系樹脂,尿素ホルマリン系樹脂,エチ
レン尿素系樹脂等の樹脂加工を行う。いずれの樹脂も通
常の繊維加工用に市販されている樹脂を使用することが
でき,具体的には,グリオキザール系樹脂としてスミテ
ックスレジンNS−11(住友化学株式会社製品),ベ
ッカミンLKS(大日本インキ化学工業株式会社製
品),尿素ホルマリン系樹脂としてベッカミンN−IS
C,(大日本インキ化学工業株式会社製品),サーモレ
ジンPF(平松油化株式会社製品),エチレン尿素系樹
脂としてスミテックスレジン901(住友化学株式会社
製品),ベッカミンE(大日本インキ化学工業株式会社
製品)等を挙げることができる。
【0010】樹脂加工に際しては,それぞれの樹脂に適
した通常の加工方法,加工条件に従って加工を行えばよ
い。
した通常の加工方法,加工条件に従って加工を行えばよ
い。
【0011】樹脂加工後の布帛を用いて,本発明では作
業着,カジュアルウェア等の任意の縫製品を縫製する。
縫製に際しても,通常の方法により適宜縫製を行えばよ
い。
業着,カジュアルウェア等の任意の縫製品を縫製する。
縫製に際しても,通常の方法により適宜縫製を行えばよ
い。
【0012】縫製後,本発明方法では,縫製品の水分率
を均一に調節する。このとき生地の水分率は1〜50%
で,かつ水分が生地に均一に分布していなければならな
い。生地の水分率が1%未満であると,次工程で用いる
ホルムアルデヒドガスが生地に十分に吸着しなくなり,
逆に50%を越えると,酸触媒によって生地が脆化して
しまうおそれが出てくるので注意を要する。また,生地
に水分が均一に分布していないと,ホルムアルデヒドガ
スが均一に吸着しなくなるので,この点にも注意を要す
る。
を均一に調節する。このとき生地の水分率は1〜50%
で,かつ水分が生地に均一に分布していなければならな
い。生地の水分率が1%未満であると,次工程で用いる
ホルムアルデヒドガスが生地に十分に吸着しなくなり,
逆に50%を越えると,酸触媒によって生地が脆化して
しまうおそれが出てくるので注意を要する。また,生地
に水分が均一に分布していないと,ホルムアルデヒドガ
スが均一に吸着しなくなるので,この点にも注意を要す
る。
【0013】水分率を均一に調節するには,いかなる手
段を用いてもよいが,通常は恒温,恒湿室に縫製品を2
4時間以上放置する方法を用いるとよい。
段を用いてもよいが,通常は恒温,恒湿室に縫製品を2
4時間以上放置する方法を用いるとよい。
【0014】水分率を調節した後,本発明では,縫製品
にホルムアルデヒドによる気相加工を行う。気相加工に
際しては,ATP社(American Textile Processing C
o.)製の気相加工装置を用いることができる。
にホルムアルデヒドによる気相加工を行う。気相加工に
際しては,ATP社(American Textile Processing C
o.)製の気相加工装置を用いることができる。
【0015】この気相加工装置内でのホルムアルデヒド
濃度は,1〜20%の範囲が望ましく,1%以下である
と,架橋反応が不十分となり,20%以上になっても,
効果はそれ以上あがらなくなる。
濃度は,1〜20%の範囲が望ましく,1%以下である
と,架橋反応が不十分となり,20%以上になっても,
効果はそれ以上あがらなくなる。
【0016】架橋反応をさせる際に用いる触媒は,予め
布帛に触媒溶液をパディングした後に気相処理を行って
もよいし,触媒溶液もしくは液化している触媒を気化さ
せて布帛に吸着させてもよい。
布帛に触媒溶液をパディングした後に気相処理を行って
もよいし,触媒溶液もしくは液化している触媒を気化さ
せて布帛に吸着させてもよい。
【0017】触媒の種類に関しては,予め触媒をパディ
ングする場合は,従来の樹脂加工と同じ触媒,例えば,
硝酸亜鉛のような酸の金属塩,ルイス酸,ブレンステッ
ド酸がある。また,気化させる場合は,塩化水素のよう
な揮発性の沸点の低い酸が望ましい。
ングする場合は,従来の樹脂加工と同じ触媒,例えば,
硝酸亜鉛のような酸の金属塩,ルイス酸,ブレンステッ
ド酸がある。また,気化させる場合は,塩化水素のよう
な揮発性の沸点の低い酸が望ましい。
【0018】触媒濃度に関して,ガスで処理する場合
は,0.1〜3.0%の範囲が望ましい。ガス濃度が0.1%
以下であると,架橋反応が不十分となり,3.0%以上に
なっても,それ以上効果があがらなくなる。触媒を水溶
液でパディングしてつける場合の触媒濃度は,5〜10
0g/リットルの範囲が望ましい。濃度が5g/リット
ル以下になると架橋反応が不十分となり,また,100
g/リットル以上になっても,それ以上効果はあがらな
くなる。
は,0.1〜3.0%の範囲が望ましい。ガス濃度が0.1%
以下であると,架橋反応が不十分となり,3.0%以上に
なっても,それ以上効果があがらなくなる。触媒を水溶
液でパディングしてつける場合の触媒濃度は,5〜10
0g/リットルの範囲が望ましい。濃度が5g/リット
ル以下になると架橋反応が不十分となり,また,100
g/リットル以上になっても,それ以上効果はあがらな
くなる。
【0019】ホルムアルデヒドガスを吸着させた後,布
帛を熱処理して架橋反応を行うが,この熱処理は,10
0〜180℃の範囲の温度で,0.5〜10分間の処理を
行うことにより架橋反応を完結することができる。
帛を熱処理して架橋反応を行うが,この熱処理は,10
0〜180℃の範囲の温度で,0.5〜10分間の処理を
行うことにより架橋反応を完結することができる。
【0020】本発明は,以上の構成よりなるものであ
る。
る。
【0021】
【作 用】従来の樹脂加工によれば,ビニロン繊維やそ
の混紡布帛を構成しているビニロン繊維やセルロース系
繊維を,樹脂加工用の樹脂で架橋結合させることにより
防縮性等の性能を付与するが,それと同時に強力低下が
生じるため,あまり高い樹脂濃度で樹脂加工をすること
はできない。一方,気相加工においては,ビニロン繊維
やセルロース系繊維に,通常の樹脂加工と同様に防縮性
等の性能を付与することができるが,ビニロン繊維に限
って強力低下は生じない。これはホルムアルデヒドとビ
ニロンとの間に分子間架橋反応が生成していないためで
あり,洗濯するごとに収縮が進行していくという欠点を
内在している。本発明方法のごとく,通常の樹脂加工と
気相加工を組み合わせて施すと,お互いの欠点を補っ
て,永続的かつ十分な防縮性,イージーケアー性を付与
することが可能となるが,これは,樹脂加工の際にビニ
ロン繊維の強度を維持する程度に,まず樹脂加工を行
い,このような状態で気相加工を強い条件で行っても,
ビニロン繊維は強力低下を引き起こすことなく,堅固な
防縮性とイージーケアー性が付与されるため,強力低下
を最小限に抑えつつ,ビニロン繊維布帛に洗濯耐久性の
ある防縮性能とイージーケアー性能(ウォッシュ・アン
ド・ウェア性能,W&W性能)を付与することができる
ようになる。
の混紡布帛を構成しているビニロン繊維やセルロース系
繊維を,樹脂加工用の樹脂で架橋結合させることにより
防縮性等の性能を付与するが,それと同時に強力低下が
生じるため,あまり高い樹脂濃度で樹脂加工をすること
はできない。一方,気相加工においては,ビニロン繊維
やセルロース系繊維に,通常の樹脂加工と同様に防縮性
等の性能を付与することができるが,ビニロン繊維に限
って強力低下は生じない。これはホルムアルデヒドとビ
ニロンとの間に分子間架橋反応が生成していないためで
あり,洗濯するごとに収縮が進行していくという欠点を
内在している。本発明方法のごとく,通常の樹脂加工と
気相加工を組み合わせて施すと,お互いの欠点を補っ
て,永続的かつ十分な防縮性,イージーケアー性を付与
することが可能となるが,これは,樹脂加工の際にビニ
ロン繊維の強度を維持する程度に,まず樹脂加工を行
い,このような状態で気相加工を強い条件で行っても,
ビニロン繊維は強力低下を引き起こすことなく,堅固な
防縮性とイージーケアー性が付与されるため,強力低下
を最小限に抑えつつ,ビニロン繊維布帛に洗濯耐久性の
ある防縮性能とイージーケアー性能(ウォッシュ・アン
ド・ウェア性能,W&W性能)を付与することができる
ようになる。
【0022】
【実施例】次に,実施例によって本発明をさらに具体的
に説明するが,実施例における布帛の性能の測定,評価
は,下記の方法により行った。 (1)洗濯収縮率 JIS L−0217(103法)により洗濯50回後
の洗濯収縮率を測定した。 (2)イージーケアー性(W&W性) AATCC−124により洗濯5回後の試料を評価し
た。 (3)引裂強力 JIS L−1018により測定,評価した。
に説明するが,実施例における布帛の性能の測定,評価
は,下記の方法により行った。 (1)洗濯収縮率 JIS L−0217(103法)により洗濯50回後
の洗濯収縮率を測定した。 (2)イージーケアー性(W&W性) AATCC−124により洗濯5回後の試料を評価し
た。 (3)引裂強力 JIS L−1018により測定,評価した。
【0023】実施例1 ビニロン50%/綿50%よりなる混紡織物(サージ)
を用意し,マングルを用いて下記処方1の処理液に浸漬
後,ピックアップ60%にて絞液し,110℃にて1.5
分間乾燥後,170℃にて60秒間の乾熱処理を行っ
た。 処方1 ベッカミンLKS 50g/リットル (メラミン系樹脂,大日本インキ化学工業株式会社製) S.Acc.X−80 15g/リットル (LKS用触媒,住友化学株式会社製) パラソフナーNH−500 40g/リットル (パラジウム系柔軟剤,大原パラジウム株式会社製)
を用意し,マングルを用いて下記処方1の処理液に浸漬
後,ピックアップ60%にて絞液し,110℃にて1.5
分間乾燥後,170℃にて60秒間の乾熱処理を行っ
た。 処方1 ベッカミンLKS 50g/リットル (メラミン系樹脂,大日本インキ化学工業株式会社製) S.Acc.X−80 15g/リットル (LKS用触媒,住友化学株式会社製) パラソフナーNH−500 40g/リットル (パラジウム系柔軟剤,大原パラジウム株式会社製)
【0024】次に,この織物を用いて,作業着用のシャ
ツを通常の方法により縫製した後,American Textile P
rocessing 社製の気相加工装置を用いて,下記気相加工
条件1により気相加工を行った。 気相加工条件1 ホルマリンガス濃度 7.0%(体積分率) 亜硫酸ガス(触媒)濃度 1.0%( 〃 )
ツを通常の方法により縫製した後,American Textile P
rocessing 社製の気相加工装置を用いて,下記気相加工
条件1により気相加工を行った。 気相加工条件1 ホルマリンガス濃度 7.0%(体積分率) 亜硫酸ガス(触媒)濃度 1.0%( 〃 )
【0025】本発明との比較のため,本実施例において
気相加工工程を省くほかは,本実施例とまったく同一の
方法により比較用の作業着用シャツ(比較例1)を得
た。
気相加工工程を省くほかは,本実施例とまったく同一の
方法により比較用の作業着用シャツ(比較例1)を得
た。
【0026】また,本発明との比較のため,本実施例に
おける処方1からメラミン系樹脂のベッカミンLKSお
よびその触媒を省くほかは,本実施例とまったく同一の
方法により比較用の作業着用シャツ(比較例2)を得
た。
おける処方1からメラミン系樹脂のベッカミンLKSお
よびその触媒を省くほかは,本実施例とまったく同一の
方法により比較用の作業着用シャツ(比較例2)を得
た。
【0027】参考までに,上記比較例2においてさらに
気相加工工程をも省いて,パラソフナーNH−500に
よる柔軟処理のみを行った作業着用シャツ(比較例3)
を比較用に供した。
気相加工工程をも省いて,パラソフナーNH−500に
よる柔軟処理のみを行った作業着用シャツ(比較例3)
を比較用に供した。
【0028】本発明および比較用のシャツの性能を測
定,評価し,その結果を合わせて表1に示した。
定,評価し,その結果を合わせて表1に示した。
【表1】
【0029】表1より明らかなように,樹脂加工と気相
加工を組み合わせた本発明方法は,強力低下を最小限に
抑えたうえで,洗濯耐久性のある防縮性能とイージーケ
アー性能(W&W性能)を有していることが理解でき
る。
加工を組み合わせた本発明方法は,強力低下を最小限に
抑えたうえで,洗濯耐久性のある防縮性能とイージーケ
アー性能(W&W性能)を有していることが理解でき
る。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば,ビニロン繊維布帛やそ
の混紡品に洗濯耐久性のある防縮性能とイージーケアー
性能(ウォッシュ・アンド・ウェア性能)を付与するこ
とができる。
の混紡品に洗濯耐久性のある防縮性能とイージーケアー
性能(ウォッシュ・アンド・ウェア性能)を付与するこ
とができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D06M 23/06 // D06M 101:24 D06M 13/40
Claims (1)
- 【請求項1】 ビニロン繊維またはその混紡布帛にグリ
オキザール系樹脂,尿素ホルマリン系樹脂,エチレン尿
素系樹脂等による樹脂加工を行い,次に,任意の縫製品
を縫製し,該縫製品の水分率を均一に調節した後,ホル
ムアルデヒドによる気相加工を施すことを特徴とするビ
ニロン繊維またはその混紡布帛の加工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35276193A JP3369283B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | ビニロン繊維またはその混紡布帛の加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35276193A JP3369283B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | ビニロン繊維またはその混紡布帛の加工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07189124A true JPH07189124A (ja) | 1995-07-25 |
JP3369283B2 JP3369283B2 (ja) | 2003-01-20 |
Family
ID=18426266
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35276193A Expired - Fee Related JP3369283B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | ビニロン繊維またはその混紡布帛の加工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3369283B2 (ja) |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP35276193A patent/JP3369283B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3369283B2 (ja) | 2003-01-20 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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