JPH07188370A - 末端イソシアナートプレポリマーの製造方法 - Google Patents

末端イソシアナートプレポリマーの製造方法

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JPH07188370A JP5331999A JP33199993A JPH07188370A JP H07188370 A JPH07188370 A JP H07188370A JP 5331999 A JP5331999 A JP 5331999A JP 33199993 A JP33199993 A JP 33199993A JP H07188370 A JPH07188370 A JP H07188370A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 分子内にエステル結合を有するポリオール
と、ポリイソシアナートとから、末端イソシアナートプ
レポリマーを合成する際に、ポリイソシアナートとし
て、ポリメチレンポリフェニルイソシアナートの、 1)2核体の含量が50重量%以下 2)3核体と、4核体以上の重量比が1.5以上 3)5核体以上の含量が8重量%以下 の混合物を用いることを特徴とする末端イソシアナート
プレポリマーの製造方法。 【効果】 本発明方法により製造した末端イソシアナー
トプレポリマーは微小ポリマー、にごり等を発生せず、
また、発泡評価にて良好な物性を示すことから、硬質ウ
レタンフォーム等に好適に使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はポリウレタン樹脂用の
プレポリマーの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエステルポリオールは、ポリイソシ
アナートと適当な助剤下においてポリウレタン樹脂の製
造に用いられることは広く知られている。また、粘度や
ポリマーの一次構造、相溶性を制御する目的でポリエー
テルポリオールや、ポリエステルポリオールとポリイソ
シアナートをあらかじめ反応させておくプレポリマー化
という手法を用い、プレポリマーを併用したウレタン樹
脂製造法もまた広く知られている。ポリエステルポリオ
ールを用いた硬質ウレタンフォームの製造法として、例
えば、米国特許4,816,529、米国特許4,63
6,530に開示されており、また、ポリエステルポリ
オールにより変成されたイソシアナートプレポリマーの
製造方法においては、例えば、特開昭63−19972
0、特開平05−25241、特開平01−6961
8、特開平02−251509、特開平04−1174
19等に開示されている。
【0003】これらの従来用いられているプレポリマー
の製造方法は、当該ポリイソシアナートと当該ポリエス
テルポリオールを、常温で混合、ないしは80℃以下に
おいて混合し、昇温、反応温度は140℃以下であり、
必要に応じてウレタン化学で使用される触媒、不活性溶
剤や可塑剤の存在下で、また、不活性の窒素気流下で常
圧において反応させている。また、用いられているポリ
イソシアナートについては、現在、商業的に入手できる
ポリイソシアナート、すなわち、トルエンジイソシアナ
ート、ジフェニルメタンジイソシアナート、ポリメチレ
ンポリフェニルイソシアナート、キシリレンジイソシア
ナート、イソホロンジイソシアナート、ヘキサメチレン
ジイソシアナート等が挙げられている。これらの中で特
にポリメチレンポリフェニルイソシアナート(いわゆる
ポリメリックMDI)については、アニリンとホルマリ
ンとの縮合により生成するポリアミン混合物のホスゲン
化によって得られるものをそのまま用いている。
【0004】また、ポリイソシアナートを溶媒を用いて
抽出する方法については特公昭61−23180、特開
昭61−63644 特開平1−102052等に開示
されてるが、これらは、純粋なジフェニルメタン−4,
4’−ジイソシアナート、ジフェニルメタン−2,4’
−ジイソシアナートを得るための方法であり、また、ホ
スゲン化工程のときの溶剤である塩素化芳香族炭化水素
を含有した、製品のMDIが得られる前の状態で行われ
ている。さらに、ポリイソシアナートの核体比を制御す
る方法については、特開平5−310676に方法が開
示されているが、ウレタン樹脂製造法、及び、ポリイソ
シアナートと、ポリエステルポリオールとからプレポリ
マーを製造するという記載はない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ポリオ
ール内にエステル結合を有する特定のポリエステルポリ
オールといわゆるポリメリックMDIとからプレポリマ
ーを製造すると、相溶性が悪いため、反応生成物に濁り
を生じたり、結晶化したり、微小なポリマーが析出する
ことが起こり、物性的にもプロセス的にも好ましいもの
とは言えない。このプレポリマー化反応は、高温度にし
て反応させると、にごりや微小ポリマーを生じないよう
になるが、高温度で反応させることにより、生成したウ
レタン結合に、さらにポリイソシアナートが反応し、ア
ロハネート結合が反応系内に生成すると考えられるの
で、ウレタン樹脂製造過程においては好ましくない。
【0006】また、ポリエステルポリオールを溶媒に溶
かし、ポリイソシアナートと反応させた後に溶媒を蒸留
により留去するという方法で、濁りや微小ポリマーを生
成させず、イソシアナートプレポリマーを製造する方法
があるが、精製過程、すなわち、反応の後の留去が繁雑
であり、また、コストも非常に高いものになるため、大
きな課題となっている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の課題
を解決するために鋭意検討した結果、ポリイソシアナー
トとして特定の組成を有するポリメチレンポリフェニル
イソシアナートを用いることにより、ポリエステルポリ
オールとのプレポリマーを製造する際に、溶媒、可塑剤
等を併用しなくても、にごり、微小ポリマーを生成せ
ず、末端イソシアナートプレポリマーが得られる方法を
見い出し、本発明に到達した。
【0008】すなわち、本発明は次の(1)〜(5)の
通りである。 (1)ポリイソシアナートとポリエステルポリオールを
用いて末端イソシアナートプレポリマーを製造する際
に、ポリイソシアナートとして一般式(1)〔化2〕で
表わされるポリメチレンポリフェニルイソシアナートの
【化2】 (式中、nは、0または正の整数である) 1)2核体(n=0)の含量が50重量%以下 2)3核体(n=1)と、4核体(n=2)以上の重量
比が1.5以上 3)5核体(n=3)以上の含量が8重量%以下 の混合物を用いることを特徴とする末端イソシアナート
プレポリマーの製造方法。 (2)ポリエステルポリオールが、ポリカルボン酸と活
性水素を2個以上有する化合物とのエステル化反応によ
り得られたポリエステルポリオールである(1)記載の
末端イソシアナートプレポリマーの製造方法。 (3)ポリカルボン酸が、無水フタル酸、無水マレイン
酸、無水コハク酸、テレフタル酸からなる群より選ばれ
た1種以上の化合物である(2)記載の末端イソシアナ
ートプレポリマーの製造方法。 (4)活性水素を2個以上有する化合物がエチレングリ
コール、ジエチレングリコール、グリセリン、トリメチ
ロールプロパン、ソルビトール、シュークロース及びそ
のアルキレンオキサイド付加物からなる群より選ばれた
1種以上の化合物である(2)記載の末端イソシアナー
トプレポリマーの製造方法。 (5)ポリイソシアナートとポリエステルポリオールの
当量比(ポリイソシアナート対ポリエステルポリオー
ル)が1対0.01ないし0.9である(1)記載の末
端イソシアナートプレポリマーの製造方法。
【0009】本発明方法で用いるポリイソシアナート
は、酸触媒の存在下、アニリンとホルムアルデヒドとの
縮合により生成するポリアミン混合物のホスゲン化によ
って得られるポリイソシアナートや、このポリイソシア
ナートよりジフェニルメタンジイソシアナートの一部を
除去したポリイソシアナート(いわゆるポリメリックM
DI)を、所定の溶媒で抽出した、3核体/4核体以上
(核体比)1.5以上の値を持ち、5核体以上の含量が
8重量%以下のポリイソシアナートである。
【0010】本発明で用いるポリエステルポリオールは
ポリカルボン酸と活性水素を2個以上持つ化合物を重縮
合してエステル化したポリエステルポリオールや、ポリ
カルボン酸にアルキレンオキシドを付加重合してできた
ポリエステルポリオールを使用できる。
【0011】ポリエステルポリオール製造に用いられ
る、ポリカルボン酸として、例えば、無水フタル酸、マ
レイン酸、無水コハク酸、テレフタル酸、ジメチルテレ
フタル酸、イソフタル酸、フマル酸、シュウ酸、マロン
酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スペリン
酸、アゼライン酸、セバシン酸、クエン酸、トリメリッ
ト酸、無水トリメリット酸、ピロメリット酸などが挙げ
られる。また、同様に用いられる、活性水素を2個以上
持つ化合物として、例えば、エチレングリコール、ジエ
チレングリコール、トリエチレングリコール、ブチレン
グリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ソ
ルビトール、ペンタエリスリトール、シュークロース、
ジグリセリン、ジプロピレングリコール、1,3−また
は1,4ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、
1,6−ヘキサンジオール1,2−シクロヘキサンジオ
ール等が挙げられ、また、これらにエチレンオキシド、
プロピレンオキシド、ブチレンオキシドのようなアルキ
レンオキシドを付加した化合物や、モノエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トリ
イソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミンな
どのアルカノールアミン類、エチレンジアミン、ジエチ
レントリアミン、トリエチレンテトラミン等の脂肪族ポ
リアミン類、2,4−トリレンジアミン、2,6−トリ
レンジアミン、アニリン、4,4’−ジフェニルメタン
ジアミン等の芳香族ポリアミン等にアルキレンオキシド
を付加重合して得られた化合物等も使用できる。また、
これらの活性水素を有する化合物はそれぞれ単独、又は
それぞれの混合物として使用することができる。本発明
に用いられるポリエステルポリオールの水酸基価は特に
限定されるものではないが10mgKOH/g以上60
0mgKOH/g以下のものがポリウレタン樹脂の製造
に好適に使用される。
【0012】本発明の方法においては、触媒などの適当
な添加剤を併用することもでき、触媒についてはウレタ
ン化学で公知の触媒、例えば、N,N,N’,N’−テ
トラメチルヘキサメチレンジアミン、ペンタメチルジエ
チレンジアミン、トリメチルアミノエチルピペラジン、
トリエチルアミン、トリレンジアミン、N,N,N’,
N’−テトラメチルプロパンジアミン、N,N,N’,
N’−テトオラメチルヘキサメチレンジアミン、N,
N,N’,N’−1,3−ブタンジアミン、N,N−ジ
メチルシクロヘキシルジアミン、ビス(2−ジメチルア
ミノエチル)エーテル、N,N’,N”−トリス(ジメ
チルアミノエチル)ヘキサヒドロトリアジン、2,4−
ビス(ジメチルアミノメチル)フェノール、2,4,6
−トリス(ジメチルアミノメチル)フェノール、テトラ
メチルグアニジン、オクタン酸スズ、オレイン酸スズ、
ジブチルスズジラウリエート、ナフテン酸鉛、2−エチ
ルヘキサン酸コバルト、酢酸カリウム、プロピオン酸ナ
トリウム、オクタン酸カリウム等が挙げられる。また、
特殊なアミン化合物として例えば、ジメチルオクチルア
ミン、トリオクチルアミン、ジメチルデシルアミン、ジ
メチルラウリルアミン、ジメチルミリスチルアミン、ジ
メチルパルミチルアミン、ジメチルオレイルアミン、ジ
メチルステアリルアミン、ジメチルリノレニックアミン
等が挙げられる。このような触媒の使用量は特に制限は
ないが、反応終了後の製品生成量に対して0.01〜
5.0重量%、好ましくは0.1〜1.0重量%の量を
使用する。
【0013】ポリイソシアナートとポリエステルポリオ
ールの当量比は使用原料系により異なるが、当量比がポ
リイソシアナートを1.00とした時、0.01以下で
はウレタン樹脂製造上、プレポリマー化することの効果
が見られず、また、0.90を越えると粘度が急激に上
昇し、ウレタン樹脂製造上好ましくない。すなわち、当
量比は、0.01〜0.90が用いられる。反応温度は
特に限定されないが160℃を超えると反応系中に生成
したウレタン結合にさらにイソシアナート基が反応する
アロファート結合などの副生成反応が起こりやすくな
り、プレポリマーの物性を低下させる恐れがあるため好
ましくなく、常温ないし160℃好ましくは80ないし
120℃で反応させることが望ましい。
【0014】プレポリマー化反応は、所定量の有機ポリ
イソシアナート、添加剤を反応釜に装入し、窒素置換を
行った後に所定の温度、すなわち、80℃ないし120
℃に温度調節しておく。また、その時必要があれば、ポ
リエステルポリオールも所定の温度、すなわち、室温な
いし120℃に温度調節しておく。その後、ポリイソシ
アナートの入っている反応器にポリエステルポリオール
を装入して反応を開始させる。反応は、窒素気流中で反
応させてもよく、また、加圧状態で反応させても良い。
反応時間は原料系、温度、圧力により決定され、好まし
く用いられるのは15分ないしは10時間で反応させる
方法である。
【0015】
【実施例】次に実施例、比較例においてこの発明を詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例により制限され
ない。
【0016】使用したポリイソシアナートは以下の通り
である。 イソシアナートA;100重量部の41%の2核MDI
(2,4’−MDI:4,4’−MDI=8:92)、
28%の3核MDI、31%の4核以上のMDIを含ん
だポリイソシアナートに150重量部のヘキサンを加
え、20℃で3分間攪拌し、30分間静置した後、下層
を分液除去した。上層から溶媒を留去すると13重量部
のポリイソシアナートが得られた。この様な精製法を行
ったポリイソシアナート(NCO%;33.0) イソシアナートB;ポリメチレンポリフェニルイソシア
ナート(NCO%;31.1,粘度;185cps/25
℃)(商品名;コスモネートM−200,三井東圧化学
社製) イソシアナートC;ポリイソシアナートAにジフェニル
メタン4,4’ジイソシアナートを等量加えたポリイソ
シアナート(NCO%;33.3)
【0017】使用したポリエステルポリオールは以下の
通りである。 エステルポリオールA;無水フタル酸とエチレングリコ
ールにより反応させたカルボン酸エステルとエチレング
リコールを脱水縮合させることにより得られた水酸基価
481(mgKOH/g),粘度4200(cps/2
5℃)のポリエステルポリオール。 ポリオールB;無水フタル酸とプロピレンオキシドを付
加したグリセリンにより反応させたカルボン酸エステル
とエチレングリコールを脱水縮合させることにより得ら
れた水酸基価584(mgKOH/g),粘度2200
0(cps/25℃)のポリエステルポリオール。
【0018】実施例1 500gのイソシアナートAを、内容積1リットルのガ
ラス製のセパラブルフラスコに入れた後に、80℃に加
熱温度調節した。一方、ポリオールAも70℃に加熱温
度調節した。加熱温度調節後、ポリエステルポリオール
Aをセパラブルフラスコ内に装入し、窒素気流中におい
て反応させた。反応温度は80℃、反応時間は1時間
で、降温後釜を開け、100および200メッシュのス
テンレス製の網を通し、釜への付着度と微小ポリマーの
量の評価を行った。また、粘度(cps/25℃)とN
CO%を測定した。
【0019】比較例1 実施例1と同様に、500gのイソシアナートBを、内
容積1リットルのガラス製のセパラブルフラスコに入れ
た後に、80℃に加熱温度調節した。一方、ポリオール
Aも70℃に加熱温度調節した。加熱温度調節後、ポリ
オールAをセパラブルフラスコ内に装入し、窒素気流中
において反応させた。反応温度は80℃、反応時間は1
時間で、降温後釜を開け、100および200メッシュ
のステンレス製の網を通し、釜への付着度と微小ポリマ
ーの量の評価を行った。また、粘度(cps/25℃)
とNCO%を測定した。
【0020】比較例2 実施例1と同様に、500gのイソシアナートCを、内
容積1リットルのガラス製のセパラブルフラスコに入れ
た後に、80℃に加熱温度調節した。一方、ポリオール
Aも70℃に加熱温度調節した。加熱温度調節後、ポリ
オールAをセパラブルフラスコ内に装入し、窒素気流中
において反応させた。反応温度は80℃、反応時間は1
時間で、降温後釜を開け、100および200メッシュ
のステンレス製の網を通し、釜への付着度と微小ポリマ
ーの量の評価を行った。また、粘度(cps/25℃)
とNCO%を測定した。
【0021】比較例3 実施例1と同様に、500gのイソシアナートBを、内
容積1リットルのガラス製のセパラブルフラスコに入れ
た後に、140℃に加熱温度調節した。一方、ポリオー
ルAも70℃に加熱温度調節した。加熱温度調節後、ポ
リオールAをセパラブルフラスコ内に装入し、窒素気流
中において反応させた。反応温度は140℃、反応時間
は40分間で、降温後釜を開け、100および200メ
ッシュのステンレス製の網を通し、釜への付着度と微小
ポリマーの量の評価を行った。また、粘度(cps/2
5℃)とNCO%を測定した。
【0022】製造結果については表1にまとめた。実施
例1により製造した末端イソシアナートプレポリマーと
比較例3により製造した末端イソシアナートプレポリマ
ーを用いて硬質ウレタンフォームを製造し、反応速度、
密度、圧縮強さ、熱伝導率を測定した。発泡操作は常法
により行った。発泡処方、発泡結果については表2にま
とめた。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】
【発明の効果】本発明の方法により、核体組成比が上記
以外であるポリイソシアナートを用いてプレポリマーを
製造する場合と比較して、にごり、結晶化、微小ポリマ
ー等の無い末端イソシアナートプレポリマーを製造する
温度を下げることができた。また、硬質ウレタンフォー
ムにした時の物性は、機械物性、熱伝導率、共に良好で
あり、本発明方法により製造した末端イソシアナートプ
レポリマーは、ポリエステルポリオールを用いたポリウ
レタンフォーム製造に好適に使用できるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高柳 弘 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリイソシアナートと、分子内にエステ
    ル結合を有するポリオール(以下、ポリエステルポリオ
    ールと称する)を用い、末端がイソシアナート基である
    プレポリマー(以下、末端イソシアナートプレポリマー
    と称する。)を製造する際に、ポリイソシアナートとし
    て一般式(1)〔化1〕で表わされるポリメチレンポリ
    フェニルイソシアナートの 【化1】 (式中、nは、0または正の整数である) 1)2核体(n=0)の含量が50重量%以下 2)3核体(n=1)と、4核体(n=2)以上の重量
    比が1.5以上 3)5核体(n=3)以上の含量が8重量%以下 の混合物を用いることを特徴とする末端イソシアナート
    プレポリマーの製造方法。
  2. 【請求項2】 ポリエステルポリオールが、ポリカルボ
    ン酸と活性水素を2個以上有する化合物とのエステル化
    反応により得られたポリエステルポリオールである請求
    項1記載の末端イソシアナートプレポリマーの製造方
    法。
  3. 【請求項3】 ポリカルボン酸が、無水フタル酸、無水
    マレイン酸、無水コハク酸、テレフタル酸からなる群よ
    り選ばれた1種以上の化合物である請求項2記載の末端
    イソシアナートプレポリマーの製造方法。
  4. 【請求項4】 活性水素を2個以上有する化合物がエチ
    レングリコール、ジエチレングリコール、グリセリン、
    トリメチロールプロパン、ソルビトール、シュークロー
    ス及びそのアルキレンオキサイド付加物からなる群より
    選ばれた1種以上の化合物である請求項2記載の末端イ
    ソシアナートプレポリマーの製造方法。
  5. 【請求項5】 ポリイソシアナートとポリエステルポリ
    オールの当量比(ポリイソシアナート対ポリエステルポ
    リオール)が1対0.01ないし0.9である請求項1
    記載の末端イソシアナートプレポリマーの製造方法。
JP33199993A 1993-12-27 1993-12-27 末端イソシアナートプレポリマーの製造方法 Expired - Fee Related JP3344798B2 (ja)

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