JP4135612B2 - ワイヤ放電加工機およびワイヤ放電加工機の加工基準位置決定方法 - Google Patents

ワイヤ放電加工機およびワイヤ放電加工機の加工基準位置決定方法 Download PDF

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本発明は、ワークに対するワイヤ電極の加工基準位置を決定する機能を備えたワイヤ放電加工機およびワイヤ放電加工機の加工基準位置決定方法に関する。
従来より、ワイヤ放電加工機においては、加工対象となるワークの端面をワイヤ電極の加工基準位置として決定するために端面出し機能が利用されている。この端面出し機能では、垂直方向に張られたワイヤ電極を一定の送り方向へ送り出しながら、ワイヤ電極とワークのうちの一方、例えばワークを移動させ、ワイヤ電極とワークの端面とが接触したことを検出したら、そのときの位置を加工基準位置として決定するようにしている。また、特許文献1には、ワイヤ電極とワークの端面とを複数回接触させ、そのうちの好ましいデータを選択して、それを基準位置として決定するものも提案されている。
特開2003−062724号公報
ところで、加工基準位置を決定する際に、端面出しを精度良く行うためには、ワイヤ電極の振動(横方向への振れ)を小さく抑える必要があり、このためにはワイヤ電極の張力を比較的大きく設定しておくことが好ましい。しかしながら、ワイヤ電極の直径が例えば0.15mm以下の細い細線ワイヤを使用した場合において、そのワイヤ電極の張力を比較的大きく設定していた場合、ワイヤ電極に対するワークの接近方向への移動速度が大きくて行き過ぎるようなことがあると、ワイヤ電極がワークのエッジで擦れて断線し易くなるという問題がある。
また、端面出しを行う際に、上述とは逆に、ワイヤ電極の張力を比較的小さくしておいた場合、ワイヤ電極が断線し難くはなるものの、端面出しの精度(加工基準位置の精度)が悪くなり易いという問題がある。なぜなら、ワイヤ電極に対するワークの接近方向への移動によりワイヤ電極に振動が生じる場合があり、ワイヤ電極の張力が小さいとワイヤ電極の振幅幅が大きくなり、振幅幅がそのまま誤差となってしまうからである。
また、ワイヤ電極に対するワークの接近方向への移動速度を遅くして、ゆっくりとそれらを接触させるようにすることも考えられるが、このようにした場合には、端面出しの時間が長くなってしまうという問題がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、加工基準位置を決定する際に、比較的細いワイヤ電極でも断線し難く、精度が高く、しかも比較的短時間にて実施することができるワイヤ放電加工機、およびワイヤ放電加工機の加工基準位置決定方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のワイヤ放電加工機は、
ワークとこのワークを加工するためのワイヤ電極とをこれらが接近する方向および離間する方向へ相対的に移動させる移動手段と、
前記ワイヤ電極の張力を調整する張力調整手段と、
前記ワイヤ電極とワークとが接触したことを検出する接触検出手段と、
この接触検出手段にて接触を検出した時点での接触位置を記憶する位置記憶手段と、
前記移動手段、張力調整手段および位置記憶手段を制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記ワークを加工する際の加工基準位置を決定する際に、前記移動手段により前記ワークとワイヤ電極の少なくとも一方をこれらが接近する方向へ移動させて前記接触検出手段により接触を検出した後、前記移動手段により前記ワークとワイヤ電極の少なくとも一方をこれらが離間する方向へ移動させ、この後、前記移動手段により前記ワークとワイヤ電極の少なくとも一方をこれらが接近する方向へ再度移動させて前記接触検出手段により再度接触を検出し、その再度接触を検出した接触位置を加工基準位置として前記位置記憶手段に記憶させる一方、前記再度接触を検出するときのワイヤ電極の張力をそれ以前に接触を検出したときの張力よりも大きくするように制御することを特徴とする。
同様な目的を達成するために、本発明のワイヤ放電加工機の加工基準位置決定方法は、
ワークとこのワークを加工するためのワイヤ電極とをこれらが接近する方向および離間する方向へ相対的に移動させる移動手段と、
前記ワイヤ電極の張力を調整する張力調整手段と、
前記ワイヤ電極とワークとが接触したことを検出する接触検出手段と、
この接触検出手段にて接触を検出した時点での接触位置を記憶する位置記憶手段とを備え、
前記ワークを加工する際の加工基準位置を決定する際に、前記移動手段により前記ワークとワイヤ電極の少なくとも一方をこれらが接近する方向へ移動させて前記接触検出手段により接触を検出した後、前記移動手段により前記ワークとワイヤ電極の少なくとも一方をこれらが離間する方向へ移動させ、この後、前記移動手段により前記ワークとワイヤ電極の少なくとも一方をこれらが接近する方向へ再度移動させて前記接触検出手段により再度接触を検出し、その再度接触を検出した接触位置を加工基準位置として前記位置記憶手段に記憶させる一方、前記再度接触を検出するときのワイヤ電極の張力をそれ以前に接触を検出したときの張力よりも大きくするようにしたことを特徴とする。
本発明のワイヤ放電加工機によれば、ワイヤ電極とワークとをはじめに接触させる際には、比較的ラフな位置がわかれば良いため、この場合には、ワイヤ電極の張力を比較的小さくしておくことで、比較的細いワイヤ電極の場合でも、ワイヤ電極の断線を極力防止できる。また、このとき、ワイヤ電極とワークの接近方向への移動速度は比較的高速とすることができる。そして、ワイヤ電極とワークとを再度接触させる際には、ワイヤ電極の張力を比較的大きく設定しておくことで、ワイヤ電極とワークとの接触位置を正確に検出することができ、これを加工基準位置として決定する。このようにすることで、加工基準位置を決定する際に、比較的細いワイヤ電極でも断線し難く、精度が高く、しかも比較的短時間にて実施することができる。
また、本発明のワイヤ放電加工機の加工基準位置決定方法によれば、上記したワイヤ放電加工機の場合と同様な作用効果を得ることができる。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図1には、ワイヤ放電加工機における本発明の要旨に関係した部分の概略構成が示されている。この図1において、テーブル1は、Y軸モータ2を備えたY軸移動機構3によりY方向へ移動可能に構成されている。テーブル1上に設けられたワーク取付台4は、X軸モータ5を備えたX軸移動機構6によりX方向へ移動可能に構成されている。ワーク取付台4には加工対象のワークWが着脱可能に取り付けられるようになっていて、ワーク取付台4に取り付けられたワークWは、X軸移動機構6およびY軸移動機構3によりX,Y方向へ移動可能となっている。Y軸移動機構3とX軸移動機構6は本発明の移動手段を構成している。
ワークWを加工するためのワイヤ電極10は図1に示すように引き回されている。ワイヤボビン11に巻回されたワイヤ電極10は、ブレーキローラ12とピンチローラ13との間、ガイドローラ14、上ワイヤガイド15、下ワイヤガイド16、ガイドローラ17、回収ローラ18とピンチローラ19との間を通されている。このうち回収ローラ18が矢印A1方向へ回転されることにより、ワイヤ電極10が矢印A2方向へ送られる。また、ワイヤ電極10は、上ワイヤガイド15と下ワイヤガイド16とによって上下方向にガイドされている。ブレーキローラ12にはブレーキユニット20が設けられていて、このブレーキユニット20によりブレーキローラ12の回転を制御することに基づき、ワイヤ電極10の張力を調整できる構成となっている。
ブレーキユニット20は、例えばパウダーブレーキで構成されていて、張力コントローラ36からパウダーブレーキに流す電流値を変更することで張力が変更される。このブレーキユニット20は、本発明の張力調整手段を構成している。なお、ブレーキユニット20は、パウダーブレーキの代わりにモータを用いても良く、また、ディスクブレーキ、油圧ブレーキを用いても良い。回収ローラ18の下方には、使用されたワイヤ電極10を回収する回収容器21が設置されている。なお、ワイヤ電極10の太さ(直径)は、例えば0.15mmのものを使用している。
上記上ワイヤガイド15の上方には、ワイヤ電極10に接触するように給電子25が配設されている。この給電子25とワーク取付台4とは、接触検出回路26に接続されている。この接触検出回路26は、ワイヤ電極10とワークWとが接触したときにこれを検出して、その検出信号を、制御手段を構成するCPU30に出力する構成となっている。この接触検出回路26が、本発明の接触検出手段を構成している。
上記CPU30は、ワイヤ放電加工機の加工動作全般を制御するもので、制御用のプログラムに基づき、回収ローラ用コントローラ31を介して回収ローラ18を、Xコントローラ32およびXドライバ33を介してX軸モータ5を、Yコントローラ34およびYドライバ35を介してY軸モータ3を、張力コントローラ36を介してブレーキユニット20を制御すると共に、表示器37を制御する機能を備えている。また、CPU30には、本発明の位置記憶手段を構成するメモリ38が接続されている。なお、このワイヤ放電加工機には、ワイヤ電極10に放電加工用の電圧を印加する回路なども備えているが、図示および説明は省略している。
次に、ワークWを加工する際の加工基準位置を決定する際のCPU30の端面出し処理について、図2および図3も参照して説明する。この端面出し処理は、図示しない端面出しキーの操作に基づき行われる。なお、端面出しキーは、X軸方向用とY軸方向用とがあるが、以下においては、X軸方向用の端面出しキーが操作された場合を説明する。また、Y軸方向用の端面出しキーが操作された場合については、以下の説明中、「X軸方向」を「Y軸方向」と読み替え、「X軸モータ5」を「Y軸モータ3」と読み替えるものとする。
まず、CPU30は、回収ローラ18を駆動することによりワイヤ電極10の送りを開始するとともに、ブレーキユニット20を制御することによりワイヤ電極10の張力を「小」に設定する(ステップS1)。このとき、回収ローラ18は矢印A1方向へ回転され、ワイヤ電極10は矢印A2方向へ送られる。また、ワイヤ電極10の張力は、ワイヤ電極の直径(ワイヤ径)、種類に応じて設定する。図4には、ワイヤ径と張力の関係の一例が示されている。このステップ1におけるワイヤ電極の張力は、図4におけるその前の張力(1回目の張力)のことである。ワイヤ径が0.15mmの場合、ステップ1におけるワイヤ電極の張力は7ニュートンとする。ワイヤ電極の種類は、黄銅、タングステン、黄銅+亜鉛等がある。ワイヤ電極の種類や径は、使用者が予めキーボードから入力する場合と、加工プログラムで設定する場合とがある。
次にCPU30は、X軸モータ5を駆動して、ワイヤ電極10に対してワークWの接近移動を開始する(ステップS2)。このときの移動速度は「大」に設定する。これにより、ワーク取付台4に取り付けられたワークWがワイヤ電極10に接近する方向へ移動する(図3(a)参照)。
そして、ワークWがワイヤ電極10に接触すると、接触検出回路26がこれを検出し、検出信号をCPU30に出力する。CPU30は、接触検出回路26からの検出信号が入力すると(ステップS3で「YES」)、X軸モータ5の駆動を停止させてワークWの接近移動を停止させ(ステップS4)、このときの接触位置(1回目の接触位置)をメモリ38に記憶させる(ステップS5)。
このとき、ワークWの移動速度は「大」に設定されているため速く、ワークWはワイヤ電極10との接触位置よりも若干オーバーランすることになり(図3(b)参照)、このときの接触位置(1回目の接触位置)はラフな位置となる。このとき、ワイヤ電極10がワークWのエッジWeで擦られることがあるが、ワイヤ電極10の張力は小さめに設定されているため、ワイヤ電極10が断線することを極力防止できる。
次に、CPU30は、X軸モータ5を駆動して、ワイヤ電極10に対してワークWを所定距離離間する方向へ移動させる(ステップS6、(図3(c)参照)。次に、CPU30は、ブレーキユニット20を制御することによりワイヤ電極10の張力を、1回目より強くなるように「大」に設定する(ステップS7)。このときの張力は、図4における基準位置決定時の張力(2回目の張力)であり、この場合12ニュートンとする。次に、X軸モータ5を駆動して、ワイヤ電極10に対してワークWの接近移動を開始する(ステップS8)。このときの移動速度は、1回目より遅くなるように「小」に設定する。これにより、ワーク取付台4に取り付けられたワークWがワイヤ電極10に接近する方向へ移動する(図3(d)参照)。
そして、ワークWがワイヤ電極10に接触すると(図3(e)参照)、接触検出回路26がこれを検出し、検出信号をCPU30に出力する。CPU30は、接触検出回路26からの検出信号が入力すると(ステップS9で「YES」)、X軸モータ5の駆動を停止させてワークWの接近移動を停止させるとともに、回収ローラ18の駆動を停止させてワイヤ電極10の送りを停止させる(ステップS10)。そして、このときの接触位置(2回目の接触位置)を加工基準位置としてメモリ37に記憶させるとともに、表示器37に表示する(ステップS11)。この処理においては、ワイヤ電極10に対してワークWが接触したときの機械座標系におけるワーク取付台4のX座標が加工基準位置として記憶される。以上により、端面出し処理が終了する。
上記した実施形態においては、加工基準位置を決定する際に、ワイヤ電極10とワークWとを1回目に接触させる際には、比較的ラフな位置がわかれば良いため、この場合には、ワイヤ電極10の張力を比較的小さくしておくことで、比較的細いワイヤ電極10の場合でも、ワイヤ電極10の断線を極力防止できる。また、このとき、ワイヤ電極10とワークWの接近方向への移動速度は比較的高速とすることができる。そして、ワイヤ電極10とワークWとを2回目に接触させる際には、ワイヤ電極10張力を比較的大きく設定しておくことで、ワイヤ電極10とワークWとの接触位置を正確に検出することができ、これを加工基準位置として決定する。このようにすることで、加工基準位置を決定する際に、比較的細いワイヤ電極Wでも断線し難く、精度が高く、しかも比較的短時間にて実施することができる。
また、ワイヤ電極10とワークWとを2回目に接触させる際には、ワークWの移動速度を遅くすることで、ワークWを接触位置に極力近い位置で停止させることが可能になり、加工基準位置の精度が一層高くなる。さらに、ワイヤ電極10の直径、種類に応じてワイヤ電極10の張力を設定することにより、加工基準位置の決定を一層良好に行うことができる。
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張できる。
上記した実施形態では、加工基準位置を決定する際に、ワークWとワイヤ電極10とを2回接触させるようにしたが、3回以上接触させる場合にも適用できる。本発明は、少なくとも加工基準位置として接触を検出するときの張力(再度接触を検出するときの張力)が、それ以前に接触させたときの張力よりも大きく設定されていれば良い。
上記した実施形態では、ワイヤ電極10に対してワークWを移動させる構成としたが、ワークWを固定した状態で、ワイヤ電極10側をXおよびY方向へ移動させる構成とすることもできる。
また、上記した実施形態では、ワイヤ電極10を上下方向に指向させた状態で、このワイヤ電極10に対してワークWを水平方向に移動させる構成としたが、ワイヤ電極10を水平方向に指向させた状態で、このワイヤ電極10とワークWの少なくとも一方を上下方向に移動させる構成とすることもできる。
本発明の一実施形態を示すワイヤ放電加工機の概略構成図 CPUの端面出し処理のフローチャート (a)〜(e)は端面出し動作を説明するための動作説明図 ワイヤ電極の直径(ワイヤ径)と張力との関係を示す図
符号の説明
図面中、1はテーブル、3はY軸移動機構(移動手段)、4はワーク取付台、6はY軸移動機構(移動手段)、10はワイヤ電極、12はブレーキローラ、15は上ワイヤガイド、16は下ワイヤガイド、18は回収ローラ、20はブレーキユニット(張力調整手段)、25は給電子、26は接触検出回路(接触検出手段)、30はCPU(制御手段)、38はメモリ(位置記憶手段)、Wはワークである。

Claims (6)

  1. ワークとこのワークを加工するためのワイヤ電極とをこれらが接近する方向および離間する方向へ相対的に移動させる移動手段と、
    前記ワイヤ電極の張力を調整する張力調整手段と、
    前記ワイヤ電極とワークとが接触したことを検出する接触検出手段と、
    この接触検出手段にて接触を検出した時点での接触位置を記憶する位置記憶手段と、
    前記移動手段、張力調整手段および位置記憶手段を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記ワークを加工する際の加工基準位置を決定する際に、前記移動手段により前記ワークとワイヤ電極の少なくとも一方をこれらが接近する方向へ移動させて前記接触検出手段により接触を検出した後、前記移動手段により前記ワークとワイヤ電極の少なくとも一方をこれらが離間する方向へ移動させ、この後、前記移動手段により前記ワークとワイヤ電極の少なくとも一方をこれらが接近する方向へ再度移動させて前記接触検出手段により再度接触を検出し、その再度接触を検出した接触位置を加工基準位置として前記位置記憶手段に記憶させる一方、前記再度接触を検出するときのワイヤ電極の張力をそれ以前に接触を検出したときの張力よりも大きくするように制御することを特徴とするワイヤ放電加工機。
  2. 制御手段は、移動手段によりワークとワイヤ電極の少なくとも一方をこれらが一旦離間する方向へ移動させた後、再度接近方向へ移動させる際の移動速度を、それ以前の接近方向への移動速度よりも遅くなるように移動手段を制御することを特徴とする請求項1記載のワイヤ放電加工機。
  3. 加工基準位置を決定する際に、ワイヤ電極を送り方向へ移動させていることを特徴とする請求項1または2記載のワイヤ放電加工機。
  4. ワイヤ電極の直径、種類に応じてワイヤ電極の張力を設定することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のワイヤ放電加工機。
  5. ワークとこのワークを加工するためのワイヤ電極とをこれらが接近する方向および離間する方向へ相対的に移動させる移動手段と、
    前記ワイヤ電極の張力を調整する張力調整手段と、
    前記ワイヤ電極とワークとが接触したことを検出する接触検出手段と、
    この接触検出手段にて接触を検出した時点での接触位置を記憶する位置記憶手段とを備え、
    前記ワークを加工する際の加工基準位置を決定する際に、前記移動手段により前記ワークとワイヤ電極の少なくとも一方をこれらが接近する方向へ移動させて前記接触検出手段により接触を検出した後、前記移動手段により前記ワークとワイヤ電極の少なくとも一方をこれらが離間する方向へ移動させ、この後、前記移動手段により前記ワークとワイヤ電極の少なくとも一方をこれらが接近する方向へ再度移動させて前記接触検出手段により再度接触を検出し、その再度接触を検出した接触位置を加工基準位置として前記位置記憶手段に記憶させる一方、前記再度接触を検出するときのワイヤ電極の張力をそれ以前に接触を検出したときの張力よりも大きくするようにしたことを特徴とするワイヤ放電加工機の加工基準位置決定方法。
  6. 移動手段によりワークとワイヤ電極の少なくとも一方をこれらが一旦離間する方向へ移動させた後、再度接近方向へ移動させる際の移動速度を、それ以前の接近方向への移動速度よりも遅くなるようにしたことを特徴とする請求項5記載のワイヤ放電加工機の加工基準位置決定方法。
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