JP3669458B2 - アーク溶接用ロボットのアークスタート制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、アーク溶接ロボットを用いて自動溶接を行う場合において、アーク発生に成功しなかった時の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、溶接ロボットを用いて自動アーク溶接を行なうときには、次のような方法が行なわれていた。
[従来の技術1]
溶接開始点でアークの起動が検出できなかった場合、教示された溶接線方向に進みながら、設定回数に達するまでアーク起動を繰り返し、アークが発生すれば、アークを出したまま本来の溶接開始点に戻り、再び教示された軌跡上を本来の溶接条件で溶接し直して進む方法。
【0003】
[従来の技術2]
溶接開始点でアークの起動が検出できなかった場合、教示された溶接線方向に進みながら、設定距離の間アーク起動を繰り返し、アークが発生すれば、アークを出したまま本来の溶接開始点に戻り、再び教示された軌跡上を本来の溶接条件で溶接し直して進む方法。
【0004】
[従来の技術3]
溶接開始点でアークの起動が検出できなかった場合、教示された溶接線方向に進みながら、ウィービングを行うことによってトーチ先端の絶縁物をそぎ落とす動作をしながらアーク発生を試み、アークが発生すれば、アークを出したまま本来の溶接開始点に戻り、再び教示された軌跡上を本来の溶接条件で溶接し直して進む方法。
【0005】
[従来の技術4]
上記いずれかのアークスタート再試行方法を行ない、設定回数または設定距離の間行っても、その間にアークが発生しなかった場合は、ロボットを異常停止させる方法。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記の[従来の技術1、2、3]は、いずれも同じ溶接線上を数回溶接することになり、例えアーク発生に成功してもアークスタート動作を繰り返した部分はアークスタート動作により不純物の巻込みが発生したりビードが盛り上がった状態となって、溶接品質上からは好ましくない結果となる。
【0007】
[従来の技術3]では、ウィービングによってトーチ先端の絶縁物をそぎ落とそうとするものであるが、ウィービングの動作パターンを開先の形状に合わせなければ、絶縁物そぎ落しの効果が十分発揮できないものとなる。また、通常の溶接指令を与えたままアークが発生しないにもかかわらずウィービングを行うと、ワイヤがその間にも送給され続けるので、ワイヤ先端が曲がってしまいワーク面にうまく擦り付けることができなくなり、やはり絶縁物そぎ落しの効果が十分発揮できないものとなる。
【0008】
[従来の技術4]では、最終的にロボットを異常として停止させるが、ロボットを複数台使用している生産ライン等では、1台のロボットを停止させると、他の溶接中のロボットまでも停止させなければならない場合が発生し、生産ラインの稼動効率を著しく低下させてしまう場合がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
アークスタート不良が発生する原因は、各溶接部位によってそれぞれ異なるものであるため、アーク再スタートの方法は、それぞれの部位固有に定義すべきものである。例えば、
(1)溶接開始位置に既存の溶接ビードがあって、それがスラグ等の絶縁物によって覆われている場合、
(2)ワイヤの先端に、酸化物などの絶縁物が付着している場合、
等があり、それぞれの場合に対して、最適なアーク発生方法が選択されるべきである。
【0010】
上記(1)の場合に対しては、アーク再スタート点を既存のビードの無い方向にほんの少しずらせば、絶縁物がないためアークスタートが容易に行える。その後、本来の溶接開始点に速やかに戻っても、微量の動作距離であるからアークを不安定にすることはなく、本来の溶接に移行することができる。
【0011】
また、アークが出ないままワイヤが母材に当たった場合、ワイヤの送給圧力によってワイヤが曲がる場合が多い。そこでワイヤをリトラクトせずに、トーチを母材に接近してきた道筋とは逆の方向にステップバックを行い、再度母材に接近させると、ワイヤが曲がった分だけワイヤの先端が母材と接触する位置が以前とは変化し、絶縁物のある位置からは離れた位置でアーク再スタートが行なわれる。この結果、アークスタートに成功率することが多い。
【0012】
(2)の場合に対しては、ワイヤ突き出し長を一定に保ち、一定時間ウィービングを行うことによって、ワイヤ先端の絶縁物をそぎ落とすことができるが、この場合、ワークの開先形状によって、ウィービングの動作パターンを決定すべきである。
【0013】
以上のアーク再スタート操作にもかかわらず、最終的にアーク発生が不成功に終わった場合、
(1)ロボットを異常停止させる。
(2)その溶接箇所をアーク切りでロボット動作させ、次の溶接箇所から再びアークを出して続行する。
(3)最後までアーク切りでロボットを動作させる。
等の内の何れかが、被溶接物の溶接部位、溶接順序、生産ライン全体からの要求などに合わせて選択されるべきである。
【0014】
以上から本発明においては、アークスタートに失敗した場合、各アークスタート点毎にアーク再スタートの試行回数、アーク再スタート試行毎のトーチのずらし量、ずらし方向、溶接トーチの退避・再試行ワイヤリトラクト量とリトラクトのタイミング、溶接トーチの揺動の有無と揺動パターン、および設定回数のアーク再スタートを行ったにもかかわらずアークスタートが成功しなかった時の処理等のアーク再スタート条件を定めたアーク再スタートスケジュールプログラムを作成し、このプログラムに従ってロボットを動作させることによって各アークスタート点ごとに最適なアーク再スタート動作を行なうようにしたものである。
【0015】
【実施の形態】
以下、本発明のアークスタート制御方法の実施例を添付図を参照して説明する。
【0016】
図1は本発明の一実施例であるロボット制御装置の構成を溶接機およびロボット本体と共に示すブロック図、図2は図1の装置に用いる制御装置のアーク再スタート時の動作を説明するためのフローチャート、図3は本発明の一実施例であるアーク再スタート時の動作に関するスケジュールを記述したアーク再スタートスケジュールプログラムである。
【0017】
図1の装置においてアークスタートするときの様子を図2および図3を参照して説明する。図1において、1はティーチングペンダントであり、ロボットに動作経路を教示すると共に溶接条件の入力などを行なう。2はロボット制御装置であり、作業プログラム5、アーク再スタートスケジュールプログラムファイル6およびアーク再スタートカウンタ7を含むメモリ部4を主とするメイン制御部3と入力制御部8および動作制御部9とを備えている。10は溶接器制御装置、11は溶接器、12はロボット本体である。
【0018】
ロボット制御装置2からのアークスタート指令を受信した溶接機制御装置10が、アークスタート不成功を検出し、その旨をロボット制御装置2に通知した場合、ロボット制御装置2は、そのアークスタート点に対応するアーク再スタートスケジュールプログラムファイル6を開く。
【0019】
アーク再スタートスケジュールプログラムファイル6には、各アークスタート点毎に図3に示すようにアーク再スタートの回数と、各アーク再スタート毎におけるロボット12が行うべき動作順序がアーク再スタートスケジュールプログラム内に「アーク再スタート回数」、および「最終的なアークスタート不成功時におけるロボットの継続動作」、各アーク再スタート処理回数毎の「ワイヤの逆送量」、「アーク再スタート点の指定」、「溶接トーチの微細な揺動パターン」などを記述しておく。
【0020】
ロボット制御装置2は、別にアーク再スタートカウンタ7を持っており、アーク再スタートスケジュールプログラムファイル6を開いた時点で、ファイル内に記述されたアーク再スタート回数がアーク再スタートカウンタ7の数値Nにコピーされる。以後、ロボット制御装置2は、図2に示すフローチャートに示す如く、アーク再スタートスケジュールプログラムファイル6内に記述されたアークスタート再試行処理を順次行う毎に、アーク再スタートカウンタの内容を1ずつ減じる。ロボット制御装置6は、最終的にアークスタートが成功するか、またはアーク再スタートカウンタの数値Nが0になるまで、アーク再スタート処理を繰り返し行う。
【0021】
アーク再スタートスケジュールプログラムは、ティーチペンダントを用いて直接ロボット制御装置2内のメモリ4上に作成したり、パーソナルコンピュータを用いてオフラインで作成したものを、フロッピーディスク装置等の媒体や、通信回線を介して、ロボット制御装置2に転送するなどの方法によって記憶する。
【0022】
図4は図3で示されたアーク再スタートスケジュールプログラムに従ってアーク再スタート処理を行う場合のロボットの動作の例を示す説明図である。同図においてMは被溶接物、Tはロボットに取り付けられた溶接トーチ、Wは溶接トーチTから送給される溶接ワイヤである。またP1は溶接開始点および1回目のアーク再スタート点、P2は1回目のアーク再スタートに先立って溶接トーチをステップバックするときの目標点、P3は2回目のアーク再スタート点、P4は3回目のアーク再スタート点である。
【0023】
同図の場合、教示されたP1点で最初のアークスタートに失敗した場合、アーク再スタート処理が開始され、ロボットは溶接トーチTをP2点へステップバックした後、再びP1点に戻りアーク再スタートを行う。1回目のアーク再スタート処理においてアークスタートに失敗した場合、2回目のアーク再スタート処理が行われる。この処理では、ロボットはP3点に移動し、その後に溶接ワイヤを溶接時の30%の速度で0.5秒間リトラクト(逆送)し、その後にアーク再スタートを行う。2回目のアーク再スタート処理においてアークが発生すると、そのままP1点まで戻り、以後教示された溶接線通りの溶接を行う。2回目のアーク再スタート処理においてもアークスタートに失敗した場合、さらに3回目のアーク再スタート処理が行われる。この処理で、ロボットはまず、その位置で溶接ワイヤを溶接時の20%の速度で0.25秒間リトラクトし、その後にP4点に移動し、さらに溶接トーチを予め設定された揺動パターン1に従って微細に揺動させた後、アーク再スタート動作を行う。3回目のアーク再スタート処理で、アークスタートに成功した場合には、アークを出しながらP1点に戻り、教示された溶接を行う。3回目のアーク再スタート処理においてもアークスタートに失敗した場合には、P1点に戻り、教示された溶接部分を溶接切り状態で実行し、次に教示された溶接開始点では再び所定のアークスタート処理を行なう。
【0024】
図5は本発明で用いるアーク再スタートスケジュールプログラムの別の例であり、図6は図5で示されたアーク再スタートスケジュールプログラムに従ってアーク再スタートを行う場合のロボットの動作説明図である。図6においてMは被溶接物、Tはロボットに取り付けられた溶接トーチ、Wは溶接トーチTから送給される溶接ワイヤである。またP5は溶接開始点および1回目のアーク再スタート点、P6は1回目のアーク再スタートに先立って溶接トーチをステップバックするときの目標点、P7は2回目のアーク再スタート点である。
【0025】
教示されたP5点でアークスタートに失敗した場合、アーク再スタート処理が開始される。1回目のアーク再スタート処理では、ロボットはP6点へステップバックした後、再びP5点へ戻りアーク再スタートを行う。1回目のアーク再スタート処理においてアークスタートに失敗した場合、2回目のアーク再スタート処理が行われる。この処理では、ロボットはP7点に移動し、その後に溶接ワイヤを溶接時の50%の速度で0.5秒間リトラクト(逆送)し、さらに溶接トーチを予め定められたパターン2に従って揺動させた後、アーク再スタート動作を行う。2回目のアーク再スタート処理で、アークスタートに成功した場合には、アークを出しながらP5点に戻り、教示された溶接を行う。2回目のアーク再スタート処理でもアークスタートに失敗した場合には、P5点に戻り、教示された溶接部分を溶接切り状態で実行する。さらに、これ以降に教示されているすべての溶接部分を溶接切り状態で実行する。
【0026】
図7はさらに別のアーク再スタートスケジュールプログラムの例を示す図であり、図8(a)ないし(c)および図9(a)ないし(c)は図7で示されたアーク再スタートスケジュールプログラムに従ってアーク再スタートを行う場合のロボットの動作説明図である。図8および図9において、Mは被溶接物、Tはロボットに取り付けられた溶接トーチ、Wは溶接トーチTから送給される溶接ワイヤである。またP8は溶接開始点および1回目、2回目のアーク再スタート点、P9は1回目のアーク再スタートに先立って溶接トーチをステップバックするときの目標点である。P10は3回目、4回目のアーク再スタート点、P11は5回目、6回目のアーク再スタート点である。
【0027】
図8(a)において教示されたP8点でアークスタートに失敗した場合、アーク再スタート処理が開始される。1回目のアーク再スタート処理では、ロボットはP9点へステップバックした後、再びP8点へ戻りアーク再スタートを行う。1回目のアーク再スタート処理においてアークスタートに失敗した場合、2回目のアーク再スタート処理が行われる。この処理では、図8(b)に示すようにロボットはその位置で溶接トーチをパターン3に従って微細に揺動させた後、アーク再スタート動作を行う。2回目のアーク再スタート処理においてもアークスタートに失敗した場合、3回目のアーク再スタート処理が行われる。この処理では図8(c)に示すように、ロボットはその位置で溶接ワイヤを溶接時の10%の速度で0.1秒間リトラクトした後、P10点に移動しアーク再スタート動作を行う。
【0028】
3回目のアーク再スタート処理で、アークスタートに成功した場合には、アークを出しながらP8点に戻り、教示された溶接を行う。3回目のアーク再スタート処理においてもアークスタートに失敗した場合、4回目のアーク再スタート処理が行われる。この処理では、図9(a)に示すようにロボットはその位置(P10)で溶接トーチをパターン4に従って微細に揺動させた後、アーク再スタート動作を行う。4回目のアーク再スタート処理で、アークスタートに成功した場合には、アークを出しながらP8点に戻り、教示された溶接を行う。4回目のアーク再スタート処理においてもアークスタートに失敗した場合、5回目のアーク再スタート処理が行われる。この処理では、図9(b)に示すようにロボットはまずP11点に移動し、その後溶接ワイヤを溶接時の15%の速度で0.2秒間リトラクトし、さらに溶接トーチをパターン5に従って微細に揺動させた後、アーク再スタート動作を行う。5回目のアーク再スタート処理で、アークスタートに成功した場合には、アークを出しながらP8点に戻り、教示された溶接を行う。5回目のアーク再スタート処理においてもアークスタートに失敗した場合、6回目のアーク再スタート処理が行われる。この処理では、図9(c)に示すようにロボットはその位置で溶接ワイヤを溶接時の20%の速度で0.3秒間リトラクトし、さらに溶接トーチをパターン6に従って微細に揺動させた後、アーク再スタート動作を行う。6回目のアーク再スタート処理で、アークスタートに成功した場合には、アークを出しながらP8点に戻り、教示された溶接を行う。6回目のアーク再スタート処理においてもアークスタートに失敗した場合、ロボットはアークスタート不良のアラームを出力しその位置で停止する。
【0029】
なお、上記各実施例は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではなく溶接物や溶接位置などの状況に応じて適宜変形実施し得るものである。
【0030】
【本発明の効果】
本発明のアークスタート制御方法においては、各溶接部位によってそれぞれ異なるアークスタート不成功の原因に細かく対応することができるため、従来の一律なアーク再スタート方法に比べて、アーク再スタートの成功率を向上させることができる。
また、各アークスタート点毎に最適なアーク再スタート方法を順次採用しながら再スタートを繰り返すことができるため、アークスタート成功の確率が格段に向上する。
さらに、最終的にアーク発生が不成功に終わった場合でも、生産ラインにおける他のシステムと柔軟に協調させることができるため、生産ラインをより効率的に構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実施する、ロボット制御装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明のアークスタート方法の動作の例を示すフローチャートである。
【図3】本発明に用いるアーク再スタートスケジュールプログラムの例を示す図である。
【図4】図3のアーク再スタートスケジュールプログラムを用いたときのロボットの動作説明図である。
【図5】本発明に用いるアーク再スタートスケジュールプログラムの別の例を示す図である。
【図6】図5のアーク再スタートスケジュールプログラムを用いたときのロボットの動作説明図である。
【図7】本発明に用いるアーク再スタートスケジュールプログラムの別の例を示す図である。
【図8】図7のアーク再スタートスケジュールプログラムを用いたときのロボットの動作説明図の(1/2)である。
【図9】図7のアーク再スタートスケジュールプログラムを用いたときのロボットの動作説明図の(2/2)である。
【符号の説明】
1 ティーチペンダント
2 ロボット制御装置
3 メイン制御部
4 メモリ
5 作業プログラム
6 アーク再スタートスケジュールプログラムファイル
7 アーク再スタートカウンタ
8 入出力制御部
9 動作制御部
10 溶接機制御装置
11 溶接機
12 ロボット本体
M 被溶接物
T ロボットに取り付けられた溶接トーチ
W 溶接トーチTから送給される溶接ワイヤ
P1 図3のスケジュールにおける溶接開始点および1回目のアーク再スタート点
P2 図3のスケジュールにおける1回目のアーク再スタートに先立って溶接トーチをステップバックするときの目標点
P3 図3のスケジュールにおける2回目のアーク再スタート点
P4 図3のスケジュールにおける3回目のアーク再スタート点
P5 図5のスケジュールにおける溶接開始点および1回目のアーク再スタート点
P6 図5のスケジュールにおける1回目のアーク再スタートに先立って溶接トーチをステップバックするときの目標点
P7 図5のスケジュールにおける2回目のアーク再スタート点
P8 図7のスケジュールにおける溶接開始点および1回目、2回目のアーク再スタート点
P9 図7のスケジュールにおける1回目のアーク再スタートに先立って溶接トーチをステップバックするときの目標点
P10 図7のスケジュールにおける3回目、4回目のアーク再スタート点
P11 図7のスケジュールにおける5回目、6回目のアーク再スタート点
Claims (1)
- アーク溶接用ロボットによってあらかじめ教示された経路に従って溶接トーチを移動させ指定された区間において溶接を行うに際して、アークスタート点での所定のアークスタート動作を行った結果、アークスタートに失敗した時には再スタート動作を行うようにしたアーク溶接ロボットの制御方法において、各アークスタート点毎にアーク再スタートの試行回数、アーク再スタート試行毎の溶接トーチの正規のアークスタート点からのずらし量、ずらし方向、ワイヤリトラクト量およびリトラクトのタイミング、溶接トーチの揺動の有無および揺動パターン、設定回数のアーク再スタート試行にもかかわらずアークスタートが不成功に終った時の処理等のアーク再スタート条件からなるアーク再スタートスケジュールプログラムを定め、各アークスタート点ごとに個別に定めたアークスタート条件に従って動作させるアーク溶接用ロボットのアークスタート制御方法。
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1996
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