JPH0618684Y2 - ダイカストマシンの射出スリーブ潤滑装置 - Google Patents

ダイカストマシンの射出スリーブ潤滑装置

Info

Publication number
JPH0618684Y2
JPH0618684Y2 JP11791189U JP11791189U JPH0618684Y2 JP H0618684 Y2 JPH0618684 Y2 JP H0618684Y2 JP 11791189 U JP11791189 U JP 11791189U JP 11791189 U JP11791189 U JP 11791189U JP H0618684 Y2 JPH0618684 Y2 JP H0618684Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
injection sleeve
sleeve
injection
lubricant
plunger tip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP11791189U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0357461U (ja
Inventor
貞好 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Machine Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Machine Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Machine Co Ltd filed Critical Toshiba Machine Co Ltd
Priority to JP11791189U priority Critical patent/JPH0618684Y2/ja
Publication of JPH0357461U publication Critical patent/JPH0357461U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0618684Y2 publication Critical patent/JPH0618684Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、ダイカストマシンの射出スリーブ潤滑装置
に関する。
[従来の技術] 従来の射出スリーブ潤滑装置の代表例を第5図に基づい
て説明すると、11は固定金型、12は固定ダイプレー
ト、13は射出スリーブ、14はプランジャチップでダ
イカストマシンの射出スリーブの部分を図示している。
16は給湯管で、電磁ポンプなどの定量圧送給湯装置に
連通し、定湯面に保持した溶湯17を射出スリーブ13
内に給湯する。
31はスリーブ潤滑剤噴射装置で不図示のエアーシリン
ダなどのアクチュエータにより金型キャビティ18側か
ら射出スリーブ13内に進退可能に具備されており、ノ
ズルヘッド32を射出スリーブ13内に挿入し進退させ
てスリーブ潤滑剤を噴射するようになっている。33は
スリーブ潤滑剤のスプレイノズル、34はエアーブロー
ノズルである。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上述のようなスリーブ潤滑剤噴射装置3
1は不図示のエアーシリンダなどのアクチュエータによ
り金型キャビティ18側から射出スリーブ13内に進退
可能な構造となっており固定金型11と不図示の移動金
型との間に比較的大きなスペースを必要とし、大型のダ
イカストマシンに限定されている。
また、スリーブ潤滑剤を噴射する時に余剰のスリーブ潤
滑剤がプランジャチップ14先端の手前に溜まると給湯
管16内に流入し、水溶性のスリーブ潤滑剤の場合は高
温の溶湯17に接触して水蒸気爆発を起こし、たとえ余
剰の潤滑剤が水蒸気爆発を起こすほどの量でなくまた瞬
間的でない場合でも溶湯に気泡が生成し製品に混入して
品質を低下させるなどの問題があった。
この考案は、スリーブ潤滑剤噴射装置に対して進退可能
にするなどの特別の装置を不要として、スペース上の制
限を少なくして簡素化するとともに、射出スリーブ内面
にスリーブ潤滑剤を均一に塗布し、かつ、余剰のスリー
ブ潤滑剤を射出スリーブ外に排出するようにしたダイカ
ストマシンの射出スリーブ潤滑装置を提供することを目
的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために本考案は、溶湯が注入され
る射出スリーブと、この射出スリーブの溶湯を金型キャ
ビティ内に射出するプランジャチップと、前記射出スリ
ーブの内面に潤滑剤を噴射するスリーブ潤滑剤噴射装置
とを備えたダイカストマシンの射出スリーブ潤滑装置に
おいて、前記プランジャチップの外周にプランジャロッ
ド側の端部から前記プランジャチップ円筒方向の途中ま
で1個ないし複数個の切欠き部がランド部を残して削成
され、前記射出スリーブの金型キャビティ側に前記プラ
ンジャチップを突き出して同プランジャチップのプラン
ジャロッド側を前記射出スリーブ内に残し前記切欠き部
と射出スリーブ内径との間に形成される空隙により前記
射出スリーブ内を前記金型キャビティ側に連通した状態
にして、前記射出スリーブの射出シリンダ側開口部に備
えた前記スリーブ潤滑剤噴射装置により前記射出スリー
ブ内面に潤滑剤を噴射するようにしたことを特徴とした
ダイカストマシンの射出スリーブ潤滑装置とする。
[作用] 本考案によれば、射出スリーブ内面に潤滑剤を噴射する
に際し、プランジャチップを射出スリーブから金型キャ
ビティ側に突き出し同プランジャチップのプランジャロ
ッド側を射出スリーブ内に残しプランジャチップの外周
にプランジャロッド側端部から前記プランジャチップ円
筒方向の途中まで削成された1個ないし複数個の切欠き
部と射出スリーブ内径との間に形成される空隙によって
射出スリーブ内が前記金型キャビティ側に連通された状
態になることにより、射出スリーブの射出シリンダ側開
口部に備えたスリーブ潤滑剤噴射装置から噴射されるス
リーブ潤滑剤は射出スリーブの内径とプランジャロッド
の外周との間の環状隙間を高速で流れて射出スリーブ内
面に均一に塗布され、余剰のスリーブ潤滑剤は前記空隙
を通過して射出スリーブの外部に流出し、射出スリーブ
内に残存することなく排出される。
[実施例] 以下、本考案を実施例の図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図において、11は金型装置の固定金型、12は固
定金型11を取着する固定ダイプレートであり、移動金
型および移動ダイプレートは図示を省略している。13
は射出スリーブ、14はプランジャチップ、15はプラ
ンジャロッドで不図示の射出シリンダによって進退可能
となった射出プランジャ装置を構成している。
16は給湯管で電磁ポンプなど定量圧送給湯装置に連通
し、溶湯17を定湯面に保持している。プランジャチッ
プ14はプランジャロッド15側端部からプランジャチ
ップ円筒方向の途中までランド部19を残して切欠き部
20を削成して、射出スリーブ13内径との間に空隙2
1を形成させている。第2図は第1図のA−A断面図
で、切欠き部20を多角形の切欠き部とした場合を示し
ている。切欠き部20は図示の多角形の切欠き部に限定
するものではなく、第3図および第4図に他の実施例と
して示すような円弧状あるいは凹状の複数個の溝であっ
てもよい。
22は潤滑剤噴射装置で、射出スリーブ13の射出シリ
ンダ(不図示)側開口部に具備されており、23はエア
ーブローノズル、24は潤滑剤スプレイノズルで、夫々
1個あるいは複数個からなっている。
以上のような構成において、本考案の射出スリーブ潤滑
装置は、プランジャチップ14を射出スリーブ13から
金型キャビティ18側に突き出し、プランジャチップ1
4のプランジャロッド15側を射出スリーブ13内に残
して、切欠き部20と射出スリーブ内径との間に空隙2
1を形成させて射出スリーブ13内を前記金型キャビテ
ィ18側に連通した状態にして、射出スリーブ13の射
出シリンダ側開口部に備えた潤滑剤噴射装置22のエア
ーブローノズル23および潤滑剤スプレイノズル24か
ら金型キャビティ18側に向かってスリーブ潤滑剤を噴
射するようにしたもので、エアーブローの空気流は射出
スリーブ13の内径とプランジャロッド15の外周との
間の環状隙間25を高速で流れ、プランジャチップ14
の切欠き部20と射出スリーブ内径との間に形成された
空隙21を通過して射出スリーブ13の外部に流出する
ので射出スリーブ13内の洗浄効果が良く、スリーブ潤
滑剤は射出スリーブ13の内面に均一に塗布され、余剰
のスリーブ潤滑剤は射出スリーブ13内に残存すること
なく外部に排出される。
本考案は、第1図の電磁ポンプなど圧送給湯方式の射出
スリーブに限定するものではなく、射出スリーブの上方
に注湯口を有するラドル給湯方式の場合においても適用
され、また、縦形射出のダイカストマシンにも適用され
る。
[考案の効果] 以上述べたように、本考案によればプランジャチップの
外周に削成した切欠き部が射出スリーブ内径との間に形
成する空隙により射出スリーブ内を金型キャビティ側の
射出スリーブ外部に向かって連通し、スリーブ潤滑剤お
よびエアーブローの空気流が射出スリーブの内径とプラ
ンジャロッドの外周との間の環状隙間を高速で流れて、
エアーブローの洗浄効果を良くし、スリーブ潤滑剤を射
出スリーブ内面に均一に塗布し、余剰のスリーブ潤滑剤
は、外部に排出して給湯管内の高温溶湯に接触して水蒸
気爆発を起こす危険を防止できるし、たとえ余剰潤滑剤
が水蒸気爆発を起こすほどの量でなくまた瞬間的でない
場合でも溶湯に気泡が生成し製品に混入して品質低下す
ることを防止できるなどの効果を奏するとともに、潤滑
剤噴射装置を射出スリーブの射出シリンダ側開口部に備
えることが可能となり、金型キャビティ側に潤滑剤噴射
装置を備える場合に比べてスペースの制限が少なくな
り、また、射出スリーブに進退させるための特別な装置
が不要となるなどの利点も合せて有することになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のスリーブ潤滑装置を説明するための実
施例を示す概略断面図、第2図は第1図のA−A断面
図、第3図および第4図は第2図の他の実施例の場合を
示す断面図、第5図は従来のスリーブ潤滑装置を説明す
るための代表例を示す概略断面図である。 11……固定金型、12……固定ダイプレート、 13……射出スリーブ、14……プランジャチップ、 15……プランジャロッド、16……給湯管、 17……溶湯、18……金型キャビティ、 19……ランド部、20……切欠き部、21……空隙、 22……潤滑剤噴射装置、 23……エアーブローノズル、 24……潤滑剤スプレイノズル、25……環状隙間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶湯が注入される射出スリーブと、この射
    出スリーブの溶湯を金型キャビティ内に射出するプラン
    ジャチップと、前記射出スリーブの内面に潤滑剤を噴射
    するスリーブ潤滑剤噴射装置とを備えたダイカストマシ
    ンの射出スリーブ潤滑装置において、 前記プランジャチップの外周にプランジャロッド側の端
    部から前記プランジャチップ円筒方向の途中まで1個な
    いし複数個の切欠き部がランド部を残して削成され、前
    記射出スリーブの金型キャビティ側に前記プランジャチ
    ップを突き出して同プランジャチップのプランジャロッ
    ド側を前記射出スリーブ内に残し前記切欠き部と射出ス
    リーブ内径との間に形成される空隙により前記射出スリ
    ーブ内を前記金型キャビティ側に連通した状態にして、
    前記射出スリーブの射出シリンダ側開口部に備えた前記
    スリーブ潤滑剤噴射装置により前記射出スリーブ内面に
    潤滑剤を噴射するようにしたことを特徴とするダイカス
    トマシンの射出スリーブ潤滑装置。
JP11791189U 1989-10-06 1989-10-06 ダイカストマシンの射出スリーブ潤滑装置 Expired - Lifetime JPH0618684Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11791189U JPH0618684Y2 (ja) 1989-10-06 1989-10-06 ダイカストマシンの射出スリーブ潤滑装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11791189U JPH0618684Y2 (ja) 1989-10-06 1989-10-06 ダイカストマシンの射出スリーブ潤滑装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0357461U JPH0357461U (ja) 1991-06-03
JPH0618684Y2 true JPH0618684Y2 (ja) 1994-05-18

Family

ID=31666112

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11791189U Expired - Lifetime JPH0618684Y2 (ja) 1989-10-06 1989-10-06 ダイカストマシンの射出スリーブ潤滑装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0618684Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0357461U (ja) 1991-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3767012A (en) Automatic oiling arrangement of a die-casting machine
KR920004044B1 (ko) 다이캐스팅기용 노즐
JP4230117B2 (ja) 冷室射出ユニット用の自己潤滑・自己クリーニング式射出ピストン
KR900005193B1 (ko) 다이캐스트기기의 스프레이 장치
JPH0618684Y2 (ja) ダイカストマシンの射出スリーブ潤滑装置
JP7398313B2 (ja) 鋳造装置
US3613772A (en) Injection piston for diecasting
JPH0687060A (ja) ダイカスト鋳造機の射出プランジャ装置
US5228496A (en) Cast starting method in horizontal continuous casting
JPH09103864A (ja) ダイカスト機
JPS5820669B2 (ja) リケイザイノ スプレ−ホウホウ オヨビ ソウチ
JPH0195858A (ja) プランジャーチップ構造
KR100321648B1 (ko) 다이캐스팅용 슬리이브의 자동 윤활 장치
JP2540197Y2 (ja) 横形コールドチャンバパーティングラインマシン
CN220445019U (zh) 一种压铸机冲头用润滑装置的执行机构
JPH0338942B2 (ja)
JP7441382B2 (ja) 筒状体の内面潤滑装置
JP2639566B2 (ja) プランジャ潤滑方法
JPH0224523Y2 (ja)
JPS5853161Y2 (ja) 加圧鋳造機の注湯装置
JPH0224516Y2 (ja)
JPH04361861A (ja) プランジャの潤滑装置
KR19980027842U (ko) 냉각수분배기가 결합된 사출금형
JP2581337Y2 (ja) ダイカストマシンの射出装置
KR20230165510A (ko) 빌렛 제조용 몰드 장치