JP3748576B2 - 特定宛先用雑誌類 - Google Patents

特定宛先用雑誌類 Download PDF

Info

Publication number
JP3748576B2
JP3748576B2 JP14019293A JP14019293A JP3748576B2 JP 3748576 B2 JP3748576 B2 JP 3748576B2 JP 14019293 A JP14019293 A JP 14019293A JP 14019293 A JP14019293 A JP 14019293A JP 3748576 B2 JP3748576 B2 JP 3748576B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
envelope
sheet
code
reply
magazine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP14019293A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06247080A (ja
Inventor
宗昭 木下
太郎 中野
明彦 宇山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sagawa Printing Co Ltd
Original Assignee
Sagawa Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sagawa Printing Co Ltd filed Critical Sagawa Printing Co Ltd
Priority to JP14019293A priority Critical patent/JP3748576B2/ja
Publication of JPH06247080A publication Critical patent/JPH06247080A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3748576B2 publication Critical patent/JP3748576B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Credit Cards Or The Like (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、会員、顧客等、特定の個人または企業その他の団体(以下「特定人」ともいう)に送付され、それに対する応答がなされるようにした、例えば、雑誌、通信教育用テキスト、通信販売カタログ、その他の物件に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば会員、顧客等の特定の個人または企業等に、直接送付する物件、例えば旅行案内や通信販売の雑誌、カタログ、パンフレット、通信添削用書類等に関し、会員名簿、顧客名簿等のデータベースから、特定人の宛先(宛名)、宛先人特定用のID用コードをコンピュータ出力してラベルに印刷し封筒に自動貼り付けしたり、あるいは、これらを封筒に直接印刷して、物流ルート(郵便を含む)により送付することが行われている。
【0003】
しかし、宛先人の住所異動等があった場合には、「宛先人不明」として送付物が返送され、次回以降の発送をストップしなければ、無駄な発送を繰り返すことになるので、住所変更者のチェックを即座に行う必要がある。しかし何十万通もの発送となると、通常10%の住所異動があっても、何万件にもなり、チェック入力だけでも多大な時間と労力を必要とする。
【0004】
従来、数字のコード入力をしてチェックしていたが、桁数が多いと入力ミスが発生し易く、住所変更をしていない人を抹消したり、抹消しなければならない人が抹消されなかったりというトラブルが生じやすいものであった。
また、たとえ応答があっても、新住所を記載した応答がなされると、原住所氏名の者と果たして同一人であるのかどうか直ちには判明しない。例えば同姓同名者が何人かあれぱ、その内の誰からの応答であるか確認するのは煩雑でありかつ相当な手数を要し、また全体の処理効率を低下させ、商品の取引上問題がない場合でも、全員・顧客情報の管理上大きな障害となる。
【0005】
また返信用紙には、大抵の場合、情報処理のため返信用の住所や氏名、返信者のIDナンバーの記入欄が設けてあり、返信者が自分で記入しなけれぱならなくなっている。ところが、住所氏名が書かれていても、IDコードが記入されていなかったり、桁数の多い数字だと番号間違いをして誤った注文処理がなされ、その対応のためにコンピュータ検索をしたりと多くの時間と労力を必要とする。
【0006】
さらに、返信の際、返信者は自分の住所、氏名(または名称)、返信受信人の宛名を記載する必要があり、手数を要する。また、雑誌類の送付の際、返信用封筒を雑誌類等の中に差し込みしておくことも行われるが、送付する特定宛先の数が増えると、相当の時間と労力を要する。さらに単に差し込みするだけでは、特定宛先送付後、返信用封筒が本体から外れ紛失するおそれもある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような事情に鑑みて、効率、信頼性にすぐれた特定宛先用雑誌類を提供しようとするものであ。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明によれば、雑誌類本体と、表紙と、前記雑誌類本体および前記表紙の間に差し込まれた少なくとも1枚の応答用シートとを一体的に製本したものからなり、前記応答用シートは、応答書類シートおよび返信封筒シートを含み、前記表紙および前記応答用シートに、共通の宛先コードが記録されており、前記返信封筒シートは、前記雑誌類本体の頁とほぼ同一の寸法の2枚の封筒形成シートを重ね合わせ、前記重ね合わせた2枚の封筒形成シートにおける長方形状の封筒形成部分の3辺をシールし、前記封筒形成部分を前記雑誌類本体から切り取り可能な返信用封筒として形成したものからなっていることを特徴とする特定宛先用雑誌類が構成される。
【0009】
上記構成において、好ましくは、前記返信用封筒に返信受信者の宛名がさらに記録されており、あるいは、前記コードは、バーコードからなっている。
また好ましくは、前記コードは、が宛先人表示と併記されており、あるいは、透明封筒内または宛先読取り窓を有する封筒内に、前記宛先および前記コードの記録部分が前記封筒の外側から見えるように納められている。
【0012】
【作用】
本発明によれば、会員、顧客等の特定の宛先用の雑誌等の表紙部分とこれと一体に製本された応答用シートとに共通の宛先コードが記録されているので、会員、顧客等への雑誌等の送付、応答、応答の受信、データベースヘの入力等の効率化・信頼性の向上をもたらすことができる。
【0013】
即ち、特定宛先に雑誌類を送付する当初から、雑誌類中に応答用シート、例えば注文書、申し込み書、要望者等の応答書類シート、返信用封筒シートが本体と一体に形成され、これらの応答用シートに返信人(特定宛先人)、受信人の宛名、返信人のIDコードが記録されているので、応答者の記載手数を省略でき、従ってまた回収率の向上にも役立てることができる。またこのIDコードをリーダで読み取ることにより、返信応答者を直ちに特定できるので、佳所異動があつた場合、住所の記載ミス、記載忘れがあったような場合でも、応答者の確認に多大の時間と手数を要することもなく、さらにコードをバーコードにより記録することにより、数字のコード入力によりチェックする場合のように手数をかけたり、入力ミスを生じる心配もない。
【0014】
さらに、表紙に宛先・IDコードを記録した特定宛先用の雑誌類が、透明封筒内に納められ、または読取り窓を有する封筒内に前記宛先およびコードの記録部分が窓部に対応するように納められて、送受されるので、送付の際、とくに宛先を記載せずにそのまま送ることができ、かつ、バーコードリーダ等により容易に送付先を読取り、データベースに人力することができる。
【0015】
また、上記のように、表紙用シートと応答用シートに、宛先表示とID用コードが併記印字された後、同一ID番号毎に重ねてシールし一体化した後、各番号毎に枚葉紙に断裁、製本されるので、製本された雑誌類の表紙部と各応答用シートとの間で、宛先、ID番号が確実に一致することになる。
【0016】
【実施例】
図1は、本発明の特定宛先用雑誌類(雑誌、案内、通信販売用カタログ、通信添削用書類その他)の送受応答の概念図であり、会員、顧客等のデータベースのシステム側(A)から会員、顧客等のシステム利用者(以下単に「利用者」とも云う)側に雑誌等を流通ルート(郵便を含む)を通じて送り、一方これを受け取った利用者側では、必要に応じて、受け取った雑誌等の内部に製本等により表紙、本体と一体に包含されている応答用シート、例えば注文書、要望書、アンケート、参加申込書等の応答書類シートに必要事項を記入してシステム側に返送する。郵便等で返送する場合には、応答用シートの一部として形成されている返信用封筒に、返信人としての「特定宛先人」の住所、氏名(または名称)、IDコード、返信受信人の宛名が予め記録されているので、これを用いて直ちに返信処理を行うことができる。
【0017】
返信を受領したシステム側では、応答書類、返信封筒に予め記録されているコード(バーコード)をリーダで読取り、データベースに新しい情報を補充、更新するとともに、応答内容に応じ、例えば商品の送付、費用の請求、旅行の手配その他必要な処理を行う。
【0018】
図2は、図1のシステムの具体的過程の一例図である。システム側(A)では、利用者に関する情報、例えば住所氏名、ID用利用者コード(IDコード)、取引履歴その他の情報が、ホストコンピュータ(1)のメモリにデータベースとして格納されており、目的に応じて定期的に或いは不定期に、特定のまたは不特定の利用者に関する宛先(郵便番号、住所氏名)および利用者コード情報(両者を併せて「宛先・IDコード情報」と呼ぶことにする。)を、送付する雑誌等の表紙および内部に包含される応答用シートに印字する。利用者コードは、例えばバーコードで印刷する。
【0019】
(3)は宛先・IDコード印刷用のプリンタである。高速のレーザープリンタ等をホストコンピュータ(1)に直結して印字出力してもよいが、データ変換器(2)を通して、インクジェットプリンタ等により印字するようにしてもよい。宛先・IDコードは、雑誌等の表紙シート(C)および内部の応答用シート(R)の双方に印刷され、シール機(4)で双方の内容が前後にずれないように一体にシールされた後、製本され、透明封筒、または窓部を有する封筒に宛名部分を対応させて封入され、利用者に送付される。
【0020】
利用者側では、雑誌類内部に設けられた応答用書類、返信用封筒により返信応答を行う。返信を受信したシステム側では、バーコードリーダ(7)により、返信者をチェックし、上記のように処理する。
【0021】
図3は、宛先・IDコードの記載形態の実施例を示し、(a)は表紙への印刷例、(b)は利用者側、特定宛先人からシステム側への応答用シートのうち、応答書類シート、例えば注文書の場合の一例を示す。いずれも宛名・IDコード部分(図では二重枠部分)には、住所氏名の表示に加えて、利用者のIDコードがバーコードおよびOCR用数字で印刷されている。(a)の場合と(b)の場合では、フォーム、記載順序は目的に応じて適宜異なるが、宛先・IDコードの実質内容は一致する。図4は、旅行の参加申込み、通信添削申込み等の場合の記載例を示し、記載項目やフォームは異なっても、宛先・IDコードについては本質的には図3と同じである。
【0022】
図5は、応答用シートのうち、雑誌等の内部に本体頁と一体に形成した返信用封筒の構成例を示し、本体ぺ一ジのシートと同じ寸法を有し、本体ぺ一ジと一緒に綴じられた2枚重ねの封筒用シートに、左右・底部の3辺をシールして封筒部が形成され、封筒部はミシン目等の切取り線により本体から容易に切り離しできるように構成されている。
【0023】
図5の(a)は封筒の表面図、(b)は封筒の裏面図を示し、封筒表用シート(61)には返信受信人(システム側)の郵便番号、住所、氏名(名称)が印刷され、封筒裏用シート(62)には発信人(特定宛先人)の郵便番号、住所、氏名(名称)および発信人のIDコードがバーコードおよびOCR数字で印刷されている。表用シート(61)と裏用シート(62)はそれぞれの印刷面を外側にして、綴じ込み線(63),(64)を対応させて重ね合わされ、3辺(65と65’,66と66’,67と67’)に相当する位置で、シート(61),(62)の印刷面の裏側同志が互いにシールされている。シート(61)の非シール部(68)は封筒の開口部を形成し、(69)は蓋部を形成する。
【0024】
シート(61),(62)の封筒形成部の外側(綴じ込み縁側)には切り取り線▲1▼、切り取り線▲2▼が設けられ、この部分から封筒部を本体から切り離しできる。またシート(62)には、封筒開口部に切取り線▲3▼が設けられており、この外側部分69'を切り離し、蓋部(59)の裏側面に糊付けして、これをシート(62)側に折返しすれば、封書をシールすることができる。蓋部の裏側に相当する位置に、シール用糊剤を付加しておいてもよい。これには、該当位置に水湖を塗布乾燥させておくか、粘着紙として形成しておき、封筒使用時に上紙を取り除いて封をする等通常の方法を利用できる。雑誌類の製造工程中で上記返信用封筒を雑誌類本体と一体に形成する方法、およびさらに封筒蓋部にシール用水糊を付加する方法については、図9、図10に基づいて後述する。シート(61)の蓋部(69)に図のような斜めの切取り線▲4▼を設けておいてもよい。
【0025】
図6は、雑誌等への宛名・IDコード印刷・製本工程の概略例を示し、印刷機(30)、例えば3台の印刷機(または版胴)(30a)、(30b)、(30c)から表紙用シート(Sa)、応答用紙用シート(Sb)、(Sc)、・・・(注文書、要望書、アンケート、申込書等等の応答書類シート、および返信封筒シート)に実質同一内容の宛先およびIDコードが上下対応する位置に印刷されて送り出される。これを直接に、または、印刷しロールに形成した後巻き戻しながら、シール部(40)において、シートの側端部の一方が連続的に、適当な糊材でシールする。片側側端がシールされたシートは複数枚重ねの状態で製本機(50)に送られ、それぞれ該当頁に位置するようにして、シール部分が綴じ側と反対側側面から外に若干はみ出した状態で、シール側と反対側の側端がシート流れ方向に綴じられ製本される。シール部分は綴合わせの後に、断裁機(60)により側端部を揃えて断裁され、製本が完成する。これにより、雑誌等の表紙部分(C)および内部の応答用紙部分(応答書類用紙、返信用封筒)(R)に利用者のID用個人コードが記録され、かつ製本の際に両者の対応関係がずれるおそれも全く生じない。
【0026】
返信用封筒には、返信の受信人の宛名も印刷されているので、返信処理を簡略に行える。また返信人のIDコードも記録されているので、返信を受信した際には、リーダでこれを即座に読取り、ホストコンピュータにチェック入力することができる。
【0027】
図7は、印刷工程部の1ラインの具体的実施例を示し、用紙ロール(31)から引き出された用紙は、雑誌等の内容を印刷するため、ロールtoロール印刷機(32)に入り、その左半分部分で表面印刷を行い、右半分部分で裏面印刷を行う。印刷機(32)を出た用紙はインクジェットプリンタ(33)に導かれ、インクジェット(J)から噴出されるインキにより、上記の宛先人表示(郵便番号、住所および氏名)、ID番号のバーコード、OCR数字)が印字される。このID番号は、1枚毎に変わる連続番号の場合と、指定された特定番号の場合とがある。例えば、会員、顧客リスト等の全員に送付する物の場合には原則的には連続番号であり、これらの者のうち特定の条件の者に送付する物の場合には指定された特定のとびとびの番号となる。
【0028】
印字された用紙シートは、乾燥ドライヤー(34)からの熱風により乾燥された後、マージナルパンチ(35)により用紙送り用マージナル孔が明けられ、折部(36)において必要に応じて1ぺ一ジ相当長さ毎に折り目やミシン目が施され、最後に巻取ロール(37)に巻き取られる。
(38)は、横ミシン目加工部、(38’)は、斜めミシン目加工部、(39)は、縦ミシン目加工部であり、返信用封筒を印刷−製本工程で形成するための第一工程である。
【0029】
図8は、図7のようなラインにより、それぞれ印刷されたシートを相互の位置関係を対応させて帳合せシールするロールコレータであり、一列に配列されたロールシート(37a),(37b),(37c),・・・から印刷済のシートが同期して引き出され、同一のID番号の頁を合致させてシール部(40)で糊付けシールされた後、カッタ(41)により、1頁分ごとに断裁される。
【0030】
図9は二返信用封筒も表紙、応答書類用紙と同時に形成する場合の糊付けシール工程部の構成例を示し、送り先用シート(返信用封筒表用)(71)の走行路の非印字面側に、封筒3辺形成用の速乾性糊タンク(42)、速乾性糊添加ロール(44)、蓋部シール用の水湖タンク(43)、水湖添加ロール(45)を図の順番に設け、シート(71)の非印字側面の該当位置に、まず水湖を添加し乾燥した段階でさらに該当位置に速乾性糊を添加し、速乾性糊が未乾燥ないし半乾煙状態で、(71)の糊付け面をバーコード用シートて返信用封筒の裏側シート)(72)の非印字面と重ね、封筒形成部分の3辺をシールして封筒用シートを形成する。
【0031】
なお送り先用シート(71)は、図5の封筒表用シート(61)に相当し、バーコード用シート(72)は、図5の封筒裏用シート(62)に相当する。
図10は、糊添加部の構成例を示し、(a)図のように、添加ロール(44)、ロール(44’)の回転により、シート(71)の非印字面側の該当位置に3辺シール用の速乾性を添加する。一方添加ロール(45)、ロール(45’)の回転によりシート(71)の非印字面側の該当位置に蓋部シール用の水湖を添加する。
【0032】
図10の(c)図のように、ロール(44)には3辺シール部分の形状、寸法に適合するように、例えばコの字形の糊添加用の型(46)が図のような向きに設けられ、ロール(45)には蓋部シール部の形状、寸法に適合するように、水湖添加用の型(47)が例えば図の向きに設けられている。型(46),(47)は、例えばスポンジ、フェルー等弾性を有しかつ糊剤を保持できる材質で形成され、ロール(44),(45)の円筒面に沿って形成される。
【0033】
ロール(44),(45)の外径を同一とし、両者の円周、即ち糊付けの1ピッチをシート1ぺ一ジの長さに合わせ、且つ型(46)と型(47)の回転角度位置関係を調整して、シート(71)の3辺シール部(図5の65,66,67相当)に速乾性糊が添加され、蓋部相当位置(図5の69)に水湖が添加されるように構成される。なおロール(44),(45)相互間の角度位置関係、およびこれらとシート(71)との走行位置関係を所定に維持するため、ロール(44)と(44)、シート(71)駆動用ロール(図示せず)を共通の駆動源で駆動するように構成することが望ましい。
【0034】
また水湖の乾燥を促進するため、ロール(45)とロール(44)との間にドライヤーを設置してもよい。
このシール後の封筒用シート(71),(72)は、送り先用シート(71)側は表紙用シート(70)の非印字側面と重ねられ、バーコード用シート側(72)は申込み書用シート(73),(74)、要望書用シートその他(75),(76)(77),・・と重ねられ、製本時の綴じ込み線と反対側の側端が順次シールされ、結局表紙用シート、返信封筒シート、応答書類シート全体が一体の複合シートに形成される。
【0035】
その後、これらの複合シートは、各ページ分(各冊分)ごとに、シートの流れ方向に垂直に断裁され、雑誌類本体の他のぺ一ジのシートと重ねられ、上記シール部が綴じ側と反対の側部から若干外にはみ出した状態で、シート流れ方向に綴じられ、さらにシール部が側端を揃えて断裁されて製本が完成される。
【0036】
再び図2において、上記のように、表紙および応答用紙にIDコードが記録された送付物件は、透明材から構成された封筒内に封入され、あるいは宛名読取り窓つきの封筒内に、表紙の宛名部分が読取り窓に対応する状態に封入されて、郵便、宅配便その他の手段により利用者に送付される。
これを受け取った利用者は、必要に応じて、雑誌内の応答書類シートに所要事項を記載して、雑誌内に形成された返信用封筒によりシステム側に返送する。
【0037】
受信したシステム側は応答書類に記録されているIDコードをバーコードリーダで読み取り、所要の情報をホストコンピュータに登録するとともに、上記の必要な処理を行う。
【0038】
【発明の効果】
以上からも明らかなように、本発明によれば、表紙部分とこれと一体に製本された応答用シートとに共通の宛先コードが記録されていることを特徴とする特定宛先用雑誌類であり、会員、顧客等への雑誌等の送付、応答、応答の受信、チェック、データベースヘの入力等の効率化、信頼性の向上をもたらすことができる。
【0039】
即ち、応答用紙に当初からID用コードが記録されているので、応答者の記載手数を省略でき、また回収率の向上に役立てることができる。また応答者の住所移動があつた場合でも、応答者を直ちに特定でき、応答者の確認に多大の時間と手数を要することもなく、さらにコードがバーコードにより記録されているので、数字のコード入力によりチェックする場合のように手数をかけたり、入力ミスを生じる心配もない。
【0040】
さらに、特定宛先用の雑誌が、表紙の宛先、コード記録個所が、透明封筒内に、または宛先読取り窓を有する封筒内に前記宛先およびコードの記録部分を窓部に対応させて、納められて送受されるので、送付者が宛先を記載せずにそのまま送ることができ、送付の際、返信の受信の際にバーコードリーダにより容易に相手を読取り、データベースに入力することができる。
【0041】
また、上記のように、表紙用シートと応答用シートに、宛先表示とID用コードが併記印字された後、同一ID番号毎に重ねてシールした後、各番号毎に枚葉紙に断裁、製本されるので、製本後、宛先及ぴID番号が表紙部と応答用紙との間で確実に一致することになる。
さらに応答書類シート、返信用封筒を含めて雑誌類の印刷−製本工程で形成できるので、人力等による手数と時間が省け、雑誌類全体の作成、流通等を効率的に、かつ信頼性良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の特定宛先用雑誌等の流通方法の概念図である。
【図2】図2は、本発明の概特定宛先用雑誌等の物流情報管理システムの概略構成図である。
【図3】図3は、本発明の特定宛先用雑誌等に於ける宛先・IDコードの記載形態の実施例図である。
【図4】図4は、本発明の特定宛先用雑誌等に於ける宛先・IDコードの記載形態の他の実施例を示す。
【図5】図5は、雑誌類の内部に一体に形成された返信用封筒の構成例を示す。
【図6】図6は、本発明の特定宛先用雑誌等の宛名・IDコードの記録・製本工程の1例図である。
【図7】図7は、本発明の雑誌類製造工程の内の印刷工程部分等の1実施例図である。
【図8】図8は、本発明の雑誌類製造工程の内の印刷工程後のシール工程部分等の1実施例図である。
【図9】図9は、本発明の雑誌類製造工程の内の印刷工程後のシール工程部分等の他の実施例図である。
【図10】図10は、図9の工程に使用する糊付けシール部の構成例を示す。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ
2 変換器
3 プリンタ
4 シール機構
5 製本機
6 封入機
7 バーコードリーダ
30 印刷機
31 供給ロール
32 ロールtoロール
33 インクジェットプリンタ
34 ドライヤー
35 マージナルパンチ
36 折部
37 印刷済シートロール
37a、37b、37c 印刷済シートロール
40 シール機構
41 シートカッタ
42 速乾性糊タンク
43 水湖タンク
44 速乾性糊添加ロール
45 水湖添加ロール
46 3辺シール糊添加用型
47 開口部シール用糊添加型
50 製本機
51 断裁機
61 返信用封筒表シート
62 返信用封筒裏シート
63 綴じ込み線
64 綴じ込み線
65、66、67 シール部
68 封筒開口部
69 封筒蓋部
70 表紙用シート
71 送り先用シート(封筒用)
72 バーコード用シート(封筒用)
73、74 申込書用シート
75、75、77、・・ 要望書用シートその他
A システム側
B 利用者側
Sa、Sb、Sc 印刷済シート

Claims (5)

  1. 雑誌類本体と、表紙と、前記雑誌類本体および前記表紙の間に差し込まれた少なくとも1枚の応答用シートとを一体的に製本したものからなり、前記応答用シートは、応答書類シートおよび返信封筒シートを含み、前記表紙および前記応答用シートに、共通の宛先コードが記録されており、前記返信封筒シートは、前記雑誌類本体の頁とほぼ同一の寸法の2枚の封筒形成シートを重ね合わせ、前記重ね合わせた2枚の封筒形成シートにおける長方形状の封筒形成部分の3辺をシールし、前記封筒形成部分を前記雑誌類本体から切り取り可能な返信用封筒として形成したものからなっていることを特徴とする特定宛先用雑誌類。
  2. 前記返信用封筒には、返信受信者の宛名がさらに記録されていることを特徴とする請求項1に記載の特定宛先用雑誌類。
  3. 前記コードは、バーコードからなっていることを特徴とする諸求項1または請求項2に記載の特定宛先用雑誌類。
  4. 前記コードは、宛先人表示と併記されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の特定宛先用雑誌類。
  5. 透明封筒内または宛先読取り窓を有する封筒内に、前記宛先および前記コードの記録部分が前記封筒の外側から見えるように納められていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の特定宛先用雑誌類。
JP14019293A 1992-12-28 1993-05-18 特定宛先用雑誌類 Expired - Fee Related JP3748576B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14019293A JP3748576B2 (ja) 1992-12-28 1993-05-18 特定宛先用雑誌類

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4-360886 1992-12-28
JP36088692 1992-12-28
JP14019293A JP3748576B2 (ja) 1992-12-28 1993-05-18 特定宛先用雑誌類

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06247080A JPH06247080A (ja) 1994-09-06
JP3748576B2 true JP3748576B2 (ja) 2006-02-22

Family

ID=26472789

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14019293A Expired - Fee Related JP3748576B2 (ja) 1992-12-28 1993-05-18 特定宛先用雑誌類

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3748576B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06247080A (ja) 1994-09-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6209779B1 (en) Laminated mailer blank with transparent window
JP6229093B1 (ja) 郵便物等群および郵便物等
US4938505A (en) Business form for use in shipping parcels
US7813833B2 (en) Automated mail preparation system and method
JP3748576B2 (ja) 特定宛先用雑誌類
JP2003276940A (ja) 定型外封筒封入封緘システム
JP3665670B2 (ja) 配送票発行貼付システム
JP2976186B2 (ja) カード送付郵便物用封筒フォーム及びカード送付郵便物用封筒
JPH04308795A (ja) Omrカード付き宅配便用荷物伝票
JPS6243821Y2 (ja)
JP2001088463A (ja) 中綴じ冊子の作成方法及び中綴じ冊子
JP3810145B2 (ja) カード送付郵便物用封筒
JPH03286254A (ja) 配送伝票
US20100017313A1 (en) Foldable, One-Piece Mailer and Methods of Use Thereof
JPH1178308A (ja) 配送伝票付注文葉書台紙及びその送付袋
JP3665665B2 (ja) 配達票発行貼付装置
JP3027040U (ja) 輸送荷物の送り状
JP3665671B2 (ja) 配送票付き封筒を用いた配送票印字装置
JPH05155187A (ja) 封書作成方法及び装置
US20150091289A1 (en) Unitary special service delivery form mailpiece for delivery via a special service and method of using same
JP3395851B2 (ja) 配送伝票
JPS6227194A (ja) 配送票組の作成方法
JPH0630462Y2 (ja) カード管理用シート
JPS6013783Y2 (ja) Dp処理用封筒
KR0140464Y1 (ko) 반송봉투를 갖는 봉투겸용편지지

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051129

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091209

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091209

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101209

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111209

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees