JPH07187367A - 贈答品等の商品の物流段階における商品追跡方法 - Google Patents

贈答品等の商品の物流段階における商品追跡方法

Info

Publication number
JPH07187367A
JPH07187367A JP32927393A JP32927393A JPH07187367A JP H07187367 A JPH07187367 A JP H07187367A JP 32927393 A JP32927393 A JP 32927393A JP 32927393 A JP32927393 A JP 32927393A JP H07187367 A JPH07187367 A JP H07187367A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slip
confirmation number
information
client
delivery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32927393A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Hayashi
裕之 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DEYUPURO KK
Duplo Corp
Original Assignee
DEYUPURO KK
Duplo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DEYUPURO KK, Duplo Corp filed Critical DEYUPURO KK
Priority to JP32927393A priority Critical patent/JPH07187367A/ja
Publication of JPH07187367A publication Critical patent/JPH07187367A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Discharge Of Articles From Conveyors (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 贈答品等の商品の物流段階での流れの追跡
を、機械的に行う上で好適であり、且つこのようなシス
テムを構築するための手間と費用も少なく、追跡処理自
体も高速で行うことができ、更に配送伝票の印字処理時
間も飛躍的に短縮できる贈答品等の商品の物流段階にお
ける商品追跡方法を提供せんとする。 【構成】 複写仕様の配送伝票を用いることを廃して、
各票を横一列等、平面的に並べた配送伝票(10)を用
い、且つこの配送伝票(10)に元購入伝票(1)にナ
ンバーリングされた確認番号(5)の末尾に枝番を付し
た番号を、コンピュータ内のデータに基づいて他の必要
情報と一緒にプリントアウトすることにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、贈答品等の商品の物流
段階での流れを機械上で容易に追跡することができ、し
かも、このようなシステムを構築するための手間と費用
も少なく、且つ追跡処理自体も高速で行える方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば中元又は歳暮等の贈答品を百貨
店、量販店等で購入して、一つの依頼主名で複数の届け
先に直接送付する場合には、図10で示される元購入伝
票aが用いられる。元購入伝票aは、複数枚の用紙を重
ね合わせて複写仕様となっており、依頼主によって一枚
目の用紙に必要事項を書き込んでもらい、最終枚目に綴
られた「お客様控え票」を剥がして依頼主に渡してい
る。そして、この元購入伝票aに記入してもらったデー
タをコンピュータに入力したうえ、各票を複数枚重ね合
わして構成される複写仕様の配送伝票b(図11参照)
に前記データを各届け先ごとにインパクトプリンタによ
って機械印字し、これを贈答品の包装体表面に貼付して
いる。贈答品が各物流段階を経て最終届け先に届くまで
の商品の移動経路はこの複写仕様の配送伝票bによって
管理され、依頼主からの問い合わせに対しては配送伝票
bの管理情報に基づいて対応している。物流段階におけ
る商品追跡の概略はこのようにして行われるが、その処
理手順及び経路の詳細は図12〜図15によって示され
る次の各工程から構成されている。
【0003】・<配送伝票bの連続用紙を予め印刷して
おく工程>(図12(a)) 配送伝票bは図11に示すように、裏面にカーボン塗料
等が塗布された複写仕様の各票c…が重ね合わされてお
り、それぞれの各票c…には届け先情報記載欄dや依頼
主情報記載欄eとともに、数字表記された配送伝票側確
認番号fと同内容をバーコード化した配送伝票側確認番
号gとがプレ印刷される。配送伝票側確認番号fは重ね
合わした配送伝票bの一枚目のみインパクトプリンタで
強圧して、他の各票c…へは同内容をカーボン複写する
場合もある。他方、バーコード化した配送伝票側確認番
号gはカーボン複写するとバーコードが滲んで判読不能
となることから、各票毎にそれぞれプレ印刷される。確
認番号として数字表記されたものとバーコード表記され
たものの2種類を用いるのは、係員による肉眼認識用
と、機械認識用の両方を備えさせる必要があるためであ
り、特に配送伝票bからの確認番号読み込み作業は物流
工程の作業現場でなされることから、読取機械としてO
CR(オプティカルキャラクタリーダー)のような高精
度、高額な装置の使用は不可能であり、この意味からバ
ーコードを使用する方法がが最適であるためである。
【0004】・<元購入伝票を、贈答品売り場に用意し
ておくかあるいは予め依頼主となる顧客宅に郵送してお
く工程>(図12(b)) 元購入伝票aは、複写仕様の用紙を複数枚重ね合わした
態様であり、その内容は、図10に示すように単一の依
頼主情報記載欄h、及び複数の届け先情報記載欄iが設
けられているとともに右肩部分に問い合わせ用の元購入
伝票側確認番号jが連番式にナンバーリングされてい
る。そして最終枚目には「お客様控え票」が重ね合わさ
れており、依頼主である顧客に渡せるようになってい
る。この元購入伝票aは贈答品売り場に常時用意されて
いるが、データ蓄積されている既存顧客に対しては外商
部が記入可能な事項を予めプリントアウトした半完成状
態の元購入伝票aを顧客に郵送又は直接送り届けてい
る。
【0005】・<依頼主が商品を選択したうえ、元購入
伝票に必要事項を書き込む工程>(図12(c)) 依頼主は届け先毎に贈答商品を決定し、選択した商品の
名称、商品コード、数量等の商品関連情報を、依頼主
名、届け先名等とともに手書きによって書き込む。既存
顧客に対しては、百貨店サイドで記入可能事項は既に埋
められており、手書き箇所は極力少なくなるように工夫
されている。尚、元購入伝票aへの書き込みは売り場で
行うことも、あるいは自宅で行って返送する場合もあ
る。
【0006】・<売り場の係員が元購入伝票の記載内容
を確認又は認識容易なように、その記載形態を訂正する
工程>(図12(d)) 顧客が手書きした元購入伝票aの中には機械による自動
読取が困難なものもあるので、係員が元購入伝票aの記
載形態を認識しやすいように訂正する。訂正方法として
は、顧客によって書かれた文字を判読しやすいように上
書き修正することや、記載欄側部に設けられた「取消
欄」を選択したうえ新たに書き直す場合等がある。
【0007】・<元購入伝票を後方処理部署に送り、元
購入伝票に記載された依頼主情報、届け先情報及び商品
情報を元購入伝票側確認番号jとともにコンピュータ入
力する工程>(図13(a)) 各情報のコンピュータ入力方法としては、OCR、キー
ボード入力及びイメージスキャナ入力の各入力方法が単
独であるいは併用して採用される。例えば、既に顧客コ
ードが付されている既存顧客については依頼主情報は顧
客コードをキーボード入力したりあるいはOCRで読み
取る。また、顧客コードが付されていない新規顧客につ
いては依頼主情報は手書き文字をイメージスキャナ又は
OCRで読み取る。また届け先情報も同様に扱う。商品
情報は商品コードをキーボード入力あるいはOCRで読
み取る。
【0008】・<インパクトプリンタを用いて配送伝票
に必要事項をプリントアウトする工程>(図13
(b)) 依頼主情報の記載欄e、届け先情報の記載欄d、商品情
報の記載欄、配送伝票側確認番号f及びバーコード化さ
れた配送伝票側確認番号gがプレ印刷された配送伝票b
の連続用紙に、前記コンピュータに入力されたデータに
基づいて依頼主情報、届け先情報及び商品情報をインパ
クトプリンタを用いてプリントアウトする。元購入伝票
aに記載された依頼主情報と届け先情報のうちの1つず
つが1組となって各配送伝票bにプリントアウトされ
る。プリントアウトはインパクトプリンタを用いて行わ
れ、数字、かな、英文字、漢字等はプリンタ内の文字フ
ォントによってキャラクタ印字され、他方、手書き文字
はドットによるイメージ出力印字が採用される。印字す
るのは一枚目だけであり、他はカーボン複写される。
【0009】・<元購入伝票側確認番号jと配送伝票側
確認番号f,gとを紐付け処理する工程>(図13
(c)) この工程は、顧客手元にある「お客様控え票」に印刷さ
れた元購入伝票側確認番号jに基づく問い合わせに対処
可能とするために、元購入伝票側確認番号jと配送伝票
側確認番号f,gとの一義的な関連性を登録する工程で
あり、配送伝票側確認番号f,gをコンピュータに入力
し、この番号と対応する元購入伝票側確認番号jとをコ
ンピュータ内で紐付け処理する。
【0010】・<必要事項がプリントアウトされた配送
伝票bを贈答品の包装体表面に貼付する工程>(図14
(a)) 複写仕様の各票を重ね合わした配送伝票bを、その最終
枚目の裏面に設けられた粘着手段によって贈答品の包装
体表面に貼付する工程である。
【0011】・<各物流部署を通過する毎に配送伝票b
を剥がすとともに剥がした配送伝票bの配送伝票側確認
番号gを読み取る工程>(図14(b)) 物流経路における各部署を通過する毎に、重ね合わされ
た配送伝票bの各票を順次分離するとともに、分離させ
た各票にプレ印刷されたバーコード化された配送伝票側
確認番号gをバーコードリーダーで読み取って各部署を
通過した商品の確認番号をコンピュータに入力して管理
する。
【0012】・<依頼主からの問い合わせに対して、該
当商品の所在を追跡する工程>(図15) 依頼主は手元にある元購入伝票aの「お客様控え票」に
ナンバーリングされている元購入伝票側確認番号jを告
げ、この元購入伝票側確認番号jを聞き取った顧客サー
ビス係の担当者はコンピュータ端末から元購入伝票側確
認番号jをキーボード入力する。そして、コンピュータ
上で照会された元購入伝票側確認番号jに対応する配送
伝票側確認番号f,gを特定するとともに、この配送伝
票側確認番号f,gに該当する商品が、現在、どの物流
段階にあるのかを探し出す。
【0013】従来システムにおいては、物流段階におけ
る商品追跡はこのような方法により行われていた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
商品追跡方法には以下、列記するような問題点があっ
た。 元購入伝票側確認番号と配送伝票側確認番号の全く異
なる2種類の確認番号を用いているために、二組の確認
番号をそれぞれ独自に入力する必要があり、入力作業が
煩雑である。 また二組の確認番号を紐付け処理する必要があるか
ら、記憶媒体中に占める記憶容量が多くなる。 配送伝票として複写仕様の用紙を複数枚綴ったものを
使用しているから配送伝票への印字は、処理速度がノン
インパクトプリンタと比較して遅いインパクトプリンタ
を用いるしかなく、印字速度の高速化がはかりにくい。 複写仕様の配送伝票は不要情報の印字を避けるために
各票毎にカーボン塗布箇所をずらす必要があるので加工
費が嵩み、しかも印字対象外部分となった余白部分は資
源の無駄となる。 配送伝票の各票自体は大きいにもかかわらず必要項目
の印字面積は小さいので、視認効果が低く、しかもカー
ボン複写であるから複写面がよごれやすい。 バーコード化した配送伝票側確認番号は各票の印刷段
階において同時に刷込んでいるから、仮に印刷段階にお
いて各票の一つでもロスがでると、他が使用できなくな
る。 配送伝票は複写仕様になっているから、仮に各票が異
なる色で印刷されていたとしても、二枚目以下が脱落し
ている場合には発見できない。
【0015】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
成されたものであり、贈答品等の商品の物流段階での流
れの追跡を、機械的に行う上で好適であり、且つこのよ
うなシステムを構築するための手間と費用も少なく、追
跡処理自体も高速で行える方法に関し、更に配送伝票の
印字処理時間を飛躍的に短縮することも可能にした贈答
品等の商品の物流段階における商品追跡方法を提供せん
とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明者は鋭意検討した結果、次の着想を得
た。先ず、複写仕様の配送伝票を用いることを廃して、
各票を横一列等、平面的に並べた配送伝票を用いること
とし、且つ配送伝票にバーコード化された配送伝票側確
認番号をプレ印刷することも廃し、確認番号としては元
購入伝票にナンバーリングされた元購入伝票側確認番号
を唯一の確認番号として基本的に共通使用することに
し、更に、配送伝票への確認番号の印字はコンピュータ
入力された元購入伝票の確認番号の末尾に枝番を付した
ものをそのまま数字印字すると同時にバーコード化も行
ってプリントアウトするようにすれば、紐付け処理を無
くすことができるとともに配送伝票への印字に高速印字
が可能なノンインパクトプリンタが使用できるのではな
いかと考えた。
【0017】このような着想に基づいて完成された本発
明は次の構成を有する。即ち、単一の依頼主記載欄に対
して複数の届け先名記載欄が設けられ、それぞれの届け
先について贈答品名記載欄が設けられ、且つ問い合わせ
用の確認番号がナンバーリングされた元購入伝票を、贈
答品売り場に用意しておくかあるいは予め依頼主となる
顧客宅に郵送しておく工程と、依頼主が商品を選択する
とともに、選択した商品の名称、商品コード、数量等の
商品関連情報及び依頼主名、届け先名等を元購入伝票に
書き込む工程と、係員が元購入伝票の記載内容を確認又
は認識容易なように、その記載形態を訂正する工程と、
元購入伝票を後方処理部署に送り、元購入伝票に記載さ
れた依頼主情報、届け先情報及び商品情報をナンバーリ
ングされた確認番号とともに自動読取装置又は手動操作
の一方又は両方を用いてコンピュータ入力する工程と、
裏面に贈答品等の商品包装体の表面への貼付手段を設け
た一枚の貼付シートの表面に、依頼主情報の記載欄、届
け先情報の記載欄、確認番号等の記載欄を備えた配送伝
票の各票が複数枚、それぞれ独立して剥離可能に設けら
れた配送伝票の該当箇所に、前記コンピュータに入力さ
れたデータに基づいて、依頼主情報及び届け先情報をプ
リントアウトするとともに、コンピュータに入力されて
いる前記元購入伝票に記載された確認番号の末尾に当該
配送伝票の枝番を付して構成される確認番号をそのまま
の表記形態とバーコード化した表記形態の両形態により
プリントアウトする工程と、必要事項がプリントアウト
状態となった配送伝票を贈答品の包装体表面に貼付する
工程と、物流経路における各部署を通過する毎に、配送
伝票の各票を順次剥離するとともに、剥離した各票にプ
リントアウトされたバーコードを自動読取装置によって
読み取って各部署を通過した商品の確認番号を管理する
工程と、とを主たる工程となし、依頼主からの商品出荷
状況に対する問い合わせに対しては、依頼主が告げる問
い合わせ用の確認番号をコンピュータに入力して、コン
ピュータ内部で該当確認番号と一致する配送伝票の確認
番号を直接検索するとともに、該当する配送伝票が読み
取られた最終読取部署を特定することにより、商品の所
在を確認してなることを特徴としている。
【0018】配送伝票への依頼主情報、届け先情報並び
に確認番号のプリントアウトにはノンインパクトプリン
タを用いることが印字処理時間短縮の観点からは好まし
い。
【0019】また、配送伝票としては依頼主情報の記載
欄、届け先情報の記載欄、確認番号等の記載欄をプレ印
刷した各票を用いる代わりに、白紙の各票を用い、配送
伝票の該当箇所に、依頼主情報、届け先情報及び確認番
号をプリントアウトする際に依頼主情報の記載欄、届け
先情報の記載欄、確認番号等の記載欄の枠組みを同時に
プリントアウトしてもよい。
【0020】
【作用】本発明方法によれば、先ず元購入伝票にナンバ
ーリングされた確認番号がコンピュータに入力され、次
いでこの確認番号の末尾に当該配送伝票の枝番を付して
構成される確認番号及びこの確認番号をバーコード表記
したものが配送伝票に直接プリントアウトされる。配送
伝票へのプリントアウトは、同一面に横並び状態で並設
された各票に対して直接行われるので、確認番号は鮮明
にプリントアウトされ、バーコード化された確認番号も
極めて鮮明にプリントアウトされる。
【0021】物流段階各部署を通過する都度、配送伝票
を順次剥離しながら、各部署に設置されたバーコードリ
ーダーによって剥離した各票に記されたバーコードを読
み取り、その商品が該当部署を通過したことをコンピュ
ータ内に記録する。
【0022】本発明方法は、元購入伝票にナンバーリン
グされた確認番号を基本的に唯一の確認番号として用
い、この確認番号の末尾に枝番を付したものを配送伝票
に直接転記して使用するようにしたから、従来のように
元購入伝票側確認番号と配送伝票側確認番号とを紐付け
処理する必要がなくなり、データ入力の手間が減るとと
もに顧客からの問い合わせに対しても迅速に対応できる
ようになる。
【0023】また、本発明では配送伝票として複写仕様
のものを用いず、一枚の台紙上に横並び状態で並設した
ものを用いていることから、配送伝票への印刷にインパ
クトプリンタを用いる必要がなく、ノンインパクトプリ
ンタを用いることが可能であり、印字処理速度の大幅な
向上が可能となる。
【0024】
【実施例】本発明の詳細を添付の図面に基づき説明す
る。図1〜図4は本発明方法の概略を示す説明図であ
り、図5は元購入伝票の1態様を示し、図6及び図7は
配送伝票の1態様を示している。
【0025】元購入伝票1は従来と同様、複写仕様の用
紙を複数枚綴った態様であり、そこには届け先の住所、
氏名等の届け先情報の記載欄2、依頼主の住所、氏名等
の依頼主情報の記載欄3、贈答品の名称、種類等の商品
情報の記載欄4が設けられているとともに、その右肩部
分には問い合わせ用の確認番号5が連番式にナンバーリ
ングされている。そしてこの元購入伝票1の最終枚目は
「お客様控え票」となっており、依頼主である顧客に渡
せるようになっている。尚、ここでいう確認番号5の概
念には、数字の組み合わせは勿論のこと、数字と英文
字、かな文字、記号との組み合わせも含んでいる。
【0026】一方、本願発明に用いる配送伝票は従来使
用されている複写仕様の配送伝票とは全く異なる構成を
有している。配送伝票10は、図7に示すように裏面に
贈答品の包装体に貼付可能な貼付面11を設けた合成樹
脂素材製の一枚の貼付シート12の表面に、紙素材を主
体にする貼合シート13を剥離可能に積層し、更に貼付
シート12の裏面には貼付面11を構成する粘着剤層1
1aを介して剥離シート24を積層させた構造である。
貼合シート13の裏面には離型剤が塗布されており、貼
合シート13は貼付シート12に対して剥離可能となっ
ており、且つ剥離後の貼付シート12表面は粘着性を有
しないように工夫されている。具体的には、貼合シート
13の裏面に離型剤(図示せず)を介在させて薄膜な熱
可塑性合成樹脂フィルム層25を積層し、この合成樹脂
フィルム層25を貼付シート12表面に加熱しながら加
圧することで積層している。そして貼合シート13は、
図6に示すようにその表面に届け先の住所、氏名等の届
け先情報の記載欄14…、依頼主の住所、氏名等の依頼
主情報の記載欄15…、贈答品の名称、種類等の商品情
報の記載欄16…をそれぞれ備えた各票20…を四枚、
分割状態で横方向に並べた構成であり、各票20…は独
自に剥離できるように構成されている。
【0027】図例の配送伝票10は、貼付シート12の
表面に、贈答品の包装体に貼付けたまま最後まで残す商
品貼付票20a、受取りを証明する証明書20b、配達
所で剥離させる配達所控20c、物流センターで剥離さ
せる物流控20dの四枚の各票20…を物流過程で剥離
する順番に即して図中上から下に向かって配列してい
る。
【0028】図中18aとして示す余白は元購入伝票1
にナンバーリングされた確認番号5の末尾に各配送伝票
の枝番を付して作成される確認番号がプリントアウトさ
れる確認番号記載予定欄であり、図中19aとして示す
余白はバーコード化した同確認番号の記載予定欄であ
る。配送伝票10の印刷段階ではこれら部分は空白のま
まである。
【0029】配送伝票10はプリンタによる連続印字処
理が行えるように、両側位置、即ち商品貼付票20aと
物流控20dの外側にマージナルパンチ21…を備えた
耳部22、22を設け、且つ帯状の各配送伝票10をミ
シン目を介して連続させて一枚もの仕様の連続伝票形式
に形成している。
【0030】図中23は各票20…の端部に設けた三角
形状のコーナーカット部である。尚、図7では貼合シー
ト13と貼付シート12との積層は熱可塑性合成樹脂フ
ィルム層25のみを介して行っているが、貼合シート1
3の裏面全体あるいは必要箇所のみ部分的に粘着剤層を
設けてもよい。
【0031】図8は配送伝票の他の態様である。ここで
は商品貼付票20aのみ向きを変えている。また図示し
ないが、各票20の枚数を減らしたり各票の大きさを違
えることも考慮される。このように本発明方法に用いら
れる配送伝票は複写仕様でないことから、各票の記入項
目の配置や向き、更には記入文字の大きさを自由に設計
することが可能であり、物流過程での点検作業に対応し
た配送伝票を作成できる。
【0032】このような元購入伝票1及び配送伝票10
を用いた本発明方法は図1〜図4で示す各工程から構成
される。その内容は以下のとおりである。
【0033】・<元購入伝票を、贈答品売り場に用意し
ておくかあるいは予め依頼主となる顧客宅に郵送してお
く工程>(図1(A))
【0034】・<依頼主が商品を選択したうえ、元購入
伝票に必要事項を書き込む工程>(図1(B))
【0035】・<売り場の係員が元購入伝票の記載内容
を確認又は認識容易なように、その記載形態を訂正する
工程>(図1(C))
【0036】・<元購入伝票を後方処理部署に送り、元
購入伝票に記載された依頼主情報、届け先情報及び商品
情報を確認番号とともにコンピュータ入力する工程>
(図2(A)) ここまでの工程は、図12〜図15を用いて説明した従
来方法とほぼ同じであり、唯一異なるのは、配送伝票に
確認番号をプレ印刷していないことである。以下説明す
る各工程は、その内容が従来工程と大きく異なってい
る。
【0037】・<配送伝票に必要事項をプリントアウト
する工程>(図2(B)) ここでは図6で示した配送伝票10に、依頼主情報、届
け先情報、商品情報と確認番号が同時にプリントアウト
される。プリントアウトされた状態は図9で示される。
配送伝票10は連続用紙の形態でプリンタにセッティン
グされて高速印字される。プリントアウトするデータは
前工程において元購入伝票1からコンピュータに入力さ
れたデータであり、確認番号も元購入伝票1にプレ印刷
されていた確認番号5の末尾に当該配送伝票の枝番を付
しただけのものがプリントアウトされる。確認番号は確
認番号の記載予定欄18a及び19aにそれぞれプリン
トアウトされ、確認番号記載予定欄18aには数字表記
した確認番号18が、他方、もう一方の確認番号記載予
定欄19aにはバーコード化された確認番号19がプリ
ントアウトされる。本配送伝票10は複写仕様ではない
ことから、プリントアウトにはインパクトプリンタに比
べて数倍、高速印字が可能なノンインパクトプリンタを
用いることができる。尚、プリントアウトする事項のう
ち、既存データ化されていないものはイメージデータを
そのままプリントアウトすることによって対応する。本
実施例では、配送伝票10の各票20…には届け先情報
の記載欄14、依頼主情報の記載欄15、商品情報の記
載欄16をそれぞれプレ印刷しているが、これら記載欄
をプレ印刷することなく、白紙の配送伝票を使用し、必
要事項をプリントアウトするときに各記載欄も同時にプ
リントアウトするようにしてもよい。
【0038】・<配送伝票を贈答品の包装体表面に貼付
する工程>(図3(A)) 必要事項がプリントアウトされた配送伝票10を贈答品
の包装体表面に貼付する。貼付は配送伝票10の裏面を
剥がし、露出した粘着剤層によって行う。
【0039】・<物流経路における各部署を通過する毎
に、配送伝票の各票を順次剥離しながら、剥離した各票
のバーコードを読み取る工程>(図3(B)) 物流経路における各部署を通過する毎に、物流控20
d、配達所控20cを順次剥離し、最後に贈答品を届け
先に配達したときに証明書20bを剥がし、これに受取
印をもらい、贈答品表面には商品貼付票20aのみを最
後まで残すようにする。そして、各部署で剥がした各票
20にプリントアウトされたバーコード化された確認番
号19をバーコードリーダーで読み込み、当該商品がそ
の部署を通過したことをコンピュータによって管理す
る。
【0040】・<依頼主からの問い合わせに対して、該
当商品の所在を追跡する工程>(図4) 依頼主は手元にある元購入伝票1の「お客様控え票」に
ナンバーリングされている確認番号5を告げ、この確認
番号5を聞き取った顧客サービス係の担当者はコンピュ
ータ端末から確認番号5をキーボード入力し、コンピュ
ータ上で、同確認番号の贈答品が何処にあるかを検索す
る。配送伝票10から読み取られた確認番号19は確認
番号5と対応しているので、従来のように紐付け処理を
介することなく確認番号5と同じ内容の確認番号19を
直接探し出すことで該当商品の所在を見出すことができ
る。
【0041】
【発明の効果】本発明の商品追跡方法は、複写仕様の配
送伝票を用いることを廃して、各票を横一列等、平面的
に並べた配送伝票を用い、且つ配送伝票に記すバーコー
ド化された確認番号をプレ印刷することも廃し、元購入
伝票にナンバーリングされた確認番号を基本的に唯一の
確認番号として共通使用することにしたので、従来のよ
うに元購入伝票の確認番号と配送伝票の確認番号とを紐
付け処理する必要がなくなる。したがって、コンピュー
タへの入力の手間が減るとともに、確認番号を管理する
ための記憶媒体の容量も少なくてすみ、顧客からの問い
合わせに対しても迅速に対応できる。
【0042】また、本発明では配送伝票として複写仕様
のものを用いず、一枚の台紙上に横並び状態で並設した
ものを用いていることから、配送伝票への印刷にインパ
クトプリンタを用いる必要がなく、ノンインパクトプリ
ンタを用いることもでき、印字処理速度の大幅な向上が
可能となり、プリンタの設置台数や設置スペース、更に
はメンテナンス要員の大幅な削減が可能となる。
【0043】また、配送伝票が複写仕様でないことか
ら、配送伝票を構成する各票の記入項目の配置や向き、
更には記入文字の大きさも自由に設計することができ、
物流過程での点検作業に対応した配送伝票を用いること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A),(B),(C)は本発明の工程を示
す説明図
【図2】 (A),(B)は本発明の工程を示す説明図
【図3】 (A),(B)は本発明の工程を示す説明図
【図4】 本発明の工程を示す説明図
【図5】 元購入伝票を示す平面図
【図6】 本発明方法に用いる配送伝票の1態様を示す
平面図
【図7】 同配送伝票の要部断面図
【図8】 本発明に用いる配送伝票の他の態様を示す平
面図
【図9】 配送伝票に必要事項をプリントアウトした状
態を示す平面図
【図10】 元購入伝票を示す平面図
【図11】 従来の配送伝票を示す平面図
【図12】 (a),(b),(c),(d)は従来の
工程を示す説明図
【図13】 (a),(b),(c)は従来の工程を示
す説明図
【図14】 (a),(b)は従来の工程を示す説明図
【図15】 従来の工程を示す説明図
【符号の説明】
1 元購入伝票 2 届け先
情報の記載欄 3 依頼主情報の記載欄 4 商品情
報の記載欄 5 確認番号 10 配送伝票 11 貼付
面 11a 粘着剤層 12 貼付
シート 13 貼合シート 14 届け先情報の記載欄 15 依頼
主情報の記載欄 16 商品情報の記載欄 18 確認
番号 18a 確認番号記載予定欄 19 バー
コード化された確認番号 19a 確認番号記載予定欄 20 各票 20a 商品貼付票 20b 証明
書 20c 配達所控 20d 物流
控 21 マージナルパンチ 22 耳部 23 コーナーカット部 24 剥離
シート 25 熱可塑性合成樹脂フィルム層 a 元購入伝票 b 配送
伝票 c 各票 d 届け
先情報記載欄 e 依頼主情報記載欄 f 配送
伝票用確認番号 g バーコード化された配送伝票用確認情報 h 依頼主情報記載欄 i 届け
先情報記載欄 j 元購入伝票側確認番号

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単一の依頼主記載欄に対して複数の届け
    先名記載欄が設けられ、それぞれの届け先について贈答
    品名記載欄が設けられ、且つ問い合わせ用の確認番号が
    ナンバーリングされた元購入伝票を、贈答品売り場に用
    意しておくかあるいは予め依頼主となる顧客宅に郵送し
    ておく工程と、 依頼主が商品を選択するとともに、選択した商品の名
    称、商品コード、数量等の商品関連情報及び依頼主名、
    届け先名等を元購入伝票に書き込む工程と、 係員が元購入伝票の記載内容を確認又は認識容易なよう
    に、その記載形態を訂正する工程と、 元購入伝票を後方処理部署に送り、元購入伝票に記載さ
    れた依頼主情報、届け先情報及び商品情報をナンバーリ
    ングされた確認番号とともに自動読取装置又は手動操作
    の一方又は両方を用いてコンピュータ入力する工程と、 裏面に贈答品等の商品包装体の表面への貼付手段を設け
    た一枚の貼付シートの表面に、依頼主情報の記載欄、届
    け先情報の記載欄、確認番号等の記載欄を備えた配送伝
    票の各票が複数枚、それぞれ独立して剥離可能に設けら
    れた配送伝票の該当箇所に、前記コンピュータに入力さ
    れたデータに基づいて、依頼主情報及び届け先情報をプ
    リントアウトするとともに、コンピュータに入力されて
    いる前記元購入伝票の確認番号の末尾に当該配送伝票の
    枝番を付して構成される確認番号をそのままの表記形態
    とバーコード化した表記形態の両形態によりプリントア
    ウトする工程と、 必要事項がプリントアウト状態となった配送伝票を贈答
    品の包装体表面に貼付する工程と、 物流経路における各部署を通過する毎に、配送伝票の各
    票を順次剥離するとともに、剥離した各票にプリントア
    ウトされたバーコードをバーコードリーダーによって読
    み取って各部署を通過した商品の確認番号を管理する工
    程と、 を主たる工程となし、依頼主からの商品出荷状況に対す
    る問い合わせに対しては、依頼主が告げる問い合わせ用
    の確認番号をコンピュータに入力して、コンピュータ内
    部で該当確認番号と一致する配送伝票の確認番号を直接
    検索するとともに、該当する配送伝票が読み取られた最
    終読取部署を特定することにより、商品の所在を確認し
    てなる贈答品等の商品の物流段階における商品追跡方
    法。
  2. 【請求項2】 配送伝票への依頼主情報、届け先情報並
    びに確認番号のプリントアウトにはノンインパクトプリ
    ンタを用いてなる請求項1記載の贈答品等の商品の物流
    段階における商品追跡方法。
  3. 【請求項3】 依頼主情報の記載欄、届け先情報の記載
    欄、確認番号等の記載欄を備えた配送伝票の各票を用い
    る代わりに、白紙の各票を用い、配送伝票の該当箇所
    に、依頼主情報、届け先情報及び確認番号をプリントア
    ウトする際に依頼主情報の記載欄、届け先情報の記載
    欄、確認番号等の記載欄の枠組みを同時にプリントアウ
    トしてなる請求項1記載の贈答品等の商品の物流段階に
    おける商品追跡方法。
JP32927393A 1993-12-27 1993-12-27 贈答品等の商品の物流段階における商品追跡方法 Pending JPH07187367A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32927393A JPH07187367A (ja) 1993-12-27 1993-12-27 贈答品等の商品の物流段階における商品追跡方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32927393A JPH07187367A (ja) 1993-12-27 1993-12-27 贈答品等の商品の物流段階における商品追跡方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07187367A true JPH07187367A (ja) 1995-07-25

Family

ID=18219608

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32927393A Pending JPH07187367A (ja) 1993-12-27 1993-12-27 贈答品等の商品の物流段階における商品追跡方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07187367A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014206963A (ja) * 2013-03-19 2014-10-30 株式会社日本デジタル研究所 会計処理システム、会計処理用プログラム、および帳表

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014206963A (ja) * 2013-03-19 2014-10-30 株式会社日本デジタル研究所 会計処理システム、会計処理用プログラム、および帳表

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6167679B1 (en) Combination custom printed form and container and method of using
US4340810A (en) Method and apparatus for merchandise distribution control
US9038537B2 (en) Method and system for applying customer-specific labels to unprinted side of printed products
JPH07187367A (ja) 贈答品等の商品の物流段階における商品追跡方法
JP6644029B2 (ja) 商品配送用梱包物及び商品配送用梱包方法
US20050211776A1 (en) Method and system for providing a mail stamp unit assembly with tracking code
JP3908284B2 (ja) 商品発送用帳票
JPH08295407A (ja) 物流管理方法及び物流管理システム
JPH03286254A (ja) 配送伝票
JPH096841A (ja) 贈答品申込み自動受付システム
JP5012441B2 (ja) 配送伝票
JP2818853B2 (ja) 物流用伝票
JPH03246096A (ja) 配送伝票とその使用方法
JPH07195870A (ja) 保証書
JPS60232312A (ja) 配送管理用バ−コ−ド票の作成方法
JP3027040U (ja) 輸送荷物の送り状
JPH1044645A (ja) 配送伝票発行システム及び該システムに使用される入力用紙
JP3645373B2 (ja) 機械読み取り用コードを有するスリップを用いた書籍の販売管理方法
JP2008225711A (ja) 配送伝票の発行方法
JP3748576B2 (ja) 特定宛先用雑誌類
JPH11348464A (ja) Idカード付き申込書作成システム
JP2004078854A (ja) 受注製品納入システム、及びそれに用いる印字装置並びに情報部材
JPH07266747A (ja) 配送伝票
JP3529818B2 (ja) 配送伝票
JPH0433640B2 (ja)