JPH07185721A - 熱間鍛造金型の潤滑剤吹付装置の配管接続構造 - Google Patents

熱間鍛造金型の潤滑剤吹付装置の配管接続構造

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JPH07185721A
JPH07185721A JP33508393A JP33508393A JPH07185721A JP H07185721 A JPH07185721 A JP H07185721A JP 33508393 A JP33508393 A JP 33508393A JP 33508393 A JP33508393 A JP 33508393A JP H07185721 A JPH07185721 A JP H07185721A
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JP
Japan
Prior art keywords
lubricant
hot forging
bolster body
spraying device
forging die
Prior art date
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Pending
Application number
JP33508393A
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English (en)
Inventor
Eiji Tamura
栄治 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複数に分割された熱間鍛造ブロック型間に配設
された潤滑剤吹付装置とボルスター本体との接続境界部
における液漏れを、Oリング等を用いることなく確実に
防止する。 【構成】下ボルスター本体1に熱間鍛造金型が複数に分
割された鍛造ブロック型11〜14が取り付けられてい
る。鍛造ブロック型12及び13間と、鍛造ブロック型
13及び14間とには、潤滑剤吹付装置15、16がそ
れぞれ配設されている。下ボルスター本体1及び下敷板
6の潤滑剤供給用の通路1aと、吹付装置15の基台1
51の潤滑剤供給用の通路15aとの間の接続境界部に
は、リング状の液溜まり部が設けられている。潤滑剤が
この接続境界部を通過する時、潤滑剤の一部は該接続境
界部に設けられた液溜まり部に蓄積され、熱により固化
するので、接続境界部を確実にシールすることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱間鍛造金型の潤滑剤吹
付装置の配管接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、熱間鍛造型の型摩耗や型への
ワークの張り付きを防止するために、熱間鍛造型のイン
プレッション部に潤滑剤を吹き付けることがなされてい
る。このような潤滑剤の吹き付けは、通常トランスファ
ービームに装着されたノズルにより行われる。しかし、
トランスファービームのノズルでは届かない部位などに
局部的に潤滑剤を吹き付けたい場合は、ボルスター本体
に熱間鍛造金型を複数の鍛造ブロック型に分割して取り
付けるとともに、この鍛造ブロック型間に潤滑剤吹付装
置を配設して、局部吹き付けが行われる(実公昭60−
30999号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ように鍛造ブロック型間に吹付装置を配設する場合、配
管の都合上、通常ボルスター本体及び吹付装置の内部に
通路を設け、この通路から吹付装置のノズルに潤滑剤が
供給される。この際、ボルスター本体内部に設けられた
通路と、吹付装置内部に設けられた通路との接続境界部
における液漏れを防止する必要があり、通常はOリング
等が該接続境界部の周囲に配設される。
【0004】しかし、Oリングを用いると、ボルスター
本体に鍛造ブロック型や吹付装置を着脱する際の取扱い
が困難となったり、Oリングの劣化による液洩れ発生の
おそれもある。本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
であり、複数に分割された鍛造ブロック型間に配設され
た潤滑剤吹付装置とボルスター本体との接続境界部にお
ける液漏れを、Oリング等を用いることなく確実に防止
することのできる熱間鍛造金型の潤滑剤吹付装置の配管
接続構造を提供することを解決すべき技術課題とするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の熱間鍛造金型の潤滑剤吹付装置の配管接続構造は、
熱間鍛造金型が複数に分割された鍛造ブロック型が取り
付けられたボルスター本体と、該鍛造ブロック型間に配
設された潤滑剤吹付装置との配管接続構造であって、上
記吹付装置内部の配管と上記ボルスター本体内部の配管
との接続境界部に、リング状の液溜まり部を設けたこと
を特徴とするものである。
【0006】
【作用】本発明の熱間鍛造金型の潤滑剤吹付装置の配管
接続構造において、潤滑剤がボルスター内部の配管から
吹付装置内部の配管に供給される。潤滑剤がボルスター
本体内部の配管と吹付装置内部の配管との接続境界部を
通過する時、潤滑剤の一部は該接続境界部に設けられた
リング状の液溜まり部に蓄積される。熱間鍛造なので、
金型は予熱されており、この熱により液溜まり部に蓄積
された潤滑剤が固化する。この固化した潤滑剤は、上記
接続境界部を確実にシールする。このため、本発明の配
管接続構造によれば、上記接続境界部での液洩れを防止
するためにOリング等を設ける必要がない。
【0007】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。図3の平面図に示すように、下ボルスター本体1に
は、後方基準ブロック2、前方ウエッジブロック3、サ
イド基準ブロック4、サイドウエッジブロック5がボル
トにより固定されている。下ボルスター本体1の凹部1
0には下敷板6が嵌合され、この下敷板6の上に、4個
の鍛造型ブロック11、12、13、14と、2個の潤
滑剤吹付装置15、16が配設されている。吹付装置1
5は鍛造ブロック型12及び13間に配設され、吹付装
置16は鍛造ブロック型13及び14間に配設されてい
る。なお、鍛造ブロック型11はバリ抜き用のブロック
型で、鍛造ブロック型12〜14は成形用のブロック型
であり、成形用のブロック型12〜14の下面には型高
さを整合するためのスペーサ12a〜14aが配設され
ている。成形用のブロック型12〜14は、型摩耗する
と型表面を10〜20mm削られるので、スペーサ12
a〜14aで型高さが調整される。また、上記下敷板6
は、自動プレスする際の型打ち時の反力を受けるための
ものである。
【0008】これらのブロック11〜14及び吹付装置
15、16は、後方基準ブロック2に補助クランプ17
a及び前方ウエッジ17bを介して前方ウエッジブロッ
ク3で押し付けられるとともに、サイド基準ブロック4
にサイドウエッジ18を介してサイドウエッジブロック
で押し付けられている。下ボルスター本体1及び下敷板
6には、潤滑剤及びエア供給用の通路1a及び6aが設
けられている。
【0009】吹付装置15は、基台151と、基台15
1の表面に埋設された2個のノズル取付台152と、各
ノズル取付台152に取り付けられた2個のノズル15
3とから構成されている。ノズル取付台152は、図5
に示すように所定角度θ1 で傾斜している。なお、ノズ
ルからの吹付位置は、成形部品により異なるため、基台
151の中心からノズル153の噴射口153aまでの
距離:l1 、l2 と、ノズル取付台152の傾斜角度:
θ1 とをそれぞれの部品に合わせて調整することにより
決定される。また、ノズル153からの吹付量は、ノズ
ル153の噴射口153aの径:dと、上記距離:
1 、l2 とを変化させることにより微調整可能であ
る。
【0010】基台151及びノズル取り付け台152に
は、一端が下敷板6の通路6aと通じ、途中で2つに分
岐してそれぞれの他端が各ノズル153の噴射口153
aに通じる通路15aが設けられている。そして、下ボ
ルスター本体1の下敷板6に設けられた通路6aと、吹
付装置15の基台151に設けられた通路15aとの接
続境界部には、リング状の液溜まり部19が設けられて
いる。この液溜まり部19は、図4に示すように、吹付
装置15の基台151に設けられた通路15aの端部に
設けられたテーパ面により形成されている。なお、基台
151に設けられた通路15aの径:d1 は、下ボルス
ター本体1の下敷板6に設けられた通路6aの径:d2
よりも大きく設定されている。
【0011】なお、吹付装置16も上記吹付装置15と
同様の構成なので、その説明は省略する。下ボルスター
本体1の通路1aへの潤滑剤、エアーの供給は、下ボル
スター本体1が固定されるプレス型(図示せず)に設け
られた制御弁により、吹付時間、吹付量、吹付するタイ
ミング等を制御して行われる。また、各吹付装置15、
16への潤滑剤、エアーの供給はそれぞれ独立に制御さ
れる。
【0012】上ボルスター本体1’等よりなる上型Uも
上記構成を有する下型Dと同様の構成なので、その説明
は省略する。上型U及び下型D間には、水平方向に移動
可能な一対のトランスファービーム20、20が配設さ
れている。このトランスファービーム20は、上型U用
の潤滑剤噴射ノズル21、下型D用の潤滑剤噴射ノズル
22、及びエアーブロー用パイプ23を備えている。通
常は、このトランスファービーム20により潤滑剤の噴
射及びエアーブローを行うが、型長さが400mm程度
を越えると、トランスファービーム20のみでは潤滑剤
及びエアーが届かない部位ができるため、このような部
位に上記吹付装置15及び16を用いて潤滑剤及びエア
ーが吹き付けられる。
【0013】すなわち、制御弁の制御により、下ボルス
ター本体1の通路1aに潤滑剤が供給されると、下敷板
6の通路6a、吹付装置15の基台151及びノズル取
り付け台152の通路15a内を通過してノズル153
に潤滑剤が到達し、噴射口153aから潤滑剤が流体の
まま吹き付けられる。この潤滑剤が下ボルスター本体1
の下敷板6の通路6aと、吹付装置15の基台151の
通路15aとの接続境界部を通過する時、潤滑剤の一部
は該接続境界部に設けられた液溜まり部19に蓄積され
る。熱間鍛造なので、金型は予熱されており、この熱に
より液溜まり部19に蓄積された潤滑剤が固化し、上記
接続境界部を確実にシールする。このため、上記接続境
界部での液洩れを確実に防止することができる。また、
液洩れを防止するためにOリング等を設ける必要がな
く、ブロック型11〜14や吹付装置15、16等を下
ボルスター本体1に着脱する際の取扱が容易となる。
【0014】そして、型内に残った潤滑剤は、制御弁の
制御により、下ボルスター本体1の通路1aにエアーを
供給し、同様に噴射口153aからエアーを噴射させ
て、型冷却を兼ねて型内に残った潤滑剤を吹き飛ばすこ
とができる。また、このエアー吹付時に、通路1a、6
a、15a内に残留する潤滑剤を同時に吹き飛ばすこと
ができるので、通路1a、6a、15a内で潤滑剤が固
化することによる詰まりを防止することが可能である。
【0015】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の熱間鍛造金
型の潤滑剤吹付装置の配管接続構造は、ボルスター本体
内部の配管と吹付装置内部の配管との接続境界部におけ
る液洩れを確実に防止することができる。また、上記接
続境界部での液洩れを防止するためにOリング等を設け
る必要がないので、ブロック型や吹付装置をボルスター
本体に着脱する際の取扱いが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る熱間鍛造型の横断面図で
あり、図3のB−B線断面図である。
【図2】本発明の実施例に係る熱間鍛造型の縦断面図で
あり、図3のC−C線断面図である。
【図3】本発明の実施例に係る熱間鍛造型の平面図であ
る。
【図4】本発明の実施例に係る熱間鍛造型の要部を示
し、図1のA矢視部の拡大断面図である。
【図5】本発明の実施例に係る熱間鍛造型のノズル部の
拡大断面図である。
【符号の説明】
1は下ボルスター本体、11〜14は鍛造ブロック型、
15、16は吹付装置、1a,6a,15aは通路、1
9は液溜まり部である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱間鍛造金型が複数に分割された鍛造ブ
    ロック型が取り付けられたボルスター本体と、該鍛造ブ
    ロック型間に配設された潤滑剤吹付装置との配管接続構
    造であって、 上記吹付装置内部の配管と上記ボルスター本体内部の配
    管との接続境界部に、リング状の液溜まり部を設けたこ
    とを特徴とする熱間鍛造金型の潤滑剤吹付装置の配管接
    続構造。
JP33508393A 1993-12-28 1993-12-28 熱間鍛造金型の潤滑剤吹付装置の配管接続構造 Pending JPH07185721A (ja)

Priority Applications (1)

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JP33508393A JPH07185721A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 熱間鍛造金型の潤滑剤吹付装置の配管接続構造

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JP33508393A JPH07185721A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 熱間鍛造金型の潤滑剤吹付装置の配管接続構造

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019093482A (ja) * 2017-11-24 2019-06-20 株式会社大協精工 プレス機
CN110026508A (zh) * 2018-01-12 2019-07-19 宁波会德丰铜业有限公司 锻压生产系统及其维护运载设备和锻造生产方法

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019093482A (ja) * 2017-11-24 2019-06-20 株式会社大協精工 プレス機
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