JP7031728B1 - エレベータシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】乗車スペースを考慮した割当を簡易な構成で行うことが可能なエレベータシステムを提供する。【解決手段】エレベータシステムは、複数台のエレベータ60と、左右のゲート筐体20L、20Rと、利用者が通過可能領域を通過する際に、利用者に紐付けられたカードIDを取得するカードリーダ25と、左右のゲート筐体20L、20Rにゲート通過方向において互いに離間するように配置され、左右のゲート筐体20L、20Rの間でゲート通過方向に対して垂直なビーム状のセンサ光を送受する複数個の光電センサ27と、複数個の光電センサ27のセンサ光の遮光状況に基づいて、通過可能領域Raを通過する利用者の前後方向寸法Dを求める制御部21と、前後方向寸法Dと、カードIDに基づく行先階とに基づいて、利用者を複数台のエレベータ60のうちのいずれかに割り当てる制御部11と、を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、エレベータシステムに関する。
特許文献1には、エレベータの利用者のシルエットを検出するシルエット検出装置をセキュリティゲートやその近傍に配置し、検出したシルエットに基づいて乗客の占有領域を算出し、算出した占有領域に基づいて乗客の行先階を複数台のかごのいずれかに割り当てるエレベータシステムが記載されている。
特開2015-009902号公報
特許文献1におけるシルエット検出装置では、一般的なセキュリティゲートでは設けられていないステレオカメラが必要であり、エレベータシステムの構成が複雑になるという課題がある。
本発明は、乗車スペースを考慮した割当を簡易な構成で行うことが可能なエレベータシステムを提供する。
本発明のエレベータシステムは、
複数台のエレベータと、
利用者が通過可能な通過可能領域を形成するように左右に離間して配置される左右のゲート筐体と、
利用者が通過可能領域を通過する際に、利用者に紐付けられた所定情報を取得する情報取得部と、
左右のゲート筐体にゲート通過方向において互いに離間するように配列され、左右のゲート筐体の間でゲート通過方向に対して垂直なビーム状のセンサ光を送受する複数個の光電センサと、
前記複数個の光電センサのセンサ光の遮光状況に基づいて、前記通過可能領域を通過する利用者の前記前後方向寸法を求める第1制御部と、
前記前後方向寸法と、前記所定情報に基づく行先階とに基づいて、前記利用者を前記複数台のエレベータのうちのいずれかに割り当てる第2制御部と、を備える。
本発明によれば、乗車スペースを考慮した割当を簡易な構成で行うことができる。
実施の形態1におけるエレベータシステムが適用されるビルのある階における機器配置を示した平面図 実施の形態1におけるエレベータシステムのシステム構成を示したブロック図 実施の形態1におけるゲートのシステム構成を示したブロック図 実施の形態1におけるゲートの外観を示した斜視図 実施の形態1におけるゲートの左側のゲート筐体の通過可能領域側の側面の外観を示した側面図 実施の形態1におけるゲートの右側のゲート筐体の通過可能領域側の側面の外観を示した側面図 実施の形態1におけるゲートの平面図 実施の形態1におけるゲートの動作を説明したフローチャート 実施の形態1における利用者前後方向寸法の検出方法を説明した図 実施の形態1における利用者前後方向寸法の検出方法を説明した図 実施の形態1における利用者前後方向寸法の検出方法を説明した図 実施の形態1における群管理制御装置の動作を説明したフローチャート 実施の形態1の第2の変形例におけるゲートの左側のゲート筐体の通過可能領域側の側面の外観を示した側面図 実施の形態1の第2の変形例におけるゲートの右側のゲート筐体の通過可能領域側の側面の外観を示した側面図 実施の形態2におけるゲートの外観を示した斜視図 実施の形態2におけるゲートの左側のゲート筐体の通過可能領域側の側面の外観を示した側面図 実施の形態2におけるゲートの右側のゲート筐体の通過可能領域側の側面の外観を示した側面図 実施の形態2における利用者前後方向寸法の検出方法を説明した図 実施の形態2におけるゲートの動作を説明したフローチャート 実施の形態2における利用者前後方向寸法の検出方法を説明した図 実施の形態2における利用者前後方向寸法の検出方法を説明した図 実施の形態2における利用者前後方向寸法の検出方法を説明した図 実施の形態2における入口側の光電センサに関する遮光開始時刻及び遮光終了時刻の検出処理を説明したフローチャート 実施の形態2の第1の変形例におけるゲートの外観を示した斜視図 実施の形態2の第1の変形例におけるゲートの左側のゲート筐体の通過可能領域側の側面の外観を示した側面図 実施の形態2の第1の変形例におけるゲートの右側のゲート筐体の通過可能領域側の側面の外観を示した側面図 実施の形態2の第1の変形例における利用者前後方向寸法の検出方法を説明した図 実施の形態2の第2の変形例におけるゲートの左側のゲート筐体の通過可能領域側の側面の外観を示した側面図 実施の形態2の第2の変形例におけるゲートの左側のゲート筐体の通過可能領域側の側面の外観を示した側面図
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
1.構成
1-1.エレベータ等の配置
図1は、実施の形態1におけるエレベータシステムが適用されるビル(建物)のある階における機器配置を示した平面図である。
図1では、エレベータシステムが、1号機~6号機の6台(複数台の一例)のエレベータ60A~60Fを備えている例を示す。エレベータの利用者は、エレベータ乗場からエレベータ60A~60Fに乗車する。以下では、エレベータ60A~60Fを区別せずに「エレベータ60」という場合がある。
エレベータ乗場の入口には、ゲート20が配置されている。利用者は、エントランス側からゲート20を通過してエレベータ乗場に進入する。
1-2.システム構成
1-2-1.概要
図2Aは、エレベータシステムのシステム構成を示したブロック図である。
エレベータシステムは、複数台のエレベータ60A~60Fと、これらのエレベータ60A~60Fの運行を統合的に制御する群管理システムと、を含む。エレベータの群管理システムは、群管理制御装置10と、各階に配置されるゲート20と、複数台のエレベータ制御装置40A~40Fとを有する。各ゲート20には、ゲート表示器70が配置されている。なお、他の実施の形態で説明するように、ゲート20は、各階でなく所定の階にのみ配置されてもよい。
本実施の形態におけるエレベータシステムでは、利用者がエレベータ60のかごに乗車する前に、各利用者が所持するIDカード(ビル入館用のセキュリティ認証カード)を利用してゲート20で行先階を予め登録する行先階登録方式を採用している。IDカードは、例えばICタグを内蔵したICカードにより構成される。IDカードは情報記録媒体の一例である。群管理制御装置10は、予め登録された行先階に関する呼び(行先階呼び)を、複数台のエレベータ60のうちのいずれかの号機に割り当てて、割り当てた号機を示す情報を、利用されたゲート20のゲート表示器70に表示させて利用者に報知し、割り当てた号機に利用者を乗車させるように構成されている。
各エレベータ60(60A~60F)は、周知のように、かご、巻上機(モータ)、釣合おもり等を有する。
1-2-2.群管理制御装置
群管理制御装置10は、コンピュータを利用して構成され、制御部11と、記憶部12と、入出力インタフェース13と、を備える。
記憶部12は、例えばRAM、ROM、HDD、SSD等を利用して構成され、プログラム、及び種々のデータを格納している。プログラムは、本実施の形態の群管理制御装置10の各種機能を実現するためのプログラムを含む。
制御部11は、例えばCPU、MPU等を利用して構成される。制御部11は、記憶部12から読み出した上記プログラムに基づいて種々のデータ等を利用して演算処理を行うことにより、群管理制御装置10における後述する各種の機能を実現する。
入出力インタフェース13は、例えばLANアダプタ等を利用して構成される。入出力インタフェース13は、群管理制御装置10が、ゲート20、ゲート表示器70、及びエレベータ制御装置40(40A~40F)との間で各種信号を送受信するためのインタフェースである。入出力インタフェース13は、制御部11から出力される信号を所定の形式の信号に変換してゲート20、ゲート表示器70、エレベータ制御装置40に出力する。また、入出力インタフェース13は、ゲート20、ゲート表示器70、エレベータ制御装置40から入力した信号を所定の形式の信号に変換して制御部11に出力する。
1-2-3.エレベータ制御装置
エレベータ制御装置40は、コンピュータなどを利用して構成され、群管理制御装置10同様に、制御部と、記憶部と、入出力インタフェースとを備えて構成される。エレベータ制御装置40A~40Fは、エレベータ60A~60Fに対応させて設けられ、群管理制御装置10からの制御信号にしたがって、対応するエレベータ60A~60Fの巻上機(モータ)等の動作を制御することにより、エレベータ60A~60Fのかごの上昇、下降、停止等を制御する。また、エレベータ制御装置40A~40Fはそれぞれ、対応するエレベータ60A~60Fのかごの位置、走行方向、ドアの開閉状態、荷重等を含むかご状態を検知して、検知したかご状態を示す情報等を群管理制御装置10に出力する。
1-2-4.ゲート
図2Bは、実施の形態1におけるゲート20のシステム構成を示したブロック図である。
ゲート20は、コンピュータなどを含んで構成され、制御部21と、記憶部22と、入出力インタフェース23と、を備える。また、ゲート20は、カードリーダ25と、ゲート表示器70と、複数個の光電センサ27と、複数個の距離センサ28と、スピーカ29を備える。
記憶部22は、例えばRAM、ROM、HDD、SSD等を利用して構成され、プログラム、及び種々のデータを格納している。プログラムは、本実施の形態のゲート20の後述する各種機能を実現するためのプログラムを含む。記憶部22は、データとして、カードDBを格納している。カードDBは、IDカードのカードID(カード識別情報)に紐付けて、行先階を記録している。カードIDは、IDカードを一意に識別するために設定された識別情報である。行先階としては、例えば、IDカードを所持する利用者が入居している階床が設定されている。なお、各ゲート20の記憶部22に格納されている各カードDBには、同内容のデータが格納されている。
制御部21は、例えばCPU、MPU等を利用して構成される。制御部21は、記憶部22から読み出したプログラムに基づいて種々のデータ等を利用して演算処理を行うことにより、ゲート20における後述する各種の機能を実現する。
入出力インタフェース23は、例えばLANアダプタ等を利用して構成される。入出力インタフェース23は、ゲート20が、群管理制御装置10との間で各種信号を送受信するためのインタフェースである。入出力インタフェース23は、制御部21から出力された信号を所定の形式の信号に変換して群管理制御装置10に出力する。また、入出力インタフェース23は、群管理制御装置10から入力された信号を所定の形式の信号に変換して制御部21に出力する。
図3は、実施の形態1におけるゲート20の外観を示した斜視図である。図4Aは、実施の形態1におけるゲート20の左側のゲート筐体20Lの通過可能領域側の側面の外観を示した側面図である。図4Bは、実施の形態1におけるゲート20の右側のゲート筐体20Rの通過可能領域側の側面の外観を示した側面図である。図5は、実施の形態1におけるゲート20の平面図である。なお、左側、右側とは、ゲート20の入口側から出口側に向かって左側、右側を意味する。
ゲート20は、左右のゲート筐体20L、20Rを有する。左右のゲート筐体20L、20Rは、利用者が通過可能な通過可能領域Raを形成するように左右に離間して配置される(図5参照)。通過可能領域Raの幅Wgは、成人利用者が適切に通過可能な幅に設定されている。
カードリーダ25は、右側のゲート筐体20Rの上面において、ゲート通過方向に関して、ゲート20の入口の近くに配置される。カードリーダ25は、当該カードリーダ25に対して所定近接距離以内に近接したIDカード(ICカード)のICタグに記録されたカードID(カード識別情報)を例えば電磁的に非接触で読み取る。カードリーダ25は、読み取ったカードIDを示す信号を制御部21に出力する。カードリーダ25は、情報取得部の一例である。
ゲート表示器70は、右側のゲート筐体20Rの上面において、ゲート通過方向に関して、ゲート20の出口の近くに配置される。ゲート表示器70は、群管理制御装置10に電気信号的に接続されている。ゲート表示器70は、群管理制御装置10が割り当てたエレベータ60(割当号機)の名称の情報などを報知する割当号機報知画面を表示する。例えば、ゲート表示器70は、群管理制御装置10から出力される割当結果信号を受信したときに、「1号機にご乗車ください」というメッセージを報知する割当号機報知画面を表示する。なお、ゲート表示器70は、ゲート20の制御部21に電気信号的に接続されてもよく、この場合、ゲート表示器70は、群管理制御装置10から出力される割当結果信号をゲート20の入出力インタフェース23及び制御部21を介して受信する。
複数個の光電センサ27は、左右のゲート筐体20L、20Rに、ゲート通過方向に沿って所定間隔Lxで配置される。各光電センサ27は、投光部27aと受光部27bを備える。各投光部27aは、左側のゲート筐体20Lの通過可能領域Ra側の側面に配置される。各受光部27bは、右側のゲート筐体20Rの通過可能領域Ra側の側面に配置される。これらの光電センサ27は、成人の腹部の高さを考慮して配置される。各光電センサ27の投光部27aは、ゲート通過方向に対して垂直なビーム状のセンサ光Xを投光し、受光部27bは対応(対向)する投光部27aから投光されたセンサ光Xを受光する。受光部27bは、センサ光Xを受光していることを示す信号、及び/またはセンサ光Xを受光していないことを示す受光状況信号を出力する。ここで、上記の所定間隔Lxは、通過可能領域Raを通過している成人の利用者の腹部により少なくとも3個の光電センサ27のセンサ光Xが遮光されるように設定される。具体的に、所定間隔Lxは、成人の腹部の前後方向寸法(腹部の前面と背面との間の寸法(前後の厚み))に基づいて設定される。本実施の形態では、成人の腹部の前後方向寸法D(腹部の前後の厚み)が15cm程度である場合でも3個の光電センサ27のセンサ光Xが遮光されるように、所定間隔Lxを5cmに設定している。なお、成人の腹部の前後方向寸法Dを更に精度よく検出するために、所定間隔Lxを5cm未満に設定して、4個以上の光電センサ27のセンサ光Xが遮光されるように設定してもよい。
また、複数個の光電センサ27は、ゲート通過方向に関して、カードリーダ25よりも出口側に配置されている。この構成によれば、カードリーダ25でのIDカードからのカードIDの取得の失敗に伴って利用者がゲート20の入口付近にまで戻って再度カードリーダ25へIDカードをかざす行為を行うと、当該利用者は複数個の光電センサ27全ての側方を再度通過することになる。これに対し、入口側の光電センサ27がゲート通過方向に関してカードリーダ25よりも入口側に配置されている場合には、利用者がゲート20の入口付近にまで戻ったとしても、入口付近の光電センサ27の側方については利用者が通過しない可能性がある。しかし、本実施の形態では、複数個の光電センサ27がゲート通過方向に関してカードリーダ25よりも出口側に配置されているので、利用者がゲート20の入口付近にまで戻って再度カードリーダ25へIDカードをかざす行為を行うと、当該利用者は複数個の光電センサ27全ての側方を再度通過することになる。そのため、カードリーダ25でのIDカードからのカードIDの取得の失敗が発生したような場合でも、複数個の光電センサ27全てについての遮光状況を検出することができる。したがって、より正確に利用者の前後方向寸法Dを検出することができる。
距離センサ28は、左右のゲート筐体20L、20Rの通過可能領域Ra側の側面にそれぞれ配置される。距離センサ28は、通過可能領域Raを通過する利用者までの左右方向距離を示す距離信号を出力する。距離センサ28は、例えば、超音波センサ、レーザセンサ、電波センサなどにより構成できる。
スピーカ29は、右側のゲート筐体20Rの上面においてカードリーダ25の近傍に配置される。スピーカ29は、制御部21から出力される音声信号に基づく音声メッセージを出力する。
2.動作
2-1.ゲートの動作
図6は、実施の形態1におけるゲート20の動作を説明したフローチャートである。
ゲート20の制御部21は、カードリーダ25からカードIDを受信したか否かを判断する(S21)。
カードリーダ25からカードIDを受信した場合(S21でYES)、制御部21は、各光電センサ27の出力に基づいて、今回の利用者がゲート20を通過する間に同時に遮光されたセンサ光Xの数Nsを取得する(S22)。
制御部21は、同時に遮光されたセンサ光Xの数Nsに基づいて、利用者の前後方向寸法Dを算出する(S23)。前後方向寸法Dは、数式1により算出することができる。
Figure 0007031728000002
ここで、
Ns:同時に遮光されたセンサ光Xの数
Lx:センサ間隔
図7A、図7B、図7Cは、実施の形態1における利用者前後方向寸法Dの検出方法を説明した図である。
ここで、利用者がゲート20を通過する間に同時に遮光されるセンサ光Xの数は、歩行中の利用者の腕振りなどにより変化する。例えば、図7Aに示すように、利用者の胴体だけでなく、前後に振られた左右の腕により、ゲート通過方向で連続した4個の光電センサ27のセンサ光Xが同時に遮光される場合がある。また、図7Bに示すように、利用者の胴体だけでなく、前後に振られた左右の腕により、連続していない4個の光電センサ27のセンサ光Xが同時に遮光される場合がある。また、図7Cに示すように、利用者の胴体のみにより、例えば3個の光電センサ27のセンサ光Xが同時に遮光される場合がある。図6のステップS22では、今回の利用者がゲート20を通過する間に同時に遮光されたセンサ光Xの数Nsとして、図7Cのように利用者の胴体のみにより遮光されたときのセンサ光Xの数、つまり遮光されたセンサ光Xの数が最小のときのセンサ光Xの数を採用する。これは、利用者がエレベータ60のかごに乗車しているときには一般に腕振りをしていないため、かご内での利用者の占有面積Sを求める際には、利用者の胴体のみにより遮光されている状態でのセンサ光Xの数を採用するのが適切であると考えられるからである。
なお、利用者がバッグ、キャリーバッグ、スーツケースなどの付随物を伴っている場合がある。付随物が比較的大型であると、利用者の胴体や腕だけでなく付随物により光電センサ27のセンサ光Xが遮光される場合がある。この場合でも、利用者の前後方向寸法Dは、遮光されたセンサ光Xの数が最小のときのセンサ光Xの数に基づいて求めればよい。かご内の占有面積を求める上では、付随物をも考慮することが適切であるからである。
図6に戻り、制御部21は、今回の利用者がゲート20を通過している際、左右の各距離センサ28の距離信号に基づいて、利用者と左右の側面との間の最小距離を取得する(S24)。
制御部21は、利用者と左右の側面との間の最小距離に基づいて、利用者の左右方向寸法Wを算出する(S25)。本実施の形態では、距離センサ28は、腰部の高さ位置に配置され、制御部21は、利用者の左右方向寸法Wとして、腰部の左端と右端との間の寸法(左右幅)を算出する。なお、一般に、腰部の左右方向寸法よりも肩幅の方が大きいため、距離センサ28を、肩幅を計測可能な位置に配置し、利用者の左右方向寸法Wとして、肩幅を算出するようにしてもよい。ここで、利用者の左右方向寸法Wは、数式2により算出することができる。
Figure 0007031728000003
ここで、
Wg : 通過可能領域Raの幅(左右のゲートの間隔)
L1 : 左側の距離センサの検出距離
L2 : 右側の距離センサの検出距離
制御部21は、算出した利用者の前後方向寸法Dと左右方向寸法Wに基づいて、利用者の占有面積Sを算出する(S26)。利用者の占有面積Sは、数式3により算出することができる。
Figure 0007031728000004
ここで、
D : 利用者の前後方向寸法
W : 利用者の左右方向寸法
制御部21は、カードDBを参照して、カードIDに関連付けられた行先階を取得する(S27)。
制御部21は、行先階、出発階、利用者占有面積Sの情報を含む呼び情報信号を群管理制御装置10に送信する(S28)。行先階としては、ステップS27で取得された行先階が用いられる。出発階としては、各階のゲート20の記憶部22に記憶されている設置階が用いられる。例えば、1階に設置されているゲート20の記憶部22には、設置階が1階であることを示すデータが記憶されており、出発階として1階が設定される。利用者占有面積Sとしては、ステップS26で算出された占有面積が用いられる。
ステップS21においてカードリーダ25からカードIDを受信していない場合(S21でNO)、制御部21は、1個以上の光電センサ27のセンサ光Xが遮光されているか否かを判断する(S29)。
いずれの光電センサ27のセンサ光Xも遮光されていない場合(S29でNO)、制御部21は、ステップS21の処理に戻る。
1個以上の光電センサ27のセンサ光Xが遮光されている場合(S29でYES)、制御部21は、IDカードの再度の読み取りを促すメッセージをスピーカ29から報知させる(S30)。例えば、「IDカードを再度カードリーダにかざしてください」という音声メッセージをスピーカ29から報知させる。カードリーダ25からカードIDを受信していないにもかかわらず、1個以上の光電センサ27のセンサ光Xが遮光される原因としては、カードリーダ25がカードIDの読み取りに失敗したことが考えられる。そのため、IDカードの再度の読み取りを促すメッセージをスピーカ29から報知させるものである。これにより、利用者は、ゲート20の入口から通過可能領域Ra内に入り直し、カードリーダ25にIDカードをかざすこととなる。そのため、ステップS21においてカードリーダ25からカードIDを受信したと判断され(S21でYES)、ステップS22以後の処理が実行されることとなる。そのため、利用者が通過可能領域Ra内を通過した際のセンサ光Xの遮光に基づく、前後方向寸法D及び左右方向寸法Wの取得、ならびに占有面積Sの算出を適切に行うことができる。ステップS30の実行後、制御部21は、ステップS21の処理に戻る。
2-2.群管理制御装置の動作
図8は、実施の形態1における群管理制御装置10の動作を説明したフローチャートである。
群管理制御装置10は、ゲート20から呼び情報信号を受信したか否かを判断する(S31)。
呼び情報信号を受信していない場合(S31でNO)、群管理制御装置10は、ステップS31を再度実行する。
呼び情報信号を受信した場合(S31でYES)、群管理制御装置10は、呼び情報信号が示す行先階、出発階、及び利用者占有面積Sに基づいて、割当号機を決定する(S32)。ここで、群管理制御装置10は、各エレベータ60に割り当てられている呼びのそれぞれについて行先階、出発階、及び利用者占有面積Sを記憶部12に記憶している。また、あるエレベータ60に割り当てられている呼びに対する応答が完了したと判断すると、つまり呼びの行先階に到着したと判断すると、当該呼びについての行先階、出発階、及び利用者占有面積Sの情報を記憶部12から削除して当該呼びの管理を終了する。そして、呼び情報信号を受信すると、群管理制御装置10は、各エレベータについて、利用者を割り当てた場合の利用者占有面積の合計を求め、求めた合計面積が所定面積以下であるエレベータ60のいずれかに、運行効率などを考慮して、利用者を割り当てる。所定面積は、かご床面積に基づいて設定される値であり、乗車中の利用者のパーソナルスペースが保たれるように、かご床面積よりも小さい値に設定される。なお、ゲート20において、パーソナルスペースを考慮した利用者占有面積を出力するようにしてもよい。例えば、数式3に基づいて求められる利用者占有面積Sに対して所定係数(例えば2倍)を乗算した面積を、ゲート20において求め、当該面積を利用者占有面積Sとして群管理制御装置10に出力するようにしてもよい。この場合、群管理制御装置10は、各エレベータ60について、利用者を割り当てた場合の利用者占有面積の合計を求め、合計面積がかご床面積以下であるエレベータのいずれかに、運行効率などを考慮して、利用者を割り当てればよい。
群管理制御装置10は、決定した割当号機を示す割当結果信号を、呼び情報信号が示す出発階に配置されているゲート表示器70に送信する(S33)。ゲート表示器70は、群管理制御装置10から割当結果信号を受信すると、割当号機を報知する割当号機報知画面を表示する。
3.実施の形態1の作用
実施の形態1では、複数個の光電センサ27のセンサ光Xの遮光状況に基づいて、通過可能領域Raを通過する利用者の前後方向寸法Dが求められる。そして、前後方向寸法Dと、カードIDに基づく行先階とに基づいて、利用者が複数台のエレベータ60のうちのいずれかに割り当てられる。そのため、ステレオカメラなどは不要であり、乗車スペースを考慮した割当を簡易な構成で行うことができる。
(実施の形態1の第1の変形例)
実施の形態1では、利用者の左右方向寸法Wを、距離センサ28による左右方向距離の検出結果に基づいて求める。しかし、利用者の左右方向寸法Wは、標準的に規定した所定寸法としてもよい。例えば、左右方向寸法Wは、通過可能領域Raの幅Wgの90%の値など一定値としてもよい。この構成では、距離センサ28を省略でき、より簡単な構成で、乗車スペースを考慮した割当を行うことができる。
(実施の形態1の第2の変形例)
図9Aは、実施の形態1の第2の変形例におけるゲート20の左側のゲート筐体20Lの通過可能領域Ra側の側面の外観を示した側面図である。図9Bは、実施の形態1の第2の変形例におけるゲート20の右側のゲート筐体20Rの通過可能領域Ra側の側面の外観を示した側面図である。
実施の形態1では、複数個の光電センサ27は、ゲート通過方向に沿って1列だけ配置されている。しかし、図9A、図9Bに示すように、複数個の光電センサ27は、ゲート通過方向に沿って上下に2列配置されてもよい。この場合、制御部21は、図6のステップS22において、上の列と下の列のそれぞれに関して、今回の利用者がゲート20を通過する間に同時に遮光されたセンサ光Xの数を取得する。そして、上の列で得られたセンサ光Xの数と下の列で得られたセンサ光Xの数の平均値を、利用者の前後方向寸法Dを算出する際に用いるセンサ光Xの数Nsとする。利用者の体型によっては上下方向の位置によって、前後方向寸法Dに差がある場合があるが、このような場合でも、上記のように平均を取ることで、前後方向寸法Dをより精度よく求めることができる。
(実施の形態2)
1.構成
図10は、実施の形態2におけるゲート20の外観を示した斜視図である。図11Aは、実施の形態2におけるゲート20の左側のゲート筐体20Lの通過可能領域Ra側の側面の外観を示した側面図である。図11Bは、実施の形態2におけるゲート20の右側のゲート筐体20Rの通過可能領域Ra側の側面の外観を示した側面図である。
本実施の形態では、光電センサ27の個数や利用者の前後方向寸法Dの求め方が実施の形態1とは異なる。具体的に、本実施の形態では、入口側と出口側にそれぞれ1個、合計で2個の光電センサ27が設けられている。各光電センサ27の構成は、実施の形態1の光電センサ27と同じである。
2.動作
図12は、実施の形態2における利用者前後方向寸法Dの検出方法を説明した図である。
本実施の形態では、利用者がゲート20を通過した際に入口側の光電センサ27で検出された遮光開始時刻Tas及び遮光終了時刻Taeと、出口側の光電センサ27で検出された遮光開始時刻Tbs及び遮光終了時刻Tbeに基づいて、通過可能領域Raを通過した利用者の前後方向寸法Dを求める。利用者の前後方向寸法Dは、数式4により求めることができる。
Figure 0007031728000005
ここで、
Lab:センサ光Xaとセンサ光Xbとの間の距離
Tas:センサ光Xaの遮光開始時刻
Tae:センサ光Xaの遮光終了時刻
Tbs:センサ光Xbの遮光開始時刻
Tbe:センサ光Xbの遮光終了時刻
なお、分子の(Tae-Tas) は、(Tbe-Tbs)、または{(Tae-Tas)+(Tbe-Tbs)}/2に置き換えてもよい。
また、分母の(Tbs-Tas) は、(Tbe-Tae)、または{(Tbs-Tas)+(Tbe-Tae)}/2に置き換えてもよい。
図13は、実施の形態2におけるゲート20の動作を説明したフローチャートである。
図13のフローチャートにおいてステップS122及びS123以外の処理は、図6のフローチャートと同じである。そのため、相違点を中心として説明する。
ゲート20の制御部21は、ステップS122において、今回の利用者がゲート20を通過する間、各光電センサ27に関して、遮光開始時刻、遮光終了時刻を検出する(S122)。具体的には、入口側の光電センサ27のセンサ光Xaの遮光開始時刻Tas及び遮光終了時刻Taeと、出口側の光電センサ27のセンサ光Xbの遮光開始時刻Tbs及び遮光終了時刻Tbeを検出する。
ゲート20の制御部21は、ステップS123において、上記数式4を用いて、各光電センサ27の遮光開始時刻、遮光終了時刻に基づいて、利用者の前後方向寸法Dを算出する(S123)。
そして、このようにして算出した利用者の前後方向寸法Dを用いて、ステップS24以後の処理を行う。
図14A、図14B、図14Cは、実施の形態2における利用者前後方向寸法Dの検出方法を説明した図である。
図14Aに示すように、遮光開始時刻、遮光終了時刻は、歩行中の利用者の腕振りの影響を受ける場合がある。より具体的に例示すると、利用者がゲート20を通過する際には、まず、図14Aに示すように、前後に振られた腕により遮光が発生し、その後腕による遮光が一旦解除なった後、図14Bに示すように、利用者の胴体により遮光され、その後胴体による遮光が一旦解除された後、図14Cに示すように、利用者の腕により再度遮光される場合がある。すなわち、利用者がゲート20を通過する間に、1つの光電センサ27について複数回の遮光が発生する場合がある。このような場合、どのように遮光開始時刻及び遮光終了時刻を扱うかという課題がある。
ここで、利用者占有面積Sを算出する際に必要となる利用者の前後方向寸法Dは、胴体の前後方向寸法である。また、腕による遮光は腕振りに伴うものであるので瞬間的であるのに対し、胴体による遮光は胴体の移動に伴うものであり、腕による遮光よりも長時間である。したがって、複数回の遮光のうち最も遮光時間の長い遮光を、胴体による遮光とみなし、最も遮光時間の長い遮光についての遮光開始時刻及び遮光終了時刻を採用する。このような処理を、制御部21は、図15のフローチャートにしたがって実行する。
図15は、実施の形態2における入口側の光電センサ27に関する遮光開始時刻及び遮光終了時刻の検出処理を説明したフローチャートである。
このフローチャートの処理は、図13のフローチャートのステップS122のサブルーチンとして実行される。なお、ステップS122では、別のサブルーチンとして、出口側の光電センサ27に関する遮光開始時刻及び遮光終了時刻の検出処理についても並行して実行される。出口側の光電センサ27に関する検出処理のフローチャートについては特に図示していないが、図15のフローチャートにおける「入口側の光電センサ」を「出口側の光電センサ」と読み替えればよい。
図13のステップS21においてカードリーダ25からカードIDを受信した場合(S21でYES)、ゲート20の制御部21は、入口側の光電センサ27に関して記憶部22に現在記憶されている遮光時間、遮光開始時刻、遮光終了時刻をゼロに初期化する(S51)。
ゲート20の制御部21は、入口側の光電センサ27の出力が示す状態が非遮光→遮光に変化したか否かを判断する(S52)。
入口側の光電センサ27の出力が示す状態が非遮光→遮光に変化した場合(S52でYES)、ゲート20の制御部21は、現在時刻を、入口側の光電センサ27に関する遮光開始時刻として記憶部に22に記憶させる(S53)。なお、腕振りに伴う遮光は瞬間的でごく短い時間であるので、遮光開始時刻や遮光終了時刻については、1秒未満の単位で検出することが好ましい。例えば0.1秒単位や0.01秒単位で検出することが好ましい。
ゲート20の制御部21は、入口側の光電センサ27の出力が示す状態が遮光→非遮光に変化したか否かを判断する(S54)。
入口側の光電センサ27の出力が示す状態が遮光→非遮光に変化しない場合(S54でNO)、ゲート20の制御部21は、ステップS54の判断を再度実行する。
入口側の光電センサ27の出力が示す状態が遮光→非遮光に変化した場合(S54でYES)、ゲート20の制御部21は、現在時刻を、入口側の光電センサ27に関する遮光終了時刻として記憶部22に記憶させる(S55)。
ゲート20の制御部21は、入口側の光電センサ27に関して記憶部22に記憶されている遮光開始時刻及び遮光終了時刻に基づいて、遮光時間を計算する(S56)。なお、腕振りに伴う遮光時間はごく短い秒未満の時間となる場合が多いので、例えば0.1秒単位や0.01秒単位で管理することが好ましい。
ゲート20の制御部21は、入口側の光電センサ27において、今回の遮光がカードID受信後で最初の遮光であるか否かを判断する(S57)。
今回の遮光がカードID受信後で最初の遮光である場合(S57でYES)、ゲート20の制御部21は、ステップS56で求めた遮光時間を、入口側の光電センサ27に関する遮光時間として記憶部22に記憶させ(S58)、ステップS52の処理に戻る。
今回の遮光がカードID受信後で最初の遮光でない場合(S57でNO)、ゲート20の制御部21は、今回の遮光時間が、入口側の光電センサ27に関して記憶部22に記憶されている遮光時間よりも長いか否かを判断する(S59)。
今回の遮光時間が、入口側の光電センサ27に関して現在記憶部22に記憶されている遮光時間よりも長い場合(S59でYES)、ゲート20の制御部21は、入口側の光電センサ27に関して記憶部22に記憶されている遮光時間、遮光開始時刻、遮光終了時刻に代えて、今回の遮光時間、遮光開始時刻、遮光終了時刻を記憶部22に記憶させ(S60)、ステップS52の処理に戻る。
今回の遮光時間が、入口側の光電センサ27に関して現在記憶部22に記憶されている遮光時間よりも長くない場合(S59でNO)、ゲート20の制御部21は、ステップS52の処理に戻る。
ステップS52において入口側の光電センサ27の出力が示す状態が非遮光→遮光に変化していない場合(S52でNO)、ゲート20の制御部21は、入口側の光電センサ27の出力が示す状態が所定時間以上継続して非遮光の状態であるか否かを判断する(S61)。所定時間は、一般的な利用者がゲート20を通過するのに要する時間よりも長い時間に設定される。例えば、通過するのに要する時間の2倍の時間としてもよい。
入口側の光電センサ27の出力が示す状態が所定時間以上継続して非遮光の状態でない場合(S61でNO)、ゲート20の制御部21は、ステップS52の処理に戻る。
入口側の光電センサ27の出力が示す状態が所定時間以上継続して非遮光の状態である場合(S61でYES)、ゲート20の制御部21は、入口側の光電センサ27に関して現在記憶部22に記憶されている遮光開始時刻、遮光終了時刻を、入口側の光電センサ27に関する遮光開始時刻Tas、遮光終了時刻Taeとして決定して(S62)、本サブルーチンの処理を終了し、図13のステップS123の処理に戻る。
3.実施の形態2の作用
実施の形態2では、利用者がゲート20を通過した際に検出された、2個の光電センサ27それぞれの遮光開始時刻及び遮光終了時刻に基づいて、通過可能領域Raを通過した利用者の前後方向寸法Dが求められる。そして、前後方向寸法Dと、カードIDに基づく行先階とに基づいて、複数台のエレベータ60のうちのいずれかに利用者(の行先階)が割り当てられる。そのため、乗車スペースを考慮した割当を簡易な構成で行うことができる。
(実施の形態2の第1の変形例)
実施の形態2では、入口側と出口側にそれぞれ1個、合計で2個の光電センサ27が設けられている例を説明したが、入口側と出口側とこれらの中間に合計で3個以上の光電センサ27が設けられてもよい。
図16は、実施の形態2の第1の変形例におけるゲート20の外観を示した斜視図である。図17Aは、実施の形態2の第1の変形例におけるゲート20の左側のゲート筐体20Lの通過可能領域Ra側の側面の外観を示した側面図である。図17Bは、実施の形態2の第1の変形例におけるゲート20の右側のゲート筐体20Rの通過可能領域Ra側の側面の外観を示した側面図である。
図16、図17A、図17Bでは、入口側と出口側とこれらの中間にそれぞれ1個、合計で3個の光電センサ27が設けられている例を示す。
中間の光電センサ27における遮光開始時刻及び遮光終了時刻の検出処理は、実施の形態2における入口側の光電センサ27及び出口側の光電センサ27における遮光開始時刻及び遮光終了時刻の検出処理と同様の処理であり、これらの処理と並行して行われる。中間の光電センサ27に関する検出処理のフローチャートについては特に図示していないが、図15のフローチャートにおける「入口側の光電センサ」を「中間の光電センサ」と読み替えればよい。
図18は、実施の形態2の第1の変形例における利用者前後方向寸法Dの検出方法を説明した図である。
実施の形態2の第1の変形例では、利用者がゲート20を通過した際に検出された3個の光電センサ27それぞれの遮光開始時刻及び遮光終了時刻に基づいて、通過可能領域Raを通過した利用者の前後方向寸法Dを求める。具体的には、入口側の光電センサ27のセンサ光Xaの遮光開始時刻Tas及び遮光終了時刻Taeと、出口側の光電センサ27のセンサ光Xbの遮光開始時刻Tbs及び遮光終了時刻Tbeと、中間の光電センサ27のセンサ光Xcの遮光開始時刻Tcs及び遮光終了時刻Tceに基づいて、通過可能領域Raを通過した利用者の前後方向寸法Dを求める。利用者の前後方向寸法Dは、数式5により求めることができる。
Figure 0007031728000006
ここで、
Lab:センサ光Xaとセンサ光Xbとの間の距離
Lac:センサ光Xaとセンサ光Xcとの間の距離
Lcb:センサ光Xbとセンサ光Xcとの間の距離
Tas:センサ光Xaの遮光開始時刻
Tae:センサ光Xaの遮光終了時刻
Tbs:センサ光Xbの遮光開始時刻
Tbe:センサ光Xbの遮光終了時刻
Tcs:センサ光Xcの遮光開始時刻
Tce:センサ光Xcの遮光終了時刻

なお、{}内の第1項の分子の(Tae-Tas) は、(Tbe-Tbs)、(Tce-Tcs)、または{(Tae-Tas)+(Tbe-Tbs)+(Tce-Tcs)}/3に置き換えてもよい。
また、{}内の第1項の分母の(Tbs-Tas) は、(Tbe-Tae)、または{(Tbs-Tas)+(Tbe-Tae)}/2に置き換えてもよい。{}内の第2項の分母の(Tcs-Tas) は、(Tce-Tae)、または{(Tcs-Tas)+(Tce-Tae)}/2に置き換えてもよい。{}内の第3項の分母の(Tbs-Tcs) は、(Tbe-Tce)、または{(Tbs-Tcs)+(Tbe-Tce)}/2に置き換えてもよい。
実施の形態2の第1の変形例では、3個の光電センサ27それぞれの遮光開始時刻及び遮光終了時刻を用いて、{}内の第1項、第2項、第3項において利用者の前後方向寸法をそれぞれ求め、これらの平均を取る。利用者がゲート20を通過する際、歩行速度や腕振りの仕方が変化する場合があるが、このような場合でも、上記のように平均を取ることで、通過可能領域Raを通過した利用者の前後方向寸法Dをより精度よく求めることができる。そのため、乗車スペースを考慮した割当を簡易な構成でかつより適切に行うことができる。
なお、上記のように3個の光電センサ27を設けた場合において、{}内の第1項、第2項、第3項の全ての項を計算して平均を取るのでなく、いずれか2項分を計算して平均を取り、この平均を利用者の前後方向寸法Dとしてもよい。
本例では、3個の光電センサ27が設けられる場合について具体的に説明したが、4個以上の光電センサ27を設けた場合でも、同様の思想に基づいて利用者の前後方向寸法Dを求めることができる。光電センサ27の数を増やせば、利用者の前後方向寸法Dをより精度よく求めることができる。
(実施の形態2の第2の変形例)
図19Aは、実施の形態2の第2の変形例におけるゲート20の左側のゲート筐体20Lの通過可能領域Ra側の側面の外観を示した側面図である。図19Bは、実施の形態2の第2の変形例におけるゲート20の右側のゲート筐体20Rの通過可能領域Ra側の側面の外観を示した側面図である。
実施の形態2では、ゲート通過方向で離間するように、かつ同じ高さ位置となるように配置される2個の光電センサ27を有するセンサ列が1列だけ設けられる例を説明したが、上記のようなセンサ列が、異なる高さ位置に複数列設けられてもよい。
図19A、図19Bでは、2列のセンサ列が設けられる例を示す。
2列のセンサ列が設けられる場合、制御部21は、図13のステップS122において、上の列と下の列のそれぞれの光電センサ27について、遮光開始時刻、遮光終了時刻を検出するとともに、ステップS123において、上の列と下の列のそれぞれに関して、上記の数式3を用いて、通過可能領域Raを通過した利用者の前後方向寸法を求める。そして、上の列について求めた前後方向寸法と、下の列について求めた前後方向寸法との平均を求め、この平均を前後方向寸法Dとする(ステップS123の計算結果とする)。そして、ステップS24以後では、実施の形態2と同様の処理を実行する。
実施の形態2の第2の変形例によると、複数列について求めた前後方向寸法の平均を、最終的な前後方向寸法Dとする。利用者の体型によっては上下方向の位置によって、前後方向寸法に差がある場合があるが、このような場合でも、上記のように平均を取ることで、前後方向寸法Dをより精度よく求めることができる。そのため、乗車スペースを考慮した割当を簡易な構成でかつより適切に行うことができる。
本例では、2列のセンサ列が設けられる場合について例示したが、3列以上のセンサ列を設けた場合でも、同様の思想に基づいて利用者の前後方向寸法Dを求めることができる。センサ列の数を増やせば、利用者の前後方向寸法Dをより精度よく求めることができる。
(実施の形態についてのまとめ及び効果等)
実施の形態のエレベータシステムは、
複数台のエレベータ60と、
利用者が通過可能な通過可能領域Raを形成するように左右に離間して配置される左右のゲート筐体20L、20Rと、
利用者が通過可能領域Raを通過する際に、利用者に紐付けられたカードID(所定情報の一例)を取得するカードリーダ25(情報取得部の一例)と、
左右のゲート筐体20L、20Rにゲート通過方向において互いに離間するように配置され、左右のゲート筐体20L、20Rの間でゲート通過方向に対して垂直なビーム状のセンサ光を送受する複数個の光電センサ27と、
複数個の光電センサ27のセンサ光の遮光状況に基づいて、通過可能領域Raを通過する利用者の前後方向寸法Dを求める制御部21(第1制御部)と、
前後方向寸法Dと、カードIDに基づく行先階とに基づいて、利用者を複数台のエレベータ60のうちのいずれかに割り当てる制御部11(第2制御部)と、を備える。
この構成により、乗車スペースを考慮した割当を簡易な構成で行うことができる。
実施の形態のエレベータシステムにおいて、
制御部21は、
利用者が通過可能領域Raを通過する際に、複数個の光電センサ27のそれぞれに関して遮光開始時刻及び遮光終了時刻を取得し、
取得した遮光開始時刻及び遮光終了時刻に基づいて、通過可能領域Raを通過した利用者の前後方向寸法Dを求める。
この構成により、複数個の光電センサ27それぞれの遮光開始時刻及び遮光終了時刻に基づいて、つまり簡単な構成で、通過可能領域Raを通過した利用者の前後方向寸法Dを求めることができる。
実施の形態のエレベータシステムにおいて、
制御部21は、
利用者が通過可能領域Raを通過する際に、複数個の光電センサ27のセンサ光のうち同時に遮光された光電センサ27のセンサ光の数を取得し、
取得した数に基づいて、通過可能領域Raを通過した利用者の前後方向寸法Dを求める。
この構成により、複数個の光電センサ27のうち同時に遮光された光電センサ27の個数に基づいて、つまり簡単な構成で、通過可能領域Raを通過した利用者の前後方向寸法Dを求めることができる。
実施の形態のエレベータシステムにおいて、
制御部21は、前後方向寸法Dと、利用者の左右方向寸法Wとして標準的に規定した所定寸法とに基づいて、利用者の占有面積Sを求め、
制御部11は、占有面積Sと、カードIDに基づく行先階とに基づいて、複数台のエレベータ60のうちのいずれかを利用者に割り当てる。
この構成により、利用者の左右方向寸法Wを検出するためのセンサ類を設けることなく、簡単な構成で、通過可能領域Raを通過した利用者の前後方向寸法Dを求めることができる。
実施の形態のエレベータシステムにおいて、
左右のゲート筐体20L、20Rに、通過可能領域Raを通過する利用者までの左右方向距離を検出する距離センサ28が設けられ、
制御部21は、
距離センサ28で検出された左右方向距離に基づいて、通過可能領域Raを通過する利用者の左右方向寸法Wをさらに求め、
利用者の前後方向寸法Dと、左右方向寸法Wとに基づいて、利用者の占有面積Sを求め、
制御部11は、
占有面積Sと、カードIDに基づく行先階とに基づいて、複数台のエレベータ60のうちのいずれかを利用者に割り当てる。
この構成では、距離センサ28で検出された左右方向距離に基づいて、利用者の占有面積Sをより精度よく求めることができる。そのため、利用者の占有面積Sに基づくエレベータ60の割当をより適切に行うことができる。
実施の形態のエレベータシステムにおいて、
複数個の光電センサ27は、ゲート通過方向に関して、カードリーダ25よりも出口側に配置されている。
この構成により、カードリーダ25でのIDカードからのカードIDの取得の失敗に伴って、利用者がゲート20の入口から入り直して再度カードリーダ25へIDカードをかざす行為を行うと、当該利用者は複数個の光電センサ27の側方を必ず通過することになる。そのため、カードリーダ25でのIDカードからのカードIDの取得の失敗が発生したような場合でも、より正確に利用者の前後方向寸法Dを取得することができる。
(他の実施の形態)
前記実施の形態では、ゲート20は各階に配置されている。しかし、本発明において、ゲートは、各階でなく利用者が多い所定の階にのみ配置されてもよい。例えば、ビル外部につながるロビー階、レストラン、カフェ、食堂などが設けられる食堂階、高層階と低層階の乗り換え階、会議室などが設けられる共用階などの利用者が多い階にのみ配置されてもよい。この場合、ゲートが配置されない階には、利用者による手動での行先階の登録を受け付ける行先階登録装置を配置する。ゲートがない階では、利用者の前後方向寸法、左右方向寸法、及び占有面積を検出することができなくなるが、このような階では、例えば、利用者の占有面積として、予め設定された一定の占有面積を設定する。そして、行先階登録装置は、呼びの登録操作があった場合、出発階、行先階、及び一定の占有面積の情報を含む呼び情報信号を群管理制御装置に送信する。利用者が多い所定の階にのみ本実施の形態におけるゲートを配置するだけでも、利用者の占有面積に基づく割当を一定の精度をもって実現することができる。
前記実施の形態では、各階のゲート20の記憶部22にそれぞれカードDBが格納されており、各ゲート20の記憶部22のカードDBには、同内容のデータが格納されている例を示した。しかし、カードDBは、ゲート20の記憶部22でなく、別途設けたサーバに格納されてもよい。この構成の場合、ゲート20の制御部21は、カードIDに対応する行先階を取得する際、サーバにアクセスして、カードDB内のデータを参照すればよい。
前記実施の形態では、本発明における所定情報がカードIDである場合を例示した。しかし、本発明における所定情報はこれに限定されず、利用者の行先階を特定することができる情報であればどのようなものでもよい。例えば、所定情報は行先階の情報そのものであってもよい。あるいは行先階が関連付けられた利用者IDであってもよい。
前記実施の形態では、本発明における情報取得部としてカードリーダを例示した。しかし、本発明における情報取得部として、QRコード(登録商標)リーダや、バーコードリーダなどを設けてもよい。また、情報取得部として、タッチパネルあるいは操作釦を備え、利用者による行先階の入力を受け付ける入力装置を設けてもよい。入力装置は、所定情報として利用者の行先階の情報を出力する。あるいは、情報取得部として顔認証装置や指紋認証装置などの各種生体認証装置を設けてもよい。生体認証装置は、利用者を特定し、所定情報として、利用者IDなどの利用者情報や利用者の行先階の情報を出力する。
前記実施の形態では、情報取得部としてのカードリーダにおいて、IDカード(ICカード)のICタグに記録されたカードID(カード識別情報)を電磁的に非接触で読み取る場合を例示した。しかし、カードリーダを、ICカードだけでなく、ICカードと同等の機能を有する携帯端末から所定情報を読み取ることが可能なように構成してもよい。
前記実施の形態では、制御部21は、ステップS30においてIDカードの再度の読み取りを促すメッセージをスピーカ29から報知させる。しかし、制御部21は、群管理制御装置10を介して、ゲート表示器70に「IDカードを再度カードリーダにかざしてください」というメッセージを表示させてもよい。また、制御部21は、スピーカ29から「ピンポン」といった音を鳴らせ、かつ、群管理制御装置10を介して、ゲート表示器70に「IDカードを再度カードリーダにかざしてください」というメッセージを表示させてもよい。
前記実施の形態及び他の実施の形態において、本発明の複数の態様を説明した。しかし、本発明の具体的態様は、上述した実施の形態に限られず、これらの実施の形態を組み合わせたものとすることもできる。
10 群管理制御装置
11 制御部
12 記憶部
13 入出力インタフェース
20 ゲート
20L 左側のゲート筐体
20R 右側のゲート筐体
21 制御部
22 記憶部
23 入出力インタフェース
25 カードリーダ
27 光電センサ
27a 投光部
27b 受光部
28 距離センサ
29 スピーカ
40,40A~40F エレベータ制御装置
60,60A~60F エレベータ
70 ゲート表示器
D 利用者の前後方向寸法
Lx 光電センサの所定間隔
Ra 通過可能領域
S 利用者の占有面積
Tas,Tbs,Tcs 遮光開始時刻
Tae,Tbe,Tce 遮光終了時刻
W 利用者の左右方向寸法
Wg 通過可能領域の幅
X,Xa,Xb,Xc センサ光

Claims (6)

  1. 複数台のエレベータと、
    利用者が通過可能な通過可能領域を形成するように左右に離間して配置される左右のゲート筐体と、
    利用者が前記通過可能領域を通過する際に、前記利用者に紐付けられた所定情報を取得する情報取得部と、
    前記左右のゲート筐体にゲート通過方向において互いに離間するように配置され、前記左右のゲート筐体の間で前記ゲート通過方向に対して垂直なビーム状のセンサ光を送受する複数個の光電センサと、
    前記複数個の光電センサのセンサ光の遮光状況に基づいて、前記通過可能領域を通過する利用者の前後方向寸法を求める第1制御部と、
    前記前後方向寸法と、前記所定情報に基づく行先階とに基づいて、前記利用者を前記複数台のエレベータのうちのいずれかに割り当てる第2制御部と、を備える、
    エレベータシステム。
  2. 前記第1制御部は、
    前記利用者が前記通過可能領域を通過する際に、前記複数個の光電センサのそれぞれに関して遮光開始時刻及び遮光終了時刻を取得し、
    取得した遮光開始時刻及び遮光終了時刻に基づいて、前記通過可能領域を通過した利用者の前記前後方向寸法を求める、
    請求項1に記載のエレベータシステム。
  3. 前記第1制御部は、
    前記利用者が前記通過可能領域を通過する際に、前記複数個の光電センサのセンサ光のうち同時に遮光されたセンサ光の数を取得し、
    取得した数に基づいて、前記通過可能領域を通過した利用者の前記前後方向寸法を求める、
    請求項1に記載のエレベータシステム。
  4. 前記第1制御部は、前記前後方向寸法と、利用者の左右方向寸法として標準的に規定した所定寸法とに基づいて、利用者の占有面積を求め、
    前記第2制御部は、前記占有面積と、前記所定情報に基づく行先階とに基づいて、前記複数台のエレベータのうちのいずれかを前記利用者に割り当てる、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のエレベータシステム。
  5. 前記左右のゲート筐体に、前記通過可能領域を通過する利用者までの左右方向距離を検出する距離センサが設けられ、
    前記第1制御部は、
    前記距離センサで検出された左右方向距離に基づいて、前記通過可能領域を通過する利用者の左右方向寸法をさらに求め、
    前記利用者の前記前後方向寸法と、前記左右方向寸法とに基づいて、前記利用者の占有面積を求め、
    前記第2制御部は、
    前記占有面積と、前記所定情報に基づく行先階とに基づいて、前記複数台のエレベータのうちのいずれかを前記利用者に割り当てる、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のエレベータシステム。
  6. 前記複数個の光電センサは、前記ゲート通過方向に関して、前記情報取得部よりも出口側に配置されている、
    請求項1から5のいずれか1項に記載のエレベータシステム。
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