JPH07187536A - 交通流調査装置 - Google Patents

交通流調査装置

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JPH07187536A
JPH07187536A JP33667693A JP33667693A JPH07187536A JP H07187536 A JPH07187536 A JP H07187536A JP 33667693 A JP33667693 A JP 33667693A JP 33667693 A JP33667693 A JP 33667693A JP H07187536 A JPH07187536 A JP H07187536A
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Japan
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JP33667693A
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English (en)
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Rei Ishida
礼 石田
Takeyoshi Ando
武喜 安藤
Tomoji Onishi
友治 大西
Naohiko Abe
直彦 阿部
Masanobu Wakabayashi
正信 若林
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Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd
Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd
Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エレベータ等の建物内交通機関の交通流調査
を行うにあたって、利用客に違和感を与えずに自動的に
調査が行えるようにし、かつ調査結果が自動的に処理で
きるように工夫して、調査やデータ処理に人手を要さ
ず、しかも速やかに所望の交通流データが得られる交通
流調査装置を提供する。 【構成】 複数の調査地点に設置した感圧センサ5と、
受信用無線モデム6を介して入力される該センサ5の検
出データを演算処理するパソコン7とを備え、該パソコ
ン7が少なくとも、ある調査地点で検出されたデータと
その一定時間後に他の調査地点で検出されたデータとを
比較演算するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベータ等の建物内
交通機関の利用客の移動状況や待機状況を調査するため
に用いられる交通流調査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】建物内交通機関であるエレベータの利用
客の移動状況や待機状況といった流れを示す交通流は、
例えばオフィスビル内のエレベータでは出勤時間帯や昼
食時間帯に利用者数が急増するというように、時間帯に
応じてほぼ一定の傾向を示し、また、建物内部の造りや
エレベータの設置場所によっても交通流は変化する。そ
して、エレベータの運行状況はこのような交通流に大き
く左右されるので、建物内での利用客の流れを調査して
その調査結果を活用することにより、エレベータを効率
的に運行することができる。
【0003】そこで従来より、建物の複数地点に調査員
を配置して交通流に関する各種のデータを収集し、これ
らのデータを解析するという手法が採用されていた。す
なわち、従来は交通流の調査にあたって、まず建物の玄
関やロビー、エレベータホール等の複数地点にそれぞれ
携帯カウンタを持った調査員を配置し、これら調査員に
より建物内への流入者数や各エレベータの利用者数等を
カウントしたなら、そのカウントデータを持ち寄って所
定時間ごとに演算解析するなどして、所望の交通流デー
タを得ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来の交通流調査は、建物内に多数の調査員を配置して
長時間にわたるカウント作業を行わねばならず、また持
ち寄ったカウントデータを解析するために専門のアナリ
ストが長時間にわたる解析作業を行わねばならないの
で、人件費が嵩んでしまい、調査結果に基づく交通流デ
ータが判明するまでに要する時間も長引いてしまうとい
う不具合があった。さらに、建物内に調査員を配置する
ことで利用客に違和感を与えてしまうという不具合もあ
った。
【0005】本発明はこのような従来技術の課題に鑑み
てなされたもので、その目的は、調査やデータ処理に人
手を要さず、しかも速やかに交通流データが得られる交
通流調査装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した本発明の目的
は、建物内交通機関の利用客の移動状況や待機状況を調
査するための交通流調査装置において、複数の調査地点
に設置されて調査対象者の有無を検出するカーペット型
感圧センサ等の検出手段と、これら検出手段の検出した
データが例えば無線で入力されて該データをコンピュー
タ等を用いて演算処理する処理手段とを備え、この処理
手段が少なくとも、ある調査地点で検出されたデータと
その一定時間後に他の調査地点で検出されたデータとを
比較演算するように構成することによって達成される。
【0007】
【作用】上述した構成要素を備えた交通流調査装置は、
例えば、特定方向からエレベータ等の建物内交通機関へ
向かう人が通過する甲なる調査地点で検出されたデータ
と、該調査地点から見て該交通機関の先に位置する乙な
る調査地点において、甲乙両地点間を歩いて移動するの
に要すると思われる一定時間後に検出されたデータとを
比較して減算することにより、甲なる調査地点を通過し
て該交通機関を利用する人の数を求めることができる。
そして、上記検出手段や上記処理手段を採用したことに
より、カウントデータを収集するための調査員や解析作
業を行うためのアナリストが不要となる。
【0008】また、上記処理手段に上記交通機関の運行
状況が入力されるように構成しておけば、運行線図との
同期を図って正確な交通流調査を行うことができる。ま
た、上記検出手段としてカーペット型の感圧センサを用
いたり、その検出データが上記処理手段に無線で送信さ
れるように構成しておけば、利用客に違和感を与えるこ
となく交通流調査が行える。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図8に
基づいて説明する。ここで、図1は実施例たる交通流調
査装置をエレベータに適用した際のシステム構成を示す
説明図、図2はある種の交通流調査を行うにあたって同
実施例に用いたパソコンによる全体の処理手順を示すフ
ローチャート、図3は同実施例に用いたカーペット型の
感圧センサの検出した圧力分布を該パソコンに表示した
一例を示す説明図、図4は該感圧センサの検出した圧力
分布を該パソコンに表示した他の例を示す説明図、図5
は前方へ移動中の人を示す説明図、図6は該感圧センサ
で検出した移動者数のデータを分類して該パソコンに表
示した例を示す説明図、図7は図2におけるステップ6
およびステップ8の詳細な処理手順を示すフローチャー
ト、図8は該パソコンに接続された受信用無線モデムに
送信されてくるデータを示す説明図である。
【0010】図1において、符号1は建物内交通機関で
あるエレベータの乗りかご、2はエレベータの通路、3
はエレベータの乗場ドア、4はエレベータの機械室を示
している。また、符号5は乗りかご1や通路2の複数地
点に設置されたカーペット型の感圧センサを示してお
り、これらの感圧センサ5はいずれも、その上に載った
重量物(人)から受ける圧力の大きさをカーペット内の
各検出ポイントごとに検出する機能と、検出したデータ
をホストに送信するための送信用無線モデム機能とを備
えており、検出したデータを無線で送信できるようにな
っている。また、符号6は各感圧センサ5から送信され
るデータを受信するための受信用無線モデム、7はこの
受信用無線モデム6に接続されたパソコンで、このパソ
コン7は各感圧センサ5で検出されたデータを演算処理
してその演算結果を表示する機能を有し、これら受信用
無線モデム6およびパソコン7はエレベータの機械室4
内に設置されている。
【0011】なお、図1にはエレベータの停止階の1つ
が図示してあるが、このエレベータの他の停止階にも図
1と同様の配置でカーペット型の感圧センサ5が設置し
てある。また、図1に示すパソコン7には図示せぬエレ
ベータ運行診断装置が接続してあって、エレベータの運
行状況が入力されるようになっている。
【0012】次に、図2のフローチャートを参照しつ
つ、各階ごとにエレベータの利用者がどこから何人やっ
てくるかを調査する際に上記パソコン7が行う全体の処
理手順を説明する。
【0013】まず、ステップ1において、各階ごとに、
通路2に設置されている3枚のカーペット型の感圧セン
サ5のうち、乗場ドア3の正面(エレベータホール)に
位置するものを除く2枚の感圧センサ5を調査用に選定
し、さらにステップ2において、通路2を歩く人の平均
的な速さと、上記調査用感圧センサ5が設置されている
2つの調査地点間の距離と、これら感圧センサ5が検出
を開始してから終了するまでの1回分の検出動作時間と
を入力し、上記速さおよび距離に基づきステップ3にお
いて、一方の調査地点から他方の調査地点まで歩いて移
動するのに要する時間(以下、これを調査開始遅延時間
と称する)を算出する。なお、上記検出動作時間はこの
調査開始遅延時間よりも小さな値に設定しておく。
【0014】しかる後、ステップ4において、検出を開
始した所定時刻からの経過時間をカウントするととも
に、ステップ5で、該所定時刻から検出動作時間継続し
て両調査地点で検出されたデータを受信用無線モデム6
を介して入力し、該データに基づきステップ6で、一方
の調査地点の感圧センサ5を通過して乗場ドア3もしく
は他方の調査地点へ向かって移動する人の数を、両調査
地点それぞれについて算出する。そして、ステップ7で
は、上記所定時刻からの経過時間が調査開始遅延時間に
達したか否かが判定され、該経過時間が該遅延時間に達
したならステップ8に進んで、該遅延時間が経過したと
きから検出動作時間継続して両調査地点で検出されたデ
ータを、受信用無線モデム6を介して入力し、該データ
に基づきステップ9で、調査地点の感圧センサ5を通過
して乗場ドア3側とは反対側へ向かって移動する人の数
を、両調査地点それぞれについて算出する。
【0015】そして、ステップ10において、ステップ
6の算出結果からステップ9の算出結果を減算すること
により、上記所定時刻から検出動作時間が経過するまで
の規定時間帯にそれぞれの調査地点で乗場ドア3へ向か
って移動する人の数、つまりエレベータを利用しようと
している人の数を求め、その結果をステップ11で、パ
ソコン7の表示画面に各階ごとに分類して表示する。
【0016】ただし、ステップ7の判定が下される前、
つまり感圧センサ5が検出を開始してから調査開始遅延
時間が経過するまでの間に、乗場ドア3の開閉が行われ
たときには、乗りかご1から降りてきた人をステップ8
のデータに含んでしまう虞があるので、その場合は、ス
テップ4のカウント時間をクリアして待機し、乗りかご
1から降りてきた人が両調査地点を通過する所定の時間
が経過してから改めて検出を開始する。
【0017】このほか、パソコン7を用いて、例えば乗
りかご1から降りた人の行き先を各階ごとに調査する際
には、乗場ドア3が開いて通路2へ降りた人の数を乗り
かご1内に設置されている感圧センサ5の検出データを
基に算出するとともに、乗場ドア3が開いてすぐに降り
た人が調査地点に到達してから最後に降りた人が該調査
地点に到達するまでに要すると見込まれる時間を検出動
作時間に設定し、かつ乗場ドア3から該調査地点まで歩
いて移動するのに要する時間を調査開始遅延時間に設定
する。そして、乗場ドア3が開いてから調査開始遅延時
間が経過したなら、通路2上のエレベータホールを除く
2個所の調査地点においてそれぞれ、検出動作時間内に
乗場ドア3側とは反対側へ向かって移動する人の数を調
査し、両調査地点での調査人数の総和が乗りかご1から
降りた人と同数であれば補正をせず、また両者の差が許
容誤差以内であれば適宜補正をして、その結果をパソコ
ン7の表示画面に各階ごとに分類して表示することがで
きる。
【0018】次に、図2のフローチャートにおけるステ
ップ6およびステップ9の処理、つまり感圧センサ5上
で特定方向へ移動中の人を算出するために行われる処理
について詳述する。
【0019】まず、図3ないし図5を参照しつつ、感圧
センサ5の検出したデータから調査対象者を特定できる
理由について説明する。
【0020】カーペット型の感圧センサ5上に人8が立
っていると、パソコン7の表示画面には図3に示すよう
に、この感圧センサ5の圧力分布を等圧線や色の違いで
明示する映像が表示され、圧力を受けている部分に人が
立っていることがわかる。そして、感圧センサ5が検出
する圧力の和(総重量)を、予め一人当りの平均重量と
して記憶しておいた値で割ることにより、この感圧セン
サ5上に立っている人の数がカウントできる。また、前
方へ移動しようとする人は通常、図5に示すように足の
踵側から爪先側へ重心を移すという歩行動作を行うの
で、感圧センサ5が同一の靴底から受ける圧力の最大個
所が特定方向へ移行したなら、その方向へ圧力の主が移
動したものとみなせる。すなわち、図4において矢印A
方向へ移動しようとしている人8の場合、踵の下方地点
10の圧力が消失して圧力最大個所9が図示上方向へ移
行する(図3参照)という圧力変化が見られるはずなの
で、この圧力変化から人8の移動方向を検出することが
でき、よって移動者を方向別に特定することができる。
【0021】なお、感圧センサ5は図3,4に示すよう
にx軸およびy軸を設定することにより、カーペット内
の各検出ポイントがxy座標で表せるようになってい
る。
【0022】また、本実施例ではパソコン7の表示モー
ドが適宜切り替えられるようになっていて、図3,4に
示すような感圧センサ5の設置場所別(調査地点別)の
圧力分布表示のほかに、例えば図6に示すように、異な
る場所に設置した2つの感圧センサ5,5間(調査地点
間)の移動者数を分類して表示することもできる。
【0023】図7のフローチャートは、所望の調査地点
で移動方向別の人数を算出するために行われる具体的な
処理手順を示している。
【0024】まず、ステップ1においてカーペット型の
感圧センサ5にて検出される総重量を求め、ステップ2
において該感圧センサ5上の人の有無をチェックする。
そして、感圧センサ5上に人がいないと判定されたとき
にはステップ1に戻るが、人がいると判定されたときに
はステップ3に進んで、検出された総重量を予め記憶し
ておいた一人当りの平均重量で除算し、その結果を基に
ステップ4で該感圧センサ5上の人数を算出する。次い
でステップ5において、カーペット内の各検出ポイント
がxy座標で表せるようになっている感圧センサ5に対
し、該感圧センサ5上にいる人から圧力を受けている検
出ポイントの座標位置(Xn,Yn)とその圧力の大き
さとを求め、これをステップ6においてパソコン7の表
示画面に表示する。
【0025】次のステップ7では、感圧センサ5から送
信されてくる圧力データに人の移動を示す変化があるか
否かがチェックされ、変化なしと判定されたときには先
へ進まないが、変化ありと判定されたときには、まずス
テップ8において、それがx軸方向のみの圧力変化とみ
なせるか否かがチェックされ、みなせない場合はステッ
プ9において、それがy軸方向のみの圧力変化とみなせ
るか否かがチェックされる。そして、ステップ8でx軸
方向のみの圧力変化と判定されたときには、ステップ1
2に進んでx軸方向の正負いずれの向きへ圧力が変化し
たのかを調べた後、ステップ13において、その圧力の
主が移動した向きを示す矢印を、パソコン7の表示画面
内の該当する座標位置(Xn,Yn)上に表示する。同
様に、ステップ9でy軸方向のみの圧力変化と判定され
たときには、ステップ14に進んでy軸方向の正負いず
れの向きへ圧力が変化したのかを調べた後、ステップ1
5において、圧力の主が移動した向きを示す矢印をパソ
コン7に表示する。また、感圧センサ5上の人がx軸お
よびy軸に対して斜めに移動したときには、圧力データ
のxy両座標成分が変化するので、その場合にはステッ
プ8,9を経てステップ10へ進み、x軸およびy軸に
対して斜めないずれの向きへ圧力が変化したのかが調べ
られ、さらにステップ11において、圧力の主が移動し
た向きを示す斜めの矢印がパソコン7に表示される。
【0026】こうして感圧センサ5上にいる複数の人の
移動方向をそれぞれ矢印で表示したなら、次なるステッ
プ16において、種類別に矢印の数をカウントし、その
結果を基にステップ17において、移動方向別の人数を
規定時間帯ごとに累積加算する。
【0027】なお、ある調査地点における移動方向別の
人数を累積加算する際には、検出したデータを重複して
カウントしないように配慮しなければならない。例え
ば、図3に示す調査地点でx軸正方向へ向かって移動す
る人が規定時間帯内に何人いるかを調査する場合、所定
のインターバルでパソコン7へ送られてくる検出データ
から得られる右向きの矢印を単に加算するのではなく、
まず規定時間帯の開始時に送られてくる検出データにお
いて、x軸正方向へ向かう移動者(調査対象者)のうち
x座標が最小の人を基準移動者に設定する。そして、次
に送られてくる検出データでは、歩行速度から予想され
る範囲内に移動しているはずの基準移動者の検出ポイン
トを特定して、調査対象者のうちx座標が該基準移動者
のx座標以上の人については既にカウント済みなのでそ
の矢印はカウントせず、残りの調査対象者についてのみ
矢印をカウントして加算するとともに、この調査対象者
のうちx座標が最小の人を新たに基準移動者に設定す
る。以下、規定時間帯内に次々と送られてくる検出デー
タを同様に処理すれば、検出したデータを重複してカウ
ントする虞がなくなって正確な調査が行える。
【0028】また、感圧センサ5から受信用無線モデム
6に送信されるデータは、図8に示すように、建物のど
の調査地点に設置した感圧センサ5から送信されたもの
なのかを表す調査地点識別データ11と、該感圧センサ
5が検出した圧力の大きさや検出ポイントの座標位置を
表す検出データ12とによって構成されており、パソコ
ン7は調査地点別にデータを格納することができる。
【0029】このように本実施例によれば、ある調査地
点で検出されたデータと、その一定時間後に他の調査地
点で検出されたデータとを、パソコン7で比較演算する
ことにより、例えば各階ごとにエレベータの利用者がど
こから何人やってくるか、あるいは乗りかご1から降り
た人の行き先はどこかといった交通流調査を簡単かつ迅
速に行うことができて、建物内にデータ収集用の調査員
を配置する必要がなくなるとともに、専門のアナリスト
による解析作業も不要となる。しかも、このパソコン7
にはエレベータの運行状況が入力されるようになってい
るので、エレベータの運行線図との同期を図って正確な
交通流を把握することができる。
【0030】また、本実施例では、検出手段としてカー
ペット型の感圧センサ5を用いており、しかも該感圧セ
ンサ5の検出したデータをパソコン7側の受信用無線モ
デム6に無線で送信するため建物内に新たに配線を施す
必要もないので、交通流調査を行うにあたって利用客に
違和感を与える心配がない。
【0031】なお、上記実施例は交通流調査の対象がエ
レベータの利用客であるが、本発明はこれに限定される
ものではなく、例えばエスカレータの乗降口等にカーペ
ット型感圧センサ等の検出手段を設置してやれば、エス
カレータの利用客を対象とした交通流調査を行うことも
可能である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ある調
査地点で検出されたデータとその一定時間後に他の調査
地点で検出されたデータとを、パソコン等の処理手段を
用いて比較演算するというものなので、建物内にデータ
収集用の調査員を配置する必要がなくなるとともに、専
門のアナリストによる解析作業も不要となり、エレベー
タ等の建物内交通機関の種々の交通流調査が簡単かつ迅
速に行えるという優れた効果を奏する。また、上記処理
手段にエレベータの運行状況が入力されるように構成し
ておけば、エレベータの運行線図との同期を図ってより
正確な交通流調査が行えるという効果を奏する。さらに
また、検出手段としてカーペット型の感圧センサを用い
て検出データが上記処理手段に無線で送信されるように
構成しておけば、利用客に違和感を与えることなく円滑
に交通流調査が行えるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例たる交通流調査装置をエレベータに適用
した際のシステム構成を示す説明図である。
【図2】ある種の交通流調査を行うにあたって同実施例
に用いたパソコンによる全体の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図3】同実施例に用いたカーペット型の感圧センサの
検出した圧力分布を該パソコンに表示した一例を示す説
明図である。
【図4】該感圧センサの検出した圧力分布を該パソコン
に表示した他の例を示す説明図である。
【図5】前方へ移動中の人を示す説明図である。
【図6】該感圧センサで検出した移動者数のデータを分
類して該パソコンに表示した例を示す説明図である。
【図7】図2におけるステップ6およびステップ9の詳
細な処理手順を示すフローチャートである。
【図8】該パソコンに接続された受信用無線モデムに送
信されてくるデータを示す説明図である。
【符号の説明】
1 乗りかご 2 通路 3 乗場ドア 4 機械室 5 カーペット型感圧センサ 6 受信用無線モデム 7 パソコン 11 調査地点識別データ 12 検出データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 直彦 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステムサービス内 (72)発明者 若林 正信 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステムサービス内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物内交通機関の利用客の移動状況や待
    機状況を調査するための交通流調査装置において、複数
    の調査地点に設置されて調査対象者の有無を検出する検
    出手段と、これら検出手段の検出したデータが入力され
    て該データを演算処理する処理手段とを備え、この処理
    手段が少なくとも、ある調査地点で検出されたデータと
    その一定時間後に他の調査地点で検出されたデータとを
    比較演算するように構成したことを特徴とする交通流調
    査装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、上記検出手段
    として、カーペット型の感圧センサを用いたことを特徴
    とする交通流調査装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の記載において、上記
    処理手段に上記交通機関の運行状況が入力されるように
    構成したことを特徴とする交通流調査装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2または3の記載におい
    て、上記処理手段により演算処理された結果が交通流デ
    ータとして表示されるように構成したことを特徴とする
    交通流調査装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または2または3または4の記
    載において、上記検出手段により検出されたデータが上
    記処理手段に無線で送信されるように構成したことを特
    徴とする交通流調査装置。
  6. 【請求項6】 請求項5の記載において、上記検出手段
    が送信用無線モデム機能を有し、かつ上記処理手段が受
    信用無線モデム機能を有するように構成したことを特徴
    とする交通流調査装置。
  7. 【請求項7】 請求項1または2または3または4また
    は5または6の記載において、上記検出手段がコンピュ
    ータを用いて演算処理を行うように構成したことを特徴
    とする交通流調査装置。
  8. 【請求項8】 請求項1または2または3または4また
    は5または6または7の記載において、上記交通機関が
    エレベータであることを特徴とする交通流調査装置。
  9. 【請求項9】 請求項1または2または3または4また
    は5または6または7の記載において、上記交通機関が
    エスカレータであることを特徴とする交通流調査装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003296869A (ja) * 2002-03-29 2003-10-17 Railway Technical Res Inst 混雑状況監視システム
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