JPH0718812A - 石質感タイル - Google Patents
石質感タイルInfo
- Publication number
- JPH0718812A JPH0718812A JP16086393A JP16086393A JPH0718812A JP H0718812 A JPH0718812 A JP H0718812A JP 16086393 A JP16086393 A JP 16086393A JP 16086393 A JP16086393 A JP 16086393A JP H0718812 A JPH0718812 A JP H0718812A
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- Japan
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- tile
- sheet
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数色からなる石質感を有するようなタイル
構造を、良好な石質感を確保しながら得る。 【構成】 タイル１の外表面部をシート状のＰＶＣシー
ト４で形成する。このＰＶＣシート４を、基材としてＰ
ＶＣ樹脂５内に、白色石灰６及び花崗石灰７を含有させ
て形成する。これにより、白色及び黒色等の複数色から
なる石質感を有するタイル１を、良好な石質感を確保し
ながら得る。
構造を、良好な石質感を確保しながら得る。 【構成】 タイル１の外表面部をシート状のＰＶＣシー
ト４で形成する。このＰＶＣシート４を、基材としてＰ
ＶＣ樹脂５内に、白色石灰６及び花崗石灰７を含有させ
て形成する。これにより、白色及び黒色等の複数色から
なる石質感を有するタイル１を、良好な石質感を確保し
ながら得る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば建築用として使
用されるタイルに係り、特に、外観に天然の石質感が得
られるようにしたものの改良に関する。
用されるタイルに係り、特に、外観に天然の石質感が得
られるようにしたものの改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、例えば建築物の外壁材として
使用されるタイルとしては、例えば特開平４−６１８８
号公報に示されているようなものがある。また、この種
のタイルとして、骨材に、天然マイカ、蒸着ＰＥＴ粉砕
物、人造着色マイカ等が使用されたものが知られてお
り、更に、タイルの表面をシート材によって成形し、こ
のシート材に、ＰＶＣ（ポリ塩化ビニル）に炭酸カルシ
ウムの粉末を混入させるようにして外観の向上を図るよ
うにしたものも知られている。
使用されるタイルとしては、例えば特開平４−６１８８
号公報に示されているようなものがある。また、この種
のタイルとして、骨材に、天然マイカ、蒸着ＰＥＴ粉砕
物、人造着色マイカ等が使用されたものが知られてお
り、更に、タイルの表面をシート材によって成形し、こ
のシート材に、ＰＶＣ（ポリ塩化ビニル）に炭酸カルシ
ウムの粉末を混入させるようにして外観の向上を図るよ
うにしたものも知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したよ
うなこれまでのタイルにあっては、以下のような点で未
だ改良の余地が残されていた。つまり、上述したよう
に、骨材に、天然マイカ、蒸着ＰＥＴ粉砕物、人造着色
マイカ等を使用したものにあっては、タイル成形時にお
ける加熱時に、その熱によってタイル表面が変色してし
まって外観が損われてしまったり、石質感が失われてし
まうといった不具合があった。一方、ＰＶＣに炭酸カル
シウムの粉末を混入させるようにしたものにあっては、
単色のタイルしか成形できず、複数色からなる天然の石
質感を有するようなタイルを得ることはできなかった。
うなこれまでのタイルにあっては、以下のような点で未
だ改良の余地が残されていた。つまり、上述したよう
に、骨材に、天然マイカ、蒸着ＰＥＴ粉砕物、人造着色
マイカ等を使用したものにあっては、タイル成形時にお
ける加熱時に、その熱によってタイル表面が変色してし
まって外観が損われてしまったり、石質感が失われてし
まうといった不具合があった。一方、ＰＶＣに炭酸カル
シウムの粉末を混入させるようにしたものにあっては、
単色のタイルしか成形できず、複数色からなる天然の石
質感を有するようなタイルを得ることはできなかった。
【０００４】本発明は、これらの点に鑑みてなされたも
のであって、複数色からなる石質感を有するようなタイ
ルを、良好な石質感を確保しながら得ることができるタ
イル構造を実現することを目的とする。
のであって、複数色からなる石質感を有するようなタイ
ルを、良好な石質感を確保しながら得ることができるタ
イル構造を実現することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、タイルの表面をシート材によって成形
し、このシート材に複数種類の色の異なる石灰の粉末を
混入させるようにした。具体的に請求項１記載の発明
は、複数層が積層されて形成される石質感タイルであっ
て、外表面部を形成する第１層をシート状のタイル表面
材によって成し、該タイル表面材を、シート基材の内部
に色彩の異なる複数種類の粉砕石を含有させて成すよう
な構成としている。
めに、本発明は、タイルの表面をシート材によって成形
し、このシート材に複数種類の色の異なる石灰の粉末を
混入させるようにした。具体的に請求項１記載の発明
は、複数層が積層されて形成される石質感タイルであっ
て、外表面部を形成する第１層をシート状のタイル表面
材によって成し、該タイル表面材を、シート基材の内部
に色彩の異なる複数種類の粉砕石を含有させて成すよう
な構成としている。
【０００６】請求項２記載の発明は、前記請求項１記載
の石質感タイルにおいて、シート基材の内部に含有され
ている粉砕石を白色石灰と花崗石灰とするような構成と
した。
の石質感タイルにおいて、シート基材の内部に含有され
ている粉砕石を白色石灰と花崗石灰とするような構成と
した。
【０００７】請求項３記載の発明は、前記請求項１また
は２記載の石質感タイルにおいて、シート基材を透明材
料若しくは半透明材料で形成し、タイル表面材の裏面
に、粉砕石と異なる色彩を有するカラーフィルムを接着
するような構成とした。
は２記載の石質感タイルにおいて、シート基材を透明材
料若しくは半透明材料で形成し、タイル表面材の裏面
に、粉砕石と異なる色彩を有するカラーフィルムを接着
するような構成とした。
【０００８】
【作用】上記の構成により本発明では以下に述べるよう
な作用が得られる。請求項１記載の発明では、タイル表
面に、シート基材に含有されている色彩の異なる複数種
類の粉砕石が認識されることにより、複数色からなる石
質感を有するタイルが、良好な石質感を確保しながら得
られることになる。また、タイル表面の色彩を成形する
ものは粉砕石であるため変色するようなこともない。
な作用が得られる。請求項１記載の発明では、タイル表
面に、シート基材に含有されている色彩の異なる複数種
類の粉砕石が認識されることにより、複数色からなる石
質感を有するタイルが、良好な石質感を確保しながら得
られることになる。また、タイル表面の色彩を成形する
ものは粉砕石であるため変色するようなこともない。
【０００９】請求項２記載の発明では、タイル表面に
は、白色石灰の色彩としての白色と花崗石灰の色彩とし
ての黒色とが認識されることにより、白色及び黒色から
なる石質感を有するタイルが得られることになる。
は、白色石灰の色彩としての白色と花崗石灰の色彩とし
ての黒色とが認識されることにより、白色及び黒色から
なる石質感を有するタイルが得られることになる。
【００１０】請求項３記載の発明では、タイルを表面か
ら見ると、シート基材を通して認識されるカラーフィル
ムの色彩の上に粉砕石が拡がっていることになる。この
ため、タイル表面には、カラーフィルムの色彩を含む複
数色が存在することになる。
ら見ると、シート基材を通して認識されるカラーフィル
ムの色彩の上に粉砕石が拡がっていることになる。この
ため、タイル表面には、カラーフィルムの色彩を含む複
数色が存在することになる。
【００１１】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。図１は本実施例に係るタイル１の斜視図を示し、図
２はその縦断面の拡大図を示している。このように、本
例のタイル１は３層構造でなっており、最下部の第３層
がバッキング材で成るバッカーシート２であり、中間の
第２層がベースフィルム３となっている。そして、前記
バッカーシート２の成分としてはＰＶＣ１００重量部に
対してＤＯＰ３０〜４５重量部、ＣａＣＯ3 ２００〜４
００重量部が配合されている。また、前記ベースフィル
ム３は、カラーフィルムで成っており、その色は、要求
されるタイル１の色調によって任意に選択されることに
なる。そして、本例の特徴とする最上部の第１層は、２
種類の石灰が混入された本発明でいうタイル表面材とし
てのＰＶＣシート（ポリ塩化ビニルシート）４で形成さ
れている。以下、このＰＶＣシート４の構成について説
明する。該ＰＶＣシート４は、基材５としてＰＶＣ樹脂
を有し、このＰＶＣ樹脂５内に、粉砕石として白色石灰
６及び花崗石灰７が含有されている。各部材５，６，７
の色彩について説明すると、ＰＶＣ樹脂５は半透明体で
あって前記第２層を形成するベースフィルム３の色彩が
表面から認識できるようになっている。また、白色石灰
６の色彩は白色であり、一方、花崗石灰７の色彩は黒色
となっている。このため、このように構成されたタイル
１を表面から見ると、ＰＶＣ樹脂５を通して認識される
ベースフィルム３の色彩の上に白色及び黒色の各石灰
６，７がタイル表面の全体に拡がっていることになる。
このため、タイル表面には、ベースフィルム３の色彩、
白色、黒色の３色が存在することになり、これによっ
て、複数色からなる石質感を有するタイル１を、良好な
石質感を確保しながら得ることができることになる。
尚、このようにタイル表面に３色の色彩を存在させるに
はベースフィルム３の色彩は白色及び黒色以外の色彩を
採用する必要がある。また、各層の厚さ寸法の一例につ
いて述べると、第１層は0.4 〜1.0mm 、第２層は0.05〜
0.1mm 、第３層は2.55〜5.4mm に夫々設定され、タイル
全体の厚さ寸法は3.0 〜6.5mm に設定されている。ま
た、各石灰６，７の粒径は、第１層の厚さが0.6mm のも
のに対しては0.5mm程度、第１層の厚さが1.0mm のもの
に対しては0.9mm 程度に設定されている。
る。図１は本実施例に係るタイル１の斜視図を示し、図
２はその縦断面の拡大図を示している。このように、本
例のタイル１は３層構造でなっており、最下部の第３層
がバッキング材で成るバッカーシート２であり、中間の
第２層がベースフィルム３となっている。そして、前記
バッカーシート２の成分としてはＰＶＣ１００重量部に
対してＤＯＰ３０〜４５重量部、ＣａＣＯ3 ２００〜４
００重量部が配合されている。また、前記ベースフィル
ム３は、カラーフィルムで成っており、その色は、要求
されるタイル１の色調によって任意に選択されることに
なる。そして、本例の特徴とする最上部の第１層は、２
種類の石灰が混入された本発明でいうタイル表面材とし
てのＰＶＣシート（ポリ塩化ビニルシート）４で形成さ
れている。以下、このＰＶＣシート４の構成について説
明する。該ＰＶＣシート４は、基材５としてＰＶＣ樹脂
を有し、このＰＶＣ樹脂５内に、粉砕石として白色石灰
６及び花崗石灰７が含有されている。各部材５，６，７
の色彩について説明すると、ＰＶＣ樹脂５は半透明体で
あって前記第２層を形成するベースフィルム３の色彩が
表面から認識できるようになっている。また、白色石灰
６の色彩は白色であり、一方、花崗石灰７の色彩は黒色
となっている。このため、このように構成されたタイル
１を表面から見ると、ＰＶＣ樹脂５を通して認識される
ベースフィルム３の色彩の上に白色及び黒色の各石灰
６，７がタイル表面の全体に拡がっていることになる。
このため、タイル表面には、ベースフィルム３の色彩、
白色、黒色の３色が存在することになり、これによっ
て、複数色からなる石質感を有するタイル１を、良好な
石質感を確保しながら得ることができることになる。
尚、このようにタイル表面に３色の色彩を存在させるに
はベースフィルム３の色彩は白色及び黒色以外の色彩を
採用する必要がある。また、各層の厚さ寸法の一例につ
いて述べると、第１層は0.4 〜1.0mm 、第２層は0.05〜
0.1mm 、第３層は2.55〜5.4mm に夫々設定され、タイル
全体の厚さ寸法は3.0 〜6.5mm に設定されている。ま
た、各石灰６，７の粒径は、第１層の厚さが0.6mm のも
のに対しては0.5mm程度、第１層の厚さが1.0mm のもの
に対しては0.9mm 程度に設定されている。
【００１２】次に、白色石灰６及び花崗石灰７の混合物
の配合割合による評価試験について説明する。つまり、
本評価試験は、白色石灰６及び花崗石灰７の混合物の最
適な配合割合を選定するために行ったものである。以下
の表１にタイル１を構成する各材料の配合例（各成分の
重量部）を示し、表２に、その各配合例によって成形さ
れたタイルの評価について示している。
の配合割合による評価試験について説明する。つまり、
本評価試験は、白色石灰６及び花崗石灰７の混合物の最
適な配合割合を選定するために行ったものである。以下
の表１にタイル１を構成する各材料の配合例（各成分の
重量部）を示し、表２に、その各配合例によって成形さ
れたタイルの評価について示している。
【００１３】
【表１】
【表２】 上記の評価について考察した結果、以下のことが分っ
た。白色石灰６及び花崗石灰７の混合物の配合割合を１
０部以下に設定すると、石質感が損われてタイル１に良
好な外観が得られなくなる。また、白色石灰６及び花崗
石灰７の混合物の配合割合を５０重量部以上に設定した
場合には、配合割合が多過ぎることからＰＶＣシート４
にシート形状を維持させることができず、加工不可能と
なる。これらの点を考慮すれば、白色石灰６及び花崗石
灰７の混合物の配合割合は１５〜３０重量部が最適な含
有量であると考えられる。
た。白色石灰６及び花崗石灰７の混合物の配合割合を１
０部以下に設定すると、石質感が損われてタイル１に良
好な外観が得られなくなる。また、白色石灰６及び花崗
石灰７の混合物の配合割合を５０重量部以上に設定した
場合には、配合割合が多過ぎることからＰＶＣシート４
にシート形状を維持させることができず、加工不可能と
なる。これらの点を考慮すれば、白色石灰６及び花崗石
灰７の混合物の配合割合は１５〜３０重量部が最適な含
有量であると考えられる。
【００１４】また、ＰＶＣシートの厚さ寸法に関して
は、シート厚さが0.4mm 未満の場合には加工性に劣り、
シート厚さが1.0mm 以上の場合にはコスト高となること
を考慮すれば、0.4 〜1.0mm が最適なＰＶＣシートの厚
さ寸法であると考えられる。
は、シート厚さが0.4mm 未満の場合には加工性に劣り、
シート厚さが1.0mm 以上の場合にはコスト高となること
を考慮すれば、0.4 〜1.0mm が最適なＰＶＣシートの厚
さ寸法であると考えられる。
【００１５】（変形例）次に、本発明の変形例について
図３を用いて説明する。本図３に示すように、本例に係
るタイル１は４層構造でなっており、最下部の第４層が
バッキング材で成るバッカーシート２であり、その上層
の第３層がガラス不織布８であり、その上層の第２層が
ベースフィルム３となっている。また、本例のベースフ
ィルム３もカラーフィルムで成っている。そして、本例
の特徴とする最上部の第１層は、上述した第１実施例と
同様の２種類の石灰が混入されたＰＶＣシート４で形成
されている。このＰＶＣシート４の構成は上述した第１
実施例と同様であるので説明は省略する。従って、本例
の構成にあっても、タイル表面には、ベースフィルム３
の色彩、白色、黒色の３色が存在することになり、これ
によって、複数色からなる石質感を有するタイル１を、
良好な石質感を確保しながら得ることができることにな
る。また、本例における各層の厚さ寸法の一例について
述べると、第１層は0.6 〜1.0mm 、第２層は0.05〜0.1m
m 、第３層は0.35mm程度、第４層は2.0 〜5.1mm に夫々
設定され、タイル全体の厚さ寸法は3.0 〜6.5mm に設定
されている。
図３を用いて説明する。本図３に示すように、本例に係
るタイル１は４層構造でなっており、最下部の第４層が
バッキング材で成るバッカーシート２であり、その上層
の第３層がガラス不織布８であり、その上層の第２層が
ベースフィルム３となっている。また、本例のベースフ
ィルム３もカラーフィルムで成っている。そして、本例
の特徴とする最上部の第１層は、上述した第１実施例と
同様の２種類の石灰が混入されたＰＶＣシート４で形成
されている。このＰＶＣシート４の構成は上述した第１
実施例と同様であるので説明は省略する。従って、本例
の構成にあっても、タイル表面には、ベースフィルム３
の色彩、白色、黒色の３色が存在することになり、これ
によって、複数色からなる石質感を有するタイル１を、
良好な石質感を確保しながら得ることができることにな
る。また、本例における各層の厚さ寸法の一例について
述べると、第１層は0.6 〜1.0mm 、第２層は0.05〜0.1m
m 、第３層は0.35mm程度、第４層は2.0 〜5.1mm に夫々
設定され、タイル全体の厚さ寸法は3.0 〜6.5mm に設定
されている。
【００１６】尚、上述した各例では、ＰＶＣシート４と
して、ＰＶＣ樹脂５内に、白色石灰６及び花崗石灰７を
含有させるようにしたが、ＰＶＣ樹脂５内に含有させる
粉砕石としては、これに限らず、他の種類の白色や黒色
の粉砕石を採用するようにしたり、白色及び黒色以外の
色彩を有する粉砕石を含有させるようにしてもよい。
して、ＰＶＣ樹脂５内に、白色石灰６及び花崗石灰７を
含有させるようにしたが、ＰＶＣ樹脂５内に含有させる
粉砕石としては、これに限らず、他の種類の白色や黒色
の粉砕石を採用するようにしたり、白色及び黒色以外の
色彩を有する粉砕石を含有させるようにしてもよい。
【００１７】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、以下に述べるような効果が発揮される。請求項１記
載の発明によれば、タイル表面材を、シート基材の内部
に色彩の異なる複数種類の粉砕石を含有させて成すよう
にしたために、タイル表面に、色彩の異なる複数種類の
粉砕石が認識されることになって、複数色からなる石質
感を有するタイルが、良好な天然の石質感を確保しなが
ら得られることになる。また、タイル表面の色彩を成形
するものは粉砕石であるため、従来のように、タイル成
形時における加熱時に、その熱によってタイル表面が変
色してしまって外観が損われてしまうようなことも回避
できる。
ば、以下に述べるような効果が発揮される。請求項１記
載の発明によれば、タイル表面材を、シート基材の内部
に色彩の異なる複数種類の粉砕石を含有させて成すよう
にしたために、タイル表面に、色彩の異なる複数種類の
粉砕石が認識されることになって、複数色からなる石質
感を有するタイルが、良好な天然の石質感を確保しなが
ら得られることになる。また、タイル表面の色彩を成形
するものは粉砕石であるため、従来のように、タイル成
形時における加熱時に、その熱によってタイル表面が変
色してしまって外観が損われてしまうようなことも回避
できる。
【００１８】請求項２記載の発明によれば、シート基材
の内部に含有されている粉砕石を白色石灰と花崗石灰と
するようにしたために、白色及び黒色からなる天然の石
質感を有するタイルを得ることができる。
の内部に含有されている粉砕石を白色石灰と花崗石灰と
するようにしたために、白色及び黒色からなる天然の石
質感を有するタイルを得ることができる。
【００１９】請求項３記載の発明によれば、シート基材
を透明材料若しくは半透明材料で形成し、タイル表面材
の裏面に、粉砕石と異なる色彩を有するカラーフィルム
を接着するようにしたために、タイル表面にカラーフィ
ルムの色彩を含む複数色を存在させることができ、要求
されるタイルの色調をカラーフィルムの色彩を選択する
ことによって任意に設定できる。
を透明材料若しくは半透明材料で形成し、タイル表面材
の裏面に、粉砕石と異なる色彩を有するカラーフィルム
を接着するようにしたために、タイル表面にカラーフィ
ルムの色彩を含む複数色を存在させることができ、要求
されるタイルの色調をカラーフィルムの色彩を選択する
ことによって任意に設定できる。
【図１】本発明に係るタイルの斜視図である。
【図２】タイルの縦断面の拡大図である。
【図３】変形例におけるタイルの縦断面の拡大図であ
る。
る。
１ タイル ３ ベースフィルム（カラーフィルム） ４ ＰＶＣシート（タイル表面材） ５ 基材 ６ 白色石灰（粉砕石） ７ 花崗石灰（粉砕石）
Claims (3)
- 【請求項１】 複数層が積層されて形成されており、外
表面部を形成する第１層はシート状のタイル表面材によ
って成っており、該タイル表面材は、シート基材の内部
に、色彩の異なる複数種類の粉砕石が含有されて成って
いることを特徴とする石質感タイル。 - 【請求項２】 シート基材の内部に含有されている粉砕
石は白色石灰と花崗石灰とであることを特徴とする請求
項１記載の石質感タイル。 - 【請求項３】 シート基材は透明材料若しくは半透明材
料で形成されており、タイル表面材の裏面には、粉砕石
と異なる色彩を有するカラーフィルムが接着されている
ことを特徴とする請求項１または２記載の石質感タイ
ル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16086393A JPH0718812A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 石質感タイル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16086393A JPH0718812A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 石質感タイル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0718812A true JPH0718812A (ja) | 1995-01-20 |
Family
ID=15724011
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16086393A Withdrawn JPH0718812A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 石質感タイル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0718812A (ja) |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP16086393A patent/JPH0718812A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000905 |