JPH07188619A - 装飾用粘着シート - Google Patents
装飾用粘着シートInfo
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- JPH07188619A JPH07188619A JP33303893A JP33303893A JPH07188619A JP H07188619 A JPH07188619 A JP H07188619A JP 33303893 A JP33303893 A JP 33303893A JP 33303893 A JP33303893 A JP 33303893A JP H07188619 A JPH07188619 A JP H07188619A
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- adhesive sheet
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐候性、耐汚染性に優れ、且つ引っ張ったと
きに白化し難い装飾用粘着シートを提供する。 【構成】 着色軟質塩化ビニル樹脂フィルムの一面に、
フッ素系三元共重合体もしくはフッ素系二元共重合体1
00重量部とアクリル樹脂30〜70重量部の割合とか
らなる混合物が含有された表面層が設けられ、他面に粘
着剤層が積層されてなる。
きに白化し難い装飾用粘着シートを提供する。 【構成】 着色軟質塩化ビニル樹脂フィルムの一面に、
フッ素系三元共重合体もしくはフッ素系二元共重合体1
00重量部とアクリル樹脂30〜70重量部の割合とか
らなる混合物が含有された表面層が設けられ、他面に粘
着剤層が積層されてなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屋外および屋内の装飾
またはマーキングに使用する装飾用粘着シートに関す
る。
またはマーキングに使用する装飾用粘着シートに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、着色や模様が施された不透
明、透明または半透明の主として着色軟質塩化ビニル樹
脂フィルムの一面に粘着剤層が積層されてなる装飾用粘
着シートが知られている。この装飾用粘着シートは、装
飾を施したい材料に粘着剤層を利用して貼り付け、該シ
ートの表面側の着色や模様などにより装飾効果を発揮さ
せるものであり、塗装に代わり、ラベルやステッカー
類、広告や看板などのディスプレィー分野、車両の装飾
などのフリートマーキング分野などに使われている(特
開昭63−54483号公報、特開平2−84476号
公報など)。
明、透明または半透明の主として着色軟質塩化ビニル樹
脂フィルムの一面に粘着剤層が積層されてなる装飾用粘
着シートが知られている。この装飾用粘着シートは、装
飾を施したい材料に粘着剤層を利用して貼り付け、該シ
ートの表面側の着色や模様などにより装飾効果を発揮さ
せるものであり、塗装に代わり、ラベルやステッカー
類、広告や看板などのディスプレィー分野、車両の装飾
などのフリートマーキング分野などに使われている(特
開昭63−54483号公報、特開平2−84476号
公報など)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の装飾用粘着シー
トは、屋外に長期暴露されると、耐候性が不十分であ
り、変色や褪色が進行すると共に風雨、排気ガス等によ
り汚れが付着して容易に除去できなくなるという問題点
があった。また、上記の装飾用粘着シートは、曲面に追
従させて施工する際に引っ張ると、部分的に伸びて一部
が白化するという問題点もあった。本発明の目的は、耐
候性、耐汚染性に優れ、且つ引っ張ったときに白化し難
い装飾用粘着シートを提供することにある。
トは、屋外に長期暴露されると、耐候性が不十分であ
り、変色や褪色が進行すると共に風雨、排気ガス等によ
り汚れが付着して容易に除去できなくなるという問題点
があった。また、上記の装飾用粘着シートは、曲面に追
従させて施工する際に引っ張ると、部分的に伸びて一部
が白化するという問題点もあった。本発明の目的は、耐
候性、耐汚染性に優れ、且つ引っ張ったときに白化し難
い装飾用粘着シートを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の装飾用粘着シー
トは、着色軟質塩化ビニル樹脂フィルムの一面に、フッ
素系三元共重合体もしくはフッ素系二元共重合体100
重量部とアクリル樹脂30〜70重量部の割合とからな
る混合物が含有された表面層が設けられ、他面に粘着剤
層が積層されてなることを特徴とする。
トは、着色軟質塩化ビニル樹脂フィルムの一面に、フッ
素系三元共重合体もしくはフッ素系二元共重合体100
重量部とアクリル樹脂30〜70重量部の割合とからな
る混合物が含有された表面層が設けられ、他面に粘着剤
層が積層されてなることを特徴とする。
【0005】本発明に用いられる着色軟質塩化ビニル樹
脂フィルムは、塩化ビニル樹脂に可塑剤、着色剤が配合
されてなるフィルムであり、厚みは、使い易さの点で3
0〜200μmが好ましい。上記のフィルムは、例え
ば、塩化ビニル樹脂に可塑剤、着色剤、安定剤などを配
合して、流延成形またはカレンダー成形して得られる。
脂フィルムは、塩化ビニル樹脂に可塑剤、着色剤が配合
されてなるフィルムであり、厚みは、使い易さの点で3
0〜200μmが好ましい。上記のフィルムは、例え
ば、塩化ビニル樹脂に可塑剤、着色剤、安定剤などを配
合して、流延成形またはカレンダー成形して得られる。
【0006】本発明に用いられるフッ素系三元共重合体
もしくはフッ素系二元共重合体とアクリル樹脂との混合
物に使用されるフッ素系三元共重合体もしくはフッ素系
二元共重合体は、フッ素含有不飽和単量体の三元もしく
は二元の共重合体であり、例えば、フッ素系三元共重合
体としては、CH2 CF2 、C2 F4 およびC3 F6の
三元共重合体が、フッ素系二元共重合体としては、CH
2 CF2 とC2 F4 の二元共重合体が挙げられる。
もしくはフッ素系二元共重合体とアクリル樹脂との混合
物に使用されるフッ素系三元共重合体もしくはフッ素系
二元共重合体は、フッ素含有不飽和単量体の三元もしく
は二元の共重合体であり、例えば、フッ素系三元共重合
体としては、CH2 CF2 、C2 F4 およびC3 F6の
三元共重合体が、フッ素系二元共重合体としては、CH
2 CF2 とC2 F4 の二元共重合体が挙げられる。
【0007】上記のアクリル樹脂は、(メタ)アクリル
酸エステルの単独重合体もしくは共重合体、または(メ
タ)アクリル酸エステルと他のビニル基を有する単量体
との共重合体を指すものであり、例えば、ポリメタクリ
ル酸メチル、メタクリル酸メチルの共重合体、アクリル
酸−2−エチルヘキシルとアクリル酸と酢酸ビニルの共
重合体などが挙げられる。
酸エステルの単独重合体もしくは共重合体、または(メ
タ)アクリル酸エステルと他のビニル基を有する単量体
との共重合体を指すものであり、例えば、ポリメタクリ
ル酸メチル、メタクリル酸メチルの共重合体、アクリル
酸−2−エチルヘキシルとアクリル酸と酢酸ビニルの共
重合体などが挙げられる。
【0008】本発明に用いられる混合物において、フッ
素系三元共重合体もしくはフッ素系二元共重合体とアク
リル樹脂の配合割合が、フッ素系三元共重合体もしくは
フッ素系二元共重合体100重量部に対してアクリル樹
脂30〜70重量部とされるのは、アクリル樹脂が少な
くなると、得られるフィルムの柔軟性が劣り、多くなる
と、耐候性に悪影響が現れるからである。
素系三元共重合体もしくはフッ素系二元共重合体とアク
リル樹脂の配合割合が、フッ素系三元共重合体もしくは
フッ素系二元共重合体100重量部に対してアクリル樹
脂30〜70重量部とされるのは、アクリル樹脂が少な
くなると、得られるフィルムの柔軟性が劣り、多くなる
と、耐候性に悪影響が現れるからである。
【0009】本発明において、上記の混合物を含有する
表面層の厚みは、10〜30μmが好ましい。厚さが薄
くなると耐候性の付与効果が小さくなり、厚くなると装
飾用粘着シートをカッティングマシーンで切断して使用
するときの切断性が悪くなる。
表面層の厚みは、10〜30μmが好ましい。厚さが薄
くなると耐候性の付与効果が小さくなり、厚くなると装
飾用粘着シートをカッティングマシーンで切断して使用
するときの切断性が悪くなる。
【0010】本発明に用いられる粘着剤層を構成する粘
着剤は、装飾用粘着シートを被着体に貼り付けた後、剥
がれない程度の粘着力が必要であり、例えば、アクリル
系、ゴム系、ウレタン系、シリコーン系粘着剤などが挙
げられるが、粘着力、耐久性などの点からアクリル樹脂
をベースとしたものが好ましい。この粘着剤層の厚み
は、被着体に対する粘着力、使い易さの点で20〜50
μmが好ましい。
着剤は、装飾用粘着シートを被着体に貼り付けた後、剥
がれない程度の粘着力が必要であり、例えば、アクリル
系、ゴム系、ウレタン系、シリコーン系粘着剤などが挙
げられるが、粘着力、耐久性などの点からアクリル樹脂
をベースとしたものが好ましい。この粘着剤層の厚み
は、被着体に対する粘着力、使い易さの点で20〜50
μmが好ましい。
【0011】本発明の装飾用粘着シートは、使用に至る
までは粘着剤層が剥離シートで保護されている方が好ま
しい。剥離シートは支持力を有し、且つ粘着剤層を剥離
することが可能な剥離層を表面に有しているもの、例え
ば、紙、プラスチック、不織布、合成繊維、プラスチッ
クと紙との積層物等の各種シート状体に、シリコーン樹
脂を被覆したものが挙げられる。
までは粘着剤層が剥離シートで保護されている方が好ま
しい。剥離シートは支持力を有し、且つ粘着剤層を剥離
することが可能な剥離層を表面に有しているもの、例え
ば、紙、プラスチック、不織布、合成繊維、プラスチッ
クと紙との積層物等の各種シート状体に、シリコーン樹
脂を被覆したものが挙げられる。
【0012】本発明の装飾用粘着シートの製造方法の例
を挙げると、着色軟質塩化ビニル樹脂フィルムの一面
に、フッ素系三元共重合体もしくはフッ素系二元共重合
体100重量部とアクリル樹脂30〜70重量部の割合
とからなる混合物を含む溶液を塗布し、乾燥後、着色軟
質塩化ビニル樹脂フィルムの他の面に粘着剤の有機溶剤
溶液をナイフコーター、ロールコーターなどを使用して
塗布、乾燥することにより、着色軟質塩化ビニル樹脂フ
ィルム上に粘着剤層を積層する方法がある。また、粘着
剤層を積層する方法としては、離型シートに粘着剤の有
機溶剤溶液を塗布、乾燥して粘着剤層を形成させて後、
着色軟質塩化ビニル樹脂フィルムと貼り合わせることに
よる転写方式も可能である。
を挙げると、着色軟質塩化ビニル樹脂フィルムの一面
に、フッ素系三元共重合体もしくはフッ素系二元共重合
体100重量部とアクリル樹脂30〜70重量部の割合
とからなる混合物を含む溶液を塗布し、乾燥後、着色軟
質塩化ビニル樹脂フィルムの他の面に粘着剤の有機溶剤
溶液をナイフコーター、ロールコーターなどを使用して
塗布、乾燥することにより、着色軟質塩化ビニル樹脂フ
ィルム上に粘着剤層を積層する方法がある。また、粘着
剤層を積層する方法としては、離型シートに粘着剤の有
機溶剤溶液を塗布、乾燥して粘着剤層を形成させて後、
着色軟質塩化ビニル樹脂フィルムと貼り合わせることに
よる転写方式も可能である。
【0013】このようにして製造された装飾用粘着シー
トは、通常、粘着剤層面に剥離シートを貼り合わせた積
層体として保管され、使用する際に剥離シートを粘着剤
層面から剥がして使用する。
トは、通常、粘着剤層面に剥離シートを貼り合わせた積
層体として保管され、使用する際に剥離シートを粘着剤
層面から剥がして使用する。
【0014】
【作用】本発明では、フッ素系三元共重合体もしくはフ
ッ素系二元共重合体100重量部とアクリル樹脂30〜
70重量部の割合とからなる混合物が含有された表面層
が設けられているので、耐候性がよく、また、風雨、排
気ガス等により汚れが付着するのを防止する。さらに、
フッ素系三元共重合体もしくはフッ素系二元共重合体1
00重量部とアクリル樹脂30〜70重量部の割合とか
らなる混合物が含有された表面層は、軟質な塗膜なの
で、基材の着色軟質塩化ビニル樹脂フィルムを含むフィ
ルム全体が軟らかくなり、伸ばして施工するに際して、
フィルムの部分白化を抑えることができる。
ッ素系二元共重合体100重量部とアクリル樹脂30〜
70重量部の割合とからなる混合物が含有された表面層
が設けられているので、耐候性がよく、また、風雨、排
気ガス等により汚れが付着するのを防止する。さらに、
フッ素系三元共重合体もしくはフッ素系二元共重合体1
00重量部とアクリル樹脂30〜70重量部の割合とか
らなる混合物が含有された表面層は、軟質な塗膜なの
で、基材の着色軟質塩化ビニル樹脂フィルムを含むフィ
ルム全体が軟らかくなり、伸ばして施工するに際して、
フィルムの部分白化を抑えることができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。 実施例1 塩化ビニル樹脂(住友化学工業社製、商品名:PX−N
K)100重量部、ポリエステル系可塑剤(大日本イン
キ社製、商品名:W−320)35重量部、金属系安定
剤(アデカアーガス社製、商品名:MARK−AP55
1)11重量部、酸化チタン顔料(大日精化社製、商品
名:VT−751)35重量部からなる配合物から、カ
レンダー成形により、厚み100μmの着色軟質塩化ビ
ニル樹脂フィルムを作製し、その片面に、CH2 C
F2 、C2 F4 およびC3 F6 の三元共重合体100重
量部に対して、アクリル樹脂(アクリル酸−2−エチル
ヘキシルとアクリル酸と酢酸ビニルの共重合体)が50
重量部の割合で混合された混合物を含有するフッ素系樹
脂塗料(水谷ペイント社製)を乾燥後の厚みが20μm
になる様に塗布後、乾燥した。
K)100重量部、ポリエステル系可塑剤(大日本イン
キ社製、商品名:W−320)35重量部、金属系安定
剤(アデカアーガス社製、商品名:MARK−AP55
1)11重量部、酸化チタン顔料(大日精化社製、商品
名:VT−751)35重量部からなる配合物から、カ
レンダー成形により、厚み100μmの着色軟質塩化ビ
ニル樹脂フィルムを作製し、その片面に、CH2 C
F2 、C2 F4 およびC3 F6 の三元共重合体100重
量部に対して、アクリル樹脂(アクリル酸−2−エチル
ヘキシルとアクリル酸と酢酸ビニルの共重合体)が50
重量部の割合で混合された混合物を含有するフッ素系樹
脂塗料(水谷ペイント社製)を乾燥後の厚みが20μm
になる様に塗布後、乾燥した。
【0016】次いで、着色軟質塩化ビニル樹脂フィルム
の反対面に、アクリル系粘着剤〔綜研化学社製のアクリ
ル系粘着剤(P−44)100重量部と、日本ポリウレ
タン社製のイソシアネート系硬化剤(コロネートL−5
5)2重量部とを配合したもの〕を乾燥後の膜厚が30
μmとなるように塗布し、乾燥して本発明の装飾用粘着
シートを作製した。次に、得られた装飾用粘着シートの
粘着剤層上に離型紙を積層して使用時まで保存した。
の反対面に、アクリル系粘着剤〔綜研化学社製のアクリ
ル系粘着剤(P−44)100重量部と、日本ポリウレ
タン社製のイソシアネート系硬化剤(コロネートL−5
5)2重量部とを配合したもの〕を乾燥後の膜厚が30
μmとなるように塗布し、乾燥して本発明の装飾用粘着
シートを作製した。次に、得られた装飾用粘着シートの
粘着剤層上に離型紙を積層して使用時まで保存した。
【0017】実施例2 塩化ビニル樹脂(鐘淵化学社製、商品名:PSH−1
0)100重量部、ポリエステル系可塑剤(アデカアー
ガス社製、商品名:P−300)35重量部、金属系安
定剤(アデカアーガス社製、商品名:MARK−AP5
51)11重量部、酸化チタン顔料(大日精化社製、商
品名:VT−771)35重量部、溶剤(三菱油化社
製、商品名:ソルベッソ)60重量部からなる配合物か
ら、キャスティング成形により、厚み50μmの着色軟
質塩化ビニル樹脂フィルムを作製し、その片面に、CH
2 CF2 、C2 F4 およびC3 F6 の三元共重合体10
0重量部に対して、アクリル樹脂(アクリル酸−2−エ
チルヘキシルとアクリル酸と酢酸ビニルの共重合体)が
60重量部の割合で混合された混合物を含有するフッ素
系樹脂塗料(水谷ペイント社製)を乾燥後の厚みが30
μmになる様に塗布後、乾燥した。
0)100重量部、ポリエステル系可塑剤(アデカアー
ガス社製、商品名:P−300)35重量部、金属系安
定剤(アデカアーガス社製、商品名:MARK−AP5
51)11重量部、酸化チタン顔料(大日精化社製、商
品名:VT−771)35重量部、溶剤(三菱油化社
製、商品名:ソルベッソ)60重量部からなる配合物か
ら、キャスティング成形により、厚み50μmの着色軟
質塩化ビニル樹脂フィルムを作製し、その片面に、CH
2 CF2 、C2 F4 およびC3 F6 の三元共重合体10
0重量部に対して、アクリル樹脂(アクリル酸−2−エ
チルヘキシルとアクリル酸と酢酸ビニルの共重合体)が
60重量部の割合で混合された混合物を含有するフッ素
系樹脂塗料(水谷ペイント社製)を乾燥後の厚みが30
μmになる様に塗布後、乾燥した。
【0018】次いで、着色軟質塩化ビニル樹脂フィルム
の反対面に、実施例1と同様にしてアクリル系粘着剤を
乾燥後の厚みが30μmになる様に塗布し、乾燥して本
発明の装飾用粘着シートを作製した。得られた装飾用粘
着シートの粘着剤層上に離型紙を積層して使用時まで保
存した。
の反対面に、実施例1と同様にしてアクリル系粘着剤を
乾燥後の厚みが30μmになる様に塗布し、乾燥して本
発明の装飾用粘着シートを作製した。得られた装飾用粘
着シートの粘着剤層上に離型紙を積層して使用時まで保
存した。
【0019】比較例1 実施例1と同様にしてカレンダー成形により、厚み10
0μmの着色軟質塩化ビニル樹脂フィルムを作製し、そ
の片面に、実施例1と同様にしてアクリル系粘着剤を乾
燥後の厚みが30μmになる様に塗布し、乾燥して装飾
用粘着シートを作製した。次に、得られた装飾用粘着シ
ートの粘着剤層上に離型紙を積層して使用時まで保存し
た。
0μmの着色軟質塩化ビニル樹脂フィルムを作製し、そ
の片面に、実施例1と同様にしてアクリル系粘着剤を乾
燥後の厚みが30μmになる様に塗布し、乾燥して装飾
用粘着シートを作製した。次に、得られた装飾用粘着シ
ートの粘着剤層上に離型紙を積層して使用時まで保存し
た。
【0020】比較例2 実施例1と同様にしてカレンダー成形により、厚み10
0μmの着色軟質塩化ビニル樹脂フィルムを作製し、そ
の片面に、C2 F4 とビニルエーテルの共重合体よりな
るフッ素系樹脂塗料(ダイキン社製、商品名:ゼッフル
−LC)を乾燥後の厚みが20μmになる様に塗布後、
乾燥した。
0μmの着色軟質塩化ビニル樹脂フィルムを作製し、そ
の片面に、C2 F4 とビニルエーテルの共重合体よりな
るフッ素系樹脂塗料(ダイキン社製、商品名:ゼッフル
−LC)を乾燥後の厚みが20μmになる様に塗布後、
乾燥した。
【0021】次いで、着色軟質塩化ビニル樹脂フィルム
の反対面に、実施例1と同様にしてアクリル系粘着剤を
乾燥後の厚みが30μmになる様に塗布し、乾燥して装
飾用粘着シートを作製した。次に、得られた装飾用粘着
シートの粘着剤層上に離型紙を積層して使用時まで保存
した。
の反対面に、実施例1と同様にしてアクリル系粘着剤を
乾燥後の厚みが30μmになる様に塗布し、乾燥して装
飾用粘着シートを作製した。次に、得られた装飾用粘着
シートの粘着剤層上に離型紙を積層して使用時まで保存
した。
【0022】比較例3 実施例2と同様にしてキャスティング成形により、厚み
50μmの着色軟質塩化ビニル樹脂フィルムを作製し、
その片面に、実施例1と同様にしてアクリル系粘着剤を
乾燥後の厚みが30μmになる様に塗布し、乾燥して装
飾用粘着シートを作製した。次に、得られた装飾用粘着
シートの粘着剤層上に離型紙を積層して使用時まで保存
した。
50μmの着色軟質塩化ビニル樹脂フィルムを作製し、
その片面に、実施例1と同様にしてアクリル系粘着剤を
乾燥後の厚みが30μmになる様に塗布し、乾燥して装
飾用粘着シートを作製した。次に、得られた装飾用粘着
シートの粘着剤層上に離型紙を積層して使用時まで保存
した。
【0023】比較例4 実施例2と同様にしてキャスティング成形により、厚み
50μmの着色軟質塩化ビニル樹脂フィルムを作製し、
その片面に、C2 F4 とビニルエーテルの共重合体より
なるフッ素系樹脂塗料(ダイキン社製、商品名:ゼッフ
ル−LC)を乾燥後の厚みが30μmになる様に塗布
後、乾燥した。
50μmの着色軟質塩化ビニル樹脂フィルムを作製し、
その片面に、C2 F4 とビニルエーテルの共重合体より
なるフッ素系樹脂塗料(ダイキン社製、商品名:ゼッフ
ル−LC)を乾燥後の厚みが30μmになる様に塗布
後、乾燥した。
【0024】次いで、着色軟質塩化ビニル樹脂フィルム
の反対面に、実施例1と同様にしてアクリル系粘着剤を
乾燥後の厚みが30μmになる様に塗布し、乾燥して装
飾用粘着シートを作製した。次に、得られた装飾用粘着
シートの粘着剤層上に離型紙を積層して使用時まで保存
した。
の反対面に、実施例1と同様にしてアクリル系粘着剤を
乾燥後の厚みが30μmになる様に塗布し、乾燥して装
飾用粘着シートを作製した。次に、得られた装飾用粘着
シートの粘着剤層上に離型紙を積層して使用時まで保存
した。
【0025】(性能評価)実施例1、2および比較例
1、2で得られた装飾用粘着シートについて、以下のよ
うにして性能を評価し、結果を表1に示した。 (1)耐候性試験 装飾用粘着シートを、スーパーUVテスター(大日本プ
ラスチックス社製)で促進暴露を216時間(屋外暴露
5年に相当する)行い、耐候性試験に供しなかった装飾
用粘着シートとの色差を色差計(日本電色社製Σ−8
0)を使用して測定した。
1、2で得られた装飾用粘着シートについて、以下のよ
うにして性能を評価し、結果を表1に示した。 (1)耐候性試験 装飾用粘着シートを、スーパーUVテスター(大日本プ
ラスチックス社製)で促進暴露を216時間(屋外暴露
5年に相当する)行い、耐候性試験に供しなかった装飾
用粘着シートとの色差を色差計(日本電色社製Σ−8
0)を使用して測定した。
【0026】(2)耐汚染性試験 装飾用粘着シートを100mm×100mmに切断した
試験片を、フッ素系樹脂面を上向きにして45度の角度
で屋外暴露(暴露地点:兵庫県尼崎市潮江)し、1年、
3年後、水洗した後、汚れの付着状況を観察した。 (評価基準)次の5段階で評価した。 5:表面に汚れの付着が無かった。 4:表面の極く一部(表面の1%未満)に汚れが付着し
ていた。 3:表面に少し(表面の1〜50%未満)汚れが付着し
ていた。 2:表面にかなり(表面の50〜80%未満)汚れが付
着していた。 1:表面に著しく(表面の80%以上)汚れが付着して
いた。
試験片を、フッ素系樹脂面を上向きにして45度の角度
で屋外暴露(暴露地点:兵庫県尼崎市潮江)し、1年、
3年後、水洗した後、汚れの付着状況を観察した。 (評価基準)次の5段階で評価した。 5:表面に汚れの付着が無かった。 4:表面の極く一部(表面の1%未満)に汚れが付着し
ていた。 3:表面に少し(表面の1〜50%未満)汚れが付着し
ていた。 2:表面にかなり(表面の50〜80%未満)汚れが付
着していた。 1:表面に著しく(表面の80%以上)汚れが付着して
いた。
【0027】(3)白化性試験 巾15mm、長さ100mmの装飾用粘着シートを、テ
ンシロン引張試験機(オリエンテックコーポレーション
社製)を用いて、引張速度200mm/分で、10%
(110mmになる)、20%(120mmになる)、
50%(150mmになる)伸ばし白化の状態を観察し
た。 (評価基準)次の5段階で評価した。 5:白化が無かった。 4:極く僅かに白化していた。 3:少し白化していた。 2:かなり白化していた。 1:著しく白化していた。
ンシロン引張試験機(オリエンテックコーポレーション
社製)を用いて、引張速度200mm/分で、10%
(110mmになる)、20%(120mmになる)、
50%(150mmになる)伸ばし白化の状態を観察し
た。 (評価基準)次の5段階で評価した。 5:白化が無かった。 4:極く僅かに白化していた。 3:少し白化していた。 2:かなり白化していた。 1:著しく白化していた。
【0028】
【表1】
【0029】
【発明の効果】本発明の装飾用粘着シートの構成は前記
した通りであり、着色軟質塩化ビニル樹脂フィルムの一
面に、フッ素系三元共重合体もしくはフッ素系二元共重
合体100重量部とアクリル樹脂30〜70重量部の割
合とからなる混合物が含有された表面層が設けられてい
るので、耐候性、耐汚染性に優れ、且つ引っ張ったとき
に白化し難い装飾用粘着シートであるから、特に、曲面
部を有する被着体に施工する装飾用粘着シートとして、
および屋外用の装飾用粘着シートとして好適に使用でき
るものである。
した通りであり、着色軟質塩化ビニル樹脂フィルムの一
面に、フッ素系三元共重合体もしくはフッ素系二元共重
合体100重量部とアクリル樹脂30〜70重量部の割
合とからなる混合物が含有された表面層が設けられてい
るので、耐候性、耐汚染性に優れ、且つ引っ張ったとき
に白化し難い装飾用粘着シートであるから、特に、曲面
部を有する被着体に施工する装飾用粘着シートとして、
および屋外用の装飾用粘着シートとして好適に使用でき
るものである。
Claims (1)
- 【請求項1】 着色軟質塩化ビニル樹脂フィルムの一面
に、フッ素系三元共重合体もしくはフッ素系二元共重合
体100重量部とアクリル樹脂30〜70重量部の割合
とからなる混合物が含有された表面層が設けられ、他面
に粘着剤層が積層されてなることを特徴とする装飾用粘
着シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33303893A JPH07188619A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 装飾用粘着シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33303893A JPH07188619A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 装飾用粘着シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07188619A true JPH07188619A (ja) | 1995-07-25 |
Family
ID=18261577
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33303893A Pending JPH07188619A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 装飾用粘着シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07188619A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012121155A1 (ja) * | 2011-03-08 | 2012-09-13 | 日東電工株式会社 | 粘着テープ又はシート |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP33303893A patent/JPH07188619A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012121155A1 (ja) * | 2011-03-08 | 2012-09-13 | 日東電工株式会社 | 粘着テープ又はシート |
JP2012184369A (ja) * | 2011-03-08 | 2012-09-27 | Nitto Denko Corp | 粘着テープ又はシート |
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