JPH07185816A - アーク溶接用ロボット及びその制御方法 - Google Patents

アーク溶接用ロボット及びその制御方法

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JPH07185816A
JPH07185816A JP33368493A JP33368493A JPH07185816A JP H07185816 A JPH07185816 A JP H07185816A JP 33368493 A JP33368493 A JP 33368493A JP 33368493 A JP33368493 A JP 33368493A JP H07185816 A JPH07185816 A JP H07185816A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アークスタート時にアークの発生確率を高
め、アークが発生しない場合においてもトーチを溶接開
始点まで復帰させる工程を不要にし、自動化効率が高い
アーク溶接用ロボット及びその制御方法を提供する。 【構成】 トーチを溶接開始点に位置させ、アークスタ
ート指令信号を出力(ステップS1)した後、アークが
発生したか否かを検出し(ステップS2)、アークの発
生が検出された場合には溶接作業に移行し(ステップS
3)、アークの発生が検出されない場合にはアークスタ
ート指令信号を停止し、トーチから突出したワイヤをワ
ークの表面に接触させた状態で、トーチを溶接リトライ
開始点までの移動軌跡上で移動させ(ステップS4)て
からアークスタート指令信号を出力する(ステップS
5)。その後、トーチを前記移動軌跡上を溶接開始点ま
で復帰させてからアークが発生したか否かを検出する
(ステップS6)。このときにアークの発生が検出され
ない場合にはそのままの位置でロボットの動作を停止す
る(ステップS8)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアーク溶接用ロボット及
び溶接開始点におけるアークの発生を制御するアーク溶
接用ロボットの制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アーク溶接用ロボットの溶接開始
点におけるアーク発生の制御においては、トーチが位置
決めされたアークスタート点でアークスタート指令信号
を出力して、アークの発生が検出されない場合に、アー
クの発生を試みながらトーチをある方向に所定量移動さ
せる。そしてトーチを所定量移動させる間にアークが発
生した場合にはその位置から溶接開始点に復帰させて本
溶接を開始する。なお、トーチを所定量移動させてもア
ークが発生しない場合にはロボットの溶接作業を停止
し、そのアーク未発生の異常を作業者に知らせるアラー
ムを出力することとしている(特開昭64―62273
号)。
【0003】なお、アークスタート時にアークが発生し
ない原因の多くはアークスタート時にトーチが位置する
ワーク表面のサビ等、及びその周辺部に溶接スラグ等の
絶縁物が付着しているためである。また、この溶接スラ
グは本溶接の前工程として仮付け溶接をした際のビード
から生じるものであったり、又は多層盛溶接におけるそ
れ以前に溶接したビードから生じるものである。いずれ
も、この絶縁物は溶接ビードの周辺に幅広く付着してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の技術においては、アークが発生しない場合に、その場
所からそのままトーチをある方向に所定量移動させなが
らアークの発生を試みていた。トーチから突出した溶接
ワイヤとワーク表面との間に絶縁物があることが原因で
アークが発生しない場合には、前記トーチの移動におい
てワークに押しつけられた溶接ワイヤが絶縁物を運びな
がら絶縁物と共に移動するため、絶縁物が溶接ワイヤに
付着した状態のままでアークの発生を試みることにな
り、トーチの移動の間にアークの発生を試みてもアーク
の発生に到らないことが多い。
【0005】この場合は、トーチを所定量だけ移動させ
るのに相当の時間を費やした上で、ロボットを停止させ
て、ロボットが停止したことをアラームによってオペレ
ータに通知し、オペレータが絶縁物を清掃してから再び
アークスタートを試みる必要があった。但し、ロボット
の停止位置が溶接開始位置でないので、オペレータによ
る絶縁物清掃が的確にされず、このため最終的にアーク
の発生に到るまでに長時間を要していた。
【0006】更に、結局アークが発生しないで溶接作業
の停止に到った場合には、トーチが移動した先にある状
態でロボットが停止していたのでその後、溶接作業を再
開するためには、トーチを溶接開始点まで復帰させる作
業が必要であった。
【0007】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、アークスタート時にアークの発生に到る確
率を高めることによりアーク発生に到るまでの時間を短
縮し、更にアークが発生しない場合においてもアークス
タートミスの原因を的確に除却でき、トーチを溶接開始
点まで復帰させる工程を不要にし、自動化効率が高いア
ーク溶接用ロボット及びその制御方法を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るアーク溶接
用ロボットは、溶接ワイヤを案内して送給するトーチ
と、このトーチの位置を検出してトーチ位置信号を出力
するトーチ位置検出手段と、前記トーチを移動させるト
ーチ移動手段と、ワークと前記溶接ワイヤとの間にアー
クを発生させるに必要な電圧及び電流を印加する電源装
置と、前記ワークと前記溶接ワイヤとの間にアークが発
生したことを検出して、アーク発生検出信号を出力する
アーク発生検出手段と、前記電源装置に対してアークス
タート指令信号を出力してアーク発生用電圧及び電流を
出力させるアークスタート指令手段と、溶接開始点及び
溶接リトライ開始点を記憶する記憶手段と、前記トーチ
位置信号と前記溶接開始点とを比較すると共に、前記ト
ーチ位置信号と前記溶接リトライ開始点とを比較するト
ーチ位置比較手段と、前記トーチ位置比較手段の比較結
果と前記アーク発生検出信号とを入力して前記アークス
タート指令手段及び前記トーチ移動手段を制御する制御
手段とを有することを特徴とする。
【0009】本発明に係る第1のアーク溶接用ロボット
の制御方法は、トーチを溶接開始点に位置させてアーク
スタート指令信号を出力しアークの発生を試みる工程
と、アーク発生が検出されたか否かを判定しアーク発生
が検出された場合には溶接作業に移行し、アーク発生が
検出されない場合にはリトライ工程に移る工程とを有
し、前記リトライ工程においては前記アークスタート指
令信号を停止し溶接ワイヤをワークに接触させた状態で
所定の移動軌跡に沿ってトーチを溶接リトライ開始点に
移動させる工程と、アークスタート指令信号を出力した
後前記トーチを前記移動軌跡に沿って前記溶接開始点に
移動させる工程と、アーク発生が検出されたか否かを判
定しアーク発生が検出された場合には溶接作業に移行し
アークの発生が検出されなかった場合にはそのままの位
置で動作を停止する工程とを有することを特徴とする。
【0010】本発明に係る第2のアーク溶接用ロボット
の制御方法は、前記第1のアーク溶接用ロボットの制御
方法と、前記リトライ工程が、前記アークスタート指令
信号を停止し溶接ワイヤをワークに接触させた状態で所
定の移動軌跡に沿ってトーチを溶接リトライ開始点に移
動させる工程と、アークスタート指令信号を出力した
後、前記トーチを前記移動軌跡に沿って前記溶接開始点
に移動させる工程と、アーク発生が検出されたか否かを
判定しアーク発生が検出された場合には溶接作業に移行
しアークの発生が検出されなかった場合には、前記溶接
リトライ開始点に前記トーチを移動させる工程が所定回
数以下の場合に前記リトライ工程の初めに戻り、所定回
数を超えた場合にはそのままの位置で動作を停止する工
程を有する点で異なる。
【0011】
【作用】本発明に係るアーク溶接用ロボットの制御方法
においては、トーチが位置するワーク表面の周辺に絶縁
物が付着している等の理由で溶接開始点で溶接ワイヤと
前記ワークとの間にアークが発生しない場合には、アー
クスタート指令信号を停止し、その後前記トーチから突
出した前記溶接ワイヤを前記ワークの表面に接触させた
状態で、前記トーチを前記溶接開始点から溶接リトライ
開始点まで移動させる。この移動軌跡上では前記トーチ
から突出した前記溶接ワイヤが前記ワーク表面に接触
し、前記ワークを擦りつつ移動することで前記移動軌跡
上の絶縁物をこそぎつつ運びながら移動する。従って、
前記移動軌跡上においては、前記トーチが通過する以前
よりも絶縁物が少ない確率が高くなる。
【0012】また、前記移動軌跡の端点である前記溶接
リトライ開始点においては、前記トーチの往復動作によ
って前記トーチの移動方向が逆転することにより、前記
トーチから突出して前記ワークに押しつけられ屈曲した
前記溶接ワイヤに対してその屈曲の方向を変える力が作
用する。即ち、図4に示すごとく、トーチ8から突出し
た溶接ワイヤ9の先端のワーク10に押しつけられた部
分が前記ワークの表面に沿って弧を描くように回転す
る。前記溶接ワイヤは剛性が高いので、この屈曲した前
記溶接ワイヤの回転運動によって、前記溶接ワイヤによ
って運ばれてきた絶縁物及び前記トーチが移動する間に
前記溶接ワイヤに付着した絶縁物がはじき飛ばされる力
は強い。従って、この回転運動により、前記溶接リトラ
イ開始点の周辺に付着した絶縁物及び前記溶接ワイヤに
付着した絶縁物が除去されている確率が増大する。
【0013】次に、前記溶接リトライ開始点においてア
ークスタート指令信号を出力した後、前記トーチを前記
溶接リトライ開始点から前記溶接開始点へ前記移動軌跡
上を復帰させる。このとき、前記トーチの往移動により
前記移動軌跡上の絶縁物が減少し、また前記溶接ワイヤ
の回転運動によって前記溶接ワイヤに付着した絶縁物が
除去されていることが期待されるので、前記溶接リトラ
イ開始点、又は前記移動軌跡上においてアークが発生す
る確率は高い。従って、期待値としてのアークを発生さ
せるまでに要する時間が短縮される。
【0014】更に、このようなアーク発生のリトライに
よってもアークが発生せず、ロボットの停止に到った場
合にも、停止した状態においては前記トーチが前記溶接
開始点に戻っているので、従来技術のように、溶接作業
を再開する際に前記トーチを前記溶接開始点に復帰させ
る工程を必要としない。
【0015】また、一回のリトライでアークが発生しな
い場合には、本発明の請求項5に係るアーク溶接用ロボ
ットの制御方法のように前記トーチの往復運動を複数回
繰り返すことにより、前記トーチの往復運動に伴う前記
溶接ワイヤの回転運動による前記ワーク表面の清掃作用
は前記溶接リトライ開始点のみならず前記溶接開始点に
おいても作用することとなる。また、前記トーチの往復
動作によるアーク発生の試みは繰り返し行われるので、
強固に付着した絶縁物に対しても清掃除去する作用が複
数回働き、アーク発生の確率が更に一層増大する。
【0016】また、リトライの繰り返しの回数は必ずし
も一定ではなく、アークの発生が検出されると、リトラ
イの繰り返しは中止され、溶接作業が開始される。そし
て、絶縁物が前記ワーク表面に付着していること以外の
原因、例えば溶接電源の故障などでアークが発生しない
場合においても、繰り返しの回数は所定の回数を上限と
してそれ以上行われることはなく、無駄に作業時間を消
費することがない。
【0017】このように、複数回繰り返すことにより、
アークが発生する確率が更に一層増大し、期待値として
のアークを発生させるまでに要する時間が更に短縮され
る。
【0018】また、本発明に係るアーク溶接用ロボット
は、本発明の請求項4及び5に係る制御方法により自動
制御することが可能である。先ず、トーチ位置検出手段
により検出されたトーチの位置と記憶手段に記憶された
溶接開始点とをトーチ位置比較手段により比較して前記
トーチをトーチ移動手段により前記溶接開始点へ移動さ
せる。その位置でアークスタート指令手段がアークスタ
ート指令信号を発生する。アークスタート指令信号に従
い、電源装置から溶接ワイヤとワークとの間にアークを
発生させるための電圧が印加される。そして、アーク発
生検出手段がアークが発生したことを検出すれば溶接作
業に移行する。アークが発生していない場合には、リト
ライ工程に移りアークスタート指令信号を停止し、前記
トーチ移動手段により、前記記憶手段に記憶された溶接
リトライ開始点へ移動させる。次に、再びアークスター
ト指令信号を出力して溶接電圧を印加しつつ、前記トー
チを前記溶接リトライ開始点から前記溶接開始点へ前記
移動軌跡上で移動させて復帰させる。そして、前記溶接
開始点で前記アーク発生検出手段によりアークが発生し
たか否かを検出する。アークが発生していれば溶接作業
に移行する。アークが発生していなければ、そのままの
位置でロボットの動作を停止するか、又は前記トーチの
移動、前記トーチの復帰及びアーク発生の検出の一連の
動作を所定の回数を上限として繰り返し行う。前記繰り
返し工程において途中でアークの発生が検出された場合
には、リトライを中止して溶接作業に移行することと
し、いずれのアーク発生の検出工程においてもアークの
発生が検出されない場合には、そのままの位置でロボッ
トの動作を停止する。
【0019】
【実施例】次に、本発明の実施例について添付の図面を
参照して説明する。図3は本発明の実施例に係るアーク
溶接用ロボットの構成を示す要部ブロック図である。図
3において、溶接の対象となるワーク10と溶接ワイヤ
9との間には溶接電源11から溶接電圧が供給される。
この溶接ワイヤ9はトーチ8により案内されてワーク1
0に向けて送給される。また、溶接電圧が印加された溶
接ワイヤ9とワーク10との間にアークが発生する。マ
ニピュレータ7はトーチ8を保持し移動させるものであ
り、マニピュレータ内部のサーボモータ(図示せず)に
より駆動される。また、教示ペンダント6はオペレータ
が教示プログラム及び設定データを入力するためのもの
である。
【0020】制御装置1のサーボ制御回路4はマニピュ
レータ7のサーボモータを制御してトーチ8を所定位置
に移動させる。記憶回路3は教示プログラム及び設定デ
ータを記憶しておくための回路である。記憶回路3は、
詳しくはロボット制御プログラムを格納するROMと教
示プログラム及び設定データを格納するRAMとから構
成されている。更に、制御装置1の内部には、制御機能
を実行する中央演算装置(以下CPUという)2が設置
されている。溶接電源インターフェース5はCPU2と
溶接電源11との間の信号を相互に伝達するものであ
る。
【0021】マニピュレータ7の各軸のサーボモータに
はエンコーダが取り付けられており(図示せず)、これ
らの信号によって得られるデータを変換することによ
り、マニピュレータ7が保持するトーチ8の位置を検出
することができる。また、マニピュレータ7の各軸のサ
ーボモータは制御装置1内にあるサーボ制御回路4によ
って駆動され、各軸の合成運動によってトーチ8は所望
の方向に所望の距離だけ移動させることができる。
【0022】溶接電源11はその内部にアークが発生し
たときに溶接電流が変化することを検知してアーク発生
を検出するアーク発生検出回路を備えており(図示せ
ず)、アーク発生検出回路が発生する信号は、制御装置
1内の溶接電源インターフェース5を介してCPU2に
伝えられる。また、溶接電源11は、制御装置1からの
アークスタート指令信号によってワーク10と溶接ワイ
ヤ9との間に所定の電圧及び電流を印加する。
【0023】このアーク溶接用ロボットはオペレータが
教示ペンダント6を用いて入力した教示プログラムに従
って制御装置1がマニピュレータ7及び溶接電源11を
制御し、トーチ8を移動させながら溶接ワイヤ9を送給
してワーク10を溶接するものであって、これらの構成
は従来のアーク溶接用ロボットと同じである。
【0024】以下、上述のアーク溶接用ロボットの制御
方法の実施例について、図1のフローチャートも参照し
て説明する。
【0025】先ず、溶接作業の教示プログラム、溶接開
始点及びこの溶接開始点から溶接リトライ開始点までの
例えば教示の溶接開始点と溶接終了点を含む次の点を結
ぶ方向及び距離は、オペレータが教示ペンダント6を用
いて記憶回路3に記憶させておく。
【0026】なお、CPU2は溶接開始点からの相対的
位置として前記方向及び距離により溶接リトライ開始点
を演算し、これを記憶回路3に記憶させる。教示プログ
ラムに従って溶接作業を開始するときに、CPU2はサ
ーボ制御回路4によってマニピュレータ7の各軸のサー
ボモータを駆動し、トーチ8の位置決めを行ってトーチ
8を溶接開始点に移動させた後に溶接電源インターフェ
ース5を介して溶接電源11に対してアークスタート指
令信号を出力する(ステップS1)。
【0027】次に、溶接ワイヤ9とワーク10間にアー
クが発生したか否かを、溶接電源11から溶接電源イン
ターフェース5を介してアーク発生検出信号をCPU2
が受け取ることによりCPU2が判定する(ステップS
2)。
【0028】ここでアークの発生が検出された場合に
は、トーチ8は溶接開始点に位置しているので、そのま
ま溶接作業に移行する(ステップS3)。
【0029】また、アークの発生が検出されない場合に
は、CPU2はアークスタート指令信号を停止し、トー
チ8から突出した溶接ワイヤ9がワーク10の表面を擦
る状態のままで、トーチ8を溶接開始点から溶接リトラ
イ開始点まで移動させる(ステップS4)。
【0030】この溶接リトライ開始点は、上述の演算値
でなく、予め教示した点でもよい。このトーチ8の溶接
開始点から溶接リトライ開始点までの移動軌跡は後にト
ーチ8が復帰している間にアークが発生してビードを生
じた場合に、そのビードが最終的な溶接の品質を損なわ
ない方向であれば良く、例えば教示プログラム中に指示
されている溶接作業での溶接線の方向であってもよい
し、又は多層盛溶接において多パスの溶接を行う場合に
は、多パスに隠れる範囲で溶接線に直交する方向であっ
てもよい。
【0031】なお、トーチ8を溶接開始点から溶接リト
ライ開始点に移動させるときの速度については、アーク
スタート指令信号が停止した状態で移動する際の速度
(例えばエアカット速度)であるので、アーク発生を試
みながら移動する際のトーチの移動速度のように、発生
したアークが途切れて消滅してしまうことがないように
十分に遅いものにするという制限がなく、より速い速度
で動かすことができる。例えば、アークスタートを試み
る際の速度が100cm/分であるのに比較して、この
移動の速度は500cm/分であってもよい。また、こ
の移動の速度は、非作業時にトーチを動かす際の所謂エ
アカット速度と同じでもよく、ロボットの制御プログラ
ム中に定数として設定されていればよい。
【0032】次に、溶接リトライ開始点において、アー
クスタート指令信号を出力してトーチ8を溶接リトライ
開始点から溶接開始点の方向へ前記移動軌跡上を復帰さ
せる(ステップS5)。
【0033】トーチ8が溶接開始点に復帰した後にステ
ップS2と同様にしてアークが発生したか否かを調べる
(ステップS6)。
【0034】アークの発生が検出された場合には、トー
チ8は溶接開始点にあり、そのまま溶接作業に移行する
(ステップS7)。アークの発生が検出されない場合に
は、そのままの位置でロボットを停止する(ステップS
8)。そして、CPU2は溶接電源インタフェース5を
介して、溶接電源11に出力中のアークスタート指令信
号を停止する(ステップS9)。続いて、CPU2が図
示せぬ警報装置により、オペレータへアラーム出力する
(ステップS10)。
【0035】本実施例において、ステップS4及びステ
ップS5の結果として溶接ワイヤ9が前記移動軌跡上の
絶縁物をこそぎつつ運びながら移動するため、移動軌跡
上の絶縁物は減少する。溶接リトライ開始点でトーチ8
の往復動作によってトーチ8の移動方向が逆転すること
により、トーチ8から突出してワーク10に押さえつけ
られ屈曲した溶接ワイヤ9に対して屈曲の方向を変える
力が作用して、図4に示すように溶接ワイヤ9先端のワ
ーク10に押しつけられた部分が、ワーク10表面に沿
って弧を描くように回転する。溶接ワイヤ9は剛性が高
いので回転運動の力も強く、溶接ワイヤ9によって運ば
れた絶縁物及びトーチ8が移動する間に溶接ワイヤ9に
付着した絶縁物は、強い力ではじき飛ばされる。従っ
て、この回転運動により、溶接リトライ開始点の周辺に
付着した絶縁物及び溶接ワイヤ9に付着した絶縁物が除
去される確率が増大し、アークの発生する確率も増大す
る。また、アークが発生しない場合はトーチ8を溶接開
始点に位置させた状態でロボットを停止する。
【0036】アークスタート時にアークの発生に到る確
率を高めることによりアーク発生に到るまでの時間が短
縮され、またアークが発生しない場合においては、再度
溶接開始する位置をトーチ8が示しており、オペレータ
はその位置での絶縁物等を除去し、確実に再アークスタ
ートが可能となる。更に、トーチ8を溶接開始点まで復
帰させる工程が不要になり、自動化効率が高くなる。
【0037】次に、本発明の請求項5に係る制御方法の
実施例について図3及び図2のフローチャートを参照し
て説明する。本実施例が図1に示す実施例と異なる点
は、トーチ8を溶接開始点に移動させた後、トーチ8を
移動し復帰しながらアーク発生を試みた回数を記憶回路
3に記憶させる点である。
【0038】次に、溶接電源インターフェース5を介し
て溶接電源11に対してアークスタート指令信号を出力
し(ステップS1)、溶接ワイヤ9とワーク10との間
にアークが発生したか否かを、溶接電源11から溶接電
源インターフェース5を介してCPU2がアーク発生検
出信号を受け取ることによりCPU2が判定する(ステ
ップS2)。
【0039】アークの発生が検出された場合には、トー
チ8は溶接開始点に位置しており、そのまま溶接作業に
移行する(ステップS3)。なお、アークの発生が検出
されない場合には、CPU2はアークスタート指令信号
を停止し、トーチ8から突出した溶接ワイヤ9がワーク
10の表面を擦る状態のままで、トーチ8を溶接開始点
から溶接リトライ開始点まで移動させる(ステップS
4)。次に、溶接リトライ開始点においてアークスター
ト指令信号を出力してトーチ8を溶接リトライ開始点か
ら溶接開始点の方向へ前記移動軌跡上を復帰させる(ス
テップS5)。その後、トーチ8が溶接開始点に復帰し
たときにステップS2と同様にしてアークが発生したか
否かを判定する(ステップS6)。そしてアークの発生
をリトライした回数を記憶回路3に記憶させる。アーク
の発生が検出された場合にはトーチ8は溶接開始点にあ
り、そのまま溶接作業に移行する(ステップS7)。ア
ークの発生が検出されない場合には、アークの発生をリ
トライした回数を記憶回路に加算記憶し(ステップS
8)、予め記憶回路3に記憶させてある上限の回数と比
較する(ステップS9)。この場合に、前記回数が上限
の回数に達していない場合には、ステップS4に戻り以
降のステップを続行する。前記回数が上限数に達した場
合にはそのままの位置でロボットを停止する(ステップ
S10)。その後、アークスタート指令信号を停止し
(ステップS11)、アラーム出力を出力する(ステッ
プS12)。
【0040】なお、トーチの往復動作を繰り返す際に、
溶接リトライ開始点を一定の点とせず、例えば、教示の
溶接開始点と溶接終了点を含む次の点を結ぶ方向に所定
距離離れた予め定めた溶接リトライ開始点より次の点の
所定距離づつずらした複数箇所の点としても本発明の効
果と同様の効果を得ることができる。
【0041】本実施例においては、図1に示す実施例と
同様の効果を有するのに加え、一回のリトライ工程でア
ークが発生しない場合には、トーチの往復運動が繰り返
されるので、前記トーチの往復運動に伴う溶接ワイヤの
回転運動によるワーク表面の清掃作用は溶接リトライ開
始点のみならず溶接開始点においても作用するという効
果がある。また、トーチの往復動作によるアーク発生の
試みは繰り返し行われるので、強固に付着した絶縁物に
対しても清掃除去する作用が複数回働き、アークの発生
する確率も高まってゆく。この繰り返しの回数は必ずし
も一定ではなく、アークの発生が検出されると繰り返し
は中止され溶接作業が開始される。そして、絶縁物がワ
ーク表面に付着していること以外の原因、例えば溶接電
源の故障などでアークが発生しない場合においても、繰
り返しの回数は所定の回数を上限として、それ以上行わ
れることはなく、無駄に作業時間を消費することがな
い。本実施例は、前記請求項4に係る実施例に比較し
て、アークが発生する確率がさらに増大する。またアー
クが発生しない場合は、トーチを溶接開始点に位置させ
た状態でロボットを停止する。
【0042】上述の如く、本実施例においては、アーク
スタート時にアークの発生に到る確率が図1に示す実施
例より更に高まり、アーク発生に到るまでの時間を更に
短縮することができる。また、アークが発生しない場合
においても、トーチを溶接開始点まで復帰させる工程が
不要になる。結果として図2の実施例は図1に示す実施
例よりも更に自動化効率が高くなる。
【0043】次に、本発明のアーク溶接用ロボットの他
の実施例について図5のブロック図を参照して説明す
る。
【0044】記憶手段16は教示プログラム、溶接開始
点並びに溶接リトライ開始点までの方向及び距離を記憶
する。演算手段14は前記溶接開始点、前記方向及び前
記距離から溶接リトライ開始点を演算し決定する。
【0045】トーチ位置比較手段15はトーチ位置検出
手段12で検出したトーチの位置を前記溶接開始点及び
前記溶接リトライ開始点と比較する。また、アーク発生
検出手段13は溶接ワイヤ9とワーク10との間にアー
クが発生したか否かを検出する。そして、条件判定手段
17はトーチ位置比較手段15及びアーク発生検出手段
13の結果から、アークスタートを試みるか、トーチを
移動させるか、アークスタートを試みながらトーチを移
動させるか、又は動作を停止するかの条件の中から一つ
の対応を選択する。
【0046】アークスタート指令手段18はアークスタ
ート指令信号を溶接電源11に出力し溶接電圧を発生さ
せる。溶接電源11から溶接の対象となるワーク10と
溶接ワイヤ9との間に溶接電圧が供給され、溶接ワイヤ
9とワーク10との間にアークが発生する。この溶接ワ
イヤ9はトーチ8により案内されてワーク10に向けて
送給される。トーチ8はトーチ移動制御手段19によっ
て駆動され、トーチ8の位置はトーチ位置検出手段12
で検出される。
【0047】次に、このように構成されたアーク溶接用
ロボットの動作について説明する。トーチ8は記憶手段
16に記憶された教示プログラムに従ってトーチ移動制
御手段19によって移動される。前記教示プログラムに
従って、トーチ8が記憶手段16に記憶されている溶接
開始点に到ったとき、即ちトーチ位置検出手段12が出
力するトーチ位置と溶接開始点とが、トーチ位置比較手
段15によって比較される。それらが一致したと判定さ
れたときには、条件判定手段17によってアークスター
ト指令手段18が選択されてアークスタート指令信号が
電源装置20に送られ、溶接ワイヤ9とワーク10との
間にアークを発生させるための電圧及び電流が印加され
る。
【0048】ここで、アーク発生検出手段13からアー
ク発生検出信号が発生されたことが条件判定手段17に
よって判定された場合には、記憶手段16に記憶されて
いる教示プログラムの溶接作業に移行する。
【0049】また、アーク発生検出手段13から、アー
ク発生検出信号が発生されていないことが、条件判定手
段17によって判定された場合には、アークスタート指
令手段18が選択されずに、電源装置11へのアークス
タート指令信号が停止され、溶接ワイヤ9とワーク10
との間にアークを発生させるための電圧及び電流の印加
は停止され、記憶手段16に記憶されている溶接開始点
並びに溶接リトライ開始点までの方向及び距離から演算
手段14によって溶接リトライ開始点が演算され、溶接
開始点から溶接リトライ開始点に向かってトーチ移動制
御手段19によりトーチ8を移動させる。これによっ
て、ワーク表面の溶接開始点から溶接リトライ開始点ま
での移動軌跡上はトーチ8より突出した溶接ワイヤ9に
よって清掃作用を受けることになる。
【0050】トーチ8が溶接リトライ開始点に到ったと
き、即ちトーチ位置検出手段12が発生するトーチ位置
信号と、演算手段14によって演算された溶接リトライ
開始点とが、トーチ位置比較手段15によって比較され
て、それらが一致したと判定されたときには、条件判定
手段17によってアークスタート指令手段18が選択さ
れて、アークスタート指令信号が電源装置に送られ、溶
接ワイヤ9とワーク10との間にアークを発生するため
の電圧及び電流が印加され、溶接リトライ開始点から溶
接開始点に向かってトーチ移動制御手段19によりトー
チ8を復帰させる。これによって、トーチ8の移動によ
って清掃作用を受けた移動軌跡上を、アーク発生を試み
ながらトーチを復帰させることとなる。
【0051】トーチ8が溶接開始点に復帰したとき、即
ちトーチ位置検出手段12が発生するトーチ位置信号と
溶接開始点とがトーチ位置比較手段15によって比較さ
れ、一致したと判定されたときに、アーク発生検出手段
13からアーク発生検出信号が発生されたことが条件判
定手段17によって判定された場合には、記憶手段16
に記憶されている教示プログラムの溶接作業に移行す
る。
【0052】また、トーチ8が溶接開始点に復帰したと
きに、アーク発生検出手段13からアーク発生検出信号
が発生されていないことが、条件判定手段17によって
判定された場合には、トーチ移動制御手段19によって
トーチ8を停止させ、そのままの位置でロボットの動作
を停止させる。
【0053】なお、アークの発生を試みる際の電圧の条
件については本溶接と同じ条件であればよいが、より高
い電圧条件で行えば、アークの発生がより容易となるの
でアーク発生の確率を高めることができる。本実施例も
図3の実施例と同様の効果を奏する。
【0054】
【発明の効果】本発明に係るアーク溶接用ロボットの制
御方法によれば、アーク発生の確率が高まり、アーク発
生に到る時間が短縮される。また、アークが発生しない
場合においても溶接開始点まで復帰する工程が不用にな
る。このため自動化効率を高めることができる。また、
本発明に係るアーク溶接用ロボットは、本発明に係る制
御方法が実現され、自動化効率が高いアーク溶接用ロボ
ットにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアーク溶接用ロボット制御方法の
実施例を示すフローチャート図である。
【図2】本発明に係るアーク溶接用ロボット制御方法の
他の実施例を示すフローチャート図である。
【図3】本発明に係るアーク溶接用ロボットの実施例を
示す要部ブロック図である。
【図4】ワイヤの回転動作を示す斜視図である。
【図5】本発明に係るアーク溶接用ロボットの他の実施
例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1;制御装置 2;中央演算装置 3;記憶回路 4;サーボ制御回路 5;溶接電源インターフェース回路 6;教示ペンダント 7;マニピュレータ 8;トーチ 9;溶接ワイヤ 10;ワーク 11;溶接電源 12;トーチ位置検出手段 13;アーク発生検出手段 14;演算手段 15;トーチ位置比較手段 16;記憶手段 17;条件判定手段 18;アークスタート指令手段 19;トーチ移動制御手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤを案内して送給するトーチと、こ
    のトーチの位置を検出してトーチ位置信号を出力するト
    ーチ位置検出手段と、前記トーチを移動させるトーチ移
    動手段と、ワークと溶接ワイヤとの間にアークを発生さ
    せるに必要な電圧及び電流を印加する電源装置と、前記
    ワークと前記溶接ワイヤとの間にアークが発生したこと
    を検出して、アーク発生検出信号を出力するアーク発生
    検出手段と、前記電源装置に対してアークスタート指令
    信号を出力してアーク発生用電圧及び電流を出力させる
    アークスタート指令手段と、溶接開始点及び溶接リトラ
    イ開始点を記憶する記憶手段と、前記トーチ位置信号と
    前記溶接開始点とを比較すると共に、前記トーチ位置信
    号と前記溶接リトライ開始点とを比較するトーチ位置比
    較手段と、前記トーチ位置比較手段の比較結果と前記ア
    ーク発生検出信号とを入力して前記アークスタート指令
    手段及び前記トーチ移動手段を制御する制御手段とを有
    することを特徴とするアーク溶接用ロボット。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段には、前記溶接開始点及び
    前記溶接リトライ開始点が入力されて記憶されることを
    特徴とする請求項1に記載のアーク溶接用ロボット。
  3. 【請求項3】 前記溶接開始点と、この溶接開始点から
    前記溶接リトライ開始点までの方向及び距離を入力して
    前記溶接リトライ開始点を演算する演算手段を有し、前
    記記憶手段は前記溶接開始点の入力値と、前記溶接リト
    ライ開始点の演算値とを記憶することを特徴とする請求
    項1に記載のアーク溶接用ロボット。
  4. 【請求項4】 トーチを溶接開始点に位置させてアーク
    スタート指令信号を出力しアークの発生を試みる工程
    と、アーク発生が検出されたか否かを判定しアーク発生
    が検出された場合には溶接作業に移行し、アーク発生が
    検出されない場合にはリトライ工程に移る工程とを有
    し、前記リトライ工程においては前記アークスタート指
    令信号を停止し溶接ワイヤをワークに接触させた状態で
    所定の移動軌跡に沿ってトーチを溶接リトライ開始点に
    移動させる工程と、アークスタート指令信号を出力した
    後前記トーチを前記移動軌跡に沿って前記溶接開始点に
    移動させる工程と、アーク発生が検出されたか否かを判
    定しアーク発生が検出された場合には溶接作業に移行し
    アークの発生が検出されなかった場合にはそのままの位
    置で動作を停止する工程とを有することを特徴とするア
    ーク溶接用ロボットの制御方法。
  5. 【請求項5】 トーチを溶接開始点に位置させてアーク
    スタート指令信号を出力しアークの発生を試みる工程
    と、アーク発生が検出されたか否かを判定しアーク発生
    が検出された場合には溶接作業に移行し、アーク発生が
    検出されない場合にはリトライ工程に移る工程とを有
    し、前記リトライ工程においては前記アークスタート指
    令信号を停止し溶接ワイヤをワークに接触させた状態で
    所定の移動軌跡に沿ってトーチを溶接リトライ開始点に
    移動させる工程と、アークスタート指令信号を出力した
    後前記トーチを前記移動軌跡に沿って前記溶接開始点に
    移動させる工程と、アーク発生が検出されたか否かを判
    定しアーク発生が検出された場合には溶接作業に移行し
    アークの発生が検出されなかった場合には、前記溶接リ
    トライ開始点にトーチを移動させる工程が所定回数以下
    の場合に前記リトライ工程の始めに戻り、所定回数を超
    えた場合にはそのままの位置で動作を停止する工程とを
    有することを特徴とするアーク溶接用ロボットの制御方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006136925A (ja) * 2004-11-12 2006-06-01 Kobe Steel Ltd アーク溶接ロボットの制御方法
EP1700662A1 (en) 2005-03-08 2006-09-13 Central Motor Wheel Co., Ltd. Arc start method in consumable electrode type arc welding method
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