JPH07187569A - 多点吊りクレーン装置 - Google Patents

多点吊りクレーン装置

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JPH07187569A
JPH07187569A JP33370893A JP33370893A JPH07187569A JP H07187569 A JPH07187569 A JP H07187569A JP 33370893 A JP33370893 A JP 33370893A JP 33370893 A JP33370893 A JP 33370893A JP H07187569 A JPH07187569 A JP H07187569A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
load
hook
controller
crane device
speed command
Prior art date
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Pending
Application number
JP33370893A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyuki Nishiyama
範之 西山
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP33370893A priority Critical patent/JPH07187569A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 地切作業における吊り荷の負荷バランスの調
整を自動化することのできる多点吊りクレーン装置を提
供すること。 【構成】 ウインチ用荷重計41〜44により各フック
に加わる荷重を計測する。自動地切制御器45は、前記
ウインチ用荷重計により計測された荷重から平均値を算
出すると共に、該算出された平均値とフック毎の実際の
計測値との差より負荷バランス用の補正用速度指令を作
り、これをコントローラ46からの速度指令に加算して
各フックの速度制御器47〜50に与えて自動的に荷重
分担を行う。 【効果】 作業能率の向上と運転手の負担を減少するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は吊り荷を複数のウインチ
を用いて複数のフックにより吊り上げる多点吊りクレー
ン装置に関し、特に各フックに掛かる負荷バランスの自
動制御装置を備えた多点吊りクレーン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の多点吊りクレーン装置において
は、運転手が複数のウィンチを個別に制御して吊り上げ
動作を行うようにしている。すなわち、運転手は、複数
のウィンチ毎に設けられた荷重計を見ながら、ウインチ
間の負荷アンバランスが大きくなると、負荷の大きいウ
インチを一担停止させて負荷をバランスさせた後、再び
起動していた。特に、台船にクレーンを設置したクレー
ン船により吊り荷を吊り上げる場合は、クレーンに負荷
が掛かると台船が前傾して複数のフックのうち台船から
遠い方の負荷が減少していくために負荷アンバランスが
生じる。このため、地切り完了までに数回はクレーンの
運転を停止させ負荷バランスを取る必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】多点吊りクレーン装置
の運転中における手動による負荷バランスの調整に際し
ては、運転者にとってはかなり神経を使う作業であり、
作業能率も低下した。
【0004】したがって、本発明の目的は、地切作業に
おける吊り荷の負荷バランスの調整を自動化する自動制
御装置を備えた多点吊りクレーン装置を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、吊り荷を、複
数のウインチにより個別に巻き上げられる複数のフック
により吊り上げる多点吊りクレーン装置において、各フ
ックに加わる荷重を計測する荷重計測手段と、該荷重計
測手段により計測された荷重から平均値を算出すると共
に、該算出された平均値とフック毎の実際の計測値との
差より負荷バランス用の補正用速度指令を作り、これを
コントローラからの速度指令に加算して各フックの速度
制御器に与えて自動的に荷重分担を行う自動地切制御器
とを備えたことを特徴とする。
【0006】なお、前記自動地切制御器は、荷重計測手
段により計測された荷重から平均値を算出する手段と、
該算出された平均値とフック毎の実際の計測値との偏差
を算出する偏差算出手段と、前記偏差にその値に応じて
ゲインを付加する手段と、該ゲインを付加された信号に
前記コントローラからの速度指令を加算して出力する手
段とを含む。
【0007】
【作用】上記の構成により、吊り荷を複数個のフックに
より吊り上げるに際し、各フックに加わる荷重を計測
し、これらの計測値の平均値とフック毎の実際の計測値
との差より負荷バランス用の補正用速度指令を作り、こ
れをコントローラからの速度指令に加算して各フックの
速度制御器に与えて自動的に荷重分担を行う。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。図1は本発明の多点吊りクレーン装置の全体
構成を示す概略側面図で、図に示すように、台船11の
前部から斜め上方に延ばされたブーム12の先端に4個
のフック用シーブブロック13〜16(図では2個のみ
示されている)が取り付けられている。4個のフック1
7〜20(図では2個のみ示されている)は4本のワイ
ヤ21〜24(図では2本のみ示されている)の先端に
取り付けられており、4本のワイヤ21〜24はシーブ
ブロック13〜16を介して台船11の後部の機械室に
設置された4個のウインチ25〜28(図では2台のみ
示されている)によって巻き取られる。吊荷29は4個
のフック17〜20により4点で吊下げられる。
【0009】図2は図1に示されるウインチの構成を示
すブロック図である。図1に示される4個のウインチ2
5〜28はそれぞれ、図2に示すように、ブレーキ3
1、モータ32、減速器33およびワイヤドラム34に
より構成されている。
【0010】図3は本発明の多点吊りクレーン装置に用
いられる自動制御装置の全体構成を示すブロック図であ
る。ウインチ用荷重計41〜44はそれぞれ、図1の4
個のウインチ25〜28に対応して設けられており、4
個のフック17〜20のそれぞれに掛かる荷重を計測し
て電気信号として、自動地切制御器45に伝える。自動
地切制御器45は、運転手の設定によるコントローラ4
6からの速度指令信号に、4個のウインチ用荷重計41
〜44で測定された荷重に基づいて判断した負荷バラン
スのための速度指令を加算して4個の速度制御器47〜
50に供給する。速度制御器47〜50はそれぞれ、4
個のウインチ25〜28を構成するモータ32の回転速
度を制御する。
【0011】コントローラ46からの速度指令により、
各ウインチ25〜28を構成するモータ32は指令され
た回転速度で回転する。モータ32の回転によりウイン
チ25〜28は対応する4本のワイヤ21〜24を巻き
上げるが、このとき台船11の傾斜やウインチ25〜2
8を構成するワイヤドラム34の有効径の差(通常、段
巻ドラムのため、段数に差がでることがある)等により
各フック17〜20に掛かる荷重が変動する。自動地切
制御器45は、この負荷分担の変動を抑制する。
【0012】図4は図3に示す自動地切制御器45の具
体的構成を示すブロック図である。4個のウインチ用荷
重計41〜44の出力は、平均値計算器51によりその
平均値、すなわち各フックが負担すべき荷重が求められ
る。この負担すべき平均荷重と各ウインチ用荷重計41
〜44の出力は減算器52〜55に供給され、各フック
毎の荷重と平均荷重との偏差が求められる。この偏差出
力はそれぞれ、ゲイン制御器56〜59に供給され、こ
こで負荷分担が小さいフックの巻き上げ速度は上昇させ
て負荷分担を上げる一方、負荷分担が大きいフックの巻
き上げ速度は下降させて負荷分担を下げるように、負荷
偏差にゲインを掛けて、負荷分担補正用の速度指令信号
を作る。これらの速度指令信号は加算器60〜63に供
給され、ここで信号変換器64を通したコントローラ4
6からの速度指令に加算され、図3に示される各ウイン
チ用の速度制御器47〜50に与えられる。これによっ
て負荷分担が自動的に実行される。
【0013】なお、上記実施例は、吊荷が偏芯荷重にな
っていない例であったが、偏芯荷重の吊荷を吊る場合
は、負荷のアンバランスを考慮して不感帯設定器65
(図4参照)を設けるか、あるいは荷重計の値に負荷の
アンバランス分を加算して自動地切制御器45に信号を
送るようにして吊荷のバランスを取るようにする。
【0014】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、地切作業
における吊り荷の負荷バランスの調整を自動化すること
により、作業能率の向上と運転手の負担を減少できる多
点吊りクレーン装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多点吊りクレーン装置の全体構成を示
す概略側面図である。
【図2】図1に示されるウィンチの構成を示す図であ
る。
【図3】本発明の多点吊りクレーン装置に用いられる自
動制御装置の全体構成を示すブロック図である。
【図4】図3に示す自動地切制御器の具体的構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
11 台船 12 ブーム 13〜16 フック用シーブブロック 17〜20 フック 21〜24 ワイヤ 25〜28 ウインチ 29 吊荷 31 ブレーキ 33 減速器 41〜44 ウインチ用荷重計 45 自動地切制御器 46 コントローラ 52〜55 減算器 60〜63 加算器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吊り荷を、複数のウインチにより個別に
    巻き上げられる複数のフックにより吊り上げる多点吊り
    クレーン装置において、各フックに加わる荷重を計測す
    る荷重計測手段と、該荷重計測手段により計測された荷
    重から平均値を算出すると共に、該算出された平均値と
    フック毎の実際の計測値との差より負荷バランス用の補
    正用速度指令を作り、これをコントローラからの速度指
    令に加算して各フックの速度制御器に与えて自動的に荷
    重分担を行う自動地切制御器とを備えたことを特徴とす
    る多点吊りクレーン装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の多点吊りクレーン装置に
    おいて、前記自動地切制御器は、荷重計測手段により計
    測された荷重から平均値を算出する手段と、該算出され
    た平均値とフック毎の実際の計測値との偏差を算出する
    偏差算出手段と、前記偏差にその値に応じてゲインを付
    加する手段と、該ゲインを付加された信号に前記コント
    ローラからの速度指令を加算して出力する手段とを含む
    ことを特徴とする多点吊りクレーン装置。
JP33370893A 1993-12-27 1993-12-27 多点吊りクレーン装置 Pending JPH07187569A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980805