JP7201521B2 - ワイヤ放電加工機および自動結線方法 - Google Patents
ワイヤ放電加工機および自動結線方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7201521B2 JP7201521B2 JP2019080088A JP2019080088A JP7201521B2 JP 7201521 B2 JP7201521 B2 JP 7201521B2 JP 2019080088 A JP2019080088 A JP 2019080088A JP 2019080088 A JP2019080088 A JP 2019080088A JP 7201521 B2 JP7201521 B2 JP 7201521B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- thickness
- automatic
- electric discharge
- wire connection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
Description
図1は、実施の形態におけるワイヤ放電加工機10の概略構成図である。ワイヤ放電加工機10は、所定の加工プログラムで指定された経路に沿ってテーブル12に搭載された加工対象物(図1には示さず)に対してワイヤ電極14を相対移動させつつ、ワイヤ電極14と加工対象物とで形成される極間に電圧を印加して放電をさせることで、加工対象物を放電加工する。図1に示したX方向、Y方向およびZ方向は互いに直交しており、-Z方向が重力方向である。
上記実施の形態は、以下のように変形してもよい。
図6は、変形例1におけるワイヤ放電加工機10の概略構成図である。変形例1においては、図1のワイヤ放電加工機10に、支持部78、および、支持部78のアーム78aの先端に取り付けられた撮像部80が追加されている。支持部78の具体例は、ロボットであり、撮像部80の具体例はビジョンセンサである。厚み判定部66は、撮像部80によって撮像された加工対象物Wの撮像データに基づいて、ワイヤ電極14の断線が検出されたときの上下ワイヤガイド16の位置における加工対象物Wの加工部位厚みを取得する。厚み判定部66は、このようにして取得した加工部位厚みが所定厚み以下であるか否かを判定する。なお、撮像時には、撮像部80の防水のため、加工槽22から自動的に加工液を排水するようにしてもよい。これにより、より正確な加工部位厚みに基づいた判定が可能になり、厚み判定部66の判定精度を向上させることができる。
厚み判定部66は、数値制御装置50の記憶部(図示せず)に保持されている加工対象物Wの3次元データに基づいて、ワイヤ電極14の断線が検出されたときの上下ワイヤガイド16の位置における加工対象物Wの加工部位厚みを取得する。厚み判定部66は、このようにして取得した加工部位厚みが所定厚み以下であるか否かを判定する。これにより、より正確な加工部位厚みに基づいた判定が可能になり、厚み判定部66の判定精度を向上させることができる。
上記実施の形態から把握しうる発明について、以下に記載する。
ワイヤ放電加工機(10)は、加工対象物(W)とワイヤ電極(14)とを相対移動させつつ、ワイヤ電極(14)と加工対象物(W)との間に電圧を印加して放電をさせることで、加工対象物(W)を放電加工する。ワイヤ放電加工機(10)は、加工対象物(W)の上方側で、ワイヤ電極(14)を支持する上ワイヤガイド(16a)と、加工対象物(W)の下方側で、ワイヤ電極(14)を支持する下ワイヤガイド(16b)と、加工対象物(W)の加工中におけるワイヤ電極(14)の断線を検出する断線検出部(62)と、断線検出部(62)がワイヤ電極(14)の断線を検出した場合に、ワイヤ電極(14)の自動結線動作を実行する自動結線制御部(64)と、断線検出部(62)がワイヤ電極(14)の断線を検出したときの加工対象物(W)の加工部位の重力方向の厚みである加工部位厚みが所定厚み以下であるか否かを判定する厚み判定部(66)と、加工部位厚みが所定厚み以下と判定された場合、自動結線制御部(64)が自動結線動作を実行する前に、加工対象物(W)の重力方向の厚みが所定厚みより大きく、断線が検出された断線位置とは異なる非断線位置でワイヤ電極(14)を結線できるように上ワイヤガイド(16a)および下ワイヤガイド(16b)を移動させる移動制御部(68)と、を備える。
自動結線方法は、加工対象物(W)とワイヤ電極(14)とを相対移動させつつ、ワイヤ電極(14)と加工対象物(W)との間に電圧を印加して放電をさせることで、加工対象物(W)を放電加工するワイヤ放電加工機(10)におけるワイヤ電極(14)の自動結線方法である。ワイヤ放電加工機(10)は、加工対象物(W)の上方側で、ワイヤ電極(14)を支持する上ワイヤガイド(16a)と、加工対象物(W)の下方側で、ワイヤ電極(14)を支持する下ワイヤガイド(16b)と、を備える。自動結線方法は、加工対象物(W)の加工中におけるワイヤ電極(14)の断線を検出する断線検出ステップと、断線検出ステップがワイヤ電極(14)の断線を検出した場合に、ワイヤ電極(14)の自動結線動作を実行する自動結線制御ステップと、断線検出ステップがワイヤ電極(14)の断線を検出したときの加工対象物(W)の加工部位の重力方向の厚みである加工部位厚みが所定厚み以下であるか否かを判定する厚み判定ステップと、加工部位厚みが所定厚み以下と判定された場合、自動結線制御ステップが自動結線動作を実行する前に、加工対象物(W)の重力方向の厚みが所定厚みより大きく、断線が検出された断線位置とは異なる非断線位置でワイヤ電極(14)を結線できるように上ワイヤガイド(16a)および下ワイヤガイド(16b)を移動させる移動制御ステップと、を含む。
14…ワイヤ電極 16…上下ワイヤガイド
16a…上ワイヤガイド 16b…下ワイヤガイド
18…上下ガイドブロック 18a…上ガイドブロック
18b…下ガイドブロック 22…加工槽
26…ベッド 30…ワイヤボビン
32…ブレーキローラ 32a、42a…モータ
34…張力検出部 36…ガイドローラ
40…ピンチローラ 42…フィードローラ
44…回収箱 50…数値制御装置
52、52a、52b…ノズル 56…駆動部
58…液圧検出部 62…断線検出部
64…自動結線制御部 66…判定部
68…移動制御部 70…平板部
72、74…部材 72a…加工開始孔
78…支持部 78a…アーム
80…撮像部
Claims (14)
- 加工対象物とワイヤ電極とを相対移動させつつ、前記ワイヤ電極と前記加工対象物との間に電圧を印加して放電をさせることで、前記加工対象物を放電加工するワイヤ放電加工機であって、
前記加工対象物の上方側で、前記ワイヤ電極を支持する上ワイヤガイドと、
前記加工対象物の下方側で、前記ワイヤ電極を支持する下ワイヤガイドと、
前記加工対象物の加工中における前記ワイヤ電極の断線を検出する断線検出部と、
前記断線検出部が前記ワイヤ電極の断線を検出した場合に、前記ワイヤ電極の自動結線動作を実行する自動結線制御部と、
前記断線検出部が前記ワイヤ電極の断線を検出したときの前記加工対象物の加工部位の重力方向の厚みである加工部位厚みが所定厚み以下であるか否かを判定する厚み判定部と、
前記加工部位厚みが前記所定厚み以下と判定された場合、前記自動結線制御部が前記自動結線動作を実行する前に、前記加工対象物の重力方向の厚みが前記所定厚みより大きく、断線が検出された断線位置とは異なる非断線位置で前記ワイヤ電極を結線できるように前記上ワイヤガイドおよび前記下ワイヤガイドを移動させる移動制御部と、
を備える、ワイヤ放電加工機。 - 請求項1に記載のワイヤ放電加工機であって、
前記非断線位置は、加工開始位置である、ワイヤ放電加工機。 - 請求項1または2に記載のワイヤ放電加工機であって、
前記自動結線制御部は、前記加工部位厚みが前記所定厚みより大きいと判定された場合、前記断線位置において前記ワイヤ電極の前記自動結線動作を実行する、ワイヤ放電加工機。 - 請求項1~3のいずれか1項に記載のワイヤ放電加工機であって、
前記自動結線制御部は、前記自動結線動作による自動結線が完了しなかった場合、前記自動結線動作を再び実行し、
前記移動制御部は、前記自動結線動作を所定回数実行しても前記自動結線が完了しなかった場合、前記ワイヤ電極を前記非断線位置に移動する、ワイヤ放電加工機。 - 請求項1~4のいずれか1項に記載のワイヤ放電加工機であって、
前記上ワイヤガイドおよび前記下ワイヤガイドの少なくとも一方に設けられ、前記ワイヤ電極に加工液を噴出するノズルと、
前記ノズルから噴出する前記加工液の液圧を検出する液圧検出部と、
をさらに備え、
前記厚み判定部は、前記ワイヤ電極の断線時に検出された前記液圧が基準圧力より小さい場合は、前記加工部位厚みが前記所定厚み以下であると判定する、ワイヤ放電加工機。 - 請求項5に記載のワイヤ放電加工機であって、
前記厚み判定部は、加工開始位置からの切込み時に検出された前記液圧に基づいて、前記基準圧力を決定する、ワイヤ放電加工機。 - 請求項1~4のいずれか1項に記載のワイヤ放電加工機であって、
前記厚み判定部は、撮像部によって撮像された前記加工対象物の撮像データまたは前記加工対象物の3次元データに基づいて前記加工部位厚みを取得する、ワイヤ放電加工機。 - 加工対象物とワイヤ電極とを相対移動させつつ、前記ワイヤ電極と前記加工対象物との間に電圧を印加して放電をさせることで、前記加工対象物を放電加工するワイヤ放電加工機における前記ワイヤ電極の自動結線方法であって、
前記ワイヤ放電加工機は、
前記加工対象物の上方側で、前記ワイヤ電極を支持する上ワイヤガイドと、
前記加工対象物の下方側で、前記ワイヤ電極を支持する下ワイヤガイドと、
を備え、
前記加工対象物の加工中における前記ワイヤ電極の断線を検出する断線検出ステップと、
前記断線検出ステップが前記ワイヤ電極の断線を検出した場合に、前記ワイヤ電極の自動結線動作を実行する自動結線制御ステップと、
前記断線検出ステップが前記ワイヤ電極の断線を検出したときの前記加工対象物の加工部位の重力方向の厚みである加工部位厚みが所定厚み以下であるか否かを判定する厚み判定ステップと、
前記加工部位厚みが前記所定厚み以下と判定された場合、前記自動結線制御ステップが前記自動結線動作を実行する前に、前記加工対象物の重力方向の厚みが前記所定厚みより大きく、断線が検出された断線位置とは異なる非断線位置で前記ワイヤ電極を結線できるように前記上ワイヤガイドおよび前記下ワイヤガイドを移動させる移動制御ステップと、
を含む、自動結線方法。 - 請求項8に記載の自動結線方法であって、
前記非断線位置は、加工開始位置である、自動結線方法。 - 請求項8または9に記載の自動結線方法であって、
前記自動結線制御ステップは、前記加工部位厚みが前記所定厚みより大きいと判定された場合、前記断線位置において前記ワイヤ電極の前記自動結線動作を実行する、自動結線方法。 - 請求項8~10のいずれか1項に記載の自動結線方法であって、
前記自動結線制御ステップは、前記自動結線動作による自動結線が完了しなかった場合、前記自動結線動作を再び実行し、
前記移動制御ステップは、前記自動結線動作を所定回数実行しても前記自動結線が完了しなかった場合、前記ワイヤ電極を前記非断線位置に移動する、自動結線方法。 - 請求項8~11のいずれか1項に記載の自動結線方法であって、
前記ワイヤ放電加工機は、
前記上ワイヤガイドおよび前記下ワイヤガイドの少なくとも一方に設けられ、前記ワイヤ電極に加工液を噴出するノズルと、
前記ノズルから噴出する前記加工液の液圧を検出する液圧検出部と、
をさらに備え、
前記厚み判定ステップは、前記ワイヤ電極の断線時に検出された前記液圧が基準圧力より小さい場合は、前記加工部位厚みが前記所定厚み以下であると判定する、自動結線方法。 - 請求項12に記載の自動結線方法であって、
前記厚み判定ステップは、加工開始位置からの切込み時に検出された前記液圧に基づいて、前記基準圧力を決定する、自動結線方法。 - 請求項8~11のいずれか1項に記載の自動結線方法であって、
前記厚み判定ステップは、撮像部によって撮像された前記加工対象物の撮像データまたは前記加工対象物の3次元データに基づいて前記加工部位厚みを取得する、自動結線方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019080088A JP7201521B2 (ja) | 2019-04-19 | 2019-04-19 | ワイヤ放電加工機および自動結線方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019080088A JP7201521B2 (ja) | 2019-04-19 | 2019-04-19 | ワイヤ放電加工機および自動結線方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020175484A JP2020175484A (ja) | 2020-10-29 |
JP7201521B2 true JP7201521B2 (ja) | 2023-01-10 |
Family
ID=72935686
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019080088A Active JP7201521B2 (ja) | 2019-04-19 | 2019-04-19 | ワイヤ放電加工機および自動結線方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7201521B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002126951A (ja) | 2000-10-26 | 2002-05-08 | Sodick Co Ltd | ワイヤ電極の自動結線装置とその自動結線方法 |
JP2015229236A (ja) | 2014-06-06 | 2015-12-21 | ファナック株式会社 | 自動結線時に加工液の液面位置を調整するワイヤ放電加工装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019051561A (ja) * | 2017-09-13 | 2019-04-04 | ファナック株式会社 | 自動結線方法およびワイヤ放電加工機 |
-
2019
- 2019-04-19 JP JP2019080088A patent/JP7201521B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002126951A (ja) | 2000-10-26 | 2002-05-08 | Sodick Co Ltd | ワイヤ電極の自動結線装置とその自動結線方法 |
JP2015229236A (ja) | 2014-06-06 | 2015-12-21 | ファナック株式会社 | 自動結線時に加工液の液面位置を調整するワイヤ放電加工装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020175484A (ja) | 2020-10-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7314688B2 (ja) | 切断装置 | |
CN102653020A (zh) | 具有被加工物的上表面检测功能的电火花线切割机 | |
KR101867674B1 (ko) | 와이어 방전 가공기 | |
JP5728931B2 (ja) | ワーク搬送装置 | |
CN108983697B (zh) | 数值控制装置和机床的控制方法 | |
US20220234234A1 (en) | Cutting device | |
JP3996812B2 (ja) | ワイヤカット放電加工機のワイヤ接触・非接触境界位置検出装置 | |
JP6423832B2 (ja) | ワイヤ放電加工機および測定方法 | |
JP2023112138A (ja) | ワイヤ放電加工機および制御方法 | |
JP7201521B2 (ja) | ワイヤ放電加工機および自動結線方法 | |
JP2014200864A (ja) | ワイヤ電極張力制御機能を有するワイヤ放電加工機 | |
US12053900B2 (en) | Cutting device | |
JP2017035744A (ja) | 自動結線時にワイヤ電極のたわみを検出するワイヤ放電加工機 | |
JP4135612B2 (ja) | ワイヤ放電加工機およびワイヤ放電加工機の加工基準位置決定方法 | |
US20230405697A1 (en) | Wire electric discharge machine, and control method for wire electric discharge machine | |
JP7335363B2 (ja) | ワイヤ放電加工機の制御装置および推定方法 | |
JP2004314191A (ja) | ワイヤカット放電加工における位置決め方法 | |
JP4008557B2 (ja) | プレス装置 | |
JP3841569B2 (ja) | 放電加工機のジャンプ動作制御方法および装置 | |
US20230390844A1 (en) | Wire electrical discharge machining apparatus and control method for wire electrical discharge machining apparatus | |
CN117862965B (zh) | 磨轮对刀z轴坐标确定方法及减薄机 | |
JP3007229B2 (ja) | 放電加工機の制御方法 | |
JP2000343255A (ja) | レーザ加工方法及びその装置 | |
JP7010872B2 (ja) | ワイヤ放電加工機および端面位置決定方法 | |
JP2003305627A (ja) | 数値制御装置における被加工物中心位置検出方法および数値制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220208 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20221114 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20221122 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20221222 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7201521 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |