JPH07185978A - 開先加工機における被削材押え装置 - Google Patents

開先加工機における被削材押え装置

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JPH07185978A
JPH07185978A JP33477293A JP33477293A JPH07185978A JP H07185978 A JPH07185978 A JP H07185978A JP 33477293 A JP33477293 A JP 33477293A JP 33477293 A JP33477293 A JP 33477293A JP H07185978 A JPH07185978 A JP H07185978A
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JP
Japan
Prior art keywords
pressing
work material
cutter
machining table
cutting unit
Prior art date
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Pending
Application number
JP33477293A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuto Yoshida
数人 吉田
Atsushi Oguchi
敦志 大口
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HATARII SEIMITSU KK
Original Assignee
HATARII SEIMITSU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 開先加工機の被削材押え装置を切削カッター
とともに移動する構造にして、被削材押え装置の部品点
数を削減し、組立を容易にする。 【構成】 機械本体フレーム21上に加工テーブル22を設
け、この加工テーブル22に沿ってレール26上の切削ユニ
ット23を、ピニオンギヤ27とラックギヤ28により移動可
能に設ける。切削ユニット23は、カッタースタンド24に
開先加工用の切削カッター37,38を設け、また取付板41
を介して油圧による押圧シリンダ42a を取付ける。押圧
シリンダ42a により昇降される押圧ロッド43a の先端
に、軸支板44a を介して押圧車輪46a を回転自在に軸支
する。この押圧車輪46a は、切削時にカッタースタンド
24とともに移動しながら、被削材Wを加工テーブル22に
挟圧する移動クランプ装置である。この移動クランプ装
置は、切削カッター37,38により力がかかる部分だけを
押える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、開先加工機において被
削材を加工時に固定する被削材押え装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図4乃至図6は従来の開先加工機を示
す。この従来の開先加工機は、図4において加工テーブ
ル10上に被削材Wをおき、開先加工機の公称能力分の被
削材Wを押え得る多数の油圧シリンダ11により、この油
圧シリンダ11の先端に取付けられたクランプ12を油圧力
で押下げ、このクランプ12と加工テーブル10とで被削材
Wを挟圧固定する。そして、図5および図6に示される
ように、高速回転するカッター13,14を搭載したカッタ
ースタンドを中心とする切削ユニット15を被削材Wの端
面に沿って移動し、被削材Wの端面に開先切削加工を行
なうものである。油圧シリンダ11は上フレーム16に固定
する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来の開先加工機
では、図4に示すように被削材Wの長さ寸法に応じた多
数の油圧シリンダ11およびクランプ12からなる被削材押
え装置が必要であり、また油圧の力を受けるため上フレ
ーム16の剛性も考慮しなくてはならず、機械重量が重く
なっていた。したがって、この従来の開先加工機では被
削材押え装置の部品点数が多くなり組立の手間もかかる
とともに、より長尺寸法の開先加工機の開発、製作を困
難にしていた。
【0004】本発明はこのような点に鑑みなされたもの
で、開先加工機の被削材押え装置をカッターによる力が
作用する被削材部分のみを押えるだけで良い構造とする
ことにより、被削材押え装置の部品点数を大幅に削減
し、その組立を容易に行えるようにすることを目的とす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、加工テーブル
に沿って切削ユニットが移動自在に設けられ、この切削
ユニットにより加工テーブル上に載支された被削材を切
削する開先加工機において、切削ユニットと共に移動す
る部分に、押圧シリンダにより昇降される押圧ロッドが
取付けられ、この押圧ロッドの先端に、被削材を加工テ
ーブルに押圧しながら移動する押圧車輪が設けられた構
成の開先加工機における被削材押え装置である。
【0006】
【作用】本発明は、切削ユニットの移動と同時に押圧車
輪が被削材を加工テーブルに押圧しながら移動し、加工
テーブル上で開先加工される被削材の切削時の振動およ
びずれを防止する。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図1乃至図3に示される実施
例を参照して詳細に説明する。
【0008】図3は平板鋼用の開先加工機を示し、機械
本体フレーム21の上面に加工テーブル22が設けられ、こ
の加工テーブル22に沿ってその後側に切削ユニット23が
移動自在に設けられている。
【0009】図1に示されるように、前記切削ユニット
23はカッタースタンド24を中心に構成された移動ユニッ
トであり、カッタースタンド24の下部に設けられたスラ
イダ25が、機械本体フレーム21に設けられたレール26に
摺動自在に嵌合され、カッタースタンド24の下部に回転
自在に突設されたピニオンギヤ27が、機械本体フレーム
21に取付けられたラックギヤ28と噛合されている。
【0010】図2に示されるように、前記カッタースタ
ンド24は、前記スライダ25の設けられた共通ベース24a
上に分割構成されている。その共通ベース24a の後端面
に取付板30により送りモータ31が設けられ、この送りモ
ータ31の回転軸32に前記ピニオンギヤ27が一体に設けら
れている。
【0011】そして、送りモータ31により回動されたピ
ニオンギヤ27は、ラックギヤ28と噛合いながら移動し、
カッタースタンド24を移送する。送りモータ31には、こ
のモータの回転量を測定するロータリエンコーダ33を取
付け、このエンコーダ33によりカッタースタンド24の移
動量を監視する。
【0012】各カッタースタンド24にはそれぞれカッタ
ーヘッド35,36が設けられ、この各カッターヘッド35,
36に開先加工用切削カッター37,38が設けられている。
各カッターヘッド35,36は、それぞれ図1にて上下方向
および左右方向に移動調整できるとともに、カッター軸
角度を可変調整できるように設けられているが、そのた
めの機構は一般的であるから説明を省略する。
【0013】図1では切削カッター37,38の歯面37a ,
38a が垂直に図示されているが、この歯面37a ,38a が
被削材Wの対向面の上下角部をそれぞれ開先加工すべく
傾斜するように各カッター軸の角度を設定する。そし
て、この切削カッター37,38を高速回転させて被削材W
の上下角部を削りながらカッタースタンド24とともに移
動し、上下部の開先加工を同時に行う。
【0014】図2に示されるように、各カッタースタン
ド24にはそれぞれ取付板41を介して複数の油圧作動形押
圧シリンダ42a ,42b ,42c が取付けられ、この各押圧
シリンダ42a ,42b ,42c によりそれぞれ昇降される押
圧ロッド43a ,43b ,43c の先端に、図示されないスラ
スト軸受およびラジアル軸受を介し軸支板44a ,44b,4
4c が縦軸中心で回転自在に設けられている。各軸支板4
4a ,44b ,44c の両側には、押圧ロッド43a ,43b ,4
3c の軸心と交差しない横軸45a ,45b ,45cによりそれ
ぞれ押圧車輪46a ,46b ,46c が回転自在に設けられて
いる。
【0015】このように、各押圧車輪46a ,46b ,46c
はキャスタ構造であるから、上昇状態では任意の向きに
あっても、対応する押圧シリンダ42a ,42b ,42c によ
り下降されて被削材Wに接触すると、図2に示された一
定の向きに安定して被削材Wを押圧する。
【0016】加工テーブル22には、図1に示されるよう
に被削材Wを水平に支持できる等レベル面に多数のベア
リング47が並設されている。
【0017】次に、この実施例の作用を説明する。図1
および図2において、機械本体フレーム21に設けられた
ラックギヤ28に対し、送りモータ31により回転されるピ
ニオンギヤ27が噛み合いながら移動し、カッタースタン
ド24を被削材Wに沿って図2の矢印方向へ移送する。カ
ッタースタンド24は移動しながら高速回転中の切削カッ
ター37,38により被削材Wを削り、開先加工を行う。
【0018】この開先加工にあたって、送りモータ31に
取付けられたロータリエンコーダ33がモータ31の回転量
を測定してカッタースタンド24の移動量を監視し、先ず
押圧車輪46a が図2に示されるように被削材Wの端部上
面と対向するタイミングにて、押圧シリンダ42a のシリ
ンダヘッド側に油圧を供給して押圧ロッド43a を押下
げ、押圧ロッド43a の先端にある押圧車輪46a を被削材
Wに押付け、押圧車輪46a と加工テーブル22とで被削材
Wを挟圧して固定する。
【0019】同様に、ロータリエンコーダ33によるタイ
ミング制御で、被削材Wの端部上面と対向した押圧車輪
46b ,46c を順次下げ、被削材Wを挟圧しながら切削カ
ッター37,38により開先加工を行う。このように押圧車
輪46a ,46b ,46c による挟圧固定によって加工テーブ
ル22上に載支された被削材Wの切削時の振動およびずれ
を防止する。
【0020】押圧車輪46a ,46b ,46c は既に説明した
ようにキャスタ機能を持つから、図2の矢印で表された
カッタースタンド24の移動方向に対し押圧ロッド43a ,
43b,43c の反対側に位置し、自動的に向き調整されて
円滑に回転する。
【0021】以上のように、カッタースタンド24に押圧
シリンダ42a ,42b ,42c 、押圧ロッド43a ,43b ,43
c および押圧車輪46a ,46b ,46c などからなる移動ク
ランプ手段が搭載され、この移動クランプ手段は、切削
移動においてカッタースタンド24と共に移動し、切削カ
ッター37,38により力がかかる被削材部分だけを押える
から、被削材Wの長さに関係なく必要最小限の機構でよ
い。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、切削ユニットと共に移
動する部分に、押圧シリンダの押圧ロッドにより昇降さ
れて被削材を加工テーブルに押圧する押圧車輪を設け、
切削送りと同時に移動する移動クランプを構成すること
により、被削材押え装置の部品点数を大幅に削減でき、
その組立を容易にすることができる。また、従来は必要
であった多数の押圧シリンダを支持する上フレームが不
要となる。そして、このように被削材押え装置をカッタ
ーによる力が作用するところだけを部分的に押える移動
クランプ構造とすることにより、従来の被削材全体をク
ランプする被削材押え装置のように被削材の長さに応じ
て押圧シリンダの数を増やしたり上フレームの強度を上
げる必要がなく、経済性を損なうことなく長尺の被削材
に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る平板鋼用開先加工機の一実施例を
示す断面図である。
【図2】同上開先加工機の要部の正面図である。
【図3】同上開先加工機の全体の外形を示す正面図であ
る。
【図4】従来の平板鋼用開先加工機を示す正面図であ
る。
【図5】同上従来加工機の平面図である。
【図6】同上従来加工機の側面図である。
【符号の説明】
W 被削材 22 加工テーブル 23 切削ユニット 42a ,42b ,42c 押圧シリンダ 43a ,43b ,43c 押圧ロッド 46a ,46b ,46c 押圧車輪

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工テーブルに沿って切削ユニットが移
    動自在に設けられ、この切削ユニットにより加工テーブ
    ル上に載支された被削材を切削する開先加工機におい
    て、 切削ユニットと共に移動する部分に、押圧シリンダによ
    り昇降される押圧ロッドが取付けられ、この押圧ロッド
    の先端に、被削材を加工テーブルに押圧しながら移動す
    る押圧車輪が設けられたことを特徴とする開先加工機に
    おける被削材押え装置。
JP33477293A 1993-12-28 1993-12-28 開先加工機における被削材押え装置 Pending JPH07185978A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007167991A (ja) * 2005-12-20 2007-07-05 Heian Corp 被加工板の加工装置
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